JPH06981B2 - 消波構造体 - Google Patents
消波構造体Info
- Publication number
- JPH06981B2 JPH06981B2 JP61100848A JP10084886A JPH06981B2 JP H06981 B2 JPH06981 B2 JP H06981B2 JP 61100848 A JP61100848 A JP 61100848A JP 10084886 A JP10084886 A JP 10084886A JP H06981 B2 JPH06981 B2 JP H06981B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating
- wave
- specific gravity
- dissipating structure
- spheres
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は養殖いけす・浮桟橋・浮魚礁などの周囲に設置
する消波構造体に関する。
する消波構造体に関する。
［従来の技術］ 周知のように、海洋、港湾、河川、湖沼等に設置される
浮桟橋、浮防波堤、浮魚礁、養殖いけすあるいは養殖い
かだ等の浮遊構造物において、これらを浮遊させる浮力
体としては、ドラム缶、中空のＦＲＰあるいは鉄鋼箱
体、ウレタン発泡体が用いられている。すなわち、前記
浮力体を連続して係留すると共に、各浮力体間をロー
プ、ワイヤ等で連係し、例えば浮桟橋の場合は上面に木
板、鋼板をかけ渡したり、また養殖いかだの場合は浮力
体の下方に網などを吊り下げたりして構成されている。
浮桟橋、浮防波堤、浮魚礁、養殖いけすあるいは養殖い
かだ等の浮遊構造物において、これらを浮遊させる浮力
体としては、ドラム缶、中空のＦＲＰあるいは鉄鋼箱
体、ウレタン発泡体が用いられている。すなわち、前記
浮力体を連続して係留すると共に、各浮力体間をロー
プ、ワイヤ等で連係し、例えば浮桟橋の場合は上面に木
板、鋼板をかけ渡したり、また養殖いかだの場合は浮力
体の下方に網などを吊り下げたりして構成されている。
［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の浮力体は波浪に対する消波作用が
十分でなく、安定性が悪いという欠点があると共に、鉄
鋼製の浮力体などにおいては、錆の発生及び腐食の度合
が非常に早いという問題がある。
十分でなく、安定性が悪いという欠点があると共に、鉄
鋼製の浮力体などにおいては、錆の発生及び腐食の度合
が非常に早いという問題がある。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記のような従来形の浮力体の欠点を排除すべ
くなされたもので、合成樹脂あるいは金属製ネットから
なる袋または枠内に、比重の異なる合成樹脂製、ゴム製
または金属製の中空体からなる、比重が１より軽い第１
の浮遊球体と、比重が略１の第２浮遊球体と、比重が２
〜３の第３の浮遊球体とを多数詰め込んで消波構造体を
構成させたもである。第１乃至第３の浮遊球体は、ネッ
ト状袋または枠内に、容積率で40〜70％の範囲で充填さ
れ、横波や底波を受けたときに袋または枠内で自由自在
に流動できるようにされている。
くなされたもので、合成樹脂あるいは金属製ネットから
なる袋または枠内に、比重の異なる合成樹脂製、ゴム製
または金属製の中空体からなる、比重が１より軽い第１
の浮遊球体と、比重が略１の第２浮遊球体と、比重が２
〜３の第３の浮遊球体とを多数詰め込んで消波構造体を
構成させたもである。第１乃至第３の浮遊球体は、ネッ
ト状袋または枠内に、容積率で40〜70％の範囲で充填さ
れ、横波や底波を受けたときに袋または枠内で自由自在
に流動できるようにされている。
［作 用］ ネット状袋または枠内に充填された浮遊球体のうち比重
１以下の第１の浮遊球体は、袋または枠内の上部に浮遊
し、比重１付近の第２の浮遊球体は中位に、更に比重１
以上の第３の浮遊球体は下部に浮遊している。これら第
１乃至第３の浮遊球体はネット状袋または枠内に容積率
で４０〜７０％程度充填されている。従って洋上・港湾
あるいは河川に浮遊させたとき、波浪のエネルギーは各
浮遊球体を移動・衝突・回転させつつ、浮遊球体間を通
過して失われる。このとき消波構造体が比重の0.7〜３
の第１乃至第３の浮遊球体を含んでいるので表面波ばか
りでなく、横波、底波のすべてのエネルギーを浮遊球体
の運動エネルギーに転換させ、進入する波浪エネルギー
を効率的に吸収・減衰させる。
１以下の第１の浮遊球体は、袋または枠内の上部に浮遊
し、比重１付近の第２の浮遊球体は中位に、更に比重１
以上の第３の浮遊球体は下部に浮遊している。これら第
１乃至第３の浮遊球体はネット状袋または枠内に容積率
で４０〜７０％程度充填されている。従って洋上・港湾
あるいは河川に浮遊させたとき、波浪のエネルギーは各
浮遊球体を移動・衝突・回転させつつ、浮遊球体間を通
過して失われる。このとき消波構造体が比重の0.7〜３
の第１乃至第３の浮遊球体を含んでいるので表面波ばか
りでなく、横波、底波のすべてのエネルギーを浮遊球体
の運動エネルギーに転換させ、進入する波浪エネルギー
を効率的に吸収・減衰させる。
［実施例］ 以下、図面に基づき本発明を具体的に説明する。
第１図は本発明の一実施例の一部を破断して示した斜視
図であり、図中符号１は消波構造体である。消波構造体
１はプラスチック製のネット状袋または円筒枠２に多数
の比重差のある浮遊球体３ａ、３ｂ、３ｃを詰め込むと
共に、この袋または枠２の外周面に複数個の金属製リン
グ４、４、４及び棒状５、５、５を設けて補強してい
る。
図であり、図中符号１は消波構造体である。消波構造体
１はプラスチック製のネット状袋または円筒枠２に多数
の比重差のある浮遊球体３ａ、３ｂ、３ｃを詰め込むと
共に、この袋または枠２の外周面に複数個の金属製リン
グ４、４、４及び棒状５、５、５を設けて補強してい
る。
袋または枠２内に充填される浮遊体は、比重0.7〜３の
範囲の第１乃至第３の浮遊球体が用いられる。例えば第
１の浮遊球体３ａは比重0.7、第２の浮遊球体３ｂは比
重１、第３の浮遊球体３ｃは比重２〜３とされている。
範囲の第１乃至第３の浮遊球体が用いられる。例えば第
１の浮遊球体３ａは比重0.7、第２の浮遊球体３ｂは比
重１、第３の浮遊球体３ｃは比重２〜３とされている。
第１、第２の浮遊球体３ａ、３ｂは通常ブロー形成され
た中空プラスチック成形品が用いられるが、ゴム製・鉄
・合金等の金属製の中空球状体やプラスチック発泡球体
でもよい。更にブロー成形や発泡成形に限らず、ＡＢＳ
のごとき樹脂の半球体をインジェクション成形し、この
半球体を接合して中空球状体としたもの、或いは比重0.
2程度のバルーンを混入して成形したものでも差支えな
い。第３の浮遊球体３ｃは中空体に金属粉、砂、その他
の無機比重調整材を０〜30重量％混入させた中空または
中実品が用いられる。これに用いる樹脂は、使用済みの
農業用塩化ビニール、ポリエチレンフィルム等の廃プラ
スチックを溶融し注型法にて成形したものでも差支えな
い。
た中空プラスチック成形品が用いられるが、ゴム製・鉄
・合金等の金属製の中空球状体やプラスチック発泡球体
でもよい。更にブロー成形や発泡成形に限らず、ＡＢＳ
のごとき樹脂の半球体をインジェクション成形し、この
半球体を接合して中空球状体としたもの、或いは比重0.
2程度のバルーンを混入して成形したものでも差支えな
い。第３の浮遊球体３ｃは中空体に金属粉、砂、その他
の無機比重調整材を０〜30重量％混入させた中空または
中実品が用いられる。これに用いる樹脂は、使用済みの
農業用塩化ビニール、ポリエチレンフィルム等の廃プラ
スチックを溶融し注型法にて成形したものでも差支えな
い。
第１の浮遊球体３ａは、第２図に示すように袋または枠
２内の上方に浮遊し、比重１前後の第２の浮遊球体３ｂ
は中位に、比重１以上の第３の浮遊球体３ｃは下部に浮
遊する。第１乃至第３の浮遊球体３ａ、３ｂ、３ｃは波
浪の強弱によって袋または枠２内に容積率で40〜70％充
填する、容積率70％以上であると浮遊球体は自由な移動
回転運動が阻害されるため、十分な消波機能が得られな
い。
２内の上方に浮遊し、比重１前後の第２の浮遊球体３ｂ
は中位に、比重１以上の第３の浮遊球体３ｃは下部に浮
遊する。第１乃至第３の浮遊球体３ａ、３ｂ、３ｃは波
浪の強弱によって袋または枠２内に容積率で40〜70％充
填する、容積率70％以上であると浮遊球体は自由な移動
回転運動が阻害されるため、十分な消波機能が得られな
い。
この消波構造体１を海洋・港湾あるいは河川等に浮遊さ
せると、表面波、横波或いは底波等の波浪は第２図に矢
印で示すように浮遊球体３ａ、３ｂ、３ｃに衝突し、こ
れらの浮遊球体が衝突・移動すると共に、湾曲する各浮
遊球体の間隙に沿って流れたり、分岐しながら浮遊球体
間を通過する。この通過の際に浮遊球体の運動の形に波
浪のエネルギーが転換するため波浪は効率的に減衰さ
れ、波の進行方向の消波構造体より先では、波浪がほと
んど立たず静かな流れに変化する。また前記のように波
浪は浮遊球体間を進入通過するので、反射波（第２図鎖
線）が少なく、いわゆる返し波の発生を大幅に減ずるこ
とになる。
せると、表面波、横波或いは底波等の波浪は第２図に矢
印で示すように浮遊球体３ａ、３ｂ、３ｃに衝突し、こ
れらの浮遊球体が衝突・移動すると共に、湾曲する各浮
遊球体の間隙に沿って流れたり、分岐しながら浮遊球体
間を通過する。この通過の際に浮遊球体の運動の形に波
浪のエネルギーが転換するため波浪は効率的に減衰さ
れ、波の進行方向の消波構造体より先では、波浪がほと
んど立たず静かな流れに変化する。また前記のように波
浪は浮遊球体間を進入通過するので、反射波（第２図鎖
線）が少なく、いわゆる返し波の発生を大幅に減ずるこ
とになる。
なお、前記実施例においては消波構造体の形状を同筒状
としたが、断面三角形または方形としても、何ら差し支
えなく、かつネット状袋または枠２内に詰め込むべき、
浮遊球体は同一径のものとすることなく、大小とりまぜ
て詰め込んでもよい。
としたが、断面三角形または方形としても、何ら差し支
えなく、かつネット状袋または枠２内に詰め込むべき、
浮遊球体は同一径のものとすることなく、大小とりまぜ
て詰め込んでもよい。
［発明の効果］ 上述のように本発明はネット状袋または枠内に比重の異
なる浮遊球体を多数充填して消波構造体としたので、こ
れを海上等に浮遊させたとき、表面波ばかりでなく、横
波、底波などの波浪は各浮遊球体間を通過する時エネル
ギーが減衰されるので消波効果が大きい。さらに袋体ま
たは中空体を合成樹脂とした場合には錆、腐食のおそれ
がなく、かつ安価で浮力体を提供しうると云う効果を奏
する。
なる浮遊球体を多数充填して消波構造体としたので、こ
れを海上等に浮遊させたとき、表面波ばかりでなく、横
波、底波などの波浪は各浮遊球体間を通過する時エネル
ギーが減衰されるので消波効果が大きい。さらに袋体ま
たは中空体を合成樹脂とした場合には錆、腐食のおそれ
がなく、かつ安価で浮力体を提供しうると云う効果を奏
する。
第１図は本発明消波構造体の一実施例を示す一部破断斜
視図、第２図は同上の拡大断面図である。 １…消波構造体、２…ネット状袋または枠、３ａ…第１
の浮遊球体、３ｂ…第２の浮遊球体、３ｃ…第３の浮遊
球体。
視図、第２図は同上の拡大断面図である。 １…消波構造体、２…ネット状袋または枠、３ａ…第１
の浮遊球体、３ｂ…第２の浮遊球体、３ｃ…第３の浮遊
球体。
Claims (3)
- 【請求項１】ネット状袋又は枠内に、比重が１より軽い
第１の浮遊球体と、比重が略１の第２の浮遊球体と、比
重が２〜３の第３の浮遊球体とが多数詰め込まれてな
る、 ことを特徴とする消波構造体。 - 【請求項２】前記第３の浮遊球体が、中空体に金属粉又
は砂を適宜混入して比重調整されてなる、 請求項１記載の消波構造体。 - 【請求項３】前記第１乃至第３の浮遊球体が、ネット状
袋又は枠内に容積率で４０〜７０％の範囲で充填されて
なる、 請求項１記載の消波構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61100848A JPH06981B2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 消波構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61100848A JPH06981B2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 消波構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62258011A JPS62258011A (ja) | 1987-11-10 |
| JPH06981B2 true JPH06981B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=14284740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61100848A Expired - Lifetime JPH06981B2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 消波構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06981B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3027740U (ja) * | 1996-02-08 | 1996-08-13 | 株式会社イモタニ | 自動車内用携帯電話入れ具 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5556229A (en) * | 1995-01-04 | 1996-09-17 | Bishop; Robert J. | Shoreline erosion control system |
| US6273025B1 (en) * | 1999-09-09 | 2001-08-14 | Joseph D. Laird | Aquarium water circulation system |
| JP5097101B2 (ja) * | 2008-12-24 | 2012-12-12 | エンヴァイアンアート株式会社 | 競艇場の円錐形ターンマークに接続される消波装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51125825U (ja) * | 1975-04-04 | 1976-10-12 | ||
| JPS5220641A (en) * | 1975-08-07 | 1977-02-16 | Kuraray Plastics Co | Floating breakwater |
-
1986
- 1986-05-02 JP JP61100848A patent/JPH06981B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3027740U (ja) * | 1996-02-08 | 1996-08-13 | 株式会社イモタニ | 自動車内用携帯電話入れ具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62258011A (ja) | 1987-11-10 |
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