JPH069759Y2 - 加圧装置 - Google Patents

加圧装置

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JPH069759Y2
JPH069759Y2 JP8455789U JP8455789U JPH069759Y2 JP H069759 Y2 JPH069759 Y2 JP H069759Y2 JP 8455789 U JP8455789 U JP 8455789U JP 8455789 U JP8455789 U JP 8455789U JP H069759 Y2 JPH069759 Y2 JP H069759Y2
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ram
fluid pressure
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piston
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JPH0324400U (ja
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幸夫 林
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エスイージャパン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、油あるいは空気等の加圧用流体を利用してワ
ークを加圧加工する加工装置であって、特にラムを支持
するポスト内に、流体圧シリンダを設けることによりク
ラウンを廃止した加圧装置に関する。
(従来の技術) クラウンを廃止した流体圧プレス装置としては、例えば
実公昭61−24,384号公報に開示された加圧装置
が知られている。
この加圧装置は、第3図に示すように、ベッド(51)上の
両端部にポスト(52)を設け、このポストの頂部に流体圧
シリンダ(57)を内設している。該流体圧シリンダ(57)
は、ポストに形成されたシリンダ(59)にピストンロッド
(58)を有するピストン(54)を嵌挿することにより構成さ
れ、2つの流体供給口(60,61)からピストン(54)により
区画された2つの流体室に流体が供給されることにより
ピストン(54)およびピストンロッド(58)がポスト(52)に
対して往復移動し得るようになっている。
また、ポスト(52)にラムストロークに相当する長さの長
孔(55)を形成し、一方、ラム(53)の両端をベッド(51)に
対して近接移動するようにポスト(52)に嵌挿している。
そして、ポストに形成した長孔(55)を貫通してラム(3)
およびピストンロッド(58)を連結ロッド(56)により固定
し、これによってピストン(54)の往復移動をラム(53)に
伝達するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した加工装置にあっては、連結ロッ
ド(56)をラム(53)とピストンロッド(58)とに嵌挿するの
が甚だ困難であった。というのも、ピストン(54)の移動
をラム(53)に正確に伝達するためには、連結ロッド(56)
の外径と、ラム(53)の貫通孔およびピストンロッド(58)
の貫通孔の内径とを略同一寸法にて形成しなければなら
ないからである。
また、このようにピストンロッド(58)に連結ロッド(56)
を嵌挿すると、ピストンリング(62)等を交換する際に、
その都度、連結ロッド(56)を取り外す必要が生じ、保全
性の面においても実用的でなかった。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、組立が容易であり、しかも保全性に優れ
た加圧装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、ベッドの両端に立
設したポストに、ラムの両端に形成したガイドスリーブ
を摺接移動自在に設け、前記ポストに長孔を穿設すると
共に、該長孔および前記ガイドスリーブに連結ロッドを
貫通させ、前記ポストの内部に形成した降下用流体圧シ
リンダのピストンロッドの下端部を前記連結ロッドに当
接させると共に、ピストンロッドを連結ロッド方向に付
勢する弾性体を前記降下用流体圧シリンダに設け、一
方、前記ポストの外側に前記ラムを上昇させる復帰用流
体圧シリンダを設けたことを特徴とする加圧装置であ
る。
(作用) このように構成した本考案にあっては、ラムを上昇させ
た状態で、復帰用流体圧シリンダの加圧を解除すると共
に、降下用流体圧シリンダに加圧流体を供給してピスト
ンロッドを降下させる。そして、ピストンロッドの下端
部にて連結ロッドを下方に押圧してラムを降下させ、こ
れによりベッド上に配設したワークを加工する。このと
き、ラムが自重によって先走りした場合にあっても、降
下用流体圧シリンダに設けた弾性体によってピストンは
下方に付勢されていることから、ピストンロッドの下端
部は常に連結ロッドに当接することとなりラムが円滑に
降下する。
一方、このようにワークの加工を終了すると、降下用流
体圧シリンダの加圧を解除すると共に、復帰用流体圧シ
リンダに加圧流体を供給してラムを上昇させ、該ラムを
原位置に復帰させて次のワークを待機する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図
は、第1図のII−II線に沿う断面図である。
本実施例の加圧装置はパネルベンダーに適用した具体例
であって、ベッド1上に下型11を固定し、一方ラム3の
下面に上型12を固定して、このラム3をベッド1に対し
て上下動させることにより、下型11および上型12間に送
り込んだワーク(不図示)を折り曲げ加工する装置であ
る。
ベッド1の両端部には中空円筒形状のポスト2(一方の
みを図示する)をそれぞれ立設し、ラム3の両端部に形
成したガイドスリーブ4を嵌挿して該ラム3がポスト2
に摺接した状態でベッド1に対して上下動するように構
成している。また、このガイドスリーブ4の上下端にガ
イドブッシュ13,13を装着すると共に、両ガイドブッシ
ュ13,13間のガイドスリーブ4の内径をポスト2の外径
により大きく形成し、この間隙に注油口14から潤滑油を
適宜供給することにより、ガイドブッシュ13,13が鏡面
仕上げされたポスト2の外面から滑らかに摺動移動し得
るようにしている。
一方、ポスト2の側壁に該ポストの軸方向に伸延すると
共に、ラム3のストロークに対応した長孔5を穿設して
いる。そして、この長孔5とラム3のガイドスリーブ4
に連結ロッド6を貫通させエンドブラケット15,15を固
着することにより、連結ロッド6がラム3に対してガタ
つかないようにしている。なお、長孔5を穿設するに際
しては、ラム3の上下動に伴ない、連結ロッド6がポス
ト2に干渉しないように、その穿設位置を考慮してい
る。
ここで、この連結ロッド6を組み立てる手順としては、
ラム3を適当な位置に保持した状態で、予め一方のエン
ドブラケット15を固着した連結ロッド6をガイドスリー
ブ4の2つの貫通孔16,16に挿通した後に、他方のエン
ドブラケット15を連結ロッド6に固着すれば良いが、こ
れら両貫通孔16,16の加工精度を確保しておけば、連結
ロッド6とラム3とはガタつくこともなく、また連結ロ
ッド6の挿入作業も極めて容易に行なうことができる。
降下用流体圧シリンダ7は、ポスト2頂部の内面にシリ
ンダ部17を形成し、ピストンロッド8を有するピストン
18をこのシリンダ部17内に挿入することにより構成して
おり、油・空気・水等を加圧流体とする種々の流体圧シ
リンダを用いることが可能である。本実施例では、ベッ
ド1側(図中、下方)に向けてピストンロッド8が突出
する片(かた)ロッドシリンダを採用している。
この降下用流体圧シリンダ7は、ピストンロッド8先端
部に摺動スリーブ19を嵌着し、この摺動スリーブ19がシ
リンダ部17に摺接することにより、該シリンダ部17をガ
イドとして、ピストン18およびピストンロッド8を移動
させるように構成している。すなわち、ピストン18と上
蓋20との間が流体室21を構成し、この流体室21内に加圧
流体を供給することにより、ピストン18の下面に装着さ
れたピストンロッド8を降下させる。このピストンロッ
ド8の下端部8aは、前述した連結ロッド6の外面に対応
するように断面半円状に形成しており、ピストンロッド
8が降下するときは、この下端部8aが連結ロッド6を押
圧する一方、この押圧力を解除するとピストン18はシリ
ンダ部17から容易に取り出すことができるようになって
いる。
また、ピストン18と上蓋20との間に弾性体9であるコイ
ルスプリングを介装し、このピストン18に図中下方向の
力を常時与えている。これは、ラム3が上死点にある状
態から降下を始める際に、流体室21に加圧流体を供給し
てピストンロッド8を降下させ、このときピストンロッ
ド8の下端部8aが連結ロッド6を押圧することによりラ
ム3は降下する訳であるが、加圧装置におけるラムの重
量は極めて大きいことから、ラム3が自重により先走
り、ピストンロッド8がラムの降下速度に追従できずに
下端部8aと連結ロッド6とが離れてしまう。このように
ピストンロッド8と連結ロッド6とが離れると、ピスト
ンロッド8が追いついた際に下端部8aと連結ロッド6と
が衝突してしまい、ラム3の降下動作が円滑でなくな
る。本実施例においては、このような不具合を防止する
ために、流体室21に加わる圧力状態に拘らず、常にピス
トンロッド8の下端部8aを連結ロッド6の外面に当接さ
せている。
さらに本実施例のパネルベンダーは、降下して加工を終
了したラム3を再び原位置に上昇させるために、ポスト
2の外側に降下用流体圧シリンダ7とは別の復帰用流体
圧シリンダ10を設けている。この復帰用流体圧シリンダ
10は、シリンダ本体22をベッド1に固定すると共に、注
油口23から供給された加圧流体により上昇するピストン
24のピストンロッド25の上端をブラケット26を介してラ
ム3に固定している。このように復帰用流体圧シリンダ
10をポスト2外に取り付ければ、該流体圧シリンダ10の
消耗部品の交換等、加圧装置の保全性が向上する。
次に作用を説明する。
まず、ラム3を上昇させた状態で、復帰用流体圧シリン
ダ10の加圧を解除すると共に、降下用流体圧シリンダ7
に加圧流体を供給してピストンロッド8を降下させる。
そして、ピストンロッド8の下端部8aにて連結ロッド6
を下方に押圧してラム3を降下させ、これによりベッド
1上に配設した下型11とラム3の下面に固着した上型12
とにより、ワークを加工することとなる。
このとき、ラム3が自重によってピストンロッド8より
先走りした場合にあっても、降下用流体圧シリンダ2に
設けた弾性体9によってピストン18は下方に付勢されて
いることから、ピストンロッド8の下端部8aは常に連結
ロッド6に当接することとなりラム3が円滑に降下す
る。
一方、このようにしてワークの加工を終了すると、降下
用流体圧シリンダ2の加圧を解除すると共に、復帰用流
体圧シリンダ10に加圧流体を供給してラム3を上昇さ
せ、該ラム3を原位置に復帰させて次のワークを待機す
る。
本実施例にあっては、降下用流体圧シリンダ2のピスト
ンリング27等の消耗部品を交換する場合には、上蓋20を
取り外してさらに弾性体9を取り外せば、ピストン18は
そのまま引き抜くことができる。このように本実施例に
あっては、加圧装置において最も消耗すると考えられる
流体圧シリンダを分解および構成部品の交換が容易なよ
うに構成しているため、保全性が大幅に向上することと
なる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、ラムの上昇・効果を
ポストに内設した降下用流体圧シリンダと、該ポストの
外側に配設した復帰用流体圧シリンダとによって行なう
ため、従来用いていたクラウンを廃止することができ、
加圧装置の小型化を実現することができると共に、部品
点数も大幅に削減することができ、コストダウンと軽量
化が可能となる。
また、ラムの降下は降下用流体圧シリンダのピストンロ
ッド下端部を連結ロッドに当接させてこの連結ロッドを
押圧することにより行なうことから、ピストンを取り外
す場合にあっても連結ロッドを取り外す必要はなく、消
耗部品の交換等が極めて容易となる。
さらに、復帰用流体圧シリンダをポストの外部に配置し
ていることから、修理、点検あるいは取替え等の保全作
業が容易となる。
しかも、ラム降下時において、ラムの自重により急速降
下を行なった場合にあっても、ピストンは弾性体のばね
付勢により適正に追従することができ、ラムの降下が円
滑なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は従来の加圧装
置を示す要部断面図である。 1…ベッド、2…ポスト、3…ラム、 4…ガイドスリーブ、5…長孔、6…連結ロッド、 7…流体圧シリンダ、8…ピストンロッド、 8a…下端部、9…弾性体、 10…復帰用流体圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド(1)の両端に立設したポスト(2)に、
    ラム(3)の両端に形成したガイドスリーブ(4)を摺接移動
    自在に設け、前記ポスト(2)に長孔(5)を穿設すると共
    に、該長孔(5)および前記ガイドスリーブ(4)に連結ロッ
    ド(6)を貫通させ、前記ポスト(2)の内部に形成した降下
    用流体圧シリンダ(7)のピストンロッド(8)の下端部(8a)
    を前記連結ロッド(6)に当接させると共に、ピストンロ
    ッド(8)を連結ロッド方向に付勢する弾性体(9)を前記降
    下用流体圧シリンダ(7)に設け、一方、前記ポスト(2)の
    外側に前記ラム(3)を上昇させる復帰用流体圧シリンダ
    (10)を設けたことを特徴とする加圧装置。
JP8455789U 1989-07-20 1989-07-20 加圧装置 Expired - Lifetime JPH069759Y2 (ja)

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JP8455789U JPH069759Y2 (ja) 1989-07-20 1989-07-20 加圧装置

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JPH0324400U JPH0324400U (ja) 1991-03-13
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