JPH069723Y2 - 連続鋳造用スターティングロッド - Google Patents
連続鋳造用スターティングロッドInfo
- Publication number
- JPH069723Y2 JPH069723Y2 JP1295589U JP1295589U JPH069723Y2 JP H069723 Y2 JPH069723 Y2 JP H069723Y2 JP 1295589 U JP1295589 U JP 1295589U JP 1295589 U JP1295589 U JP 1295589U JP H069723 Y2 JPH069723 Y2 JP H069723Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuous casting
- starting rod
- rod
- molten metal
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ceramic Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は貴金属、高純度金属等の連続鋳造に用いられる
スターティングロッドに関するものである。
スターティングロッドに関するものである。
[従来の技術] 金属の連続鋳造法において、鋳型に鋳込まれた溶湯は通
常溶食されない金属(例えばSUS、MOなど)または
溶湯と同じ金属からなるスターティングロッド(ダミー
バ)によって鋳型から引き出される。
常溶食されない金属(例えばSUS、MOなど)または
溶湯と同じ金属からなるスターティングロッド(ダミー
バ)によって鋳型から引き出される。
しかしながら貴金属や高純度金属などの高価な金属の連
続鋳造に同一の金属を共金として用いることはコスト面
からも非常に不利であり、溶食されない金属の場合は、
溶湯がこれに溶着して作業が困難になる等の不都合を生
じ実用的でない。
続鋳造に同一の金属を共金として用いることはコスト面
からも非常に不利であり、溶食されない金属の場合は、
溶湯がこれに溶着して作業が困難になる等の不都合を生
じ実用的でない。
そのため溶湯と接するロッドの先端部分のみに共金をね
じ等で固定したものが使用されたが、高価な金属の場合
は、これでもなおコストの負担が大きく実用上問題があ
り、さらにこれを繰り返し用いると、インゴットの切断
分離に手間がかかり、しかも切断面に生じた変形を修正
しなければならなかった。
じ等で固定したものが使用されたが、高価な金属の場合
は、これでもなおコストの負担が大きく実用上問題があ
り、さらにこれを繰り返し用いると、インゴットの切断
分離に手間がかかり、しかも切断面に生じた変形を修正
しなければならなかった。
[考案が解決しようとする課題] このためスターティングロッドの先端部に共金の代わり
にカーボンをはめ込み、繰り返し使用を可能にする方法
が提案されたが、カーボンは20回程度の使用で破損し
て終うので問題であり、作業中に破損すると復旧に長時
間を要し危険度が大きいという問題があった。
にカーボンをはめ込み、繰り返し使用を可能にする方法
が提案されたが、カーボンは20回程度の使用で破損し
て終うので問題であり、作業中に破損すると復旧に長時
間を要し危険度が大きいという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本考案はこれらの問題点を解決するもので、その要旨と
するところは、少なくとも先端部窒化珪素系セラミック
スからなり、その炉内溶湯に接する側と反対側との面が
対称形で、中央部に凸状または凹状の係合部をもつこと
を特徴とする連続鋳造用スターティングロッドにある。
するところは、少なくとも先端部窒化珪素系セラミック
スからなり、その炉内溶湯に接する側と反対側との面が
対称形で、中央部に凸状または凹状の係合部をもつこと
を特徴とする連続鋳造用スターティングロッドにある。
以下これを図面について説明すると、第1図は本考案に
係る板状のスターティングロッドを例示するものである
が、これは角形、円形の棒状であってもよい。
係る板状のスターティングロッドを例示するものである
が、これは角形、円形の棒状であってもよい。
このスターティングロッドは、先端部1と本体2から構
成され、先端部1は図に示す上面が炉内溶湯との接触部
分であり、下面が本体2との係合部分である。先端部1
の前記上面および下面は対称形で、上下面中央に開口4
をもつ円形凹状の係合部3a、3bが設けられている。
本体2の上端は前記係合部3bにかん合する円形凸状の
係合部5となっている。
成され、先端部1は図に示す上面が炉内溶湯との接触部
分であり、下面が本体2との係合部分である。先端部1
の前記上面および下面は対称形で、上下面中央に開口4
をもつ円形凹状の係合部3a、3bが設けられている。
本体2の上端は前記係合部3bにかん合する円形凸状の
係合部5となっている。
本考案の係合部は、図示した形状に限らず、任意の形状
でも差し支えないが、要は先端部の上下両面が対称形
で、本体との係合および分離が確実容易であればよく、
いずれにしても先端部1は常圧焼結の窒化珪素系セラミ
ックスから作られたものでなければならない。本体は鉄
あるいはステンレス鋼製のものが経済的である。
でも差し支えないが、要は先端部の上下両面が対称形
で、本体との係合および分離が確実容易であればよく、
いずれにしても先端部1は常圧焼結の窒化珪素系セラミ
ックスから作られたものでなければならない。本体は鉄
あるいはステンレス鋼製のものが経済的である。
[考案の効果] 本考案によれば、先端部の常温焼結窒化珪素系セラミッ
クスが高温強度特性や耐熱衝撃性に優れ、しかも金属の
溶湯にぬれ難いから、溶湯と接触しても反応せず、しか
もインゴットとロッド本体との分離が容易であり、しか
も溶湯接触側とロッド本体側との係合部が対称形である
ため、交互に何回も繰返し使用できるため、貴金属等の
高価な金属の連続鋳造に最適なスターティングロッドが
得られる。
クスが高温強度特性や耐熱衝撃性に優れ、しかも金属の
溶湯にぬれ難いから、溶湯と接触しても反応せず、しか
もインゴットとロッド本体との分離が容易であり、しか
も溶湯接触側とロッド本体側との係合部が対称形である
ため、交互に何回も繰返し使用できるため、貴金属等の
高価な金属の連続鋳造に最適なスターティングロッドが
得られる。
第1図(a)は本考案に係る連続鋳造用スターティング
ロッドの一例を示す平面図、第1図(b)はその側面図
である。 1…先端部、2…本体、3a、3b…係合部、4…開口
部、5…係合部。
ロッドの一例を示す平面図、第1図(b)はその側面図
である。 1…先端部、2…本体、3a、3b…係合部、4…開口
部、5…係合部。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも先端部が窒化珪素系セラミック
スからなり、その炉内溶湯に接する側と反対側との面が
対称形で、中央部に凸状または凹状の係合部をもつこと
を特徴とする連続鋳造用スターティングロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1295589U JPH069723Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 連続鋳造用スターティングロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1295589U JPH069723Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 連続鋳造用スターティングロッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02104148U JPH02104148U (ja) | 1990-08-20 |
JPH069723Y2 true JPH069723Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31222857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1295589U Expired - Lifetime JPH069723Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 連続鋳造用スターティングロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069723Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP1295589U patent/JPH069723Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02104148U (ja) | 1990-08-20 |
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