JPH0696083B2 - スパイラルセパレーション装置 - Google Patents

スパイラルセパレーション装置

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JPH0696083B2
JPH0696083B2 JP2146002A JP14600290A JPH0696083B2 JP H0696083 B2 JPH0696083 B2 JP H0696083B2 JP 2146002 A JP2146002 A JP 2146002A JP 14600290 A JP14600290 A JP 14600290A JP H0696083 B2 JPH0696083 B2 JP H0696083B2
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JP
Japan
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conduit
filter
flow
particles
coarse particles
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Application number
JP2146002A
Other languages
English (en)
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JPH0440212A (ja
Inventor
松範 奈良
Original Assignee
大日本土木株式会社
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Publication date
Application filed by 大日本土木株式会社 filed Critical 大日本土木株式会社
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Cyclones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、遠心力を利用した固液分離装置ないし固気分
離装置の改良に関する。
(従来の技術) 遠心力を利用した分離装置として、固液分離を行う遠心
分離機や排ガス中の石炭灰の微粉末を遠心力で筒状の壁
面に衝突させて落下させるサイクロン集塵機が知られて
いる。
(発明の課題) 遠心分離器の場合には動力を必要とするため、大流量の
流体の処理に使用することはコスト的に困難であった。
また、サイクロン集塵機の場合には余り大きな遠心力が
働かないこと、排ガスが同一空間内を旋回し続けるため
に単位時間当たりの処理能力が元々それほど高くないこ
と、旋回する排ガスが渦を生成し、これが流入する排ガ
スの流れと相互干渉することにより、分離して沈澱して
いる懸濁物質を巻き上げてしまう傾向があることなどの
理由により、処理能力はかなり限定されたものとなって
いた。
本発明は、在来型分離装置の以上のような問題点に鑑み
て、動力を用いずに固液及び固気分離を効率良く行える
分離装置を提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本発明は、流体の導管の内周面に沿って螺旋状の連続壁
を形成し、前記導管の末端中央部に、テーパ状のフィル
タをその細径側を下流側に向けかつ大径側の外周部と導
管の内周面との間に隙間をあけて設ける一方、この隙間
から流出する粗粒子を堆積させる沈澱槽を導管の下流側
に備えている。
(作用) 導管に流入した流体は連続壁に誘導されて螺旋状の流れ
を形成し、流体中の懸濁物質の粒子を遠心力で流路断面
の外側に誘導する。このとき、質量の大きい粒子ほど遠
心力が強く働くので、粗粒子は流路断面の外側に、細粒
子はその内側に分布する。このため、導管の末端中央部
に設けたフィルタには細粒子が流入し、粗粒粒子は導管
とフィルタとの間の隙間から下流の沈澱槽に自重で沈澱
する。
フィルタは下流側が細径のテーパ状に形成してあるの
で、導管との間の隙間を通過した流れに関しては通路断
面積が次第に拡大することになり、またフィルタを通過
しようとする流れは抵抗を受けるので、フィルタ周囲の
流速は次第に低下する。このため、粗粒子は効率よく沈
澱槽に捕捉される。
(実施例) 第1図に本発明の実施例を示す。
この図は、表流水から粘土や砂などの混入物質を取り除
く濾過装置を示し、1は表流水を導く導管で、内周面に
螺旋状に形成された連続壁2を備える。
導管1末端中央部には導管1内を流れる表流水から粘土
やシルトなど細かい粒子を分離するためのフィルタ3が
設けられる。フィルタ3は下流に行くに従って断面を縮
小するメッシュ状の容器に砂等を詰めたもので、最も径
の大きな入口部は導管1の内周面の径より小さく、これ
らの間に形成される環状の隙間に砂やれきなどの大きな
粒子を分離するための分離スリット4が設定される。
また、導管1の末端に連続して分離スリット4から流出
する大きな粒子を沈澱させるための沈澱槽5が形成され
る。なお、沈澱槽5の下流側には図示されない排水路が
接続される。
次に作用を説明する。
導管1に導かれた表流水は内周面に形成した連続壁2に
誘導され、導管1の内部部において図の矢印に示すよう
な螺旋状の流れを形成する。
この螺旋状の流れにより水や懸濁粒子に遠心力が作用す
るが、遠心力は質量の大きい粒子ほど強い作用を及ぼす
ため、導管1を流下するにつれて粒径の大きい砂やれき
などの粗粒子は導管1の内周面に近い流れの外側の部分
に集められ、遠心力の影響の少ない粒径の小さなシルト
や粘土の粒子はその内側に集められる。
したがって、導管1の末端では細粒子は中央部に設けた
フィルタ3に流入し、粗粒子はその外側の分離スリット
4を通過して沈澱槽5へと流入する。
そして、フィルタ3に流入したシルトや粘土はフィルタ
3の内部で濾過され、沈澱槽5の下流側に接続する排水
路へと排水される。
一方、沈澱槽5に流入た砂やれきなどの粗粒子は、分離
スリット4から沈澱槽5への流路断面の拡大に伴う流速
の低下により自重で沈降し、沈澱槽5内に堆積する。な
お、フィルタ3は下流に向かって径を縮小し、その外側
の流路は下流に行くにつれて逆に断面を拡大するので、
粗粒子を含む流れの速度は沈澱槽5内でも下流に行くに
つれてさらに低下し、粗粒子の沈降を促進する。
また、沈澱槽5の底部には粒径の大きい粗粒子のみが堆
積する上に、粗粒子と流れの本流との間には十分な距離
があり、さらに沈澱槽5内の流速が遅いことから、いっ
たん堆積したこれらの粒子が再浮上することはない。
一方、フィルタ3は下流側に向かって細径となるテーパ
状になっているので、例えば流れに対して直交する平板
状のフィルタを用いた場合に比較して濾過吸着面積を大
きくとることができて粒子による閉塞確率を小さくでき
る。また、フィルタ3の周囲空間は下流側に向かって拡
大することから、沈澱槽5として使用できる有効空間を
十分に確保することができる。
このようにして、沈澱槽5で砂等を分離した流水はフィ
ルタ3で粘土やシルトを分離した流水と沈澱槽5の下流
側で再び合流し、きれいな排水として排水路から排出さ
れる。
なお、この実施例は固液分離に関するものであるが、本
発明を固気分離に適用した場合にも同じように好ましい
作用が得られる。
(発明の効果) 以上のように、本発明は導管に設けた螺旋状の連続壁に
より流体中の懸濁物質を粗粒と細粒とに遠心分離し、下
流側に設けたテーパ状フィルタにより比較的軽量で流れ
の内側に分布する細粒を捕捉すると共に、流れの外側に
分布する粗粒をフィルタ外周にて減速させながら沈澱槽
に沈降させるものとしたので、流体中の懸濁物質を効率
よく分離することができる。また、本発明によればテー
パ形状のフィルタを設けたことによりフィルタの濾過吸
着面積を広くとりつつ周囲の沈澱槽の容積を大きく確保
できるという利点もある。さらに本発明は構造が簡易で
駆動力を必要としないので大量の流体処理を少ないコス
トで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す表流水を瀘過するための
スパイラルセパレーション装置の縦断面図である。 1……導管、2……連続壁、3……フィルタ、4……分
離スリット、5……沈澱槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 45/12 46/24 Z 7446−4D B04C 3/00 A 6953−4D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の導管の内周面に沿って螺旋状の連続
    壁を形成し、前記導管の末端中央部に、テーパ状のフィ
    ルタをその細径側を下流側に向けかつ大径側の外周部と
    導管の内周面との間に隙間をあけて設ける一方、この隙
    間から流出する粗粒子を堆積させる沈澱槽を導管の下流
    側に備えたことを特徴とするスパイラルセパレーション
    装置。
JP2146002A 1990-06-04 1990-06-04 スパイラルセパレーション装置 Expired - Lifetime JPH0696083B2 (ja)

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JP2146002A JPH0696083B2 (ja) 1990-06-04 1990-06-04 スパイラルセパレーション装置

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JP2146002A JPH0696083B2 (ja) 1990-06-04 1990-06-04 スパイラルセパレーション装置

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JPH0440212A JPH0440212A (ja) 1992-02-10
JPH0696083B2 true JPH0696083B2 (ja) 1994-11-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202492A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 シーバス神戸株式会社 バラスト水処理装置用海水浄化サイクロンセパレーター

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JPS5530958U (ja) * 1978-08-21 1980-02-28
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JPH0440212A (ja) 1992-02-10

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