JPH07102396A - 電解めっき装置のバスケット陽極電極 - Google Patents

電解めっき装置のバスケット陽極電極

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JPH07102396A
JPH07102396A JP24896093A JP24896093A JPH07102396A JP H07102396 A JPH07102396 A JP H07102396A JP 24896093 A JP24896093 A JP 24896093A JP 24896093 A JP24896093 A JP 24896093A JP H07102396 A JPH07102396 A JP H07102396A
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Junkichi Yoneda
順吉 米田
Shizuaki Ueno
静昭 上野
Hiromi Osaka
寛海 大坂
Yoshikiyo Tojo
吉清 東城
Yasuhiro Yamamoto
康博 山本
Hirohisa Seto
宏久 瀬戸
Junichi Uchida
淳一 内田
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Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対のバスケットの金属帯材対向面の間隔調
整作業の作業性及び安全性向上を図ると共に調整精度向
上を図る。 【構成】 一対のバスケット2にペレット10を充填
し、帯鋼31に対する対向面を所定の間隔に保持して一
対のバスケット2を分割可能な電極箱1に収納し、入側
アッセンブリ11及び出側アッセンブリ12を一体でめ
っき槽21外に搬出し、電極箱1を解体調節して一対の
バスケット2の帯鋼31に対する対向面の間隔を微調整
し、間隔調整作業の作業性及び安全性向上を図ると共に
調整精度向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯材のめっき浴液
気体中フロー式連続めっき装置におけるバスケット陽極
電極に関する。
【0002】
【従来の技術】図4乃至図6に基づいて従来の可溶性陽
極を用いた帯鋼の連続電解めっき装置の一例を説明す
る。図4には従来の連続めっき装置の概念を表わす縦断
面、図5には図4中における可溶性陽極の拡大状態、図
6には図5中のVI−VI線矢視を示してある。尚、可溶性
陽極とは、めっきのための電気回路に通電することによ
り陽極が電解してめっき浴液の中に溶け出すものをい
う。
【0003】図4に示すように、めっき槽52には一対
のコンダクタロール54及びデフレクタロール55が設
けられ、デフレクタロール55はめっき浴液53の中に
配されている。帯鋼51はコンダクタロール54及びデ
フレクタロール55に案内されてめっき槽52のめっき
浴液53内を通過する。デフレクタロール54の入側及
び出側には帯鋼の両面に対向する一対の可溶性陽極56
がそれぞれ設けられ、可溶性陽極56からめっき浴液5
3中に溶け出した金属によってめっき浴液53中を通過
する帯鋼51がめっきされる。可溶性陽極56は通電量
に応じて消耗するため、消耗が著しくなると新しいもの
と交換している。
【0004】図5,図6に示すように、可溶性陽極56
は、帯鋼51の幅と略同じ幅に配置されて所定の高さを
持つ金属板である。可溶性陽極56の上端は鉤状に形成
され、ブリッジ58に固定されたブスバー57によって
懸吊されるようになっている。また可溶性陽極56の下
端は、めっき槽52内に固設されたガイド59に挿入さ
れている。
【0005】可溶性陽極56を交換する際、めっき槽5
2の上カバー52a及びコンダクタロール54等の上部
材を除去し、可溶性陽極56、ブスバー57及びブリッ
ジ58からなる陽極電極アッセンブリ50をめっき槽5
2外へ取り出す。陽極電極アッセンブリ50を取り出し
た後、新しい可溶性陽極56を装着した陽極電極アッセ
ンブリ50を一組ずつメッキ槽52内に装着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した陽極電極アッ
センブリ50の装着に際しては、可溶性陽極56と帯鋼
51との間隔を正確に調整する必要がある。ところが、
この一対の可溶性陽極56の位置設定は、作業者が狭隘
なめっき槽52内で行なうので、作業性が悪く帯鋼51
との間隔を所定の寸法で一定に設定することは容易では
なかった。この間隔のばらつきは、めっき性能を左右
し、生産面及び性能面に大きな影響を与えていた。ま
た、作業性が悪いため陽極電極アッセンブリ50の固定
部が運転中に弛む虞があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、めっき槽内で上下方向に走行する金
属帯材に対向して陽極電極を設け、めっき浴液中で陽極
電極に通電すると共に金属帯材を陰極とし、陰極とした
金属帯材に電解可溶性金属の成分をめっきする電解めっ
き装置において、金属帯材を挾んで設けられ電解可溶性
金属ペレットがそれぞれ充填されると共に金属帯材に対
向する面に複数のペレット溶出穴がそれぞれ穿設された
一対のバスケットと、金属帯材に対する対向面を所定の
間隔に保持して一対のバスケットを収納すると共に一対
のバスケットの対向面の間隔を調整するために分割可能
となりめっき槽内の気体中に配置される電極箱と、金属
帯材と反対側で電解可溶性金属ペレットと接触し電極箱
と電気的に絶縁してバスケットにそれぞれ設けられた耐
電解性陽極電極板と、電極箱内にめっき浴液を噴射する
噴流ノズルとを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】一対のバスケット内の耐電解性陽極電極板に通
電し、噴流ノズルによって電極箱内にめっき浴液を噴出
して流動させると共に充満させ、可溶性金属ペレットを
めっき浴液中に溶出させながら金属帯材を一対のバスケ
ットのペレット溶出穴穿設部間に通板させ、金属帯材に
可溶性金属ペレットの金属成分をめっきする。金属帯材
の板厚、めっき条件の変更や、バスケットの金属帯材対
向面間隔の再調整を要する場合、めっき槽の外部で電極
箱を分割して一対のバスケットの間隔を調整する。
【0009】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るバスケット
陽極電極を備えためっき浴液噴流式連続電解めっき装置
の帯鋼幅方向中央部を破断した縦断面、図2には図1中
のII−II線矢視、図3には図2中のIII −III 線矢視を
示してある。
【0010】図1に示すように、例えば窒素ガスを充満
させためっき槽21には一対のコンダクタロール26及
びデフレクタロール27が設けられ、金属帯材としての
帯鋼51はコンダクタロール26及びデフレクタロール
27に案内されてめっき槽21を通過する。デフレクタ
ロール27の入側及び出側には、入側バスケット陽極電
極アッセンブリ(入側アッセンブリ)11及び出側バス
ケット陽極電極アッセンブリ(出側アッセンブリ)12
が備えられている。入側アッセンブリ11及び出側アッ
センブリ12はビーム22,23及びガイド29を介し
てめっき槽21内に位置決め保持されている。
【0011】図1乃至図3に示すように、入側アッセン
ブリ11の電極箱1はフランジ部1aによって分割さ
れ、フランジ部1aはスペーサ8を介して締着されてい
る。電極箱1内には耐熱絶縁体製の一対のバスケット2
が設けられ、バスケット2の帯鋼31との対向面には多
数のペレット溶出穴2aが穿設されている。各バスケッ
ト2の内部背面(帯鋼31との対向面の反対側)には耐
電解性陽極電極板(陽極電極板)3が貼着され、陽極電
極板3の上部には通電帯6が取付けられている。電極箱
1には絶縁板5を介してブスバー4が立設され、ブスバ
ー4は通電帯6に連結されている。各バスケット2のペ
レット溶出穴2aの内側には耐電解性の金網9が貼着さ
れ、各バスケット2の内部には電解可溶性金属のペレッ
ト10が充填されている。電極箱1の下方には電極箱1
内にめっき浴液を噴射する噴流ノズル7が設けられてい
る。
【0012】図1に示すように、出側アッセンブリ12
の電極箱1の上方には電極箱1内にめっき浴液を噴射す
る噴流ノズル7が設けられている。出側アッセンブリ1
2は入側アッセンブリ11と同様に、電極箱1、バスケ
ット2、陽極電極板3、ブスバー4、絶縁板5、通電帯
6、噴流ノズル7、スペーサ8及び金網9によって構成
され、出側アッセンブリ12はビーム22,23及びガ
イド29を介してめっき槽21内に位置決め保持されて
いる。入側アッセンブリ11及び出側アッセンブリ12
のブスバー4及び噴流ノズル7の一方の端部はメッキ槽
21の側面を貫通し、図示しない電源及びめっき浴液供
給装置に連結されている。また、入側アッセンブリ11
及び出側アッセンブリ12の上部にはペレット供給装置
24が設けられている。
【0013】ブスバー4から通電帯6を介して入側アッ
センブリ11及び出側アッセンブリ12の各陽極電極板
3に通電し、噴流ノズル7からめっき浴液32を噴出し
て電極箱1内にめっき浴液32を流動させる。めっき浴
液32の流動によりペレット10を電解してめっき浴液
32に溶出させ、コンダクタロール26によって帯鋼3
1を陰極として通電する。帯鋼31をコンダクタロール
26及びデフレクタロール27によって案内して一対の
バスケット2間に通板させ、帯鋼31にペレット10の
金属成分をめっきする。ペレット10が消耗すると、ペ
レット供給装置24からバスケット2内にペレット10
を補充する。
【0014】帯鋼31の板厚、めっき条件の変更やバス
ケット2の間隔の再調整を要する場合は、入側アッセン
ブリ11及び出側アッセンブリ12をめっき槽21外に
搬出し、電極箱1のフランジ部1aを解体し、スペーサ
8を増減して一対のバスケット2の間隔を微調整する。
調整後、電極箱1を一体に組立ててめっき槽21内に装
着する。
【0015】従って、上述したバスケット陽極電極を用
いることにより、めっき槽21の外部で帯鋼31の通板
対向面間のバスケット2の間隔の調整が行なえるので、
作業が容易となると共に調整精度が向上する。
【0016】
【発明の効果】本発明の電解めっき装置のバスケット陽
極電極は、一対のバスケットに可溶性ペレットを充填
し、金属帯材対向面を所定の間隔に保持して一対のバス
ケットを分割可能な電極箱に収納し、バスケット陽極電
極を一体でめっき槽外に搬出し、電極箱を解体調節して
一対のバスケットの金属帯材対向面の間隔を微調整する
ことができる。この結果、一対のバスケットの金属帯材
対向面の間隔調整作業が容易になると共に調整精度が向
上し、作業性及び安定性向上とめっき性能向上を図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバスケット陽極電極を
備えためっき浴液噴流式連続電解めっき装置の縦断面
図。
【図2】図1中のII−II線矢視図。
【図3】図2中のIII −III 線矢視図。
【図4】従来の連続めっき装置の概念を表わす縦断面
図。
【図5】図4中の可溶性陽極の拡大図。
【図6】図5中のVI−VI線矢視図。
【符号の説明】
1 電極箱 1a フランジ部 2 バスケット 2a ペレット溶出穴 3 陽極電極板 7 噴流ノズル 8 スペーサ 10 ペレット 11 入側バスケット陽極電極アッセンブリ(入側アッ
センブリ) 12 出側バスケット陽極電極アッセンブリ(出側アッ
センブリ) 21 めっき槽 31 帯鋼
フロントページの続き (72)発明者 大坂 寛海 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 東城 吉清 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 山本 康博 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 瀬戸 宏久 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 内田 淳一 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき槽内で上下方向に走行する金属帯
    材に対向して陽極電極を設け、めっき浴液中で陽極電極
    に通電すると共に金属帯材を陰極とし、陰極とした金属
    帯材に電解可溶性金属の成分をめっきする電解めっき装
    置において、金属帯材を挾んで設けられ電解可溶性金属
    ペレットがそれぞれ充填されると共に金属帯材に対向す
    る面に複数のペレット溶出穴がそれぞれ穿設された一対
    のバスケットと、金属帯材に対する対向面を所定の間隔
    に保持して一対のバスケットを収納すると共に一対のバ
    スケットの対向面の間隔を調整するために分割可能とな
    りめっき槽内の気体中に配置される電極箱と、金属帯材
    と反対側で電解可溶性金属ペレットと接触し電極箱と電
    気的に絶縁してバスケットにそれぞれ設けられた耐電解
    性陽極電極板と、電極箱内にめっき浴液を噴射する噴流
    ノズルとを備えたことを特徴とする電解めっき装置のバ
    スケット陽極電極。
JP24896093A 1993-10-05 1993-10-05 電解めっき装置のバスケット陽極電極及び電解めっき装置。 Expired - Lifetime JP2761176B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066298A3 (en) * 2010-11-18 2012-07-12 Metalysis Limited Electrolysis apparatus and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012066298A3 (en) * 2010-11-18 2012-07-12 Metalysis Limited Electrolysis apparatus and method

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