JPH07101190A - 偽造防止用帳票 - Google Patents

偽造防止用帳票

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Publication number
JPH07101190A
JPH07101190A JP5268242A JP26824293A JPH07101190A JP H07101190 A JPH07101190 A JP H07101190A JP 5268242 A JP5268242 A JP 5268242A JP 26824293 A JP26824293 A JP 26824293A JP H07101190 A JPH07101190 A JP H07101190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
reflectance
infrared
issue
printed
Prior art date
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Pending
Application number
JP5268242A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Aizawa
紀史 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Moore Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Moore Co Ltd filed Critical Toppan Moore Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真正な帳票か、複写等により偽造した帳票か
を、機械的に、簡単かつ確実に判別する。 【構成】 商品券1の一連の発行番号3のうち、「N
o.12」と「67」の部分を赤外線吸収インキで印刷
し、「345」の部分を赤外線反射インキで印刷するこ
とにより、赤外線領域での両インキの反射率を分光光度
計等で測定すれば、その差は明らかなので発行番号3の
3つの部分を識別できる。ここで、商品券1を複写する
と、複写機は紫外線領域あるいは可視光線領域の波長を
使用して複写するので、複写物の発行番号3印刷部分は
赤外線領域での反射率が同一の特性を示し、また、発行
番号3を一般のインキで印刷した場合には、当然赤外線
領域での反射率が同一となるので、発行番号3印刷部分
をインキの反射率の差で識別することが不可能となり、
偽造したものと判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、株券、商品券、入場
券、OMRシートのような各種情報を印刷した帳票に関
し、特に、ゼログラフィ方式等の複写機による偽造防止
に適した帳票に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の帳票としては、複写機の解
像度以下の地紋、文字等でラインの一部を形成し、通常
の目視では1本のラインとして視認されるが、ルーペを
用いて観察すると地紋、文字等を識別可能とし、複写再
生するとルーペを用いて観察しても地紋、文字等が識別
不能となり単純なラインとしか視認できないよう構成し
たり、蛍光インキを所定部分に塗布して紫外線ライト
(ブラックライト)を照射すると蛍光印刷が浮かび上が
る一方、複写再生した場合には紫外線ライト(ブラック
ライト)を照射しても蛍光印刷が浮かび上がらないよう
に構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の帳票によると、偽造の有無はルーペや紫外線ライ
ト(ブラックライト)を用いて目視によって判断するた
め、判断する人員を確保しなければならず、また、目視
による判断は煩雑で、効率が悪いという不都合がある。
【0004】本発明は、この不都合を解消した、株券、
商品券、入場券、OMRシートのような各種情報を印刷
した帳票を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の帳票は、一般
に、複写機では波長の短い紫外線や可視光を利用するこ
とに鑑みてなされたもので、シート上に、一連の情報
を、赤外光の波長領域で反射率が高いインキと低いイン
キとの少なくとも2種類のインキによって区分けして印
刷した偽造検出用印刷部を設けたものである。なお、本
明細書におけるインキとは、印刷インキのほか、墨等の
筆写や印字、印刷するための着色剤の総称である。
【0006】
【作用】偽造検出用印刷部の赤外光波長領域での反射率
を、例えば分光光度計等で検出することによって、区分
け印刷した少なくとも2種類のインキの存在を識別し、
機械的に帳票が真正なものか否かを、判別する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を商品券に適用した場合の好適
な実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。ここにお
いて、図1は商品券の概略的な平面図、図2は赤外線吸
収インキと赤外線反射インキを用いた場合の反射率特性
を示す説明図、図3は赤外線反射インキと一般のインキ
たる墨を用いた場合の反射率特性を示す説明図である。
【0008】図1に示すように、商品券1は、その表面
に「商品券」なる表題2と、発行番号3、額面4及び発
行者名5があらかじめ印刷されている。一連の情報であ
る前記発行番号3は、「No.12」と「345」と
「67」の3つの部分に区分けされ、「No.12」と
「67」の部分が赤外線吸収インキ、より詳細には近赤
外線吸収インキで印刷される一方、「345」の部分が
この赤外線吸収インキと同一色に調整された、赤外光波
長領域での反射率が高い赤外線反射インキで印刷され
て、偽造検出用印刷部を構成している。そして、通常の
目視では、前記発行番号3が2種類のインキで印刷され
ていることを識別することは不可能に構成されている。
また、その他の情報である表題2、額面4及び発行者名
5は、適宜な一般のインキで印刷されている。
【0009】図2に示すように、波長の短い紫外線領域
及び可視光線領域たる波長が約650nm以下の領域で
は、赤外線吸収インキと赤外線反射インキの反射率は同
一の特性を示すが、波長が約700nmを超える領域で
は明らかな相違を示し、赤外線吸収インキの反射率は低
下して波長が約900nmに至ると40%程度になる一
方、赤外線反射インキの反射率はほぼ100%まで高ま
る。したがって、近赤外線領域である波長が約800n
mを超えた領域では、両インキの反射率を分光光度計等
により測定することにより、明確に識別可能である。赤
外線反射インキとしては、例えばOCRのドロップアウ
ト用インキ等がある。また、赤外線吸収インキは、可視
光線領域では赤外線反射インキとほぼ同等の反射率を有
するインキに赤外線吸収剤、例えば日本化薬製のIRG
−0228(商品名)を添加して作成することができ
る。この赤外線吸収剤の含有率を調整することによっ
て、反射率を調整することができる。
【0010】一方、商品券1を複写した場合には、複写
機は紫外線領域あるいは可視光線領域の波長を使用して
複写するので、複写物における発行番号3印刷部分は、
赤外線吸収インキと赤外線反射インキの反射率が同一の
特性を示し、また、発行番号3部分をすべて一般のイン
キを用いて印刷した場合には、当然同一の反射率となる
ので、3つに区分けした発行番号3印刷部分をインキの
反射率の差で識別することが不可能となる。このよう
に、本実施例においては、複写したり、発行番号3印刷
部分を赤外線吸収インキと赤外線反射インキを用いない
で印刷した場合には、商品券1の前記発行番号3印刷部
分のインキに近赤外線領域での反射率に差が生じないの
で、真正なものか偽造したものかを容易に判別できる。
【0011】また、本発明においては、上述した「N
o.12」と「345」と「67」の3つの部分に区分
けした一連の情報である前記発行番号3を、「No.1
2」と「67」の部分を黒色の赤外線反射インキ、より
詳細には近赤外線反射インキで印刷する一方、「34
5」の部分をこの赤外線反射インキと同一色調の黒色
の、赤外光波長領域での反射率の低い一般のインキ、例
えば墨で印刷して構成することも可能である。
【0012】この実施例によれば、図3に示すように、
波長の短い紫外線領域及び可視光線領域たる波長が約7
00nm以下の領域では、一般のインキと赤外線反射イ
ンキとは、共に反射率が低くほぼ同一であるが、波長が
約750nmを超えた近赤外線領域では、赤外線反射イ
ンキの反射率が急激に高くなり、波長が約800nmに
至ると反射率が80%を超えて、両インキの反射率の差
は明らかとなる。したがって、近赤外線領域である波長
が約800nmを超えた領域では、両インキの反射率を
分光光度計等により測定することにより、明確に識別可
能である。
【0013】一方、商品券1を複写した場合には、複写
機は紫外線領域あるいは可視光線領域の波長を使用して
複写するので、複写物における発行番号3印刷部分は、
近赤外線反射インキと一般のインキの反射率とに差が生
じず、また、発行番号3部分をすべて一般のインキを用
いて印刷した場合には、当然同一の反射率となるので、
3つに区分けした発行番号3印刷部分をインキの反射率
の差で識別することが不可能となる。このように、本実
施例においては、複写したり、発行番号3印刷部分を赤
外線反射インキを用いないで印刷した場合には、商品券
1の前記発行番号3印刷部分のインキに近赤外線領域で
の反射率に差が生じないので、真正なものか偽造したも
のかを容易に判別できる。
【0014】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、偽造検出用印刷部を印刷する
赤外線吸収インキあるいは赤外線反射インキと、一般イ
ンキの組み合わせは、赤外光波長領域、このましくは近
赤外光波長領域において、両インキの反射率に明確に差
が生じるものであれば、いかなるインキを組み合わせて
もよい。また、前記偽造検出用印刷部は、発行番号3に
限らず、表題2や発行者名5、あるいは額面4、または
罫線の一部で構成してもよい。さらに、商品券1に地紋
のように模様等を全体的に設けた下地印刷を施してもよ
い。またさらに、本発明は、商品券1以外の偽造防止が
必要な各種帳票に適用可能なことはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、2種類のインキの波長領域で決定され
る反射率の相違により、赤外線領域では明確に反射率が
相違するよう偽造検出用印刷部を構成したので、この偽
造検出用印刷部の赤外線領域での反射率を検出すること
により、真正な帳票か、複写等によって偽造された帳票
かを、機械的に、簡単、かつ確実に、判別でき、また、
2種類のインキを使用するので偽造の防止がより確実に
なるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】商品券の概略的な平面図。
【図2】赤外線吸収インキと赤外線反射インキを用いた
場合の反射率特性を概略的に示す説明図。
【図3】赤外線反射インキと一般のインキを用いた場合
の反射率特性を概略的に示す説明図。
【符号の説明】
1 商品券 2 表題 3 発行番号 4 額面 5 発行者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート上に、一連の情報を、赤外光の波長
    領域で反射率が高いインキと低いインキとの少なくとも
    2種類のインキによって区分けして印刷した偽造検出用
    印刷部を設けたことを特徴とする偽造防止用帳票。
JP5268242A 1993-09-30 1993-09-30 偽造防止用帳票 Pending JPH07101190A (ja)

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JP5268242A JPH07101190A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 偽造防止用帳票

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JPH07101190A true JPH07101190A (ja) 1995-04-18

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JP5268242A Pending JPH07101190A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 偽造防止用帳票

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100312790B1 (ko) * 1999-02-01 2001-11-03 민태영 적외선 기기 감지요소가 적용된 은행권 및 수표
WO2002051643A1 (en) * 2000-12-26 2002-07-04 National Printing Bureau, Incorporated Adiministrative Agency Authenticity discriminating printed matter and authenticity discriminating method
JP2003011483A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Toppan Forms Co Ltd 情報所持媒体とこの情報所持媒体の真贋判定方法
CN102289654A (zh) * 2011-03-15 2011-12-21 黄丽娜 一种防伪笔和防伪标记
JP2019137042A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 独立行政法人 国立印刷局 可変情報印刷物及び可変情報印刷物用データの作成方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020416