JPH07101733A - ガラス容器成形用溶融ガラスの切断装置 - Google Patents

ガラス容器成形用溶融ガラスの切断装置

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JPH07101733A
JPH07101733A JP5131494A JP13149493A JPH07101733A JP H07101733 A JPH07101733 A JP H07101733A JP 5131494 A JP5131494 A JP 5131494A JP 13149493 A JP13149493 A JP 13149493A JP H07101733 A JPH07101733 A JP H07101733A
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blade
pair
molten glass
cutting
glass
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JP5131494A
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Yoichi Yabuki
洋一 矢葺
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/10Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ガラスびん製造における成形工程に所定のゴブ
を供給するため、ゴブフィーダから流下する溶融ガラス
を切断する装置の改良。 【構成】ブレードホルダ3,4の重量の軽減により,ク
ランク軸12a,12b廻りの回転慣性は従来どおり
で,ブレード1,2のたて円回動径を大きくするこがで
き,一対のブレード1,2の中心部の交差を深くでき,
その結果水平分速度の割合を早くすることにより,流下
ガラス30との接触時間をさらに短縮でき,品質的にシ
ャーマークの発生がない,且つ高速切断の装置より成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】この発明は,ガラスびん製造におけ
る成形工程に所定のゴブを供給するため,ゴブフィーダ
から流下する溶融ガラスを切断する装置に関する.
【0002】
【従来の技術】ガラス製品の内ビールビン,牛乳ビン等
のガラス容器を製造する場合を代表例として簡単に説明
する.まず,所定の原料を調合して溶解炉にて溶解して
溶融状態のガラスを作り,これを溶解炉下部のゴブフィ
ーダに送給する.このゴブフィーダには溶融ガラスを棒
状に絞って連続して流下させるオリフィスが設けられて
おり,このオリフィスからの溶融ガラスを流下途中でゴ
ブシャーにて所定量ごとに切断することにより,ゴブ
(溶融ガラスの塊)を作製する.該ゴブは下方に待機し
た製ビン機の型に落下供給され、該製ビン機の粗型パリ
ソンに成形され、仕上げ型にてビンの形に成形される.
また,溶融ガラスを切断するゴブシャーに使用するブレ
ードは,全体が板状で先端にV字形切断エッジ部を有
し,使用に際しては,前記ブレードを一対対向させ,こ
れらを水平方向に移動させ交差(ブレード相互の水平運
動を重なり合わせる)させることにより流下する溶融ガ
ラスをせん断する.
【0003】しかして,オリフィスから流下する溶融ガ
ラスをブレードにより切断する際,該ブレードの動作に
着目すると,従来から用いられているものとして.それ
ぞれ水平ブレードを固定した2個のキヤリッジをブレー
ドが対向するごとくガイド部材を介して往復動可動に保
持し,対向するブレードの直線的な水平移動により溶融
ガラスを切断する方法である.これは一対のブレードが
直線状に水平面内に移動することにより,溶融ガラスの
流下途中にて切断を行うものである.従って,対向する
ブレードが水平に移動,交差して切断動作を行う場合に
は,1回の切断に際して2度の停止動作,即ち切断時と
後退して再度前進する時,停止が必ずはいる.往復動作
の切断サイクルに停止動作がはいることは,連続的な操
作の妨げとなると供に,ブレードの移動機構に振動を生
じせしめ,移動速度の高速化に比例して振動が増大いす
る.このため水平往復切断方式では速度に制限があり.
一定レベル以上にゴブの切断能率を上げることができ
ず.ガラスビン生産性の向上を図ることが出来なかつ
た.ちなみに,現状の最も生産性の高いとされている直
線的な水平移動切断方式であっても,その切断ゴブ本数
は約250本/分が限度であった.
【0004】加えて,ガラス製品製造において問題とな
るのはシャーマークの発生である.シャーマークは溶融
ガラスを切断して得られるコブの上下に生じるもので.
その存在は製品の品質を低下させるので,できる限り低
減することが望ましい.このシャーマークはブレードと
溶融ガラスとの接触の結果生じるもので.接触時間が長
いと多く発生する.特に,ブレードは後退時に冷却され
るので,接触時間が長いことはシャーマークの発生に好
都合となる.従ってシャーマーク低減には切断の高速化
を図り接触時間を短くすることが必要であるが,直線切
断方式では,その切断機構の面で高速化に限度があり,
シャーマーク低減は実際困難であった.なお,直線切断
機の代表例として米国特許4,215,611号明細書
を挙げることができる.この米国特許では,切断能率の
向上を図るため切断ストロークをエアーシリンダにて行
わせる機構を採用すると供に,切断時に一対のブレード
が重なり合った時に両ブレード間に作用する張力が過大
な場合,一方のブレードを傾斜させる機構を備えてい
る.しかし,この改良した直線切断機であっても,やは
りブレードの停止動作は避けられないことから,生産性
向上には限界があり,また制御機構が複雑で,さらに各
部品の耐久性にも問題があった.
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】よって前記直線切断機
を改造するものとして,流下する溶融ガラスの切断過程
において,ガラス切断用ブレードが,水平姿勢のまま
で,溶融ガラスの流れに逆らうことなく停止せずに連続
的にたて円回動することにより,流下溶融ガラスを刃先
だけの接触により効率よくかつ円滑に切断することが可
能な装置で,作動として,ブレードの切断時の円回動の
個々の速度を短時間に調整する.即ち,流下溶融ガラス
を中心に,各々がたて円運動する一対の相対向するブレ
ードで切断する状況を説明すると,相対向するブレード
が前進,流下溶融ガラスに接触する時パルスモータを正
確に速度制御して,流下溶融ガラスの流下速度とブレー
ドの下方向の分速が同速になる様に制御し,次に相対向
するブレードの交差により流下溶融ガラスを切断し,切
断後は流下溶融ガラスの下方向の速度より若汗早く,し
かもゴブの落下速度より少し遅く制御し,原点位置へは
一回の切断本数の時間範囲内で復帰する様に制御する.
【0006】この場合相対向するブレードの円回動径と
相対向するブレードの交差量は大きければ大きいほど
(図7のごとき)良く,それによって下方向の分速度よ
り水平方向の分速度の割合が早くなつて,ブレードの水
平速度を高速化し,それによって流下溶融ガラスとの接
触時間が短くなることにより,シャーマークの発生しに
くい状態にして品質的に望ましい製品が生産できる.し
かし,ブレードホルダーの円回動径を大きくすると,装
置もそれに比例して,縦,横と大きくなり,またブレー
ドホルダーを回転さす回転慣性(GD)も2乗に比例
して大きくなって,パルスモータにかかる負荷はクラン
ク駆動軸の速度を減速,増速に必要なモータのトルクは
ブレードホルダーを回転する回転慣性(GD)の大き
さによってきまり,特に,高速生産の場合,減速,増速
の速度差を短時間に解消することは,制御系に不安定性
ができ,それにより応答性,精度が悪くなりゴブの長さ
に差ができ,それによってゴブの重量に誤差が発生し
て,計量瓶等の生産に不向きになる.また,切断装置を
小型にすると,ブレードの取り替えを容易にする.すな
わち,ブレードを取り替える際にはブレードホルダーを
溶融ガラスの流下ラインから退避させる必要がある.切
断装置の周辺には他の器機が配置されているので,切断
装置を退避させる空間は狭い.また,ゴブフィーダのそ
の下方にはコンベアが配置されているので,下方に退避
させることは困難である.切断装置の寸法が小さいと水
平方向に退避させることが容易てある.よって,たて型
円回動切断機の製作は円回動径が大きく,しかも小型で
ブレードホルダを円回転させる,クランク軸の回転慣性
(GD)の小さい装置を開発するかにある.
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明の目的は,流下
する溶融ガラスの切断過程において,ガラス切断用ブレ
ードが,相対向するブレードの交差量を深く,ブレード
の円回動径も大きく,しかも水平姿勢のままで,溶融ガ
ラスの流れに逆らうことなく停止せずに連続的に動くこ
とにより,溶融ガラスを効率よくかつ円滑に切断するこ
とが可能な切断装置を提供する.本発名の他の目的は,
ブレードホルダを回動駆動する上下斜めに相対向する一
対のクランクアーム,このクランクアームは横から見た
場合,駆動ギアおよび相対向する上下斜め対の従動ギア
がこれらギアの中心が2等辺三角形(図2の38の2点
波線部分参照)の頂点となるように配置されていること
により,該底辺の長さを短くすることにより,ブレード
ホルダーの高さを低くすることができ,その結果,ブレ
ードホルダーの重量(従来の1/4)の軽減によりり,
ブレードホルダーの回転慣性(GD)を小さくするこ
とが出来る.したがつて,流下溶融ガラス切断シャーブ
レードの高速化により接触時間を最小限に押さえること
ができ,シャーマーク等の欠陥の無い良好な品質のゴア
を得ることができ,またブレード円回動の1周期中での
速度変化を容易に達成するため,サーボ制御系に,短時
間的に常時変化する速度にたいして,パルスモーターの
短時間な応答による,精度と安定性をサーボモータ制御
にあたえることができる切断装置を提供することにあ
る.
【0008】次に,本発明の切断装置は,ゴブフィーダ
ー直下に配置されたハウジング,相対抗した一対のハウ
ジングに回転可能に支持された駆動ギア,前記一方のハ
ウジングに固定され,駆動ギアを回転駆動する装置.X
−X矢視方向より見て,駆動ギアに作動連結され上下に
間隔をおき,一対となった従動ギア,該上下一対となっ
た従動ギアを各々のハウジングに回転可能に取り付け
る,駆動ギアおよび上下一対の従動ギアがこれらギアの
中心が上下一対の従動ギアの中心を結ぶ線を底辺とする
2等辺三角形(図2の38の2点波線部分参照)の頂点
となるように配置されている,上下一対の従動ギアの組
が溶融ガラスの流下ラインを挟んで向き合っている.上
下一対の従動ギアのそれぞれにクランク軸が固着され
る,上下,前後に間隔をおき対となったクランク,上下
一対のクランクの組が溶融ガラスの流下ラインを挟んで
向き合っている,シャーブレードが水平姿勢で移動可能
に固定されたブレードホルダー,ブレードホルダーは溶
融ラインに平行な垂直姿勢の状態で上下のビン孔に上下
一対のクランクのピンがそれぞれ回転可能にはめ合って
おり,ブレードホルダーおよび上下一対クランクは2節
リンクを構成している,シャーブレードの刃先は円形回
動に沿って運動し,溶融ガラスの流下ラインで向い合っ
た該一対の刃が対象的な前進,交差,後退の動作する,
からなっている。
【0009】ハウジング内で上下の一方の従動ギアが前
記駆動ギアにかみ合い,他方の従動ギアが中間ギアを介
して駆動ギアに噛み合うハウジング内のギア郡の組合
せ.
【0010】流下する溶融ガラスを対象的に挟んだ一対
のシャーブレードの交差量が0からお互いの円形回動が
同一に重なるまで調整可能である装置.
【0011】流下する溶融ガラスに対するシャーブレー
ドの相対速度が変えられるように,前記回転駆動装置の
回転速度が調整可能である装置.
【0012】前記回転駆動装置の駆動源が,サーボモー
タである装置.
【0013】前記一対の向い合ったクランクの回転駆動
装置の駆動源が,各々のサーボモータで駆動する装置.
【0014】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基ずいて説
明する.第1図,第2図,及び第3図は,2対のシャー
ブレードを備えた2連ブレード方式の切断装置の例を示
している.一方のブレードホルダー3の上端には該ホル
ダーの軸と直角方向に2個のシャーブレード1をネジ8
によりブレード1が水平姿勢で移動可能に固定されてい
る,これは相対向するブレード1,2の交差量を調整す
る場合に用いる.該ブレード1はホルダー3に水平姿勢
かつその切断エッジ部1aがホルダーから張り出す状態
で装着される.該ホルダー3と平行な位置にもう一つの
ブレードホルダー4が設けられており,該ホルダー4の
上端にも同様に2個の上方シャーブレード2がネジ9に
よりブレード2が水平姿勢で移動可能に固定されてい
る.一方のホルダー3上の下方シャーブレード1と他方
のホルダー4上の上方シャーブレード2は,第2図に示
すように,高さ位置を僅かに異ならせて互いに刃面を逆
にして向かい合っており,これら相対する一対のブレー
ド1,2によって溶融ガラスのシャーメカニズムが構成
される.各シャーブレード1,2は使用による損耗によ
り適宣取り替える.前記二つのホルダー3,4は,図2
及び図3に示すごとく,全体が短形のブロック状で断面
が縦方向に長い形状で形成され,その平らな上面にブレ
ードを取り付ける.なお,図示の例ではシャーブレード
はホルダーの上面に保持するタイプを示したが,ホルダ
ーの中間位置にブレードを保持固定することもできる.
【0015】また,ホルダー3,4はその軸両端部にお
いて,ホルダー回動駆動機に接続されている.一つのホ
ルダー,例えばホルダー3はその両端側から各1本のク
ランクアーム5,6によって両端で軸支される,クラン
クアーム5はブレードホルダー3を回転させるため,反
対端部のクランクアーム6はブレードホルダー3を水平
姿勢に保つための機構である,クランク主軸12a,1
2bは軸受け等を介してハウジング14,15に各々支
持される,二つのブレードホルダー3,4の軸方向一端
側は同一のハウジング14にて合計2本のクランク主軸
12a,20aを軸支している,ブレードホルダー3,
4の他端側も同様に別のハウジング15が設けられ,2
本のクランク主軸12b,20bが軸支されている.
【0016】即ち,横方向より見て,駆動ギア26a,
26bに作動連結されブレードホルダー3を挟んで上下
に間隔をおき,一対となった従動ギア22,23,該上
下一対となった従動ギア22,23を対のハウジング1
4,15に回転可能に取り付ける.駆動ギア26a,2
6bおよび上下一対の従動ギア22,23がこれらギア
の中心が上下一対の従動歯車22,23の中心を結ぶ線
を底辺とする2等辺三角形(図2の38の2点波線部分
参照)の頂点となるように配置されている,従って底辺
の長さを短くすることにより,ブレードホルダー3のた
ての長さもそれに正比例して短くでき,よつてブレード
ホルダー3の重量を軽減できる.上下一対の従動ギアの
組22,23,,24,25,が溶融ガラスの流下ライ
ンを挟んで向き合っている.各ハウジング14,15内
にはクランクアーム5,6,16,17を回動するため
の各種ギアが配置されている.即ち,第4図に一方のハ
ウジング14にギア郡を示すが,各クランク主軸に装着
した1個のヘリカルギア 22,24,これらのギアの
うちギア22と噛み合う駆動ギア26aと該駆動ギア2
6aと前記ギア25,と噛み合う中間ギア27とが配置
されている.ハウジング14の駆動ギア26aは駆動源
であるサーボモータ28により直接回動する出力ギア2
9に噛み合っている.このようにして一対のブレードホ
ルダー3,4を,それぞれ上下一対のクランク主軸を中
心にしてその姿勢を保持した状態で一定の円回動軌跡
で,かつ流下する溶融ガラスの中心軸を挟んで互いに対
象に鉛直方向に回転させている.また各ヘリカルギアは
平ギアと代替することもできる.
【0017】なお,上記2個のヘリカルギア22,24
は,クランク主軸とキー止めされずに,ギアと主軸側に
例えばウエッジ状のメカニカルロック41,42手段を
介在させて,適宜ギアをフリー状態あるいはロック状態
にすることができるようにしている.対側のギア23,
25はクランク主軸12h,20bにキー止めされる
が,このようにすれば,ギア郡の噛み合いの際,最初ギ
ア22と24はフリー状態でその位置合わせした後,ロ
ック手段を締め付けてロックすれば,円滑なギア相互の
噛み合いが得られる. 他方のハウジング15内にも同
様のギア郡が配置されるが,前記の駆動ギアは存在せ
ず,単にギア23及び中間ギア27と噛み合う非駆動ギ
ア26bが設けられており,一方のハウジング14の駆
動ギア26aの駆動により従動するようになっている.
本発明では,これらハウジング14,15を図1に示す
ように,ホルダーを挟むようにして適宜のフレーム36
にて強個に接続する形に形成し,切断装置を構成する.
切断装置は取り付けブラケット37を介して他の部材に
取り付けられ,その位置をきめられる.また,シャーブ
レード1,2は前記したホルダー3,4の動作に対応し
て同様に一定の回動軌跡にて鉛直方向に回転するが,こ
の動作は1サイクルを平面的にみると,向い合うブレー
ド1,2は溶融ガラス30の流下ラインに対して前進,
溶融ガラス30中心位置での交差(図1波線位置参照)
後退という所定の動作を行うことになる.前記の交差の
位置で相対する下方及び上方シャーブレード1,2は僅
かにその高さ位置を違えて重なり合い,溶融ガラス30
の切断が行われる.
【0018】次に図8の平面図は2台のパルスモーター
で各々のブレードホルダーを円回動さす実施例について
説明する.図8により,左側の時計方向に回転するブレ
ードホルダー3は上面にV字板状のブレードを裏面で水
平姿勢のまま,前後にスライドできる状態でボルト8で
取り付けられている.ブレードホルダー3の両端部は各
々一本のクランクアーム5,6で,2節リンクのピンが
各々回転可能にはめ合っており,クランク軸12はハウ
ジング14,15で軸受けで支えられ,また上部のクラ
ンク軸12aはカップリングを介してパルスモーター2
8aの出力軸に接続されている.流下ガラス30を挟ん
で上記と同様の組合せのブレードホルダー4が反時計廻
りで,別のパルスモーター28bで駆動されている.ハ
ウジング14,15はホルダー3,4を挟むようにして
適宜のフレーム36にて強個に接続する形に形成し箱状
の構造になつている.またブレード交差量の運転中の調
整方法として,両ハウジングの中央部を2分割にして,
その部分をねじの移動体で接続し,流下ラインを挟ん
で,前後にねじにて運転中に交差量を調整できる機構に
することができる.続いて作動状況を説明すると,図7
によりまず中心部のブレードの交差量を決めブレードを
移動してボルト8,9で固定する,ブレード1,2のス
タート地点A,A′よりスタート上支点を過ぎて流下ガ
ラス30の両側面から水平姿勢を保持したまま接触して
切断にはいり,溶融ガラス30の中心位置で交差しなが
ら(交差量は0から2つの円が重なるまで調整できる)
ガラスの切断を終え,ゴブをえる,その後,両ブレード
は交差しながら前進限度位置を過ぎてから互いに離隔し
つつ後退しながら下降をつづけガラスから離れる.つづ
いて円回動最下点から上昇に移って最初のA′,A
置に戻り,1サイクルを終える.この場合切断されたゴ
ブは中心にあって,一対の両ブレートの刃1,2が同時
に流下ガラスに接触した切断した場合,ゴブは直下に落
下するが,ブレード刃の摩耗等により前記条件が変わっ
た時ゴブは斜めに落下する.この時,交差の位置で相対
する下方及び上方シャーブレード1,2は僅かにその高
さ位置を違えて重なり合い,溶融ガラス30の切断が行
われる.この僅かの高さ位置の間で,ブレード1,2の
流下ガラス接触のときから切断終了の間に,各々のパル
スモーターの回転速度を僅かに変えることにより,ゴブ
の落下の角度を正確に調整できる利点がある.またパル
スモータを2台使用することにより,ブレード刃1,2
の負荷を各々のモーター28a,28bで吸収すること
が出来るので,短時間に増速,減速を繰り返しても,パ
ルス制御系に不安定要素を与えることが少ない.また取
り付けの空間があるので,全体でモーター28の出力を
一段上げることも出来る,またハウジング内でギア郡を
全然用いないので騒音が小さく,切断装置の耐久性が非
常に良い.
【0019】図5は本発明の特徴とするシャーブレード
の独自の移動軌跡を達成するためのホルダー、クランク
アーム,クランク主軸及び各種ギア配置を模式的に示し
たものである.なお理解を助けるため,シャーブレード
は2対とし,かつギア郡も駆動モータを設けた側とそう
でない側を示しハウジングは示さない.駆動モータ28
の出力ギア29により回動される駆動ギア26aには,
−方のホルダー3(図ては左側)を回動する2個のクラ
ンクアーム5,6と従動ギア22,23と2個の中間ギ
ア27a,27bが噛み合い,該中間ギア27bには他
方のホルダー4(図では右側)を回動する2個のクラン
クアーム16,17従動ギア24,25が噛み合ってい
る,従って,駆動モータ28を作動させることによっ
て,駆動ギア26aを矢印方向(反時計周り方向)に回
動させると,これに噛み合うギア22,23は時計周り
に回転し,左のクランクアームを同方向に回動させ,こ
れによりホルダー3も回動し,シャーブレード1は一定
の半径の時計周り方向の鉛直の円軌跡31を描く.反対
に中間ギア27bを介した右側のギア24,25は反時
計周りに回転し,ホルダー4を同方向に回転させ,さら
にシャーブレード2に反時計周り方向の鉛直の円軌跡3
2を付与することになる.これら円軌跡は溶融ガラス流
下ラインを挟んで対象となる.
【0020】次に,実施装置を用いて溶融ガラスの切断
を行う操作を説明する.ゴブフィーダ内の溶融ガラス
は,プランジャモータの駆動によりプランジャを下降・
上昇させることによりオリフィスから間欠的に流下し始
めるが,前記のスタート信号と連動するサーボモータの
駆動により,各ギア及びクランクアーム,ホルダーを経
てブレードに1サイクル毎の円回動を付与する.これに
よって溶融ガラスはゴブフィーダの直下で1サイクルに
つき1回の切断を受けることになる.溶融ガラスの切断
状況を第7図にて説明すると,シャーブレードの円軌跡
31,32の例えば最も流下ラインから遠い位置であ
る,A′,A位置からスタートした向い合うブレード
は,上昇して最上点を通過して下降に転じて溶融ガラス
30に向かって前進し,その切断エッジ1a,2aがガ
ラス30の両側面から水平状態を保持したまま接触して
切断にはいり,溶融ガラス30の中心位置で交差しなが
ら(交差量は0〜2つの円が重なるまで調整できる)ガ
ラスの切断を終え,ゴブを得る,その後,両ブレードは
交差しながら前進限度位置を過ぎてから互いに離隔しつ
つ後退しながら下降をつづけガラスから離れる.続いて
円回動最下点から上昇に移って最初のA′,A位置に戻
り,1サイクルを終える.
【0021】シャーブレードによる切断に際して,溶融
ガラス30の流下が停止していると仮定した場合,ガラ
ス30は図6のごとく正面からみて,ブレードの移動軌
跡に沿ってほぼ三角形状に突出した形に切断され,ゴブ
は34aの如なるが,切断時にブレードの下降速度と同
じ速度で溶融ガラスが下降したとすると,ガラスはほぼ
水平面で切断され,ゴブは35aのようになる.また,
ガラス下降速度より早い速度でブレードを下降させる場
合には,ガラス切断面を種々の長さを有する逆円錐状と
することができる,さらにブレードをガラス下降速度よ
り遅くすることで円錐面をゆうする切断面を得ることも
可能となる.図7のようにブレードの最大開度をA′,
Aとして,ブレードの円回動径31b,32bを大きく
して水平円周分速度を上げると,ガラスとの接触時間を
少なくでき,また相対向するブレードの交差量を深くな
り,形状は変わり円錐が水平に近くなる,従って,ガラ
ス下降速度とブレードの切断開始から終了までの回動速
度を相対的に変化させることにより,また,円回動径3
1b,32bと交差量を変えることにより,逆円錐型よ
り水平に近くなり,ガラス30との接触時間を短くする
ことにより高品質になり,所望の形状を有するゴブ34
bが得られることになる,この形状に対応したガラス製
品を製造する上で便利となる.
【0022】上述したシャーブレードの1サイクルの動
作時間とブレードの交差量と溶融ガラスの流下速度との
関係を適切に決めることにより,溶融ガラスを連続して
所定量ずつ切断しゴブを作る.従って,流下速度を一定
にしてブレードの1サイクルの時間を変えることでゴブ
の量(大きさ)を任意に調節することかできる.なお,
本発明では,サーボモータのパルス調整にて1サイクル
におけるシャーブレード移動の各段階での速度を細かく
コントロールるすことができる.例えば,切断開始から
切断終了までは,所望のゴブ形状が得られる速度とし,
切断後はガラスとの接触を避けるため速度を早め,ガラ
スの流下範囲外では速度を遅くするとし,1サイクルの
時間は常に同じになるように制御することができる.さ
らに,本発明におけるシャーブレードとしてサイズを同
一としたもの対向して用いているが,場合によっては対
向するシャーブレードの長さを変えて,切断位置を流下
ガラス断面の片側へずらすこともできる.シャーマーク
がゴブの中心に遍在する場合には,このように切断位置
をずらすことも有効である.
【0023】
【発明の効果】以上説明した本発明の切断方法によれ
ば,溶融ガラスの切断を,切断過程において停止するこ
とのないブレードにより,ガラス流下速度に対応した速
度で追従しながら水平速度を早く(相対向するブレード
の交差を深くして)することができるとともに,切断後
はブレードとガラスとは接触することなくブレードを後
退させることが出来るので,溶融ガラスの切断が円滑に
無理なく実施でき,しかもガラスとの接触(接触時間を
従来の円回動動作切断に対して約半分に出来る)を最小
限にすることができ,しわ等の欠陥の減少を図れる,ま
た,本発明の切断装置によれば,上記した方法を好適な
状態で実施することを可能にし,しかもブレードを往復
でなく円回動動作を行わせるので,切断回数を無理なく
アップさせ,生産能力の増大が可能となる.さらに,ブ
レードの動作が回動軌跡なので,ブレードの形状が複雑
でなく,その結果操作時にブレードにかかる負荷が少な
くてすみ,そのためブレードの寿命が長く(従来の4倍
に延ばすことが可能),加えて超硬またはセラミック等
の耐摩耗性の優れた材質が使用できるメリットがある.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶融ガラスの切断装置の実施例を
示す平面図である.
【図2】第1図のX−X線矢視図である.
【図3】第1図のY−Y線矢視図である.
【図4】第1図におけるハウジング内のギア郡を示す.
【図5】本発明の特徴であるブレードの動作をギア機構
の具体例を示す模式図である.
【図6】本発明における溶融ガラスの切断状況を示す説
明図である.
【図7】本発明におけるブレードの円回動径,交差量を
大きくした溶融ガラスの切断状況を示す説明図である.
【図8】本発明における相対向する円回動径に各々パル
スモータを使用した図である.
【符号の説明】
1,2 ブレード 2a,2b ブレードの刃 3,4 ブレードホルダー 5,6 クランク 8,9 ボルト 12a,12b クランク軸 14,15 ハウジング 22,23 従動ギア 28 パルスモータ 30 流下ガラス 41,42 メカニカルロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス容器成形用溶融ガラスの切断装置
    は,ゴブフィーダー直下に配置されたハウジング,相対
    向した一対のハウジングに回転可能に支持された駆動ギ
    ア,前記一方のハウジングに固定され,駆動ギアを回転
    駆動する装置.X−X線の矢視方向より見て,駆動ギア
    に作動連結され上下に間隔をおき,対となった従動ギ
    ア,該上下一対となった従動ギアを各々のハウジングに
    回転可能に取り付ける,駆動ギアおよび上下一対の従動
    ギアかこれらギアの中心が上下一対の従動ギアの中心を
    結ぶ線を底辺とする2等辺三角形(図2の38の2点波
    線部分参照)の頂点となるように配置されている,上下
    一対の従動ギアの組が溶融ガラスの流下ラインを挟んで
    向き合っている.上下一対の従動ギアのそれぞれにクラ
    ンク軸が固着される,上下,前後に間隔をおき対となっ
    たクランク,上下一対のクランクの組が溶融ガラスの流
    下ラインを挟んで向き合っている,および,シャーブレ
    ードが水平姿勢で移動可能に固定されたブレードホルダ
    ー,ブレードホルダーは溶融ラインに平行な垂直姿勢の
    状態で上下のピン孔に上下一対のクランクのピンがそれ
    ぞれ回転可能にはめ合っており,ブレードホルダーおよ
    び上下一対クランクは2節リンクを構成している,シャ
    ーブレードの刃先は円形回動に沿って運動し,溶融ガラ
    スの流下ラインで向い合った該一対の刃が対象的な前
    進,交差,後退の動作する,からなっている.
  2. 【請求項2】一方の従動ギアが前記駆動ギアにかみ合
    い,他方の従動ギアが中間ギアを介して駆動ギアに噛み
    合うクレーム1の切断装置.
  3. 【請求項3】 流下する溶融ガラスを対象的に挟んだ一
    対のシャーブレードの交差量が0からお互いの円形回動
    が同一に重なるまで調整可能であるクレーム1の切断装
    置.
  4. 【請求項4】 流下する溶融ガラスに対するシャーブレ
    ードの相対速度が変えられるように,前記回転駆動装置
    の回転速度が調整可能であるクレーム1の切断装置.
  5. 【請求項5】 前記回転駆動装置の駆動源が,サーボモ
    ータであるクレーム4の切断装置.
  6. 【請求項6】 前記一対の向い合ったホルダーのクラン
    ク回転駆動装置の駆動軸を,各々のサーボモータで駆動
    するクレーム1の切断装置.
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