JPH0693109B2 - 銀塩拡散転写法受像要素 - Google Patents

銀塩拡散転写法受像要素

Info

Publication number
JPH0693109B2
JPH0693109B2 JP8196487A JP8196487A JPH0693109B2 JP H0693109 B2 JPH0693109 B2 JP H0693109B2 JP 8196487 A JP8196487 A JP 8196487A JP 8196487 A JP8196487 A JP 8196487A JP H0693109 B2 JPH0693109 B2 JP H0693109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
image
layer
unsubstituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8196487A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63247755A (ja
Inventor
博司 林
幸生 鴈野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8196487A priority Critical patent/JPH0693109B2/ja
Publication of JPS63247755A publication Critical patent/JPS63247755A/ja
Publication of JPH0693109B2 publication Critical patent/JPH0693109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/24Photosensitive materials characterised by the image-receiving section
    • G03C8/26Image-receiving layers
    • G03C8/28Image-receiving layers containing development nuclei or compounds forming such nuclei
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/24Photosensitive materials characterised by the image-receiving section
    • G03C8/243Toners for the silver image

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は銀塩拡散転写法写真要素に関する。
更に詳しくは、その受像要素に関する。
(従来の技術) 従来、ハロゲン化銀などの銀塩を利用した拡散転写写真
法が知られている。このような写真法においては露光さ
れたハロゲン化銀写真乳剤を含有する感光要素と、銀沈
積核を含有する受像要素とを重ね合わせ、これら2つの
要素の間に、現像主薬の存在下でハロゲン化銀溶剤を含
むアルカリ性処理液を塗りつけて処理することにより、
受像要素上に直接にポジの銀面像を得る方法が知られて
いる。
この方法では、感光要素中の未露光のハロゲン化銀乳剤
が、ハロゲン化銀溶剤により溶解されて銀イオン錯体と
してアルカリ性処理液中に溶け出し、受像要素に転写し
て、受像要素中で銀沈積核の作用により銀画像として沈
殿することによつて、直接ポジ画像が形成される。
従来より形成されたポジ画像の色調最小濃度(Dmin)及
び保存性を良化させ高品質の写真性能を実現させるのに
メルカプト化合物が有効であると開示されているが、そ
のものの色調改良や保存性効果が不充分であつたり、あ
るいはメルカプト化合物の拡散性などのために層内への
固定あるいは有効層への拡散不測などのために充分な改
良ができず、素材と使用法の両方から使用法の適正化を
はかることが重要な課題であつた。
たとえば、特公昭56-44418号に記載されているメルカプ
ト化合物は、変色又は褪色防止の能力が不充分であり画
像の変色や褪色が起させるという欠点があつた。
また、特開昭49-120634号には、銀画像の性質を変える
化合物を含有するポリマー層として多価アルコールのモ
ノアクリレート又はモノメタアクリレートのホモポリマ
ー、コポリマーおよびグラフトポリマーを用いることに
よつて作成する受像要素について記載されている。
しかしながら、特開昭49-120634号に記載されている化
合物は、特公昭56-44418号に記載されている化合物と同
様に画像の変色や褪色防止が不十分であつたり、未現像
の受像要素を保存している間に、転写銀画像の光学濃度
が低下するという欠点があつた。
さらに英国特許1,276,961号には拡散転写法で安定な銀
画像を得るために2−メルカプト−1,3,4−トリアゾー
ル誘導体を用いることが開示されている。また米国特許
3,655,380号には、5−セレノ−1,2,3,4−テトラゾール
誘導体が、拡散転写で得られる銀画像の色調を中灰色に
改良できるだけでなく、安定な銀画像を与えることが開
示されている。
しかしながら、これらの化合物では、拡散転写法により
得られる銀画像の安定化の効果は不十分であり、画像の
変色や褪色が起こるという欠点があり、さらに銀画像の
安定化の効果が大きい化合物が望まれていた。
さらに本発明と同様に、中和タイミング層と受像層の間
に親水性層を設置しないで画像安定化剤を中和層や中和
タイミング層に添加する実施例は、特開昭59-231537号
に記載されており、この実施例4には画像安定化剤が中
和タイミング層に添加され、転写像の強制劣化テスト結
果が記載されている。強制劣化テストでは非常に効果は
あるが、同特許の実施例−5の親水性層ありの例と比べ
ると、現像処理直後濃度が低い。この実施例ではケン化
液に水が添加されており、そのためにケン化量が多いこ
とに起因しており、親水性層がない場合には単にメルカ
プト化合物の中和層および/又は中和タイミング層への
分配だけでは解決されない。
(発明が解決しようとする問題点) さらに、特願昭61-191227号では親水性層のない系でメ
ルカプト化合物を受像層に入れた側が実施例−1の比較
例として記載されているが添加量が多く、そのために最
大濃度が低下し好ましくない写真性能となっている。
このように、色調や最小濃度(Dmin)を改良するために
は、有効なメルカプト化合物を受像層内に最低必要量を
添加することが重要である。添加量が多すぎると色調が
冷調化しすぎ、かつ最大濃度(Dmax)が大巾に低下す
る。又、ケン化量が多すぎると下層である中和層や中和
タイミング層に添加されている画像安定化剤の拡散が多
くなつてDmaxが低下するとともに、受像層に添加したメ
ルカプト化合物も拡散し効果が減少することになり、良
好な写真性能(色調、Dmin)を得るためには、メルカプ
ト化合物の種類と添加量およびケン化量の3つの要因を
同時に満足することが銀塩拡散転写法受像要素において
は重要な要因である。
本発明は上に述べたように完成したプリントの色調及び
最小濃度を受像要素の改良で解決しようとするものであ
る。
(問題点が解決するための手段) 本発明者らは鋭意研究した結果、上記で説明した問題点
は処理液成分の吸収量に大きく依存し、さらにメルカプ
ト化合物の添加量に写真性能が大きく依存することを見
出した。
以下本発明の明細書中では、処理液成分の吸収量で、セ
ルロースエステルのケン化率の代用とする。本発明で改
良しようとしている項目が、吸収量と密接関連している
と判断しているからである。
ここで処理液成分(ウラシル)の吸収量の測定方法を説
明する。
1.感光シートの作成 支持体(黒色ポリエステルフイルム)の上に順に次の層
を設けた; 1)平均粒径1.0μmの沃臭化銀(沃素含量6.5モル%)
(銀量で0.59g/m2)、ゼラチン(3.5) 2)保護層 ゼラチン(0.7)、ポリメチルメタクリレート粒子(0.
1) 2.処理液の調製 水酸化カリウム(40%KOH)水溶液 323CC 二酸化チタン 3g ヒドロキシエチルセルロース 79g 酸化亜鉛 9.75g N,N−ビス−メトキシエチルヒドロキシアミン 75g トリエタノールアミン溶液(水6.2部に対してトリエタ
ノールアミン4.5部) 17.14g テトラヒドロピリジンチオン 0.4g 2,4−ジメルカプトピリジミン 0.35g ウラシル 80g 水 1193g 感光シートと本発明の受像要素を明室下で重ねその間に
上記処理液を0.035mmの厚さで展開し拡散転写現像し5
分後に剥離してポジプリントを得た。処理は25℃にて行
つた。
得られたポジプリントを2.0×3.0cm(面積6cm2)に打
ち抜き、30mlの2N NaOHに10分間浸漬する。浸漬後、分
光光度計(ヒユーレツトパツカード社製 HP−8450型)
で270nmと350nmの吸収を測定する。ウラシルの吸収量は
下式で計算できる。
Ur=(OD270−OD350)×742(mg/m2) ここでUr ;ウラシル吸収量(mg/m2) OD270;270nmでの光学濃度 OD350;350nmでの光学濃度 以上のような知見から発明者らは具体的な改良手段とし
て、防水性支持体上に支持体側から順次、少なくともア
ルカリ中和層、中和タイミング層、銀沈積核を含む受像
層を含み、該中和タイミング層と該受像層との間に再生
セルロース以外の親水性ポリマー層を有しない銀塩拡散
転写法受像要素において、明細書で定義されたウラシル
吸収量が50〜400mg/m2の値を示し、受像層中に下記一般
式(I)または(II)で表わされる化合物を3.3×10-6
〜1.65×10-4mole/m2の範囲内で、少なくとも1つ含有
することを特徴とする銀塩拡散転写法受像要素が有効で
あることを見出した。
式中R0は同じでも異なつていてもよく、水素原子、ハロ
ゲン原子(例えばF、Cl、Br)、アルキル基好ましくは
炭素数1〜14のアルキル基(例えばメチル基、エチル
基)、置換アルキル基好ましくはアルキル部分の炭素数
が1〜14の置換アルキル基、置換または無置換のシクロ
アルキル基好ましくは炭素数3〜14のもの、アルコキシ
基好ましくは炭素数1〜14のもの、置換アルコキシ基好
ましくは炭素数1〜14のもの(例えばメトキシ基、エト
キシ基)、置換または無置換のアルキルスルホニル基好
ましくは炭素数1〜14のもの、置換または無置換のアリ
ールスルホニル基好ましくは炭素数6〜14のもの、スル
フアモイル基(ただし該スルフアモイル基の窒素原子は
炭素数14以下のアルキル基、置換アルキル基、シクロア
ルキル基、置換シクロアルキル基、アリール基、置換ア
リール基、5〜7員の窒素原子、酸素原子、硫黄原子の
少なくとも1種を1個以上含む置換または無置換の複素
環基で置換されていてもよく、該窒素原子上の2つの置
換基が互いに連なつて環を形成してもよい。)、アルキ
ルまたはアリールスルホンアミド基(ただしアルキル部
分またはアリール部分は置換基を有してもよい。該スル
ホンアミド基の窒素原子は、炭素数14以下のアルキル
基、置換アルキル基、シクロアルキル基、置換シクロア
ルキル基、アリール基、置換アリール基、5〜7員の窒
素原子、酸素原子、硫黄原子の少なくとも1種を1個以
上含む置換または無置換の複素環基で置換されていても
よい。)、カルバモイル基(ただし該カルバモイル基の
窒素原子、炭素数14以下のアルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、置換シクロアルキル基、アリー
ル基、置換アリール基、5〜7員の窒素原子、酸素原
子、硫黄原子の少なくとも1種を1個以上含む置換また
は無置換の複素環基で置換されていてもよく、該窒素原
子以上の2つの置換基が互いに連なつて環を形成してい
てもよい。)、カルボアミド基(ただし該カルボンアミ
ド基の窒素原子は炭素数14以下のアルキル基、置換アル
キル基、シクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ア
リール基、置換アリール基、5〜7員の窒素原子、酸素
原子、硫黄原子のうち少なくとも1種を1個以上含む置
換または無置換の複素環基で置換されていてもよ
い。)、複素環基好ましくは5〜7員の窒素原子、酸素
原子、硫黄原子のうち少なくとも1種を1個以上含む置
換または無置換の複素環基、置換または無置換のアリー
ル基好ましくは炭素数14以下のもの、アシル基好ましく
は炭素数14以下のもの、置換または無置換のアルコキシ
カルボニル基好ましくは炭素数2〜14のもの、置換また
は無置換のアシルオキシ基好ましくは炭素数2〜14のも
の、置換又は無置換のアルキルチオ基好ましくは炭素数
1〜14のもの、置換または無置換のアリールチオ基好ま
しくは炭素数6〜14のもの、1級アミノ基またはその
塩、炭素数1〜14のアルキル基または炭素数6〜14のア
リール基で置換された2級または3級アミノ基またはそ
の塩、但しアルキル基またはアリール基は置換基を有し
ていてもよい。ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン酸基、またはシアノ基を表わし、R1、R2
各々水素原子、アルキル基好ましくは炭素数1〜14のも
の(例えばメチル基、エチル基)、置換アルキル基好ま
しくはアルキル部分の炭素数が1〜14のもの(例えばメ
トキシエチル基、エトキシエチル基、クロルエチル基、
ベンジル基)、アリール基(例えばフエニル基、ナフチ
ル基)を表わす。
R3、R4は各々水素原子、アルキル基好ましくは炭素数1
〜14のもの(例えばブチル基、ヘキシル基、オクチル
基)、置換アルキル基好ましくはアルキル部分の炭素数
が1〜14のもの(例えばメトキシ基、ベンジル基、ヒド
ロキシエチル基)、アリール基(例えばフエニル基、ナ
フチル基)または置換アリール基、複素環基好ましくは
5〜7員の窒素原子、酸素原子、硫黄原子のうち少なく
とも1種を1個以上含む置換又は無置換の複素環基を表
わし、R3、R4はN原子と共に5〜6員環(例えばピペリ
ジン環、モルホリン環)を形成しても良く、環中にさら
にヘテロ原子を含んでいても良い。
R5、R6は各々水素原子、アルキル基好ましくは炭素数1
〜6のもの(例えばメチル基、エチル基)、置換アルキ
ル基好ましくはアルキル部分の炭素数が1〜6のもの
(例えばメトキシエチル基、ヒドロキシエチル基、ベン
ジル基)、アリール基(例えばフエニル基)、置換アリ
ール基、複素環基好ましくは5〜7員の窒素原子、酸素
原子、硫黄原子のうち少なくとも1種を1個以上含む置
換または無置換の複素環基を表わす。
R1又はR2で表わされる置換アルキル基の置換基として
は、例えばアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基)、ハロゲン原子(例えばCl、Br)フエニル基が挙げ
られる。
R3〜R6で表わされる置換アルキル基の置換基としては例
えばアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基)、
ハロゲン原子(例えばCl、Br)、フエニル基、ヒドロキ
シル基が挙げられる。
R3〜R6で表わされる置換アリール基の置換基としては、
例えばアルキル基(例えばメチル基、エチル基)、アル
コキシ基(メトキシ基、エトキシ基)、ハロゲン原子
(Cl、Br)が挙げられる。
A1は二価の基を表わす。好ましい二価の基として次のも
のが挙げられる。
CH2 n1 OCH2 n1、但しn1は1〜6の整数、 CH2 n2−、他しn2は2〜12の整数、 但しn3は0〜4の整数、 CH2 n4 A2CH2 n4但し、n4は1〜6の整数、 A2(n5は2〜10の整数)。
mは0又は1〜4の整数を表わし、nは0、1又は2を
表わす。
R1〜R6で表わされるアルキル基又はアルキル部分は直鎖
でも分岐していてもよい。
前記一般式(I)においてR1、R2及びR4が水素原子であ
り、mが0であり、nが1であつて、かつR3が炭素数4
〜14のアルキル基又はアルキル部分の炭素数が4〜14で
ある置換アルキル基を表わす場合が好ましい。
前記一般式(II)において、R1、R2、R5及びR6が水素原
子であり、mが0であつて、かつA1が炭素数2〜8のア
ルキレン基を表わす場合が好ましい。さらにA1がエチレ
ン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘプ
チレン基、オクチレン基である場合がとくに好ましい。
一般式(I)又は(II)の中で有効な化合物を以下に例
示するが、本発明ではこれらの化合物にのみ限定される
ものではない。
本発明の化合物の合成は既知の手法で実施できるが、い
くつかの化合物については、特開昭59-231537号の記載
の合成法で合成できる。
本発明のメルカプト化合物は、受像層に添加することが
できる。
本発明の化合物の合計の添加量は、沈積する銀の量など
で異なるが一般的には3.3×10-6〜1.65×10-4、より好
ましくは1.0×10-5〜7.0×10-5モル/m2の塗布量であ
る。
本発明で記載する防水性とはポリエチレンの3μ厚以上
塗設した場合に示す防水性を有するものとし、従来写真
用支持体として使用できるバライタ紙などは、防水性を
有してはいないので本発明には使用できない。
本発明で使用できる防水性支持体とは、疎水性プラスチ
ツクフイルム、紙支持体の上に上記の疎水性プラスチツ
クフイルムをラミネートして得られる支持体、疎水性化
合物を含浸させた紙支持体などが含まれる。疎水性プラ
スチツクの具体的な例としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフイン、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエ
ステル、セルローストリアセテートおよびセルロースジ
アセテートなどがあげられる。
紙支持体上に疎水性プラスチツクをラミネートする場
合、製造コストやラミネート適性の点からポリプロピレ
ンやポリエチレンなどのポリオレフインが好ましい。ラ
ミネートする厚みは要求している耐水性や剛性などから
決めることができるが、3μ〜70μの厚さ、好ましくは
10μ〜40μの厚みである。
このような受像要素はケン化処方や受像要素の硬膜な
ど、従来技術に工夫をくわえて作成することができる。
ケン化工程でウラシル吸収量を50〜400mg/m2の値にする
手法の、具体的な例として、ケン化液のアルカリ濃度低
下、塗設アルカリ量減、ケン化溶媒の変更(非水系での
ケン化など)、ケン化液塗設後の乾燥の急激化およびケ
ン化液への多価アルコールの添加などで達成することが
できる。又受像要素で使用しているセルロースエステル
をイソシアネート系架橋剤や、活性ビニル基をもつた架
橋剤などで架橋し処理液成分の吸収量を低下させる手段
も有効である。本発明は列配した手段を単独あるいは組
合せて実施することが可能であるが、その結果できあが
つた受像要素のウラシル吸収量を規定したものである。
本発明のアルカリ中和層、中和タイミング層、ケン化す
る前の受像層に使用されうるセルロースエステルはセル
ロースの水酸基の一部又は全部がエステル化されたもの
であれば原理的にはどれでも使用可能であるが、酢酸セ
ルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロースな
どの脂肪酸セルロース、硫酸セルロース、リン酸セルロ
ースおよびニトロセルロースが含まれる。又硝酸酢酸セ
ルロースのように混成エステルも使用できる。
セルロースの水酸基のエステルへの置換度も、使用する
溶媒組成、ケン化反応の速度および受像層の写真活性
(溶解した銀の吸着速度)によつて、上記のセルロース
エステルの中で各々最適値を選ぶ必要があり、一般的に
は規定できない。
好ましいセルロースエステルは脂肪酸セルロースであ
り、特に好ましいものは酢酸セルロースである。
さらに本発明の好ましい実施には酢酸セルロースで置換
度が好ましくは1.53(酢化度40%)から2.7(酢化度58
%)であり、より好ましい置換度は1.7〜2.6である。
本発明に用いるアルカリ中和層にはたとえば特公昭48-3
3697号に記載の重合体酸などが用いられる。好ましい重
合体酸としては無水マレイン酸共重合体、例えばスチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−
無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸共
重合体など、(メタ)アクリル酸(共)重合体、例えば
アクリル酸−アルキルアクリレート共重合体、アクリル
酸−アルキルメタアクリレート共重合体、メタアクリル
酸−アルキルアクリレート共重合体、メタアクリル酸−
アルキルメタアクリレート共重合体などが挙げられる。
また膜物理性改良の目的でこれらの重合体酸と加水分解
可能なアルカリ非浸透性ポリマー(とくに前記のアルロ
ールエステルが好ましい)またはアルカリ浸透性ポリマ
ーを混合して用いてもよい。
重合体酸の塗布量は、処理液中に含まれるアルカリ量で
最適値が変化するが、処理液のアルカリ量に対し、25〜
150%(モル比)が好ましい。より好ましくは40〜100%
(モル%)の範囲である。
本発明の受像要素は支持体の上で再生セルロースバイン
ダーの中に銀沈積核を含有する受像層を設けることによ
り作られている。
次の各種作成方法が知られている。
すなわち、米国特許3,179,517号には、アセチルセルロ
ースフイルムをアルカリで加水分解して再生セルロース
の層を形成し、その後で、その再生セルロース層を金塩
溶液と還元剤溶液とに浸漬して、その層の中で反応さ
せ、金コロイドの金沈積核にすることによつて受像要素
を作成する方法が記載されている。また、特公昭44-327
54号には、アルカリ非浸透性ポリマー物質に真空蒸着に
よつて銀沈積核を含ませた後で、そのポリマー物質を溶
解する溶媒に溶かし、これを支持体に塗布し、乾燥した
のち、このポリマー層の表面層を加水分解してアルカリ
浸透性にすることによつて作成する受像要素について記
載されている。
また、特公昭46-43944号には、アセチルセルロースの溶
液の中で銀沈積核を作成し、支持体上に塗布してからア
セチルセルロースを加水分解して再生セルロースにする
ことにより受像要素を作成する方法について記載されて
いる。
さらに特公昭51-49411号には、セルロースエステル層を
加水分解し、加水分解と同時又は後に、加水分解された
層に銀沈積核を含ませることによつて調製される受像要
素について記載されている。
さらに米国特許4,163,816号にはアセチルセルロースを
溶液中で酸で加水分解し、低酢化度のアセチルセルロー
スに変え、支持体上に塗布することによつて作成する受
像要素について記載されている。
さらに受像層には、本発明のメルカプト化合物以外に他
の色調剤を併用してよい色調剤として、エイ・ロツト
(A.Rott)、イー・ワイデ(E.Weyde)、“フオトグラ
フイツク・シルバー・デイヒユージヨン・トランスフア
ー・プロセスイズ(Photographic Silver Diffusion Tr
ansfer Processes)”フオーカル・プレス・ロンドン
(Focal,Press,London)1972 第3、2、4、4章、61
〜65頁、米国特許3,756,825号、ドイツ特許1,903,741
号、イギリス特許1,230,470号、フランス特許2,090,476
号の各号に記載の化合物も有効に用いることができる。
さらに、本発明の受像要素では受像層の上に、処理液の
剥離性を改良する目的で、親水性ポリマー、たとえばカ
ルボキシメチルセルロース、ゼラチン、アラビアゴム、
ジメチルヒダントイン−ホルムアルデヒド縮合物、酢酸
フタル酸水素セルロースなどの層を塗布することも有効
である。
さらに、白色度を向上するために蛍光増白剤を添加する
こともできるし、また塗布されたポリマー層を軟らかく
するために可塑剤の添加も有効である。
さらに受像要素中に、画像安定化のために、特願昭60-9
344号に開示されている沃素イオン捕捉層を設けても良
い。
適当な銀沈積核の例として、重金属、たとえば鉄、鉛、
亜鉛、ニツケル、カドミウム、スズ、クロム、銅、コバ
ルト、特に貴金属、たとえば金、銀、白金およびパラジ
ウムがある。他の有用な銀沈積核は重金属の硫化物およ
びセレン化物、特に水銀、銅、アルミニウム、亜鉛、カ
ドミウム、コバルト、ニツケル、銀、パラジウム、鉛、
アンチモン、ビスマス、セリウムおよびマグネシウムの
硫化物、および鉛、亜鉛、アンチモンおよびニツケルの
セレン化物をあげることができる。
公知の技術のように、銀沈積核は極く少量、たとえば約
1〜25×10-6mol/m2で存在している。通常、可能な最低
の水準を用いるが、それよりも高い濃度では、過剰の銀
が沈積したりあるいはハイライド領域において望ましく
ない背景の濃度(density)が生じてしまうことがある
からである。混合銀沈殿剤を用いてもよい。このように
受像層は、銀沈積核の存在に関する限り実質的に無色且
つ実質的に透明であると述べることができる。
本発明の受像要素においては、中和タイミング層と受像
層との間に再生セルロース以外の親水性ポリマー層を有
しない、即ち実質的に再生セルロースからなる層は前記
の層間に存在してよい。前記再生セルロース層はケン化
によつて銀沈積核のない再生セルロース層が生成するこ
とがあるので、この態様も本件発明の範囲である。
拡散転写法は、現在当業界では周知であり、その詳細に
ついては省略する。
この拡散転写法では、多くの種類の写真材料を作ること
ができる。すなわち、ハロゲン化銀写真乳剤を含む感光
要素が支持体上に塗布された感光材料と、本発明の受像
要素とを重ね合わせて、処理要素であるアルカリ性処理
組成物、例えば現像主薬とハロゲン化銀溶剤とを含む高
粘度のあるいは低粘度のアルカリ性処理組成物を、前記
2つの要素の間に展開することによつて転写銀画像を得
ることができることが知られており、本発明の実施に
は、この写真材料が有利に用いられる。
また、別の写真材料としては、米国特許2,861,885号に
記載されているような感光要素と受像要素とを1枚の支
持体上に重ねて、塗布し、ポジ像の高い被覆力を利用し
て、ネガ像を通してポジ画像を観察することのできるも
のが知られている。またさらに別の写真材料として、上
と同じような構成の材料で、拡散転写処理後に感光材料
の層を洗い落としてポジ画像のみを得る写真材料が知ら
れている。
また、加色像は、本発明にしたがつて銀転写像を形成す
ることによつてつくることができ、この像は加色スクリ
ーンと重ね合わさつた関係にある。このような具体例に
おいて、好ましくは加色カラースクリーンは透明な支持
体と前記の受像層との間に配置させ、このスクリーンを
通してハロゲン化銀乳剤を露光することにより、加色法
カラー画像を作ることができる。
本発明で用いられる感布要素は、支持体上に一種又は一
種以上のハロゲン化銀乳剤を含む感光層を有し、この分
野で知られている感光要素なら、いずれも本発明に適用
できる。ハロゲン化銀は高感度の沃臭化銀(沃度含量3
〜10モル%)が、特に好ましい。これらは適当な保護コ
ロイド物質、例えばゼラチン、寒天、アルブメン、カゼ
イン、コロジオン、セルロース型物質、例えばカルボキ
シメチルセルロース、ビニルポリマー、例えばポリビニ
ルアルコール又は綿状ポリアミド、例えばポリヘキサメ
チレンアジピアミド中に分散含有せしめられる。かかる
用途に適当な乳剤はピー・グラフキデ(P.Glafkides)
著 ヒミ・エト・フイジイツク・フオトグラフイツク
(Chimieet Physique Photographique)(Paul Montel
社刊、1967年)、ジー・エフ・ダフイン(G.F.Duffin)
著 フオトグラフイツク・エマルジヨン・ケミストリー
(Photographic Emulsion Chemistry)(The Focal Pre
ss刊1966年)、ブイ・エル・ゼリクマン等(V.L.Zelikm
an etal)のメーキング・アンド・コーテイング・スオ
トグラフイツク・エマルジヨン(Making and Coating P
hotographic Emulsion)(The Focal Press刊、1964
年)などに記載された方法を用いて調製することができ
る。
これらのハロゲン化銀乳剤は必要に応じて化学増感、お
よび分光増感、強色増感を行うことができる。また、通
常知られているカブリ防止剤、硬膜剤、現像促進剤、界
面活性剤、帯電防止剤などを含ませることができる。
また、感光層の上に保護層を設け、物理的損傷から感光
層を保護し、さらに該保護層にマツト剤粒子を加えて、
表面すべり性を改良し、また接着を防止することも有用
である。
本発明で用いられる処理要素としては、種々の処理組成
物が用いられるが好ましくは処理組成物には、現像主薬
とハロゲン化銀溶剤と、アルカリ剤とが含まれている
が、目的に応じて現像主薬及び/又はハロゲン化銀溶剤
を感光要素中及び/又は受像要素中に含ませておくこと
もできる。
適当なハロゲン化銀現像薬には少なくとも2つのヒドロ
キシル及び/又はアミノ基がベンゼン核のオルト又はパ
ラ位に置換されているベンゼン誘導体、例えばハイドロ
キノン、アミドール、メトール、グリシン、p−アミノ
フエノール及びピロガロール;及びヒドロキシルアミン
類、特に第一級及び第二級脂肪族及び芳香族N−置換又
はβ−ヒドロキシルアミン類でこれらは水性アルカリに
可溶性であり、例えばヒドロキシルアミン、N−メチル
ヒドロキシルアミン、N−エチルヒドロキシルアミン及
び米国特許2,857,276号に記載されているもの及び米国
特許3,293,034号に記載されている如きN−アルコキシ
アルキル−置換ヒドロキシルアミン類が包含される。
また、特開昭49-88521号に記載されているテトラヒドロ
フルフリル基をもつヒドロキシルアミン誘導体も用いら
れる。
また、西独特許出願(OLS)2009054、同2009055および
同2009078に記載されているアミノレダクトン類や、米
国特許4,128,425号に記載されている複素環アミノレダ
クトンも用いられる。
さらに、米国特許3,615,440号に記載されているテトラ
アルキルレダクチン酸も用いることが出来る。
また、補助現像剤のフエニドン化合物、p−アミノフエ
ノール化合物およびアスコルビン酸と上記現像剤を併用
することができる。
適当なハロゲン化銀溶媒には通常の定着剤、例えばナト
リウムチオサルフエート、ナトリウムチオシアネート、
アンモニウムチオサルフエート及びその他上述の米国特
許2,543,181号に記載されているもの;及び環式イミド
と窒素塩基の組合されたもの、例えばバルビツレート又
はウラシルとアンモニア又はアミンと組合されたもの及
び米国特許2,857,274号に記載されているような組合せ
が包含される。
また、1,1−ビススルホニルアルカンおよびその誘導体
も知られており、本発明のハロゲン化銀溶剤として使う
ことができる。
処理組成物はアルカリ類、好ましくはアルカリ金属の水
酸化物、たとえば水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリ
ウムを含んでいる。重ね合わされた感光性の要素と受像
要素との間に薄い層として処理組成物を分布させること
によりこれを適用するならば、処理組成物は重合体フイ
ルム形成剤、濃厚化剤あるいは増粘剤を含んでいると好
ましい。ヒドロキシルエチルセルロースおよびナトリウ
ムカルボキシメチルセルロースは、この目的のために特
に有用であり、拡散転写写真法の公知の原理により適当
な粘度を与えるのに効果的な濃度で処理組成物の中に含
有させる。処理組成物はさらに、銀塩拡散転写法におい
て公知の別の助剤、たとえばかぶり防止剤、安定化剤等
を含有させてもよい。
(発明の効果) 本発明を実施することにより、完成したプリントの色調
および最小濃度が改良され、しかも高い転写濃度を有す
る高品質の写真要素が得られる。
従来特許で本発明と似ている形態のものが開示されてい
るが、例えば米国特許3,765,889号の実施例−1および
同3,711,283号の実施例−7などに見られるが、5分の
ウラシル吸収量は400mg/m2より大であるし、現像に使用
するアルカリ量を中和する充分な酸量が確保されていな
いなど、本発明とは全く異つた受像要素である。
(実施例) 以下に、実施例および比較例をあげて、本発明をさらに
詳細に説明する。
実施例1 1.受像シートの作成 支持体ポリエチレンラミネート紙の上に順に次の層を設
けこれを基本受像シートとする。( )内の数値は塗布
量をg/m2で示すものである。
1)中和層; 酢酸セルロース(酢化度53%)(6)、メチルビニルエ
ーテル−無水マレイン酸共重合体(4)、ユビテツクス
(uvitex)OB(チバガイギー社の商品名)(0.04) 2)中和タイミング層 酢酸セルロース(酢化度55%)(8.5) 3)受像層 酢酸セルロース(酢化度53%)(2.0)、硫化パラジウ
ム(7.5×10-4) 4)ケン化 (A)NaOH 9.0gをメタノール300mlで溶解させた液で、
表面からケン化させた。
(B)NaOH 10.7gとグリセリン24gとメタノール280mlを
混合した液で表面からケン化させた。
(C)NaOH 9.0gをメタノール240ml、水60mlで溶解させ
た液で表面からケン化させた。
(D)NaOH 20gを水50gとメタノール50gと混合した液で
表面からケン化させた。
5)剥離層 ブチルメタアクリレート−アクリル酸共重合体(モル比
15:85)(0.04) 以下、ケン化工程を(A)のものを基本受像シート
(A)とし、以下基本受像シート(B)、(C)および
(D)とする。
基本受像シート(A)〜(D)と以下の部分のみ異なる
受像シートを作成した。
2.感光シートの作成 支持体(黒色ポリエステルフイルム)の上に順に次の層
を設けた; 1)平均粒径1.0μmの沃臭化銀(沃素含量6.5モル%)
(銀量で0.59g/m2)、ゼラチン(3.5) 2)保護層 ゼラチン(0.7)、ポリメチルメタクリレート粒子(0.
1) 処理液の調製 水酸化カリウム(40%KOH水溶液) 323CC 二酸化チタン 3g ヒドロキシエチルセルロース 79g 酸化亜鉛 9.75g N,N−ビス−メトキシエチル ヒドロキシアミン 75g トリエタノールアミン溶液(水6.2部に対してトリエタ
ノールアミン4.5部) 17.14g テトラヒドロピリミジンチオン 0.4g 2,4−ジメルカプトピリジン 0.35g ウラシル 80g 水 1193g ウラシルの吸収量は明細書中の問題点を解決するための
手段の項に記載したのと同一の方法で測定する。
(最大濃度、最小濃度) 感光層シートを色温度5400Kの光源をもつ感光計を用い
て光楔露光を行なつた。この露光済の感光層シートと上
記の受像シートを重ねその間に上記処理液を0.05mmの厚
さで展開し拡散転写現像し25℃の雰囲気下で30秒後に両
シートを剥離しポジ画像を得た。
これを富士フイルム社製TCD型自記濃度計を用いて測定
し、最大濃度(Dmax)と最小濃度(Dmin)を求めた。
(色調) 上記で評価した。測定したサンプルの高濃度部及び中濃
度部の色調を目視で判断する。
(湿熱保存性) 最大濃度を測定する方法で、剥離時間を10分後とする。
その後35℃75%の条件下に3日間放置し、最初濃度0.6
であつた部分の濃度低下分を測定した。
本発明のサンプルが比較例に比べ著しく改良された写真
要素であることがわかる。
比較例1−X、1−Y、1−Zはウラシルの吸収量が多
く、それによもなつてメルカプト化合物の下層に拡散す
るためにDmin、湿熱保存性に悪い影響を及ぼす。
受像層への添加を多くしたものは、1−Wでわかるよう
にDmaxに悪い影響を及ぼす。このようにメルカプト化合
物を受像層内に最低必要量添加することが高品質の受像
シートを供給することがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性支持体上に支持体側から順次、少な
    くともアルカリ中和層、中和タイミング層、銀沈積核を
    含む受像層を含み、該中和タイミング層と該受像層との
    間に再生セルロース以外の親水性ポリマー層を有しない
    銀塩拡散転写法受像要素において、明細書で定義された
    ウラシル吸収量が50〜400mg/m2の値を示し、受像層中に
    下記一般式(I)、または(II)で表わされる化合物を
    少なくとも1つ含み、該化合物の合計が3.3×10-6〜1.6
    5×10-4mol/m2の範囲であることを特徴とする銀塩拡散
    転写法受像要素。 式中R0は同じでも異なつてもよく、水素原子、ハロゲン
    原子、アルキル基、置換アルキル基、置換または無置換
    のシクロアルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ
    基、置換または無置換のアルキルスルホニル基、置換ま
    たは無置換のアリールスルホニル基、スルフアモイル
    基、アルキルまたはアリールスルホンアミド基、カルバ
    モイル基、カルボンアミド基、複素環基、置換または無
    置換のアリール基、アシル基、置換または無置換のアル
    コキシカルボニル基、置換または無置換のアシルオキシ
    基、置換または無置換のアルキルチオ基、置換または無
    置換のアリールチオ基、1級アミノ基またはその塩、ア
    ルキル基またはアリール基で置換された2級または3級
    アミノ基またはその塩、ニトロ基、ヒドロキシ基、カル
    ボキシル基、スルホン酸基、またはシアノ基を表わす。 R1、R2は各々水素原子、アルキル基、置換アルキル基ま
    たはアリール基を表わす。 R3、R4は各々水素原子、アルキル基、置換アルキル基、
    アリール基、置換アリール基または複素環基を表わし、 R3、R4はN原子と共に5〜6員環を形成してもよく、環
    中にさらにヘテロ原子を含んでいてもよい。 R5、R6は各々水素原子、アルキル基、置換アルキル基、
    アリール基、置換アリール基または複素環基を表わす。 A1は二価の基を表わす。mは0、又は1〜4の整数を表
    わし、nは0、1又は2を表わす。
JP8196487A 1987-04-02 1987-04-02 銀塩拡散転写法受像要素 Expired - Fee Related JPH0693109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8196487A JPH0693109B2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02 銀塩拡散転写法受像要素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8196487A JPH0693109B2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02 銀塩拡散転写法受像要素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63247755A JPS63247755A (ja) 1988-10-14
JPH0693109B2 true JPH0693109B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=13761187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8196487A Expired - Fee Related JPH0693109B2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02 銀塩拡散転写法受像要素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0693109B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2879625B2 (ja) * 1991-08-14 1999-04-05 富士写真フイルム株式会社 銀塩拡散転写法用受像要素
JP2006124649A (ja) * 2004-09-28 2006-05-18 Fuji Photo Film Co Ltd セルロース体組成物、セルロース体フィルム、セルロースフィルム用改質剤、偏光板保護膜、液晶表示装置およびハロゲン化銀写真感光材料
JP4749499B2 (ja) * 2004-09-28 2011-08-17 富士フイルム株式会社 セルロース体組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63247755A (ja) 1988-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4562140A (en) Photosensitive material for use in diffusion transfer process with matting agents in underlayer
US3674482A (en) Novel photographic products and processes
GB2138583A (en) A silver halide photographic material
JPH0693109B2 (ja) 銀塩拡散転写法受像要素
US3753764A (en) Photographic diffusion transfer product and process
US3977877A (en) Film unit comprising an image receiving element and light intercepting element attached together along at least one edge thereof
US4945026A (en) Image receiving element for use in a silver salt diffusion transfer process
US4569899A (en) Photographic element for silver salt diffusion transfer process
US4530898A (en) Photographic products and processes providing a negative image
EP0131311B1 (en) Image-receiving element for silver salt diffusion process
US4839257A (en) Color diffusion transfer photographic film unit
US4047952A (en) Imagewise soluble silver salt intensification of diffusion transfer silver images
US3326681A (en) Photographic products and processes
US4154610A (en) Photographic method and film unit
JPH0533776B2 (ja)
US3676123A (en) Novel photographic products and processes
JPH0554103B2 (ja)
JPS6347760A (ja) 銀塩拡散転写法受像要素
JPH0567226B2 (ja)
US5204211A (en) Image receiver element for use in silver salt diffusion transfer
JPH06161069A (ja) 銀塩拡散転写法用受像要素
JPS6347759A (ja) 銀塩拡散転写法受像要素
JP3351896B2 (ja) カラー拡散転写法用画像形成方法
JPS6095431A (ja) 拡散転写用感光材料
JP2655184B2 (ja) 拡散転写写真要素

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees