JPH0696920B2 - 組立連結壁 - Google Patents
組立連結壁Info
- Publication number
- JPH0696920B2 JPH0696920B2 JP63208751A JP20875188A JPH0696920B2 JP H0696920 B2 JPH0696920 B2 JP H0696920B2 JP 63208751 A JP63208751 A JP 63208751A JP 20875188 A JP20875188 A JP 20875188A JP H0696920 B2 JPH0696920 B2 JP H0696920B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting wall
- long
- wall body
- long nut
- groove portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B2/00—Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
- E04B2/02—Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls built-up from layers of building elements
- E04B2002/0202—Details of connections
- E04B2002/0243—Separate connectors or inserts, e.g. pegs, pins or keys
- E04B2002/0254—Tie rods
Landscapes
- Fencing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塀、建物の側壁等を構成する壁に係り、組立
が容易で、地震等による倒壊、損壊の危険の少ない組立
連結壁及びその構築方法に関する。
が容易で、地震等による倒壊、損壊の危険の少ない組立
連結壁及びその構築方法に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の壁、特に塀の構造にあっては、多数のコ
ンクリートブロックをコンクリート基礎上にモルタルを
介して順次積重し、ブロック間には補強として鉄筋を介
在させたものが一般的であった(実開昭55-18595号、実
開昭57-20462号、実開昭55-6351号参照)。
ンクリートブロックをコンクリート基礎上にモルタルを
介して順次積重し、ブロック間には補強として鉄筋を介
在させたものが一般的であった(実開昭55-18595号、実
開昭57-20462号、実開昭55-6351号参照)。
また、同じくコンクリート基礎上に所定間隔で相対峙す
るよう立設した型枠の間に、コンクリートを流し込んで
構築したものが知られている。
るよう立設した型枠の間に、コンクリートを流し込んで
構築したものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら従来のコンクリートブロックによる壁や塀
は、いずれも、重ねる上下の面を平に成形し、これを密
着状態にして積み重ねる作業になるから、その施工が面
倒且つ熟練を要するものであり、しかも、コンクリート
ブロック重量がかさむので、あまり高い壁や塀を構築す
ることができず、地震等の災害に対しても極めて脆い構
造であった。そのため、このように、鉄筋を介在させな
がらコンリートブロックを積重ねる構造では、低めの壁
や塀を構築することはできても、本格的な家屋等の建物
を構築することは不可能であった。
は、いずれも、重ねる上下の面を平に成形し、これを密
着状態にして積み重ねる作業になるから、その施工が面
倒且つ熟練を要するものであり、しかも、コンクリート
ブロック重量がかさむので、あまり高い壁や塀を構築す
ることができず、地震等の災害に対しても極めて脆い構
造であった。そのため、このように、鉄筋を介在させな
がらコンリートブロックを積重ねる構造では、低めの壁
や塀を構築することはできても、本格的な家屋等の建物
を構築することは不可能であった。
そこで本発明は、叙上の問題点を解決すべく創出された
ものであり、その組立が極めて容易で、地震等の災害に
対しても容易に損壊することなく、また、断熱性にも優
れ、家屋等の建物を構築することができる組立連結壁の
提供を目的とする。
ものであり、その組立が極めて容易で、地震等の災害に
対しても容易に損壊することなく、また、断熱性にも優
れ、家屋等の建物を構築することができる組立連結壁の
提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) そのため、本発明は、下端に連結用長ナットが嵌合する
長ナット用溝部が凹設されると共に、この溝部に連通し
て縦方向に貫通した連結ボルト用貫通孔が設けられた横
長長尺状の複数の連結壁体を形成し、最下段とする連結
壁体を基礎に固定する一方、前記溝部に嵌合する長ナッ
ト及び貫通孔に挿通されて長ナットに上下両方向から夫
々ねじ込まれる連結ボルトにより、他の連結壁体を下か
ら順に積重して連結し、この連結壁体は、溝部及び貫通
孔が設けられた芯材の正面及び背面を、横長長尺状の金
属枠にて被覆して形成し、この金属枠と芯材との間に断
熱材を介したことにある。
長ナット用溝部が凹設されると共に、この溝部に連通し
て縦方向に貫通した連結ボルト用貫通孔が設けられた横
長長尺状の複数の連結壁体を形成し、最下段とする連結
壁体を基礎に固定する一方、前記溝部に嵌合する長ナッ
ト及び貫通孔に挿通されて長ナットに上下両方向から夫
々ねじ込まれる連結ボルトにより、他の連結壁体を下か
ら順に積重して連結し、この連結壁体は、溝部及び貫通
孔が設けられた芯材の正面及び背面を、横長長尺状の金
属枠にて被覆して形成し、この金属枠と芯材との間に断
熱材を介したことにある。
(作用) しかして、叙上のような発明にあっては、下端に連結用
長ナットが嵌合する長ナット用溝部が凹設される共に、
溝部に連通して縦方向に貫通した連結ボルト用貫通孔が
設けられた横長長尺状の複数の連結壁体が、順次積重さ
れて簡単に連結固定される。
長ナットが嵌合する長ナット用溝部が凹設される共に、
溝部に連通して縦方向に貫通した連結ボルト用貫通孔が
設けられた横長長尺状の複数の連結壁体が、順次積重さ
れて簡単に連結固定される。
すなわち、基礎に固定された連結壁体の溝部に嵌合され
た長ナットに貫通孔を介して連結ボルトがねじ込まれ、
この連結壁体上の連結ボルト上端に更に長ナットがねじ
込まれる。そして、このねじ込まれた長ナットが嵌合す
るよう連結壁体が積重されて、同様に連結ボルトが貫通
孔を介して長ナット上端にねじ込まれ、連結壁体上の連
結ボルト上端にまた長ナットがねじ込まれる。このよう
にして連結壁体が順次連結されるものである。
た長ナットに貫通孔を介して連結ボルトがねじ込まれ、
この連結壁体上の連結ボルト上端に更に長ナットがねじ
込まれる。そして、このねじ込まれた長ナットが嵌合す
るよう連結壁体が積重されて、同様に連結ボルトが貫通
孔を介して長ナット上端にねじ込まれ、連結壁体上の連
結ボルト上端にまた長ナットがねじ込まれる。このよう
にして連結壁体が順次連結されるものである。
また、連結された連結壁体が、溝部及び貫通孔が設けら
れた芯材の正面及び背面を、横長長尺状の金属枠にて被
覆して形成されたことで、軽量且つ堅牢となる。しか
も、この連結壁体は、断熱材による断熱作用により、快
適な空間を演出する。
れた芯材の正面及び背面を、横長長尺状の金属枠にて被
覆して形成されたことで、軽量且つ堅牢となる。しか
も、この連結壁体は、断熱材による断熱作用により、快
適な空間を演出する。
(実施例) 図において示される符号Aは、横長長尺状に形成された
複数の連結壁体である。連結壁体Aは、木材等にて四角
柱形状に形成された芯材1を所定間隔毎に複数配置し、
この芯材1を正面側と背面側とから横長長尺状の金属枠
2にて抱持するよう被覆されて成る。すなわち、金属枠
2は、第3図に示す如く、その上下両縁が水平状の芯材
当接部3と略鉛直状の折込部4とに折曲されており、こ
の折込部4に対応して設けられた芯材1の切込部5に上
下の折込部4を挿入して抱持し、芯材当接部3上から釘
6等を打ち込んで固定してある。
複数の連結壁体である。連結壁体Aは、木材等にて四角
柱形状に形成された芯材1を所定間隔毎に複数配置し、
この芯材1を正面側と背面側とから横長長尺状の金属枠
2にて抱持するよう被覆されて成る。すなわち、金属枠
2は、第3図に示す如く、その上下両縁が水平状の芯材
当接部3と略鉛直状の折込部4とに折曲されており、こ
の折込部4に対応して設けられた芯材1の切込部5に上
下の折込部4を挿入して抱持し、芯材当接部3上から釘
6等を打ち込んで固定してある。
また、図示例にあっては、金属枠2は、後述するように
複数の連結壁体Aを積重して連結固定した際、第2図、
第4図に示す如く壁面が鎧状を呈するよう構成されてい
る。すなわち、正面及び背面の壁面が次第に外側に広が
るように傾斜し、しかも、積重される連結壁体Aの上部
に嵌合すべくその底部に段部7が形成されている。
複数の連結壁体Aを積重して連結固定した際、第2図、
第4図に示す如く壁面が鎧状を呈するよう構成されてい
る。すなわち、正面及び背面の壁面が次第に外側に広が
るように傾斜し、しかも、積重される連結壁体Aの上部
に嵌合すべくその底部に段部7が形成されている。
そして、この傾斜した金属枠2と芯材1との間には、吸
音性に優れた発泡ウレタン等の断熱材11が充填されてお
り、耐衝撃性、吸音性、断熱性に優れたものとなってい
る。
音性に優れた発泡ウレタン等の断熱材11が充填されてお
り、耐衝撃性、吸音性、断熱性に優れたものとなってい
る。
芯材1は、第3図に示される如く、その下端に、連結用
長ナットNが嵌合する長ナット用溝部8が凹設されると
共に、この溝部8に連通して縦方向に貫通された連結ボ
ルトBが挿通できる連結ボルト用貫通孔9が穿孔されて
いる。
長ナットNが嵌合する長ナット用溝部8が凹設されると
共に、この溝部8に連通して縦方向に貫通された連結ボ
ルトBが挿通できる連結ボルト用貫通孔9が穿孔されて
いる。
そして、この横長長尺状に形成された連結壁体Aは、第
2図に示す如く、コンクリート基礎Cに固定されると共
に、連結壁体Aの溝部8に嵌合する長ナットNと、貫通
孔9に挿通されて長ナットNに上下両方から夫々ねじ込
まれる連結ボルトBと、連結壁体A上面、すなわち、芯
材1上面と長ナットNとの間に介在させられる座金Wと
により、連結壁体A夫々が下から順に積重されて相互に
連結固定されている。
2図に示す如く、コンクリート基礎Cに固定されると共
に、連結壁体Aの溝部8に嵌合する長ナットNと、貫通
孔9に挿通されて長ナットNに上下両方から夫々ねじ込
まれる連結ボルトBと、連結壁体A上面、すなわち、芯
材1上面と長ナットNとの間に介在させられる座金Wと
により、連結壁体A夫々が下から順に積重されて相互に
連結固定されている。
しかして、最下段の連結壁体Aは、コンクリート基礎C
内に埋設されて先端部が突出されたアンカーボルト10に
ねじ込まれた長ナットNに溝部8が嵌合されると共に、
貫通孔9を介して連結ボルトBがねじ込まれ、更に座金
Wを介在させて長ナットNがねじ込まれ固定されてい
る。長ナットNはアンカーボルト10と連結ボルトB、或
いは連結ボルトB同志を上下に連結する適高さを有し、
連結ボルトBは、連結壁体A相互の連結の際、長ナット
N中程までねじ込まれて連結壁体Aから稍突出する程度
の長さ、すなわち、芯材1の高さより稍短い長さを有す
る。
内に埋設されて先端部が突出されたアンカーボルト10に
ねじ込まれた長ナットNに溝部8が嵌合されると共に、
貫通孔9を介して連結ボルトBがねじ込まれ、更に座金
Wを介在させて長ナットNがねじ込まれ固定されてい
る。長ナットNはアンカーボルト10と連結ボルトB、或
いは連結ボルトB同志を上下に連結する適高さを有し、
連結ボルトBは、連結壁体A相互の連結の際、長ナット
N中程までねじ込まれて連結壁体Aから稍突出する程度
の長さ、すなわち、芯材1の高さより稍短い長さを有す
る。
尚、この連結壁体Aは上述した図示例に限定されるもの
でないことは勿論であり、横長長尺状に形成され、長ナ
ット用溝部8及び連結ボルト用貫通孔9が設けられてい
ればよく、芯材1の個数、その有無、また、連結壁体A
全体の材質、形状、構成等は適宜任意に選択できるもの
である。
でないことは勿論であり、横長長尺状に形成され、長ナ
ット用溝部8及び連結ボルト用貫通孔9が設けられてい
ればよく、芯材1の個数、その有無、また、連結壁体A
全体の材質、形状、構成等は適宜任意に選択できるもの
である。
次にこれが構築方法について説明する。
先ず、下端に連結用長ナットNが嵌合する長ナット用溝
部8を凹設すると共に、溝部8に連通して縦方向に貫通
させた連結ボルト用貫通孔9を設けて成る横長長尺状を
呈する連結壁体Aを複数形成する。
部8を凹設すると共に、溝部8に連通して縦方向に貫通
させた連結ボルト用貫通孔9を設けて成る横長長尺状を
呈する連結壁体Aを複数形成する。
一方、コンクリート基礎Cにアンカーボルト10をその先
端部が突出するよう埋設固定する。そして、突出された
アンカーボルト10先端部に長ナットN下端をねじ込んで
締め付ける。次に、このコンクリート基礎C上の長ナッ
トNに溝部8を嵌合するよう連結壁体Aをコンクリート
基礎C上に積重すると共に、貫通孔9に連結ボルトBを
挿通して長ナットN上端部にねじ込んで連結し、更にこ
の連結壁体Aから突出した連結ボルトB上端に座金Wを
介在させて別の長ナットNをねじ込んで締め付けること
で、コンクリート基礎Cに連結壁体Aを連結固定する。
そして、この連結壁体A上の長ナットNに更に別の連結
壁体Aの溝部8を嵌合するよう積重し、貫通孔9に連結
ボルトBを挿通して溝部8に嵌合された長ナットN上端
部にねじ込み、座金W及び長ナットNにて連結ボルトB
上端を締め付け、連結壁体A上に他の連結壁体Aを連結
する。同様の手段にて順次複数の連結壁体Aを適高さと
なるまで積重して連結固定する。
端部が突出するよう埋設固定する。そして、突出された
アンカーボルト10先端部に長ナットN下端をねじ込んで
締め付ける。次に、このコンクリート基礎C上の長ナッ
トNに溝部8を嵌合するよう連結壁体Aをコンクリート
基礎C上に積重すると共に、貫通孔9に連結ボルトBを
挿通して長ナットN上端部にねじ込んで連結し、更にこ
の連結壁体Aから突出した連結ボルトB上端に座金Wを
介在させて別の長ナットNをねじ込んで締め付けること
で、コンクリート基礎Cに連結壁体Aを連結固定する。
そして、この連結壁体A上の長ナットNに更に別の連結
壁体Aの溝部8を嵌合するよう積重し、貫通孔9に連結
ボルトBを挿通して溝部8に嵌合された長ナットN上端
部にねじ込み、座金W及び長ナットNにて連結ボルトB
上端を締め付け、連結壁体A上に他の連結壁体Aを連結
する。同様の手段にて順次複数の連結壁体Aを適高さと
なるまで積重して連結固定する。
この際、第4図に示す如く、下段の連結壁体Aの貫通孔
9に、予め上端に長ナットNが稍ねじ込まれてある連結
ボルトBを座金Wを介して挿通し、長ナットNを回しな
がら連結ボルトB下端を連結壁体Aの溝部8に嵌合され
た長ナットN上端部にねじ込み、同時に連結ボルトB上
端の長ナットNを締め付ける工程を繰り返してもよく、
こうすることで組立連結が更に一層容易となる。
9に、予め上端に長ナットNが稍ねじ込まれてある連結
ボルトBを座金Wを介して挿通し、長ナットNを回しな
がら連結ボルトB下端を連結壁体Aの溝部8に嵌合され
た長ナットN上端部にねじ込み、同時に連結ボルトB上
端の長ナットNを締め付ける工程を繰り返してもよく、
こうすることで組立連結が更に一層容易となる。
また、このようにして連結された最上段の連結壁体Aの
頂上部に、適宜接続金具(図示せず)により笠木12を固
定する。
頂上部に、適宜接続金具(図示せず)により笠木12を固
定する。
(発明の効果) 本発明は、叙上のように構成され、下端に連結用長ナッ
トNが嵌合する長ナット用溝部8が凹設されると共に、
この溝部8に連通して縦方向に貫通した連結ボルト用貫
通孔9が設けられた横長長尺状の複数の連結壁体Aを形
成し、最下段とする連結壁体Aを基礎Cに固定する一
方、前記溝部8に嵌合する長ナットN及び貫通孔9に挿
通されて長ナットNに上下両方向から夫々ねじ込まれる
連結ボルトBにより、他の連結壁体Aを下から順に積重
して連結したから、上段の連結壁体Aの溝部8に嵌合さ
れる長ナットNは、常に、下段の連結壁体Aの溝部8に
嵌合された長ナットNの上端部にねじ込まれる連結ボル
トBにねじ込まれることになり、換言すれば、横長長尺
状の各連結壁体Aの溝部8内に嵌合された長ナットN
は、連結ボルトBにて連続して連結され、しかも、連結
ボルトB及び長ナットNの位置が固定されていることか
ら、連結壁体A相互も位置ずれすることがなく、しっか
りと堅牢に連結される。したがって、地震等の災害にあ
っても各連結壁体Aが崩れ落ちる危険性がなく、基礎か
ら横倒することがあったとしても、破片が飛散する危険
性も少ない。しかも、特別な熟練を要することなく誰で
も簡単に美しく組立てることができる。
トNが嵌合する長ナット用溝部8が凹設されると共に、
この溝部8に連通して縦方向に貫通した連結ボルト用貫
通孔9が設けられた横長長尺状の複数の連結壁体Aを形
成し、最下段とする連結壁体Aを基礎Cに固定する一
方、前記溝部8に嵌合する長ナットN及び貫通孔9に挿
通されて長ナットNに上下両方向から夫々ねじ込まれる
連結ボルトBにより、他の連結壁体Aを下から順に積重
して連結したから、上段の連結壁体Aの溝部8に嵌合さ
れる長ナットNは、常に、下段の連結壁体Aの溝部8に
嵌合された長ナットNの上端部にねじ込まれる連結ボル
トBにねじ込まれることになり、換言すれば、横長長尺
状の各連結壁体Aの溝部8内に嵌合された長ナットN
は、連結ボルトBにて連続して連結され、しかも、連結
ボルトB及び長ナットNの位置が固定されていることか
ら、連結壁体A相互も位置ずれすることがなく、しっか
りと堅牢に連結される。したがって、地震等の災害にあ
っても各連結壁体Aが崩れ落ちる危険性がなく、基礎か
ら横倒することがあったとしても、破片が飛散する危険
性も少ない。しかも、特別な熟練を要することなく誰で
も簡単に美しく組立てることができる。
また、連結壁体Aは、溝部8及び貫通孔9が設けられた
芯材1の正面及び背面を、横長長尺状の金属枠2にて被
覆して形成したから、芯材1を木材等軽量の適宜材質で
形成すれば、充分な強度を保ちながら、連結壁体A全体
の一層の軽量化を図ることができ、しかも、被覆された
金属枠2にて外観上体裁も良く、災害等の様々な衝撃に
対しても崩壊して破片が飛散することが全くない等極め
て安全性に優れたものとなる。
芯材1の正面及び背面を、横長長尺状の金属枠2にて被
覆して形成したから、芯材1を木材等軽量の適宜材質で
形成すれば、充分な強度を保ちながら、連結壁体A全体
の一層の軽量化を図ることができ、しかも、被覆された
金属枠2にて外観上体裁も良く、災害等の様々な衝撃に
対しても崩壊して破片が飛散することが全くない等極め
て安全性に優れたものとなる。
そして、この金属枠2と芯材1との間に断熱材11を介し
たことにより、連結壁体Aにより構築された空間は、快
適な空間となり、家屋等の建築物にも好適なものになっ
た。
たことにより、連結壁体Aにより構築された空間は、快
適な空間となり、家屋等の建築物にも好適なものになっ
た。
この結果、軽量で、断熱性に優れ、しかも安価な提供が
できるから、連結壁体Aを本格的な建築物の提供が可能
になった。
できるから、連結壁体Aを本格的な建築物の提供が可能
になった。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2図は要部縦断面図、第3図は連結壁体の断面
図、第4図は組立連結工程を示す側断面図、第5図は使
用状態における斜視図である。 A……連結壁体、N……長ナット、B……連結ボルト、
C……コンクリート基礎、W……座金、 1……芯材、2……金属枠、3……芯材当接部、4……
折込部、5……切込部、6……釘、7……段部、8……
溝部、9……貫通孔、10……アンカーボルト、11……断
熱材、12……笠木。
視図、第2図は要部縦断面図、第3図は連結壁体の断面
図、第4図は組立連結工程を示す側断面図、第5図は使
用状態における斜視図である。 A……連結壁体、N……長ナット、B……連結ボルト、
C……コンクリート基礎、W……座金、 1……芯材、2……金属枠、3……芯材当接部、4……
折込部、5……切込部、6……釘、7……段部、8……
溝部、9……貫通孔、10……アンカーボルト、11……断
熱材、12……笠木。
Claims (1)
- 【請求項1】下端に連結用長ナットが嵌合する長ナット
用溝部が凹設されると共に、この溝部に連通して縦方向
に貫通した連結ボルト用貫通孔が設けられた横長長尺状
の複数の連結壁体を形成し、最下段とする連結壁体を基
礎に固定する一方、前記溝部に嵌合する長ナット及び貫
通孔に挿通されて長ナットに上下両方向から夫々ねじ込
まれる連結ボルトにより、他の連結壁体を下から順に積
重して連結する組立連結壁であって、連結壁体は、溝部
及び貫通孔が設けられた芯材の正面及び背面を、横長長
尺状の金属枠にて被覆し、この金属枠と芯材との間に断
熱材を介したことを特徴とする組立連結壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63208751A JPH0696920B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 組立連結壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63208751A JPH0696920B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 組立連結壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0258677A JPH0258677A (ja) | 1990-02-27 |
JPH0696920B2 true JPH0696920B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16561478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63208751A Expired - Lifetime JPH0696920B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 組立連結壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696920B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4686770B2 (ja) * | 2000-06-14 | 2011-05-25 | 株式会社サイコン工業 | 壁状構造物及びその構築方法 |
JP3749825B2 (ja) | 2000-09-06 | 2006-03-01 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 煉瓦組積構造、煉瓦組積工法及び煉瓦 |
US7561936B2 (en) * | 2002-07-31 | 2009-07-14 | Japan Science And Technology Agency | Method for planning construction of brick wall |
JP2006348480A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Toshihiro Hiraoka | 建築物及び建築物形成方法 |
JP2023020551A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-09 | 株式会社ニュー・メソッド | コンクリート基礎ブロック及びブロック塀の施工方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS556351U (ja) * | 1978-06-28 | 1980-01-16 | ||
JPS5518595U (ja) * | 1978-07-21 | 1980-02-05 | ||
JPS56167069A (en) * | 1980-05-26 | 1981-12-22 | Morio Onda | Bolt clamping of block wall, stone wall and others |
JPS5720462U (ja) * | 1980-07-08 | 1982-02-02 |
-
1988
- 1988-08-23 JP JP63208751A patent/JPH0696920B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0258677A (ja) | 1990-02-27 |
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