JPH0698057B2 - 蓄光装身具 - Google Patents
蓄光装身具Info
- Publication number
- JPH0698057B2 JPH0698057B2 JP26663292A JP26663292A JPH0698057B2 JP H0698057 B2 JPH0698057 B2 JP H0698057B2 JP 26663292 A JP26663292 A JP 26663292A JP 26663292 A JP26663292 A JP 26663292A JP H0698057 B2 JPH0698057 B2 JP H0698057B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphorescent
- accessory
- powder
- sulfide
- jewelry
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は指輪、ペンダント、ブ
ローチ、ネクタイピンやネクタイ止め、イヤリング等の
装身具に関し、特に夜間等において発光して神秘的な、
あるいは人目を引いて見栄えのする蓄光装身具を提供し
ようとするものである。
ローチ、ネクタイピンやネクタイ止め、イヤリング等の
装身具に関し、特に夜間等において発光して神秘的な、
あるいは人目を引いて見栄えのする蓄光装身具を提供し
ようとするものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の光を発する装身具として
は、特開昭５５−１１０５０３号公報、特開昭６１−２
９３０２号公報、実開昭５５−６６５０６号公報、実開
昭５５−１１１４０９号公報、実開昭５９−１４３３２
２号公報、実開昭５９−１７８１１０号公報、実開昭６
１−１９９２１５号公報、実開平２−８２９１５号公
報、実開平２−８４５１２号公報、実開平４−７１５０
９号公報等のように種々の発光素子を電池等を使って電
気的に発光ないし点滅させる形式のものが公知である。
は、特開昭５５−１１０５０３号公報、特開昭６１−２
９３０２号公報、実開昭５５−６６５０６号公報、実開
昭５５−１１１４０９号公報、実開昭５９−１４３３２
２号公報、実開昭５９−１７８１１０号公報、実開昭６
１−１９９２１５号公報、実開平２−８２９１５号公
報、実開平２−８４５１２号公報、実開平４−７１５０
９号公報等のように種々の発光素子を電池等を使って電
気的に発光ないし点滅させる形式のものが公知である。
【０００３】また、実開昭５６−２５５１４号公報のよ
うに蛍光塗料を使用し、夜間等において人目を引くよう
にした発光装身具も知られている。
うに蛍光塗料を使用し、夜間等において人目を引くよう
にした発光装身具も知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら前者の
発光装身具のうち、前者のものにおいては部品が多くな
ってコンパクトにすることが困難である上、発光素子等
の光源や電池等の電源の寿命の問題があり、製作やその
保守に手間がかかるという欠点がある。
発光装身具のうち、前者のものにおいては部品が多くな
ってコンパクトにすることが困難である上、発光素子等
の光源や電池等の電源の寿命の問題があり、製作やその
保守に手間がかかるという欠点がある。
【０００５】また後者の発光装身具においても、現在の
蛍光体が硫化亜鉛を主体としているため、硫化亜鉛の自
然放出によって約１年位でその効果を失ってしまうとい
う欠点がある。
蛍光体が硫化亜鉛を主体としているため、硫化亜鉛の自
然放出によって約１年位でその効果を失ってしまうとい
う欠点がある。
【０００６】この発明は上記の欠点を解消することを目
的とするもので、蓄光効果が長続きするため装身具とし
ても非常に商品価値が高く、また単に装身具の適所に取
り付けるだけであるため、装身具としてのデザイン上の
制約がほとんどなく、かつ宝石等を無理なく取り付ける
ことができる蓄光装身具を提供しようとするものであ
る。
的とするもので、蓄光効果が長続きするため装身具とし
ても非常に商品価値が高く、また単に装身具の適所に取
り付けるだけであるため、装身具としてのデザイン上の
制約がほとんどなく、かつ宝石等を無理なく取り付ける
ことができる蓄光装身具を提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【問題点を解決するための手段】すなわちこの発明の蓄
光装身具は、硅石粉末、石灰石粉末、ソーダ灰、硫化亜
鉛、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化カドミ
ウム、自発光体トリチウムに銅粉末を加え、これを混合
撹拌し溶融炉にて加熱して得た蓄光蛍光体硝子を粉砕し
て蓄光蛍光体硝子粉末を作り、これを結着材とともに層
形成した蓄光部材を装身具の表面等に取り付けたことを
特徴とするものである。
光装身具は、硅石粉末、石灰石粉末、ソーダ灰、硫化亜
鉛、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化カドミ
ウム、自発光体トリチウムに銅粉末を加え、これを混合
撹拌し溶融炉にて加熱して得た蓄光蛍光体硝子を粉砕し
て蓄光蛍光体硝子粉末を作り、これを結着材とともに層
形成した蓄光部材を装身具の表面等に取り付けたことを
特徴とするものである。
【０００８】
【作用】このように構成されたこの発明の蓄光装身具に
おいては、部品点数が少ないためコンパクトにすること
が可能であり、かつ蓄光効果が長続きするため装身具と
しても非常に商品価値が高いものを提供することができ
る。
おいては、部品点数が少ないためコンパクトにすること
が可能であり、かつ蓄光効果が長続きするため装身具と
しても非常に商品価値が高いものを提供することができ
る。
【０００９】また単に蓄光部材を装身具の適所に取り付
けるだけであるため、装身具としてのデザイン上の制約
がほとんどなく、かつ宝石等を無理なく取り付けること
ができる蓄光装身具を提供することができる。
けるだけであるため、装身具としてのデザイン上の制約
がほとんどなく、かつ宝石等を無理なく取り付けること
ができる蓄光装身具を提供することができる。
【００１０】
【実施例】以下図面に基づき実施例について説明する。
【００１１】図１および図２において、装身具の一例と
しての指輪１１のリング部１２の上部には、種々の宝石
類１３の台１４が形成されている。この台１４は宝石類
１３を爪１５による爪止めや、その他伏せ込み、彫り止
め等の適宜の手段で取り付けるようになっている。
しての指輪１１のリング部１２の上部には、種々の宝石
類１３の台１４が形成されている。この台１４は宝石類
１３を爪１５による爪止めや、その他伏せ込み、彫り止
め等の適宜の手段で取り付けるようになっている。
【００１２】この発明においては、上記指輪１１のリン
グ部１２の上部に形成した台１４の上面に、蓄光部材１
６の層が塗着、あるいはシート状物として貼り付け等の
手段で取り付けたことが特徴である。
グ部１２の上部に形成した台１４の上面に、蓄光部材１
６の層が塗着、あるいはシート状物として貼り付け等の
手段で取り付けたことが特徴である。
【００１３】上記蓄光部材１６としては、硅石粉末、石
灰石粉末、ソーダ灰、硫化亜鉛、硫化カルシウム、硫化
ストロンチウム、硫化カドミウム、自発光体トリチウム
に銅粉末を加え、これを混合撹拌し溶融炉にて加熱して
得た蓄光蛍光体硝子を粉砕して蓄光蛍光体硝子粉末を作
り、これを結着材とともに層形成できるようにしたもの
が好適に使用できる。 （蓄光蛍光体硝子粉末の製造工程） 第１工程 硅石粉末 １００メッシュ ６０ 石灰石粉末 同 ２０ ソーダ灰 同 ２０ 硫化亜鉛を電気分解したもの ２００メッシュ ６５ 硫化カルシウム 同 ２５ 硫化ストロンチウム 同 ０．９ 硫化カドミウム 同 ０．５ 上記資料を混合し、溶融炉に入れ温度８００度〜９００
度に加熱しながら撹拌して蓄光蛍光体硝子を作り、これ
を１５０メッシュ程度の粉末にする。 第２工程 第１工程で得た蓄光蛍光体硝子粉末を１００とし、３０
０メッシュの銅粉末０．３、これに自発光体トリチウム
２０を混合し、蓄光蛍光体を作る。
灰石粉末、ソーダ灰、硫化亜鉛、硫化カルシウム、硫化
ストロンチウム、硫化カドミウム、自発光体トリチウム
に銅粉末を加え、これを混合撹拌し溶融炉にて加熱して
得た蓄光蛍光体硝子を粉砕して蓄光蛍光体硝子粉末を作
り、これを結着材とともに層形成できるようにしたもの
が好適に使用できる。 （蓄光蛍光体硝子粉末の製造工程） 第１工程 硅石粉末 １００メッシュ ６０ 石灰石粉末 同 ２０ ソーダ灰 同 ２０ 硫化亜鉛を電気分解したもの ２００メッシュ ６５ 硫化カルシウム 同 ２５ 硫化ストロンチウム 同 ０．９ 硫化カドミウム 同 ０．５ 上記資料を混合し、溶融炉に入れ温度８００度〜９００
度に加熱しながら撹拌して蓄光蛍光体硝子を作り、これ
を１５０メッシュ程度の粉末にする。 第２工程 第１工程で得た蓄光蛍光体硝子粉末を１００とし、３０
０メッシュの銅粉末０．３、これに自発光体トリチウム
２０を混合し、蓄光蛍光体を作る。
【００１４】現在の蓄光蛍光体は主体の硫化亜鉛が自然
放出するため、その蓄光性は約１年位でその効果を失
う。
放出するため、その蓄光性は約１年位でその効果を失
う。
【００１５】他方、本発明の蓄光蛍光体硝子粉末による
と、硫化亜鉛の放出を完全に防ぎ、その蓄光蛍光体は硝
子質となって蛍光性物質は完全に硝子質に覆われている
ため剥離することがなく、その輝光度は半永久的に保有
できる。
と、硫化亜鉛の放出を完全に防ぎ、その蓄光蛍光体は硝
子質となって蛍光性物質は完全に硝子質に覆われている
ため剥離することがなく、その輝光度は半永久的に保有
できる。
【００１６】上記蓄光部材１６は、上記蓄光蛍光体硝子
粉末を例えばウレタン塗料等に混入することによって液
状化し、上記台１４の上に塗布して硬化させたり、ポリ
エチレン等の結着材とともに混練して予めシート状に成
形して上記台１４の上に貼付すればよく、その後宝石類
１３を蓄光部材１６上に載せて爪１５等の手段で固定す
ればよい。
粉末を例えばウレタン塗料等に混入することによって液
状化し、上記台１４の上に塗布して硬化させたり、ポリ
エチレン等の結着材とともに混練して予めシート状に成
形して上記台１４の上に貼付すればよく、その後宝石類
１３を蓄光部材１６上に載せて爪１５等の手段で固定す
ればよい。
【００１７】なお上記蓄光部材１６の上に固定する宝石
類１３としては、水晶やベリル、アクアマリン、ルビー
その他の透明ないし半透明の宝石、貴石類が望ましい。
すなわち、蓄光部材１６の光が透過するものであること
が必要である。
類１３としては、水晶やベリル、アクアマリン、ルビー
その他の透明ないし半透明の宝石、貴石類が望ましい。
すなわち、蓄光部材１６の光が透過するものであること
が必要である。
【００１８】上記実施例においては本発明を指輪に適用
した例を示したが、ペンダント、ブローチ、ネクタイピ
ンやネクタイ止め、イヤリング等の装身具全般に適用す
ることができ、また宝石類を変えたり、あるいは蓄光部
材の色を顔料等によって変えることにより、多様なデザ
インの装身具を得ることができる。
した例を示したが、ペンダント、ブローチ、ネクタイピ
ンやネクタイ止め、イヤリング等の装身具全般に適用す
ることができ、また宝石類を変えたり、あるいは蓄光部
材の色を顔料等によって変えることにより、多様なデザ
インの装身具を得ることができる。
【００１９】
【発明の効果】このように構成されたこの発明の蓄光装
身具においては、部品点数が少ないためコンパクトにす
ることが可能であり、かつ蓄光効果が長続きするため装
身具としても非常に商品価値が高いものを提供すること
ができる。
身具においては、部品点数が少ないためコンパクトにす
ることが可能であり、かつ蓄光効果が長続きするため装
身具としても非常に商品価値が高いものを提供すること
ができる。
【００２０】また単に蓄光部材を装身具の適所に取り付
けるだけであるため、装身具としてのデザイン上の制約
がほとんどなく、かつ宝石等を無理なく取り付けること
ができる蓄光装身具を提供することができる。
けるだけであるため、装身具としてのデザイン上の制約
がほとんどなく、かつ宝石等を無理なく取り付けること
ができる蓄光装身具を提供することができる。
【図１】この発明の蓄光装身具の一実施例を示す側面図
である。
である。
【図２】要部拡大断面図である。
１１ 指輪 １２ リング部 １３ 宝石類 １４ 台 １５ 爪 １６ 蓄光部材
Claims (1)
- 【請求項１】 硅石粉末、石灰石粉末、ソーダ灰、硫化
亜鉛、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化カド
ミウム、自発光体トリチウムに銅粉末を加え、これを混
合撹拌し溶融炉にて加熱して得た蓄光蛍光体硝子を粉砕
して蓄光蛍光体硝子粉末を作り、これを結着材とともに
層形成した蓄光部材を装身具の表面等に取り付けたこと
を特徴とする蓄光装身具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26663292A JPH0698057B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 蓄光装身具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26663292A JPH0698057B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 蓄光装身具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686705A JPH0686705A (ja) | 1994-03-29 |
| JPH0698057B2 true JPH0698057B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17433529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26663292A Expired - Lifetime JPH0698057B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 蓄光装身具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698057B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8869556B2 (en) | 2009-09-09 | 2014-10-28 | Stars Of Africa Corp. | Jewelry piece or ring |
| WO2011031258A1 (en) * | 2009-09-09 | 2011-03-17 | Stars Of Africa Corp. | Novel jewelry piece article and method of making |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP26663292A patent/JPH0698057B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0686705A (ja) | 1994-03-29 |
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