JPH07103098A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH07103098A
JPH07103098A JP5248043A JP24804393A JPH07103098A JP H07103098 A JPH07103098 A JP H07103098A JP 5248043 A JP5248043 A JP 5248043A JP 24804393 A JP24804393 A JP 24804393A JP H07103098 A JPH07103098 A JP H07103098A
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fuel injection
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Takao Yamaguchi
孝雄 山口
Toshiro Makimura
敏朗 牧村
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受電用コネクタの平面の角部による作動騒音
を低減する。 【構成】 コイル5のターミナル6をインサートして樹
脂成形される受電用コネクタ7の外形が曲面7a,7
b,7cによって連続され、その外形から角部および凹
部を形成する平面が排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両用のエン
ジンにおける電子式燃料噴射装置に使用される電磁式燃
料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁式燃料噴射弁の従来例についてその
断面図が示された図5を参照して述べる。図5に示され
るように、ボデー1は、金属製、例えば磁性をもつ電磁
SUS製であり、そのボデー1の軸心部には磁性体より
なりかつ中央部外周にフランジ2aを有する中空状のコ
ア2がボデー1後方(図5の右方)から組付けられてい
る。このコア2の前半部外周には、合成樹脂などの電気
絶縁素材よりなりかつコイル5を多層状に巻装してなる
ボビン4が配設されている。
【0003】前記コア2の外周には、前記コイル5に電
気接続させたターミナル6をインサートした受電用コネ
クタ7が樹脂成形されている。コネクタ7は、詳しくは
前記ボデー1とコア2との結合部を覆うように例えばポ
リアミド樹脂によって樹脂成形されている。なおコネク
タ7には図示されない電子制御装置の給電用コネクタが
接続され、また前記コイル5は前記電子制御装置からの
入力を受けて通電およびその解除がなされる。
【0004】前記ボデー1の前部(図5の左部)内に
は、燃料噴射口9を有するバルブシート8がアダプタ1
0と共に組み込まれている。このバルブシート8の軸心
部には、バルブ12が軸方向に関してスライド可能に組
み込まれている。なお前記ボデー1には、バルブ12の
後退位置を規制するストッパプレート11が前記バルブ
シート8に先立って挿入されている。バルブ12の後方
端部には、磁性体よりなるアーマチュア13が固定され
ている。このアーマチュア13は、前記コイル5の通電
時においてコア2から吸引力を受ける。
【0005】前記コア2内にはパイプ14が圧入固定さ
れている。このパイプ14と前記バルブ12との間には
バルブスプリング15が組み込まれている。バルブ12
は、バルブスプリング15の弾性により常時は前記バル
ブシート8の燃料噴射口9を閉じた状態に保持される。
なお、前記コア2の後端(図5の右端)からバルブシー
ト8の燃料噴射口9までの間には燃料通路16が構成さ
れており、その燃料通路16の入口に相当するコア2の
後方端部内にはストレーナ17が組み込まれている。ま
たコア2の後端部には、前記コネクタ7と図示されない
デリバリパイプとの間において緩衝作用を果たすグロメ
ット18が嵌着されている。
【0006】このように構成された電磁式燃料噴射弁の
作動を簡単に説明すると、図示しない燃料タンクから所
定の圧力を付与された状態で供給される燃料は、ストレ
ーナ17によってろ過された後、燃料通路16を通って
バルブシート8の内部まで至っている。しかしながら、
バルブ12はバルブスプリング15の弾性によってバル
ブシート8の燃料噴射口9を閉じた状態に保持されてい
るため、この噴射口9からの燃料噴射は生じない。ここ
で、電子制御装置からの電気信号の入力によってコイル
5が通電状態になると、すでに述べたようにコア2の吸
引力によって、アーマチュア13がバルブ12と共に後
退する。この結果、バルブ12がバルブシート8の燃料
噴射口9を開き、ここから燃料が噴射される。そして、
コイル5に対する電気信号がオフになり、アーマチュア
13に作用していたコア2の吸引力が解除されると、バ
ルブスプリング15の弾性によってバルブ12が再び燃
料噴射口9を閉じた状態に保持され、この噴射口9から
の燃料噴射は停止する。
【0007】また前記電磁式燃料噴射弁の組付けの概要
を述べると、ボデー1の前部にはバルブ12、バルブシ
ート8およびアダプタ10等の組付部品が組付けられ、
またボデー1の後部にはコイル5を巻装したボビン4が
その内部に挿入したコア2とともに組付けられ、さらに
樹脂成形によってコイル5のターミナル6をインサート
する受電用コネクタ7が形成される。前記受電用コネク
タ7が図6に説明図で示されている。なお図中、(a)
は断面図、(b)は斜視図である。図6において、コネ
クタ7のターミナル6を取り囲む筒状部分の正面には平
面70が形成されており、その下端部には段付状凹部7
0bが形成され、またその凹部70bを除いた平面回り
には角部70aが形成されている。前記平面70は、樹
脂金型の作り易さから平面にしていると考えられる。な
お平面が形成されたコネクタを備える電磁式燃料噴射弁
は、例えば特開昭63−36060公報に開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁式燃料噴射
弁によると、コネクタ7の平面70の下端部における凹
部70bの形成によってその凹部周辺部分がピン角形状
をなしており剛性が弱く、またその角部70aの上縁部
分もピン角形状をなしている為に剛性が弱いことから、
平面70の角部70aに振動が発生しやすく、このため
作動騒音の大きくなることが予測される。また平面70
の部分を振動波が伝播する時に、この部分(平面70)
から振動による作動騒音が発生することも予測される。
この作動騒音には、耳障りな高周波音が含まれるので、
その改善が要望される。
【0009】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は受電用コネク
タの平面の角部による作動騒音を低減することのできる
電磁式燃料噴射弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、コイルのターミナルをインサートして樹脂成形さ
れる受電用コネクタを備える電磁式燃料噴射弁におい
て、前記コネクタの外形が曲面によって連続され、その
外形から角部および凹部を形成する平面が排除されてい
る。
【0011】
【作用】前記手段によれば、従来の受電用コネクタの振
動の原因になっている平面がコネクタの外形上から排除
される。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について燃料噴射弁の断面図
が示された図1及びその要部が示された図2を参照して
説明する。なお図2は受電用コネクタを示すもので、
(a)は断面図、(b)は斜視図である。また本例は、
従来例の一部を変更したものであるからその変更部分に
ついて詳述し、従来例と同一部分には図面に同一符号を
付して重複する説明は省略する。また次以降の実施例に
ついても同様の考えで重複する説明は省略する。図1及
び図2に示されるように、受電用コネクタ7において、
その外形が曲面によって連続されている。すなわち本例
のコネクタ7では、従来例(図6参照)においてターミ
ナル6を取り囲む筒状部分の正面の角部70a及び凹部
70bを形成する平面70がコネクタ7の外形上から排
除されたもので、前記角部70aが面取りされた凸型曲
面7aと、また前記凹部70bに丸みが付けられた凹型
曲面7bと、それら曲面77a,7bを連続させる曲面
7cとを備えている。なお図3に断面図で示されるよう
に、前記燃料噴射弁の受電用コネクタ7には給電用コネ
クタ19が接続されるので、コネクタ7の外形が曲面7
a〜7cによって連続されても、給電用コネクタ19の
接続には何ら支障が生じない。
【0013】前記電磁式燃料噴射弁によれば、従来の受
電用コネクタの振動の原因になっている平面がコネクタ
7の外形上に存在しないので、その平面の角部において
従来発生していた作動騒音が低減されることになる。ま
た、図4には燃料噴射弁の周波数と音圧レベルとの関係
を示す特性線図が示されている。図示横軸が周波数を示
し、縦軸が音圧レベルを示し、また図示実線で示される
ものが本実施例品の周波数特性であり、また図示点線で
示されるものが従来例品(図5参照)の周波数特性であ
る。なお測定条件は、燃料噴射弁の駆動電圧が14V、
バルブ12の開閉周波数が12.5 Hz 、測定距離はコ
ネクタの平面部分あるいはその部分に相当する曲面部分
から約3 mm である。図4から明らかなように、本実施
例品によれば、従来品に比べて耳障りな高周波音域を含
むほぼ4 kHz以上の音域において騒音の大幅な低減が見
られた。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、従来のものに比べ受電
用コネクタの外形上に平面が存在しないので、その平面
の角部の振動によって従来発生していた作動騒音が低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電磁式燃料噴射弁を示す断面図であ
る。
【図2】図1のコネクタ部分を示す説明図である。
【図3】給電用コネクタの接続状態を示す断面図であ
る。
【図4】電磁式燃料噴射弁の周波数と音圧レベルとの関
係を示す特性線図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】図5のコネクタ部分を示す説明図である。
【符号の説明】
5 コイル 6 ターミナル 7 受電用コネクタ 7a,7b,7c 曲面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルのターミナルをインサートして樹
    脂成形される受電用コネクタを備える電磁式燃料噴射弁
    において、前記コネクタの外形が曲面によって連続さ
    れ、その外形から角部および凹部を形成する平面が排除
    されている電磁式燃料噴射弁。
JP05248043A 1993-10-04 1993-10-04 電磁式燃料噴射弁 Expired - Fee Related JP3135757B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108210A1 (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Kao Corporation 染毛剤組成物
WO2007108209A1 (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Kao Corporation 染毛剤組成物
JP2020153266A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁

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WO2007108210A1 (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Kao Corporation 染毛剤組成物
WO2007108209A1 (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Kao Corporation 染毛剤組成物
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JP3135757B2 (ja) 2001-02-19

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