JPH07102879B2 - 地下タンクの漏油検知装置 - Google Patents

地下タンクの漏油検知装置

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JPH07102879B2
JPH07102879B2 JP62231506A JP23150687A JPH07102879B2 JP H07102879 B2 JPH07102879 B2 JP H07102879B2 JP 62231506 A JP62231506 A JP 62231506A JP 23150687 A JP23150687 A JP 23150687A JP H07102879 B2 JPH07102879 B2 JP H07102879B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車等にガソリン等を給油するガソ
リン給油所に設置する地下の貯油タンクの漏油を検知す
る装置に関する。
〔従来の技術〕
例えばガソリン給油所では、地下に貯油タンクを埋設
し、該地下タンクから地上に設置した給油装置に油を汲
上げて自動車等に給油するようにしている。
ところでこの貯油タンクにひび割れなどが生じると、引
火性の高い可燃物である油がタンク内から周囲の地中に
もれ出すこととなって危険である。
そこで、かかる漏油発生を検知する手段として、従来、
地下タンク周りの例えば4隅にガス検知管を設けてい
る。このガス検知管は周囲に孔を多数穿設し、地中にし
み出た漏油を内部に取り入れるもので上面は地上に開口
する構成となっており、漏油発生の有無を調べるには、
定期的に(例えば1週間毎)このガス検知管の地上への
開口部を開け、ここから検知管内に別途用意した例えば
油により色が変わるセンサを挿入したり、あるいはガス
検知管内の漏油から発生するガスを可燃ガス濃度計で測
定したり、臭いを人間が直接嗅いでいた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる検知手段では、その都度ガスセンサを別途用意す
る必要がありしかも人手により検知するので手間がかか
る。また、常時検知するわけではなく例えば1週間に1
度の割合でこれを行うだけであるので、漏油発生の発見
が遅れるおそれがあり、例えば検知作業終了直後に漏油
が発生したような場合は、その発見が次回の検知日であ
る1週間後となってこの間に相当量の油が漏れることと
なり危険である。
そこで、例えば実開昭49-69376号公報に記載されている
ように、地下タンクに併設したガス検知管を警報器に接
続して、漏油発生を報知するものもあるが、ガス検知管
を複数個所に埋設した場合、警報器が一つであると、ど
のガス検知管で漏油発生を検知したのか不明で、漏油発
生場所を即座に特定できない。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、漏油を発
生とともに直ちに検知するとともに報知でき、しかも人
手をわずらわすことなく自動的にこれを行え、さらに、
検知個所を複数設けた場合に漏油発生個所を特定でき、
迅速にこれに対処できる地下タンクの漏油検知装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、複数の地下タンクの
周囲に複数のガス検知管を埋設し、該ガス検知管毎にガ
スセンサ及び該ガスセンサの検知信号を出力する発信手
段を設け、これら複数のガスセンサを各ガスセンサに対
応し漏油発生を知らせる報知器と表示器を備えた検知表
示装置に接続し、前記検知表示装置は、各発信手段を介
して発信されるガスセンサの検知信号を順番に切り換え
て受信する切換手段と、受信された検知信号と正常時の
値と比較し異常と判断したときに前記報知器と表示器と
に作動信号を出力する比較手段とを有することを要旨と
するものである。
〔作用〕
本発明によれば、複数の地下タンクに併設した複数のガ
ス検知管にガスセンサを設け、該ガスセンサを検知表示
装置に接続することで、地下タンクからの漏油がガス検
知管に入り、この漏油から発生するガスがガスセンサで
検知される。ここからは検知表示装置に常時出力され
て、ここで各ガスセンサ毎に順番に正常時の値と比較し
ているので漏油が発生すれば、その出力値の変化により
漏油発生と同時にその事実が自動的に表示される。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の地下タンクの漏油検知装置の実施例を
示す縦断正面図、第2図は本発明の地下タンクの漏油検
知装置を設けた給油所の平面図で、本発明の地下タンク
の漏油検知装置を給油所に設けた場合を例にとって説明
する。
まず給油所の全体構成から説明すると、図中1は給油所
の敷地を示し、該敷地1内に地上固定式の給油装置とし
て敷地1のほぼ中央に位置させて地上に設置したアイラ
ンド2上に給油機3が立設してあり、また敷地1を囲む
防火塀12近くに油種毎に複数個(図示の例では2個)の
地下タンク4,4′を埋設してある。図中5は事務所など
の建物を示す。
本発明はかかる給油所において、前記地下タンク4,4′
の周囲の4隅に該地下タンク4,4′に沿うようにガス検
知管6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hを垂直に埋設した。この
ガス検知管6a〜6hは第1図に示すように本体を内管7aと
外管7bとからなる二重管構造とし、各々の管7a,7bには
互いに対向しないよう位置を異ならせて多数の孔8a,8b
が穿設してあり、上部に取付けた筒体9内に抵抗式、静
電容量式などのタイプのガスセンサ10aを収納した。図
中11は筒体9の上部を覆う蓋を示す。なお、この内管7a
と外管7bとは従来のガス検知管と同様の構成である。
他のガス検知管6b〜6hにも同様にしてガスセンサ10b〜1
0hを設け、これらガスセンサ10a〜10hを事務所5内に設
置した検知表示装置13に信号線14により、あるいは無線
接続する。
検知表示装置13としては、光や音で漏油発生を知らせる
報知器18と、表示器15として各ガスセンサ10a〜10hに対
応するセンサ番号16を付したランプ17を設けた。
そして、第3図のブロック図に示すように地下タンク4,
4′に設けたガス検知管6a〜6h側では、各ガスセンサ10a
〜10hからの検知信号をそれぞれ発信手段19a,19b…19h
に導入する。この発信手段19a,19b…19hはアナグロ信号
である前記検知信号をデジタル信号に変換するA−Dコ
ンバータを有するもので、デジタルに変換することで遠
隔地点(例えば20〜30m離れている事務所5)へ伝送し
ても減衰しないようにしてある。
事務所5内に設ける検知表示装置13側では、前記発信手
段19a,19b…19hからのデジタルの検知信号を各センサ10
a〜10h毎に順次選択する切換手段20を介して受信手段21
に導入し、さらに比較手段22に導入する。比較手段22に
は、各センサ10a〜10h毎の基準となる検知量が予め設定
されている記憶手段23からの出力信号と制御手段24から
の出力信号が導入される。
そして比較手段22からの出力信号を報知器18と表示器15
とに導入するとともに、制御手段24を介して切換手段20
に導入した。
次に使用法及び動作について説明すると、地下タンク例
えば地下タンク4にひび割れが生じるなどしてここから
タンク4内の油が周囲の地中に滲み出ると、漏れ出した
油は、タンク4の外側の4隅に設けてあるガス検知管、
例えば6a内に浸入する。この際、漏油はまず外管7bに形
成してある孔8bを通って外管7b内に入り、ついで孔8aを
通って内管7a内に入るが、孔8a,8bは互いに対向しない
位置に形成してあるので油といっしょに地中の砂や塵な
どが内管7a内にまで入り込むことはない。
そして、内管7a内に入りここに溜まった漏油から発生す
るガスがガスセンサ10aで検知される。
ここで検知されたアナログの検知信号が発信手段19aに
入りデジタルの検知信号に変換されて、ここから信号線
14によりあるいは無線で事務所5内に設けた検知表示装
置13の切換手段20に入力される。
切換手段20では制御手段24からの制御信号をうけて全て
のガスセンサ10a〜10hからの検知信号を常時順番に切換
えて受信手段21に送るようにしており、いま、制御手段
24からの信号により切換手段20が発信手段19aに接続さ
れるとガスセンサ10aからの検知信号が切換手段20を介
して受信手段21に入力され、さらに比較手段22に導入さ
れる。比較手段22では、制御手段24の働きで記憶手段23
に設定されているガスセンサ10aの正常時の値が入力さ
れ、ここで前記ガスセンサ10aからの検知信号による検
知量の値と記憶手段23からの値とが比較される。
比較の結果、ガスセンサ10aからの値の方が大きく記憶
手段23に設定されている値の範囲外であると漏油発生と
判断して報知器18に出力され光や音で漏油発生を報知す
ると同時に、表示器15にも出力されて漏油を検出したセ
ンサ10aのセンサ番号16の「1」に相当する個所のラン
プ17が点灯して、漏油発見場所を表示する。
このようにしてガスセンサ10aからの検知信号の判断処
理が終了すると、制御手段24から切換手段20に出力さ
れ、次に、次のガスセンサ10bからの検知信号を入力
し、これについて漏油有無の判断を行う。
以上のようにして、各ガスセンサ10a〜10hからの検知信
号を発信手段19a〜19h、切換手段20を介して順番に受信
手段21に入力して各設定値と比較し、漏油の有無を調べ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の地下タンクの漏油検知装置は
漏油が発生した場合、これを直ちに検知できるので例え
ば給油所の安全性の向上を図るこきができ、しかも検知
は人手をわずらわせることなく自動的にこれを行うこと
ができるので、省力化に役立つものである。
しかも、複数の地下タンクに対して複数のガス検知管を
設け、検知個所も特定できるから、漏油発生時に迅速に
対処できる。
また、ガス検知管を構成する内管と外管とは従来設置し
てあるものをそのまま使用できるので、これにわずかな
改良を加えるだけですみ、簡単に設置でき安価なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の地下タンクの漏油検知装置の実施例を
示す縦断正面図、第2図は本発明の地下タンクの漏油検
知装置を設けた給油所の平面図、第3図は実施例のブロ
ック図である。 1……敷地、2……アイランド 3……給油機、4,4′……地下タンク 5……事務所 6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h……ガス検知管 7a……内管、7b……外管 8a,8b……孔、9……筒体 10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h……ガスセンサ 11……蓋、12……防火塀 13……検知表示装置、14……信号線 15……表示器、16……センサ番号 17……ランプ、18……報知器 19a〜19h……発信手段、20……切換手段 21……受信手段、22……比較手段 23……記憶手段、24……制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の地下タンクの周囲に複数のガス検知
    管を埋設し、該ガス検知管毎にガスセンサ及び該ガスセ
    ンサの検知信号を出力する発信手段を設け、これら複数
    のガスセンサを各ガスセンサに対応し漏油発生を知らせ
    る報知器と表示器を備えた検知表示装置に接続し、前記
    検知表示装置は、各発信手段を介して発信されるガスセ
    ンサの検知信号を順番に切り換えて受信する切換手段
    と、受信された検知信号と正常時の値と比較し異常と判
    断したときに前記報知器と表示器とに作動信号を出力す
    る比較手段とを有することを特徴とする地下タンクの漏
    油検知装置。
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