JPH0695796B2 - ヘツドホン - Google Patents
ヘツドホンInfo
- Publication number
- JPH0695796B2 JPH0695796B2 JP30432986A JP30432986A JPH0695796B2 JP H0695796 B2 JPH0695796 B2 JP H0695796B2 JP 30432986 A JP30432986 A JP 30432986A JP 30432986 A JP30432986 A JP 30432986A JP H0695796 B2 JPH0695796 B2 JP H0695796B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- polymer
- memory alloy
- protector
- shape memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Headphones And Earphones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、低域再生，装着性に優れたヘッドホンに関す
るものである。
るものである。
従来の技術 近年、ヘッドホンは、カセットテープレコーダ，コンパ
クトディスクプレーヤの小型化と相まって数多く使用さ
れている（例えば、山本武夫「スピーカ・システム
（下）」、ラジオ技術社、P.P.479〜P.P.504）。
クトディスクプレーヤの小型化と相まって数多く使用さ
れている（例えば、山本武夫「スピーカ・システム
（下）」、ラジオ技術社、P.P.479〜P.P.504）。
以下、図面を参照しながら、上述した従来のヘッドホン
の一例について説明する。
の一例について説明する。
第３図は、従来のヘッドホンの構成を示す断面図であ
る。第３図に於て、４はヨーク、５はマグネット、６は
プレートで、以上の３部品の磁気回路を構成する。７は
振動板でボイスコイル８と一体になっており、前記磁気
回路内の磁気空隙中に設置されている。このヨーク4,マ
グネット5,プレート６および信号板7,ボイスコイル８で
スピーカを形成している。９はコードで電気信号を伝送
するものである。11は装着用のゴムリングである。12は
プロテクタで振動板７を保護するものである。
る。第３図に於て、４はヨーク、５はマグネット、６は
プレートで、以上の３部品の磁気回路を構成する。７は
振動板でボイスコイル８と一体になっており、前記磁気
回路内の磁気空隙中に設置されている。このヨーク4,マ
グネット5,プレート６および信号板7,ボイスコイル８で
スピーカを形成している。９はコードで電気信号を伝送
するものである。11は装着用のゴムリングである。12は
プロテクタで振動板７を保護するものである。
以上のように構成されたヘッドホンについて、以下その
動作について説明する。
動作について説明する。
まず、コード９から伝送されてきた信号はボイスコイル
８に導かれる。ボイスコイル８はヨーク4,マグネット5,
プレート６からなる磁気回路の磁気空隙中に設置されて
いる。従ってボイスコイル８に流れる電気信号は磁界を
横切ることになり、力が振動板７に伝達されて音が放射
される。前記磁気回路とプロテクタ12は円形状のゴムリ
ング11を介してケース10に固定されている。以上のよう
に構成されたヘッドホンを耳に装着して音声や、音楽等
を受聴するわけである。
８に導かれる。ボイスコイル８はヨーク4,マグネット5,
プレート６からなる磁気回路の磁気空隙中に設置されて
いる。従ってボイスコイル８に流れる電気信号は磁界を
横切ることになり、力が振動板７に伝達されて音が放射
される。前記磁気回路とプロテクタ12は円形状のゴムリ
ング11を介してケース10に固定されている。以上のよう
に構成されたヘッドホンを耳に装着して音声や、音楽等
を受聴するわけである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前述のような構成では耳に装着した際
に、耳とヘッドホンとの隙間から音が洩れ低域再生能力
が低下する。また、耳の大きさの個人差によって装着感
が悪いという問題点があり、特に低域再生に優れたヘッ
ドホンの開発が望まれている。
に、耳とヘッドホンとの隙間から音が洩れ低域再生能力
が低下する。また、耳の大きさの個人差によって装着感
が悪いという問題点があり、特に低域再生に優れたヘッ
ドホンの開発が望まれている。
本発明は前記問題点に鑑み、耳の大きさの個人差によら
ず低域再生に優れたヘッドホンを提供するものである。
ず低域再生に優れたヘッドホンを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明のヘッドホンは、スピー
カの振動板の周囲方向を固定するケースと、前記振動板
の前面をカバーするプロテクタを具備し、前記振動板の
円周方向に相当する前記ケースの周囲と前記プロテクタ
の中心部以外の外周部とに、形状記憶合金を狭持一体化
した加圧変形時間に比べ原形復帰時間が長い弾性発泡ポ
リマを設けた構成になっている。
カの振動板の周囲方向を固定するケースと、前記振動板
の前面をカバーするプロテクタを具備し、前記振動板の
円周方向に相当する前記ケースの周囲と前記プロテクタ
の中心部以外の外周部とに、形状記憶合金を狭持一体化
した加圧変形時間に比べ原形復帰時間が長い弾性発泡ポ
リマを設けた構成になっている。
作用 本発明は前記した構成によって、装着時における音の洩
れが軽減でき、低域の再生が可能になる。
れが軽減でき、低域の再生が可能になる。
実施例 以下、本発明の一実施例のヘッドホンについて、図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
第１図は本発明の一実施例におけるヘッドホンの構成を
示すものである。第１図において、１と３は装着用の弾
性発泡ポリマで２は形状記憶合金である。４はヨーク、
５はマグネット、６はプレートで、これら４部品で磁気
回路を形成する。７は振動板でボイスコイル８と一体構
成になっている。９は電気信号を伝送するコード、12は
振動板７を保護するプロテクタである。これらの部品は
ケース10で固定される。ヨーク4,マグネット5,プレート
6,振動板7,ボイスコイル8,コード9,ケース10,プロテク
タ12の各構成部品は従来例と同じ構成である。
示すものである。第１図において、１と３は装着用の弾
性発泡ポリマで２は形状記憶合金である。４はヨーク、
５はマグネット、６はプレートで、これら４部品で磁気
回路を形成する。７は振動板でボイスコイル８と一体構
成になっている。９は電気信号を伝送するコード、12は
振動板７を保護するプロテクタである。これらの部品は
ケース10で固定される。ヨーク4,マグネット5,プレート
6,振動板7,ボイスコイル8,コード9,ケース10,プロテク
タ12の各構成部品は従来例と同じ構成である。
以上のように構成されたヘッドホンについて、以下第１
図と第２図を用いてその動作を説明する。第１図はヘッ
ドホンの構成を示す断面図、第２図ａは耳の耳甲介長，
耳甲介幅を示す正面図、第２図ｂは形状記憶合金を狭持
一体化弾性発泡ポリマの形状を示す正面図である。ま
ず、コード９から伝送されてきた電気信号はヨーク4,マ
グネット5,プレート6,振動板7,ボイスコイル８から成る
スピーカに導かれる。ここでの原理的動作は従来例と全
く同一である。従来例と異なる点はスピーカの周囲とプ
ロテクタ12の外周部とに例えば特開昭48−50588号公報
に開示の弾性発泡ポリマ（以下、単にポリマ1,ポリマ３
という）で狭持一体化した形状記憶合金２を設けたこと
にある。ポリマ３はポリマ１より円周が小さく、ポリマ
１とポリマ３との間隙に形状記憶合金２が狭持される。
ポリマ３はケース10に固定される。上記ポリマ1,ポリマ
３は瞬時に加圧して原形を変形させても、約45秒程度で
原形に復帰するものである。このポリマ３を形状記憶合
金２で小さい形状にして耳に装着する。すると体温によ
る温度上昇によって形状記憶合金２が大きくなると同時
に、時間とともにポリマ３も大きくなり、結局ポリマ１
が耳に密着することになる。従って、音の洩れが少なく
なり低域まで再生可能となる。
図と第２図を用いてその動作を説明する。第１図はヘッ
ドホンの構成を示す断面図、第２図ａは耳の耳甲介長，
耳甲介幅を示す正面図、第２図ｂは形状記憶合金を狭持
一体化弾性発泡ポリマの形状を示す正面図である。ま
ず、コード９から伝送されてきた電気信号はヨーク4,マ
グネット5,プレート6,振動板7,ボイスコイル８から成る
スピーカに導かれる。ここでの原理的動作は従来例と全
く同一である。従来例と異なる点はスピーカの周囲とプ
ロテクタ12の外周部とに例えば特開昭48−50588号公報
に開示の弾性発泡ポリマ（以下、単にポリマ1,ポリマ３
という）で狭持一体化した形状記憶合金２を設けたこと
にある。ポリマ３はポリマ１より円周が小さく、ポリマ
１とポリマ３との間隙に形状記憶合金２が狭持される。
ポリマ３はケース10に固定される。上記ポリマ1,ポリマ
３は瞬時に加圧して原形を変形させても、約45秒程度で
原形に復帰するものである。このポリマ３を形状記憶合
金２で小さい形状にして耳に装着する。すると体温によ
る温度上昇によって形状記憶合金２が大きくなると同時
に、時間とともにポリマ３も大きくなり、結局ポリマ１
が耳に密着することになる。従って、音の洩れが少なく
なり低域まで再生可能となる。
また、装着も簡単である。ここで、ポリマ１とポリマ３
および形状記憶合金２はスピーカと同心円のリング状と
したが、第２図ａに示すように耳甲介長Ｌと耳甲介幅Ｗ
との比に相当するように、第２図ｂに示すような楕円状
にすると、さらに洩れが軽減でき低域再生が可能にな
る。ここで楕円の比率L/Wは1.3〜2.4程度にしている。
および形状記憶合金２はスピーカと同心円のリング状と
したが、第２図ａに示すように耳甲介長Ｌと耳甲介幅Ｗ
との比に相当するように、第２図ｂに示すような楕円状
にすると、さらに洩れが軽減でき低域再生が可能にな
る。ここで楕円の比率L/Wは1.3〜2.4程度にしている。
発明の効果 以上のように本発明は、スピーカの外周囲と振動板の前
面の周囲部に形状記憶合金を狭持一体化した弾性発泡ポ
リマを設けることにより、耳とヘッドホンとの密着性が
改善でき、音の洩れが低減する。従って、低域からの再
生が可能となり、また、個人差を考慮せずとも耳にぴっ
たり合うので装着感が改善できる。さらに、密着性を向
上指せたため、ヘッドホンから外部へ洩れる音が低減で
き、受聴者以外への騒音防止にもなる。
面の周囲部に形状記憶合金を狭持一体化した弾性発泡ポ
リマを設けることにより、耳とヘッドホンとの密着性が
改善でき、音の洩れが低減する。従って、低域からの再
生が可能となり、また、個人差を考慮せずとも耳にぴっ
たり合うので装着感が改善できる。さらに、密着性を向
上指せたため、ヘッドホンから外部へ洩れる音が低減で
き、受聴者以外への騒音防止にもなる。
第１図は本発明の一実施例におけるヘッドホンの構成を
示す断面図、第２図ａは耳の耳甲介長，耳甲介幅を示す
正面図、第２図ｂは形状記憶合金を狭持一体化した弾性
発泡ポリマの形状を示す断面図、第３図は従来のヘッド
ホンの構成を示す断面図である。 １……弾性発泡ポリマ、２……形状記憶合金、３……弾
性発泡ポリマ、４……ヨーク、５……マグネット、６…
…プレート、７……振動板、８……ボイスコイル、10…
…ケース、12……プロテクタ。
示す断面図、第２図ａは耳の耳甲介長，耳甲介幅を示す
正面図、第２図ｂは形状記憶合金を狭持一体化した弾性
発泡ポリマの形状を示す断面図、第３図は従来のヘッド
ホンの構成を示す断面図である。 １……弾性発泡ポリマ、２……形状記憶合金、３……弾
性発泡ポリマ、４……ヨーク、５……マグネット、６…
…プレート、７……振動板、８……ボイスコイル、10…
…ケース、12……プロテクタ。
Claims (2)
- 【請求項１】スピーカの振動板の周囲を固定するケース
と、前記振動板の前面をカバーするプロテクタとを具備
し、前記振動板の円周方向に相当する前記ケースの周囲
と前記プロテクタの中心部以外の外周部とに、形状記憶
合金を狭持一体化した加圧変形時間に比べ原形復帰時間
が長い弾性発泡ポリマを設けたことを特徴とするヘッド
ホン。 - 【請求項２】形状記憶合金と狭持一体化した弾性発泡ポ
リマの形状は耳甲介長と耳甲介幅に合致する楕円状にし
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のヘッド
ホン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30432986A JPH0695796B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | ヘツドホン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30432986A JPH0695796B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | ヘツドホン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63156498A JPS63156498A (ja) | 1988-06-29 |
| JPH0695796B2 true JPH0695796B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=17931698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30432986A Expired - Lifetime JPH0695796B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | ヘツドホン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0695796B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2770756B2 (ja) * | 1994-10-25 | 1998-07-02 | ソニー株式会社 | 電気音響変換器 |
| US8213664B2 (en) | 2009-10-30 | 2012-07-03 | Research In Motion Limited | Shape-adaptable surface for an audio port |
| EP2326105B1 (en) * | 2009-10-30 | 2011-10-26 | Research in Motion Limited | A shape-adaptable surface for an audio port |
| EP4432697A1 (en) * | 2021-12-07 | 2024-09-18 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Deformation structure, and wearable device and method for using same |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP30432986A patent/JPH0695796B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63156498A (ja) | 1988-06-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4631070B2 (ja) | 骨伝導スピーカ | |
| JP3623127B2 (ja) | ヘッドホン装置 | |
| US3798393A (en) | Headphone construction | |
| KR840002524Y1 (ko) | 이어폰 | |
| EP0589623B1 (en) | Headphone | |
| US4037064A (en) | Stereo microphone apparatus | |
| US4403120A (en) | Earphone | |
| US5142587A (en) | Intra-concha type electroacoustic transducer for use with audio devices etc. | |
| GB1579983A (en) | Sealed headphone | |
| JP2000341784A (ja) | イヤホン | |
| JPH0695796B2 (ja) | ヘツドホン | |
| JP4123555B2 (ja) | イヤホン | |
| JPH07154888A (ja) | 電気音響変換装置 | |
| JP3801808B2 (ja) | イヤホーン | |
| US3158697A (en) | Two-system dynamic earphone | |
| JPS6338398A (ja) | ヘツドホン | |
| EP0383483A1 (en) | Earphone having resilient insertion device | |
| JPS644398B2 (ja) | ||
| JPH0810999Y2 (ja) | インナーイヤー型ヘッドホン | |
| JP3239620U (ja) | イヤホン | |
| JPS6379500A (ja) | 電気音響変換器 | |
| JP3047451B2 (ja) | 音響再生装置 | |
| JPH0354990A (ja) | イヤーマイクロフォンおよびその使用方法 | |
| KR960016621A (ko) | 청각장애자용 골도 헤드폰 | |
| JPH0631834Y2 (ja) | イヤホーン及びイヤホーン用パッド |