JP2001072120A

JP2001072120A - ペットボトルキャップ保持具

Info

Publication number: JP2001072120A
Application number: JP25428499A
Authority: JP
Inventors: Masasada Yokota; 正判横田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-09-08
Filing date: 1999-09-08
Publication date: 2001-03-21

Abstract

(57)【要約】【課題】ボトル本体に、元々のキャップを確実に保持
することができるペットボトルキャップ保持具を提供す
る。【解決手段】ペットボトルＰの首部に、着脱自在に、
かつ、回転可能に取付けられる取付部１と、元々のキャ
ップＡを、密嵌状に保持する保持部２と、取付部１と保
持部２とを連設する連繋可撓部３と、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ペットボトルキャ
ップ保持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】ペットボトルは、ポリエチレンテフタレ
ート（ＰＥＴ）の延伸吹込み成型により得られ、軽量か
つ丈夫で、安価でもあり、コーラやジュース、飲料水等
の各種飲料を収納する容器等として広く用いられてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなペットボト
ルで、内容物を一度に消費してしまわないで、その一部
を残して、後から再度飲むことがある。そのような場
合、何度もキャップを開閉するので、その度に、キャッ
プを開閉することになり、キャップを不意に落とした
り、紛失したりする虞れがあった。また、ノズル部やボ
トル本体を把持して歩行するのは、何となく不格好であ
り、かつ、持ちにくくもあった。

【０００４】そこで、本発明は、キャップを取外したと
きにも、キャップをボトル本体に確実に保持することが
できるペットボトルキャップ保持具を提供することを目
的とする。また、体裁よく、ペットボトルを携行できる
構成簡易なペットボトルキャップ保持具を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るペットボトルキャップ保持具は、ペ
ットボトルの首部に、着脱自在に、かつ、回転可能に取
付けられる取付部と、元々のキャップを、密嵌状に保持
する保持部と、上記取付部と上記保持部とを連繋する連
繋可撓部と、から成るものである。また、保持部が装飾
部を有するものである。

【０００６】また、全体をペットボトルとともに吊持す
る吊持帯部が付設されたものである。また、保持部のキ
ャップ保持内周面が、キャップを強固に保持するための
小凹凸部を有するものである。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。

【０００８】図１及び図２は、使用状態に於ける本発明
の第１の実施の形態を示し、このペットボトルキャップ
保持具は、飲みかけの清涼飲料、水等の内容物Ｘが封入
されたペットボトルＰの首部に、取付けられ、元々のキ
ャップＡを、ボトル本体Ｂに（紛失しないように）連繋
するために用いられる。

【０００９】図３及び図４に、ペットボトルキャップ保
持具を示す。ペットボトルキャップ保持具は、ペットボ
トルＰ（図１参照）の首部に、着脱自在に、かつ、回転
可能に取付けられる略Ｃ字型の取付部１と、元々のキャ
ップＡを、密嵌状に保持する円環状の保持部２と、取付
部１と保持部２とを連繋する連繋可撓部３と、から成
る。

【００１０】保持部２のキャップ保持内周面２ａは、キ
ャップＡを強固に保持するための小凹凸部４…を有す
る。すなわち、小凹凸部４は、ペットボトルＰ（図１参
照）の高さ方向に向いた小凸条にて構成され、元々のキ
ャップＡが外面に小凸条を有する（図示省略）ので、キ
ャップＡと密嵌（圧入）して強固に保持することができ
る。

【００１１】図５から図７は、第２の実施の形態を示
し、このペットボトルキャップ保持具は、キャップＡを
外嵌状に保持する保持本体５と、保持本体５の上面５ａ
に付設される人形型の装飾部６と、から成る。

【００１２】図８及び図９は、装飾部６を取外した状態
を示す。保持本体５の上面５ａ中央部に、外面形状が略
ハット型の凸部７が突設される。装飾部６は、図10に示
すように、下端に孔部６ａを有し、孔部６ａを、保持本
体５の凸部７に密嵌状に外嵌することにより、交換可能
に保持本体５に付設される。保持本体５は、有底円筒形
（キャップ形）であり、内周面２ａに小凹凸部４…を有
する。

【００１３】図11及び図12は、第３の実施の形態を示
し、保持本体５の上面５ａに漫画のキャラクターのよう
な装飾部６が付設される。図13及び図14に、装飾部６を
取外した状態を示す。保持本体５の上面５ａに、円筒状
の凸部７が突設される。図15に示すように、凸部７に、
装飾部６の孔部６ａを外嵌することにより、装飾部６
は、（他の装飾部６と着脱交換可能に）保持本体５に付
設される。

【００１４】図12及び図16に示すように、取付部１は、
紐取付部８，８を有し、この紐取付部８，８に、紐Ｒを
付設して、手で紐Ｒを上方へ矢印Ｅのように持上げる
と、ペットボトルＰ全体を持ち上げることができる。

【００１５】取付部１は、略円環状であって、この取付
部１は、その内端縁に、鍵孔状の紐取付部８，８を有す
る。言い換えると、紐取付部８，８は、小孔部と連結ス
リット部とから成る鍵状であって、連結スリット部にて
取付部１の全体の大孔部に、連なっている。そして、こ
の取付部１は、その内径が、ペットボトルＰ（図16参
照）のノズル部Ｎの最大径───すなわち、掛止めフラ
ンジＦの径───よりも少し小径となるように設定され
ている。

【００１６】取付部１は、ペットボトルＰへの取付けの
ときに、紐取付部８，８の部位が大きく弾性的に変形し
やすいので、ノズル部Ｎを越えることができる。また、
（図16に示す使用状態に於て、）紐Ｒを上方へ持上げた
ときに、取付部１が、ノズル部Ｎの掛止めフランジＦに
当接して、ペットボトルＰ、及び、内容物Ｘ等の重量を
支える。

【００１７】図17から図19は、第４の実施の形態を示
す。このペットボトルキャップ保持具は、キャップＡを
ボトル本体Ｂと連繋する点は上述の実施例と同様である
が、さらに、全体をペットボトルＰとともにベルトＳ等
に吊持する吊持帯部９が付設される。

【００１８】具体的には、このペットボトルキャップ保
持具は、ペットボトルＰの首部に、着脱自在に、かつ、
回転可能に取付けられる取付部１と、元々のキャップＡ
を、密嵌状に保持する保持部２と、取付部１と保持部２
とを連繋する連繋可撓部３，３と、全体をペットボトル
Ｐとともに吊持する吊持帯部９と、から成る。

【００１９】吊持帯部９は、先端部に係止片部10を有
し、この係止片部10を、ベルトＳに係止させることによ
り、ペットボトルＰ全体を、ベルトＳに吊下げ、手ぶら
で携行することができる。

【００２０】図20は、第５の実施の形態を示す。取付部
１は、Ｃ型部11と、Ｃ型部11の一端11ａにヒンジ部12を
介して揺動自在に連設される円弧部13と、から成る。円
弧部13は、その先端寄り下面に切欠き部14を有し、切欠
き部14にピン部15が連設される。

【００２１】Ｃ型部11の他端11ｂは、上面に切欠き部16
を有する。切欠き部16のうち、円弧部13が揺動したとき
に、ピン部15が嵌合する位置に、孔17が設けられる。す
なわち、円弧部13を揺動して、ピン部15を孔17に嵌合さ
せると、図20の(ハ) に示すように、取付部１は平面視円
環状となる。ペットボトルＰの首部に取付けたときに、
ペットボトルキャップ保持具が外れにくくなる。例え
ば、万一連繋可撓部３を手で持ったときにも、取付部１
が不意に外れることを防止できる。

【００２２】切欠き部14と切欠き部16とは、取付部１を
円環状としたときに、取付部１の厚さが全周にわたって
略同一となるように、構成される。なお、この取付部１
は、図20の(イ) の状態で一体に成型するのが好ましい。

【００２３】なお、本発明は設計変更可能であって、例
えば、吊持帯部９は、取付部１に連設されるも良い。ま
た、装飾部６を接着剤にて、保持本体５の上面５ａに付
設するも良い。また、連繋可撓部３の断面形状は、円形
や楕円形であるも良い。

【００２４】

【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。

【００２５】（請求項１によれば）キャップＡを取外し
たときにも、キャップＡをボトル本体Ｂに確実に保持す
ることができる。また、ペットボトルＰの内容物Ｘを保
存状態として、体裁良く携行することができる。また、
簡単な構成であるから、製作容易であり、安価に提供す
ることができる。

【００２６】（請求項２によれば）装飾部６によって、
外観を良くすることができる。（請求項３によれば）手
で携行する必要がなくなり、至便である。例えば、ベル
トＳに係止させて、吊持することができ、至便である。

【００２７】（請求項４によれば）不意にキャップＡが
保持部２から外れたり、紛失したりすることなく、キャ
ップＡを確実に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態を示す斜視図であ
る。

【図２】斜視図である。

【図３】底面図である。

【図４】側面図である。

【図５】第２の実施の形態を示す側面図である。

【図６】使用状態を示す斜視図である。

【図７】底面図である。

【図８】平面図である。

【図９】側面図である。

【図10】断面側面図である。

【図11】第３の実施の形態を示す側面図である。

【図12】底面図である。

【図13】平面図である。

【図14】側面図である。

【図15】断面図である。

【図16】使用状態を示す斜視図である。

【図17】第４の実施の形態を示す斜視図である。

【図18】平面図である。

【図19】側面図である。

【図20】第５の実施の形態を示す説明図である。

【符号の説明】

１取付部２保持部２ａキャップ保持内周面３連繋可撓部４小凹凸部６装飾部９吊持帯部ＡキャップＰペットボトル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ペットボトルＰの首部に、着脱自在に、
かつ、回転可能に取付けられる取付部１と、元々のキャ
ップＡを、密嵌状に保持する保持部２と、上記取付部１
と上記保持部２とを連繋する連繋可撓部３と、から成る
ペットボトルキャップ保持具。
【請求項２】保持部２が装飾部６を有する請求項１記
載のペットボトルキャップ保持具。
【請求項３】全体をペットボトルＰとともに吊持する
吊持帯部９が付設された請求項１記載のペットボトルキ
ャップ保持具。
【請求項４】保持部２のキャップ保持内周面２ａが、
キャップＡを強固に保持するための小凹凸部４…を有す
る請求項１，２又は３記載のペットボトルキャップ保持
具。