JPH07100107B2 - 回転ドラムの扉開閉装置 - Google Patents

回転ドラムの扉開閉装置

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JPH07100107B2
JPH07100107B2 JP63212215A JP21221588A JPH07100107B2 JP H07100107 B2 JPH07100107 B2 JP H07100107B2 JP 63212215 A JP63212215 A JP 63212215A JP 21221588 A JP21221588 A JP 21221588A JP H07100107 B2 JPH07100107 B2 JP H07100107B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、回転ドラムの扉開閉装置に係り、特にドラ
ム式洗濯機やドラム式乾燥機に用いられる回転ドラムの
ようにドラム周壁に開口部を有し、この開口部のドラム
扉を自動的に開閉する扉開閉装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えばドラム式洗濯・乾燥機などに用いられる回
転ドラムは、その周壁に洗濯物の出し入れ口としての開
口部と、この開口部を開閉するためドラム周壁に摺動可
能に設けたドラム扉を備えている。
第9図は従来のドラム式洗濯・乾燥機の概略斜視図であ
る。図において、ケーシング1内には内部で洗濯・乾燥
工程を行う回転ドラム2が回転可能に軸支されている。
回転ドラム2の周壁2aには洗濯物を出し入れするための
開口部を開閉するドラム扉3が設けられており、このド
ラム扉3には、これが閉じた状態で回転ドラム2に係止
させるための掛止め具4が取付けられている。
ケーシング1の上部面には開口部5が設けられており、
さらにこの開口部5の開閉を行うための外蓋6が軸着さ
れている。
したがって、このようなドラム式洗濯・乾燥機におい
て、回転ドラム内の洗濯物又は乾燥物を出し入れする場
合は、まず外蓋6を開け、回転ドラム2を手操作により
回転させてドラム扉3の位置を開口部5に対向させた
後、ドラム2の掛止め具を解除し、ドラム扉3を摺動さ
せてドラムの洗濯物出し入れ口を開け、洗濯物あるいは
乾燥物の出し入れ作業を行っている。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来のドラム式洗濯・乾燥機では、回転ド
ラム2の開口部5への位置合わせ及びドラム扉3の開閉
を操作者が手動にて行う構成になっているため、その操
作が煩雑となり作業性も悪いという問題がある。
また、ドラム扉の閉止動作が確実に行われなかったり、
あるいは閉め忘れたような場合には、ドラムを回転させ
ることにより内容物が外に飛び出し内容物の損傷や機
器、その他の構成部材を損傷させる恐れがある。
さらに、第9図に示したようなドラム式洗濯・乾燥機に
使用される回転ドラムにおいては、外蓋6を開放した後
ドラム扉3が上方の位置に来るまで手動にて回転ドラム
2を回転させ、掛止め具4を解除してドラム扉3を開放
しなければならないという煩わしい扉開閉作業が必要で
あるだけでなく、乾燥工程終了時にはドラム表面が高温
となっているため、手動にて扉の開閉作業を行う際に火
傷をする恐れがあるという問題があった。
この発明は上述のような問題を解消するためになされた
もので、回転ドラムの開口部の位置決めロックを、ブレ
ーキ及び位置センサを用いることなく行うことができ、
かつドラム扉の開閉を自動的に行うことのできる回転ド
ラムの扉開閉装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる回転ドラムの開閉装置は、ケーシング
内でドラム駆動モータにより回転動作される回転ドラム
と、回転ドラムの周壁に設けられ、ドラム開口部を開閉
するため回転ドラム外周に摺動可能に取付けられたドラ
ム扉と、ドラム扉に設けられドラム扉を回転ドラムに対
して掛止状態又は係止解除状態にする扉ストッパと、回
転ドラムのドラム扉に配設され、回転ドラムを扉開閉位
置に位置決めする位置決めストッパと、ケーシングに配
設され、回転ドラムに対し前後進動作されるロックピン
を有しロックピンにより扉ストッパを回転ドラムに対し
係止または係止解除状態にすると共に、位置決めストッ
パを介して回転ドラムを扉開閉位置に位置決めロックす
る扉ロック手段と、扉ロック手段を制御することによ
り、ロックピンが扉ストッパを回転ドラムと係止する位
置または係止解除位置にすると共に、位置決めストッパ
と係合する位置に動作させる扉ロック制御手段と、回転
ドラムが扉ロック手段により扉開閉位置にロックされた
とき、ロック制御手段からの信号に基づいてドラム駆動
モータを扉開及び扉閉制御するモータ制御手段とを具備
するものである。
[作用] このように構成されたこの発明においては、ドラム扉を
開く場合は、扉ロック手段のロックピンを位置決めスト
ッパと係合する位置に前進動作させ、回転ドラムの回転
により位置決めストッパをロックピンに係合させること
で回転ドラムを扉開閉位置に位置決めし、この状態で、
ロックピンをさらに前進動作させて扉ストッパを係止解
除状態にした後、回転ドラムをその開口部が全開される
まで扉開方向に回転して扉開する。また、ドラム扉を閉
めるときは、ロックピンにより扉ストッパを係止解除状
態にして回転ドラムを扉閉方向に回転し、その開口部が
全閉されるまで回転ドラムを扉閉方向へ回転して扉閉
し、回転ドラムが停止されたとき、ロックピンを後退動
作させることにより扉ストッパを係止状態にしてドラム
扉を回転ドラムにロックする。したがって、回転ドラム
の開口部の位置決めロックを、ブレーキ及び位置センサ
を用いることなく行うことができると共に、ドラム扉の
開閉を自動的に行うことが可能になる。
[実施例] 以下、この発明の回転ドラムの扉開閉装置をドラム式洗
濯・乾燥機に適用した場合の実施例を図面について詳細
に説明する。
第1図はこの発明の一実施例である回転ドラムの扉開閉
装置の全体構成を示す概念図である。
図において、ケーシング1内に回転ドラム2が回転可能
に軸支されており、この回転ドラム2の周壁に設けられ
た開口部2bはドラム扉3によって開閉されるものであ
り、ドラム扉3はドラムの円周方向にスライド可能に設
けられている。
ドラム扉3には、このドラム扉3を回転ドラム2に閉鎖
状態にロックするための扉ストッパ7が設けられてい
る。
回転ドラム2の洗濯・乾燥時及び扉開閉時の回転駆動は
モータ8によって行われ、このモータ8はモータ制御手
段9によってその回転速度及び回転方向がコントロール
される。
位置決めストッパ13は、回転ドラム2のドラム扉3に配
設され、回転ドラム2を扉開閉位置に位置決めするもの
である。
扉ロック手段10は、ケーシング1内のドラム外周近傍に
配設され、回転ドラム2に対して前後進するロックピン
10aを備え、このロックピン10aにより扉ストッパ7を回
転ドラム2に対し係止及び係止解除状態に操作すると共
に、位置決めストッパ13を介して回転ドラム2を扉開閉
位置に位置決めロックする。
扉ロック制御手段11は、扉ロック手段を制御することに
より、そのロックピン10aが扉ストッパ7を回転ドラム
2と係止する位置及び係止解除位置に動作させると共
に、前記位置決めストッパ13と係合する位置に動作させ
るものであり、そして、前記モータ制御手段9に対して
は扉開及び戸閉のための指令信号を出力するようになっ
ている。
第2図は、ドラム扉の回転ドラムに対する取付状態を示
す説明図である。ドラム扉3は回転ドラム2の周壁に設
けられているドラム開口部2bを開閉するもので、回転ド
ラム2の外周上に開口部2bを開閉できるようスライド可
能に取付けられている。
第3図は、ドラム扉の斜視図である。ドラム扉3の両側
部には摺動溝3aが設けられており、この摺動溝3aは、回
転ドラム2の周壁の両端部に形成されたリブ(図示せ
ず)に係合するもので、これによってドラム扉3は回転
ドラム2の周面に沿って摺動可能に保持される。
ドラム扉3の一端側には、第3図及び第4図に示す如く
扉ストッパ7の中間部が軸ピンにより回転ドラム2の半
径方向に回動可能に軸着され、トーションばね12によっ
て常時第4図の反時計回り方向に付勢されている。ま
た、扉ストッパ7は、先端に爪部7aを有し、この爪部7a
はドラム扉3が回転ドラム2の開口部2bを全閉したと
き、回転ドラム2の周壁に形成した掛止部2cに係止さ
れ、これによりドラム扉3を回転ドラム2に位置ずれし
ないようにロックする。このとき、ばね12は、扉ストッ
パ7の爪部7aが回転ドラム2の掛止部2cに引掛けられる
方向に付勢する。また、扉ストッパ7の尾端部には、扉
ロック手段10のロックピン10aが係合する凹部7bが形成
されており、この凹部7bにロックピン10aを係合した状
態でロックピン10aを押し下げることにより、扉ストッ
パ7をばね12の付勢力に抗して爪部7aが回転ドラム2の
掛止部2cから離反させる方向に回動させ、同時にドラム
扉3を回転ドラム2に対して係止解除状態に保持させる
ようになっている。
前記凹部7bは、第3図乃至第5図に示すようにロックピ
ン10aを中間位置Y(第5図参照)まで前進させた状態
で回転ドラム2を反時計方向に回転させたとき、ロック
ピン10aに係合して回転ドラム2を扉開閉位置に位置決
めする位置決めストッパ13が突設されており、さらに、
この位置決めストッパ13と反対の側に位置する凹部7bの
縁部には、回転ドラム2が停止したときの反動によりロ
ックピン10aが凹部7bから外れるのを防止するための逆
転防止ストッパ14が配置されている。この逆転防止スト
ッパ14の基部は、位置決めストッパ13側へ回動し、その
逆方向へは回動できないようにして扉ストッパ7に枢着
されていると共に、その枢着部に設けたばね15によって
常時扉ストッパ7から外方へ突出する状態に付勢されて
いる。
第4図において、扉ロック手段10を構成するロックピン
10aは、外槽16の外周面に固着した軸受17によって回転
ドラム2の半径方向に摺動可能に支持されている。ロッ
クピン10aの外槽16外突出端側には、その長手方向に沿
ってラック18が形成され、このラック18にはピニオン20
が噛合している。ピニオン20は、減速機付きのロックピ
ン駆動モータ21の出力軸21aに固着されている。また、
ロックピン駆動モータ21は外槽16に支持部材22によって
支持されている。支持部材22には、ロックピン10aの前
進端,中間位置及び後退端をそれぞれ検知するリミット
スイッチ等の検知スイッチ23,24,25が取付けられてお
り、各検知スイッチ23,24,25は、ロックピン10aに設け
たスイッチアクチュエータ26を検知することでON動作す
るものである。
第6図は、本実施例におけるドラム扉開閉制御部の全体
の構成図を示すもので、マイクロコンピュータから構成
されている。
即ち、制御部27は、メモリ、入出力装置などの全体を制
御し管理するCPU27aと、回転ドラム2(第4図参照)又
はケーシング1の洗濯物取出入口と対向して形成した外
槽16の開口16aに位置決めするための処理プログラム及
びドラム扉3を自動開閉するための処理プログラム等を
格納するROM27bと、CPU27aでの演算結果及びその他のデ
ータを格納するRAM27cと、入力インターフェース27d及
び出力インターフェース27eを備え、これらはバス27fを
介してCPU27aに接続されている。
入力インターフェース27dには、ロックピン10aの前進
端,中間位置及び後退端を検知する検知スイッチ23,24,
25が接続され、出力インターフェース27eには、ドラム
駆動モータ8、ロックピン駆動モータ21が接続されてい
る。
なお、第6図において、CPU27a、ROM27b及び入力インタ
ーフェース27d、出力インターフェース27eは、第1図に
示すモータ制御手段9、扉ロック制御手段11を構成する
ものである。
次に、上記のように構成された実施例の扉開閉動作を第
7図,第8図のフローチャートに基づいて説明する。
まず、洗濯物の洗濯,乾燥が終了し、洗濯・乾燥機の制
御システムが扉の自動開きモードに設定されると、第7
図に示すドラム扉の自動開きプログラムがスタートす
る。まず、ステップS1において、ドラム駆動モータ8を
停止することにより回転ドラム2を停止させる。回転ド
ラム2が停止すると、次のステップS2に進み、CPU27aか
ら出力インターフェース27eを通してピン駆動モータ21
に起動指令を与え、ピン駆動モータ21を起動してロック
ピン10aを前進動作させる。次のステップS3では、中間
位置検知スイッチ24からの出力信号が検知できるように
して、該検知スイッチ24の出力状態をCPU27aに取込み、
ロックピン10a中間位置Y(第5図参照)に達したかを
判定する(ステップS4)。ここでアクチュエータ26が中
間位置検知スイッチ24に対向され、これにより検知スイ
ッチ24から出力されたON信号がCPU27aに取り込まれ、ロ
ックピン10aが第5図の破線に示す中間位置Yに達した
判定されると、ステップS5に進み、ピン駆動モータ21に
停止指令を与えてロックピン10aの前進動作を停止す
る。これにより、ロックピン10aの先端部分は扉開閉位
置の位置決めストッパ13と係止する位置にセットされ
る。
次のステップS6では、ドラム駆動モータ8に反時計方向
の起動指令を与えてドラム駆動モータ8を起動し、回転
ドラム2を反時計方向にゆっくり回転させる。そして、
次のステップS7において、回転ドラム2がロックされた
かを判定する。即ち、回転ドラム2が反時計方向へ回転
されるにつれ、扉ストッパ7に設けた位置決めストッパ
13が中間位置Yに突出したロックピン10aに係止し、回
転ドラム2の反時計方向の回転がロックされたかを判定
する。この判定は、回転ドラム2を位置決めストッパ13
によりロックしたときのモータ8の負荷電流を検出する
ことにより行う。
ドラムのロックが判定された場合は、ステップS8に進
み、ドラム駆動モータ8に停止指令を与えてドラム2の
回転を停止する。このとき、回転ドラム2は扉開閉位置
に位置決めされると共に、ロックピン10aは扉ストッパ
の凹部7bと対向する状態となる。
その後、ステップS9に進み、ピン駆動モータ21に起動指
令を与えてロックピン10aを再び前進動作させ、次のス
テップS10で、ロックピン10aの位置を前進端検知スイッ
チ23により検知する。即ち、検知スイッチ23の出力状態
をCPU27aに取込み、ロックピン10aが前進端位置Z(第
5図参照)に達したかを判定する(ステップS11)。こ
こで、ロックピン10aが前進端に達したことが判定され
ないときは、ステップS9に戻り、前進端位置Zが検知さ
れるまでステップS9〜ステップS11を実行する。また、
ロックピン10aが第5図の一点鎖線に示すように前進端
位置Zに達したことが判定されると、ステップS12に進
み、ピン駆動モータ21に停止指令を与えてロックピン10
aの前進を停止させる。
ロックピン10aが前進端に達したときは、その先端が扉
ストッパ7の凹部7bに係合して、凹部7b側を押し下げ、
爪部7a側を持ち上げて第4図の実線に示す状態にする。
これにより、ドラム扉3は回転ドラム2に対し係止解除
状態となり、かつ回転ドラム2に対し相対摺動が可能な
状態におかれる。
扉ストッパ7が係止解除状態に動作されると、ステップ
S13に進み、再びドラム駆動モータ8に起動指令を与え
てモータ8を反時計方向に起動し、回転ドラム2を反時
計方向へゆっくり回転させる。このとき、扉ストッパ7
の凹部7bにロックピン10aが係合して、ドラム扉3が固
定状態に保持されているため、回転ドラム2が反時計方
向に回転されるに伴い、その開口部2bは順次開放される
ことになる。そして、回転ドラム2の開口部2bが完全に
開放された状態では、回転ドラム2はロックピン10aに
より固定状態に保持されているドラム扉3にロックされ
ることになる。このドラムロック状態をドラム駆動モー
タ8の負荷電流を検出するなどすることで判定する(ス
テップS14)。ここで、ドラムロックが判定されると、
ステップS15に進み、ドラム駆動モータ8に停止指令を
与えて回転ドラム2を停止する。これにより回転ドラム
2内の洗濯物又は乾燥物の出し入れが可能な状態にな
る。
次にドラム扉3の自動閉止動作について第8図のフロー
チャートに基づいて説明する。
洗濯・乾燥された洗濯物が回転ドラム2から取り出さ
れ、新たな洗濯物が回転ドラム2内に投入され外蓋の閉
操作などによって洗濯指令が与えられると、第8図に示
すプログラムがスタートする。これに伴い制御部27は、
まず、CPU27aから出力インターフェース27eを通してド
ラム駆動モータ8に時計方向の起動指令を与えてドラム
駆動モータ8を起動し、回転ドラム2を時計方向にゆっ
くり回転させる(ステップS20)。
回転ドラム2が時計方向に回転されると、ステップS21
へ進み、ドラムロックの判定を行う。即ち、回転ドラム
2の時計方向への回転に伴い回転ドラム2の開口部2bが
ロックピン10aが固定状態に保持されたドラム扉3によ
り完全に閉じられ、それ以上回転ドラム2が時計方向に
回転できないロック状態になったかをモータ8の負荷電
流から判定する。ここで、ドラムロックであると判定さ
れたときは、ステップS22に進み、ドラム駆動モータ8
に停止指令を与えて回転ドラム2の回転を停止する。そ
の後は、ステップS23に進み、ピン駆動モータ21に起動
指令を与えてロックピン10aを後退動させる。ロックピ
ン10aが後退されて、その先端が扉ストッパ7の凹部7b
から離脱すると、扉ストッパ7はばね12により第4図の
破線に示すように復帰され、その爪部7aが回転ドラム2
の掛止部2cに係合してドラム扉3を回転ドラム2に一体
化する。
一方、ロックピン10aが後退動作すると、ステップS24に
進み、ロックピン10aの後退位置を後退端検知スイッチ2
5により検知する。即ち、検知スイッチ25の出力状態をC
PU27aに取込み、ロックピン10aが後退端位置X(第5図
参照)に達したかを判定する(ステップS25)。ここ
で、ロックピン10aが後退端に達したことが判定される
と、ステップS26に進み、ピン駆動モータ21に停止指令
を与えてロックピン10aの後退動作を停止する。その結
果、回転ドラム2は、その回転により洗濯あるいは乾燥
動作へ移行されることになる。
このように、本実施例の回転ドラムの扉開閉装置は、ケ
ーシング1内でドラム駆動モータ8により回転動作され
る回転ドラム2と、回転ドラム2の周壁に設けられ、ド
ラム開口部を開閉するため回転ドラム2外周に摺動可能
に取付けられたドラム扉3と、ドラム扉3に設けられド
ラム扉3を回転ドラム2に対して係止状態又は係止解除
状態にする扉ストッパ7と、回転ドラム2のドラム扉3
に配設され、回転ドラム2を扉開閉位置に位置決めする
位置決めストッパ13と、ケーシング1に配設され、回転
ドラム2に対し前後進動作されるロックピン10aを有
し、ロックピン10aにより扉ストッパ7を回転ドラム2
に対し係止または係止解除状態にすると共に、位置決め
ストッパ13を介して回転ドラム2を扉開閉位置に位置決
めロックする扉ロック手段10と、扉ロック手段10を制御
することにより、ロックピン10aが扉ストッパ7を回転
ドラム2と係止する位置または係止解除位置にすると共
に、位置決めストッパ13と係合する位置に動作させる扉
ロック制御手段11と、回転ドラム2が扉ロック手段10に
より扉開閉位置にロックされたとき、扉ロック制御手段
11からの信号に基づいてドラム駆動モータ8を扉開及び
扉閉制御するモータ制御手段9とを具備するものであ
る。
このように構成されたこの実施例の回転ドラムの扉開閉
装置においては、ドラム扉3を開く場合は、扉ロック手
段10のロックピン10aを位置決めストッパ13と係合する
位置に前進動作させ、回転ドラム2の回転により位置決
めストッパ13をロックピン10aに係合させることで回転
ドラム2を扉開閉位置に位置決めし、この状態で、ロッ
クピン10aをさらに前進動作させて扉ストッパ7を係止
解除状態にした後、回転ドラム2をその開口部が全開さ
れるまで扉開方向に回転して扉開する。また、ドラム扉
3を閉めるときは、ロックピン10aにより扉ストッパ7
を係止解除状態にして回転ドラム2を扉閉方向に回転
し、その開口部が全閉されるまで回転ドラム2を扉閉方
向へ回転して扉閉し、回転ドラム2が停止されたとき、
ロックピン10aを後退動作させることにより扉ストッパ
7を係止状態にしてドラム扉3を回転ドラム2にロック
する。したがって、回転ドラム2の開口部の位置決めロ
ックを、ブレーキ及び位置センサを用いることなく行う
ことができると共に、ドラム扉3の開閉を自動的に行う
ことが可能になる。
このような本実施例にあっては、回転ドラム2をドラム
扉3を自動的に開閉することができるから、洗濯あるい
は洗濯工程が終了した段階で操作者は本体の外蓋を開け
るなどするだけで、ドラム扉3に手を触れることなく、
直ちに洗濯物の出し入れを行うことができる。これに伴
い、作業性が向上し、火傷などの危険性をなくすること
ができる。
また、本実施例においては、回転ドラム2の扉開閉位置
への位置決めと、その位置に回転ドラム2を保持するた
めの手段を扉ロック手段10のロックピン10aと、このロ
ックピン10aが中間位置にあるとき係合する位置決めス
トッパ13及び逆転防止用の逆転防止ストッパ14とにより
構成したので、ドラムブレーキ及び回転ドラムの位置セ
ンサが不要になり、扉自動開閉手段の構造が簡単になっ
て低コスト化できる。
なお、上記実施例では、回転ドラムの扉開閉位置への位
置決め及びその位置保持のための位置決めストッパ13及
び逆転防止ストッパ14を扉ストッパ7に設けた場合につ
いて述べたが、この発明は、これに限定されるものでは
なく、ドラム扉3に設けるようにしても良い。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明の回転ドラムの扉開閉装置
によれば、回転ドラムの扉開閉位置への位置決め、及び
回転ドラムの開口部を開閉するためのドラム扉開閉操作
を自動的に行うことができ、操作者は煩わしい扉開閉操
作やドラム開口部の位置調整作業などから解放され、作
業性の向上を図ることができる。また、回転ドラムの扉
開閉位置への位置決め及びその位置保持を扉ロック手段
のロックピンと、これが中間位置にあるとき係合するス
トッパによって行う構成としたので、ブレーキ及び位置
センサが不要となり、扉開閉機構が簡単になって低コス
ト化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である回転ドラムの扉開閉
装置の全体構成を示す概念図、第2図はこの発明の一実
施例である回転ドラムの扉開閉装置に係るドラム扉の回
転ドラムへの取付状態を示す説明図、第3図はこの発明
の一実施例である回転ドラムの扉開閉装置に係るドラム
扉を示す斜視図、第4図は同じくこの発明の一実施例で
ある回転ドラムの扉開閉装置に係る扉ロック手段を示す
主要構成図、第5図は同じくこの発明の一実施例である
回転ドラムの扉開閉装置に係る扉ストッパとロックピン
との関係を示す説明図、第6図は同じくこの発明の一実
施例である回転ドラムの扉開閉装置に係る扉開閉制御部
の全体を示すブロック図、第7図は同じくこの発明の一
実施例である回転ドラムの扉開閉装置におけるドラム扉
の開放状態を示すフローチャート、第8図は同じくこの
発明の一実施例である回転ドラムの扉開閉装置における
ドラム扉の閉止動作を示すフローチャート、第9図は従
来の回転ドラムの構成を説明するためのドラム式洗濯機
の概略斜視図である。 図において 1:ケーシング、2:回転ドラム、3:ドラム扉、7:扉ストッ
パ、8:ドラム駆動モータ、9:モータ制御手段、10:扉ロ
ック手段、10a:ロックピン、11:扉ロック制御手段、13:
位置決めストッパ、14:逆転防止ストッパ、21:ピン駆動
モータ、23,24,25:検知スイッチ、27:制御部 である。 なお、図中、同一符号及び記号は同一または相当する構
成部分を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内でドラム駆動モータにより回
    転動作される回転ドラムと、 前記回転ドラムの周壁に設けられ、ドラム開口部を開閉
    するため回転ドラム外周に摺動可能に取付けられたドラ
    ム扉と、 前記ドラム扉に設けられ前記ドラム扉を前記回転ドラム
    に対して係止状態又は係止解除状態にする扉ストッパ
    と、 前記回転ドラムのドラム扉に配設され、前記回転ドラム
    を扉開閉位置に位置決めする位置決めストッパと、 前記ケーシング内に配設され、前記回転ドラムに対し前
    後進動作されるロックピンを有し、前記ロックピンによ
    り前記扉ストッパを前記回転ドラムに対し係止または係
    止解除状態にすると共に、前記位置決めストッパを介し
    て回転ドラムを扉開閉位置に位置決めロックする扉ロッ
    ク手段と、 前記扉ロック手段を制御することにより、前記ロックピ
    ンが前記扉ストッパを前記回転ドラムと係止する位置ま
    たは係止解除位置にすると共に、前記位置決めストッパ
    と係合する位置に動作させる扉ロック制御手段と、 前記回転ドラムが前記扉ロック手段により扉開閉位置に
    ロックされたとき、前記扉ロック制御手段からの信号に
    基づいて前記ドラム駆動モータを扉開及び扉閉制御する
    モータ制御手段と を具備することを特徴とする回転ドラムの扉開閉装置。
JP63212215A 1988-08-26 1988-08-26 回転ドラムの扉開閉装置 Expired - Fee Related JPH07100107B2 (ja)

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