JPH0710189A - 自動給茶機の葉茶自動計量装置 - Google Patents

自動給茶機の葉茶自動計量装置

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JPH0710189A
JPH0710189A JP5146630A JP14663093A JPH0710189A JP H0710189 A JPH0710189 A JP H0710189A JP 5146630 A JP5146630 A JP 5146630A JP 14663093 A JP14663093 A JP 14663093A JP H0710189 A JPH0710189 A JP H0710189A
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Yoshinori Otsuka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一回に煎じる葉茶の量を複数の設定値の中から
選択して設定する葉茶量設定装置で設定された量の前記
葉茶を升で自動的に計量する、葉茶を煎じて茶を自動的
に供給する自動給茶機の葉茶自動計量装置を、葉茶量設
定装置で設定できる設定値の範囲および種類数を広げか
つ多くするとともに、構造を簡素にして部品点数を削減
し廉価に構成する。 【構成】回転自在に支持された、軸長方向が前後に水平
な円柱形状の回転体36に、この回動体36の外周面に
開口面をそれぞれ沿わせかつ円周方向に配列して形成さ
れた、それぞれがそれぞれの前記開口面が上方に向く位
置でこの開口面を通し投入され計量した葉茶を回転体3
6が回転して前記開口面が下方に向く位置で落下排出す
る、内容積が互に異なる複数の升37で茶葉を計量する
升44を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一回に煎じる葉茶の
量を複数の設定置の中から設定する葉茶量設定装置を備
えこの葉茶量設定装置で設定された量の葉茶を升で自動
的に計量する、葉茶を煎じて茶を自動的に供給する自動
給茶機の葉茶自動計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】葉茶煎じて茶を自動的に供給する従来の
自動給茶機の中には、一回に煎じる葉茶の量を、複数の
設定値の中から選択して設定する葉茶量設定装置を備え
た自動給茶機がある。この種の自動給茶機では、葉茶量
設定装置で設定された量の葉茶を自動的に計量する葉茶
自動計量装置が一般的に備えられており、この葉茶自動
計量装置の多くは、葉茶量設定装置で設定された量の葉
茶を一個の升で計量するように構成されている。
【0003】そのため、この一個の升は、この升の内容
積を葉茶量設定装置で設定された量の葉茶の容積に合わ
せられるように、その底面を形成する底面形成部材が昇
降する仕組みになっている。これにより、葉茶量設定装
置で設定された、一回で煎じる葉茶の量を、この量に内
容積を合わせた一個の升で自動的に計量できるが、葉茶
自動計量装置は構造が複雑になって部品点数が多くな
る。また、これに伴い、一回に煎じる葉茶の量を葉茶量
設定装置で設定する際、選択する設定値の範囲および種
類数が葉茶自動計量装置の構造で制約されて狭くかつ少
なくなりがちであるが、この種の葉茶自動計量装置を備
えた、従来の自動給茶機の葉茶自動計量装置を図2およ
び図3に示す。図2はこの発明の対象となる自動給茶機
の内部構成を示す、ケースの前面開口を覆う扉を開いた
状態の、前方斜右上から見た斜視図、図3は従来の自動
給茶機の葉茶自動計量装置の構成を示す、前方斜右上か
ら見た要部分解斜視図である。
【0004】図2および図3において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を覆う、このケース1に左端を回動自在に支持さ
れた扉2とで自動給茶機の外周面が形成されている。こ
の扉2の下部中央には、前後両面に開口する取出口3が
形成されており、この取出口3の後面開口に前面開口を
向かい合わせて前面および上面が開口する、図示しない
湯呑などの、茶を入れる容器を受ける、ほぼ箱形の受け
台4がケース1内底部前面側中央に配設されている。
【0005】このケース1内には、受け台4の直ぐ上
に、茶こし装置5が配設されているとともに、この茶こ
し装置5の左上には、上面開口を通して内部に収納され
た葉茶を下面開口を通して落下排出する、上下両面が開
口する角形漏斗状の原料箱6が配設されている。この原
料箱6の上面開口は蓋7で覆われているとともに、原料
箱6の下面開口は、この下面開口を通して落下排出され
る葉茶を、上面開口を通し自動的に計量して所定量受入
れかつこの所定量を下面開口を通して落下排出する、上
下両面が開口する葉茶自動計量装置8で覆われている。
【0006】この葉茶自動計量装置8は、上下両面およ
び前面が開口するケース本体9に平板状のカバー10を
ねじ11でねじ止めしてケース本体9の前面開口を覆っ
て構成された、上下両面が開口するほぼ箱状のケース1
2を備えており、このケース12の背面には、電動機1
3が固定されている。この電動機13で回転駆動され
る、ケース本体9の左右内側面が形成する円筒面に嵌合
し上面が開口する箱形でかつ外周面が円筒面を形成する
回転ドラム14が、カバー10に回転自在に支持された
カバー15で、前面および上下両面が開口する回転ドラ
ム本体16の前面開口を覆って構成されケース12に回
転自在に支持されている。このケース12に回転自在に
支持された回転ドラム14内には、左内側面にラック1
7が固定された、正面縦断面が偏平なほぼ逆U字形の底
面形成部材18が昇降自在に支持されている。この底面
形成部材18は、カバー15を介してカバー10に回転
自在に前端部を片持ち支持されラック17に噛み合うピ
ニオン19が中央部に形成された、軸長方向が前後に水
平な回転軸20の回転と連動して昇降する。
【0007】この回転軸20の、カバー15前面から前
方に突出する前端部が、回転軸20を手で回転する際に
指でつまむつまみ21を形成しており、回転ドラム14
および底面形成部材18が、原料箱6の下面開口を通し
て落下排出される葉茶を計量する升22を形成してい
る。この升22の底面を底面形成部材18の上面が形成
しており、升22の内容積を、つまみ21をつまんで回
転軸20を、複数の設定値の中の選択しようとする設定
値が記載された、図示しない目盛の位置まで回転して底
面形成部材18を昇降することより、選択した設定値の
内容積に変えことができる仕組みになっている。この底
面形成部材18,ラック17,回転軸20およびつまみ
21で、一回に煎じる葉茶の量を複数の設定値の中から
選択して設定する葉茶量設定装置23が、またこの葉茶
量設定装置23,ケース12,電動機13および升22
で、葉茶量設定装置23により設定された量の葉茶を升
22で自動的に計量する葉茶自動計量装置8がそれぞれ
構成されている。
【0008】なお、ケース1内には、内部で沸かし貯え
た湯を茶こし装置5に所定量給茶の都度供給する、箱形
の湯槽24が原料箱6の右奥行側に、また茶こし装置
5,原料箱6,湯槽24などを制御する制御盤25が湯
槽24の前面側上に、また茶殻を収納する茶殻容器26
が受け台4の右側にそれぞれ配設されている。また、茶
こし装置5には、図示しない駆動装置で左右移動可能か
つ回動可能にケース1内に支持された、軸長方向が前後
に水平な回動軸27が設けられており、この回動軸27
に漏斗28の右端が固着されている。この漏斗28内に
嵌め込まれて茶こし29が着脱自在に漏斗28内に保持
されており、茶こし29,回動軸27および漏斗28で
茶こし装置5が構成されている。
【0009】このように構成された、葉茶自動計量装置
8を備えた自動給茶機で自動的に給茶を行う際の操作
は、先ず、葉茶量設定装置23により、原料箱6内から
茶こし装置5の茶こし29内に供給する、一回に煎じる
葉茶の量を設定し、同時にこの同じ葉茶から茶をたてる
杯数および、一杯当りの湯量の設定を行う。次に、受け
台4上に、図示しない湯呑などの容器を載せて自動給茶
機を起動すると、茶こし装置5が原料箱6の下迄左方に
移動し、同時に電動機13が起動して回転ドラム14が
回転し升22の開口面が下向きになる。そして、葉茶自
動計量装置8が上面開口を通して升22で受けて葉茶量
設定装置23で設定された量に自動的に計量した、原料
箱6の下面開口を通して升22内から落下排出された葉
茶が、ケース12の下面開口を通して落下排出されて茶
こし装置5の茶こし29内に供給される。すると、茶こ
し装置5は元位置に復帰すると同時に、図示しないバル
ブが開き図示しない給湯管を通して湯槽24から湯が茶
こし29内に所定量供給される。この湯が、茶こし29
内の葉茶を浸漬してこの葉茶に含まれる成分を抽出して
茶となり、漏斗28の下端開口から自動的に前記容器内
に注がれることにより給茶が行なわれる。
【0010】この給茶の都度、茶こし装置5に供給され
る、原料箱6内の葉茶および、湯槽24内の湯は、葉茶
が蓋7を開いて開放された原料箱6の上面開口から投入
補給されるのに対し、湯が、図示しないバルブを介して
湯槽24に接続された、図示しない水道管を通し水道水
である常温の飲料水として湯槽24内に補給される。ま
た、茶こし装置5の茶こし29内に供給された、一回に
煎じる量の葉茶は、この葉茶からたてた茶の杯数が設定
した杯数に達したとき、自動的に新しい葉茶に交換され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動給茶機の葉茶自動計量装置は、葉茶量設定装
置23を備えた、葉茶を升22で自動的に計量する葉茶
自動計量装置8が、ケース12,電動機13,升22お
よび葉茶量設定装置23で構成されている。また、葉茶
量設定装置23が底面形成部材18,ラック17,回転
軸20およびつまみ21で構成されている。
【0012】これにより、つまみ21をつまんで回転軸
20を回転し底面形成部材18を昇降して升22の内容
積を、葉茶量設定装置23で設定された、一回に煎じる
量の葉茶の容積に合わせることにより、升22一個で葉
茶を自動的に計量できる。しかし、つまみ21をつまん
で回転軸20を回転し底面形成部材18を昇降して升2
2の内容積を、葉茶量設定装置23で設定された、一回
に煎じる量の葉茶の容積に合わせる仕組みは、構造が複
雑になる。
【0013】そのため、葉茶自動計量装置は部品点数が
多くなって高価になるとともに、一回に煎じる葉茶の量
を葉茶量設定装置で設定する際、選択する設定値の範囲
および種類数が葉茶量設定装置23の構造で制約されて
狭くかつ少なくなるという問題がある。この発明は、葉
茶量設定装置で設定できる、一回に煎じる葉茶の量を選
択する設定値の範囲および種類数を広げかつ多くするこ
とができる、構造が簡素で部品点数が少い廉価な自動給
茶機の葉茶自動計量装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、葉茶を煎じて茶を自動的に供給
する自動給茶機であって、一回に煎じる前記葉茶の量を
複数の設定値の中から選択して設定する葉茶量設定装置
を備え、この葉茶量設定装置で設定された量の前記葉茶
を升で自動的に計量する自動給茶機の葉茶自動計量装置
において、前記升を内容積が互に異なる複数の升で構成
するものとする。
【0015】また、前記複数の升が、回動自在若しくは
回転自在に支持された、軸長方向が水平な回動体若しく
は回転体に、この回動体若しくは回動体の外周面にその
開口面をそれぞれ沿わせかつ円周方向に配列して形成さ
れるものとする。さらに、前記複数の升それぞれが、開
口面が上方に向く位置でこの開口面を通して投入された
葉茶を計量し、かつ回動体若しくは回転体が回動若しく
は回転して前記開口面が下方に向く位置で前記葉茶を落
下排出するものとする。
【0016】
【作用】この発明は、前記構成により、前記升を内容積
が互に異なる複数の升で構成するものとしたので、葉茶
量設定装置で設定された量の葉茶の容積に升の内容積を
合わせる仕組みが不要になって、葉茶自動計量装置を部
品点数が少ない簡素な構造にして葉茶自動計量装置の部
品点数がを削減できるとともに、内容積が互に異なる所
要の数の升で升を構成することにより、一回に煎じる葉
茶の量を葉茶量設定装置で設定する際、選択する設定値
の範囲および種類数を広げかつ多くすることができる。
【0017】また、前記複数の升が、回動自在若しくは
回転自在に支持された、軸長方向が水平な回動体若しく
は回転体に、この回動体若しくは回転体の外周面にその
開口面をそれぞれ沿わせかつ円周方向に配列して形成さ
れるものとしたので、この回動体若しくは回転体を回動
若しくは回転することにより、開口面が上方に向いた、
複数の升の中の一つの升内にこの升の上面開口を通し投
入された葉茶をこの升で計量でき、かつ開口面が下方に
向いた複数の升の中の一つの升内からこの升内の葉茶を
落下排出させることができるとともに、内容積が互に異
なる升を所要の数だけ回動体若しくは回転体の一つに形
成できる。
【0018】さらに、前記複数の升それぞれが、開口面
が上方に向く位置でこの開口面を通して投入された葉茶
を計量し、かつ回動体若しくは回転体が回動若しくは回
転して前記開口面が下方に向く位置で前記葉茶を落下排
出するものとしたので、開口面が上方に向く升の上に原
料を落下排出する原料箱を、また開口面が下方に向く升
の下に茶こしをそれぞれ配設することにより、原料箱か
ら升に、また升から茶こしに葉茶をそれぞれ自動的に供
給できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の自
動給茶機の葉茶自動計量装置の構成を示し、(A)が前
方斜右上から見た要部分解斜視図、(B)が(A)の回
転体本体を背面側後方から見た、回転体本体の背面図、
図2はこの発明の対象となる自動給茶機の内部構成を示
す、ケースの前面開口を覆う扉を開いた状態の、前方斜
右上から見た斜視図である。図3と共通あるいは同一部
分は同一の符号で示す。
【0020】図1および図2において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、ケース1の前面開
口を覆う、このケース1に左端を回動自在に支持した扉
2とで自動給茶機の外周面を形成している。この扉2の
下部中央には、前後両面に開口する取出口3を形成して
おり、この取出口3の後面開口に前面開口を向かい合わ
せて、前面および上面が開口する、図示しない湯呑など
の茶を入れる容器を受ける受け台4をケース1内底部前
面側中央に配設している。
【0021】このケース1内には、受け台4の直ぐ上
に、茶こし装置5を配設するとともに、この茶こし装置
5の左上には、上面開口を通して内部に収納された葉茶
を下面開口を通して落下排出し上下両面が開口する原料
箱6を配設している。この原料箱6の上面開口を蓋7で
覆うとともに、原料箱6の下面開口を通して落下排出さ
れる葉茶を、上面開口を通し自動的に計量して所定量受
入れかつこの所定量を下面開口を通して落下排出する、
上下両面が開口する葉茶自動計量装置30で原料箱6の
下面開口を覆っている。
【0022】葉茶自動計量装置30は、上下両面および
前面が開口するケース本体9に平板状のカバー31をね
じ11でねじ止めしてケース本体9の前面開口を覆って
構成した、上下両面が開口するほぼ箱状のケース32を
備えており、このケース32の背面には、電動機13を
固定している。この電動機13で回転駆動される、軸長
方向が前後に水平でかつ前面が開口する円筒状のカバー
33をケース本体9に回転自在に後端部で片持ち支持し
ている。このケース本体9の左右内側面が形成する円筒
面にカバー33は嵌合しており、待機位置で外周面の上
面に開口し内部に連通する連通孔34をカバー33に形
成している。このカバー33と、このカバー33内に後
側の部分が挿脱自在かつ回転自在に嵌まり込み前端部が
カバー31に回転自在に片持ち支持される、軸長方向が
前後に水平な柱状の回転体本体35とで軸長方向が前後
に水平な円柱形状の回転体36を形成している。この回
転体36を構成する回転体本体35の、カバー33内に
嵌まり込む部分には、回転体本体35の外周面に外周面
開口をそれぞれ沿わせかつ円周方向に配列して後面およ
び外周面が開口し内容積が互に異なる複数の空間を形成
しており、この複数の空間の後面開口はカバー33で覆
われている。
【0023】このカバー33で後面開口が覆われた、内
容積が互に異なる複数の空間で、原料箱6の下面開口を
通して落下排出される葉茶を計量する、内容積が互に異
なる複数の升37を形成している。またカバー33およ
び回転体本体35の互に嵌合する部分の前端部には、複
数の升37それぞれの開口面が連通孔34の開口面にそ
れぞれ向かい合う、カバー33と回転体本体35との嵌
合位置それぞれで互に係合してカバー33および回転体
本体35の互いの回転を係止する係止部38,39をカ
バー33および回転体本体35にそれぞれ形成してい
る。この回転体本体35には、複数の升37それぞれに
対応する位置それぞれに係止部39として凹部41をそ
れぞれ、またカバー33には、係止部38として、凹部
41に嵌まり込み内周方向に突出する突起40をそれぞ
れに形成している。この突起40が凹部41に嵌まり込
んで突起40と凹部41とが係合すると、回転体本体3
5はカバー33を介して電動機13で回転駆動されて、
回転体36を構成するカバー33および回転体本体35
が一体となって回転する。この回転体本体35の、カバ
ー31前面から前方に突出する前端部が、原料箱6の下
面開口を通して落下排出される葉茶を計量する升37を
複数の升37の中から選択する際、回転体本体35を前
後に移動および回転するときに指でつまむつまみ42を
形成している。
【0024】これにより、複数の升37の中から葉茶を
計量する升37を選択する際の操作は、先ず、つまみ4
2を指でつまんで手前に引いて、互に嵌合する位置でカ
バー33と回転体本体35とを係止する突起40と凹部
41との係合関係を解除する。次に、複数の升37の中
から選択した升37の開口面が連通孔34に向かい合う
位置まで、つまみ42を指でつまんで回し回転体本体3
5を回転した後ち、指でつまんだつまみ42を後方へ押
し込む。すると、回転体本体35がカバー33に嵌合
し、同時に突起40が凹部41に嵌まり込んで回転体本
体35とカバー33とが互いの回転を係止される。これ
により、原料箱6の下面開口を通して落下排出される葉
茶は、待機位置で上面が開口する連通孔34を通し選択
した升37内に投入されてこの升37で計量される。
【0025】この複数の升37,突起40,凹部41お
よびつまみ42で一回に煎じる葉茶の量を複数の設定値
の中から選択して設定する葉茶量設定装置43を、また
複数の升37で、葉茶量設定装置43により設定された
量の葉茶を計量する升44を、またこの葉茶量設定装置
43,電動機13,ケース32,回転体36,および升
44で、葉茶量設定装置43により設定した量の葉茶を
升44で自動的に計量する葉茶自動計量装置30をそれ
ぞれ構成している。
【0026】なお、ケース1内には、沸かして内部に貯
えた湯を茶こし装置5に所定量給茶の都度に供給する、
箱形の湯槽24を原料箱6の右奥行側に、また茶こし装
置5,原料箱6,湯槽24などを制御する制御盤25を
湯槽24の前面側上に、また茶殻を収納する茶殻容器2
6を受け台4の右側にそれぞれ配設しており、その他の
構成は、前記した従来例と同一である。
【0027】前述の構成において、この発明の自動給茶
機の葉茶自動計量装置の一つの実施例である葉茶自動計
量装置30を備えた自動給茶機で自動的に給茶を行う際
の操作ならびに、葉茶自動計量装置30各部の動作およ
び機能につき以下述べる。葉茶自動計量装置30を電動
機13,ケース32,回転体36,葉茶量設定装置43
および升44で構成するとともに、葉茶量設定装置43
を突起40,凹部41,つまみ42および升44で構成
している。
【0028】それで、葉茶自動計量装置30を備えた自
動給茶機で自動的に給茶を行う際の操作は、先ず、葉茶
量設定装置43により、原料箱6内から茶こし装置5の
茶こし29内に供給する、一回に煎じる葉茶の量を設定
し、同時にこの同じ葉茶から茶をたてる杯数および、一
杯当りの湯量の設定などを行う。次に、受け台4上に、
図示しない湯呑などの容器を載せて自動給茶機を起動す
ると、茶こし装置5が原料箱6の下迄左方に移動する
と、同時に電動機13が起動して回転体36が回転し升
44を構成する複数の升37の中から設定した葉茶の量
に見合った升37の開口面が下向きになる。すると、こ
の升37内から、この升37で受けて葉茶量設定装置4
3で設定した量に葉茶自動計量装置30で自動的に計量
された、原料箱6の下面開口を通して落下排出された葉
茶が、連通孔34およびケース32の下面開口を通して
落下排出され、茶こし装置5の茶こし29内に供給され
る。すると、茶こし装置5は元位置に復帰し、同時に図
示しないバルブが開き図示しない給湯管を通して湯槽2
4から湯が茶こし29内に設定量供給される。この湯が
茶こし29内の葉茶を浸漬してこの葉茶に含まれる成分
を抽出して茶となり、漏斗28の下端開口から前記容器
内に自動的に注がれて給茶が行なわれる。
【0029】一方、葉茶量設定装置43で設定した量の
葉茶を計量する升44を、回転体36の外周面に開口面
をそれぞれ沿わせかつ円周方向に配列して形成した、内
容積が互に異なる複数の升37で構成している。そのた
め、互に異なる内容積の、所要の数の升37で升44を
構成することにより、一回に煎じる葉茶の量を葉茶量設
定装置43で設定する際の、選択する設定値の範囲およ
び種類数を従来より大幅に広げかつ多くできる。また、
前記した従来例に比べて、葉茶量設定装置43の構造を
簡素にできるので、この葉茶量設定装置43を構成する
部品点数を大幅に削減できる。また、原料箱6内から茶
こし29内に供給する、一回に煎じる葉茶の量を葉茶量
設定装置43で設定する際は、回転体本体35とカバー
33との嵌合位置を変えるだけで、所要の内容積の升3
7を複数の升37の中から容易に選定できる。
【0030】したがって、葉茶自動計量装置30で計量
できる、一回に煎じる葉茶の量の計量可能な範囲および
種類数を、葉茶量設定装置43の構造で制約されずに広
げかつ多くできるとともに、簡素な構造で部品点数の少
ない葉茶自動計量装置30を構成できる。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、一回に煎じる葉茶の
量を複数の設定値の中から選択して設定する葉茶量設定
装置で設定された量の前記葉茶を升で自動的に計量す
る、前記葉茶を煎じて茶を自動的に供給する自動給茶機
の葉茶自動計量装置の前記升を内容積が互いに異なる複
数の升で構成するものとしたので、構造を簡素にして葉
茶自動計量装置の部品点数が少なくできるとともに、一
回に煎じる葉茶の量を葉茶量設定装置で設定する際の、
選択する設定値の範囲および種類数を広げかつ多くで
き、自動給茶機の機能を向上させることができる。
【0032】また、前記複数の升が、回動自在若しくは
回転自在に支持された、軸長方向が水平な回動体若しく
は回転体に、この回動体若しくは回転体の外周面にその
開口面をそれぞれ沿わせかつ円周方向に配列して形成さ
れるものとしたので、複数の升の選択した一つで葉茶を
自動的に計量できるとともに、この回動体若しくは回転
体の一つに内容積が互いに異なる升を所要の数形成して
葉茶自動計量装置を簡素に構成できる。
【0033】さらに、前記複数の升それぞれが、開口面
が上方に向く位置でこの開口面を通して投入された葉茶
を計量し、かつ回動体若しくは回転体が回動若しくは回
転して前記開口面が下方に向く位置で前記葉茶を落下排
出するものとしたので、葉茶を、原料箱から升に、また
升から茶こしにそれぞれ自動的に供給でき、自動給茶機
を容易に自動化できる。
【0034】その結果、自動的に計量できる、一回に煎
じる葉茶の量の範囲および種類数が広くかつ多い、構造
が簡素で部品点数が少なくかつ廉価な葉茶自動計量装置
で自動給茶機の機能を向上させることにより、自動給茶
機の利用範囲を拡大できるという効果がが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の自動給茶機の葉茶自
動計量装置の構成を示し、(A)が前方斜右上から見た
要部分解斜視図、(B)が(A)の回転体本体を背面側
後方から見た、回転体本体の背面図
【図2】この発明の対象となる自動給茶機の内部構成を
示す、ケースの前面開口を覆う扉を開いた状態の、前方
斜右上から見た斜視図
【図3】従来の自動給茶機の葉茶自動計量装置の構成を
示す、前方斜右上から見た要部分解斜視図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 取出口 4 受け台 5 茶こし装置 6 原料箱 7 蓋 8 葉茶自動計量装置 9 ケース本体 10 カバー 11 ねじ 12 ケース 13 電動機 14 回転ドラム 15 カバー 16 回転ドラム本体 17 ラック 18 底面形成部材 19 ピニオン 20 回転軸 21 つまみ 22 升 23 葉茶量設定装置 24 湯槽 25 制御盤 26 茶殻容器 27 回動軸 28 漏斗 29 茶こし 30 葉茶自動計量装置 31 カバー 32 ケース 33 カバー 34 連通孔 35 回転体本体 36 回転体 37 升 38 係止部 39 係止部 40 突起 41 凹部 42 つまみ 43 葉茶量設定装置 44 升

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】葉茶を煎じて茶を自動的に供給する自動給
    茶機であって、一回に煎じる前記葉茶の量を複数の設定
    値の中から選択して設定する葉茶量設定装置を備え、こ
    の葉茶量設定装置で設定された量の前記葉茶を升で自動
    的に計量する自動給茶機の葉茶自動計量装置において、
    前記升を内容積が互に異なる複数の升で構成したことを
    特徴とする自動給茶機の葉茶自動計量装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動給茶機の葉茶自動計量
    装置において、複数の升が、回動自在若しくは回転自在
    に支持された、軸長方向が水平な回動体若しくは回転体
    に、この回動体若しくは回転体の外周面にその開口面を
    それぞれ沿わせかつ円周方向に配列して形成された自動
    給茶機の葉茶自動計量装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の自動給茶機
    の葉茶自動計量装置において、複数の升それぞれが、開
    口面が上方に向く位置でこの開口面を通して投入された
    葉茶を計量し、かつ回動体若しくは回転体が回動若しく
    は回転して前記開口面が下方に向く位置で前記葉茶を落
    下排出する自動給茶機の葉茶自動計量装置。
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CN109008645A (zh) * 2018-10-10 2018-12-18 珠海格力电器股份有限公司 一种接水设备

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