JPH0695343B2 - 物体内の結合された部分構造を決定する方法及び装置、並びに同種類のラベル付けされた物体を決定する方法及び装置 - Google Patents

物体内の結合された部分構造を決定する方法及び装置、並びに同種類のラベル付けされた物体を決定する方法及び装置

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JPH0695343B2
JPH0695343B2 JP62226772A JP22677287A JPH0695343B2 JP H0695343 B2 JPH0695343 B2 JP H0695343B2 JP 62226772 A JP62226772 A JP 62226772A JP 22677287 A JP22677287 A JP 22677287A JP H0695343 B2 JPH0695343 B2 JP H0695343B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S378/00X-ray or gamma ray systems or devices
    • Y10S378/901Computer tomography program or processor

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、全般的には物体内の結合されている部分構造
(サブ・ストラクチャ)の3次元表示システムに関す
る。更に具体的に言えば、本発明は、磁気共鳴(NMR)
作像装置及び計算機式軸断層写真(CAT)装置によって
作成された医療用及びその他の像を表示するシステムに
関する。更に特定して言えば、本発明は、結合されてい
る解剖学的な特徴を3次元表示及び走査のために分離す
るような表示システムに関する。
発明の背景 計算機式軸断層写真法及び関連するX線作像システム
は、3次元物体内の部分構造に関連する少なくとも1つ
の物理的な性質の値を表す信号パターンを発生すること
ができる。医療用作像の場合、物体は典型的には、患者
又は患者の手足である。工業用システムの場合には、物
体は、内部構造を有しているタービンの羽根又はその他
の部品で構成されていることがある。更に、磁気共鳴作
像システムは、生物の種々の生物学的な形状に対する生
理学的なデータを発生することが特にできる。X線断層
写真法の場合、測定される物理的な性質は典型的には、
物体内の種々の位置に関連するX線吸収係数である。磁
気共鳴作像の場合、典型的には核歳差運動減衰信号が測
定される。しかしながら、本発明は、計算機式軸断層写
真システム又は磁気共鳴作像システムのいずれを利用す
ることも制限されない。例えば、ポジトロン放出断層写
真法及び単一光子放出放射線撮影法のシステムも、本発
明のシステム及び方法に関連して用いることができる。
本発明にとって、このようなシステムの最も関連を有す
る特徴は、規則的に相隔たっているセル又は格子位置に
おける物体内の種々の部分構造に関連した1つ若しくは
更に多くの物理的な性質の値を表す信号パターンを発生
できることである。
本出願人が最近出願した3つの米国特許出願には、3次
元データを表示するシステム及び方法が記載されてい
る。これらの出願は、1985年6月6日に出願された係属
中の米国特許出願番号第741391号、1985年6月6日に出
願された同第741390号、及び1985年8月28日に出願され
た同第770164号である。これらの3つの出願は一般的に
は、陰極線管(CRT)のような表示装置に陰影付きの画
像を表示するための「進行キューブ」システム及び「分
割キューブ」システムを記載している。本発明は、分割
キューブ若しくは行進キューブシステム、又はその他の
同様な表示システムに供給されるデータを発生するため
の予備処理装置と見なすことができる。これらのシステ
ムは典型的には、磁気共鳴作像システム又はCATスキャ
ナX線システム(これらに限られないが)から供給され
る情報を用いている。これらのシステムは、2次元スク
リーン上に真の3次元の図(ヴィユー)の幻影を陰影付
きで形成するような方式で、陰影付きの画像をスクリー
ンに発生する。オペレータがデータの値のある範囲を選
択することにより、このようなシステムは骨組織のみ、
又はこの他の軟らかい組織構造のみを表示することがで
きる。このようなシステムは、身体を特定の方向の平面
でスライスに切った場合に見えるような構造を正確に示
す陰影付きの3次元画像を発生するように、データの断
面作成も容易にできる。このようなシステムは放射線技
師及び外科医に対して、所期の外科手順を更に精密に且
つ正確に実行することができるようにするための大幅な
手術前の情報を提供する。本発明のシステムに関して、
一般的に、すべての図は、患者から一度に収集された1
組のデータから得られることに特に注意されたい。この
データは典型的には、一連の断面写真スライスとして収
集される。しかしながら、必要なときには、患者の身体
内の時間的な変化を監視するために、種々の期間にわた
るデータを収集することも可能である。
上に引用した米国特許出願に記載されている3次元表示
システムは、非常に望ましい医学的な情報を素早く且つ
有効に表示するように作用するが、データには、上に述
べたシステムによっては容易に見ることのできないよう
な情報も含まれている。特に、上に引用した米国特許出
願に記載されているシステムは、特定された範囲内のデ
ータ値を有する組織のみを選択的に表示することができ
るが、同じ範囲内の物理的な性質のデータ値を有するい
くつかの異なる器官又は組織が存在することがある。上
に引用した米国特許出願に記載されているシステムで
は、このようなすべての構造は全部表示されるか、又は
全部視野から除かれる。例えば、いくつかの相異なる結
合されていない骨構造に関連するデータから、特定の骨
を隔離できるようにすることが望ましいことがある。同
様に、周囲の組織から隔離された血管回路の像を表示す
ることが望ましいこともある。同様に、皮膚のような他
の類似の頭の組織から隔離された脳の像を表示すること
が望ましいことがある。脳の組織を周囲の骨構造から隔
離することは、それらの物理的な性質が異なるため、比
較的容易であるが、脳の組織の性質と、表面の組織の性
質とが類似しているために、これらの組織を隔離するこ
とは一層困難である。しかしながら、本発明のシステム
では、例えば脳の組織及び表面の皮膚の組織は、物理的
に結合された組織構造ではないことを利用する。従っ
て、本発明は、隣り合った構造の幾何学的な結合性を用
いて、表示のために、作像されている密実な物体内の選
択された部分構造を隔離する。ここで説明するシステム
は、前に述べた行進キューブ又は分割キューブ方式のい
ずれと共に用いるにも特に適していることが理解されよ
う。
本出願人の他の米国特許出願には、結合性を用いて3次
元データを表示するシステム及び方法が記載されてい
る。この出願は、1986年8月4日に出願された係属中の
米国特許出願番号第893060号である。この米国特許出願
では、組織の同じ種類を表す3次元領域に同じラベルを
付ける。ラベル情報を関心が持たれる部分構造内にある
種子(シード)位置と共に用いて、ラベルが同じである
すべての結合されたデータ点を決定する。この米国特許
出願の発明のシステム及び方法は、本発明と同じ環境で
作用し得る。そのとき、もとのデータの部分集合は典型
的には、表示処理システム、特に3次元像を表示するた
めの勾配法線陰影(シェイディング)を用いている表示
システムに供給される。1986年8月4日に出願された係
属中の米国特許出願番号第893060号も、ここに参照され
たい。しかしながら、この米国特許出願に記載されたシ
ステムの1つの欠点は、その反復性である。3次元形式
で、データ点が多数である場合には、メモリ・スタック
が非常に大きくなることがある。更に、この米国特許出
願の方法は、すべてのスライスが一度にメモリ内にある
ことを必要とするが、これはこのシステムと共に実際に
利用し得るコンピュータの寸法(サイズ)を制限するも
のである。グラフィック表示システムでは、時間とメモ
リとの兼合い(トレードオフ)が許容される場合が多い
が、グラフィック情報の処理が一般的には、既に計算が
複雑で時間のかかるものとみなされていることに注意さ
れたい。
発明の要約 本発明の好ましい実施例では、物体内の結合されている
部分構造を決定する方法が、次の工程を含んでいる。物
体内の規則的に相隔たっている格子位置における物体内
の部分構造に関連した少なくとも1つの物理的な性質の
値を表す3次元信号パターンをメモリ手段に記憶され
る。物体を通る平面状スライスに関連した信号パターン
の値がメモリ手段から選択される。各々のスライス内に
ある2次元部分構造の結合性が独立に決定される。結合
性は、個別の平面状部分構造内の1組の順序付けられた
指標を指定することによって表示される。隣り合ったス
ライスの間の部分構造の結合性がこの後決定され、これ
は、一連の隣接表(テーブル)又は領域の結合されてい
る対(ペア)の並び(リスト)に表示することが好まし
い。一般的には、nを平面状スライスの合計の数とし
て、(n−1)個の隣接表が作成される。その後、本発
明の重要な一面として、この隣接表内の対を成す項目に
従って、メモリ手段内の順序付けられた指標の並びを置
換する。その後、置換された並びを用いて、3次元で接
続されており、従って、同じ3次元構造の一部である2
次元部分構造を決定する。
本発明の他の目的として、1組の関連する物体内にある
関連する物体の対の並びから、ラベルを付した物体の同
種類を設定する方法を提供するが、この方法は、次の工
程を含んでいる。物体のラベルと1対1の対応関係を有
する1組の順序付けられた指標を逐次的に隣り合う記憶
(メモリ)位置に記憶する。記憶位置にある順序付けら
れた指標の対を、関連する物体の対の並びから、ラベル
に対応するように切り換える。切り換え動作の前に存在
していたのと同じ順序付けられた指標を有しているメモ
リ内の記憶位置には、第1の類指標をマークする。その
後、類指標をマークされていない順序付けられた指標を
求めて、メモリを探索する。この順序付けられた指標か
ら、1組の関連する順序付けられた指標を求め、同じ類
に属するものとしてマークする。各々の記憶位置に一意
的な類指標がマークされるまで、アクセスする工程、決
定する工程及びマークする工程を繰り返す。こうして、
記憶位置は、各々の類が一意的な類指標でマークされて
いるような1組の同種類に仕切られる。本発明の方法の
重要な一面は、関連する指標の決定である。これは、関
連する順序付けられた指標を有している記憶位置に対す
るポンイタとして、順序付けられた指標を用い、この関
連する順序付けられた指標をこの後の記憶位置に対する
ポインタとして用い、こうして得られた1つの順序付け
られた指標が前に得られたものと同じになるまで、この
過程を続けることによって、容易に達成される。このよ
うにして逐次的にアクセスされる順序付けられた指標の
各々が、同種類内の関連する要素に対応する。
従って、本発明の目的は、密実な物体内の結合された部
分構造を表示することに関する。
本発明の目的は、密実な物体内の結合された部分構造を
決定するシステム及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は、磁気共鳴作像システム、計算機式
断層写真システム、ポジトロン放出断層写真システム及
びその他の放射線撮影放出システム等の能力を拡大する
ことである。
本発明の他の目的は、行進キューブ及び分割キューブ方
式に対するグラフィック予備処理システムを提供するこ
とである。
本発明の他の目的は、医療診断手順に用いるために役立
つ3次元の代表的な画像を発生する能力を改善すること
である。
本発明の他の目的は、密実な物体内の結合性を決定する
手段を提供することである。
最後に、これに限定されないが、本発明の目的は、選択
的に隔離された部分構造、特に解剖学的な器官及び組織
に関連する部分構造を表示することである。
本発明の要旨は、特許請求の範囲に具体的に且つ明確に
記載してあるが、本発明自体の構成、作用、並びにその
他の目的及び利点は、以下図面について説明するところ
から更によく理解されよう。
実施例 第1A図は3次元の物体の結合具合の決定に伴う1つの問
題を示している。具体的に言うと、第1A図には物体Bが
示されている。参照符号Bに示すような物体の磁気共鳴
作像又は計算機式軸断層写真解析では、図面に平面P1
びP2で示す一連の平行なスライスからデータを収集する
のが典型的である。平面P1では、領域R1及びR2が存在し
ていることがわかる。更に、平面P1からのデータのみを
見ると、領域R1及びR2は切り離されており、同じ3次元
物体に関連するデータ要素を含んでいないということが
結論されよう。この場合、2次元領域における結合具合
の判定は比較的簡単であることがわかる。例えば、結合
性を決定する方法は、フォーリイ及びバン・ダムの著書
「対話型コンピュータ・グラフィックス」第446頁〜第4
50頁に例示されている。例えば、これは任意の所定のデ
ータ・スライスに関連するデータ要素の矩形配列の単純
なラスタ走査を用いて行うことができる。実際に、本発
明の方法は、各々の平面における結合性を決定するため
に用いることができる(第9図を参照)。
第1B図は第1A図に示す物体Bの2つの平面状スライスの
平面図である。特に、スライス又は平面P1が、平面P1
で互いに結合されていない領域R1及びR2を含んでいるこ
とがわかる。同様に、スライスP2が領域R3を含んでいる
ことがわかる。領域R1及びR3の重なりと、領域R2及びR3
との重なりから、領域R1が領域R3に結合されており、領
域R2が領域R3に結合されていることがわかる。従って、
3次元空間では、領域R1と領域R2とが結合されていると
演繹することができる。CRTスクリーンに表示するため
には、互いに結合されているすべてのデータ点、即ち単
一の部分構造(サブ・ストラクチャ)を構成している
か、又は医学的な場合には、器官、骨又は血管のような
1つの解剖学的な特徴を構成しているすべてのデータ点
を決定できることが重要である。
結合性は実際には、同値関係と数学的に呼ばれるよう
な、平面状領域の間の関係であることがわかる。即ち、
平凡なことであるが、各領域が自身に結合されているこ
とは事実である。同様に、第1の領域が第2の領域に結
合されているならば、第2の領域が第1の領域に結合さ
れていることも事実である。最後に、第1の領域が第2
の領域に結合されていると共に、第2の領域が第3の領
域に結合されているならば、第1の領域が第3の領域に
結合されていることもわかる。この同値関係のうち、後
で述べた一面が移行性と呼ばれるものである。これは、
作像される物体内の部分構造に関連した物理的な性質に
よって決定される集合にデータ点(容積要素)を仕切る
ことができるようにするものであるので、結合性の重要
な一面である。
第1A図及び第1B図は、サンプルの物体B、並びに断層写
真像スライスP1及びP2を単に見取図式に表したものに過
ぎないことに注意されたい。磁気共鳴作像装置及びCAT
走査型装置からの実際の出力は、物体全体にわたって規
則的に相隔たっている格子位置におけるデータ点に関連
した少なくとも1つの物理的な性質の値を表す信号パタ
ーンの3次元配列である。第1A図の像平面P1及びP2の間
の間隔は、典型的に見られる間隔よりも幾分大きいこと
にも注意されたい。それでも、この図は、一連の2次元
スライスから3次元の結合性を決定するという問題を表
す点で、非常に関連性が強い。第1A図及び第1B図は、1
つの物体が存在している場合しか示していないことにも
注意されたい。しかしながら、更に一般的な状況では、
物体Bは、一層大きな物体内に含まれている幾何学的に
集合(クラスタ化)したいくつかの部分構造のうちの1
つに過ぎない。この一層大きい物体が、医療用作像の場
合は、患者の人体である。
前に述べたように、磁気共鳴システム及びCAT走査シス
テムからの出力信号は、典型的には一連の平面状スライ
スに構成された測定値の3次元配列を含んでいることが
典型的である。オペレータは、特定の組織の種類に関連
する値の範囲又は閾値を選択することを許容されている
のが典型的である。こうして、作像システムによって発
生された数の配列を2進数の配列に変換することができ
る。第2A図及び第2B図に示す場合、2進数“1"を用い
て、測定された物理的な性質がオペレータによって選択
された範囲内に入るような物体内の格子位置を表す。こ
のような2進データの典型的な配置が、第2A図及び第2B
図に示されている。
前に述べたように、この2進データから成る各スライス
を、それぞれについて他のスライスとは独立に解析し
て、(同じ平面内の他の領域に)結合されているその平
面内の領域を決定することができる。平面状結合性の決
定については前に説明したが、後で第9図について更に
説明する。具体的に言うと、平面内で識別される各々の
領域に区別するための指標を割り当てることは、比較的
容易であることがわかる。特に第3A図が、第2A図に示す
データに対してこの種の解析を実施した結果を示してい
る。この結果、区別用の指標が平面内の結合されていな
い領域に割り当てられている指標の配列が、発生される
ことがわかる。更に具体的に言うと、指標“A"が縁又は
背景の領域に割り当てられており、指標“B"及び“C"が
図示のように内部の領域に割り当てられていることがわ
かる。第3A図は大まかに言えば、第1B図に示す平面P1
対応している。機械からの生の測定データを解析して、
平面状の結合性を決定することができることにも注意さ
れたい。この結果得られるラベルが第3B図に示されてい
る。前と同じように、第3B図は大まかに言えば、第1B図
の平面P2に対応している。この対応関係において、領域
R1が“B"とラベルが付けられており、領域R2が“C"とラ
ベルが付けられており、領域R3が“E"とラベルが付けら
れていることがわかる。領域Bと領域Cとは、第3A図で
は結合されていないが、領域Eと共に、(勿論、スライ
スが隣接していると仮定して)一層大きな3次元構造の
一部を一緒に形成している場合である。
本発明は、一連の隣接する平面内に存在している2次元
領域の結合性を判定して、物体内に含まれている別個の
3次元部分構造に対応している2次元領域を決定するシ
ステム及び方法を対象とする。更に一般的に言えば、本
発明は、1組のラベルを付けた物体内にある関連する物
体の対(ペア)の並び(リスト)から、ラベルを付けた
物体の同種類を決定する方法をも対象とする。
次に特に作像の場合この手順の詳しい例を説明する。こ
のため、4つの隣接するスライス(スライス1〜スライ
ス4)の順序を示す第4A図を参照する。各々のスライス
は背景の領域(スライス1〜スライス4に対して、それ
ぞれ領域A、D、G及びI)を含んでいる。スライス1
は更に領域B及びCを含んでことがわかる。スライス2
は領域E及びFをも含んでいることがわかる。スライス
3は1つの領域Hをも含んでいることがわかる。スライ
ス4は領域J及びKをも含んでいることがわかる。第4A
図は、第4B図に示すような物体から得られるスライス情
報を例示している。
本発明の1つの目的は、ある順序の隣接表(テーブ
ル)、又はそれと同等のことであるが、結合されている
2次元領域の対の並びを作成することである。例えば、
断層写真データのn個のスライスがあれば、(n−1)
個の隣接表が作成される。各々の隣接表は、第1の平面
状スライスに見られる別々の領域の数に等しい数の列
と、次の隣接スライスに見られる領域の数に等しい数の
列とを有している。例えば、第4C図に示す第1の隣接表
は、列A、B及びCと、行D、E及びFとを含んでい
る。A、D、G及びIのような背景領域は特に関連がな
いので、表内のこれらの要素に対応する項目は除かれる
か、又は無視するとマークすることができる。しかしな
がら、スライス1及び2を目で見れば、領域Bが領域E
に結合されていること、及び領域Cが領域Fに結合され
ていることがわかる。更に、領域Cと領域Eとは結合さ
れておらず、同様に領域Bと領域Fとも(少なくとも隣
接したスライスでは)結合されないことがわかる。従っ
て、これらの項目に対する隣接表は、第4C図(第1の
表)に示すようにマークする。スライス1及びスライス
2の領域の間の結合性は、単に第4A図に平面を見れば、
人間が目で見た所から容易にわかるが、本発明の方法を
実施する実際の装置において、これをどのように行うこ
とができるかを指摘しておくことが望ましい。これは容
易にできる。特に、例えばスライスのラスタ走査を行う
際、異なる領域に出会うときに、隣接平面(今の場合は
スライス2)の対応するセル位置のラベルを調べる。例
えば領域Bと領域Eとの間に特定された数の符合があれ
ば、第1の隣接表の対応する位置にXをマークする。両
方のスライスを走査し、指標を比較することによって、
隣り合ったスライスの間で結合されている画素の数を測
定する。閾値の数を設定して、スライスが結合されてい
るかどうかを決定する。重なりが閾値の数よりも小さい
ような2つの領域は、結合されていると見なさない。領
域Bにある格子位置のすべての検査において、スライス
2の対応するデータ要素の検査によって、領域Fが隣接
しているという表示が決して得られないことがわかる。
従って、この種の解析から、隣接表が完成する。特に、
隣接表の完成により、領域Eが領域Hに結合されてお
り、領域Fも領域Hに結合されているという表示が得ら
れる。検査される最後のスライスの対では、領域Hがス
ライス4の領域J及び領域Kに結合されていることがわ
かる。第4C図の隣接表には、対応する項目が示されてい
る。このシステムの利用者は、隣り合ったスライスにあ
る領域が結合されているというラベルを付けるために、
それら隣り合ったスライスにある領域の間に十分な重な
りがあるかどうかを判定するために検査される物体に対
して適切な重なりの閾値を自由に選択することができる
ことに注意されたい。これまでの説明は、この方法が最
初にわかり易いように、隣接表を作成することについて
述べたが、上に述べたスライス間の結合性決定方法が、
領域の対の並びを発生するものと考えることも適切であ
ることに注意されたい。従って、わかり易いように、以
下の説明は結合されている領域の対の並びについて述べ
る。各々の場合、並び内の順序を定められた対の要素
は、隣り合ったスライスからの領域で構成されている。
物体内のすべての部分構造の結合性を決定するのは、こ
の対の並びからである。この結合性を決定する特定の方
法を次に説明する。しかしながら、第4A図の具体例につ
いて言うと、セル位置の最終的なラベレ付けは、領域
A、D、G及びIに“0"の類ラベル又は指標が割り当て
られ、領域B、C、E、F、H、J及びKが(これらす
べて実際に結合されているので、)類指標“1"で典型的
に示される1つの類に割り当てられるものであることが
わかる。更に一般的に言うと、物体内の多数の部分構造
には、1、2及び3等のような相異なる類指標がラベル
として付けられる。
本発明の重要な面が第5A図〜第5D図に例示されている。
特に第5A図は、第4C図の1組の隣接表に対して実行する
ことができる特定の1つの解析を例示している。具体的
に言うと、これらの表から次に挙げる対(ペア)の並び
(リスト)、即ち(B,E)、(C,F)、(E,H)、(F,
H)、(H,J)、及び(H,K)が得られることがわかる。
更に、ここに示す4つのスライス内には、独立の形で別
々に同定された11個の領域A〜領域Kがあることがわか
る。従って、汎用ディジタル計算機に見られるような11
個の記憶位置を空けておく又は用意する。これらの記憶
位置の各々を用いて、特定の1つの領域ラベルを記憶す
る。本発明では、領域ラベルは、順序付けられた指標で
構成すべきである。後で説明するように、結合されてい
る領域に関連するラベルを記憶する記憶位置にアクセス
するために、これらの指標が用いられるからである。今
の例では、11セル・メモリを用意し、11個の記憶位置の
各々には、見つかった1つの領域に対応する初期順序指
標又はラベルを付与する。この場合、「初期ラベル」と
記した行は、11個の記憶位置の各々1つの初期の内容の
表示である。次に、対の並びを用いて、種々の記憶位置
の内容を切り換える。対の並びには6つの対があるの
で、6回までの切り換え動作が行われる。これらが第5A
図に示されている。例えば、第1の切り換え動作では、
(B,E)が対の並びの第1項であるから、ラベルBとラ
ベルEとが切り換えられる、又は置換される。次にラベ
ルCとラベルFとが切り換えられる。その次にラベルE
とラベルHとが切り換えられる。ここで、ラベルEは既
に切り換えられているが、それでもメモリの位置8に記
憶されるように今回切り換えられる。同様に、このとき
ラベルHが位置2に記憶される。同様に、ラベルFとラ
ベルHとが切り換えられ、ラベルHとラベルJとが切り
換えられ、ラベルHとラベルKとが切り換えられる。そ
の結果、メモリの位置1〜位置11には、A、F、J、
D、B、C、G、E、I、K及びHという順序のラベル
がそれぞれ記憶される。これが第5A図に示されている。
第5A図は、位置を切り換える前に行われる試験をも示し
ている。これからわかるように、第4A図の例では、試験
を毎回通過する。この試験は本質的には、現在用いてい
る並び内の特定の対によって表される領域が既に結合さ
れていると表示されかどうかを決定することである。例
えば、ラベルHとラベルJとを切り換えることになった
とき、ラベルHとラベルJとが既に結合されているかど
うかを決定する試験をしなければならない。しかしなが
ら、記憶位置3にあるラベルHは、このラベルHの位置
にあった初期ラベルCに対応するラベルCを指し、記憶
位置6にあるラベルCは、このラベルCの位置にあった
初期ラベルFに対応するラベルFを指し、ラベルFは、
このラベルFの位置2にあった初期ラベルBに対応する
ラベルBを指し、ラベルBは、このラベルBの位置5に
あった初期ラベルEに対応するラベルEを指し、そして
ラベルEは、このラベルEの位置8の位置にあった初期
ラベルHに対応するラベルHを再び指すことがわかる。
こうして、出発の領域Hに戻る完全なサイクルを通過し
ている。しかしながら、このサイクル内で通った領域は
領域Jを含んでいないことがわかる。従って、領域Jが
領域Hに既に結合されていないことがわかる。こうし
て、これらの領域の結合が、この図に示すようにラベル
HとラベルJとを切り換えることによって適切に行われ
る。これは、領域Jをサイクル内で領域Hと領域Cとの
間に実効的に挿入することである。このようなサイクル
試験は、毎回の切り換え動作の前に行うべきである。サ
イクル内にラベルJが発生することによって示されるよ
うに、ラベルHがラベルJに既に結合されているとわか
った場合には、切り換えは行われず、処理は対の並びの
次の項へ移る。この状況が第5C図に更に具体的に示され
ている。
次に、切り換えられなかったすべてのラベルを決定する
ために、記憶位置の解析を行う。このようなラベルは本
質的に背景領域に対応していることがわかる。従って、
これらの領域には類指標、今の場合は0を割り当てる。
このため、メモリの位置1、4、7及び9が0に設定さ
れることがわかる。これは背景領域A、D、G及びIに
対応している。これらは実際に第4A図のスライス1〜ス
ライス4の背景領域であることがわかる。
次に本発明の非常に重要な一面を実行する。やはり“0"
でない最初のラベルを求めて、メモリを走査する。特
に、位置2がラベルFを含んでいることがわかる。この
ラベルは、「初期ラベル」と記された第5図の行に関連
して用いられる。特に、「(H,K)切り換え」と記した
行の下の行にあるラベルFは、このときにラベルB(第
5A図の「初期ラベル」と記した行を参照されたい)を指
すことがわかる。同様に、このときにラベルBは、この
ラベルBの位置5にあった初期ラベルEに対応するラベ
ルEを指す。同様に、最初は位置5にあったラベルEは
このときに、このラベルEの位置8にあった初期ラベル
Hに対応するラベルHを指す。同様に、最初は位置8に
あったラベルHはこのときに、このラベルHの位置11に
あった初期ラベルKに対応するラベルKを指す。最初は
位置11にあったラベルKはこのときに、このラベルKの
位置10にあった初期ラベルJに対応した位置3にあるラ
ベルJを指す。最初は位置10にあったラベルJはこのと
きに、このラベルJの位置3にあった初期ラベルCに対
応するラベルCを指す。最後に、最初は位置3にあった
ラベルCはこのときに、このラベルCの位置6にあった
初期ラベルFに対応するラベルFを指す。このため、こ
の順序を用いて、同値ラベル領域のサイクルを発生す
る。特に、既に検索したラベルに戻ったときに、サイク
ルが終わる。この特定の例では、次のようなサイクル、
即ちF、B、E、H、K、J、C、Fとなる。これも第
5A図に示されている。
従って、ラベルを付けたすべての領域は、このときに結
合されていると決定される。従って、このような領域に
は次に利用し得る類指標が割り当てられる。この特定の
場合、“1"の類指標を用いる。これが第5A図の最後の行
に示されている。第4図の例で結合されていない部分構
造が存在すれば、それらの部分構造も表示されることに
注意されたい。特に、このような場合、この方法の次の
工程は、数値でないラベルを求めて記憶位置を走査し、
既に再生したラベルが再生されるまで、サイクルを発生
する前述の過程を繰り返す。後続のサイクル内にあるこ
のようなラベルが付けられた領域には、区別用の類の指
定が割り当てられる。ここで、本発明の方法を理解する
ために、英字及び数字ラベルを用いたが、この他のラベ
ル方式及びマーク方式を用いてもよいことに注意された
い。このラベル及びマーク方式は、容積要素の数、及び
予想される別々の平面状領域の数に基づいて選択するの
が一般的に最もよい。
第5図に示す方法は、3次元の物体に対する結合性の判
定を超えた分野にも一般的に適用し得ることが理解され
よう。特に、この方法は、1組のラベルが付けられた物
体内にある関連する物体の対の並びから、ラベルが付け
られた物体の同種類を決定することができることが理解
されよう。即ち、本発明は、関連を有する物体の対の並
びが与えられた場合に、1組の物体を同種類に仕切るこ
とができる。
第5B図は本発明の他の好ましい実施例を示す。第5A図の
例で処理したのと同じ対の並びが第5B図の例でも処理さ
れる。第5A図に示す方法では、対(B,E)は、ラベルB
及びEを含んでいる記憶位置を見つけ、これらの記憶位
置の内容を交換することを意味するものと解釈された。
しかしながら、本発明の好ましい実施例では、対の並び
からの要素によって特定されたレベルをメモリで探索す
ることが必要であるため、このような解釈ではない。し
かしながら、対の並びからの要素はメモリ・アドレスを
表すものと解釈することもできる。本発明の後者の実施
例では、(C,F)のような対の並びからの要素は、その
アドレスがFによって特定された記憶位置にあるCによ
って特定されたアドレスを有している記憶位置へ行き、
これらの2つの記憶位置の内容を切り換えることとして
解釈される。この実施例は、メモリの探索を必要としな
いという利点がある。しかしながら、結果は同じであ
る。後者の実施例が第5A図に示す対の並びに対して実行
された場合、対の並びの要素(E,H)に出会うまでは処
理に何の相違も出て来ない。この処理工程が第5B図の右
側の星印によって示されている。メモリの状態が異なる
のは、処理における時点である。簡単に言うと、第5A図
に示す方法では、対の並びを用いて、その内容に従って
記憶位置をアドレスしている。しかしながら、第5B図に
示す方法は、対の並びの要素を直接的なメモリ・アドレ
スとして利用しており、これはもっと便利であって、従
って、好ましい方法である。
前に述べたように、メモリ・セルの前述の切り換え又は
交換動作を行う前に、最初に、対の並びにある領域が既
に結合されているかどうかを決定することが必要であ
る。これは、対の1番目の領域から始めて、サイクルを
発生させることによって行われる。対の2番目の領域
が、1番目の領域が再び発生する前にサイクル内に出て
来れば、領域は結合されており、対の並びのこの要素に
対しては、処理を実行しない。簡単に言う、領域が既に
結合されていれば、交換はせず、対の並びに対の要素が
あれば、その要素を用いて処理が続けられる。このよう
な状況が第5C図の右側部分で星印の左側に示されてい
る。特にこの図では、領域Fと領域Hとが既に結合され
ており、交換が行われないことがわかる。第5C図で処理
される対の並びが、第5A図及び第5B図で処理される対の
並びとは異なることにも注意されたい。更に、第5C図で
実行される処理方法は、第5B図で実行されるのと同じ方
法であること、即ち、それが好ましい方法であることに
も注意されたい。
第5A図、第5B図及び第5C図に示す例は、本発明の概念を
一般的に例示するものであるが、これらの図面に示さな
かった一面は、複数の部分構造が存在するとわかった場
合である。このような状況が起こる例が、第5D図に示す
対の並び及びその結果行われる処理によって示されてい
る。第5B図及び第5C図の場合と同じく、処理が本発明の
好ましい実施例に従って実行される。特に、最初の処理
の後、メモリ内容は、次の通り、即ちA、F、G、D、
I、J、K、H、B、E、Cである。最初と同じレベル
を有している記憶位置には、“0"の背景の類の指定を付
与する。その後、0でない最初の位置から始めて、サイ
クルB、F、J、E、I、Bができることがかわる。前
と同じく、逐次的にメモリを参照していて、同じラベル
に戻ったときに、1サイクルができる。しかしながら、
今の状況では、各々のラベルが同じラベルに戻ったかど
うかを試験する必要はない。サイクルの初めの値と等価
の値に戻るメモリの参照を試験しさえすればよい。この
ようなことにより、試験が簡単になるために、処理が早
くなる。サイクル内の見い出された記憶位置には、次に
利用し得る類指標、今の場合は「数1」をラベルとす
る。この結果起こる状況が、第5D図の星印を付した行に
示されている。しかしながら、11個の記憶位置の中に
は、数字でない内容を有しているメモリ・ラベルが依然
としてあることがわかる。やはり、英字情報を有してい
る最初の記憶位置、今の場合はセルCから始めて、サイ
クルを試験する。この結果得られるサイクルはC、G、
K、Cである。従って、これらの文字を有しているすべ
てのセル位置は次に利用し得る類の指定又は指標、今の
場合は「数2」をラベルとする。この結果得られる並び
が第5D図の最も下に示されており、領域A〜領域Kの各
々1からの写像となり、この各々の領域を特定の部分構
造(又は背景)に属するものとして指定する。従って、
本発明の方式によって、多数の部分構造が用意に表示さ
れることがわかる。
第6図は本発明の方法を実施するシステムを示す。特
に、核磁気共鳴(NMR)又は計算機式軸断層写真(CAT)
システム10が、検査される物体内の平面状スライスの物
理的な性質の測定値を発生するように作用する。例え
ば、CAT X線システムの場合、平面状スライス内の種
々の位置における電子密度を表す信号の値の配列が発生
される。この動作が複数のスライスに対して実施され、
データが記憶手段12に記憶され、スライス番号で指定さ
れることが好ましい。記憶手段12は、磁気記憶媒質又は
ランダムアクセス・メモリで構成することができる。平
面選択手段14が個々の平面からのデータを選択するよう
に作用し、このデータは典型的には逐次的に、比較器20
に送られ、比較器20はコンソール18から閾値又は値の範
囲の情報を受け取る。この閾値又はその範囲は、所望の
書式の種類を選択するためにオペレータによって用いら
れる。しかしながら、比較器20は随意選択であって、事
前に2進形式に変換せず、個々の平面内の結合性の決定
及び領域のラベル付けを手段16によって実行することが
できる。しかしながら、一般的に比較器20は、第2A図及
び第2D図に示すようなデータの配列を発生する。結合性
決定及びラベル付け手段16は、このデータに作用して、
第3A図及び第3B図に示すようなラベルを付けた配列を発
生する。対の並びの処理を用いる本発明の方法は、1平
面内の結合性を決定するためにも用いることができる。
このことが第9図を説明するところで、後で例示されて
いる。
1つの平面内の結合している領域のラベルを付けた後、
前に述べたようにして、対として平面間の決定が手段22
によって下される。単純な重なりの決定は、隣りの平面
内の対応する要素を(謂わば)無視しながら、1つの平
面内のデータ・セルのラスタ走査で行うことができる。
この平面の間の結合性の決定の結果は、対の並びを発生
することであり、この並びが3次元結合性決定手段24に
供給される。手段24は本発明の重要な一面を含んでお
り、これは後で第7図について詳しく説明する。手段24
の出力は、手段16からの全部のもとの2次元領域を、3
次元の結合性の観点に従って各々の領域のラベルを付け
換えた類指標の並びに写像する並びを構成している。マ
スク発生手段26が、コンソール18から器官又は部分構造
選択命令を受け取る。この命令は単に、3次元で結合し
ている領域を選択するために用いられる1つ又は更に多
くの類指標を特定することである。従って、このために
は、マスク発生手段26は、平面状結合性決定手段16で発
生された情報を用いる。この代わりに、マスク発生手段
26は平面選択手段14からの生のデータを用いて、好まし
くは手段28に記憶するために、選択されて結合している
平面状領域と関連する生のデータ値を発生してもよい。
前に引用した米国特許出願に記載されているように、こ
のデータに行進キューブ又は分割キューブ処理システム
30を作用させることができる。その後、このような信号
が、2次元表示システムに実現的に3次元像を発生する
ため、表示処理手段32に供給される。
第7図は、3次元結合性決定手段24によって行われる方
法を更に詳しく示している。特に、この手段は1組のラ
ベル又は順序付けられた指標を発生し、それをメモリシ
ステム、典型的にはランダムアクセス・メモリの逐次的
な位置に記憶するように作用する。この動作が機能ブロ
ック24aで行われる。次に、この並びが手段24bの作用を
受けて、対を成す平面間の結合性決定手段22から供給さ
れる対の並びに従って、ラベルの並び内の位置を切り換
える。しかしながら、この切り換えは、前に述べたよう
に、領域が既に結合されているかどうかの最初の試験次
第である。この動作が前に述べた第5A図〜第5D図に示さ
れている。次に、手段24cが、並びのうち、切り換えら
れなかった位置にラベルを付けるように作用する。これ
は、背景領域(これは典型的には表示されない)に参照
数字“0"のようなマークを付けることに対応する。次
に、手段24dが、並びのうち、数値ラベルを有していな
い1番目の位置を見つけるように作用する。この位置
は、1番目の部分構造に関連するラベルに対応する。こ
のラベル又は順序付けられた指標を用いて、並び内の後
続のラベルをアクセスし、今度はこのラベルを用いて、
結合している領域の閉じたサイクルが判定されるときに
同じラベルが発生するまで、他のラベルをアクセスす
る。そのとき、このサイクル内のすべての要素には同じ
類指標が与えられる。例えば、1番目の場合、サイクル
内のすべてのラベル要素は、“1"という選定値が割り当
てられる。従って、これによってラベルが付けられたす
べての2次元領域から1組の類指標への写像が行われ、
この類指標が、3次元的に結合しているすべての領域を
集めるように作用する。この類指標にラベルを付ける動
作が、手段24eによって実行される。最後に、機能ブロ
ック24fで示すように、すべての同種類の並びが形成さ
れるまで、これらの動作が繰り返される。簡単に言え
ば、機能ブロック24からベクトル信号が得られ、これが
ラベルが付けられた各々の領域A、B、C、……等から
0、1、2、3、……等のような対応する類指標への写
像を行う。こうして、マスク発生手段26は、各々の2次
元領域に対して適切な類指標を割り当てることができ
る。このようなことを3次元物体の全体にわたって行え
ば、物体は相異なる部分構造に関連した容積要素に本質
的に仕切られることがわかる。以上の説明では、順序付
けられた指標が大文字の英字で表されており、類指標が
数値指標で説明されている。このような異なる指標を以
上の説明で用いたのは、簡単に便宜のために過ぎず、本
発明の概念に従った任意の適切なマークを用いることが
できることを承知されたい。類指標について言えば、そ
れらは区別することのみが重要である。典型的には、特
定の1つの類指標を用いて、背景の分野を指定する。種
々の平面状領域に割り当てられる順序付けられた指標に
ついて言うと、これらの指標が、それ自体をアドレスと
して又はアドレスに対するポインタとして用いることが
できるように、実際に順序付けられていることが重要で
あることに注意されたい。アドレスに対するポインタに
することは、領域に対する順序付けられた指標と、領域
の指定を収容するためにあけておいた記憶位置をアクセ
スするアドレスとの間の1対1の対応表を設定する場合
に、特に考えられることである。
本発明の方法を磁気共鳴作像データに適用し、3次元物
体の陰影付き2次元表示を発生するために用いた。本発
明の適用例が第8図に示されており、この図では、以上
に説明した結合性方法を用いて、人間の脳がその周囲の
構造から隔離されている。
本発明を実施するシステムは、普通のディジタル計算機
手段で構成されている。実際に、第6図に示す各々の機
能ブロックは(表示処理システム32の表示スクリーン自
体を別とすれば)、現在利用し得るディジタル計算機及
び現在利用し得るグラフィックス表示システムで容易に
実現することができる。従って本発明は、1つには、著
しく改善された3次元の像、特に身体の内部器官の像を
発生するような形で、ディジタル計算システムに作用す
る方法を提供するものであり、これは、多数の医学的な
用途で貴重な利点である。更に、本発明の方法及びシス
テムが実行速度の点でも特に改善になっていることに注
意されたい。これはグラフィックス表示システムの分野
では、一般的にクラフィックス動作には相当量の計算機
の処理時間が必要であるために、特に重要である。
本発明の方法は、特に、対の並びの処理に関しては、平
面状領域の結合性を決定するためにも用いることができ
ることを前に述べた。特に、本発明の方法及びシステム
を用いて、第6図の機能ブロック16の目的を遂行するこ
とができることがわかる。このことの例として、第9図
について説明する。第9図は領域R1及びR2を含んでいる
平面状領域のラスタ走査を示している。この平面を走査
するとき、1次元領域A、B及びCが区別される。同様
に、次の走査では、1次元領域D、E及びFが区別され
る。前と同じく、隣り合った走査にあるこれらの領域の
間の重なりが区別される。特に、図示の場合、1次元領
域Aは1次元領域Dに結合されており、1次元領域Bは
1次元領域Eに結合されており、1次元領域Cは1次元
領域Fに結合されていることがわかる。このため、前と
同じく、対の並びを発生させ、この対の並びから、完全
な3次元の場合について上に実行したのと同様に、結合
性を最終的に識別する。この方法が平面内の結合性の決
定にも作用することは、第9図の図を密実な物体の単な
る平面図と考えれば、容易に理解されよう。この場合、
第9図に示す走査線が、図面の平面に対して垂直なスラ
イス切断平面を用いて作成した平面状スライスを表す。
本発明の方法は3次元の別々の部分構造を分離するよう
に作用するので、図示の2次元の場合にも完全に作用す
ることがわかる。
以上の説明から、本発明のシステム及び方法は、医療診
断作像システムに重要な進歩をもたらしたことが理解さ
れよう。しかしながら、更に一般的に言えば、本発明の
システム及び方法は、殆んどあらゆる3次元物体内の構
造部分の決定に応用し得ることが理解されよう。本発明
のシステム及び方法が医者及び放射線技師に疾病、怪我
及び遺伝性奇形の処理に対して新しい道具(ツール)を
提供したことが理解されよう。更に、本発明のシステム
及び方法は、内部器官の表示のみに限られず、化学的及
び生理学的な過程に関連したデータ、特に磁気共鳴作像
システム及び種々の放出形放射線撮影システムによって
測定されたデータを表示するためにも用いることができ
ることが理解されよう。
本発明のある好ましい実施例を具体的に説明したが、当
業者であれば、この実施例に種々の改変及び変更を加え
ることができる。従って、特許請求の範囲は、本発明の
要旨の範囲内に含まれるこのようなすべての改変及び変
更を包括するものであることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1A図は特に一連の平面状スライスから考えたときに、
3次元の結合性の問題を示す斜視図である。 第1B図は第1A図に斜視図で示された2つのスライスの平
面図である。 第2A図はデータの閾値又は範囲を定めた後に1つのスラ
イス内に見い出された領域を示す2進配列の図である。 第2B図は隣りのスライスを例示する第2A図と同様な図で
ある。 第3A図はスライス内の結合している領域に1組の順序付
けられた指標、特に大文字の英字を指標として付した他
は第2A図と同様なデータの配列を示す図である。 第3B図は隣りのスライス、即ち第2B図に示すスライスを
表す他は、第3A図と同様な図である。 第4A図は領域A〜領域Kにラベルを付けた一連のスライ
スを示す図である。 第4B図は第4A図にその断面が示されている物体の斜視図
である。 第4C図は第4A図に示すスライスの平面間結合性に対応す
る1組の隣接表である。 第5A図は本発明に従って切り換え及びサイクルの決定を
行う方法の一実施例を示す図である。 第5B図は本発明の好ましい実施例に従って切り換え及び
サイクルの決定を行う方法の他の実施例を示す図であ
る。 第5C図は本発明の好ましい実施例を示す図であって、特
に、対の並び内の1つの要素が既に結合した領域を指し
ているために、切り換え動作が行われない場合を示す図
である。 第5D図は本発明の一実施例の図であって、特に2つの別
々の結合していない構造が区別される場合を示す図であ
る。 第6図は本発明の方法を実施する装置のブロック図であ
る。 第7図は本発明による3次元結合性の判定を更に詳しく
示すブロック図である。 第8図は本発明の結合性システム及び判断基準を用いて
得られる計算機スクリーンの写真である。 第9図は平面状領域内の2次元の結合を決定するために
本発明の方法の一部を用いる場合を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体内の結合された部分構造を3次元で決
    定する方法であって、 (a) 少なくとも1つの物理的な性質の値を表してお
    り、前記物体内の部分構造に関連していると共に、前記
    物体内の規則的に相隔たった格子位置にある3次元信号
    パターンをメモリ手段に記憶する工程と、 (b) 前記メモリ手段から、前記物体を通るスライス
    に関連している信号パターンの値を選択する工程と、 (c) 各々のスライス内の2次元部分構造の結合性を
    他のスライスにおける結合性とは無関係に決定する工程
    であって、前記2次元部分構造の結合性は、別個の平面
    状部分構造に関連して順序付けられた指標により表され
    ている、工程と、 (d) 隣り合ったスライスの間の2次元部分構造の結
    合性を決定する工程であって、前記結合性は、結合され
    た部分構造の対の並びに示されている、工程と、 (e) 前記対の並びに従って前記順序付けられた指標
    の並びをメモリ手段内で置換する工程であって、該置換
    は、結合されていると既に表示されていない対に対して
    のみ実行される、工程と、 (f) 置換された前記並びから、結合されている2次
    元部分構造を決定する工程とを備えた物体内の結合され
    た部分構造を3次元で決定する方法。
  2. 【請求項2】1組の物体内にある関連する物体の対の並
    びから、同種類のラベル付けされた物体を決定する方法
    であって、 (a) 前記物体の対の並びにおいて特定されたレベル
    と1対1の対応を有する1組の順序付けられた指標を、
    逐次的にアクセス可能なメモリの記憶位置に記憶する工
    程と、 (b) 前記対の並びから逐次的に選択されたラベルに
    対応している順序付けられた指標の対を、前記メモリの
    記憶位置において切り換える工程と、 (c) 前記切り換える工程の前に存在していたのと同
    じ順序付けられた指標を含んでいる前記メモリの記憶位
    置に第1の類指標をマークする工程と、 (d) 類指標でマークされていない順序付けられた指
    標を前記メモリからアクセスする工程と、 (e) 前記マークされていない順序付けられた指標か
    ら1組の関連する指標を決定する工程と、 (f) 前記1組の関連する指標に対応している前記メ
    モリの記憶位置に次の類に対応している指標をマークす
    る工程とを備えた同種類のラベル付けされた物体を決定
    する方法。
  3. 【請求項3】前記記憶位置の各々が類指標でマークされ
    るまで、前記アクセスする工程(d)と、前記決定する
    工程(e)と、前記マークする工程(f)とを繰り返す
    工程(g)を更に含んでいる特許請求の範囲第2項に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】前記1組の関連する指標を決定する工程
    (e)は、 (e1) 次の記憶位置にある順序付けられた指標により
    特定された該次の記憶位置のアドレスを決定するため
    に、前記順序付けられた指標により特定された記憶位置
    をアクセスする工程と、 (e2) 前記次の記憶位置のアドレスを用いて、記憶位
    置をアクセスする工程と、 (e3) 求められ順序付けられた指標が前に求められた
    順序付けられた指標と同じになるまで、これまでの工程
    を繰り返す工程とを含んでいる特許請求の範囲第2項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】物体内の結合された部分構造を3次元で決
    定する装置であって、 少なくとも1つの物理的な性質の値を表しており、前記
    物体内の部分構造に関連していると共に、前記物体内の
    規則的に相隔たった格子位置にある3次元信号パターン
    をメモリ手段に記憶する手段(10、12)と、 前記メモリ手段から、前記物体を通るスライスに関連し
    ている信号パターンの値を選択する手段(14)と、 各々のスライス内の2次元部分構造の結合性を他のスラ
    イスにおける結合性とは無関係に決定する工程であっ
    て、前記2次元部分構造の結合性は、別個の平面状部分
    構造に関連して順序付けられた指標により表されてい
    る、決定する手段(16、18、20)と、 隣り合ったスライスの間の2次元部分構造の結合性を決
    定する手段であって、前記結合性は、結合された部分構
    造の対の並びに示されている、決定する手段(22)と、 前記対の並びに従って前記順序付けられた指標の並びを
    メモリ手段内で置換する手段であって、該置換は、結合
    されていると既に表示されていない対に対してのみ実行
    される、置換する手段(24)と、 置換された前記並びから、結合されている2次元部分構
    造を決定する手段(26)とを備えた物体内の結合された
    部分構造を3次元で決定する装置。
  6. 【請求項6】1組の物体内にある関連する物体の対の並
    びから、同種類のラベル付けされた物体を決定する装置
    であって、 前記物体の対の並びにおいて特定されたレベルと1対1
    の対応を有する1組の順序付けられた指標を、逐次的に
    アクセス可能なメモリの記憶位置に記憶する手段(24
    a)と、 前記対の並びから逐次的に選択されたラベルに対応して
    いる順序付けられた指標の対を、前記メモリの記憶位置
    において切り換える手段(24b)と、 前記切り換えの前に存在していたのと同じ順序付けられ
    た指標を含んでいる前記メモリの記憶位置に第1の類指
    標をマークする手段(24c)と、 類指標でマークされていない順序付けられた指標を前記
    メモリからアクセスする手段(24d)と、 前記マークされていない順序付けられた指標から1組の
    関連する指標を決定する手段(24e)と、 前記1組の関連する指標に対応している前記メモリの記
    憶位置に次の類に対応している指標をマークする手段
    (24f)とを備えた同種類のラベル付けされた物体を決
    定する装置。
JP62226772A 1986-09-15 1987-09-11 物体内の結合された部分構造を決定する方法及び装置、並びに同種類のラベル付けされた物体を決定する方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0695343B2 (ja)

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