JPH07101517A

JPH07101517A - 吊下げ部材

Info

Publication number: JPH07101517A
Application number: JP5220869A
Authority: JP
Inventors: Masao Kusano; 征夫草野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-08-13
Filing date: 1993-09-06
Publication date: 1995-04-18

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は吊下げ部材に関し、特に、簡単かつ
確実にびんやペットボトル等を吊下げることを特徴とす
る。【構成】本発明による吊下げ部材は、少なくとも１個
の輪部(11)を有する帯体(10)と、この帯体(10)に形成さ
れた接続部(11d)とよりなり、さらには、少なくとも１
個のＣ字状の係止部(30)を有する帯体(10)からなり、び
ん等を簡単かつ確実に吊下げるようにした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、吊下げ部材に関し、特
に、簡単かつ確実にびんやペットボトル等を吊下げるた
めの新規な改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、用いられていたこの種の酒等の箱
体としては、一般に、図２１に示す構成が採用されてい
る。すなわち、箱体１の上部１ａに設けられた蓋体２に
は孔３が設けられ、この蓋２をこの箱体１の上部１ａ内
に納めることにより、この孔３がびん等の上部に係合し
て、箱体１内のびん等の容器（図示せず）を収容する構
成である。また、図２２に示す容器４には、輪状の取手
５が設けられ、図２３に示す容器４にはループ状の取手
６が一体状に設けられていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の箱体及び容器は
以上のように構成されていたため、次のような課題が存
在していた。すなわち、図２１の構成の場合、蓋体を閉
じれば、箱体内のびん等の容器を収容することはできる
が、この箱体内にこの容器を収容した状態で吊下げるこ
とはできず、容器を収容した箱体を運搬する場合には、
この箱体を吊下げ形の紙袋に入れなければならず、省資
源の観点からみると極めて無駄なことであった。また、
図２２及び図２３で示す構成の場合、単体での運搬はで
きるが、箱体内に収容すれば、前述と同じ状態となって
いた。

【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、簡単かつ確実にびんやペッ
トボトル等を吊下げるための吊下げ部材を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明による吊下げ部材
は、少なくとも１個の輪部を有する帯体と、前記帯体に
形成された接続部とよりなる構成である。

【０００６】本発明による吊下げ部材は、その両端に輪
部を有する帯体と、前記帯体の中央に形成されたＣ字状
の係止部とよりなる構成である。

【０００７】さらに詳細には、前記輪部及び接続部は前
記帯体の端部に位置する構成である。

【０００８】さらに詳細には、前記輪部は複数よりなる
構成である。

【０００９】さらに詳細には、前記輪部は前記帯体のほ
ぼ中央に位置する構成である。

【００１０】さらに詳細には、前記接続部は、突部と凹
部よりなる構成である。

【００１１】さらに詳細には、前記接続部は、輪状形よ
りなる構成である。

【００１２】さらに詳細には、前記輪部はその内側に係
合突部を有する構成である。

【００１３】本発明による吊下げ部材は、少なくとも１
個のＣ字状の係止部を有する帯体からなる構成である。

【００１４】さらに詳細には、前記帯体の両端に前記係
止部が設けられている構成である。

【００１５】さらに詳細には、前記帯体が十字状に接続
されている構成である。

【００１６】さらに詳細には、前記帯体には輪状取手が
設けられている構成である。

【００１７】さらに詳細には、前記係合部は３個形成さ
れている構成である。

【００１８】さらに詳細には、前記係合部は複数個より
なり、各係合部を接続し前記帯体を構成する複数の帯体
片は互いに異なる方向を向いて設けられている構成であ
る。

【００１９】

【作用】本発明による吊下げ部材においては、図１から
図５の場合、輪部をびんの首部に係合させることによ
り、帯体と首部が結合し、この帯体を介してびんを吊下
げることができる。また、２本の帯体を用いてびんを吊
下げることにより、箱内に収納されたびんを、箱には負
荷をかけることなくびんの吊下げができる。また、複数
のびんを吊下げる場合、予め、図６、図７の帯体で各び
んを固定し、その後、各帯体１０で吊下げることができ
る。また、前述の各輪部に形成された係合突部がびんの
首部に係合し、強固な係合を得ることができる。また、
図９から図１１に示す吊下げ部材の場合、Ｃ字状の係止
部をびんの首部に係合させることにより、簡単にびんや
ペットボトルの吊下げができる。また、図１３のよう
に、各帯体片の方向を互いに異なるように形成しておく
ことにより、両端の係止部が各帯体片のばね作用により
びんの首部に強固に係合することができる。

【００２０】

【実施例】以下、図面と共に本発明による吊下げ部材の
好適な実施例について詳細に説明する。まず、図１にお
いて符号１０で示されるものは１個の輪状部１１をその
一端に一体に有し樹脂で成形された帯体であり、この帯
体１０の他端には突部１１ａ及び凹部１１ｂが同一部分
に同時に形成されていると共に、前記輪部１１の一端に
は粗面で形成されたつまみ部１１ｃが形成されている。
なお、この突部１１ａと凹部１１ｂにより接続部１１ｄ
を構成している。

【００２１】従って、この帯体１０を一対用いてびん１
２を吊下げる場合、この輪部１１をびん１２の首部１２
ａのフランジ１２ｂ下に装着し、各接続部１１ｄを突部
１１ａと凹部１１ｂを介して嵌合することにより全体
が、図１６で示すようにリング形となり、箱２０を用い
ている場合には、箱２０にびん１２の重量の負荷をかけ
ることなく吊下げることができる。なお、箱２０を用い
なければ、びん１２を裸で吊下げることができる。ま
た、このつまみ部１１ｃを介して輪部１１を首部１２ａ
から取外すことができる。

【００２２】図３に示すものは、輪部１１を２個形成し
た構成、図４に示すものは、輪部１１を帯体１０のほぼ
中央に形成し、その両端に接続部１１ｄを形成した構成
である。

【００２３】図５に示すものは、帯体１０の端部に輪状
形の接続部１１ｄを形成し、びん等を片手で吊下げる構
成である。また、図６、図７に示すように、複数のびん
等を吊下げる場合、図６、図７で示す帯体１０を用いて
まず複数のびん同志を連結固定させ、その後、図１及び
図２で示す帯体１０で吊下げることができる。また、前
述の各輪部１１は、その内側が周面である場合について
述べたが、例えば、その内側に複数の係合突部１１Ａを
図８のように形成すると、びんの首部との係合をより強
固とすることができる。また、この係合突部１１Ａの代
りに粗面とすることもできる。

【００２４】また、図９で示す構成は、帯体１０の両端
に、Ｃ字状をなす係止部３０が一体に成形加工により形
成され、この係止部３０内径Ｒはびん１２の首部１２ａ
の直径よりやや小に構成され、この係止部３０を拡開し
て首部１２ａに係合させ、例えば、ペットボトル等を吊
下げることができる。

【００２５】図１０は一対の前記帯体１０を十字状に溝
４０を介して接続した構成である。また、図１１はこの
帯体１０に輪状取手５０を一体成形した構成である。

【００２６】また、図１２に示すように係止部３０を帯
体１０に３個設けることもでき、さらに、図１３に示す
ように、各係止部３０を輪形状の１８０゜以上（例えば
２４０゜位迄使用）に形成し、帯体１０を構成する各帯
体片１０ａの長手方向を互いに異ならせてくの字形とす
ることにより、例えば、３本並設した直線配置の各びん
の首部に各係止部３０を係止させた場合、各帯体片１０
ａが中央の係止部３０に対して同じ方向を向くように付
勢されるため、各帯体片１０ａはばね作用を有すること
になり、各係止部３０とびんの首部との係止を強固とす
ることができる。

【００２７】また、図１４に示すように、その両端に輪
部１１を形成すると共に、その中央に係止部３０を形成
することもできる。さらに、図１５に示すように、接続
部１１ｄを介して接続された一対の帯体１０の端部に係
止部１１Ａを有する輪部１１を形成することもできる。

【００２８】また、前述の接続部１１ｄは、前述の構成
に限ることなく、図１７で示す側面形状では、一対の互
いに逆方向に突出する突出部１１ｄａ，１１ｄｂからな
り、突部１１ａ及び凹部１１ｂが形成されると共に、各
突出部１１ｄａ，１１ｄｂ間には長手方向と直交する幅
方向に形成された半切込部６０が形成されている。ま
た、この各突出部１１ｄａ，１１ｄｂを有する帯体１０
は互いに同一金型で作成することができる。

【００２９】また、前述の各突出部１１ｄａ，１１ｄｂ
を有する各帯体１０の各接続部１１ｄを結合させる場
合、図１８に示す各接続部１１ｄの各半切込部６０を互
い喰込ませると、図１７における各突部１１ａと各凹部
１１ｂが互いに嵌合し、各帯体１０の各接続部１１ｄは
図１９に示すように一体状となり、全体として取手の作
用をなすことができる。

【００３０】また、図２０に示す構成の場合、各接続部
１１ｄ，１１ｄの端部に貫通孔６１が形成され、互いに
相手方の帯体１０を貫通させることにより各接続部１１
ｄ，１１ｄを一体状として取手の作用をなすように構成
することができる。なお、前述の各実施例は、何れも１
例を示したもので、若干の変更、変形を加えた場合でも
同等の作用を得ることができることは述べるまでもな
い。

【００３１】

【発明の効果】本発明による吊下げ部材は、以上のよう
に構成されているため、従来、不可能であったびん、ペ
ットボトル等の吊下げを簡単に行うことができ、この種
の製品の持ち運び及び販促に大いに効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による吊下げ部材を示す斜視図である。

【図２】びんを吊下げる状態を示す構成図である。

【図３】図１の他の実施例を示す斜視図である。

【図４】図１の他の実施例を示す斜視図である。

【図５】図１の他の実施例を示す斜視図である。

【図６】他の実施例を示す平面図である。

【図７】他の実施例を示す平面図である。

【図８】輪部の他の実施例を示す平面図である。

【図９】他の実施例を示す平面図である。

【図１０】他の実施例を示す平面図である。

【図１１】図１０の他の実施例を示す平面図である。

【図１２】他の実施例を示す構成図である。

【図１３】図１２の他の実施例を示す構成図である。

【図１４】図１２の他の実施例を示す構成図である。

【図１５】他の実施例を示す構成図である。

【図１６】図２の他例を示す断面図である。

【図１７】図１の他の実施例を示す構成図である。

【図１８】図１７の要部を示す平面図である。

【図１９】図１７の要部の嵌合状態を示す側面図であ
る。

【図２０】図１７の他の実施例を示す構成図である。

【図２１】従来の箱を示す斜視図である。

【図２２】従来構成を示す構成図である。

【図２３】従来構成を示す構成図である。

【符号の説明】

１０帯体１０ａ帯体片１１輪部１１Ａ係合突部１１ａ突部１１ｂ凹部１１ｄ接続部３０係止部５０輪状取手

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも１個の輪部(11)を有する帯体
(10)と、前記帯体(10)に形成された接続部(11d)とより
なる吊下げ部材。
【請求項２】その両端に輪部(11)を有する帯体(10)
と、前記帯体(10)の中央に形成されたＣ字状の係止部(3
0)とよりなる吊下げ部材。
【請求項３】前記輪部(11)及び接続部(11d)は前記帯
体(10)の端部に位置することを特徴とする請求項１記載
の吊下げ部材。
【請求項４】前記輪部(11)は複数よりなることを特徴
とする請求項１又は３記載の吊下げ部材。
【請求項５】前記輪部(11)は前記帯体(10)のほぼ中央
に位置することを特徴とする請求項１又は４記載の吊下
げ部材。
【請求項６】前記接続部(11d)は、突部(11a)と凹部(1
1b)よりなることを特徴とする請求項１，３，４，５の
何れかに記載の吊下げ部材。
【請求項７】前記接続部(11d)は、輪状形よりなるこ
とを特徴とする請求項１，３，４，５の何れかに記載の
吊下げ部材。
【請求項８】前記輪部(11)はその内側に係合突部(11
A)を有する請求項１ないし７の何れかに記載の吊下げ部
材。
【請求項９】少なくとも１個のＣ字状の係止部(30)を
有する帯体(10)からなる吊下げ部材。
【請求項１０】前記帯体(10)の両端に前記係止部(30)
が設けられていることを特徴とする請求項９記載の吊下
げ部材。
【請求項１１】前記帯体(10)が十字状に接続されてい
ることを特徴とする請求項９又は１０記載の吊下げ部
材。
【請求項１２】前記帯体(10)には輪状取手(50)が設け
られていることを特徴とする請求項９ないし１１の何れ
かに記載の吊下げ部材。
【請求項１３】前記係合部(30)は３個形成されている
ことを特徴とする請求項９記載の吊下げ部材。
【請求項１４】前記係合部(30)は複数個よりなり、各
係合部(30)を接続し前記帯体(10)を構成する複数の帯体
片(10a)は互いに異なる方向を向いて設けられているこ
とを特徴とする請求項９記載の吊下げ部材。