JPH07101814B2 - アンテナ給電回路 - Google Patents

アンテナ給電回路

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JPH07101814B2
JPH07101814B2 JP63004954A JP495488A JPH07101814B2 JP H07101814 B2 JPH07101814 B2 JP H07101814B2 JP 63004954 A JP63004954 A JP 63004954A JP 495488 A JP495488 A JP 495488A JP H07101814 B2 JPH07101814 B2 JP H07101814B2
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JP
Japan
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horns
antenna
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feeding circuit
waveguide
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JP63004954A
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健治 上野
衛彦 服部
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、無線通信アンテナの指向方向を検出する装置
に関する。
(従来の技術) 従来、無線通信アンテナの指向方向を検出するモノパル
ス給電回路としては、第1図に示す構成が考えられてい
る。1は反射鏡面、2はホーン、3はマジックT、4は
出力端であり、アンテナを電波の発信地に対して上下左
右方向に向けると各出力端にはアンテナの指向方向に対
応して第2図に示す電波が出力される。図中の5は、等
振幅線を表す。この出力信号のうち、出力端4の出力で
あるΣと4′の出力であるΔazとで同期検波を行うと左
右方向の指向方向に応じた直流出力が得られ、Σと4″
の出力であるΔelとで同期検波を行うと上下方向の直流
出力が得られる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この従来技術には、給電回路において導波管が
入り組んでおり接続が大変であること、給電回路が重く
なること、本来のアンテナの使命である通信用のホーン
に接続する導波管の接続を困難にすること等の問題があ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、反射鏡と、この反射鏡に給電する4つ
のホーンとからなるアンテナ給電回路において、4つの
ホーンはアンテナ焦点に対して非対称な位置に配置され
ており、各々2つのホーンに導波管を介して接続された
第1及び第2のマジックT又は方向性結合型ハイブリッ
ド素子と、これら2つのマジックT又は方向性結合型ハ
イブリッド素子に導波管を介して接続された入力端を形
成していると共に給電回路からの2つの出力端を形成し
ている第3のマジックT又は方向性結合型ハイブリッド
素子とを有するアンテナ給電回路が提供される。このよ
うに本発明では、ホーン配置のアンテナ焦点に対する非
対称性を利用して給電回路のマイクロ波素子の数を3つ
に減らすものである。
(作用) アンテナ鏡面系の非対称性を利用する場合のアンテナ指
向方向検出の原理を、以下に説明する。第3図は、第1
図のホーンをアンテナ焦点から変位して設置した場合の
ホーン1個に対するアンテナ放射パターンの実測例であ
り、図中の5は、放射パターンの等振幅線を表し、6は
放射パターンの等位相線を表す。7′は該当する放射パ
ターンの中心方向を示す。7,7″,7は他の3個のホー
ンに対する放射パターンの中心方向を示し、これらの回
りには5,6と同様な放射パターンが存在する。ただし、
第3図では図面の明瞭さを保つため、これら放射パター
ンは省略した。等振幅線5を注意して見れば、厳密な円
ではなく、斜め方向につぶれた楕円であることがわか
る。これが即ちホーンをアンテナ焦点から変位してアン
テナ鏡面系の非対称性を利用した効果である。今、4個
のパターンのほぼ中心方向8において4個のパターンの
振幅および位相が等しくなるようにホーン出力を調整す
る。次に、ホーンの出力側に第1図に示したのと同様の
給電回路を接続すると、出力端4には4個のホーンの出
力の和(Σ信号)、また出力端4′にはホーン2,2′の
出力の和とホーン2″,2の出力の和の差(Δ信号)が
出力される。第4図、第5図はそれぞれアンテナ指向方
向に対する出力端4′,4の出力信号の実測例を示す。5
は等振幅線、6は等位相線である。なお、出力端4にお
いてはアンテナ指向方向に関して位相はほとんど変化し
ないため、等位相線は表示されない。ここで、4,4′の
出力信号はそれぞれΣ(az,el)、Δ(az,el)exp(j
γ(az,el))と表すことができる。az,elはアンテナの
左右および上下方向の指向方向であり、ΣとΔは実数で
振幅パターンを表し、γは実数で位相パターンを表す。
これらの信号を第6図に示す追尾受信機(上野、貝塚
著:“衛星搭載用30GHz帯RFセンサ”、電子通信学会論
文誌、Vol.J69−B,No.11,pp.1495−1503,1986年11月発
行)に入力する。なお、追尾受信機の入出力特性は以下
の式で表される。
Vel=Δ(az,el)sin(γ(az,el))/Σ(az,el) Vaz=Δ(az,el)cos(γ(az,el))/Σ(az,el) 第4図、第5図に示した信号をこの追尾受信機に入力す
ると、elおよびazポートには第7図、第8図に示す出力
が得られる。図中の9は追尾受信機の等出力電圧線であ
る。即ち、azポートにはアンテナの左右方向の指向角度
に応じた出力、elポートには上下方向の指向角度に応じ
た出力が得られ、アンテナの指向方向を二次元的に把握
することができる。
上記の例では、鏡面系に対するホーンの配置の非対称性
を利用している。なお、4個のホーンがアンテナの焦点
に配置されている場合には、ホーンの配置を正方形配置
から変更するとか、ホーンの開口形状を正方形から菱形
に変更するとかの種々の非対称性を利用することによ
り、第4図と同様の差信号放射ポターンを得ることがで
きる。
(実施例) 本発明の第一の実施例を第9図に示す。2〜2はホー
ン、3〜3″はマジックT、4,4′は出力端である。動
作としては、ホーン2と2′の出力はマジックTの3に
より合成され次のマジックT3″に導かれる。一方、ホー
ン2″と2の出力はマジックTの3′により合成され
次のマジックT3″に導かれる。マジックT3″は3および
3′からの信号を合成したものを4へ、それぞれの差を
とったものを4′へ分配出力する。従って本実施例に示
した給電回路は、前記の作用の項で述べたように第4
図、第5図に示すようなアンテナ指向方向に対する出力
信号を形成することができる。なお第9図でマジックT3
と3′の終端ポート3a,3′aは整合終端されるものとす
る。
第10図は、本発明の他の実施例を示す。10は位相を90度
進める位相器、11は方向性結合器型ハイブリッド素子、
12は無反射終端である。動作としては、ホーン2の出力
は位相の変化を生ずることなく11の出力側に達する。ホ
ーン2″の出力は10により位相が90度進められるととも
に11を通過する際位相が90度だけ遅れて出力端に到達す
る。即ちホーン2″の出力は2の出力と同様に位相の変
化を生じないので、11の出力端においてホーン2からの
信号と合成される。これを2+2″で表す。一方、ホー
ン2′および2からの出力も同様に11の出力端で合成
され、これを2′+2で表す。次に、2+2″の信号
は10により位相が90度進められるとともに、11により二
分割され片方は位相の変化を受けずに4′へ、他方は90
度遅れて4へ出力される。つまり、4′では2+2″の
信号は90度進んでおり、4では遅れ進みなしである。
2′+2も同様に11により二分割され、4′には90度
遅れた信号が、4には遅れ進みなしの信号が出力され
る。よって、4では2+2′+2″+2即ちΣ信号が
現れる。一方、4′には2+2″と2′+2の差であ
るΔ信号が現れる。即ち、本実施例に示した給電回路
は、前記の作用の項で述べたように第4図および第5図
に示すようなアンテナ指向方向に対する出力信号を形成
することができる。
第11図は、本発明の他の実施例であり、第10図の最終段
の方向性結合器型ハイブリッド素子をマジックTに置き
換えたものである。動作については、第9図の動作説明
と第10図の動作説明を併せ読むことにより明らかであ
り、この場合にも第4図および第5図に示すようなアン
テナ指向方向に対する出力信号を形成することができ
る。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明によれば、アンテナ焦
点に対するホーン配置を非対称性とし、各々2つのホー
ンに導波管を介して接続された第1及び第2のマイクロ
波素子と、これら2つの素子に導波管を介して接続され
た入力端を形成していると共に給電回路からの2つの出
力端を形成している第3のマイクロ波素子とを有してい
るので、マイクロ波素子数の低減化が図れると共に、そ
の少ないマイクロ波素子数及び2つの出力ポートであり
ながら追尾受信機の出力から2つの互いに直交する方向
(az、el)のアンテナ指向方向誤差を検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモノパルス給電回路構成図、第2図は従
来のモノパルス給電回路の出力例、第3図は各ホーンに
対応するアンテナ放射パターン、第4図と第5図はモノ
パルス給電回路の出力例、第6図は追尾受信機の構成
例、第7図と第8図は追尾受信機の出力例、第9図は本
発明の一実施例、第10図は本発明の別の実施例、第11図
は本発明の別の実施例である。 図面中、1は反射鏡面、2はホーン、3はマジックT、
4は出力端、5は等振幅線、6は等位相線、7は放射パ
ターンの中心方向、8は7〜7の中心方向、9は等電
圧線、10は位相器、11は方向性結合器型ハイブリッド素
子、12は無反射終端である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鏡と、該反射鏡に給電する4つのホー
    ンとからなるアンテナ給電回路において、 前記4つのホーンはアンテナ焦点に対して非対称な位置
    に配置されており、 各々2つのホーンに導波管を介して接続された第1及び
    第2のマジックTと、 該2つのマジックTに導波管を介して接続された入力端
    を形成していると共に給電回路からの2つの出力端を形
    成している第3のマジックTとを有することを特徴とす
    るアンテナ給電回路。
  2. 【請求項2】反射鏡と、該反射鏡に給電する4つのホー
    ンとからなるアンテナ給電回路において、 前記4つのホーンはアンテナ焦点に対して非対称な位置
    に配置されており、 各々2つのホーンに導波管を介して接続された第1及び
    第2の方向性結合型ハイブリッド素子と、 該2つの素子に導波管を介して接続された入力端を形成
    していると共に給電回路からの2つの出力端を形成して
    いる第3の方向性結合型ハイブリッド素子とを有するこ
    とを特徴とするアンテナ給電回路。
  3. 【請求項3】反射鏡と、該反射鏡に給電する4つのホー
    ンとからなるアンテナ給電回路において、 前記4つのホーンはアンテナ焦点に対して非対称な位置
    に配置されており、 各々2つのホーンに導波管を介して接続された2つの方
    向性結合型ハイブリッド素子と、 該2つの素子に導波管を介して接続された入力端を形成
    していると共に給電回路からの2つの出力端を形成して
    いるマジックTとを有することを特徴とするアンテナ給
    電回路。
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JPH0740641B2 (ja) * 1983-06-13 1995-05-01 日本電気株式会社 追尾可能衛星搭載用アンテナ
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