JPH069750Y2 - プラズマアーク切断装置 - Google Patents

プラズマアーク切断装置

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JPH069750Y2
JPH069750Y2 JP6710788U JP6710788U JPH069750Y2 JP H069750 Y2 JPH069750 Y2 JP H069750Y2 JP 6710788 U JP6710788 U JP 6710788U JP 6710788 U JP6710788 U JP 6710788U JP H069750 Y2 JPH069750 Y2 JP H069750Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラズマアークによつて被加工物を切断する
装置の改良に関し、特に圧縮空気を吸着分離法によつて
富酸素ガスと窒素ガスとに分離して得られた富酸素ガス
を切断用の作動ガスとして用いる方式のプラズマアーク
切断装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、プラズマアーク切断においては、被加工物と電
極との間にアーク放電を発生させ、この放電柱を包囲す
るように作動ガスを電極と同心状に設けられたノズルか
ら噴出させてプラズマジエツトを生成して被加工物を溶
融、切断している。
このプラズマアーク切断に使用する作動ガスとしては、
空気を用いると安価であるが、空気中に80%程度も含
まれる窒素によつて切断面に窒化層が形成される。この
窒化層は切断部を組合せて溶接するときに気孔を発生さ
せ、溶接品質を悪化させる原因となるものである。
このような不具合を解消するために、作動ガスとして純
酸素を用いる方法や、酸素50〜95%と残部窒素のい
わゆる富酸素ガスを用いる方法が提案されている。この
うち純酸素を用いる方法は、切断面の肩が丸くなるとい
う欠点があるために、後者の富酸素ガスを用いる方法が
多用される傾向にある。この富酸素ガスを得る方法とし
ては、酸素ボンベおよび窒素ボンベを用意して、これら
をそれぞれ減圧して混合した後に使用する方法もある
が、簡便に富酸素ガスを得る方法として、ゼオライトの
ような加圧下において空気中から窒素を選択的に吸着し
て酸素成分の豊富なガスを透過する吸着剤を用いる吸着
分離法を用いる装置が提案されている(例えば、特願昭
61−166387号)。この種の装置の例を第2図に
示す。
第2図において、1は空気を圧縮するコンプレツサ、2
はアキユムレータ、3A,3Bは吸着分離槽で、この槽
内には加圧下で、例えば空気中から窒素を主として選択
的に吸着する、例えばゼオライトなどの高分子吸着剤、
いわゆる窒素吸着剤が充填されている。4A,5Aおよ
び6Aは吸着分離槽3A内を加圧および減圧状態に切換
える電磁弁で、この電磁弁4A,5A,6Aを順次切換
えて、吸着分離槽3A内を圧縮空気によつて加圧状態に
すると、圧縮空気中から窒素および水分の大半が吸着剤
により選択的に吸着除去されて、富酸素ガスが生成され
る。また吸着後に吸着分離槽3A内を減圧状態にすると
吸着剤から窒素および水分が放出され、吸着剤がほぼ初
期の状態に再生される。4B,5B,6Bは吸着分離槽
3Bに設けられた電磁弁で先の電磁弁4A〜6Aと同等
のものである。8は吸着分離槽3により生成された富酸
素ガスを貯える第1のバツフアタンク、7,9は第1の
バツフアタンク8に連結された電磁弁、10および11
は酸素濃度検出計および流量計、12は吸着分離槽3に
より生成された富窒素ガスを貯える第2のバツフアタン
ク、13は電磁切換弁、14はプラズマアーク切断用ト
ーチである。なお、15,16は電磁弁、17は逆止
弁、18は吸着分離槽3より生成される富窒素ガスを第
2のバツフアタンク12に送出するための送出機構で、
図示の場合、吸引ポンプを使用している。
上記において、まず電磁弁4Aのみを開の状態としてコ
ンプレツサ1から圧縮空気を吸着分離槽3A内に流入さ
せる。これにより吸着分離槽3A内が圧縮空気により徐
々に加圧され、例えば4〜6Kg/cm2の加圧状態で弁6
A,7を開の状態とする。この加圧状態では、圧縮空気
から窒素および水分が選択的に吸着剤に吸着されるた
め、主として酸素が濃縮された、いわゆる富酸素ガスが
第1のバツフアタンク8に送出される。使定時間後、弁
4A,7を閉の状態にして加圧−吸着工程を完了する。
続いて吸着分離槽3Aを減圧して槽3A内の吸着剤の再
生を行う作業と相前後して槽3Bにおける加圧−吸着作
業を行なわせる。この場合、槽3B内の加圧作業を迅速
にするために、槽3Aの減圧を行なう前に弁6A,6B
の操作を行なう。
即ち、弁4A,7を閉にした後、弁6A,6Bを開にし
て2つの槽3A,3B内を均圧化させる。
この後、弁6Aを閉、弁5Aを開にして槽3A内を減圧
し、槽3A内の吸着剤に吸着された窒素および水分の放
出を行なわせて、吸着剤の再生を行なう。図示の場合、
槽3Aの減圧時、吸引ポンプ18を駆動して槽3A内を
減圧するとともに吸着剤から放出された窒素および水分
を第2のバツフアタンク12に圧送する。
上記槽3Aの放出工程と前後して、槽3Bの加工−吸着
工程を行なう。この場合弁操作は槽3Aにおける上記動
作の弁4A,6Aを夫々4B,6Bと読み替えることに
より実施される。
槽3Bの加圧−吸着工程の完了までに槽3Aの放出工程
が終了し、この後槽3A,3Bの均圧作業を行なう。こ
れにより槽3Aの1サイクルの吸着−放出工程が完了す
る。
引続き、槽3Aの加圧−吸着工程の実施と前後して槽3
Bの放出工程を行ない、しかる後、槽3A,3Bの均圧
作業を行なつて、槽3Bの1サイクルの吸着−放出工程
が完了する。
上記のごとく、槽3A,3Bの加圧−吸着工程と放出工
程とが順次に繰返されて、富酸素ガスおよび富窒素ガス
が生成される。
プラズマアーク切断用トーチ14の非消耗性電極142
の周囲に至る作動ガス用通路141への供給管20a
と、第1のバツフアタンク8の取出管20bと、第2の
バツフアタンク12の取出管20cと、電極弁13とで
切換連通路21が構成されている。プラズマアーク切断
時には富酸素ガスが供給され、また非切断時には富窒素
ガスが供給されるように電極弁13が操作される。
なお、富窒素ガスは富酸素ガスに比して大量に生成され
るが、富窒素ガスの生成量が使用量よりも多量となる場
合には、弁16により富窒素ガスを第2のバツフアタン
ク外に放出する。
なお図においては、吸着分離槽を2系統設けてこれを交
互に作動させるようにしたが、使用する酸素量が少ない
ときには1系統でもよい。また吸着分離槽を減圧すると
きに得られる窒素ガスは不要であれば空中に放出する。
この場合、当然バツフアタンク12、電磁弁15,16
は不要であり、また電磁弁13は切換弁ではなく富酸素
ガスのみを導通・遮断する2方口電磁弁(開閉弁)でよ
いことになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、吸着分離装置を用いて富酸素ガスを得る
方式の装置は、作動ガスの残量について留意する必要が
なく、また高圧ボンベの取り替えが不要となるので作業
の中断が発生しないなどの利点を有するものであるが、
つぎのような欠点を有する。
即ち、上記従来装置においては、第3図に示すようにプ
ラズマアーク発生用の電源装置と吸着分離式富酸素ガス
発生装置とはそれぞれ別個に製作し、それぞれをホース
やケーブルによつて接続していた。第3図は、この様子
を示す外観図であり、図中101は商用交流電源を入力
としてプラズマアーク切断に適した直流電力に変換する
電源装置、102はプラズマ作動用の富酸素ガスを生成
する吸着分離式富酸素ガス発生装置であり、103は切
断トーチ、108は被加工物、109は圧縮空気供給用
のエヤコンプレツサである。この富酸素ガス発生装置1
02と切断トーチ103とは電源装置101を中継して
ホース104にて接続されている。また電源装置101
と富酸素ガス発生装置102との間は、作業開始、停止
各指令信号や酸素濃度検出信号などの電気信号を伝達す
るための制御ケーブル105も設けられている。これら
のホースやケーブル類は、通常数メートルないし10数
メートル程度の長さが限度であり、それ以上長いものを
用いると、圧力低下や流量減少あるいは信号の減衰や雑
音の混入等が生じて実用上種々の問題が発生する。この
ために、切断作業が広い範囲に及ぶときには、切断用電
源101および富酸素ガス発生装置102をともに移動
させなければならず、その度にホースやケーブルの接続
をやり直す必要があり、極めて作業性が悪かつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、富酸素ガスを使用するプラズマアーク切断装
置において、切断用電源と吸着分離式富酸素ガス発生装
置とを共通の枠体に収納して単一の装置によつて切断作
業を可能としたものである。
〔実施例〕
第1図は、本考案の実施例を示す内部構造を略記した外
観図であり、同図において101は切断用電源装置、1
02は吸着分離式の富酸素ガス発生装置であり第2図に
示した装置と同様に吸着分離槽、開閉弁機構、バツフア
タンクから構成されている。これら電源装置101と富
酸素ガス発生装置102とは共通の枠体110に搭載さ
れており、枠体110はまたカバー111にて覆われて
いる。枠体110とカバー111には切断用トーチ10
3および被加工物105とを接続するためのケーブル類
106,107を接続するための接栓と切断用電力源お
よび制御用電源を受けるための交流電源入力端子を有す
る。またカバー111の前面には切断電流調整器、計器
類、表示灯等が取付けられている。また内蔵された富酸
素ガス発生装置102にはガス源として圧縮空気を供給
することが必要であるので後部には圧縮空気受入口が設
けられており、この圧縮空気受入口には工場のエヤライ
ンまたは別置されたエヤコンプレツサ109から所定量
の圧縮空気が供給される。
なおこの圧縮空気を供給するためのエヤコンプレツサ
は、小形のものを枠体110に他の機器と共に搭載して
もよい。この場合、エヤコンプレツサーの運転は、交流
電源の投入時に一旦起動し、これによつて得られる富酸
素ガスがバツフアタンク内に所定圧力となつたときに停
止するようにし、後は切断作業に連動して運転するよう
にその制御回路を構成すれば、連続運転のものにくらべ
て小容量のものを用いることができる。また、分離され
た窒素ガスは、第2図と同様に別にタンクに蓄えるよう
にして、プラズマアークのスタート前や切断終了直後に
作動ガスに代えて切断トーチ部に供給するようにすれば
廃棄される窒素ガスを有効に利用して切断トーチの電極
の酸化が防止できて電極の寿命を延長することができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上記の通りであるので、プラズマアーク切断
に必要な電源と作動ガスが1体の装置となり、移動や設
置に極めて便利となり、しかも本考案のようにすること
によつて、空気中から連続して無制限に富酸素ガスが得
られて作動ガスの保管、管理や補充のために作業を一旦
停止する必要がないなどの吸着分離式富酸素ガス発生装
置の利点を最大限に引き出すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す図、第2図はプラズマ
アーク切断装置に用いる吸着分離式富酸素ガス発生装置
の詳細を説明するための図、第3図は従来の装置の例を
示す外観図である。 1…エヤコンプレツサ、3A,3B…吸着分離槽、4
A,4B,5A,5B,6A,6B,7,9,13,1
5…電磁弁、8…第1のバツフアタンク、12…第2の
バツフアタンク、14,103…切断用トーチ、142
…電極、143…ノズル、104…被加工物、101…
電源装置、102…富酸素ガス発生装置、109…エヤ
コンプレツサー、110…枠体、111…カバー、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】富酸素ガスを使用するプラズマアーク切断
    装置において、加圧下で圧縮空気から窒素または酸素を
    選択的に吸着する吸着剤を充填した吸着分離槽と前記吸
    着分離槽の入口側および出口側に設けられて前記吸着槽
    内に圧縮空気を導入し富酸素ガスを導出しまたは吸着ガ
    スを排出するための開閉機構と前記吸着分離槽によつて
    生成される富酸素ガスを蓄えるためのバツフアタンクと
    からなる富酸素ガス発生装置を切断用電力を供給するた
    めの電源装置と共通の枠体に収納したプラズマアーク切
    断装置。
  2. 【請求項2】前記圧縮空気を供給するためのエヤコンプ
    レツサを前記富酸素ガス発生装置および前記電源装置と
    共通の枠体に収納した請求項1に記載のプラズマアーク
    切断装置。
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