JPH0698406A - 電源供給方法 - Google Patents
電源供給方法Info
- Publication number
- JPH0698406A JPH0698406A JP27080992A JP27080992A JPH0698406A JP H0698406 A JPH0698406 A JP H0698406A JP 27080992 A JP27080992 A JP 27080992A JP 27080992 A JP27080992 A JP 27080992A JP H0698406 A JPH0698406 A JP H0698406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- moving body
- rail
- contactor
- contactors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動体の走行ルート付近に設置された固定局
に電源を供給する際に、電源の投入・遮断の制御を不要
とし、システムの変更を低コストで実現することができ
る新規な電源供給方法を提供する。 【構成】 レールに組み込まれたトロリー線と、トロリ
ー線用接触子を設置した移動体とがあり、上記トロリー
線より接触子を介して電源の供給を受けて移動体がレー
ルに沿って走行し、その走行ルート付近に電源を必要と
する固定局が設置されているシステムにおいて、移動体
には給電体を設け、上記トロリー線用接触子とその給電
体との間で導通・絶縁できるスイッチ機構を付加し、レ
ールには給電体用接触子を設け、上記トロリー線からト
ロリー線用接触子、給電体、給電体用接触子の順に経由
して、その給電体用接触子の出力端子部より走行ルート
付近に設置された固定局へと電源を供給するようにし
た。
に電源を供給する際に、電源の投入・遮断の制御を不要
とし、システムの変更を低コストで実現することができ
る新規な電源供給方法を提供する。 【構成】 レールに組み込まれたトロリー線と、トロリ
ー線用接触子を設置した移動体とがあり、上記トロリー
線より接触子を介して電源の供給を受けて移動体がレー
ルに沿って走行し、その走行ルート付近に電源を必要と
する固定局が設置されているシステムにおいて、移動体
には給電体を設け、上記トロリー線用接触子とその給電
体との間で導通・絶縁できるスイッチ機構を付加し、レ
ールには給電体用接触子を設け、上記トロリー線からト
ロリー線用接触子、給電体、給電体用接触子の順に経由
して、その給電体用接触子の出力端子部より走行ルート
付近に設置された固定局へと電源を供給するようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レールに組み込まれ
たトロリー線より電源の供給を受けてレールを走行する
移動体と、レールに沿った付近に設置されている固定局
とからなるシステムにおいて、その移動体を介してトロ
リー線より固定局へ電源を供給する方法に関するもので
ある。
たトロリー線より電源の供給を受けてレールを走行する
移動体と、レールに沿った付近に設置されている固定局
とからなるシステムにおいて、その移動体を介してトロ
リー線より固定局へ電源を供給する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】巡視ロボットの走行ルートにおいては比
較的環境の悪い場所にトロリー線を敷設する場合があ
り、巡視ロボットの走行ルートに沿った固定位置で、例
えば照明用や冷却用として電源が必要になることがあ
る。これらの電源の取り出し方法としては、「近くの
電源供給口より電源を取り出す。トロリー線より電源
を取り出す。」の何れかの方法で行われており、移動体
の位置に応じて外部の固定場所への電源供給を投入・遮
断する制御を行うために、移動体の通過位置の必要場所
にセンサー等を設けたり、移動体が常に自身の位置を把
握できるように移動距離を計数したりする必要があっ
た。
較的環境の悪い場所にトロリー線を敷設する場合があ
り、巡視ロボットの走行ルートに沿った固定位置で、例
えば照明用や冷却用として電源が必要になることがあ
る。これらの電源の取り出し方法としては、「近くの
電源供給口より電源を取り出す。トロリー線より電源
を取り出す。」の何れかの方法で行われており、移動体
の位置に応じて外部の固定場所への電源供給を投入・遮
断する制御を行うために、移動体の通過位置の必要場所
にセンサー等を設けたり、移動体が常に自身の位置を把
握できるように移動距離を計数したりする必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、電源供給のタ
イミングを変更したり、電源供給場所を増加するといっ
たシステムの変更を行う時、制御回路の変更・追加が非
常に面倒であり、コストが高くつくという問題点があっ
た。
イミングを変更したり、電源供給場所を増加するといっ
たシステムの変更を行う時、制御回路の変更・追加が非
常に面倒であり、コストが高くつくという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、移動体の走行ルート付近に設
置された固定局に電源を供給する際に、電源の投入・遮
断の制御を不要とし、システムの変更を低コストで実現
することができる電源供給方法を提供することをその目
的とする。
置された固定局に電源を供給する際に、電源の投入・遮
断の制御を不要とし、システムの変更を低コストで実現
することができる電源供給方法を提供することをその目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、レールに組
み込まれたトロリー線と、トロリー線用接触子を設置し
た移動体とがあり、上記トロリー線より接触子を介して
電源の供給を受けて移動体がレールに沿って走行し、そ
の走行ルート付近に電源を必要とする固定局が設置され
ているシステムにおいて、移動体には給電体を設け、上
記トロリー線用接触子とその給電体との間で導通・絶縁
できるスイッチ機構を付加し、レールには給電体用接触
子を設け、上記トロリー線からトロリー線用接触子、給
電体、給電体用接触子の順に経由して、その給電体用接
触子の出力端子部より走行ルート付近に設置された固定
局へと電源を供給するようにしたことを特徴とする電源
供給方法である。また、この発明は接触子を隣接して長
手方向に複数個設置する際、隣接する接触子同士を導電
体または絶縁体の取付金具により接触子ホルダー間で接
続して電気的に導通状態または絶縁状態になるように各
接触子を設置する電源供給方法である。
み込まれたトロリー線と、トロリー線用接触子を設置し
た移動体とがあり、上記トロリー線より接触子を介して
電源の供給を受けて移動体がレールに沿って走行し、そ
の走行ルート付近に電源を必要とする固定局が設置され
ているシステムにおいて、移動体には給電体を設け、上
記トロリー線用接触子とその給電体との間で導通・絶縁
できるスイッチ機構を付加し、レールには給電体用接触
子を設け、上記トロリー線からトロリー線用接触子、給
電体、給電体用接触子の順に経由して、その給電体用接
触子の出力端子部より走行ルート付近に設置された固定
局へと電源を供給するようにしたことを特徴とする電源
供給方法である。また、この発明は接触子を隣接して長
手方向に複数個設置する際、隣接する接触子同士を導電
体または絶縁体の取付金具により接触子ホルダー間で接
続して電気的に導通状態または絶縁状態になるように各
接触子を設置する電源供給方法である。
【0006】
【作用】トロリー線を組み込んだレールを走行する移動
体に、外部供給用の給電体を設置し、かつ、レール上に
給電体用接触子を1個以上連結して設置することで、移
動体が上記接触子の設置領域を走行または停止している
間、トロリー線から移動体を介して外部電源機器(固定
局)へ電源を供給することができる。
体に、外部供給用の給電体を設置し、かつ、レール上に
給電体用接触子を1個以上連結して設置することで、移
動体が上記接触子の設置領域を走行または停止している
間、トロリー線から移動体を介して外部電源機器(固定
局)へ電源を供給することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1および図2はこの発明の電源供給方法に使
用する装置の一例の横断面図および側面図である。即
ち、レール1に組み込まれたトロリー線2より移動体7
は電源が供給され、レール1に沿ってモータ駆動ローラ
11により移動する。このとき、レール1に組み込まれ
たトロリー線2からトロリー線用接触子3により移動体
7の内部を通して外部給電用の給電体4へ接続してお
く。この給電体4とレール1に組み込まれた外部接続用
の接触子5の接触により走行ルートに沿った外部電源機
器(固定局)6へ電源を供給することが可能となる。
明する。図1および図2はこの発明の電源供給方法に使
用する装置の一例の横断面図および側面図である。即
ち、レール1に組み込まれたトロリー線2より移動体7
は電源が供給され、レール1に沿ってモータ駆動ローラ
11により移動する。このとき、レール1に組み込まれ
たトロリー線2からトロリー線用接触子3により移動体
7の内部を通して外部給電用の給電体4へ接続してお
く。この給電体4とレール1に組み込まれた外部接続用
の接触子5の接触により走行ルートに沿った外部電源機
器(固定局)6へ電源を供給することが可能となる。
【0008】給電範囲を広げるために、接触子5は長さ
を変えたり、複数個設置して互いの接触子が電気的に導
通状態となるようにしている。給電体4と接触子5が正
しく接触できるように、給電体4の両端には接触子5の
ためのガイド部8が設置されており、可動機能を有する
接触子5は上記ガイド部8でその位置が修正されるよう
に構成されている。また、外部の制御装置と接続された
通信用の密結合ケーブル9と、該密結合ケーブル9と無
線結合するための送受信部12とを設けることにより電
源の外部供給が不要なときには外部の制御装置から移動
体7内部のスイッチ10を制御して該スイッチ10を強
制的に遮断状態とすることができる。
を変えたり、複数個設置して互いの接触子が電気的に導
通状態となるようにしている。給電体4と接触子5が正
しく接触できるように、給電体4の両端には接触子5の
ためのガイド部8が設置されており、可動機能を有する
接触子5は上記ガイド部8でその位置が修正されるよう
に構成されている。また、外部の制御装置と接続された
通信用の密結合ケーブル9と、該密結合ケーブル9と無
線結合するための送受信部12とを設けることにより電
源の外部供給が不要なときには外部の制御装置から移動
体7内部のスイッチ10を制御して該スイッチ10を強
制的に遮断状態とすることができる。
【0009】上記給電体用接触子5は隣接して設置する
際に、接触子ホルダー部の端子間を導電体で接続するこ
とにより接触子間で電気的な導通が得られる。また、給
電体用接触子5は接触子ホルダーに固定する部分にスプ
リング機構などを持ち、給電体との位置が僅かにずれた
場合には給電体と接触し続けるように可動となってい
る。
際に、接触子ホルダー部の端子間を導電体で接続するこ
とにより接触子間で電気的な導通が得られる。また、給
電体用接触子5は接触子ホルダーに固定する部分にスプ
リング機構などを持ち、給電体との位置が僅かにずれた
場合には給電体と接触し続けるように可動となってい
る。
【0010】トロリー線用接触子3から給電体4まで
は、移動体7の内部でスイッチ機構10を間に挟んで導
電体により接続されており、移動体7の内部の制御装置
により任意のタイミングで上記スイッチ機構10を投入
・遮断の制御が容易に行われる。
は、移動体7の内部でスイッチ機構10を間に挟んで導
電体により接続されており、移動体7の内部の制御装置
により任意のタイミングで上記スイッチ機構10を投入
・遮断の制御が容易に行われる。
【0011】走行ルート全域のレールに給電用接触子を
隙間なくその長手方向に隣接して設置する際に、固定局
が複数個あり、その複数の固定局に電源を供給する範囲
を決めるべく選択された接触子の領域が複数個ある場
合、上記各領域内の全ての接触子が電気的に絶縁状態と
なるように設置する。これにより、移動体に設置された
給電体は殆ど常に接触子と接触状態にあるため、給電体
が金属である場合には給電体の腐食が起りにくく、給電
体表面を損傷する事故や、給電体と人体などとの感電事
故の発生する確率が少なくできる。
隙間なくその長手方向に隣接して設置する際に、固定局
が複数個あり、その複数の固定局に電源を供給する範囲
を決めるべく選択された接触子の領域が複数個ある場
合、上記各領域内の全ての接触子が電気的に絶縁状態と
なるように設置する。これにより、移動体に設置された
給電体は殆ど常に接触子と接触状態にあるため、給電体
が金属である場合には給電体の腐食が起りにくく、給電
体表面を損傷する事故や、給電体と人体などとの感電事
故の発生する確率が少なくできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の電源供
給方法によれば、外部の電源機器(固定局)に電源を必
要とする期間は、レール上を走行する移動体の通過位置
に依存しており、外部電源機器への電源供給が接触子を
必要区間に応じて設置することで移動体がレール上を移
動する一定区間だけ自動的に投入・遮断することが可能
となり、従来のような位置検出センサー等による制御は
不要となる。従って、電源供給場所を増加させるといっ
たシステムの変更があった場合においてもこの発明の電
源供給方法であれば、低コストで簡単に対応することが
できる。
給方法によれば、外部の電源機器(固定局)に電源を必
要とする期間は、レール上を走行する移動体の通過位置
に依存しており、外部電源機器への電源供給が接触子を
必要区間に応じて設置することで移動体がレール上を移
動する一定区間だけ自動的に投入・遮断することが可能
となり、従来のような位置検出センサー等による制御は
不要となる。従って、電源供給場所を増加させるといっ
たシステムの変更があった場合においてもこの発明の電
源供給方法であれば、低コストで簡単に対応することが
できる。
【図1】この発明の電源供給方法の実施例を説明するた
めの装置の横断面図、
めの装置の横断面図、
【図2】図1の側面図である。
1 レール 2 トロリー線 3 トロリー線用接触子 4 給電体 5 給電体用接触子 6 外部電源機器(固定局) 7 移動体 8 接触子ガイド 9 通信用密結合ケーブル 10 スイッチ 11 モータ駆動ローラ 12 送受信部
フロントページの続き (72)発明者 亘理 達 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日立 電線株式会社日高工場内」 (72)発明者 佐藤 光廣 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日立 電線株式会社日高工場内」
Claims (2)
- 【請求項1】 レールに組み込まれたトロリー線と、ト
ロリー線用接触子を設置した移動体とがあり、上記トロ
リー線より接触子を介して電源の供給を受けて移動体が
レールに沿って走行し、その走行ルート付近に電源を必
要とする固定局が設置されているシステムにおいて、移
動体には給電体を設け、上記トロリー線用接触子とその
給電体との間で導通・絶縁できるスイッチ機構を付加
し、レールには給電体用接触子を設け、上記トロリー線
からトロリー線用接触子、給電体、給電体用接触子の順
に経由して、その給電体用接触子の出力端子部より走行
ルート付近に設置された固定局へと電源を供給するよう
にしたことを特徴とする電源供給方法。 - 【請求項2】 接触子を隣接して長手方向に複数個設置
する際、隣接する接触子同士を導電体または絶縁体の取
付金具により接触子ホルダー間で接続して電気的に導通
状態または絶縁状態になるように各接触子を設置する電
源供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27080992A JPH0698406A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 電源供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27080992A JPH0698406A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 電源供給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0698406A true JPH0698406A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17491323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27080992A Pending JPH0698406A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 電源供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101464521B1 (ko) * | 2013-04-22 | 2014-11-24 | 주식회사신흥기계 | 스태커 크레인의 가이드 레일 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP27080992A patent/JPH0698406A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101464521B1 (ko) * | 2013-04-22 | 2014-11-24 | 주식회사신흥기계 | 스태커 크레인의 가이드 레일 |
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