JPH0693013B2 - 指向性ソノブイ信号復調回路 - Google Patents

指向性ソノブイ信号復調回路

Info

Publication number
JPH0693013B2
JPH0693013B2 JP6928586A JP6928586A JPH0693013B2 JP H0693013 B2 JPH0693013 B2 JP H0693013B2 JP 6928586 A JP6928586 A JP 6928586A JP 6928586 A JP6928586 A JP 6928586A JP H0693013 B2 JPH0693013 B2 JP H0693013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pilot
phase
circuit
phase difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6928586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62225977A (ja
Inventor
邦夫 近藤
橋本  猛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6928586A priority Critical patent/JPH0693013B2/ja
Publication of JPS62225977A publication Critical patent/JPS62225977A/ja
Publication of JPH0693013B2 publication Critical patent/JPH0693013B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オムニ(全方位)、コサイン(余弦)、サイ
ン(正弦)の各指向性を有する受波器を備える指向性ソ
ノブイからの複合信号を復調して、水中目標の方位を示
す信号を出力する指向性ソノブイ信号復調回路に関し、
特に指向性ソノブイが送出する複合信号が、オムニ信号
とディレクショナルバンドと位相パイロットと周波数パ
イロットとから構成されている場合に適用する指向性ソ
ノブイ信号復調回路に関する。
〔従来の技術〕
まず、指向性ソノブイが生成する複合信号について説明
する。
第2図は一般的な指向性ソノブイの複合信号生成手段を
示すブロック図であり、オムニ受波器21,コサイン受波
器22,サイン受波器23,てい倍トランス24,90度位相シフ
ト回路25,発振回路26,乗算回路27,28,周波数てい倍回路
29,混合回路30等を備えて構成される。
ソノブイの零度軸に対して角度θをなす方位θから入射
する目標信号をA(t)とすると、オムニ受波器21の出
力である(オムニ信号)72は次の(1)式で示される。
(オムニ信号)72=A(t) ………(1) コサイン受波器22は、方位θについてソノブイの零度軸
に対してcosθの指向性を有しており、方位θから入射
する目標信号をA(t)に対してコサイン受波器22が出
力する(コサイン受波器出力)73は、次の(2)式で示
される。
(コサイン受波器出力)73=A(t)・cosθ ……
(2) サイン受波器23は、方位θについてソノブイの零度軸に
対してsinθの指向性を有しており、方位θから入射す
る目標信号A(t)に対してサイン受波器23が出力する
(サイン受波器出力)74は、次の(3)式で示される。
(サイン受波器出力)74=A(t)・sinθ ……(3) 発振回路26は、正弦波信号75として を出力する。この信号はてい倍トランス24によって周波
数てい倍されるとともに、位相情報としてソノブイの零
度軸の磁方位φが加えられて(コサイン搬送波)76とな
る。従って(コサイン搬送波)76は、次の(4)式で示
される。
(コサイン搬送波)76=cos(ωt+90+φ) …(4) (コサイン搬送波)76は90度位相シフト回路25によって
位相を変えられ、次の(5)式に示す(サイン搬送波)
77となる。
(サイン搬送波)77=cos(ωt+180+φ) …(5) 乗算回路27及び28では(コサイン受波器出力)73と(コ
サイン搬送波)76及び(サイン受波器出力)74と(サイ
ン搬送波)77をそれぞれ乗算して、次の(6),(7)
式に示す(コサイン信号)78及び(サイン信号)79を出
力する。
(コサイン信号)78= A(t)・cosθ・cos(ωt+90+φ) ……(6) (コサイン信号)79= A(t)・cosθ・cos(ωt+180+φ) ……(7) 発振回路26はまた、次の式(8)に示す(周波数パイロ
ット)80を出力する。
ここでP及びrは定数である。ただし、rは個々のソノ
ブイで値が異なる。
(周波数パイロット)80は周波数てい倍回路29で2倍の
周波数にてい倍されて、次の式(9)に示す位相パイロ
ット81となる。
(位相パイロット)81=Pcos ωt ……(9) 混合回路30は、(オムニ信号)72,(コサイン信号)78,
(サイン信号)79,(周波数パイロット)80及び(位相
パイロット)81を混合して、次の(10)式に示す(複合
信号)51を出力する。
(10)式に含まれる(コサイン信号)78と(サイン信
号)79は目標信号の方位θを含むためにディレクショナ
ルバンドと呼ばれる、三角関数の公式により合成され
(11)式に示す内容となる。
(11)式においてA(t)は通常は帯域を持った信号で
あるために(複合信号)51のスペクトルは第3図のよう
になる。
この(複合信号)51は無線周波数に変換されて伝送さ
れ、水中音響探知装置によって受信され、受信された複
合信号は指向性ソノブイ信号復調回路によって復調され
る。
第4図は従来の指向性ソノブイ信号復調回路を示すブロ
ック図であり、位相パイロット再生回路31、乗算回路3
2,33、直流阻止形の低域通過フィルタ34,35,36、2倍増
幅回路37,38等を備えて構成される。
位相パイロット再生回路31は、(複合信号)51に含まれ
ている位相パイロット成分Pcosωtを抽出してその振幅
を正規化し、位相を90度回して次の式(12)に示す(サ
イン再生パイロット)82を、また位相を180度回して次
の(13)式に示すコサイン(再生パイロット)83を出力
する。
(サイン再生パイロット)82=−sin(ωt+e)…(1
2) (コサイン再生パイロット)82=−sin(ωt+e) …
(13) この式(12),(13)で、eは位相パイロット再生回路
31の位相再生誤差である。直流阻止形の低域通過フィル
タ34ないし36は第3図におけるオムニ成分のみを通過さ
せる特性のものとする。従って定域通過フィルタ34から
の(オムニ復調信号)84には、(11)式に示す(複合信
号)51中のA(t)のみが出力され、(オムニ復調信
号)84は(14)式で表わされる。
(オムニ復調信号)84=A(t) ……(14) 乗算回路32の(乗算回路出力信号)85としては次の(1
5)式で示される出力が得られる。
(15)式において下線を付した項はすべて後段の直流阻
止形の低域通過フィルタ35で除去されるので省略する
と、(15)式は(15)′式となる。
(乗算回路出力信号)85は、低域通過フィルタ35によっ
て、(15)′式中の下線の成分を除去されて、(低域通
過フィルタ出力信号)87となり、2倍増幅回路37で2倍
に増幅された(16)式の(NS復調信号)89となる。
(NS復調信号)89=A(t)cos(θ+φ−e) …(1
6) 乗算回路33の(乗算回路出力信号)86としては次の(1
7)式のようになる。
が得られる。(17)式において下線を付した項はすべて
後段の直流阻止形の低域通過フィルタ36で除去されるの
で省略すると式(17)は(17)′となる。
(乗算回路出力信号)86は、低域通過フィルタ36によっ
て(17)′式の下線部分を除去されて低域通過フィルタ
出力信号)88となり、2倍増幅回路で2倍の増幅されて
(18)式の(EW復調信号)90となる。
(EW復調信号)90=A(t)sin(θ+φ−e)……(1
8) 第5図は位相再生誤差eが零の場合の第4図の各復調信
号それぞれの指向性パターンの特徴を示す模式図であ
る。第5図に示す(オムニ復調信号)の指向性パターン
は、全方位に対して1、(NS復調信号)の指向性はパタ
ーン及び(EW復調信号)の指向性パターンはそれぞれソ
ノブイの零度軸の磁方位φとソノブイの零度軸に対する
目標信号の方位θの和すなわち目標信号磁方位(θ+
φ)に対してコサイン及びサインの指向性を持つ。図中
の+,−はその象限から到来する目標信号A(t)に対
して復調後の出力が(オムニ復調信号)と同相(+)に
なるか逆相(−)になるかを示している。
水中音響探知装置では(NS復調信号)89と(オムニ復調
信号)84が同相(+)か逆相(−)か、及び(EW復調信
号)90と(オムニ復調信号)84が同相(+)か逆相
(−)によって、目標信号磁方位(θ+φ)の象限決定
を行い、更に(NS復調信号)89と(EW復調信号)90のレ
ベル比のアークタンジェント計算を行って、次の(19)
式から目標信号磁方位を求める。
位相パイロット再生回路31に位相再生誤差eがある場
合、水中音響探知装置での方位計算結果は、次の(20)
式に示す(目標方式)として示される。
位相再生誤差eは直接に目標方位の誤差となる。このよ
うに、位相パイロット再生回路31は指向性ソノブイ信号
の復調回路の性能、ひいては水中音響探知装置の方位精
度を決定する重要な部分である。
第6図は従来の指向性ソノイブ信号の復調回路の位相パ
イロット再生回路のブロツク図であり、帯域通過フィル
タ39,周波数てい倍回路40,位相シフト回路41,コンパレ
ータ回路42,43,位相比較回路44,低域通過フィルタ45,増
幅回路46,90度シフト回路47,反転増幅器48等を備えて構
成される。帯域通過フィルタ39は、(複合信号)51の中
から周波数パイロット91のみを選択して出力する。周波
数てい倍回路40はこの出力の周波数を2倍にするととも
に振幅を正規化して内部パイロット92を出力する。(内
部パイロット)92は次の(21)式で示される。
(内部パイロット)92=cos(ωt+δ) ……(21) ここでδは(複合信号)51に含まれる(位相パイロッ
ト)81と(内部パイロット)92の位相差である。位相シ
フト回路41は(内部パイロット)92の位相を後述する制
御電圧(93)に従って遅らせたり進めたりする。位相シ
フト回路41からの(位相シフト回路出力)94はコンバレ
ータ回路43で正負いずれであるかを示す2値信号のコン
パレータ回路出力95に変換されて位相比較回路44に入力
される。一方、(複合信号)51もコンパレータ回路42で
正負いずれであるかを示す2値信号のコンパレータ回路
出力96に変換されて位相比較回路44に入力される。位相
比較回路44はこれら2入力の間の位相差に相当する位相
比較出力97を出力する。(コンパレータ回路出力)96に
は位相パイロット81以外の成分も含まれるために(位相
比較出力)97にはそれらの影響による変動が含まれるの
で低域通過フィルタ45でこれら変動分を除去する。その
結果、位相差δに比例した(位相差電圧)98が得られ
る。この電圧は増幅回路46で増幅されて(制御電圧)93
になる。(制御電圧)93は位相差δを減少させる極性に
なっており、その結果、位相差δが小さく方向に帰還が
かかる。ところで、帰還をかける閉ループの利得を大き
くすれば位相差δを小さくできるが、動作が不安定にな
るので位相差δを零にできず、結局(位相シフト回路出
力)94は次の(22)式で示されるように、位相再生誤差
eを含むことになる。
(位相シフト回路出力)94=cos(ωt+e) …(22) この出力は90度位相シフト回路47で位相シフトされ、
(12)式に示した(サイン再生パイロット)82となると
ともに、反転増幅回路48で反転されて(13)式に示した
(コサイン再生パイロット)83となる。
〔発明が解決しようとすう問題点〕
上述した従来の指向性ソノブイ信号の復調回路の位相パ
イロット再生回路は、位相差δを検出して帰還をかける
閉ループ方式であり、閉ループの利得すなわち位相差を
検出し、それを修正する方法に帰還をかける系の利得を
大きくすれば、いくらでも位相再生誤差eを小さくする
ことができるはずであるが、閉ループの利得を上げると
誘導等の雑音の影響を受けやすくなって、再生されたパ
イロットの位相にジッタが生じたり発振したりするとい
う問題が発生する。このため、従来の回路では位相再生
誤差が残留し、この結果として指向性ソノブイの複合信
号を高精度に復調できないという欠点がある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、位相再生誤差を
大幅に低減して高精度の指向性ソノブイ信号を復調しう
る指向性ソノブイ信号復調回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の指向性ソノブイ信号復調回路は、指向性ソノブ
イに設けられたオムニ受波器からのオムニ信号A(t)
と、前記指向性ソノブイに設けられたコサイン受波器お
よびサイン受波器の各出力信号並びに角周波数ωの搬送
波信号の各信号に基づき生成されたディレクショナルバ
ンドA(t)sin(ωt+θ+φ)(θは前記指向性ソ
ノブイに設けられた各受波器の零度軸に対する音波の入
射角、φは前記零度軸の磁方位)と、前記搬送波信号か
ら生成された基準位相を示す位相パイロットcos(ω
t)および基準周波数を示す周波数パイロットcos(ωt
/2)とを含む複合信号を復調して水中目標の方位を示す
NS信号A(t)cos(θ+φ)およびEW信号A(t)sin
(θ+φ)を出力する指向性ソノブイ信号復調回路にお
いて、前記複合信号に含まれる前記周波数パイロットを
抽出し2逓倍して第1の内部パイロットcos(ωt+
δ)および第2の内部パイロットsin(ωt+δ)(δ
は前記位相パイロットと内部パイロットとの位相差)を
生成する内部パイロット生成手段と、前記複合信号に前
記第1および第2の内部パイロットをそれぞれ乗算して
第1および第2の積信号を生成する第1の乗算手段と、
前記第1および第2の積信号に含まれる直流成分をそれ
ぞ抽出して前記位相差δの余弦値および前記位相差δの
正弦値を生成する位相差値生成手段と、前記第1の積信
号に前記位相差δの余弦値を乗算すると共に前記第2の
積信号に前記位相差δの正弦値を乗算する第2の乗算手
段と、この第2の乗算手段からの2つの乗算出力の差を
求めて前記NS信号を生成するNS信号生成手段と、前記第
1の積信号に前記位相差δの正弦値を乗算すると共に前
記第2の積信号に前記位相差δの余弦値を乗算する第3
の乗算手段と、この第3の乗算手段からの2つの乗算出
力の和をを求めて前記EW信号を生成するEW信号生成手段
とを備えて構成される。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例の指向正ソノブイ信号復調
回路を示すブロック図であり、乗算回路1,2,7,8,9,10,
低域通過フィルタ17,2/P倍増幅回路5,6,減算回路11,加
算回路12,反転増幅回路13,14,帯域通過フィルタ18,周波
数てい倍回路19,90度位相シフト回路20等を備えて構成
される。
帯域通過フィルタ18は(複合信号)51から(周波数パイ
ロット)69を抽出して出力する。これは周波数てい倍回
路19で2倍の周波数にてい倍されるとともに振幅を正規
化されて(23)式の(内部コサインパイロット)70とな
る。これが第1の内部パイロット信号である。
(内部コサインパイロット)70=cos(ωt+δ)…(2
3) (内部コサイパイロット)70は、90度位相シフト回路20
で位相をシフトされ(24)式の(内部サインパイロッ
ト)71となる。これが第2の内部パイロット信号であ
る。
(内部サインパイロット)71=sin(ωt+δ) …(2
4) ここでδは(複合信号)51に含まれる位相パイロットと
内部パイロットの位相差である。乗算回路1及び2はそ
れぞれ、(複合信号)51に内部(コサインパイロット)
70,(内部サインパイロット)71を乗算し(25),(2
6)式に示す(乗算出力)52及び53を出力する。これら
(乗算出力)52及び53がそれぞれ第1及び第2の積であ
る。
(25)及び(26)式中で下線で示す成分は交流成分であ
るため後段の低域通過フィルタ3及び4で除去され、フ
ィルタ出力54,55には が出力される。なお、(25)及び(26)式においては、
複合信号中の位相パイロット以外の成分の乗算出力で交
流成分した持たず、後段のフィルタで除去されるので省
略してある。フィルタ出力54,55は2/P倍増幅回路5及び
6で2/P倍に増幅されて、正規化された(cosδ信号)56
及び(sinδ信号)57になる。乗算回路7,8はそれぞれ
(乗算出力)52及び53,(cosδ信号)56及び(sinδ信
号)57と(27)式に示す計算を行なって乗算出力58,59
を得、減算回路11でその差をとり(減算回路出力)62と
して出力する。
(減算回路出力2)62=−(乗算出力)52・ (sinδ信号)57 +(乗算出力)53・(cosδ信号)56 =−(複合信号)51・(内部コサインパイロット)70・ (sinδ信号)57+(複合信号)51・ (内部サイン パイロット)71・(cosδ信号)56 =(複合信号)51・{(内部サインパイロット)71・ (cosδ信号)56−(内部コサインパイロット)70・ (sinδ信号)57} =(複合信号)51・{sin(ωt+δ)cosδ −cos(ωt+δ)sinδ} =(複合信号)51・sin(ωt+δ−δ) =(複合信号)51・sinωt ……(27) この(減算回路出力)62は、反転増幅回路13で(−2)
倍に増幅されて(28)式に示す(反転増幅回路出力)64
になる。
(反転増幅回路出力)64=−2(減算回路出力)62 =2(複合信号)51(−sinωt) ……(28) (28)式に示す(反転増幅回路出力)64は、(15)及び
(15)′式において位相再生誤差eを零にし、全体を2
倍したものとなる。この(反転増幅回路出力)64は低域
通過フイルタ15によって不要帯域を除去されて(NS復調
信号)66となる。(NS復調信号)66は(16)式において
位相再生誤差eを零とした値となる。同様に乗算回路9,
10及び加算回路12は乗算出力52及び53と、cosδ信号56
とsinδ信号57の間で(乗算出力)60,61を得たのち、こ
れら両出力の加算を行ない(29)式に示す(加算回路出
力)63を出力する。
(加算回路出力)63=(乗算出力)52・ (cosδ信号)56 +(乗算出力)53・(sinδ信号)57 =(複合信号)51・(内部コサインパイロット)70・
(cosδ信号)56+(複合信号)51・ (内部サイン パイロット)71・(sinδ信号)57 =(複合信号)51・{(内部コサインパイロット)
70・ (cosδ信号)56+(内部サインパイロット)71・ (sinδ信号)57} =(複合信号)51・{cos(ωt+δ)cosδ +sin(ωt+δ)sinδ} =(複合信号)51・cos(ωt+δ−δ) =(複合信号)51・cosωt ……(29) この(加算回路出力)63は、反転増幅回路14で(−2)
倍に増幅されて(30)式に示す(反転増幅回路出力)65
になる。
(反転増幅回路出力)65=−2(加算回路出力)63 =2(複合信号)51・(−cosωt) ……(30) (30)式に示す(反転増幅回路出力)65は、(17)及び
(17)′式において位相再生誤差eを零にし、全体を2
倍にしたものとなる。この(反転増幅回路出力)65は低
域通過フィルタ16によって不要帯域を除去されて(EW復
調信号)67となる。(EW復調信号)67は(18)式におい
て位相再生誤差eを零とした値となる。
一方、(複合信号)51は低域通過フィルタ17で高周波成
分を除去されて(オムニ復調信号)68となる。(オムニ
復調信号)68は(14)式で表わされる。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明の指向性ソノブイ信号の復調回
路は、位相パイロットと周波数の等しい内部パイロット
を発生し、それと位相パイロットの位相差を算出し、複
合信号と内部パイロットの積に対して位相差の影響を相
殺する様に計算を行なって復調の目的を達成する開ルー
プ方式とすることにより、計算回路の精度の向上のみで
復調の際の誤差を所望に応じ減少することが可能とな
り、従って極めて高精度に指向性ソノブイ信号が復調で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は一般
的な指向性ソノブイの複合信号生成手段を示すブロック
図、第3図は第2図に示す(複合信号)51のスペクトル
図、第4図は従来の指向性ソノブイ信号復調回路を示す
ブロック図、第5図は位相再生誤差が零の場合の第4図
に示す各復調信号の指向性パターンを示す模式図、第6
図は従来の指向性ソノブイ信号の復調回路の位相パイロ
ット再生回路のブロック図である。 1,2,7,8,9,10……乗算回路、3,4,15,16,17……低域通過
フィルタ、5,6……2/P倍増幅回路、11……減算回路、12
……加算回路、13,14……反転増幅回路、18……帯域通
過フィルタ、19……周波数てい倍回路、20……90度位相
シフト回路、51……複合信号、52,53,58,59,60,61……
乗算出力、56……cosδ信号、57……sinδ信号、62……
減算回路出力、63……加算回路出力、66……NS復調信
号、67……EW復調信号、69……周波数パイロット、70…
…内部コサインパイロット、71……内部サインパイロッ
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指向性ソノブイに設けられたオムニ受波器
    からのオムニ信号A(t)と、前記指向性ソノブイに設
    けられたコサイン受波器およびサイン受波器の各出力信
    号並びに角周波数ωの搬送波信号の各信号に基づき生成
    されたディレクショナルバンドA(t)sin(ωt+θ
    +φ)(θは前記指向性ソノブイに設けられた各受波器
    の零度軸に対する音波の入射角、φは前記零度軸の磁方
    位)と、前記搬送波信号から生成された基準位相を示す
    位相パイロットcos(ωt)および基準周波数を示す周
    波数パイロットcos(ωt/2)とを含む複合信号を復調し
    て水中目標の方位を示すNS信号A(t)cos(θ+φ)
    およびEW信号A(t)sin(θ+φ)を出力する指向性
    ソノブイ信号復調回路において、 前記複合信号に含まれる前記周波数パイロットを抽出し
    2逓倍して第1の内部パイロットcos(ωt+δ)およ
    び第2の内部パイロットsin(ωt+δ)(δは前記位
    相パイロットと内部パイロットとの位相差)を生成する
    内部パイロット生成手段と、前記複合信号に前記第1お
    よび第2の内部パイロットをそれぞれ乗算して第1およ
    び第2の積信号を生成する第1の乗算手段と、前記第1
    および第2の積信号に含まれる直流成分をそれぞれ抽出
    して前記位相差δの余弦値および前記位相差δの正弦値
    を生成する位相差値生成手段と、前記第1の積信号に前
    記位相差δの余弦値を乗算すると共に前記第2の積信号
    に前記位相差δの正弦値を乗算する第2の乗算手段と、
    この第2の乗算手段からの2つの乗算出力の差を求めて
    前記NS信号を生成するNS信号生成手段と、前記第1の積
    信号に前記位相差δの正弦値を乗算すると共に前記第2
    の積信号に前記位相差δの余弦値を乗算する第3の乗算
    手段と、この第3の乗算手段からの2つの乗算出力の和
    を求めて前記EW信号を生成するEW信号生成手段とを備え
    ることを特徴とする指向性ソノブイ信号復調回路。
JP6928586A 1986-03-26 1986-03-26 指向性ソノブイ信号復調回路 Expired - Lifetime JPH0693013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6928586A JPH0693013B2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26 指向性ソノブイ信号復調回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6928586A JPH0693013B2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26 指向性ソノブイ信号復調回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62225977A JPS62225977A (ja) 1987-10-03
JPH0693013B2 true JPH0693013B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=13398187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6928586A Expired - Lifetime JPH0693013B2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26 指向性ソノブイ信号復調回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0693013B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62225977A (ja) 1987-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2115222C1 (ru) Устройство для компенсации фазового сдвига в цепи обратной связи усилителя мощности (варианты)
JP2699641B2 (ja) 位相ジッタ抑圧回路
JP2581862B2 (ja) 同期検出器を有するレーダ受信器における位相及びゲインの不均等エラーを校正する方法
EP0639306A1 (en) Method and device for amplifying, modulating and demodulating.
US6442383B1 (en) Demodulator and digital wireless communication receiver
JP2874511B2 (ja) クワッドラチャ検波受信機用の平衡位相振幅ベースバンド・プロセッサ
US4567442A (en) Method and apparatus for demodulating time-discrete frequency-modulated signals
US5825323A (en) Radar sensor
JP4169393B2 (ja) 角度復調器
US5068876A (en) Phase shift angle detector
JPH0693013B2 (ja) 指向性ソノブイ信号復調回路
US4654664A (en) Electronic null-seeking goniometer for ADF
US5173659A (en) Highly sensitive magnetic field detecting SQUID with dual demodulation circuit
JPS61218971A (ja) 指向性ソノブイ信号の復調回路
JP2000353929A (ja) 移相器兼減衰器および位相振幅整合器並びにイメージ抑圧型送信機
US11837996B2 (en) Phase demodulator with negative feedback loop
JP2653941B2 (ja) ディジタル直交復調回路
JP3193081B2 (ja) 角変調信号の復調装置
JP2837914B2 (ja) Afc装置
JP4391881B2 (ja) Ssb信号受信装置
JPH08265381A (ja) 直交変調装置
JPH02237325A (ja) 同相合成スペースダイバーシティ受信装置
JPH06105897B2 (ja) 干渉補償回路
JPH03109186U (ja)
JPS6330805B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term