JPH0695467B2 - 高電圧コネクタ及びその一体成型法 - Google Patents
高電圧コネクタ及びその一体成型法Info
- Publication number
- JPH0695467B2 JPH0695467B2 JP17587187A JP17587187A JPH0695467B2 JP H0695467 B2 JPH0695467 B2 JP H0695467B2 JP 17587187 A JP17587187 A JP 17587187A JP 17587187 A JP17587187 A JP 17587187A JP H0695467 B2 JPH0695467 B2 JP H0695467B2
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- JP
- Japan
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- slide pin
- electrode sleeve
- electrode plate
- high voltage
- rear end
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Description
【発明の詳細な説明】 「目的」 （産業上の利用分野） この発明は、高電圧コネクタ及びその一体成型法に関す
る。
る。
（従来の技術） 従来提案されている高電圧コネクタに於いては、コイル
・スプリング型極端子がコネクタ本体内で傾いたり、外
れたりし、接触不良や、使用不能となる事が多い。
・スプリング型極端子がコネクタ本体内で傾いたり、外
れたりし、接触不良や、使用不能となる事が多い。
（発明が解決しようとする問題点） コイル・スプリング型極端子のコネクタ本体内に於いて
は、第８図に示す様にコイル・スプリングが傾いたり、
外れたりする他に、第７図に示す様に該極端子が嵌合さ
れるプラグの長さに応じて調整自在とする事が望まれ
る。
は、第８図に示す様にコイル・スプリングが傾いたり、
外れたりする他に、第７図に示す様に該極端子が嵌合さ
れるプラグの長さに応じて調整自在とする事が望まれ
る。
しかし射出成型行程に於いて、スライド・ピンと圧縮ス
プリングの周囲とに射出される絶縁性溶融合成樹脂を流
入しない様にする事も不可欠である。
プリングの周囲とに射出される絶縁性溶融合成樹脂を流
入しない様にする事も不可欠である。
（問題点を解決するための手段） この発明は、前述の欠点を除去せんとするもので、その
要旨は、前面中心に小径円盤状突起と、中心長手方向に
形成されたスライド・ピン貫通口と、その後方に形成さ
れた中空部とを形成した円筒形電極スリーブに於いて、
先端に突起と後端の周囲にロック・ナット螺合溝を形成
したスライド・ピンの後端を該貫通口内に摺動自在に嵌
合し、該スライド・ピンの周囲に捲回した圧縮スプリン
グの前端を該突起に圧接し、その後端を該電極スリーブ
の前面に圧接して該スライド・ピンを常時外側に引出す
様にし、該電極スリーブの後端に電極板を接着し、該電
極板に高電圧コードを接続し、該電極スリーブ、該電極
板並びに該高電圧コードの１部を絶縁性合成樹脂により
一体に成型し、該スライド・ピンと該圧縮スプリングの
周囲にプラグの嵌合溝を形成して成る高電圧コネクタ及
びその一体成型法であり、該成型行程に於いて該スライ
ド・ピンと該圧縮スプリングが遊嵌する該嵌合穴内に該
合成樹脂を流入しない様にする事を特徴とするものであ
る。
要旨は、前面中心に小径円盤状突起と、中心長手方向に
形成されたスライド・ピン貫通口と、その後方に形成さ
れた中空部とを形成した円筒形電極スリーブに於いて、
先端に突起と後端の周囲にロック・ナット螺合溝を形成
したスライド・ピンの後端を該貫通口内に摺動自在に嵌
合し、該スライド・ピンの周囲に捲回した圧縮スプリン
グの前端を該突起に圧接し、その後端を該電極スリーブ
の前面に圧接して該スライド・ピンを常時外側に引出す
様にし、該電極スリーブの後端に電極板を接着し、該電
極板に高電圧コードを接続し、該電極スリーブ、該電極
板並びに該高電圧コードの１部を絶縁性合成樹脂により
一体に成型し、該スライド・ピンと該圧縮スプリングの
周囲にプラグの嵌合溝を形成して成る高電圧コネクタ及
びその一体成型法であり、該成型行程に於いて該スライ
ド・ピンと該圧縮スプリングが遊嵌する該嵌合穴内に該
合成樹脂を流入しない様にする事を特徴とするものであ
る。
「構成」 （実施例） この発明に係る高電圧コネクタ及びその一体成型法を図
面に示す実施例を図面に就いて説明する。第１〜７図に
於いて、所望の直径と長さとを有する円筒形電極スリー
ブ10の本体の中心で、その前面中心に小径円盤状突起12
を形成し、その中心長手方向にスライド・ピン貫通口14
を穿設し、該貫通口から後方に中空部16を形成する。
面に示す実施例を図面に就いて説明する。第１〜７図に
於いて、所望の直径と長さとを有する円筒形電極スリー
ブ10の本体の中心で、その前面中心に小径円盤状突起12
を形成し、その中心長手方向にスライド・ピン貫通口14
を穿設し、該貫通口から後方に中空部16を形成する。
先端に突起22aを有し、後端にナット螺子溝22bを形成し
た導電性スライド・ピン22の後端を貫通口14の先端から
摺動自在に貫通し、該ナット螺合溝22bを該本体10の中
空部16内に導き、該ナット螺合溝22bにロック・ナット2
4を螺合して該スライド・ピン22が該本体10から抜出無
いようにし、該ピン22に捲回した圧縮スプリング26の先
端を突起22aの裏側に圧接し、その後端を該本体の前面
に圧接して該ピン22を常時前方に引出す様にする。
た導電性スライド・ピン22の後端を貫通口14の先端から
摺動自在に貫通し、該ナット螺合溝22bを該本体10の中
空部16内に導き、該ナット螺合溝22bにロック・ナット2
4を螺合して該スライド・ピン22が該本体10から抜出無
いようにし、該ピン22に捲回した圧縮スプリング26の先
端を突起22aの裏側に圧接し、その後端を該本体の前面
に圧接して該ピン22を常時前方に引出す様にする。
本体10の後端部に電極板18を一体に接着し、該電極板の
下端に高電圧コード20を接続する。
下端に高電圧コード20を接続する。
円筒形電極スリーブ10、電極板18並びに高電圧コード20
に対応するキャビテイ32を形成した下部金型30の該キャ
ビテイ内に、円筒形電極スリーブ10、電極板18並びに高
電圧コード20を嵌合する。
に対応するキャビテイ32を形成した下部金型30の該キャ
ビテイ内に、円筒形電極スリーブ10、電極板18並びに高
電圧コード20を嵌合する。
そしてキャビテイ32内の円筒形電極スリーブ10が嵌合さ
れる正面側内壁の中心に、スライド・ピン22と圧縮スプ
リング26とを遊嵌する嵌合穴34を形成する。
れる正面側内壁の中心に、スライド・ピン22と圧縮スプ
リング26とを遊嵌する嵌合穴34を形成する。
嵌合穴34の直径は、小径円盤状突起12が密着嵌合する大
きさとし、前者に後者を嵌合した場合該嵌合穴を密閉出
来る様にする。
きさとし、前者に後者を嵌合した場合該嵌合穴を密閉出
来る様にする。
該下部金型30のキャビテイ32に対応するキャビテイ（図
示せず）を有する上部金型40にも、嵌合穴34に対応する
嵌合穴（図示せず）を形成し、前者の上面の各位置決め
ピン35を後者の下面の対応箇所の嵌合穴（図示せず）に
嵌合して両者を一体とする。
示せず）を有する上部金型40にも、嵌合穴34に対応する
嵌合穴（図示せず）を形成し、前者の上面の各位置決め
ピン35を後者の下面の対応箇所の嵌合穴（図示せず）に
嵌合して両者を一体とする。
この様にした一体とした金型のキャビテイ内に、注入孔
36から溶融絶縁性合成樹脂を射出注入する。この溶融絶
縁性合成樹脂は、高温（約300℃）、高圧（70kg/lcm2）
で注入される。該合成樹脂が冷却、硬化後脱型すれば、
第１、２図に示す高電圧コネクタが得られる。
36から溶融絶縁性合成樹脂を射出注入する。この溶融絶
縁性合成樹脂は、高温（約300℃）、高圧（70kg/lcm2）
で注入される。該合成樹脂が冷却、硬化後脱型すれば、
第１、２図に示す高電圧コネクタが得られる。
「作用」 前述の実施例の示す成型方法に於いては、金型30のキャ
ビテイ32の嵌合穴34内に円筒形電極スリーブ10の小径円
盤状突起12を嵌合して密閉するので、溶融絶縁性合成樹
脂を注入しても嵌合穴34内に流入しない。
ビテイ32の嵌合穴34内に円筒形電極スリーブ10の小径円
盤状突起12を嵌合して密閉するので、溶融絶縁性合成樹
脂を注入しても嵌合穴34内に流入しない。
「効果」 従って高電圧コネクタの一体成型が可能となり、その導
電性スライド・ピン22に捲回した圧縮スプリング26より
該スライド・ピンを常時外側に引出されるので、第７図
に示す様にプラグ50の長さに関係無く調整自在となる。
そして該スライド・ピンの先端の突起22aにより圧縮ス
プリング26が傾いたり、外れたりせず、接触不良や短絡
の発生を防止出来る。
電性スライド・ピン22に捲回した圧縮スプリング26より
該スライド・ピンを常時外側に引出されるので、第７図
に示す様にプラグ50の長さに関係無く調整自在となる。
そして該スライド・ピンの先端の突起22aにより圧縮ス
プリング26が傾いたり、外れたりせず、接触不良や短絡
の発生を防止出来る。
第１図は、この発明により製造した高電圧コネクタの正
面図、第２図は、その11-11線縦断面図、第３図は、高
電圧コネクタ内に一体に成型される導電性円筒形電極ス
リーブ、電極板18並びに高電圧コードの一端を接続した
ものの斜視図、第４図は、第３図拡大断面図、第５図
は、下部金型に第４図のものを嵌合した１部縦断平面
図、第６図は、第５図の金型に上部金型を一体に密着す
る前の状態を示す斜視図、第７図は、この発明法により
成型した高電圧コネクタをプラグに嵌合した状態を示す
断面略図、第８図は、従来のコネクタを示す断面図であ
る。 10……円筒形電極スリーブ； 12……円盤状突起； 14……スライド・ピン貫通孔； 18……電極板； 20……高電圧コード； 22……スライド・ピン； 22a……突起； 22b……螺合溝； 24……ロック・ナット１ 26……圧縮スプリング； 30……下部金型； 32……キャビテイ； 34……嵌合穴； 40……上部金型； 50……プラグ。
面図、第２図は、その11-11線縦断面図、第３図は、高
電圧コネクタ内に一体に成型される導電性円筒形電極ス
リーブ、電極板18並びに高電圧コードの一端を接続した
ものの斜視図、第４図は、第３図拡大断面図、第５図
は、下部金型に第４図のものを嵌合した１部縦断平面
図、第６図は、第５図の金型に上部金型を一体に密着す
る前の状態を示す斜視図、第７図は、この発明法により
成型した高電圧コネクタをプラグに嵌合した状態を示す
断面略図、第８図は、従来のコネクタを示す断面図であ
る。 10……円筒形電極スリーブ； 12……円盤状突起； 14……スライド・ピン貫通孔； 18……電極板； 20……高電圧コード； 22……スライド・ピン； 22a……突起； 22b……螺合溝； 24……ロック・ナット１ 26……圧縮スプリング； 30……下部金型； 32……キャビテイ； 34……嵌合穴； 40……上部金型； 50……プラグ。
Claims (2)
- 【請求項１】前面中心に小径円盤状突起と、中心長手方
向に形成されたスライド・ピン貫通口と、その後方に形
成された中空部とを形成した円筒形電極スリーブに於い
て、先端に突起と後端の周囲にロック・ナット螺合溝を
形成したスライド・ピンの後端を該貫通口内に摺動自在
に嵌合し、該スライド・ピンの周囲に捲回した圧縮スプ
リングの前端を該突起に圧接し、その後端を該電極スリ
ーブの前面に圧接して該スライド・ピンを常時外側に引
出す様にし、該電極スリーブの後端に電極板を接着し、
該電極板に高電圧コードを接続し、該電極スリーブ、該
電極板並びに該高電圧コードの１部を絶縁性合成樹脂に
より一体に成型し、該スライド・ピンと該圧縮スプリン
グの周囲にプラグの嵌合溝を形成して成る高電圧コネク
タ。 - 【請求項２】上下金型のキャビテイの中心に形成された
スライド・ピン嵌合穴内に、圧縮スプリングを捲回した
スライド・ピンを遊嵌し、該嵌合穴内に円筒形電極スリ
ーブの前面中心の小径円盤状突起を部分的に嵌合して該
嵌合穴を閉鎖し、該円筒形電極スリーブ、該電極板並び
に該電極板に一端を接続された高電圧コードの１部を導
びいてこれら上下金型を密着する行程と； 該上下金型内に絶縁性溶融合成樹脂を射出するが、該嵌
合穴内には該合成樹脂を流入しない様にする行程と； 該溶融合成樹脂が冷却後、脱型する行程と、から成る特
許請求の範囲第（１）項記載の高電圧コネクタの一体成
型法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17587187A JPH0695467B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 高電圧コネクタ及びその一体成型法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17587187A JPH0695467B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 高電圧コネクタ及びその一体成型法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6421883A JPS6421883A (en) | 1989-01-25 |
| JPH0695467B2 true JPH0695467B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16003665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17587187A Expired - Lifetime JPH0695467B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 高電圧コネクタ及びその一体成型法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0695467B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100338825C (zh) * | 2004-02-09 | 2007-09-19 | 住友电装株式会社 | 高压接插件及其制造方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0224489U (ja) * | 1988-08-02 | 1990-02-19 | ||
| JPH02129681U (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-25 | ||
| JP3028241B2 (ja) * | 1990-11-07 | 2000-04-04 | 株式会社サトー | 電子写真装置における熱定着装置 |
| JP4687679B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2011-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
| JP2010189767A (ja) * | 2010-04-15 | 2010-09-02 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置及び弁装置並びに弁装置を用いたｃｖｄ処理方法及び半導体の製造方法 |
| CN102260522A (zh) * | 2011-06-21 | 2011-11-30 | 沈阳新电脱盐设备制造厂 | 电脱盐罐高压电导入连接装置 |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP17587187A patent/JPH0695467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100338825C (zh) * | 2004-02-09 | 2007-09-19 | 住友电装株式会社 | 高压接插件及其制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6421883A (en) | 1989-01-25 |
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