JPH07100407B2 - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH07100407B2
JPH07100407B2 JP60299342A JP29934285A JPH07100407B2 JP H07100407 B2 JPH07100407 B2 JP H07100407B2 JP 60299342 A JP60299342 A JP 60299342A JP 29934285 A JP29934285 A JP 29934285A JP H07100407 B2 JPH07100407 B2 JP H07100407B2
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恵一 山下
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    • B60H1/22Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived otherwise than from the propulsion plant
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関によって駆動される車両の室内の暖
房を急速に行なう車両用暖房装置に関する。
(従来の技術) 自動車の室内暖房は従来より、内燃機関の冷却水を温水
配管で取り出し、これをヒータコアやブロアなどにて構
成されるヒータ本体に通じ、空気をヒータ本体に送り込
んで加熱して室内暖房を行うもの、または、内燃機関と
は無関係に別のバーナにて燃料を燃焼させて発生する熱
量により室内暖房を行うとともに、燃焼ガスそのものを
エンジンのインテークマニホールドに導くもの(特願昭
59−106869号)が用いられている。
また、上記の燃焼ガスの熱量を回収する熱交換器を設
け、バーナにての燃料の燃焼量を制御して回収した熱量
にて急速に室内暖房を行う車両用暖房装置(特願昭59−
281161号)の提案もなされている。
(発明が解決しようとしている問題点) 従来の内燃機関の冷却水を室内暖房に利用する方法で
は、冷却水温の上昇に時間を要するので、急速な暖房に
は不適であり、内燃機関とは別個に燃料を用いて燃焼ガ
スそのものを暖房に使う方法は、暖房用温風の制御方法
に問題点を有している。また、前記の特願昭59−281161
号の提案は急速に室内暖房が可能であり、暖房用温風の
制御方法も十分であり、所望する暖房ポジションに応じ
た室内暖房も得られるが、送風量及び温度の精密な制御
を行なうにはまだ不充分であった。
本発明は上述の問題点に着目してなされたものであり、
車両の室内暖房を急速に行なう暖房装置に空気調和室を
設け、エンジンの始動時より送風量及び暖房温度の精密
な制御を行なう車両用暖房装置を提供することを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、エンジンの吸気管の途中
に設けられた急加熱バーナにより発生した熱を該急加熱
バーナの下流に設けた熱交換器にて暖房用暖気に熱交換
する暖房器と、エンジンの冷却水温を熱交換する暖房器
とを併設した車両用暖房装置において、エンジンの冷却
水温を熱交換する暖房器の下流に設けられた空気調和室
と、冷却水温を検出する検出手段と、該空気調和室の出
口に設けられて排出空気の温度を検出する温風信号WA検
出手段と、該空気調和室の出口に設けられて排出空気の
量を検出する風量信号WB検出手段と、前記熱交換器を通
して空気調和室に空気を送風しその送風量が調節自在な
第1送風ブロワと、エンジンの冷却水温の熱交換を暖房
器を通して空気調和室に空気を送風しその送風量が調節
自在な第2送風ブロワと、前記急加熱バーナの動作をオ
ンオフする制御手段と、冷却水温を検出する検出手段が
検知した冷却水温が所定の温度よりも低い時に最優先に
前記急速加熱バーナと第1送風ブロワをオン動作させる
とともに、第1送風ブロワの空気調和室への送風量と第
2送風ブロワの空気調和室への送風量とをそれぞれ調節
して、これらの合計である前記風量信号WBで示される前
記排出空気の量を所定の送風量の合致させた後、第1送
風ブロワと第2送風ブロワのそれぞれ前記送風量の比率
の変更及び前記急速加熱バーナにおける燃料供給量の増
減により、前記温風信号WAで示される前記排出空気の温
度を所定の温度に合致せしめる制御手段と、を具備する
ことを特徴とする車両用暖房装置を提供する。
(作用) 本発明は、第1送風ブロワにより熱交換器の下流に設け
た空気調和室に空気を送り込むと共に、第2送風ブロワ
により空気調和室内の温水式ヒータのヒータコアに向け
て送風し、各送風量を調節すると共に、混合量を切換え
て暖房用空気の温度制御を行なう。
(実施例) 第1図は、本発明の車両用暖房装置の詳細を示す図、第
2図は、車両暖房装置を組込んだ車両全体の制御装置の
ブロック図、第3図は、その処理の一例を示すフローチ
ャートである。
第1図において、急加熱バーナ4は、気化装置と点火グ
ロープラグにより燃料供給装置9から供給される燃料を
急速に燃焼させ燃焼ガスを発生させ、その燃焼ガスを熱
交換器5を介してエンジンに供給する。熱交換器5にお
いて第1送風ブロワ13からの空気は燃焼ガスと熱交換さ
れ、空気調和室100に送風切換ドア101を介して導入され
る。
一方、温水ヒータ用ブロワである第2送風ブロワ16を作
動させて、空気混合切換ドア102の調節により、ヒータ
コア14を通さずに冷風を空気調和室100に直接に、また
は一部または全量をヒータコア14を通して、温風にし、
急加熱バーナからの温風を混合して温度を調節し、空気
調和室100に供給し、吹出し口12(主吹出し口、デフロ
スタ)、12a(前方)、12b(後方)から暖房空気を出
す。
なお、空気調和室100内には、混合ガイドベーン107が設
けられており、第2送風ブロワからの送風と第1送風ブ
ロワからの送風の攪拌を促進し混合を助ける。
なお、103、104、105及び106は送風切換ドアであり、10
1、102と同様に、ドライバーの車両用暖房装置のキー操
作により、それらの位置決めが温度制御手段の指令で行
われ、各吹き出し口からでる暖房空気の送風量が調節で
きる。
通常、熱交換器5を通過した後の空気温度は、100℃以
上と高く、そのまま暖房用として使用するためには温度
が高過ぎるので、第2送風ブロワ16からの送風と混合す
ることにより暖房空気を適温とすることが望ましい。と
ころが、エンジン冷却水の温度が上昇してくると、でき
るだけ冷却水からの加熱エネルギーを利用する方が、急
加熱バーナの負担を軽くできるため、第2送風ブロワ16
からの送風がヒータコア14で暖められて、熱交換器5か
らの送風と混合され、ヒータコア14の熱量が増加するこ
とにしたがい、急加熱バーナの燃料を減少させることが
好ましく、この制御は、吹出し口12に設けた温風センサ
15からの信号に基づいて行なわれる。すなわち、温風セ
ンサ15からの信号(温風信号WA、温風信号WB)に基づい
て燃料供給装置9の駆動源93を駆動して燃料を減少させ
る。なお、第1図において、191は主制御部であり、そ
の詳細は後に述べる。
次に、本発明の車両暖房装置を組込んだ車両の制御装置
の全体の構成を説明する。
第2図において、1はディーゼルエンジン、または、ガ
ソリンエンジンであり、エアークリーナ2より空気ダク
トである吸気管3のパイプ部の途中に、暖房用の燃料を
燃焼せしめる急加熱バーナ4と、その下流には熱交換器
5が設けられている。また、51はエンジン1に燃焼用空
気を供給するバイパス通路である。
急加熱バーナ4の内部には燃料を加熱して気化させる気
化装置6、気化した燃料と混合して可燃性の混合気を作
る空気の取入口を制御するバイパス弁7、該可燃性混合
気に点火して燃焼せしめる点火グロープラグ8が配設さ
れている。そして、気化装置6には燃料を加熱して気化
させるセラミック材のパイプ状又は棒状の気化グロープ
ラグ61が設けられ、該気化グロープラグ61の中心部には
正の温度係数を有する抵抗線62が埋め込まれ、該抵抗線
62への通電により気化グロープラグ61を加熱するよう構
成されている。なお、点火グロープラグ8もセラミック
材のパイプ又は棒で形成され、中心部には抵抗線81が埋
設され、抵抗線81への通電により点火グロープラグ8を
加熱するよう構成されている。
さらに、気化装置6の一端には気化グロープラグ61にて
加熱されて気化した燃料を急加熱バーナ4の内部に噴出
させる噴出孔63が穿設されており、他端には燃料弁を有
する燃料供給装置9に連通する燃料取入口64が設けられ
ている。なお、気化燃料と混合する空気の取入口の開閉
を制御して混合する空気の供給手段となるバイパス弁7
は後述する主制御部191の指令にて制御され、バイパス
弁7の全開の場合には混合気用の空気は取入れず急加熱
バーナ4をバイパスし、バイパス弁7の開度1の場合は
所定小量の空気量を取入れ、開度2の場合は所定中量の
空気量、開度3の場合は所定大量の空気量となる如く設
定され、主制御部191の発令のない場合には開度1とな
るよう構成されている。なお、バイパス弁7の空気流の
下流にはバイパス弁7の作動による負圧を検出する手段
となる負圧センサ31が設けられ、負圧信号BSを主制御部
191に送出する。
燃料ポンプ10よりの燃料を気化装置6へ供給する燃料供
給装置9には、燃料通路A91aと燃料通路B92aとの二系統
の燃料通路が設けられそれぞれ開閉する燃料弁A91と燃
料弁B92とを有しており、さらに、燃料弁A91と燃料弁B9
2とはそれぞれ駆動源93にて開閉作動が可能に構成され
ている。そして、燃料通路A91aより燃料通路B29aの方が
燃料の流量は大きく、両方の燃料通路を共に開放し、燃
料の流量を大にすることも可能である。なお、燃料供給
装置9の燃料入口には燃料流路の圧力を検出する手段と
なる燃料圧力センサ94が設けられ、流圧信号NSを主制御
部191に送出する。
ここで、急加熱バーナ4に関連の作動を説明すると、燃
料通路A91a、または燃料通路B92aより気化装置6に送ら
れた燃料は、該気化装置6を通過することにより、気化
グロープラグ61にて加熱され、噴出孔63より気化燃料と
なって急加熱バーナ4の内部に噴出する。そして、エア
ークリーナ2よりバイパス弁7を経由しない空気と上記
気化燃料とが混合し可燃性混合気となり、この混合気は
急加熱バーナ4に設けられた点火グロープラグ8により
点火されて火炎を生じ、高温度の燃焼ガスとなって熱交
換器5に送られることとなる。
熱交換器5は暖房を要する自動車の室内に連通する吸入
空気取入口11より新規空気を取入れ、該新規空気が燃焼
ガスから熱を奪って熱交換を行なった後の温風を、吹出
口12まで送風する第1送風ブロワ13を備えている。な
お、該吹出口12は室内暖房のため別置されている冷却水
ヒータコア14の出口部に開口しており、吹出す送風の温
度と風量を検出する手段となる温風センサ15を開口部に
設けてある。また、図示の第2送風ブロア16、エアコン
用エバポレータ17、および温水通路18は冷却水利用の暖
房装置の各部材である。
19はコントローラであり、エンジン1によって駆動され
るゼネレータ20よりの発電信号GTと、動作スイッチ21の
ON・OFF信号FSと、エンジン1の冷却水温度を検出する
水温センサ22からの水温信号WSと、スタートポジション
信号STと、スタータモータ23の回転を検出する回転スイ
ッチ23aからの回転信号SMと、アクセル開度信号ASと、
急加熱バーナ4の上流に設けた負圧を検出する負圧セン
サ31からの負圧信号BSとエンジン1の負荷状態を検出す
るエンジン負荷センサ24からの負荷信号ELと、燃料供給
装置9の燃料入口の燃料流路圧力を検出する燃料圧力セ
ンサ94よりの流圧信号NSと、前記吹出口12に設けた温風
センサ15からの温風信号WAおよび風量信号WBと、運転車
の操作する暖房ポジションスイッチ25からの暖房信号WP
と、点火グロープラグ8の温度とその抵抗値を検出する
点火プラグセンサ26よりの点火プラグ温度信号PSおよび
抵抗信号PRと、気化グロープラグ61の温度とその抵抗値
を検出する気化グロープラグセンサ30よりの気化プラグ
温度信号QSおよび抵抗信号QRとが入力される主制御部19
1、前記気化装置6の気化グロープラグ61を燃料の気化
温度に制御するブリッジ回路192、点火グロープラグ8
を気化燃料と空気との混合気の着火温度に制御するブリ
ッジ回路193、スイッチ部194により構成されている。
主制御部191は処理装置、メモリ、入出力インターフェ
イスを持ったコンピュータ構成のものである。
ブリッジ回路192は気化グロープラグ61を加熱する抵抗
線62を一辺としてホイートストン・ブリッジの他の辺を
構成する3個の抵抗体や、該ホイートストン・ブリッジ
のバランス状態を検出する比較器、該比較器の出力によ
り作動するリレーからなり、該リレーが抵抗線62の通電
をON・OFFすることにより、気化グロープラグ61を燃料
の気化温度、例えば500℃前後となる如く構成されてい
る。また、ブリッジ回路193は点火グロープラグ8を加
熱する抵抗線81を一辺としてホイートストン・ブリッジ
の他の辺を構成する3個の抵抗体や、該ホイートストン
・ブリッジのバランス状態を検出する比較器、該比較器
の出力により作動するリレーからなり、該リレーが抵抗
線81の通電をON・OFFすることにより、点火グロープラ
グ8が気化燃料と空気との混合気の着火温度となるよう
構成されている。
スイッチ部194は第1送風ブロワ13のON・OFF制御を行な
う開閉器194a、ブリッジ回路192への電源供給を制御す
る開閉器194b、ブリッジ回路193への電源供給を制御す
る開閉器194c、予熱完了ランプ27へ電源供給を制御する
開閉器194d、異常ランプ32への電源供給を制御する開閉
器194eを有する。28は電源バッテリ、29はキースイッチ
であり、異常警告を発する手段となる異常ランプ32は点
火グロープラグ8、気化装置6、グロワ13、バイパス弁
7、燃料弁A・Bなどが異常時に点灯して異常を警告す
るランプである。
第3図は本発明に係る車両用暖房装置の制御装置の処理
の一例を示すフロー図であり、第1図および第2図によ
りその処理を説明する。
キースイッチ29をONにすると、コントローラ19の主制御
部191や他のアクセサリ回路に電源が供給され、まず、
水温センサ22よりの水温信号WSが主制御部191に入力さ
れ、冷却水温度が10℃に達しているかどうかを判断され
る(ステップa)。もし、冷却水温度が10℃以下の場合
にはエンジンの始動補助装置として急加熱バーナを使用
するので、主制御部191は開閉器194cをONとしてブリッ
ジ回路193を介し点火グロープラグ8に通電する。そし
て、この通電が点火プラグセンサ26からの抵抗信号PRに
より正常と判断されると、つぎのステップcに進んで開
閉器194aをOFFとして第1送風ブロア13の通電を断と
し、燃料供給装置9の駆動源93に指令して燃料弁A91を
作動させ気化装置6に燃料を供給し、さらに開閉器194b
をONとしてブリッジ回路192を介して気化グロープラグ6
1に通電する(ステップd)。なお、ステップbにおい
て点火プラグセンサ26からの抵抗信号PRにより異常と判
断されると、開閉器194eをONとして異常ランプ32を点灯
して異常警告するとともに、急加熱バーナ4の使用中止
の各操作が行われる。
ステップdにて気化グロープラグ6に通電時に、気化プ
ラグセンサ30からの抵抗信号QRが正常であれば気化装置
6は正常と判断してステップfに進むが、例えば、気化
グロープラグ61が断線時には抵抗信号QRが異常を示すの
で、開閉器194eをONにして異常ランプを点灯するととも
に、急加熱バーナ4の使用中止の各操作が行なわれる。
ステップfにてはキースイッチ29よりのスタートポジシ
ョン信号STをチェックして(ステップf)、キースイッ
チ29がスタート位置にあれば上記の作動を継続し、キー
スイッチ29がONの位置にありスタートポジションにない
ならば、開閉器194dを数秒間ONとして予熱完了ランプ27
を点灯し、運転車に予熱の完了を表示する。またついで
開閉器194bと194cとをOFFとして、気化グアープラグ61
と点火グロープラグ8への通電を中止する。
キースイッチ29がスタートポジションにあり、スタータ
モータ23に通電され該スタータモータ23が回転している
と、回転スイッチ23aの発する回転信号SMが主制御部191
に受信され、該主制御部191は点火グロープラグ8の温
度をチェックする(ステップg)。即ち、点火グロープ
ラグ8の温度はブリッジ回路193にて通電時は所定温
度、例えば、800℃前後に保持されているが、急加熱バ
ーナ4の内部で燃料の燃焼が十分に行なわれていれば、
所定温度より高温度となるので、正の温度係数を有する
抵抗線81の抵抗値をチェックすることにより温度の検出
は可能である。したがって、この温度検出の機能を有す
る点火プラグセンサ26よりのプラグ温度信号PSが主制御
部191に入力され、点火グロープラグ8の温度が800℃以
上の場合は、燃焼が十分に行なわれていると判断し、点
火グロープラグ8および気化グロープラグ61へ通電を開
閉器194cおよび194bにより遮断する。そして、点火グロ
ープラグ8の温度が800℃以下の場合には、コントロー
ラ19に設けたプログラムタイマをセットして、該タイマ
が所定のts時間に達しないと、点火グロープラグ8に通
電するフローに戻って、燃料の供給や気化グロープラグ
61に通電して燃料の燃焼を再度行わせるが、点火グロー
プラグ8が800℃以下の状態が所定のts時間の場合は、
急加熱バーナ4の使用中止の操作が行なわれる(ステッ
プh)。
つぎに、ゼネレータ20からの発電信号GTの入力によりエ
ンジン1が自力運転か否かを判定し(ステップi)、自
力運転が行われていない場合は、燃料流量の大きな燃料
弁B92を開くとともに、バイパス弁7を開度2として空
気量も大とし燃料の燃焼を増加させ、熱風量を多くして
エンジン1の始動を促進する。エンジン1の自力運転の
場合には、暖房ポジションスイッチ25よりの暖房信号WP
のポジションがONか否かを確かめ(ステップj)、ONの
場合にはさらにエンジン1の負荷をチェックのため、負
荷センサ24よりの負荷信号ELを確かめ(ステップk)、
エンジン負荷Laが軽負荷で、例えば1/2以下であり、ま
た、水温センサ22からの水温信号WSが80℃以下の場合に
は(ステップl)開閉器194aを介して第1送風ブロア13
に通電して、熱交換器5に熱交換を行った温風を吹出口
12より吹出して暖房を開始する。ここで、開閉器194aを
ONとして第1送風ブロア13に通電しても、吹出口12に設
けた温風センサ15よりの風量信号WBが異常を示す信号の
場合は、第1送風ブロア13系統の異常と判断して異常ラ
ンプ32を点灯して異常指示をするとともに、急加熱バー
ナ4の使用中止の各操作が行なわれる(ステップm)。
また、ステップj,k,l,において、暖房信号WPがOFFの場
合や、エンジン負荷が大きく、全負荷の1/2以上の場合
や、冷却水温度が80℃以上の場合には、急加熱バーナ4
の作動を中止のため、燃料弁A91と燃料弁B92をともに閉
鎖し、バイパス弁7を全開として空気をバイパスさせ、
気化グアープラグ61と点火グロープラグ8の通電を遮断
する。そして、冷却水温度が80℃以上の場合は、上記の
冷却水ヒータのシステムが使用可能なので、ブロア16に
通電して従来の暖房装置の使用となる。
次に、本発明に係る車両用暖房装置の風量調節動作につ
いて説明する。第3図(その2)のルートBにおいて、
第1送風ブロワ13が“ON"の状態すなわち開閉器194aが
オンの状態であり、温風センサ15よりの風量信号WBが所
定の送風量を示す値であれば第1送風ブロワ13の動作が
正常と判断い、ステップnに進む。ここで、第1送風ブ
ロワ13の動作が正常でない場合には、ルートAに進む。
第1送風ブロワ13が正常である場合には、ステップnに
進む。ステップnでは、温度ポジションすなわち操作者
が予め設定した室内設定温度T0の検出が行われる。この
検出動作の後、ステップoに移り、このステップでは、
暖房ポジションすなわち操作者が予め設定した送風量Q0
(実際には、強、中、弱のような設定であり、これらの
設定値に対応した送風量)の検出がなされる。
ステップpでは、第2送風ブロワ16の位置決定と作動が
検知される。すなわち第2送風ブロワ16の動作状態を検
知し、その送風量Q01を判定する。送風量Q01の増減の指
示がなされたときはその指令により作動する。
ステップqでは、燃料供給装置9への燃料流量決定と作
動が検知される。すなわち、急加熱バーナ4が作動して
いるかどうかの決定を行い、動作している時には、供給
されているそれへの燃料の供給量が決定される。
ステップrでは、第1送風ブロワ13の位置決定と作動が
検知される。すなわち第1送風ブロワ13の動作状態を検
知し、その送風量Q02を判定する。送風量Q02の増減の指
示がされたときにはその指令により作動する。
これまでのステップで得られた室内設定温度T0、送風量
Q0、送風量Q01、送風量Q02、燃料供給装置9への燃料供
給量は主制御部191に取り込まれている。
ステップsでは、第1送風ブロワ13及び第2送風ブロワ
16の合計送風量Q(Q=Q2+Q1)が設定された送風量Q0
と等しいか否かが比較される。そして、これらが等しく
ない場合には、フローはステップpに戻り、順次ステッ
プq,rが実行され、第2ブロワの送風量Q01、第1ブロワ
の送風量Q02が調節され、Q=Q0となるような制御がな
される。
これが達成されると、フローはステップtに移る。この
ステップでは、温度ポジションすなわち操作者が予め設
定した室内設定温度T0と温風センサ15の温風信号WAによ
り検知された暖房空気の温度Tとが比較される。そし
て、温度Tが室内設定温度T0よりも低い場合には、第2
ブロワ16の風量を減じると共に第1ブロワ13の風量を増
加し、加えて燃料供給装置9への燃料供給量を増加し
て、ステップuで(T0=T?)の比較がなされ、(T0=
T)になるまでこのような動作が繰り返され、等しくな
った時、フローはステップvに抜けてステップc戻る。
一方、温度Tが室内設定温度T0よりも高い場合には、第
2ブロワ16の風量を増加するとともに、第1ブロワ13の
風量を減じ、加えて燃料供給装置9への燃料供給量を減
じて、ステップsに戻るという動作が繰り返し行われ、
温度Tが室内設定温度T0よりも低くなったときにステッ
プtで“YES"のフローに抜ける。
なお、ステップaにおいて、水温信号WSが10℃以上を示
す場合には、ステップwにおいて暖房信号WPがチェック
され、該暖房信号WPが暖房のポジションにある時はステ
ップxに移行して水温信号WSが冷却水温80℃以下を示す
場合には、ステップaのYESと同様のフローに進んで、
急加熱バーナ4を作動させる過程に入る。また、ステッ
プwにおいて暖房信号WPが暖房のポジションの位置にな
く、またはステップxにおいて水温信号WSが冷却水温度
80℃以上と判断されると急加熱バーナ4の作動は必要な
いので、急加熱バーナの燃焼中止のための各操作が行な
われる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、エンジン
の冷却水温を熱交換する暖房器の下流に設けられた空気
調和室と、冷却水温を検出する検出手段と、該空気調和
室の出口に設けられて排出空気の温度を検出する温風信
号WA検出手段と、該空気調和室の出口に設けられて排出
空気の量を検出する風量信号WB検出手段と、前記熱交換
器を通して空気調和室に空気を送風しその送風量が調節
自在な第1送風ブロワと、エンジンの冷却水温を熱交換
する暖房器を通して空気調和室に空気を送風しその送風
量が調節自在な第2送風ブロワと、前記急加熱バーナの
動作をオンオフする制御手段と、冷却水温を検出する検
出手段が検知した冷却水温が所定の温度よりも低い時に
最優先に前記急速加熱バーナと第1送風ブロワをオン動
作させるとともに、第1送風ブロワの空気調和室への送
風量と第2送風ブロワの空気調和室への送風量とをそれ
ぞれ調節して、これらの合計である前記風量信号WBで示
される前記排出空気の量を所定の送風量に合致させた
後、第1送風ブロワと第2送風ブロワのそれぞれの前記
送風量の比率の変更及び前記急速加熱バーナにおける燃
料供給量の増減により、前記温風信号WAで示される前記
排出空気の温度を所定の温度に合致せしめる制御手段
と、を具備しているので、送風量及び暖房温度をエンジ
ン始動時より精密に制御することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の車両用暖房装置の詳細を示す図、第
2図は、車両用暖房装置を組込んだ車両全体の制御装置
のブロック図、第3図は、その処理の一例を示す処理フ
ローチャートである。 4…急加熱バーナ、5…熱交換器、13…第1送風ブロ
ワ、16…第2送風ブロワ、100…空気調和室、101,102,1
03,104,105,106…送風切換ドア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 幸夫 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 (56)参考文献 特開 昭60−79149(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの吸気管の途中に設けられた急加
    熱バーナにより発生した熱を該急加熱バーナの下流に設
    けた熱交換器にて暖房用暖気に熱交換する暖房器と、エ
    ンジンの冷却水温を熱交換する暖房器とを併設した車両
    用暖房装置において、 エンジンの冷却水温を熱交換する暖房器の下流に設けら
    れた空気調和室と、 冷却水温を検出する検出手段と、 該空気調和室の出口に設けられて排出空気の温度を検出
    する温風信号WA検出手段と、 該空気調和室の出口に設けられて排出空気の量を検出す
    る風量信号WB検出手段と、 前記熱交換器を通して空気調和室に空気を送風しその送
    風量が調節自在な第1送風ブロワと、 エンジンの冷却水温を熱交換する暖房器を通して空気調
    和室に空気を送風しその送風量が調節自在な第2送風ブ
    ロワと、 前記急加熱バーナの動作をオンオフする制御手段と、 冷却水温を検出する検出手段が検知した冷却水温が所定
    の温度よりも低い時に最優先に前記急速加熱バーナと第
    1送風ブロワをオン動作させるとともに、 第1送風ブロワの空気調和室への送風量と第2送風ブロ
    ワの空気調和室への送風量とをそれぞれ調節して、これ
    らの合計である前記風量信号WBで示される前記排出空気
    の量を所定の送風量に合致させた後、第1送風ブロワと
    第2送風ブロワのそれぞれの前記送風量の比率の変更及
    び前記急速過熱バーナにおける燃料供給量の増減によ
    り、前記温風信号WAで示される前記排出空気の温度を所
    定の温度に合致せしめる制御手段と、 を具備することを特徴とする車両用暖房装置。
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