JPH07102280B2 - 電気アイロン - Google Patents

電気アイロン

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JPH07102280B2
JPH07102280B2 JP60212512A JP21251285A JPH07102280B2 JP H07102280 B2 JPH07102280 B2 JP H07102280B2 JP 60212512 A JP60212512 A JP 60212512A JP 21251285 A JP21251285 A JP 21251285A JP H07102280 B2 JPH07102280 B2 JP H07102280B2
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JP
Japan
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handshake
output
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康仁 佐々木
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Toshiba Corp
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は,電気アイロンに係り,特に,使い易さの向上
化を図れるようにした電気アイロンに関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
周知のように,各種の布にアイロン掛けするときには,
それらの布を痛めないように,それらの布を構成してい
る材質に応じた温度で行なう必要がある。このため,従
来の電気アイロンでは,一般に,対象とする布に応じて
アイロンベースの温度を複数段階に切り換えるための設
定温度切換用スイッチを設けている。
しなしながら,上記のように構成された従来の電気アイ
ロンにあっては次のような問題があった。すなわち,従
来の電気アイロンにあっては,アイロンの把手体を片方
の手で握ってアイロン掛けしている状態で設定温度を切
り換えたり,アイロン掛け中に電話等の急な要件でアイ
ロン掛けを中断したりする場合には,アイロンの把手体
を握っている手とは反対側の手を使って設定温度切換用
スイッチを操作しなければならず,操作性に欠ける問題
があった。
〔発明の目的〕
本発明は,このような事情に鑑みてなされたもので,そ
の目的とするところは,設定温度の切換え操作およびヒ
ータへの給電停止操作を片手,つまりアイロンの把手体
を握っている方の手だけで行なうことができ,使い勝手
を大幅に向上させ得る電気アイロンを提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明によれば,アイロンベースと,このアイロンベー
スを加熱するヒータと,前記アイロンベースに固定され
た握手体と,この握手体の握り部を握ったままで,かつ
握った手の指で操作可能に設けられた押圧操作自動復帰
型の設定温度切換用スイッチと,前記握手体内に組み込
まれて前記設定温度切換用スイッチが押圧操作される都
度,押圧操作時間を監視し,上記押圧操作時間が予め設
定された時間を越えたときに出力を送出する時間検出時
間と,前記握手体内に組み込まれて前記設定温度切換用
スイッチが前記時間検出手段に設定された前記時間以内
で押圧操作される度に前記ヒータへの給電条件を切換え
る給電制御手段と,前記時間検出手段から出力が送出さ
れたときに前記ヒータへの給電を強制的に停止させる強
制停止手段とを備えた電気アイロンが提供される。
〔発明の効果〕
本発明によれば,上述した関係に把手体に設けられた押
圧操作自動復帰型の設定温度切換用スイッチと給電制御
手段とを組み合わせているので,把手体を握ったまま
で,かつ握っている方の手だけで設定温度を自由に切り
換えることができる。また,上述した条件で動作する強
制停止手段を設けているので,ヒータへの給電停止も把
手体を握っている手の操作だけで行なうことができる。
したがって,全ての操作を片手だけで行なうことができ
るので,使い勝手を大幅に向上させることができる。
〔発明の実施例〕
以下,本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は,本発明を適用した電気アイロンの一部切欠側
面図である。
同図において,1は金属材で比較的厚肉に形成されたアイ
ロンベースを示している。このアイロンベース1の下面
には,スチーム放出口2a,2bが形成されており,このス
チーム放出口2a,2bはアイロンベース1内に形成された
気化室3に通じている。また,アイロンベース1内には
電気ヒータ4と,アイロンベース1の温度を検出する素
子としての負特性サーミスタ5が埋設されている。
アイロンベース1の上面には断熱材6を介して水タンク
7と把手体8とが固定されている。水タンク7は,アイ
ロンベース1の前方寄りに配置されており,その下壁に
は前記気化室3に通じるノズル9が設けられている。こ
のノズル9の上方にはノズルを開閉するニードル弁10が
昇降自在に配置されている。そして,ニードル弁10は,
水タンク7の上壁を液密に貫通して設けられた操作ロッ
ド11を介して前記把手体8の握り部12の前方に露出状態
に配置されたドライ/スチーム切換スイッチ13の操作部
に連結されている。
把手体8は,アイロンベース1の上面で後方寄りに配置
されており,内部が中空に形成されている。そして,中
央部分に前記握り部12が設けられている。この把手体8
の前記握り部12より前方位置には設定温度切換用スイッ
チ14と表示器15とが配置されている。
設定温度切換用スイッチ14は,押圧操作自動復帰型のも
ので,握り部12を握った手の親指で操作可能位置に操作
釦だけを露出させて設けられている。また,表示器15
は,第2図に示すように設定温度切換用スイッチ14の回
りに8個のLED16a〜16hを配置して構成されている。そ
して,LED16aの近くには“切”の表示が設けられており,
LED16bの近くには化学繊維の中でも低温のものを表わす
“化1"の表示が設けてあり,LED16cの近くには化学繊維
の中で2番目に低温のもの表わす“化2"の表示が設けて
あり,以下同様に各LEDの近くには第2図に示す表示が
それぞれ設けられている。そして,これらLED16a〜16h,
設定温度切換用スイッチ14,ドライ/スチーム切換スイ
ッチ13,電気ヒータ4および負特性サーミスタ5は,第
3図に示す制御回路17に接続されている。
制御回路17は,把手体8内の空洞部に収容されており、
その主要部はマイクロプロセッサによって構成されてい
る。すなわち,この制御回路17は,大きく別けて,設定
温度切換用スイッチ14の出力を入力信号として導入する
出力切換回路18およびオン時間検出回路19と,出力切換
回路18の出力およびドライ/スチーム切換スイッチ13の
出力によって前記表示器15の各LED16a〜16hを点灯制御
する表示制御回路20と,出力切換回路18の出力と前記負
特性サーミスタ5を介して得られた前記アイロンベース
1の温度情報とに基づいて前記電気ヒータ4に直列に介
挿されたリレースイッチ21をオン,オフ制御する電力制
御回路22とで構成されている。
出力切換回路18は,設定温度切換えスイッチ14がオン操
作される度に電力制御回路22へ給電条件を切り換えため
の7段階の指示信号,つまり“切",“化1",“化2"……
…“麻”の指示信号を出力し,さらにオン時間検出回路
19から信号が与えられたときには電力制御回路22に給電
停止信号を与えるように構成されている。そして,これ
らの信号は表示制御回路20にも表示制御信号として与え
られる。オン時間検出回路19は,設定温度切換用スイッ
チ14の出力が予め定められた時間以上出力されたとき動
作して出力信号を出力切換回路18に与えるように構成さ
れている。一方,電力制御回路22は,出力切換回路18か
ら指示信号,たとえば“化1"の指示信号が与えられる
と,負特性サーミスタ5を介して得られた信号からアイ
ロンベース1の温度を監視し,このアイロンベース1の
温度が“化1"に対応した温度となるようにリレースイッ
チ21をオン,オフ制御し、また出力切換回路18から給電
停止指示信号が与えられるとリレースイッチ21を強制的
にオフさせるように構成されている。なお、第3図中23
は分圧抵抗を示し,24は温度ヒューズを示し,25は差込み
プラグを介して接続される商用交流電源を示している。
次に,上記のように構成された電気アイロンの動作を説
明する。
まず,差し込みプラグを商用交流電源に接続すると,表
示器15の“切”のLED16aが点灯する。このとき電力制御
回路22のリレースイッチ21はオフ状態に保たれている。
このような状態で,設定温度切換用スイッチ14を押圧操
作すると,出力切換回路18は“化1"の指示信号を出力す
る。この結果,電力制御回路22は,アイロンベース1の
温度が“化1"に対応した温度となるようにリレースイッ
チ21をオン,オフ制御する。このとき表示器15は“化1"
のLED16bが点灯状態となる。次に,設定温度切換用スイ
ッチ14を再び押圧操作すると,出力切換回路18は“化2"
の指示信号を出力する。このため,電力制御回路22は,
アイロンベース1の温度が“化2"に対応した温度となる
ようにリレースイッチ21をオン,オフ制御する。このと
き表示器15は“化2"のLED16cが点灯する。このように,
設定温度切換用スイッチ14を押圧操作する度に出力切換
回路18から指示信号が“切”→“化1"→“化2"→“化3"
→………“麻”→“切”→“化1"……の順序で送出さ
れ,これによって電力制御回路22の制御形態が切り代っ
てアイロンベース1の温度が指定された温度に保持され
る。したがって,設定温度切換用スイッチ14を押圧操作
するだけでアイロンベース1の温度を所望に設定するこ
とができる。この設定は握り部12を握っている手の親指
の操作だけで行なうことができる。なお,このとき表示
器15には次のように表示される。すなわち,ドライ/ス
チーム切換スイッチ13がドライ側にあるときには,
“切”を示すLED16a→“化1"を示すLED16b→“化2"を示
すLED16c……の順序で点灯し,また前記スイッチ13がス
チーム側にあるときには“切”を示すLED16a→“スチー
ムを示すLED16h→“化1"を示すLED16b→スチームを示す
LED16h→……の順序で点灯する。
しかして,オン時間検出回路19に設定された時間以上に
設定温度切換用スイッチ14を押圧操作していると,上記
オン時間検出回路19から出力が送出される。このように
オン時間検出回路19から出力が送出されると,出力切換
回路18から強制停止信号が出力され,この結果,電力制
御回路22はリレースイッチ21を強制的にオフに制御す
る。このとき,表示器15は“切”のLED16aが点灯状態と
なる。
上述した動作から判かるように,把手体8の握り部12を
握っている手の親指で操作可能に設けられた設定温度切
換用スイッチ14を押圧操作するだけで,つまり片手の操
作だけで設定温度の切換えは勿論のこと電気ヒータ4へ
の給電停止操作も自由に行なうことができる。特に,電
気ヒータ4への給電を停止させるときには設定温度切換
用スイッチ14を若干時間的に長く押圧操作していればよ
く,操作が簡単で非常に使い易く,結局,前述した効果
を発揮させることができる。
なお,本発明は上述した実施例に限られるものではな
い。すなわち,上述した実施例では表示器のLEDを点灯
させるようにしているが点滅させるようにしてもよい。
また,リレースイッチに換えて半導体スイッチを用いる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電気アイロンの一部を
切欠して示す側面図,第2図は同アイロンの把手体の局
部的上面図,第3図は同アイロンの制御回路図である。
1……アイロンベース,4……電気ヒータ,5……負特性サ
ーミスタ,7……水タンク,8……把手体,12……握り部,14
……設定温度切換用スイッチ,15……表示器,17……制御
回路,18……出力切換回路,19……オン時間検出回路,20
……表示制御回路,21……リレースイッチ,22……電力制
御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロンベースと,このアイロンベースを
    加熱するヒータと,前記アイロンベースに固定された握
    手体と,この握手体の握り部を握ったままで,かつ握っ
    た手の指で操作可能に設けられた押圧操作自動復帰型の
    設定温度切換用スイッチと,前記握手体内に組み込まれ
    て前記設定温度切換用スイッチが押圧操作される都度,
    押圧操作時間を監視し,上記押圧操作時間が予め設定さ
    れた時間を越えたときに出力を送出する時間検出手段
    と,前記握手体内に組み込まれて前記設定温度切換用ス
    イッチが前記時間検出手段に設定された前記時間以内で
    押圧操作される度に前記ヒータへの給電条件を切換える
    給電制御手段と,前記時間検出手段から出力が送出され
    たときに前記ヒータへの給電を強制的に停止させる強制
    停止手段とを具備してなることを特徴とする電気アイロ
    ン。
  2. 【請求項2】前記握手体には,少なくとも前記給電制御
    手段の給電条件および前記ヒータへの給電停止状態を表
    示する表示器が取り付けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電気アイロン。
JP60212512A 1985-09-27 1985-09-27 電気アイロン Expired - Lifetime JPH07102280B2 (ja)

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JP60212512A JPH07102280B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 電気アイロン

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JPS6272399A JPS6272399A (ja) 1987-04-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648441B2 (ja) * 1985-10-17 1994-06-22 松下電器産業株式会社 制御装置
JPH0824799B2 (ja) * 1988-12-09 1996-03-13 松下電器産業株式会社 スチームアイロン

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JPS60129300U (ja) * 1984-02-07 1985-08-30 真坂 嘉直 安全スイツチの付いた電気アイロン

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JPS6272399A (ja) 1987-04-02

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