JPH0695956B2 - ペルオキシダーゼ活性の高感度検出 - Google Patents

ペルオキシダーゼ活性の高感度検出

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JPH0695956B2
JPH0695956B2 JP1292091A JP29209189A JPH0695956B2 JP H0695956 B2 JPH0695956 B2 JP H0695956B2 JP 1292091 A JP1292091 A JP 1292091A JP 29209189 A JP29209189 A JP 29209189A JP H0695956 B2 JPH0695956 B2 JP H0695956B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は被分析物のイムノアッセイおよびそれに使用さ
れる物質に関し、更に詳細には新規のペルオキシダーゼ
基質を使用するイムノアッセイについての方法および物
質に関する。
(従来の技術) 迅速で且つ感度の良いアッセイシステムが流体中の物質
の濃度を測定するために開発されてきた。イムノアッセ
イは抗原もしくはハプテンが特異的抗体に結合すること
に依存しており、そしてそれらは高い特異性および優れ
た感度を提供できるので大変有用である。一般的には、
これらのアッセイは上記の試薬の一つが標識された状態
で使用され、その標識された試薬はしばしばトレーサー
と呼ばれている。イムノアッセイ法は溶液中もしくは固
体支持体上で実行され、結合したトレーサーを遊離の
(非結合の)トレーサーから分離する必要のある異成分
からなっていても、又は分離工程を必要としない均質成
分からなっていても良い。
酵素はイムノアッセイにおいて標識として良く用いられ
る。慣用的な酵素イムノアッセイ(EIA)において、酵
素は特異的に結合する抗原‐抗体対の一つの成分に共有
結合しており、そして得られた酵素結合物は基質と反応
して検出もしくは測定できる信号を提供する。その信号
は肉眼もしくはスペクトロフォトメーター法によって検
出できる色変化であっても良く、又は、螢光によって検
出できる生成物への基質の変換であっても良い。
EIAにおいて標識として一般的に使用される酵素の種類
はペルオキシダーゼ類である。ペルオキシダーゼ類は基
質を過酸化水素によって生成物に酸化する触媒となる。
西洋ワサビ(HRP)はこの種類の酵素の広く使用されて
いる例である。スチュウルス(Schuurs)らの米国特許
第4,016,043号明細書はHRPを用いたEIAを開示してい
る。
ペルオキシダーゼの触媒作用の下に過酸化水素によって
酸化される数多くの基質が知られている。それらの中で
一般的なものには3,3′‐ジアミノベンジジン(DAB)、
5-アミノサリチル酸(5AS)、o−ジアニシジン、5-ト
ルイジンおよび、最も一般的には、o-フェニレンジアミ
ン(OPD)がある。タルチャ(Tarcha)らはAnalytical
Biochemistry,165,30(1987)にHRP存在下もしくは不存
在下において過酸化物によるOPDの酸化は2,3-ジアミノ
フェナジンを生成し、そしてこの生成物は水中でスルフ
ォン化されたポリスチレンに強固に結合し、次にドデシ
ル硫酸ナトリウムによってポリスチレン表面から分離さ
れることを報告している。
既知の基質は、有用ではあるが一定の制限がある。例え
ば、OPDの酸化生成物は水に対して十分な溶解性を有し
ているので、溶液中でのアッセイにおいては視覚による
優れたデータ読み取りが可能である。一方、酸化生成物
の水溶解性はその生成物を、例えば、膜もしくはディッ
プスティック(dipstick)のような固体相上にスポット
として置いた場合に急速な拡散を引き起こす。このこと
はアッセイ感度を大きく低下させ、そしてELISA法にお
けるOPDの有用性を制限している。
不溶性の生成物を生じる幾つかの基質が知られており、
例えば、DAB、3-アミノ‐9-エチルカルバゾール、3,
3′,5,5′‐テトラメチルベンジジン、および4-クロロ
‐1-ナフトールがある。有効ではあるが、これらの基質
はOPDおよびペルオキシダーゼによるのと同程度の発色
は起こらない。
(発明が解決しようとする課題) 膜もしくはディップスティック上に安定で、明瞭で且つ
濃く色の付いたスポットを形成するために十分に低い溶
解性である生成物を生成するために、過酸化物と共に酸
化反応を開始するペルオキシダーゼ基質の必要性があ
る。
本発明は上記の要求を満たすことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明の一つの態様は4位に置換基を有しているo−ジ
アミノベンゼン類からなる新規な種類のペルオキシダー
ゼ基質である。本発明の基質はペルオキシダーゼの存在
下で過酸化物により迅速に酸化されて膜上で安定で濃い
色のスポット又は溶液中で濃い色を形成する。好適な基
質は、例えば、3,4-ジアミノトルエン(DAT)のような
アルキルもしくはハロ置換o−ジアミノベンゼンであ
る。好適なペルオキシダーゼはHRPである。
本発明の他の態様においては、新規な基質がペルオキシ
ダーゼが標識であるイムノアッセイにおいて使用され
る。本発明の好ましいイムノアッセイは膜上で行われる
固体相アッセイである。最も好ましいアッセイは抗体が
膜に固定され、そして抗原およびHRPと共有結合してい
る第2抗体に接触させるようなサンドイッチアッセイで
ある。
本発明の基質は、溶液を基質および過酸化物と接触させ
たときの色を検出することによって溶液中のペルオキシ
ダーゼを検出するためのアッセイにも使用することがで
きる。本発明の更に他の態様においては、本発明の基質
は過酸化物が生成されてアッセイ流体中に放出されるど
のようなアッセイにおいても使用できる。この種のアッ
セイにおいては、過酸化物は酵素反応の生成物であり、
そして本発明の基質を用いた過酸化物の測定は次の酵素
反応の手段を提供する。
ペルオキシダーゼに基づくアッセイを本発明の基質を用
いた膜上で行う場合、安定で濃い色のスポットが形成さ
れる。そのスポットは数分以内に形成され、そしてそれ
は実質的に不溶性であるので、膜から洗い流されること
はない。この理由により、その酸化生成物のジアミノフ
ェナジンが十分に可溶性であるために拡散してしまい、
はっきりしないスポットしか得られないために、慣用的
基質のOPDが殆ど使用できない流れ通過(フロースロ
ー)アッセイにおいて、本発明の基質は特に有用であ
る。
新しい基質を用いると、HRPおよびその結合物を出願人
が知っている上述の報告されているペルオキシダーゼ基
質よりもかなり高い感度で視覚的に検出することが可能
である。膜上のHRPのこの高い視覚的感度は装置による
データ読み取りを必要とせず、具体的には臨床医の部
屋、もしくは家庭でさえ行うことができる視覚による簡
単なイムノアッセイ器具の開発を導くことができる。
本発明は種々のかたちの実施態様により実現できるが、
本開示は本発明の原理の一つの例示であると考えるべき
であり、且つ本発明をここに述べられた実施態様に限定
するものではないという理解の下に、本発明の好ましい
実施態様の詳細をここに述べる。本発明の範囲は特許請
求の範囲およびそれらの均等物によって決定されるべき
である。
本発明はペルオキシダーゼに対する新しい基質、及びペ
ルオキシダーゼが標識として働く液体中の被分析物のイ
ムノアッセイにおいてその基質を使用するための方法を
提供する。本発明は液体中のペルオキシダーゼ又は過酸
化物を測定するための方法も含んでいる。(本開示にお
いて、“測定する”とは液体中の被分析物、ペルオキシ
ダーゼもしくは過酸化物を検出すること、即ち、液体中
のそれらの存在もしくは存在しないこと、又はそれらの
濃度を検出することである。) 本発明は、好ましいペルオキシダーゼであるHRPに関し
て述べられている。それは容易に入手でき且つ高い酵素
活性を有しているからである。しかしながら、本発明の
基質およびアッセイ方法は他のどのようなペルオキシダ
ーゼと組み合わせても等しく有用であることを理解すべ
きである。
本発明の基質は下記の一般式の4-置換もしくは4,5-二置
換ジアミノベンゼン: (式中、R1は1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル
基、又は例えばクロロもしくはフルオロ基のようなハロ
ゲン原子であり;R2は水素であるか又はR1と同じであ
る)である。本発明の好ましい基質においては、R1はク
ロロもしくは炭素原子数1〜3個の低級アルキル基であ
り、およびR2が水素であるかもしくはR1と同じである。
最も好ましい基質はDATおよび4-クロロ‐1,2-フェニレ
ンジアミンである。
本発明の新規なペルオキシダーゼ基質は既知の化合物で
あって、それは商業的に入手可能であるか又は当業者に
はよく知られた慣用的方法によって調製されるであろ
う。
ペルオキシダーゼが過酸化物による基質の酸化の触媒と
なるイムノアッセイ法はこの分野では良く知られてお
り、そして本発明の基質を含むどのようなイムノアッセ
イ法も本発明の範囲内に入る。一般的に、本発明のイム
ノアッセイは抗原、抗体又はハプテンを測定するために
使用される。本開示において、測定されるべき物質は被
分析物と呼ばれる。被分析物に対する唯一の制限はその
被分析物に実質的に特異的に結合する抗被分析物を得る
ことが可能でなければならないことである。従って、も
し、被分析物が抗原であるならば、適当な抗被分析物は
特異的抗体であろう。もし、被分析物がハプテンである
ならば、適当な抗被分析物は抗ハプテン抗体であろう。
もし、被分析物が抗体であるならば、適当な抗被分析物
は特異的抗‐抗体であろう。本発明において抗被分析物
として有用な抗体はモノクロナールもしくはポリクロナ
ールのどちらであっても良い。特異的結合抗体の調製は
この分野では良く知られており、本発明の完全な理解の
ために更に説明をする必要はない。
本発明のイムノアッセイはこの分野でよく知られている
どのような慣用的サンドイッチ法もしくは競合法によっ
ても実施される。アッセイは不均質であっても均質であ
ってもどちらでも良く、そして液体相中でも固体相中で
もどちらでも実施できる。例えば、典型的なサンドイッ
チアッセイにおいては、第1の抗体はディップスティッ
ク、膜、マイクロタイタープレートウエル又は試験管の
内壁のような固体支持体に固定されていても良い。
好ましくは、支持体上の全ての残っている結合部位を実
質的にブロックしそしてそれによってトレーサーが支持
体に直接的に非特異的結合をすることを抑えるために抗
体‐被覆支持体は例えばカゼイン又はアルブミンのよう
な不活性蛋白質で更に被覆されていても良い。不活性蛋
白質によるブロックはイムノアッセイ分野では慣用的で
ある。
抗原を含んでいると推定される溶液を添加して、そして
抗原と抗体の結合を促進する条件を提供する。(本開示
において、抗体に結合した抗原はこれ以降結合画分とい
う。)共有結合しているペルオキシダーゼを含んでいる
第2の抗体を含むトレーサーを添加する。第2の抗体が
抗原に結合して後、抗体‐抗原‐ペルオキシダーゼ‐標
識抗体結合画分が結合している固体支持体を過酸化物お
よび本発明の基質を含んでいる溶液に接触させる。その
基質は固体支持体上の結合画分のペルオキシダーゼ成分
が触媒となる反応において過酸化物によって酸化されて
色を生成する。その色は抗原の存在の指標となり、そし
て色の強度は液体中の抗原の濃度に正比例する。
本発明の典型的競合アッセイにおいては、固体支持体上
の限られた量の抗体と抗原を含むと推定される液体およ
びペルオキシダーゼが結合している既知量の抗原を含ん
でいるトレーサーと接触させることができる。抗原およ
び酵素‐標識抗原は溶液中のそれらの濃度に正比例して
支持体上の抗体に結合する。従って、結合後、支持体は
抗体‐抗原結合画分および抗体‐ペルオキシダーゼ‐標
識抗原結合画分を含んでいる。アッセイ流体から支持体
を分離した後、支持体上の結合画分を過酸化物および本
発明の基質と接触させて、色を形成させる。しかしなが
ら、本発明の競合アッセイにおいては、生成した色は液
体中の抗原の濃度に対して反比例する。
本発明の基質を液体中のペルオキシダーゼに対するアッ
セイにおいても使用できることは上記の説明より明らか
である。本発明のこの実施態様においては、ペルオキシ
ダーゼを含むと推定される液体を過酸化物および本発明
の基質と接触させるとよい。液体中での色形成はペルオ
キシダーゼの存在の指標となり、その色の強度はペルオ
キシダーゼの濃度測定を提供する。
本発明の方法の更に他の実施態様においては、本発明の
基質を液体中の過酸化物の測定に使用することができ
る。例えば、被分析物に対するサンドイッチイムノアッ
セイは標識として例えば、グルコースオキシダーゼのよ
うな酵素(グルコースオキシダーゼは過酸化水素をその
濃度に比例する速度でアッセイ流体中に放出する)を用
いて固体支持体上で行うことができる。放出された過酸
化水素の測定は、HRPおよび本発明の基質を添加し、そ
れによって過酸化物が形成された色によって測定できそ
して被分析物に相関していることによって実施できる。
本発明の好ましいイムノアッセイ実施態様においては、
抗被分析物は共有結合もしくは物理的吸着(absorptio
n)のどちらかにより固定されている。適当な膜は、例
えば、ニトロセルロース膜およびイムノダイン(商標)
膜(ポール・コーポ(Pall Corp.)、ニュヨーク、イー
ストヒルズ)。
固体支持体が膜である場合、本発明の基質は従来のどの
ような基質と比較してもHRP(即ち、低濃度のHRPでも膜
上に目視できる色の付いたスポットを形成する)の優れ
た視覚的検出を提供する。更に、本発明の基質によって
形成された色の付いたスポットは安定であり、OPDのよ
うな従来技術の基質によって形成されたスポットとは対
照的に膜から洗い流されることがない。
下記の実施例は本発明を更に説明するために提供される
ものであり、いかなる場合においても本発明を制限する
ものと考えるべきではない。
実施例1 2μlの炭酸塩緩衝液(50mM、pH9.5)中の10μgの抗
‐RSV抗体をイムノダイン(商標)膜にマイクロピペッ
トで負荷した。その膜をカゼインのTRIS緩衝溶液と共に
インキュベーションして、残っている部位をブロック
し、そして乾燥した。その膜を、液体を膜を通過させて
吸収パッドに導く器具に取り付けた。RSVに感染したHEp
-2細胞の300ng保存液の連続的希釈物をTRIS,塩化ナトリ
ウム、EDTAおよび界面活性剤を含む緩衝液で調製した。
この材料150μlを膜を通過させた。他の抗体を被覆し
た膜を300ngの非感染細胞で処理して対照とした。
その膜をTRIS緩衝生理食塩水(TBS)で洗浄し、そして
カゼインを含むTRIS中でHRP結合抗‐RSVモノクロナール
抗体でインキュベーションした。TBS緩衝液で2時間の
洗浄後、その膜を過酸化水素を含むDATおよびDAB(2mg/
ml)のクエン酸/リン酸緩衝溶液(pH5.0)で処理し
た。5分間のインキュベーション後、酵素反応をTBSの
添加によって停止し、そしてその色の付いたスポットの
強度をデンシトメーター(型式183、グレタッグ・エル
チディ(Gretag Ltd.)、スイス、レゲンスドルフCH-81
05)を用いて比較した。バックグラウンドを差し引いた
この実験の結果を色の濃さの任意単位で表1に表した。
感染細胞300ngであっても、従来技術の基質DABはデンシ
トメーターでもほとんど認識できない色変化しか与えな
い。これに対して、本発明のDAT基質は感染細胞が33ng
になっても対照値よりも濃く、安定な色を与える。
実施例2 膜上でのHRP検出のための基質の比較 西洋ワサビのペルオキシダーゼを51mMリン酸、24mMクエ
ン酸を含む緩衝液pH5.0で10倍づつ連続的に希釈した。
各保存液の1μlのスポット容量をニトロセルロース
(0.45ミクロン、スクレイチャー・スクエル(Schleich
er and Schuell))もしくはイムノダインイムノアフィ
ニティー膜(5ミクロン、ポール)のどちらかに負荷し
た。その膜を空気で乾燥し、そしてクエン酸/リン酸緩
衝液中に2mg/mlの基質化合物および0.68μl/mlの30%過
酸化水素を含んでいる瀘過された基質溶液中に浸漬し
た。約3分間後、その反応を水洗浄によって停止した。
色の付いたスポットを反射デンシトメーター(グレタッ
グ型式183)で定量した。その結果を表2に色濃度の任
意単位で表した。
(発明の効果) 従って、本発明は過酸化物およびペルオキシダーゼの存
在下で濃く色の付いた酸化生成物を与える新規ペルオキ
シダーゼ基質を提供する。その酸化生成物は濃い色が付
いた溶液又は、好ましくは固体相上で安定なスポットが
得られるような溶解性を有している。その使用によって
改良されたペルオキシダーゼに基づくアッセイを得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランディ・エイ・ホーク アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27513,キャリー,スティール・トラッ プ・コート 107 (56)参考文献 特開 昭57−83287(JP,A) 特開 昭62−158497(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体中の被分析物を測定するための方法で
    あって、 (a)被分析物を含むと推定される液体を、固体支持体
    上に固定された抗被分析物、および、ペルオキシダーゼ
    が結合しているトレーサーと接触させて、それにより、
    前記トレーサーを含む結合画分を前記支持体上に形成さ
    せ; (b)前記支持体を、過酸化物並びに炭素原子数1〜6
    個の低級アルキル基およびハロゲン原子からなる群から
    選択される置換基を4位および5位の少なくとも一つの
    位置に有するo−ジアミノベンゼンを含む液体と接触さ
    せ;そして (c)前記被分析物を、前記固体支持体上の前記結合画
    分に関連した色の出現により測定する; 工程からなる、上記方法。
  2. 【請求項2】固体支持体が膜およびディップスティック
    からなる群から選択される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の測定工程(c)が、前記色
    を測定すること及び前記色の強度を予め決められた量の
    被分析物を含む液体について工程(a)及び(b)を行
    った場合に形成される色の強度と比較することを含む、
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】液体中の被分析物を測定するための方法で
    あって、 (a)被分析物を含むと推定される液体を、抗被分析
    物、および、ペルオキシダーゼを含むトレーサーと接触
    させることにより結合画分を形成させ; (b)前記結合画分を、過酸化物並びに炭素原子数1〜
    6個の低級アルキル基およびハロゲン原子からなる群か
    ら選択される置換基を4位および5位の少なくとも一つ
    の位置に有するo−ジアミノベンゼンを含む液体と接触
    させ;そして (c)前記被分析物を、前記結合画分に関連した色の出
    現により測定する;工程からなる、上記方法。
  5. 【請求項5】ペルオキシダーゼを含むと推定される液体
    を、過酸化物並びに炭素原子数1〜6個の低級アルキル
    基及びハロゲン原子からなる群から選択される置換基を
    4位および5位の少なくとも一つの位置に有するo−ジ
    アミノベンゼンと接触させること;及び、ペルオキシダ
    ーゼが前記過酸化物による前記ジアミノベンゼンの酸化
    反応の触媒となることにより、液体中に形成される色を
    検出する;ことからなる、液体中のペルオキシダーゼを
    測定するための方法。
  6. 【請求項6】過酸化物を含むと推定される液体を、ペル
    オキシダーゼ並びに炭素原子数1〜6個の低級アルキル
    基及びハロゲン原子からなる群から選択される置換基を
    4位および5位の少なくとも一つの位置に有するo−ジ
    アミノベンゼンと接触させること;及び、ペルオキシダ
    ーゼが前記液体中の過酸化物によるフェニレンジアミン
    の酸化反応の触媒となることにより液体中に形成される
    色を検出する;ことからなる、液体中の過酸化物を測定
    するための方法。
JP1292091A 1988-11-17 1989-11-09 ペルオキシダーゼ活性の高感度検出 Expired - Lifetime JPH0695956B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US272360 1988-11-17
US07/272,360 US5079150A (en) 1988-11-17 1988-11-17 High sensitivity detection of peroxidase activity

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Publication Number Publication Date
JPH02190198A JPH02190198A (ja) 1990-07-26
JPH0695956B2 true JPH0695956B2 (ja) 1994-11-30

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1292091A Expired - Lifetime JPH0695956B2 (ja) 1988-11-17 1989-11-09 ペルオキシダーゼ活性の高感度検出

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US (1) US5079150A (ja)
EP (1) EP0369355B1 (ja)
JP (1) JPH0695956B2 (ja)
AT (1) ATE119576T1 (ja)
AU (1) AU625540B2 (ja)
CA (1) CA2000686A1 (ja)
DE (1) DE68921551T2 (ja)
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