JPH069658Y2 - 消臭装置 - Google Patents

消臭装置

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JPH069658Y2
JPH069658Y2 JP1987138263U JP13826387U JPH069658Y2 JP H069658 Y2 JPH069658 Y2 JP H069658Y2 JP 1987138263 U JP1987138263 U JP 1987138263U JP 13826387 U JP13826387 U JP 13826387U JP H069658 Y2 JPH069658 Y2 JP H069658Y2
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air
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永俊 角田
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Sanden Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、消臭用液剤の微粒子を含む空気を居室内等に
送出して消臭を行う消臭装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の消臭装置として実開昭58−54844
号公報が知られている。同公報に開示される装置は、動
力ファンを持つ容器に、多孔質材料や繊維材料に水等を
含ませたフィルタと、粒状活性炭から成る脱臭剤と、固
形芳香剤から成る芳香剤を設けて構成されている。
この装置は、動力ファンの風力によって外部空気を取入
口を通じて容器内に取り入れ、これをフィルタ,脱臭剤
及び芳香剤に順に通過させて排出口から排出できるよう
にしたもので、煙草の煙に含まれるニコチンや埃をフィ
ルタで除去しつつ、脱臭剤で臭いを脱しながら芳香を拡
散できるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の装置では、芳香剤として自然蒸発タイプのも
のを使用しているため、風量や空気温度等によって芳香
量が変動し易く、安定した効能を得ることができない難
点がある。
また、容器内の排出口近傍に芳香剤を配置してあるだけ
なので、芳香剤から放たれる芳香成分が排出空気に均一
に混合しにくく、これが原因となって効能範囲及び力に
ばらつきを生じる難点がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、所期の消臭を安定且つ効果的に行える消
臭装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、空気流入孔及び
空気吹出孔以外を密封された画室と、上記空気流入孔部
分に配置されたエアフィルタと、外部空気を上記エアフ
ィルタを介して浄化し画室内に導入する空気導入手段
と、浄化空気を上記空気吹出孔に導く空気導出路と該導
出路途中に引込口を有する混合手段と、上記画室内で消
臭用液剤を霧化し該液剤の微粒子を上記混合手段の引込
口に向けて放出する霧化手段とから、消臭装置を構成し
ている。
(作用) 本考案の消臭装置では、空気吹出孔に通じる空気導出路
と正圧状態にある画室との圧力差を利用して、霧化手段
で生成された消臭用液剤の微粒子を引込口から該空気導
出路内に強制的に引き込んで浄化空気に混合させること
ができる。つまり、霧化手段で生成された消臭用液剤の
微粒子を無駄なく且つ均一に浄化空気に混合させ、該混
合空気を空気吹出孔から居室内等に送り出すことができ
る。
(実施例) 第1図には本考案を適用した消臭装置の断面図を示して
ある。
同図において、1は中空方形状のケース本体であり、該
ケース本体1には仕切壁2によって画成された第1の画
室3と、仕切壁4によって画成された第2の画室5が下
部両側に夫々設けられ、これら画室3,5を除く部分で
第3の画室6が形成されている。
第1の画室3の外側面は着脱自在な蓋板7から構成され
ており、該画室3内には消臭液8を収容した容器9が着
脱自在に配置されている。この消臭液8は天然或いは化
学消臭液等から成り、好ましくは衛生及び安全性の面で
有利なツバキ科植物から抽出した消臭成分を含有するも
のが使用される。また、容器9には吸液パイプ10の下
端が挿入され、その上端は仕切壁2を気密に貫通して第
3の画室6に延出されている。
第2の画室5の外側面には通孔11が形成され、該通孔
11には、比較的大きな塵埃を捕獲可能な第1のエアフ
ィルタ12と、上記消臭液8と種類(成分)が異なる消
臭液を含浸した消臭フィルタ13と、抗菌剤を含浸した
抗菌フィルタ14が外側から順に配置されている。
また、第2の画室5内には引込口15及び吹出口17を
有するシロッコファン16が配置されている。このシロ
ッコファン16は駆動軸を図示省略のモータに連結さ
れ、その吹出口17を仕切壁4の孔18に気密に嵌合
し、引込口15を上記フィルタ群に対峙している。ま
た、仕切壁4の孔18には微細な塵埃,細菌等の微粒子
を捕獲可能な第2のエアフィルタ19が配置されてい
る。この第2のエアフィル板19には、ガラス繊維を材
料とするHEPAフィルタやULPAフィルタ等が使用
される。
第3の画室6の上面には通孔20が形成され、該通孔2
0には2重パイプ構造の吹出ノズル21が嵌着されてい
る。この吹出ノズル21は、環状隙間22を介して2つ
のパイプ23,24を同心状に重ね、環状隙間22の上
端を閉塞して構成されている。また、内パイプ24の上
部にはその内孔25と環状隙間22とを連通する多数の
孔26が穿設され、また下部側面には外パイプ23を気
密に貫通する引込口27が横向きに形成され、更に下端
にはドレンパイプ28が垂設されている。
また、第3の画室6内には消臭液8を霧化し該消臭液8
の微粒子を上記引込口27に向けて噴出する霧化装置2
9が配置されている。この霧化装置29は温風噴出機3
0と液体供給機31とから成り、温風噴出機30は、内
筒34内にヒータ32を備え噴出口33を吹出ノズル2
1の引込口27に対峙した加熱筒35と、加熱筒35内
に圧縮空気を送り込むコンプレッサ36と、ヒータ32
の発熱量を制御するコントローラー37とから構成され
ている。コンプレッサ36の圧力はシロッコファン作動
時における第3の画室3の内圧よりも上回る。一方、液
体供給機31は、吸液パイプ10の上端に接続された電
磁ポンプ38と、電磁ポンプ38の注液パイプ39と吹
出ノズル21のドレンパイプ28を上面両側に夫々接続
されたタンク40と、タンク40内に配設されたフロー
ティングスイッチ41と、下端をタンク40内に挿入さ
れ上端を噴出口33の前方下側に位置する供給パイプ4
2とから構成されている。
以下に上記消臭装置の動作について説明する。
霧化装置29のタンク40内には、電磁ポンプ38の作
動によって容器9内の消臭液8が補充される。タンク4
0内に貯留される消臭液8の液位は、フローティングス
イッチ41に基づく電磁ポンプ38のオン・オフ制御に
よってほぼ一定に保たれる。
タンク40内に消臭液8が貯留されている状態で霧化装
置29のヒータ32を発熱させコンプレッサ36を作動
させると、コンプレッサ36から加熱筒35内に送り込
まれた圧縮空気が加熱されて噴出口33から噴出し、こ
れにより供給パイプ42の上端に負圧が発生して消臭液
8が吸い上げられ、該消臭液8が噴出空気と衝突して霧
化されてその微粒子が吹出ノズル21の引込口27に向
けて噴出される。
上記噴霧に合わせてシロッコファン16を作動させる
と、外部空気が第1エアフィルタ12,消臭フィルタ1
3,抗菌フィルタ14及び第2のエアフィルタ19を介
して第3の画室6内に導入される。つまり、塵埃,細菌
等の微粒子を除去され、且つ消臭作用と抗菌作用を受け
た清浄な空気が第3の画室6内に導入され、該画室6内
が正圧に保たれる。この浄化空気は吹出ノズル21の環
状隙間22に取り込まれ、内パイプ24の孔26を通じ
て環状隙間22から内孔25に流れ込み、該内孔25か
ら外部に送出される。
浄化空気が吹出ノズル21の内孔25を流れる過程で
は、該内孔25と正圧状態にある第3の画室6との圧力
差によって霧化装置29で生成された消臭液8の微粒子
が引込口27から内孔25内に強制的に引き込まれ、該
微粒子が浄化空気に混合される。つまり、吹出ノズル2
1の内孔25からは消臭液8の微粒子を含んだ浄化空気
が外部に送出されることになる。
混合の際に引込口27及び内孔25の内面に結露した消
臭液8の微粒子は、ドレンパイプ28を通じてタンク4
0内に戻され再利用される。
このように上述の消臭装置によれば、外部空気をフィル
タ群で浄化してから第3の画室6内に導入し、該浄化空
気に消臭液8の微粒子を混合して室内に送出できるの
で、消臭液8の微粒子を含む浄化空気を室内全体に拡散
して所期の消臭を行うことができ、また消臭と同時に空
気清浄を行って消臭効能を効果的に発揮させることがで
きる。
また、フィルタ群により塵埃,細菌等の微粒子を除去さ
れ、且つ消臭作用と抗菌作用を受けた清浄な空気を第3
の画室6内に導入しているので、装置内部を無塵,無菌
及び無臭状態に維持して衛生的に保つことができ、また
吹出ノズル21から送出される混合空気の清浄度を低下
させる恐れもない。
更に、消臭液8の微粒子を生成する霧化装置29を第3
の画室6内に配置してあるので、空気導入量や導入空気
の温度に拘らず所定量の微粒子を浄化空気に混合して安
定した消臭力を発揮できると共に、微粒子生成量を変化
させることで消臭力を任意にコントロールすることも可
能となる。
更にまた、吹出ノズル21の内孔25と正圧状態にある
第3の画室6との圧力差を利用して、霧化装置29で生
成された消臭液8の微粒子を該ノズル21の引込口27
から内孔25内に強制的に引き込んで浄化空気に混合さ
せているので、生成された消臭液8の微粒子を無駄なく
利用でき、また第3の画室6の内壁等に微粒子が付着す
ることも防止できる。しかも、吹出ノズル21の内孔2
5から外部に送出される浄化空気に消臭液8の微粒子を
均一に混合させ、消臭範囲及び力のばらつきを防止して
消臭を効果的に行うことができる。
尚、実施例に示したフィルタには図示例以外の周知のフ
ィルタ材が使用でき、またその配置位置も適宜変更して
よい。
また、殺菌性能を高める手段としてフィルタ近傍に紫外
線照射装置や高電圧印加で放電可能な一対の電極を配置
して、フィルタ或いはその前後位置を通過する空気に殺
菌作用を付与するようにしてもよい。
更に、霧化装置として2流体噴霧式のものを示したが、
消臭液に浸漬した芯材の露出部分をヒータで加熱して蒸
発させるようにしたものや、超音波振動によって消臭液
を霧化するようにしたもの等を同装置として使用しても
よい。
更にまた、シロッコファンは他の空気導入手段で代用し
てもよく、また消臭液の代わりにマスキング作用を有す
る芳香液等を用いてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、消臭用液剤の微
粒子を生成する霧化手段を画室内に配置してあるので、
空気導入量や導入空気の温度に拘らず所定量の微粒子を
浄化空気に混合して安定した消臭力を発揮できると共
に、微粒子生成量を変化させることで消臭力を任意にコ
ントロールすることも可能となる。
また、空気吹出孔に通じる空気導出路と正圧状態にある
画室との圧力差を利用して、霧化手段で生成された消臭
用液剤の微粒子を引込口から該空気導出路内に強制的に
引き込んで浄化空気に混合させているので、生成された
消臭用液剤の微粒子を無駄なく利用でき、また画室の内
壁等に微粒子が付着することも防止できる。しかも、空
気吹出孔から外部に送出される浄化空気に消臭用液剤の
微粒子を均一に混合させ、消臭範囲及び力のばらつきを
防止して消臭を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す消臭装置の断面図であ
る。 図中、6……第3の画室、16……シロッコファン、1
2……第1のエアフィルタ、19……第2のエアフィル
タ、21……吹出ノズル、22……環状隙間、25……
内孔、27……引込口、29……霧化装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流入孔及び空気吹出孔以外を密封され
    た画室と、 上記空気流入孔部分に配置されたエアフィルタと、 外部空気を上記エアフィルタを介して浄化し画室内に導
    入する空気導入手段と、 浄化空気を上記空気吹出孔に導く空気導出路と該導出路
    途中に引込口を有する混合手段と、 上記画室内で消臭用液剤を霧化し該液剤の微粒子を上記
    混合手段の引込口に向けて放出する霧化手段とから成
    る、 ことを特徴とする消臭装置。
JP1987138263U 1987-09-11 1987-09-11 消臭装置 Expired - Lifetime JPH069658Y2 (ja)

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JPS6443933U JPS6443933U (ja) 1989-03-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5854844U (ja) * 1981-10-12 1983-04-14 三浦 康伸 空気清浄芳香装置

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JPS6443933U (ja) 1989-03-16

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