JPH0710253B2 - 指尖脈波計 - Google Patents
指尖脈波計Info
- Publication number
- JPH0710253B2 JPH0710253B2 JP29523585A JP29523585A JPH0710253B2 JP H0710253 B2 JPH0710253 B2 JP H0710253B2 JP 29523585 A JP29523585 A JP 29523585A JP 29523585 A JP29523585 A JP 29523585A JP H0710253 B2 JPH0710253 B2 JP H0710253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fingertip
- light
- receiving element
- finger
- light receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医用電子機器として用いられる指尖脈波計に
関するものである。
関するものである。
従来の技術 従来、人体の血液循環状態を観察する医用機器として脈
波計が知られている。なかでも末梢血流を非観血に測定
できる光電容積型の指尖脈波計は、その実用性が高く評
価されている。この指尖脈波計は、ヘモグロビンが選択
的に強い吸光性をもつ5000〜8000Åの波長光を含む光を
指尖にあてている。そしてこの波長の光の吸収量を読む
ことにより、ヘモグロビンの量を検知し、このヘモグロ
ビンの変化量から脈波を検知している。そして、指尖脈
波を使って脈拍数の検出を行う脈拍計も知られており、
このものは脈拍数測定に際して消費電力の浪費をふせ
ぎ、電源のオン,オフ操作を簡単にすることを目的とし
て、指尖挿入時に指尖が接触する位置に機器の電源スイ
ッチを設けた構成のものであった。
波計が知られている。なかでも末梢血流を非観血に測定
できる光電容積型の指尖脈波計は、その実用性が高く評
価されている。この指尖脈波計は、ヘモグロビンが選択
的に強い吸光性をもつ5000〜8000Åの波長光を含む光を
指尖にあてている。そしてこの波長の光の吸収量を読む
ことにより、ヘモグロビンの量を検知し、このヘモグロ
ビンの変化量から脈波を検知している。そして、指尖脈
波を使って脈拍数の検出を行う脈拍計も知られており、
このものは脈拍数測定に際して消費電力の浪費をふせ
ぎ、電源のオン,オフ操作を簡単にすることを目的とし
て、指尖挿入時に指尖が接触する位置に機器の電源スイ
ッチを設けた構成のものであった。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、指尖脈波は、その測定部位によって波形,波
高が変化しやすいことが知られており、測定時の指尖を
所定の位置にセットして、脈波の波形形状そのものを正
確かつ再現性良く検出するることが極めて重要な課題で
あった。
高が変化しやすいことが知られており、測定時の指尖を
所定の位置にセットして、脈波の波形形状そのものを正
確かつ再現性良く検出するることが極めて重要な課題で
あった。
更に、光源と受光素子の間の適切な位置に測定部位が確
実に挿入されたかどうかは、測定した後でないと判断で
きず、何度も測定位置をかえて測定し直さなければなら
ないという欠点を有していた。
実に挿入されたかどうかは、測定した後でないと判断で
きず、何度も測定位置をかえて測定し直さなければなら
ないという欠点を有していた。
本発明はこのような従来の問題点を解消したもので、再
現性が高く、しかも信頼性にすぐれた指尖脈波計を提供
するものである。
現性が高く、しかも信頼性にすぐれた指尖脈波計を提供
するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の指尖脈波計は、
指尖を挿入する外枠と、この外枠内の指尖に光を照射す
る光源と、指尖を透過した前記光源からの光の量を検知
する受光素子と、前記受光素子より出される信号を処理
する本体部とを具備し、指尖脈波計測定時に指尖が所定
の位置にセットできるように、挿入した指尖の先端部が
接触する位置に指尖の挿入位置を検出するスイッチング
手段を設け、このスイッチング手段の指尖との接触部を
アースに接続した導電体で構成したものである。
指尖を挿入する外枠と、この外枠内の指尖に光を照射す
る光源と、指尖を透過した前記光源からの光の量を検知
する受光素子と、前記受光素子より出される信号を処理
する本体部とを具備し、指尖脈波計測定時に指尖が所定
の位置にセットできるように、挿入した指尖の先端部が
接触する位置に指尖の挿入位置を検出するスイッチング
手段を設け、このスイッチング手段の指尖との接触部を
アースに接続した導電体で構成したものである。
作 用 上記構成により、光源と受光素子との間に挿入した指の
先端部が所定位置に達した時にはじめてスイッチング手
段が動作することになり、前記本体はスイッチング手段
の動作信号を受けたのちに、受光素子から出される検出
信号を受ける。このため、測定に際しては、一定の位置
に測定部位がくることになり、測定結果の再現性を確保
できるとともに、指尖接触部がアースに接続されている
ので電気的外乱をも防止できるようになるものである。
先端部が所定位置に達した時にはじめてスイッチング手
段が動作することになり、前記本体はスイッチング手段
の動作信号を受けたのちに、受光素子から出される検出
信号を受ける。このため、測定に際しては、一定の位置
に測定部位がくることになり、測定結果の再現性を確保
できるとともに、指尖接触部がアースに接続されている
ので電気的外乱をも防止できるようになるものである。
実施例 以下、本発明の指尖脈波計の一実施例を図に基づいて説
明する。
明する。
図において、1は光源ランプ、2はこの光が指尖を透過
したのちの光量を検知する受光素子、3は前記光源ラン
プ1以外の外乱光を受光素子2が検知しないように、指
尖を他の光から遮へいするとともに指尖を挿入する外
枠、4は指示に接触する位置に設けたスイッチ、5は前
記受光素子2より出される信号を処理する本体部で、信
号検知部、増幅部、出力用レコーダ等からなるものであ
る。
したのちの光量を検知する受光素子、3は前記光源ラン
プ1以外の外乱光を受光素子2が検知しないように、指
尖を他の光から遮へいするとともに指尖を挿入する外
枠、4は指示に接触する位置に設けたスイッチ、5は前
記受光素子2より出される信号を処理する本体部で、信
号検知部、増幅部、出力用レコーダ等からなるものであ
る。
上記構成において、指を光源ランプ1と受光素子2の間
に挿入すると、光源ランプ1から発せられる光は指尖を
透過して受光素子2で受光される。この時、指尖の測定
部位中の血管内のヘモグロビンの変化により指尖を透過
する光量も変化し、受光素子2で検知される。
に挿入すると、光源ランプ1から発せられる光は指尖を
透過して受光素子2で受光される。この時、指尖の測定
部位中の血管内のヘモグロビンの変化により指尖を透過
する光量も変化し、受光素子2で検知される。
しかし、この受光素子2は、光源ランプ1から発せら
れ、指尖を透過した光以外の周囲の外乱光も検知してし
まうため、指尖を光源ランプ1以外の外乱光から遮へい
する必要がある。そこで、指尖を覆うように外枠3を配
設してある。これにより、光源ランプ1より発せられ、
かつ指尖を透過した光のみが受光素子2から検知され、
この検知された光量変化の脈波信号は本体部5に送ら
れ、信号処理が行われる。
れ、指尖を透過した光以外の周囲の外乱光も検知してし
まうため、指尖を光源ランプ1以外の外乱光から遮へい
する必要がある。そこで、指尖を覆うように外枠3を配
設してある。これにより、光源ランプ1より発せられ、
かつ指尖を透過した光のみが受光素子2から検知され、
この検知された光量変化の脈波信号は本体部5に送ら
れ、信号処理が行われる。
ところが、指尖には無数の血管が様々な方向に張り巡ら
されており、測定部位により脈波の波高値および波形が
変動するため、測定時の指尖を所定の位置にセットし
て、脈波の波形形状そのものを正確かつ再現性良く検出
することが極めて重要となる。
されており、測定部位により脈波の波高値および波形が
変動するため、測定時の指尖を所定の位置にセットし
て、脈波の波形形状そのものを正確かつ再現性良く検出
することが極めて重要となる。
そこで、図に示すように挿入した指の先端部に接する位
置にスイッチ4を配設する。このスイッチ4は通常はオ
フ状態の常開型のものである。そして、外枠3内に指を
挿入し、指の先端が触れるとスイッチ4が動作し、この
動作信号が本体部5に送られ、受光素子2より送られて
くる信号を、測定部位から送られた脈波信号として処理
する。結果、被測定者の測定部位は常に一定の位置にく
ることになり、1回の測定で再現性よく脈波が測定でき
る。
置にスイッチ4を配設する。このスイッチ4は通常はオ
フ状態の常開型のものである。そして、外枠3内に指を
挿入し、指の先端が触れるとスイッチ4が動作し、この
動作信号が本体部5に送られ、受光素子2より送られて
くる信号を、測定部位から送られた脈波信号として処理
する。結果、被測定者の測定部位は常に一定の位置にく
ることになり、1回の測定で再現性よく脈波が測定でき
る。
なお、実施例ではスイッチ4の動作信号を本体部5に送
る場合を示してあるが、この動作信号は、指尖が所定位
置に達したことを報知するためのLED点灯などに利用す
ることもできる。
る場合を示してあるが、この動作信号は、指尖が所定位
置に達したことを報知するためのLED点灯などに利用す
ることもできる。
更に、スイッチ4の指の先端部と接触する部分を導電性
のものとし、この部分をアース6と接続することによ
り、人体もアースされ、その結果、受光素子2は人体か
ら発せられる電気的外乱をも受けず、測定結果はより信
頼性の高いものとなる。
のものとし、この部分をアース6と接続することによ
り、人体もアースされ、その結果、受光素子2は人体か
ら発せられる電気的外乱をも受けず、測定結果はより信
頼性の高いものとなる。
発明の効果 以上から明らかなように、本発明の指尖脈波計は、指の
先端がスイッチング手段に接触することにより指尖が所
定の位置にセットされたことを検知する構成であるの
で、脈波測定に際して被測定者の測定部位を常に処置の
位置に設定することができ、比較的容易に測定の再現性
を高めることができる。またこのスイッチング手段の指
尖との接触部をアースに接続した導電体で構成している
ので、電気的外乱を受けず、測定結果の信頼性も高く、
極めて有用性の高いものである。
先端がスイッチング手段に接触することにより指尖が所
定の位置にセットされたことを検知する構成であるの
で、脈波測定に際して被測定者の測定部位を常に処置の
位置に設定することができ、比較的容易に測定の再現性
を高めることができる。またこのスイッチング手段の指
尖との接触部をアースに接続した導電体で構成している
ので、電気的外乱を受けず、測定結果の信頼性も高く、
極めて有用性の高いものである。
図は本発明による指尖脈波計の一実施例の概略断面図で
ある。 1……光源ランプ、2……受光素子、3……外枠、4…
…スイッチ、5……本体部、6……アース。
ある。 1……光源ランプ、2……受光素子、3……外枠、4…
…スイッチ、5……本体部、6……アース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−116337(JP,A) 実開 昭56−90202(JP,U) 実開 昭56−9404(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】指尖を挿入する外枠と、この外枠内の指尖
に光を照射する光源と、指尖を透過した前記光源からの
光の量を検知する受光素子と、前記受光素子より出され
る信号を処理する本体部とを具備し、指尖脈波測定時に
指尖が所定の位置にセットできるように、挿入した指尖
の先端部が接触する位置に指尖の挿入位置を検出するス
イッチング手段を設け、このスイッチング手段の指尖と
の接触部をアースに接続した導電体で構成した指尖脈波
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29523585A JPH0710253B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 指尖脈波計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29523585A JPH0710253B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 指尖脈波計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152431A JPS62152431A (ja) | 1987-07-07 |
JPH0710253B2 true JPH0710253B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=17817964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29523585A Expired - Lifetime JPH0710253B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 指尖脈波計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710253B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0245708U (ja) * | 1988-09-24 | 1990-03-29 | ||
JPH0730006Y2 (ja) * | 1989-08-24 | 1995-07-12 | 株式会社ミサワホーム総合研究所 | 指尖脈波センサ |
JPH0730007Y2 (ja) * | 1989-09-19 | 1995-07-12 | 株式会社ミサワホーム総合研究所 | 指尖脈波センサ |
JP4549995B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2010-09-22 | 日本電信電話株式会社 | 成分濃度測定装置 |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29523585A patent/JPH0710253B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62152431A (ja) | 1987-07-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |