JPH0698631A

JPH0698631A - 剪定装置

Info

Publication number: JPH0698631A
Application number: JP24941092A
Authority: JP
Inventors: Koremainen Tenho; コレマイネンテンホ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-09-18
Filing date: 1992-09-18
Publication date: 1994-04-12

Abstract

(57)【要約】【目的】剪定装置で、これを使用する時に樹幹を損傷
せず、かつ残る枝の切り株の長さを前もって調節し得る
ような、構造が簡単で操作の容易な剪定装置を提供す
る。【構成】シャフト（１）と、回転継手によってシャフ
トの端部（２）に装着された支持体（３）と、該支持体
に装着された回転自在の切り刃（４）と、支持体に装着
され、切り刃と共に平行に移動し、枝を切断する時に直
立剪定装置を樹に対しもたせ掛けるようになった切断支
持装置（５）と、切り刃に接続され、該切り刃を回転さ
せる動力源（６，７）とを有している。またシャフトの
端部（２）に装着された支持体（３）に締着装置（８）
が装着され、この締着装置に切り刃（４）がその切り刃
の軸線上で平行に移動するように装着され、樹幹と切り
刃との間隔を調節し得るようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は立木を直立状態で剪定す
るための剪定装置で、シャフトと、回転継手によってシ
ャフトの端部に装着された支持体と、該支持体に装着さ
れた回転自在の切り刃と、前記支持体に固定され、枝を
切断する時に切り刃と平行に移動し、直立剪定装置を樹
木に対しもたせ掛けるようになった切断支持装置と、切
り刃に接続され、該切り刃を回転させる動力源とを有す
る剪定装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】樹木の枝はその成長段階において剪定さ
れ、製材に適した節目のない、優れた木材が得られるよ
うにされる。現在行われる樹木の直立剪定においては、
シャフトの端部に装着され、手動的に操作される鋸、ま
たは種々の動力源により作動される鎖型、円形あるいは
往復動刃を備えた鋸が使用される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】手動式の鋸を使用する
場合の欠点は、作業速度が遅く、重労働を必要とするこ
とであり、これは作業位置が不適当であるためで、剪定
すべき枝の位置が高くなればなるほど困難が増加する。
さらに手動鋸を使用する時には、枝の折れる危険が大で
あり、枝の切り株も損傷される。

【０００４】電動式の剪定装置を使用する場合には、枝
の剪定は容易であるが、剪定装置の操作性が悪く、かつ
得られる作業結果が不正確となる欠点がある。この剪定
装置を使用する時は、枝は樹幹に近すぎるところで切断
され、樹幹が損傷される。この装置による時は、残る枝
の切り株の長さが剪定を行う作業員やその時の剪定状態
によって相当異なり、したがって仕上がりが整然とはな
らない。

【０００５】本発明の目的は在来の剪定装置に伴う幾つ
かの欠点を除去し得る剪定装置を提供することである。
特に本発明の目的は樹幹を損傷せず、かつ枝を剪定した
ときに残る切り株の長さを前以て調節し得るようになっ
た剪定装置を提供することである。さらに本発明の目的
は構造が簡単で、操作の容易な剪定装置を提供すること
である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は特許請求
の範囲に記載されているような特徴を有する剪定装置に
よって達成される。

【０００７】本発明の目的は、回転継手によって剪定装
置のシャフトの端部に装着された支持体に締着装置が装
着され、該締着装置に切り刃が、その切り刃の軸線上で
平行になるように調節し得るように装着され、樹幹と切
り刃との間隔を調節し得るようになった剪定装置によっ
て達成される。

【０００８】本発明による剪定装置を使用する時には、
切断支持装置を樹枝に対して適当に位置決めし、切断支
持装置が樹幹と相対し、かつ剪定装置の切り刃が樹枝に
対して移動し得るようにする。樹枝を切断する時には、
切断支持装置を切り刃と共に、樹幹に沿って移動せし
め、この時切り刃と樹幹との間にある程度の間隔が生じ
るようにする。この、切り刃と切断支持装置との間隔は
調節可能であり、これにより残る枝の切り株の長さは容
易に決定され得る。

【０００９】本発明による装置は、周知の装置がしなけ
ればならないようには樹枝に対してそれほど正確に位置
決めする必要がないので、その操作が容易である。もう
一つの利点は本発明の装置を使用する時は、鋸引き作業
が下から上に向かって行われ、切断すべき枝の引き裂か
れる惧れがないことである。実験によれば手動鋸に比し
て、速度はほぼ３０％増加し、かつ樹の損傷はほぼ５０
％減少する。切断作業が敏速に行われるため、枝が切り
離される時に鋸刃が固着する危険もない。

【００１０】

【実施例】次に添付図面によって本発明の実施例を説明
する。図１は本発明による剪定装置を装備した作業員を
示す。剪定装置は無段的に調節し得るシャフト１と、該
シャフトの一端に設けられた回転自在の切り刃４とを有
している。本出願においては、動力源として燃焼式電動
機−発電機組合体（combustion motor−generator comb
ination ）６が使用され、この組合体は電力ケーブル１
０により、シャフトの端部に装着された電動機７に接続
され、この電動機は切り刃を回転させるように配置され
ている。燃焼式電動機−発電機組合体６はラック１２に
固定され、かつこのラックはラックに装着された装帯１
３によって作業員の背中に取付けることができる。電力
ケーブル１０はシャフトの中に延長自在に保護されてい
る。

【００１１】図２および図３に示される如く、シャフト
の端部２には、回転継手１４によって支持体３が枢着さ
れている。電動機７およびこれに連結された切り刃４
は、その切り刃の軸線上で平行に、締着装置８により調
節し得るように支持体に装着されている。この締着装置
は電動機のハウジングの形に適合するように主として弓
形に形成されている。この締着装置はその適当な場所に
おいて、止めねじ等により周知の締結装置と同様に固定
される。さらに前記支持体には、切り刃と平行に移動す
る切断支持装置５が装着され、この支持装置は二つの平
行な棒によって形成される。この切断支持装置の構造お
よび形はその用途に応じて変えることができる。さらに
支持体には、切り刃４の適当な場所に刃保護部材９が装
着され、該保護部材は発生した鋸屑および他の破片が直
接作業員の上に落ちるのを阻止するようになっている。

【００１２】本発明の装置を使用する時には、調節継手
１４によって切り刃を所要の角度に調節し、シャフトの
端部を樹木の枝に近ずけ、切断支持装置の棒が樹木の幹
に対し、枝の両側にくるようにする。装置を枝の方に動
かして切り刃が枝を切断しかつ枝の切り株が残るように
する。枝の切り株の長さは切り刃と切断支持装置の棒と
の間隔を調節することによって変えることができる。こ
の装置を使用する時には、樹木を損傷することがなく、
枝の切り株を所要の長さとなすことができる。

【００１３】本発明は前記実施例に制限されるものでは
なく、特許請求の範囲内において種々の変型を行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による剪定装置の作業状態を側方から見
た概略図。

【図２】本発明による剪定装置の剪定ヘッドを示す側面
図。

【図３】図２に示された装置を別の方向から見た図。

【符号の説明】

１シャフト３支持体４切り刃５切断支持装置６燃焼式電動機−発電機組合体７電動機８締着装置９刃保護装置１４回転継手

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】樹木を直立状態で剪定する剪定装置で、
シャフト（１）と、回転継手によって該シャフトの端部
（２）に装着された支持体（３）と、該支持体に装着さ
れた回転自在の切り刃（４）と、前記支持体に固定さ
れ、枝を切断する時に切り刃と平行に移動し、前記直立
剪定装置を樹木に対してもたせ掛けるようになった切断
支持装置（５）と、前記切り刃に接続され、該切り刃を
回転させる動力源（６，７）とを有する剪定装置におい
て、前記支持体（３）に締着装置（８）が装着され、該
締着装置に前記切り刃（４）が該切り刃の軸線上で平行
に調節し得るように装着され、樹木の幹と該切り刃との
距離を調節し得るようになっていることを特徴とする剪
定装置。
【請求項２】前記支持体（３）に、前記切り刃（４）
の適当な場所において、刃保護装置（９）が装着されて
いる請求項１記載の剪定装置。
【請求項３】前記切断支持装置（５）が前記支持体
（３）の端部に固定された棒によって形成されている請
求項１または２記載の剪定装置。