JPH069313B2 - 金属ベース印刷配線板の製造方法 - Google Patents

金属ベース印刷配線板の製造方法

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JPH069313B2
JPH069313B2 JP9296489A JP9296489A JPH069313B2 JP H069313 B2 JPH069313 B2 JP H069313B2 JP 9296489 A JP9296489 A JP 9296489A JP 9296489 A JP9296489 A JP 9296489A JP H069313 B2 JPH069313 B2 JP H069313B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属ベース印刷配線板の製造方法に関するも
のである。
近年、金属ベース印刷配線板には、たとえば、電卓のよ
うに金属ケースと印刷配線板とを一体化したもの、印刷
配線板上にモータ等の重量物を載置する場合のように物
理的強度が必要なもの、モータまたはパワートランジス
タのように熱を発生する部品を載置する印刷配線板で、
基板に放熱板を兼ねさせたもの、あるいは金属ベースを
電波シールドとして使用するもの等があり、このような
金属ベース印刷配線板の用途は、増加する一方である。
また、電子機器の軽薄短小化が進み、狭い場所に印刷配
線板を設置する場合には、平板状の印刷配線板のままで
はなく、湾曲あるいは立体的にする必要が多くなってき
た。
〔従来の技術〕
第3図は従来例における金属ベース印刷配線板の説明図
である。
図において、10は金属ベース印刷配線板、11は金属
ベース印刷配線板10の配線回路となる銅箔で、鉄また
はアルミニウム等からなる金属ベース12上に、接着部
13によって接着されている。
そして、公知の印刷配線技術で金属ベース印刷配線板1
0を作る。このようにして作られた金属ベース印刷配線
板10を金型により成形して、たとえば、電卓等のケー
スまたは蓋にすることができる。
また、金属ベース印刷配線板10には、重量物たとえ
ば、モータ等を載置する場合、あるいは放熱板または電
波シールド板を兼用する場合がある。
このような場合には、金属ベース印刷配線板10に載置
する物の重量、あるいは放熱量を考慮して金属ベース1
2の厚さあるいは形状を決める。
次に、金属ベース印刷配線板10を成形する場合を説明
する。
第4図は従来例における金属ベース印刷配線板の成形説
明図である。
図において、符号10ないし13は前記第3図図示の従
来例と対応する。14はオス金型、15はメス金型、1
6は金属ベース印刷配線板10の伸張部、17は金属ベ
ース印刷配線板10の圧縮部を示す。
金属ベース印刷配線板10を電子機器の狭い場所に設置
する場合には、電子機器の構造あるいは形状に合わして
金属ベース印刷配線板10を成形しなくてはならない。
そのため、第4図図示のごとくオス金型14とメス金型
15とを使用して、所望の形状に絞りあるいは曲げ加工
を行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、金属ベース印刷配線板10は、標準の樹脂基板
と比較して約10倍の重量があるため、製造工程におい
て、金属基板同士の接触、あるいは耐酸のため塩化ビニ
ール製のコンベアラインまたは製造装置の何処かに接触
または衝突した場合には、製造装置を大きく傷付けるこ
とになる。特に、熱工程の後において、絶縁部は軟化し
ているため、重量のある金属ベースが絶縁部に接触する
と、その部分に傷が生じて絶縁破壊を起こすという問題
があった。
また、金型14、15により絞りあるいは曲げ加工を行
う場合には、必ず伸張部と圧縮部(第4図16および1
7参照)とが生ずる。特に、伸張部16では、銅箔11
と金属ベース12との伸び強度が相違するため、いずれ
か一方が切断される。
また、伸張部16が熱により軟化している場合には、僅
かの力によっても簡単に絶縁破壊を起こすという問題が
あった。
さらに、金属ベース印刷配線板10は、放熱板、電波シ
ールド、あるいは重量物載置台を兼用することができる
が、上記理由により複雑な形状とすることが困難であっ
た。
以上のような問題を解決するために、本発明は、未・半
硬化フレキシブル印刷配線板と金属ベースとを別々に製
造して、その後両者を熱圧着する金属ベース印刷配線板
の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、如何なる複雑な形状の金属ベースにも
取り付けられる金属ベース印刷配線板の製造方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
以上のような問題を解決するために、本発明の金属ベー
ス印刷配線板の製造方法は、ガラス布基材とエポキシ樹
脂とから構成する未・半硬化フレキシブル基板に銅箔を
接着する第1工程と、所望の回路を形成するために第1
工程で得られた未・半硬化フレキシブル基板をエッチン
グする第2工程と、金属ベースを所望の形状に成形する
第3工程と、第2工程で作られた未・半硬化フレキシブ
ル印刷配線板と第3工程で成形加工された金属ベースと
を熱圧着すると同時に、前記回路部分をフレキシブル基
板に埋め込む第4工程と、から構成する。
また、本発明金属ベース印刷配線板の製造方法は、前記
フレキシブル印刷配線板に切込みあるいは削除部を設け
ることにより、多面体からなる金属ベースの内外面に熱
圧着できることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明は、フレキシブル印刷配線板を未・半硬化の状態
で製作し、一方、金属ベースを、印刷配線板の製造とは
関係なく、絞りあるいは曲げ加工を行った後、前記未・
半硬化フレキシブル印刷配線板と金属ベースとを熱圧着
する。
本発明は、未・半硬化フレキシブル印刷配線板が変形し
易いように、切込みあるいは削除部を設けたので、フレ
キシブル印刷配線板を複雑な多面体あるいは曲面を有す
る金属ベースの内外に熱圧着することができる。
〔実施例〕
第1図および第2図にしたがって本発明の一実施例を説
明する。
第1図(イ)は、本発明におけるフレキシブル印刷配線
板概略上面図、第1図(ロ)は、フレキシブル印刷配線
板の一部断面図、第2図(イ)は、本発明の方法により
作られた印刷配線板を有する多面体概略図、第2図
(ロ)は、第2図(イ)の一部断面図を示す。
図において、1はフレキシブル印刷配線板、2は銅箔か
らなる回路導体、3はたとえば、ガラス布基材とエポキ
シ樹脂基材とからなるフレキシブル基板で、製造時に未
硬化または半硬化状態にする。ここで、未硬化状態と
は、たとえば、ガラス布基材にエポキシ樹脂を含浸さ
せ、自然乾燥または熱風乾燥させた状態をいう。したが
って、未硬化フレキシブル印刷配線板1に適当な熱を加
え、たとえば、金属ベース等に押圧すると両者は熱圧着
した後、前記未硬化フレキシブル印刷配線板は硬化す
る。また、半硬化状態とは、上記樹脂を硬化させる加熱
および加圧工程を途中で停止した状態のものをいう。し
たがって、半硬化フレキシブル印刷配線板1に適当の熱
を加え、たとえば、金属ベース等に押圧すると両者は熱
圧着した後、前記未硬化フレキシブル印刷配線板は硬化
する。この時、前記両者間に未硬化の基材を挟むことに
よって接着性は向上する。
本明細書における未・半硬化とは、上記状態をいう。
4はアルミニウムあるいは鉄からなる金属ベース、5は
フレキシブル印刷配線板1を折曲げあるいは湾曲させる
ための切込みまたは削除部、6は成形された印刷配線板
を示す。
次に、本発明の製造方法を工程順に説明する。
第1工程では、ガラス布基材とエポキシ樹脂基材とから
なる未・半硬化フレキシブル基板3の上に回路導体とな
るべき銅箔を接着する。また、ポリエステルあるいはポ
リイミド樹脂からなるフレキシブル基板とすることもで
きる。
第2工程では、公知の印刷配線技術によりフレキシブル
印刷配線板1に所望の回路を設ける。
印刷配線技術に使用されるエッチング等の工程におい
て、フレキシブル印刷配線板1は軽いため、たとえ、印
刷配線板同士が衝突し、あるいは製造装置の何処かに接
触しても回路の切断あるいは絶縁不良を起こさないだけ
でなく、製造装置を傷付けることもない。
このようにして作られたフレキシブル印刷配線板1と所
望の形状に成形された金属ベース4との取りつけを容易
にするため、第1図(イ)図示のごとく、切込みまたは
削除部5が設けられる。
第3工程では、金属ベース4を所望の形状に金型で絞り
あるいは曲げ加工を行う。また、第3工程の成形加工
は、金型を使用した絞りあるいは曲げ加工だけでなく、
たとえば放熱フィンを多数設けた鋳造による冷却装置、
または前記金型で成形加工されたものと鋳造により作ら
れたものとを組み合わしたもの等複雑な形状のものにも
適用できる。
第4工程では、第3工程で成形加工された金属ベース4
の内側あるいは外側に、第2工程で作られたフレキシブ
ル印刷配線板1をたとえば、金型等の使用により熱圧着
する。この時ガラス布基材とエポキシ樹脂とからなる未
・半硬化フレキシブル基板3は硬化するが、前記基材の
厚さが薄いので、フレキシブル性は失われない。
また、未・半硬化フレキシブル印刷配線板1と金属ベー
ス4との熱圧着において、副次的効果として、フレキシ
ブル印刷配線板1の銅箔2からなる導体部が基板3に埋
め込まれる。このようにすると、狭い場所において、他
の電子部品との接触が防止される。特に電子部品が動く
ような場合に、電子部品と印刷配線板の導体部との接触
がなく有利である。
さらに、実施例におけるフレキシブル印刷配線板はフイ
ルム状の印刷配線板も含むことは言うまでもないことで
ある。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではない。そして、特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々
の設計変更を行うことが可能である。
たとえば、電子機器の中の狭い特殊形状の場所に印刷配
線板を組み込むことができる。
また、金属ベースが球形あるいは円筒形等いかなる形状
のものにも適用できることは言うまでも無いことであ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、フレキシブル印刷配線板の製造工程
と、金属ベースの成形工程とを別々に行ったので、製造
工程中に起こる接触事故、あるいは絞りまたは曲げ加工
における回路の断線、絶縁部の傷または剥離による絶縁
不良がなくなる。
本発明によれば、印刷配線板に予め切込みまたは削除部
を設けておくため、多面体あるいは球面からなる複雑な
形状のものに、印刷配線板を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は、本発明におけるフレキシブル印刷配線
板概略上面図、第1図(ロ)は、フレキシブル印刷配線
板の一部断面図、第2図(イ)は、本発明の方法により
作られた印刷配線板を有する多面体概略図、第2図
(ロ)は、第2図(イ)の一部断面図、第3図は従来例
における金属ベース印刷配線板の説明図、第4図は従来
例における金属ベース印刷配線板の成形説明図である。 1・・・フレキシブル印刷配線板 2・・・銅箔 3・・・フレキシブル基板 4・・・金属ベース 5・・・切込みまたは削除部 6・・・成形された印刷配線板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス布基材とエポキシ樹脂とから構成す
    る未・半硬化フレキシブル基板に銅箔を接着する第1工
    程と、 所望の回路を形成するために第1工程で得られた未・半
    硬化フレキシブル基板をエッチングする第2工程と、 金属ベースを所望の形状に成形する第3工程と、 第2工程で作られた未・半硬化フレキシブル印刷配線板
    と第3工程で成形加工された金属ベースとを熱圧着する
    と同時に、前記回路部分をフレキシブル基板に埋め込む
    第4工程と、 からなることを特徴とする金属ベース印刷配線板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記未・半硬化フレキシブル印刷配線板に
    切込みあるいは削除部を設けることにより、多面体から
    なる金属ベースの内外面に熱圧着できるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のフレキシブル印刷配線板の
    製造方法。
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