JPH0693234B2 - 相互接続試験方式 - Google Patents

相互接続試験方式

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JPH0693234B2
JPH0693234B2 JP4222483A JP22248392A JPH0693234B2 JP H0693234 B2 JPH0693234 B2 JP H0693234B2 JP 4222483 A JP4222483 A JP 4222483A JP 22248392 A JP22248392 A JP 22248392A JP H0693234 B2 JPH0693234 B2 JP H0693234B2
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直宣 岡崎
正孝 太田
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株式会社高度通信システム研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信システムのレイヤ
ドモデルに基づくプロトコル製品を実装したn個の相互
接続された情報通信端末における相互接続試験方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】文献「ISO:“OSI conformance t
esting methodology and framework”,ISO 9646(19
89).」に示されるように、従来の通信システムの動作試
験を行うシステムに関する試験方式では、単一の通信シ
ステムの動作試験しかできず、複数の相互接続された通
信システムの動作試験は人手で行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、試験のコス
トがかかり、また人手をたよることから試験の信頼性に
も問題がある等の欠点があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、上記した従来技術の欠点である試験コストの増大や
試験の信頼性の問題をなくし、信頼性の高い試験を効率
的に行うことができる相互接続された複数の通信システ
ムの動作試験方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、通信システムのレイヤドモデルの第N層
(以下(N)という)を実装するn個の相互接続された
情報通信端末における(N)プロトコル実装の相互接続
試験において、状態と状態間の遷移情報として与えられ
た仕様より、n個の端末毎に、発生する入力イベントを
横軸とし状態識別番号を縦軸とし出力するイベント及び
遷移先の状態識別番号からなる遷移情報を各欄に記述す
る形式としたn個の各端末用状態遷移表に展開する手段
と、各端末用状態遷移表の各状態における遷移情報よ
り、発生する入力イベントを横軸としn個の端末の状態
識別番号の組及び各端末間のチャネルの状態の組からな
る合成状態識別番号を縦軸とし出力するイベント及び遷
移先の合成状態識別番号からなる遷移情報を各欄に記述
する形式としたn個の端末に関する合成状態遷移表に展
開する手段と、合成状態遷移表における全ての合成状態
に関する遷移情報に基づき、n個の端末毎に並列に動作
可能な部分を示す情報を表す形式とした試験スイートの
生成を行う手段と、試験スイートの並列に動作可能な部
分を示す情報に基づき、並列な動作を含む試験を実行す
る手段とを具備することにより、n個の端末の状態を合
成し、それからn個の端末毎に並列な動作可能な部分を
示す情報を表す形式としたシステム全体としての試験ス
イートを生成し、並列な動作を含む試験を実行すること
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は、(N)を実装するn個の相互接続さ
れた情報通信端末における(N)プロトコル実装の相互
接続試験において、n個の有限状態機械として記述され
た仕様記述から、n個の各端末用状態遷移表に展開し、
合成状態遷移表に展開し、n個の端末毎に並列に動作可
能な部分を示す情報を表す形式とした試験スイートを生
成し、並列な動作を含む試験を実行することにより、相
互接続試験の自動化及び効率化と信頼性の高い試験を可
能とするものである。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0008】図1は本発明を実施するためのシステムの
構成を例示するブロック図で、図中の1は試験スイート
生成装置、2は相互接続試験装置、31〜3nは試験対
象の端末1〜nである。
【0009】図2は図1の試験スイート生成装置1の詳
細なシステムの構成を例示するブロック図で、図中の1
1はキーボードなどの入力装置、12はプリンタ等の出
力装置、13は記憶装置、14は中央処理装置(CP
U)である。
【0010】図3は図1の相互接続試験装置2の詳細な
システムの構成を例示するブロック図で図中の21はテ
ストセンタ、221〜22nは試験対象の端末31〜3
nに対応するテスタ1〜n、23はネットワークであ
る。図4は図2のシステムにおける試験スイートの生成
の処理手順を示す説明図である。
【0011】図5は図3のシステムにおけるテストセン
タ21の詳細なシステムの構成を例示するブロック図
で、図中の211は中央処理装置(CPU)、212は
通信制御装置、213は記憶装置、214は入力装置、
215は出力装置である。
【0012】図6は図3のシステムにおけるテスタ22
1の詳細なシステムの構成を例示するブロック図で、図
中の2211は中央処理装置(CPU)、2212は通
信制御装置、2213は記憶装置である。図7は本発明
による相互接続試験方式の一実施例の処理手順の一部の
詳細を示す流れ図である。図8は本発明による相互接続
試験方式の一実施例の処置手順の一部の詳細を説明する
ための図で、試験スイートの構成図である。図1を用い
て本発明における相互接続試験方式の処理手順につき説
明すれば、 (1) まず試験者により状態と状態間の遷移情報とし
て与えられた仕様を試験スイート生成装置1に入力し、
試験スイートを生成する。
【0013】(2) 次に、上記の(1)により得られ
た試験スイートに基づき相互接続試験装置2により試験
対象である端末31〜3nに対して入力試験イベントを
与え、端末31〜3nによる出力試験イベントを観測
し、結果を試験ログとして出力する。ようにした相互接
続試験方式により達成される。さらに図4を用いて図2
のシステムにおける上記(1)の詳細な処理手順につき
説明すれば、 (1−1) まず試験者により状態と状態間の遷移情報
として与えられた仕様を入力装置11により投入する
(作成)。
【0014】(1−2) ついで、中央処理装置14中
のローダが入力装置11を介してこの情報を受け取る
(読み込み)と、n個の端末毎に、発生する入力イベン
トを横軸とし状態識別番号を縦軸とし出力するイベント
及び遷移先の状態識別番号からなる遷移情報を各欄に記
述する形式としたn個の各端末用状態遷移表を記憶装置
13内に展開する(展開1)。
【0015】(1−3) 中央処理装置14中の合成状
態遷移表ジェネレータは発生する入力イベントを横軸と
しn個の端末の状態識別番号の組及び各端末間のチャネ
ルの状態の組からなる合成状態識別番号を縦軸とし出力
するイベント及び遷移先の合成状態識別番号からなる遷
移情報を各欄に記述する形式とした合成状態遷移表を記
憶装置13内に展開し(展開2)、n個の各端末の初期
状態を表す状態識別番号の組及び各端末間のチャネルの
空状態の組からなる初期合成状態に対応する情報を上記
合成状態遷移表に格納する。
【0016】(1−4) 中央処理装置14中の合成状
態遷移表ジェネレータは記憶装置13内に展開保持され
た合成状態遷移表から任意の合成状態に関する情報を得
て(合成状態情報)、この情報に基づき、記憶装置13
内に展開保持された各端末用状態遷移表の対応する各状
態に関する情報を検索する(矢印1)。
【0017】(1−5) 中央処理装置14中の合成状
態遷移表ジェネレータは記憶装置13内に展開保持され
た各端末用状態遷移表の各状態における遷移情報を得て
(矢印2)、中央処理装置14中のルール制御部に対応
する合成状態遷移生成ルールの適用を指示する(ルール
適用指示)。
【0018】(1−6) 中央処理装置14中のルール
制御部は中央処理装置14中の合成状態遷移表ジェネレ
ータからの指示に基づき、対応する合成状態遷移生成ル
ールの適用を行い、その結果生成される合成状態遷移の
情報を中央処理装置14中の合成状態遷移表ジェネレー
タに渡す(ルール適用結果)。
【0019】(1−7) 中央処理装置14中の合成状
態遷移表ジェネレータは中央処理装置14中のルール制
御部から渡された合成状態遷移の情報に基づき、記憶装
置13内に展開保持された合成状態遷移表に対応する遷
移情報を追加する。
【0020】(1−8) 中央処理装置14中の合成状
態遷移表ジェネレータは上記の(1−4)〜(1−7)
までの処理を新たな合成状態遷移が生成されなくなるま
で繰り返し行う。
【0021】(1−9) 中央処理装置14中の試験ス
イートジェネレータは記憶装置13内に展開保持された
合成状態遷移表から全ての合成状態に関する遷移情報を
得て(合成状態遷移情報)、この情報に基づき、n個の
端末毎に並列に動作可能な部分を示す情報を表す形式と
した試験スイートの生成(生成)を行う。
【0022】以上のうち(1−9)の処理について図7
及び図8を用いてさらに詳細に述べれば、まず処理P1
において合成状態遷移表に格納されている全ての合成状
態に関する遷移情報に基づき、全ての合成状態に関する
遷移を未処理遷移として登録し、空の系列を試験スイー
トとして登録する。
【0023】次に、判断C1において未処理遷移が存在
するかどうかを判定し、存在しなければ処理を終了す
る。判断C1において未処理遷移が存在するならば、次
に処理P2において未処理遷移より遷移を選択し、未処
理遷移よりその遷移を削除する。さらに、並列に動作可
能な部分の始まりを表す符号「Begin Paral
lel」を試験スイートに加え、選択された遷移の現在
システム状態に対応する状態にn個の端末装置、端末1
〜端末nを遷移させる系列EVENT(1,1)…EV
ENT(1,k1 )〜EVENT(n,1)…EVEN
T(n,kn)を試験スイートに加え、並列に動作可能
な部分の終わりを表す符号「End Paralle
l」を試験スイートに加え、同じく選択された遷移に対
応する入力試験イベントEVENT(i,j)を試験ス
イートに加え、並列に動作可能な部分の始まりを表す符
号「Begin Parallel」を試験スイートに
加え、同じく選択された遷移の遷移先システムに対応す
る状態にn個の端末装置、端末1〜端末nが遷移したこ
とを確認する系列EVENT(1,k1 +1)…EVE
NT(1,m1 )〜EVENT(n,kn+1)…EV
ENT(n,mn)を試験スイートに加え、並列に動作
可能な部分の終わりを表す符号「End Parall
el」を試験スイートに加え、判断C1以下を繰り返
す。ここで、EVENT(x,y)は端末xに対するy
番目の試験イベントを表す。さらに図5及び図6を用い
て図3のシステムにおける上記(2)の詳細な処理手順
につき説明すれば、 (2−1) まずテストセンタ21中の中央処理装置2
11が入力装置214を介して試験スイートの情報を受
け取り、記憶装置213内に展開する。
【0024】(2−2) 次に中央処理装置211が記
憶装置213内に保持された試験スイートの情報に基づ
き、並列に動作可能な部分の始まりを表す符号と並列に
動作可能な部分の終わりを表す符号の間であるかどうか
によって並列に動作可能な部分であるかどうかを判断
し、並列に動作可能な部分であればその部分の全ての入
力試験イベントを、また並列に動作可能な部分でなけれ
ば1つの入力試験イベントを通信制御装置212に送
る。
【0025】(2−3) 次に通信制御装置212は中
央処理装置211から送られた入力試験イベントをネッ
トワーク23を介してそれぞれの端末ごとにテスタ22
1〜22nに送る。
【0026】(2−4) 次にテスタ221中の通信制
御装置2212はネットワーク23を介して送られた入
力試験イベントをテスタ221中の中央処理装置221
1に送る。 (2−5) 次に中央処理装置2211は通信制御装置
2212より送られた入力試験イベントを記憶装置22
13内に展開する。
【0027】(2−6) 次に中央処理装置2211は
記憶装置2213内に保持された入力試験イベントの情
報に基づき入力試験イベントを端末31に対して与え、
出力試験イベントを観測する。 (2−7) 次に中央処理装置2211は観測された出
力試験イベントを記憶装置2213内に展開する。 (2−8) 次に中央処理装置2211は出力試験イベ
ントの情報に基づき出力試験イベントを通信制御装置2
212に送る。 (2−9) 次に通信制御装置2212は中央処理装置
2211より送られた出力試験イベントをネットワーク
23を介してテストセンタ21に送る。 (2−10) テスタ222〜22nに関してもテスタ
221における上記の(2−4)〜(2−9)と同様の
ことをこれと並行して行う。
【0028】(2−11) 次にテストセンタ21中の
通信制御装置212はネットワーク23を介して送られ
た出力試験イベントをテストセンタ21中の中央処理装
置211に送る。 (2−12) 次にテストセンタ12中の中央処理装置
211は通信制御装置212より送られた出力試験イベ
ントを記憶装置213内に展開する。 (2−13) 上記(2−2)〜(2−12)を試験ス
イートの全ての入力イベントに関して繰り返し行う。
【0029】(2−14) 次にテストセンタ21中の
中央処理装置211は記憶装置213内に保持された出
力試験イベントの情報を出力装置215を介して試験ロ
グとして出力する。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、直接
試験を行うことが不可能なn個の有限状態機械として記
述された仕様記述をもとにしてn個の相互接続された情
報通信端末における(N)プロトコル実装のn個の情報
通信端末の状態確認を行う。n個の端末毎に並列に動作
可能な部分を示す情報を表す形式とした試験スイートを
生成し、並列な動作を含む試験を実行する形式とするこ
とで、相互接続試験の自動化及び効率化と信頼性の高い
試験が可能であるという利点がある。
【0031】また、状態遷移表による方式なので、試験
対象のプロトコルが変更になっても状態遷移表の内容を
変えれば試験装置の変更は不要であり、試験装置の汎用
化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのシステムの構成を例示
するブロック図である。
【図2】図1の試験スイート生成装置の詳細なシステム
の構成を例示するブロック図である。
【図3】図1の相互接続試験装置の詳細なシステムの構
成を例示するブロック図である。
【図4】図2のシステムにおける試験スイートの生成の
処理手順の一例を示す説明図である。
【図5】図3のシステムにおけるテストセンタの詳細な
システムの構成を例示するブロック図である。
【図6】図3のシステムにおけるテスタの詳細なシステ
ムの構成を例示するブロック図である。
【図7】本発明による相互接続試験方式の一実施例の処
理手順の一部の詳細を示す流れ図である。
【図8】本発明による相互接続試験方式の一実施例の処
理手順の一部の詳細を説明するための図で、試験スイー
トの構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1…試験スイート生成装置、2…相互接続試験装置、3
1〜3n…試験対象の端末1〜n、11…入力装置、1
2…出力装置、13…記憶装置、14…中央処理装置、
21…テストセンタ、221〜22n…テスタ1〜n、
23…ネットワーク、211…中央処理装置、212…
通信制御装置、213…記憶装置、214…入力装置、
215…出力装置、2211…中央処理装置、2212
…通信制御装置、2213…記憶装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムのレイヤドモデルの第N層
    を実装するn個の相互接続された情報通信端末における
    レイヤドモデルの第N層プロトコル実装の相互接続試験
    において、 状態と状態間の遷移情報として与えられた仕様より、n
    個の端末毎に、発生する入力イベントを横軸とし状態識
    別番号を縦軸とし出力するイベント及び遷移先の状態識
    別番号からなる遷移情報を各欄に記述する形式としたn
    個の各端末用状態遷移表に展開する手段と、 各端末用状態遷移表の各状態における遷移情報より、発
    生する入力イベントを横軸としn個の端末の状態識別番
    号の組及び各端末間のチャネルの状態の組からなる合成
    状態識別番号を縦軸とし出力するイベント及び遷移先の
    合成状態識別番号からなる遷移情報を各欄に記述する形
    式としたn個の端末に関する合成状態遷移表に展開する
    手段と、 合成状態遷移表における全ての合成状態に関する遷移情
    報に基づき、n個の端末毎に並列に動作可能な部分を示
    す情報を表す形式とした試験スイートの生成を行う手段
    と、 試験スイートの並列に動作可能な部分を示す情報に基づ
    き、並列な動作を含む試験を実行する手段とを具備した
    ことを特徴とする相互接続試験方式。
JP4222483A 1992-08-21 1992-08-21 相互接続試験方式 Expired - Lifetime JPH0693234B2 (ja)

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US20060009159A1 (en) * 2004-07-09 2006-01-12 Leung Hung F Protocol layer analysis in mobile device testing
US20150324211A1 (en) * 2014-05-09 2015-11-12 Vanderbilt University Change planning system, change planning method, and change planning program
WO2017037914A1 (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 三菱電機株式会社 情報処理装置及び情報処理方法

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