JPH07101581B2 - 圧縮ガス封入型スイツチ - Google Patents
圧縮ガス封入型スイツチInfo
- Publication number
- JPH07101581B2 JPH07101581B2 JP60183177A JP18317785A JPH07101581B2 JP H07101581 B2 JPH07101581 B2 JP H07101581B2 JP 60183177 A JP60183177 A JP 60183177A JP 18317785 A JP18317785 A JP 18317785A JP H07101581 B2 JPH07101581 B2 JP H07101581B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- switch
- compressed gas
- fixed
- filled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/02—Details
- H01H33/025—Terminal arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/70—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/98—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being initiated by an auxiliary arc or a section of the arc, without any moving parts for producing or increasing the flow
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/30—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
- H01H9/44—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts using blow-out magnet
Landscapes
- Circuit Breakers (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は圧縮ガス封入型スイッチに関する 従来の技術 上記形式を有する先行技術は例えばアメリカ合衆国特許
第4139752号明細書、特にその第１図乃至第５図に示さ
れている。このスイッチにおいては、切換えプロセスに
おいて各接触子の間に形成されるアークを消すために絶
縁ガスが用いられ、このガスはアークによつて加熱され
また、各接触子を取り囲む加熱容積室内に蓄えられてい
る。これによつて消孤ガス流の形成のための付加的な装
置が不要となり、スイッチの駆動機構は小型に維持され
得る。しかしこのスイッチは固定的な接触子の中央で給
電されるので、あらゆるスイッチユニツトに難なく組み
込むことはできない。
第4139752号明細書、特にその第１図乃至第５図に示さ
れている。このスイッチにおいては、切換えプロセスに
おいて各接触子の間に形成されるアークを消すために絶
縁ガスが用いられ、このガスはアークによつて加熱され
また、各接触子を取り囲む加熱容積室内に蓄えられてい
る。これによつて消孤ガス流の形成のための付加的な装
置が不要となり、スイッチの駆動機構は小型に維持され
得る。しかしこのスイッチは固定的な接触子の中央で給
電されるので、あらゆるスイッチユニツトに難なく組み
込むことはできない。
発明の課題 本発明の課題は、冒頭に述べた形式のガス封入型スイッ
チを改良して、単純な構造を有しかつ、接触子の運動を
規定する軸線の方向で見てより小さな構造長さを有する
ものを提供することである。
チを改良して、単純な構造を有しかつ、接触子の運動を
規定する軸線の方向で見てより小さな構造長さを有する
ものを提供することである。
課題を解決するための手段 上記の課題は本発明によれば、絶縁ガスを充填されるよ
うに適合せしめられたケーシングが設けられており、 膨脹室がケーシング内に包囲されており、 中空の絶縁体がケーシング内に配置されており、絶縁ガ
スで充填された加熱容積室を包囲しており、しかも第１
と第２の開口を有しており、 固定的な円筒形の接触子が第１の開口内に固定されてお
り、 可動の円筒形の接触子が、スイッチが閉じられるときに
加熱容積室内に固定的な接触子と係合可能であって、し
かもスイッチが開かれるときに第２の開口内を第１の軸
線にそって滑動可能であり、かつ ノズル形状の開口が加熱容積室を膨張室へ接続してお
り、ノズル形状の開口が、スイッチが閉じられるときに
可動の接触子によって閉じられ、かつスイッチが開かれ
るときに可動の接触子によって開放されるように構成さ
れており、 第１と第２の電流接続部がそれぞれ固定的な接触子およ
び可動の接触子に導電接続されており、各電流接続部が
ケーシングを第１の軸線に対してほぼ横方向である第２
の軸線に沿って貫通していて、しかもケーシング内でオ
フセット位置を取っており、オフセット位置内を流れる
電流によって発生された磁界が互いに補償し合い、かつ
スイッチが開かれるときに加熱容積室内で固定的な接触
子と可動の接触子との間で燃焼するアークに作用する電
磁力を除去するように各オフセット位置が第１の軸線に
ほぼ平行に、かつ他方のオフセット位置から反対方向に
延びた区分を有していることによつて解決された。
うに適合せしめられたケーシングが設けられており、 膨脹室がケーシング内に包囲されており、 中空の絶縁体がケーシング内に配置されており、絶縁ガ
スで充填された加熱容積室を包囲しており、しかも第１
と第２の開口を有しており、 固定的な円筒形の接触子が第１の開口内に固定されてお
り、 可動の円筒形の接触子が、スイッチが閉じられるときに
加熱容積室内に固定的な接触子と係合可能であって、し
かもスイッチが開かれるときに第２の開口内を第１の軸
線にそって滑動可能であり、かつ ノズル形状の開口が加熱容積室を膨張室へ接続してお
り、ノズル形状の開口が、スイッチが閉じられるときに
可動の接触子によって閉じられ、かつスイッチが開かれ
るときに可動の接触子によって開放されるように構成さ
れており、 第１と第２の電流接続部がそれぞれ固定的な接触子およ
び可動の接触子に導電接続されており、各電流接続部が
ケーシングを第１の軸線に対してほぼ横方向である第２
の軸線に沿って貫通していて、しかもケーシング内でオ
フセット位置を取っており、オフセット位置内を流れる
電流によって発生された磁界が互いに補償し合い、かつ
スイッチが開かれるときに加熱容積室内で固定的な接触
子と可動の接触子との間で燃焼するアークに作用する電
磁力を除去するように各オフセット位置が第１の軸線に
ほぼ平行に、かつ他方のオフセット位置から反対方向に
延びた区分を有していることによつて解決された。
実施例 第１図には例えば六ふつ化イオウである絶縁ガスを例え
ば４バールの圧力を以つて充填した円筒状のケーシング
１が示されている。このケーシング１の直径方向で互い
に向い合つた側面に貫通案内部２又は３が配置されてお
り、この貫通案内部2,3を通つて、中実円筒状に形成さ
れた可動な接触子６又は中空円筒状に形成された固定的
な接触子７のためのそれぞれ１つの電流接続部4,5がケ
ーシング１の内部へ案内されている。貫通案内部２は、
例えば多層型接点として形成された図示されていない滑
り接点を介して図示されていない駆動装置によつて鎖線
で示された軸線の方向で可動な接触子６と導電的に接続
されている。
ば４バールの圧力を以つて充填した円筒状のケーシング
１が示されている。このケーシング１の直径方向で互い
に向い合つた側面に貫通案内部２又は３が配置されてお
り、この貫通案内部2,3を通つて、中実円筒状に形成さ
れた可動な接触子６又は中空円筒状に形成された固定的
な接触子７のためのそれぞれ１つの電流接続部4,5がケ
ーシング１の内部へ案内されている。貫通案内部２は、
例えば多層型接点として形成された図示されていない滑
り接点を介して図示されていない駆動装置によつて鎖線
で示された軸線の方向で可動な接触子６と導電的に接続
されている。
可動な接触子６も固定的な接触子７と同様に焼損強く形
成されている。両方の接触子6,7は定格電流の伝達のた
めに形成されているが、より大きな定格電流の伝達の際
には、可動な接触子６に第１図に点線で示された定格電
流接点８を配設し、この接点８が、固定的な接触子７に
接続されかつ電流接続部５に固定された定格電流接点９
（やはり鎖線で図示）と協働するようにすると有利であ
る。これによつて、今や焼損接点としてのみ作用する接
触子6,7に対して平行に延びる定格電流回路が形成さ
れ、この回路は、接触子6,7に対して同軸的に配置され
耐圧的でかつ焼損強い絶縁材、例えばガラス繊維で補強
されたプラスチツクから成る絶縁体11によつて取り囲ま
れた加熱容積室10の外で延びている。接触子７は必ずし
も中空円筒状でなくてもよい。接触子７を中実円筒状に
形成して、加熱容積室を密閉形成することも可能であ
る。また適当な方法で可動な接触子６を中空円筒状に形
成することも可能である。
成されている。両方の接触子6,7は定格電流の伝達のた
めに形成されているが、より大きな定格電流の伝達の際
には、可動な接触子６に第１図に点線で示された定格電
流接点８を配設し、この接点８が、固定的な接触子７に
接続されかつ電流接続部５に固定された定格電流接点９
（やはり鎖線で図示）と協働するようにすると有利であ
る。これによつて、今や焼損接点としてのみ作用する接
触子6,7に対して平行に延びる定格電流回路が形成さ
れ、この回路は、接触子6,7に対して同軸的に配置され
耐圧的でかつ焼損強い絶縁材、例えばガラス繊維で補強
されたプラスチツクから成る絶縁体11によつて取り囲ま
れた加熱容積室10の外で延びている。接触子７は必ずし
も中空円筒状でなくてもよい。接触子７を中実円筒状に
形成して、加熱容積室を密閉形成することも可能であ
る。また適当な方法で可動な接触子６を中空円筒状に形
成することも可能である。
絶縁体11は下側と上側の開口を有し、その下側開口内で
は可動な接触子６が案内され、上側開口内では固定的な
接触子７が絶縁体11に固定されている。固定的な接触子
７は焼損強いノズル形半シエル部材として形成された２
つの接点部分12,13を有し（第２図参照）、この各接点
部分12,13は電流接続部５と導電接続されている。この
導電接続は、電流接続部５を直接に接触子７まで案内す
るか又は間接的にのみ接触子７に作用せしめることによ
つて行なわれ得る。
は可動な接触子６が案内され、上側開口内では固定的な
接触子７が絶縁体11に固定されている。固定的な接触子
７は焼損強いノズル形半シエル部材として形成された２
つの接点部分12,13を有し（第２図参照）、この各接点
部分12,13は電流接続部５と導電接続されている。この
導電接続は、電流接続部５を直接に接触子７まで案内す
るか又は間接的にのみ接触子７に作用せしめることによ
つて行なわれ得る。
第２図から分るように図示の例では電流接続部５が２つ
の互いに平行に延びる平形レール14,15から形成されて
おり、この平形レール14,15は接触子７の範囲内に、向
い合つてフォーク状に拡大された端部を有している。両
方の平形レール14,15の各端部は絶縁部材16又は17上に
係止されており、この絶縁部材16,17は両方の接点部分1
2又は13の、互いに直径方向で向い合つた外面上に支持
されている（第３図も参照）。これによつて供給電流を
コイル20の、分離されかつ接触子７の各接点部分12,13
を同軸的に取り囲む巻条18又は19内に供給することが可
能である。この目的のために各巻条18,19の、平形レー
ル14,15と反対側の端部が、コイル20に対して同軸的に
配置され接点部分12,13を押付ける働きをするばねリン
グ21と導電的に接続されている。このばねリング21は導
電性の材料から成り、それによつてコイル20と接点部分
12又は13との間の電気的接点を形成している。
の互いに平行に延びる平形レール14,15から形成されて
おり、この平形レール14,15は接触子７の範囲内に、向
い合つてフォーク状に拡大された端部を有している。両
方の平形レール14,15の各端部は絶縁部材16又は17上に
係止されており、この絶縁部材16,17は両方の接点部分1
2又は13の、互いに直径方向で向い合つた外面上に支持
されている（第３図も参照）。これによつて供給電流を
コイル20の、分離されかつ接触子７の各接点部分12,13
を同軸的に取り囲む巻条18又は19内に供給することが可
能である。この目的のために各巻条18,19の、平形レー
ル14,15と反対側の端部が、コイル20に対して同軸的に
配置され接点部分12,13を押付ける働きをするばねリン
グ21と導電的に接続されている。このばねリング21は導
電性の材料から成り、それによつてコイル20と接点部分
12又は13との間の電気的接点を形成している。
両方の平形レール14,15はばね22の作用下にある。これ
によつて一方で各平形レール14,15が所定方法で接点部
材12,13上に支持され、他方では該平形レール14,15と、
電流接続部内に配置された固定接点23との間に所定の接
触力が形成されている。前述の接点機構は完全に予備組
立てされ得、それによつて当該圧縮ガス封入型スイッチ
の組立て時には固定接点23上に差しはめられるだけで済
む。
によつて一方で各平形レール14,15が所定方法で接点部
材12,13上に支持され、他方では該平形レール14,15と、
電流接続部内に配置された固定接点23との間に所定の接
触力が形成されている。前述の接点機構は完全に予備組
立てされ得、それによつて当該圧縮ガス封入型スイッチ
の組立て時には固定接点23上に差しはめられるだけで済
む。
第１図から分るように電流接続部4,5は接触子軸線に対
してほぼ直角にケーシング１から導出されておりかつ、
該ケーシング１の内部にそれぞれ少なくとも１つのルー
プを形成している。この各ループは、貫通案内部2,3と
接触子軸線とを含む１つの平面内に配置され、それぞれ
軸線方向で延びる区分24又は25と、それぞれ接触子軸線
に対して半径方向で延びる区分26又は27とを有してい
る。区分24は貫通案内部２から下方へ向つて延び、これ
に対して区分25は貫通案内部３から上方へ向つて延びて
いる。区分24に接続した区分26はケーシング１の内部へ
延びて、可動な接触子６を取り囲む滑り接点に達してお
り、また区分25に接続しやはりケーシング１内へ延びて
いる区分27は前述のように平形レール14,15として形成
されて接触子７に達している。
してほぼ直角にケーシング１から導出されておりかつ、
該ケーシング１の内部にそれぞれ少なくとも１つのルー
プを形成している。この各ループは、貫通案内部2,3と
接触子軸線とを含む１つの平面内に配置され、それぞれ
軸線方向で延びる区分24又は25と、それぞれ接触子軸線
に対して半径方向で延びる区分26又は27とを有してい
る。区分24は貫通案内部２から下方へ向つて延び、これ
に対して区分25は貫通案内部３から上方へ向つて延びて
いる。区分24に接続した区分26はケーシング１の内部へ
延びて、可動な接触子６を取り囲む滑り接点に達してお
り、また区分25に接続しやはりケーシング１内へ延びて
いる区分27は前述のように平形レール14,15として形成
されて接触子７に達している。
次に前記の圧縮ガス封入型スイッチの作動形式を説明す
る。
る。
遮断切換え時には可動な接触子６が下方へ動き、場合に
よつては配置された定格電流接点8,9の開放後、続いて
分離される各接触子６と７との間に、遮断されるべき電
流によつて惹起されるアーク28が形成される。電流接続
部4,5内に配置され前述のように形成されたループによ
つて、アーク28に作用する電磁力はほぼ完全に除去さ
れ、それによつて該アーク28は横方向給電構造にも拘わ
らずほぼ中央で燃焼し、それによつて各接触子6,7の均
一な焼損が達成される。
よつては配置された定格電流接点8,9の開放後、続いて
分離される各接触子６と７との間に、遮断されるべき電
流によつて惹起されるアーク28が形成される。電流接続
部4,5内に配置され前述のように形成されたループによ
つて、アーク28に作用する電磁力はほぼ完全に除去さ
れ、それによつて該アーク28は横方向給電構造にも拘わ
らずほぼ中央で燃焼し、それによつて各接触子6,7の均
一な焼損が達成される。
更に平行に案内された平行レール14,15による電流接続
部５の形成によつて、固定的な接触子７と、接続状態で
この固定的な接触子７内に導入される可動な接触子６と
の間の摩擦力が僅かに維持され得る。このために必要と
されるのは各平形レール14,15の距離と長さとを、各平
形レール内の並列電流によつて固定的な接触子７の所に
惹起される引張り力が、各平形レールから固定的な接触
子７への電流移行時に生ぜしめられる反発力（突き離し
力）によつてほぼ補償されるように設計することだけで
ある。
部５の形成によつて、固定的な接触子７と、接続状態で
この固定的な接触子７内に導入される可動な接触子６と
の間の摩擦力が僅かに維持され得る。このために必要と
されるのは各平形レール14,15の距離と長さとを、各平
形レール内の並列電流によつて固定的な接触子７の所に
惹起される引張り力が、各平形レールから固定的な接触
子７への電流移行時に生ぜしめられる反発力（突き離し
力）によつてほぼ補償されるように設計することだけで
ある。
接触子６と７とにおける焼損は、遮断されるべき電流が
コイル20を通つて流れるようにすると更に減少される。
即ちこのコイル20によつて形成される磁界によつて、接
触子軸線を中心としてのアーク28の回転が惹起せしめら
れる。コイル20が、それぞれ１つの平形レール14又は15
によつて並列供電される２つの巻条18及び19を有してい
るので、この場合平形レール14,15の引張り力は固定的
な接触子７の範囲内でも維持される。コイル20の平行な
巻条18,19を通つて流れる電流を受容するばねリング21
によつて、接点部分12,13への電流移行が行なわれる。
この場合の該ばねリング21のばね力は、接続状態、即ち
可動な接触子６が接触子７内へ走入している状態で、接
点部分12,13を介しての該ばねリング21の作用力が、大
きな電流及び小さな電流において、固定的な接触子から
可動な接触子への十分な電流伝達を保証するように設計
される。前述のように大きな電流においての接触子７に
おける引張り及び突き離し電磁力は、平形レール14,15
の適切な寸法設計によつてほとんど補償されるので、固
定的な接触子と可動な接触子との間の摩擦力と延いては
接点摩耗とが小さく保たれ得る。
コイル20を通つて流れるようにすると更に減少される。
即ちこのコイル20によつて形成される磁界によつて、接
触子軸線を中心としてのアーク28の回転が惹起せしめら
れる。コイル20が、それぞれ１つの平形レール14又は15
によつて並列供電される２つの巻条18及び19を有してい
るので、この場合平形レール14,15の引張り力は固定的
な接触子７の範囲内でも維持される。コイル20の平行な
巻条18,19を通つて流れる電流を受容するばねリング21
によつて、接点部分12,13への電流移行が行なわれる。
この場合の該ばねリング21のばね力は、接続状態、即ち
可動な接触子６が接触子７内へ走入している状態で、接
点部分12,13を介しての該ばねリング21の作用力が、大
きな電流及び小さな電流において、固定的な接触子から
可動な接触子への十分な電流伝達を保証するように設計
される。前述のように大きな電流においての接触子７に
おける引張り及び突き離し電磁力は、平形レール14,15
の適切な寸法設計によつてほとんど補償されるので、固
定的な接触子と可動な接触子との間の摩擦力と延いては
接点摩耗とが小さく保たれ得る。
各接触子６と７との間に形成されたアーク28は高電流位
相において絶縁ガスを強力に加熱し、それによつて加熱
容積室10内のガス圧は著しく上昇せしめられる。次いで
遮断されるべき電流の流過量ゼロに近づくにつれて、加
熱容積室10内に蓄えられた絶縁ガスの強力な流れが、接
点部分12,13によつて取り囲まれたノズル形開口を通つ
て、絶縁体11とケーシング１とによつて制限形成された
膨脹室内に走出し、この流れがアーク28に吹きつけられ
る。この際の本発明による別の有利な作用は、膨脹室内
に流入した加熱絶縁ガスが、最初に駆動装置と反対の側
でケーシング１上に衝突しそしてケーシング１の壁に沿
つて該ケーシング１の、場合によつては定格電流接点8,
9を有する部分内へ流出する間に著しく冷却されること
である。場合によつては配置されている定格電流接点8,
9は、ケーシングの軸線方向で短い構造長さにも拘わら
ず、加熱容積室10から流出する高温加熱された消弧ガス
による直接的な汚染から有効に防がれている。
相において絶縁ガスを強力に加熱し、それによつて加熱
容積室10内のガス圧は著しく上昇せしめられる。次いで
遮断されるべき電流の流過量ゼロに近づくにつれて、加
熱容積室10内に蓄えられた絶縁ガスの強力な流れが、接
点部分12,13によつて取り囲まれたノズル形開口を通つ
て、絶縁体11とケーシング１とによつて制限形成された
膨脹室内に走出し、この流れがアーク28に吹きつけられ
る。この際の本発明による別の有利な作用は、膨脹室内
に流入した加熱絶縁ガスが、最初に駆動装置と反対の側
でケーシング１上に衝突しそしてケーシング１の壁に沿
つて該ケーシング１の、場合によつては定格電流接点8,
9を有する部分内へ流出する間に著しく冷却されること
である。場合によつては配置されている定格電流接点8,
9は、ケーシングの軸線方向で短い構造長さにも拘わら
ず、加熱容積室10から流出する高温加熱された消弧ガス
による直接的な汚染から有効に防がれている。
この場合磁気による付加的な吹きつけ作用がコイル20に
よつて形成され、それは特に該コイル20が接触子７の開
口の最狭部分の範囲内に配置されている場合に有利に行
なわれる。更に別の吹きつけ作用は、絶縁体11内の下方
の開口が可動な接触子６によつて開放可能なノズルとし
て形成されるか又は可動な接触子６自体がノズルとして
形成されることによつて形成される。
よつて形成され、それは特に該コイル20が接触子７の開
口の最狭部分の範囲内に配置されている場合に有利に行
なわれる。更に別の吹きつけ作用は、絶縁体11内の下方
の開口が可動な接触子６によつて開放可能なノズルとし
て形成されるか又は可動な接触子６自体がノズルとして
形成されることによつて形成される。
発明の効果 本発明による圧縮ガス封入型スイッチにおいては、接触
子軸線の方向でのその構造長さが短いので、遮断される
べき電流の軌道がスイツチ部材軸線に対して直角に延び
るように当該スイッチユニツト内に内蔵可能である。こ
れによつてスイツチユニツトが特にスペース節約的に形
成可能である。更にこのスイツチの接点系がそのケーシ
ングと別個に単純な差しはめによつて、ケーシング内に
位置する固定接点上に取付け可能なので、このスイツチ
装置は容易に組立て可能である。
子軸線の方向でのその構造長さが短いので、遮断される
べき電流の軌道がスイツチ部材軸線に対して直角に延び
るように当該スイッチユニツト内に内蔵可能である。こ
れによつてスイツチユニツトが特にスペース節約的に形
成可能である。更にこのスイツチの接点系がそのケーシ
ングと別個に単純な差しはめによつて、ケーシング内に
位置する固定接点上に取付け可能なので、このスイツチ
装置は容易に組立て可能である。
図面は本発明の１実施例を示すものであつて、第１図は
本発明による圧縮ガス封入型スイツチを第２図のＩ−Ｉ
線に沿つて見た図、第２図は第１図のII−II線に沿つて
見た図、第３図は第１図に示された固定的な接触子を左
から見て示した図である。 １……ケーシング、2,3……貫通案内部、4,5……電流接
続部、6,7……接触子、8,9……定格電流接点、10……加
熱容積室、11……絶縁体、12,13……接点部分、14,15…
…平形レール、16,17……絶縁部材、18,19……巻条、20
……コイル、21……ばねリング、22……ばね、23……固
定接点、24,25,26,27……区分、28……アーク
本発明による圧縮ガス封入型スイツチを第２図のＩ−Ｉ
線に沿つて見た図、第２図は第１図のII−II線に沿つて
見た図、第３図は第１図に示された固定的な接触子を左
から見て示した図である。 １……ケーシング、2,3……貫通案内部、4,5……電流接
続部、6,7……接触子、8,9……定格電流接点、10……加
熱容積室、11……絶縁体、12,13……接点部分、14,15…
…平形レール、16,17……絶縁部材、18,19……巻条、20
……コイル、21……ばねリング、22……ばね、23……固
定接点、24,25,26,27……区分、28……アーク
Claims (8)
- 【請求項１】圧縮ガス封入型スイッチにおいて、 絶縁ガスを充填されるように適合せしめられたケーシン
グ（１）が設けられており、 膨張室がケーシング（１）内に包囲されており、 中空の絶縁体（11）がケーシング（１）内に配置されて
おり、絶縁ガスで充填された加熱容積室（10）を包囲し
ており、しかも第１と第２の開口を有しており、 固定的な円筒形の接触子（７）が第１の開口内に固定さ
れており、 可動の円筒形の接触子（６）が、スイッチが閉じられる
ときに加熱容積室（10）内で固定的な接触子（７）と係
合可能であって、しかもスイッチが開かれるときに第２
の開口内を第１の軸線にそって滑動可能であり、かつノ
ズル形状の開口が加熱容積室（10）を膨張室へ接続して
おり、ノズル形状の開口が、スイッチが閉じられるとき
に可動の接触子（６）によって閉じられ、かつスイッチ
が開かれるときに可動の接触子（６）によって開放され
るように構成されており、 第１と第２の電流接続部（4,5）がそれぞれ固定的な接
触子（７）および可動の接触子（６）に導電接続されて
おり、各電流接続部（4,5）がケーシング（１）を第１
の軸線に対してほぼ横方向である第２の軸線に沿って貫
通していて、しかもケーシング内でオフセット位置を取
っており、オフセット位置内を流れる電流によって発生
された磁界が互いに補償し合い、かつスイッチが開かれ
るときに加熱容積室（10）内で固定的な接触子（７）と
可動の接触子（６）との間で燃焼するアーク（28）に作
用する電磁力を除去するように各オフセット位置が第１
の軸線にほぼ平行に、かつ他方のオフセット位置から反
対方向に延びた区分（24,25）を有していることを特徴
とする、圧縮ガス封入型スイッチ。 - 【請求項２】各ループがそれぞれ、軸線方向で延びる第
１の区分（24,25）と、それぞれ接触子軸線に対して半
径方向で延びる第２の区分（26,27）とを有し、各々の
第１の区分（24,25）が貫通案内部（2,3）からそれぞれ
反対方向に延びかつ、該貫通案内部（2,3）と反対側の
端部でそれぞれの第２の区分（26,27）に接続してい
る、特許請求の範囲第１項記載の圧縮ガス封入型スイッ
チ。 - 【請求項３】両接触子（6,7）の内の固定的な方の接触
子（７）に導電接続された電流接続部（５）が少なくと
もその第２の区分（27）においてそれぞれ、少なくとも
２つの互いに平行に配置された平形レール（14,15）に
よって形成されており、この平形レール（14,15）が固
定的にな接触子（７）の互いに向かい合った外面に支持
されている、特許請求の範囲第２項記載の圧縮ガス封入
型スイッチ。 - 【請求項４】固定的接触子（７）が、加熱容積室（10）
を制限形成する絶縁体（11）の開口内に固定されてお
り、各平形レール（14,15）が、この接触子（７）に対
して電気的に絶縁されておりまた、固定的な接触子
（７）を取り囲みかつ該接触子（７）に導電接続された
コイル（20）の少なくとも２つの巻状（18,19）のその
都度の一方への接続部をそれぞれ有している、、特許請
求の範囲第３項記載の圧縮ガス封入型スイッチ。 - 【請求項５】固定的な接触子（７）が、ノズル半シェル
部材として形成され絶縁体（11）の開口内に支承された
２つの接点部分（12,13）を有し、この接点部分（12,1
3）が、コイル（20）の巻状（18,19）と導電接続された
ばねリング（21）上に導電的に支承されている、、特許
請求の範囲第４項記載の圧縮ガス封入型スイッチ。 - 【請求項６】ケーシング（１）の、ノズル半シェル部材
のノズル開口と反対の側に配設されたそれぞれの定格電
流接点（8,9）に、各接触子（6,7）が導電接続されてい
る、特許請求の範囲第５項記載の圧縮ガス封入型スイッ
チ。 - 【請求項７】平形レール（14,15）がばね（22）の作用
下にある、特許請求の範囲第３項から第６項までのいず
れか１項記載の圧縮ガス封入型スイッチ。 - 【請求項８】平形レール（14,15）が固定接点（23）上
に差し込み可能である、特許請求の範囲第７項記載の圧
縮ガス封入型スイッチ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH4015/84-0 | 1984-08-22 | ||
| CH401584 | 1984-08-22 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPS6161322A JPS6161322A (ja) | 1986-03-29 |
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Family Applications (1)
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| JP (1) | JPH07101581B2 (ja) |
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- 1985-06-13 EP EP85107283A patent/EP0173804B1/de not_active Expired
- 1985-08-15 US US06/765,943 patent/US4665288A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-08-22 JP JP60183177A patent/JPH07101581B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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| DE3565190D1 (en) | 1988-10-27 |
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