JPH0710274U - 二段式駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二段式駐車装置が強風をうけた場合に、装置
が移動したり、倒れたりしないようにすること。 【構成】 二段式駐車装置の上段パレット２の底板２ａ
の中央部において、パレット２の長手方向に沿って開口
７を設ける。この開口７内にエキスパンドメタル８を張
設して、風抜き用開口を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、上下二段に駐車できるようにした二段式駐車装置に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

図３は、従来の二段式駐車装置の上段パレットの平面図であり、この図に示す ように、上段パレットａは、鎬鋼板ないし普通鋼板で形成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のように従来の二段式駐車装置における上段パレットは、穴のない盲板で 形成されているため、上段パレットを上昇させた状態で、台風、突風、竜巻等の 強風をうけると、上段パレットが強風によってあおられる結果、駐車装置が移動 したり、倒れたりする危険があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の問題点を解決するため本考案においては、二段式駐車装置の上段パレッ トに、風抜き用の開口を設けて二段式駐車装置を構成する。

【０００５】

【作用】

上述のように本考案においては、二段式駐車装置の上段パレットに、風抜き用 の開口を設けたから、上段パレットの上昇中に強風が吹いても、風は上段パレッ トに設けた風抜き用の開口を通って吹きぬけるため、駐車装置全体を移動させた り、倒したりするおそれがなくなる。

【０００６】

【実施例】

以下、図１および図２について本考案の実施例を説明する。図中１は二段式駐 車装置の下枠、２は上段パレット、３はパレット２の前部に設けた車出入用の傾 斜台板、４は下枠１と上段パレット２との間に設けられたＸ型のリンク、５はそ のリンクの交差部を貫通して設けた連結ピン、６はこのリンク４を開閉駆動する ための油圧シリンダであり、上段パレット２を上昇させた状態で、下枠１内に下 段の車を駐車させるようになっている。

【０００７】 図１は本考案の第１実施例を示すもので、本実施例においては、二段式駐車装 置の上段パレット２の底板２ａの中央部において、パレット２の長手方向に沿っ て開口７を設け、この開口７内にエキスパンドメタル８を張設して風抜き用の開 口を形成する。

【０００８】 図２は本考案の第２実施例を示すもので、これは二段式駐車装置の上段パレッ ト２の底板２ａの代わりに、多数の孔９ａを分布して設けたパンチングメタル９ を張設して、この多数の孔９ａを風抜き用の開口としたものである。

【０００９】

【考案の効果】

上述のように本考案においては、二段式駐車装置の上段パレット２の底板に、 風抜き用の開口７，（９ａ）を設けたから、上段パレット２の上昇中に強風が吹 いても、風は上段パレット２に設けた風抜き用の開口７，（９ａ）を通って吹き ぬけるため、駐車装置全体を移動させたり、倒したりするおそれがなくなるから 安全であるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る二段式駐車装置の斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例を示す上段パレットの平面
図である。

【図３】従来の上段パレットの平面図である。

【符号の説明】

１ 下枠 ２ 上段パレット ３ 車出入用の傾斜台板 ４ Ｘ型のリンク ５ 連結ピン ６ 油圧シリンダ ７ 開口 ８ エキスパンドメタル ９ パンチングメタル ９ａ 孔（開口） ａ 従来の上段パレット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二段式駐車装置の上段パレットに、風抜
   き用の開口を設けたことを特徴とする二段式駐車装置。