JPH0692720B2 - ボルト・ナット締結装置 - Google Patents

ボルト・ナット締結装置

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JPH0692720B2
JPH0692720B2 JP1267833A JP26783389A JPH0692720B2 JP H0692720 B2 JPH0692720 B2 JP H0692720B2 JP 1267833 A JP1267833 A JP 1267833A JP 26783389 A JP26783389 A JP 26783389A JP H0692720 B2 JPH0692720 B2 JP H0692720B2
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moving
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tunnel
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進 布村
保博 細木
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はセグメント自動組立用のボルト・ナツト締結装
置に関するものである。
従来の技術 通常、シールド工法によりトンネルを構築する場合、ト
ンネル内周壁面にセグメントが順次組立てられて行く
が、その組立て作業においては自動化が図られており、
セグメント位置決め後におけるセグメント同士の連結作
業すなわちボルト・ナツトの締結作業も自動化されてい
る。
従来、上記作業を行うボルト・ナツト締結装置は、第11
図に示すように、セグメント自動組立装置におけるセグ
メントAの支持フレーム101に、セグメントAに形成さ
れた連結用ボルト穴Cに対応する位置で、それぞれボル
トおよびナツトを保持し、その状態でボルト穴Cに移動
案内させた後、ナツトを回転させて互いに締結させる締
結具102が設けられたものであつた。
発明が解決しようとする課題 上記従来のボルト・ナツト締結装置によると、締結具10
1はセグメントAのボルト穴Cに合わせて複数個配置さ
れているため、その組立精度は締結具101の配置ピツチP
1とセグメントAに形成されたボルト穴CのピツチP2に
依存し、通常、組立精度が悪くなるという問題があつ
た。
そこで、本発明は上記課題を解消し得るボルト・ナツト
締結装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の第1の手段は、セグ
メントをトンネルの内周壁面に沿つて移動配置させるセ
グメント自動組立装置側に支持フレームを設け、この支
持フレームの内周側または外周側に、第1ガイド部材を
垂設し、この第1ガイド部材に第1移動体をトンネルの
半径方向で移動自在に案内するとともに、この第1移動
体を移動させる第1シリンダー装置を設け、上記第1移
動体に第2ガイド部材を介してセグメントの旋回面内で
かつ上記第1移動体の移動方向と直角方向で第2移動体
を移動自在に設けるとともに、この第2移動体を移動さ
せる第2シリンダー装置を設け、上記第2移動体に第3
および第4ガイド部材を介してトンネルの軸心方向で第
3および第4移動体をそれぞれ移動自在に設けるととも
に、これら第3および第4移動体を移動させる第3およ
び第4シリンダー装置を設け、上記第3および第4移動
体の一方に、ボルト保持具を設けるとともに、他方にナ
ツト保持具およびこのナツト保持具の回転装置を設け、
上記第1移動体にセグメントの内端面位置を検出する第
1ストツパーを設け、上記第3移動体または第4移動体
にセグメントの連結用凹部の左右側壁の一方を検出する
第2ストツパーを設けたものである。
また、本発明の第2の手段は、セグメントをトンネルの
内周壁面に沿つて移動配置させるセグメント自動組立装
置側に支持フレームを設け、この支持フレームの内周側
または外周側に、第1および第2ガイド部材を垂設し、
これら第1および第2ガイド部材に第1および第2移動
体をそれぞれトンネルの半径方向で移動自在に案内さ
せ、上記第1移動体を移動させる第1シリンダー装置を
設けるとともに、第2移動体を第1移動体に対して移動
させる第2シリンダー装置を設け、上記第2移動体に第
3ガイド部材を介してセグメントの旋回面内でかつ上記
第2移動体の移動方向と直角方向で第3移動体を移動自
在に設けるとともに、この第3移動体を移動させる第3
シリンダー装置を設け、上記第3移動体に第4および第
5ガイド部材を介してトンネルの軸心方向で第4および
第5移動体をそれぞれ移動自在に設けるとともに、これ
ら第4および第5移動体を移動させる第4および第5シ
リンダー装置を設け、上記第4および第5移動体の一方
に、ボルト保持具を設けるとともに、他方にナツト保持
具およびこのナツト保持具の回転装置を設け、上記第1
移動体にセグメントの内端面位置を検出する第1主スト
ツパーを設け、第1移動体に対する第2移動体の移動量
を規制する第2ストツパーを設け、上記第4移動体また
は第5移動体にセグメントの連結用凹部の左右側壁面を
検出する第3ストツパーを設けたものである。
作用 上記第1の手段の構成のおいて、セグメントの連結を行
う場合、セグメント自動組立装置により、セグメントを
既設のセグメントに沿つて配置する。次に、連結用のボ
ルトおよびナツトをそれぞれの保持具に保持された状態
で、第1シリンダー装置により、第1移動体を第1スト
ツパーがセグメントに当接するまでセグメント側に移動
させる。次に、第2シリンダー装置により、第2移動体
を第2ストツパーが凹部の内側壁面に当接するまで左右
方向に沿つて移動させる。この動作により、ボルトおよ
びナツトがセグメントのボルト穴の中心に移動した状態
となる。この状態で、第3および第4シリンダー装置を
作動させてボルトをボルト穴内に挿通させるとともに回
転装置によりナツトを回転させれば、正確な位置でのボ
ルト・ナツトの締結を自動的に行うことができる。
また、上記第2の手段の構成によると、ボルト穴がトン
ネルの半径方向で異なる場合でも、ボルト・ナツトの締
結を行うことができる。すなわち、内周側のボルト穴で
の締結を行う場合、第1の手段と同様に、第1および第
3シリンダー装置により、ボルトおよびナツトを内周側
のボルト穴に案内すればよい。そして、さらに第2シリ
ンダー装置および第2ストツパーにより、第2移動体を
介して第3移動体を所定距離だけ例えば外周側に移動さ
せることによつて、ボルトおよびナツトを外周側のボル
ト穴に正確に案内させることができ、したがつて異なる
ボルト穴でのボルト・ナツトの締結を行うことができ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図に基づき説明
する。
第1図〜第5図において、1はセグメントAをトンネル
の内周壁面に沿つて移動配置させるセグメント自動組立
装置におけるセグメントAの支持フレームで、この支持
フレーム1の内周側1aに、かつセグメントAの連結用ボ
ルト・ナツト挿入のために形成された凹部Bに対応して
ボルト・ナツト締結装置2が複数個並置されている(第
6図参照)。以下、その内の一つに着目してボルト・ナ
ツト締結装置2を説明する。すなわち、支持フレーム1
の内周側の円周方向に沿う左右位置には、一対のガイド
柱3がトンネルの半径方向に沿つてかつ互いに平行に垂
設されるとともに、各ガイド柱3には、第1ガイドレー
ル(第1ガイド部材)4がそれぞれ設けられている。こ
れら両第1ガイドレール4には、水平板部5aと垂直板部
5bとからなる側面視逆L字形の第1移動体5がスライド
材6を介してトンネルの半径方向で移動自在に案内され
るとともに、この第1移動体5とガイド柱3との間に
は、第1移動体5を移動させる第1シリンダー装置7が
設けられている上記第1移動体5の水平板部5aの下面に
は、互いに平行な一対の第2ガイドレール(第2ガイド
部材)8がセグメントの旋回面内でかつ第1移動体5の
移動方向と直角方向で(以下、左右方向という)設けら
れている。これら両第2ガイドレール8には、水平板部
9aと垂直板部9bとからなる側面視L字形状の第2移動体
9がスライド材10を介して左右方向で移動自在に案内さ
れるとともに、この第2移動体9と第1移動体5との間
には、第2移動体9を移動させる第2シリンダー装置11
が設けられている。また、上記第2移動体9の垂直板部
9bの前後面からトンネルの軸心方向(以下、前後方向と
いう)に沿つて第1および第2水平支持材12,13が突設
されるとともに、これら各水平支持材12,13の下面(ト
ンネルに沿う周面の外側面)には第3および第4ガイド
レール(第3および第4ガイド部材)14,15がそれぞれ
1本および一対設けられている。上記第3ガイドレール
14には、細長い板状部からなる第3移動体16がスライド
材17を介して前後方向で移動自在に案内され、また上記
第4ガイドレール15には、水平板部18aと垂直板部18bと
からなる側面視逆L字形の第4移動体18がスライド材19
を介して前後方向で移動自在に案内されている。さら
に、第2移動体9と第3移動体16との間および第2移動
体9と第4移動体18との間には、第3および第4移動体
16,18をそれぞれ移動させる第3および第4シリンダー
装置20,21が設けられている。そして、上記第3移動体1
6の下端にはボルト保持具22が取付けられ、また第4移
動体18の垂直板部18bの下端にはナツト保持具23が回転
自在に取付けられるとともに、水平板部18aにはこのナ
ツト保持具23を例えば歯車列(図示しないが垂直板部18
b内に配置される)を介して回転させる電動機(回転装
置)24が配置されている。勿論、ボルト保持具22とナツ
ト保持具23とは相対向する位置に設けられている。ま
た、上記第1移動体5の垂直板部5bの中央下端部は、セ
グメントAの内周端面に当接してトンネルの半径方向に
おける第1移動体5の位置決めを行う第1ストツパー25
とされるとともに、第4移動体18の垂直板部18bの側面
(第3移動体16の側面でもよい)にはセグメントAの凹
部Bの左右内側壁のいずれかに当接して第2移動体9の
トンネル周方向の位置決めを行う第2ストツパー26が設
けられている。したがつて、第1ストツパー25とボルト
保持具22の中心までの距離L1とセグメントの内周端面か
らボルト穴Cの中心までの距離1とが等しくされると
ともに、第2ストツパー26の左右の端面からナツト保持
具23すなわちボルト保持具22の中心までの距離L2とセグ
メントAの凹部Bの左右の内側壁面からボルト穴Cの中
心までの距離2とが等しくされている。
上記構成において、セグメントA同士の連結を行う場
合、まずセグメント自動組立装置の支持フレーム1に保
持されたセグメントAを既設のセグメントAに沿つて配
置する。次に、連結用のボルトDおよびナツトEをそれ
ぞれの保持具22,23に磁力により保持させた状態で、第
1シリンダー装置7により、第1移動体5を第1ストツ
パー25がセグメントAに当接するまでセグメントA側に
移動させる。
次に、第2シリンダー装置11により第2移動体9を第2
ストツパー26が凹部Bの内側壁面に当接するまで左右方
向に沿つて移動させる。この動作により、ボルトDおよ
びナツトEがセグメントAのボルト穴Cの中心に移動し
た状態となる。この状態で、第3および第4シリンダー
装置20,21を作動させてボルトDをボルト穴Cに挿通さ
せるとともに電動機24によりナツトEを回転させれば、
正確な位置でのボルト・ナツトの締結を自動的に行うこ
とができる。なお、各移動体を元の位置に戻す場合は、
適当な位置例えば各シリンダー装置のストロークエンド
で停止させておけばよい。次に、他の実施例を第7図〜
第10図に基づき説明する。
上記実施例においては、1個のボルト・ナツト締結装置
によりセグメントの凹部内の1個のボルト穴にボルトを
挿入してナツトで締結するものについて説明したが、こ
の他の実施例においては、各凹部に3個のボルト穴が形
成されたセグメントの連結を、2ヶ所の凹部を同時に行
うことができるものである。
すなわち、第7図〜第9図において、51はセグメントA
をトンネルの内周壁面に沿つて移動配置させるセグメン
ト自動組立装置におけるセグメントAの支持フレーム
で、この支持フレーム51の内周側51aに、かつセグメン
トAの連結用ボルト・ナツト挿入のために形成された2
個の凹部Bに対応してボルト・ナツト締結装置52がそれ
ぞれ並置される。以下、このボルト・ナツト締結装置52
について説明する。すなわち、支持フレーム51の内周側
の円周方向に沿う左右位置には、一対のガイド柱53がト
ンネルの半径方向に沿つてかつ互いに平行に垂設される
とともに、各ガイド柱53には、第1および第2ガイドレ
ール(第1および第2ガイド部材)54,55が上下位置に
設けられている。なお、本実施例では、第1ガイドレー
ル54と第2ガイドレール55とが一体的に設けられてい
る。上記下側の両第1ガイドレール54には、正面視形状
がW字形にされた第1移動体56がスライド材57を介して
トンネルの半径方向で移動自在に案内されるとともに、
上記上側の両第2ガイドレール54には、水平板部58aと
垂直板部58bとからなる側面視逆L字形の第2移動体58
がスライド材59を介してトンネルの半径方向で移動自在
に案内されている。また、上記第1移動体56とガイド柱
53との間には、第1移動体56を移動させる第1シリンダ
ー装置60が設けられるとともに、第1移動体56と第2移
動体58との間には、第2移動体58を第1移動体56に対し
て移動させる第2シリンダー装置61が設けられている。
上記第2移動体58の水平板部58aの周方向に沿う左右下
面位置には、互いに平行な一対の第3ガイドレール(第
3ガイド部材)62がセグメントの旋回面内でかつ第2移
動体58の移動方向と直角方向で(すなわち左右方向)設
けられている。この第3ガイドレール62には、それぞれ
水平板部63aと垂直板部63bとからなる側面視L字形状の
第3移動体63がスライド材64を介して左右方向で移動自
在に2個案内されるとともに、これら各第3移動体63と
第2移動体58との間には、各第3移動体63をそれぞれ移
動させる2個の第3シリンダー装置65が設けられてい
る。また、上記各第3移動体63の垂直板部63bの前後面
からトンネルの軸心方向(以下、前後方向という)に沿
つて第1および第2水平支持材66,67がそれぞれ突設さ
れるとともに、これら各水平支持体66,67の下面(トン
ネルに沿う周面の外側面)には第4および第5ガイドレ
ール(第4および第5ガイド部材)68,69がそれぞれ1
本および一対づつ設けられている。上記各第4ガイドレ
ール68には、細長く板状部からなる第4移動体70がスラ
イド材71を介して前後方向で移動自在に案内され、また
上記各第5ガイドレール69には、水平板部72aと垂直板
部72bとからなる側面視逆L字形の第5移動体72がスラ
イド材73を介して前後方向で移動自在に案内されてい
る。さらに、各第3移動体63と第4移動体70との間およ
び各第3移動体63と第5移動体72との間には、第4およ
び第5移動体70,72をそれぞれ移動させる第4および第
5シリンダー装置74,75が設けられている。そして、上
記各第4移動体70の下端にはボルト保持具76がそれぞれ
取付けられ、また第5移動体72の垂直板部72bの下端に
はナツト保持具77が回転自在に取付けられるとともに、
水平板部72aにはこのナツト保持具77を例えば歯車列
(図示しないが垂直板部72b内に配置される)を介して
回転させる電動機(回転装置)78が配置されている。勿
論、ボルト保持具76とナツト保持具77とは相対向する位
置に設けられている。また、上記第1移動体56のセグメ
ントAの各ボルト穴Bに対応する左右の中央下端部は、
セグメントAの内周端面に当接してトンネルの半径方向
における第1移動体56すなわち第3移動体63の位置決め
を行う第1ストツパー79とされ、さらに第1移動体56に
対する第2移動体58の移動量を規制する第2ストツパー
80が設けられている。すなわち、この第2ストツパー80
は、第1移動体56に第2移動体58側に向つて突出して設
けられるとともにその移動方向に沿う長穴81aが形成さ
れたストツパー板81と、第2移動体58から上記ストツパ
ー板81の長穴81a内に突設された係合ピン82とから構成
されており、したがつて第2移動体58は第1移動体56に
対して長穴81aの長さ分だけしか移動できないことにな
る。そして、また第5移動体72の垂直板部72bの側面
(第4移動体70の側面でもよい)にはセグメントAの凹
部Bの左右内側壁のいずれかに当接して第3移動体63の
トンネル周方向の位置決めを行う第3ストツパー83が設
けられている。なお、この第3ストツパー83は、3個の
ボルト穴Cに対応して、内側の左右位置および外側の左
右の内一方に合計3個配置されている。すなわち、第1
ストツパー79とボルト保持具76の中心までの距離L1とセ
グメントAの内周端面から内周側のボルト穴Cの中心ま
での距離1とが等しくされるとともに、長穴81aにお
ける係合ピン82の移動距離L2と内周側ボルト穴Cと外周
側ボルト穴Cとの距離l2が等しくされている。また、各
第3トツパー83の左右の端面からナツト保持具77すなわ
ちボルト保持具76の中心までの距離L3,L4,L5とセグメン
トAの凹部Bの左右の内側壁面から各ボルト穴Cの中心
までの距離l3,l4、l5とがそれぞれ等しくされている。
上記構成において、セグメントA同士の連結を行う場
合、まずセグメント自動組立装置の支持フレーム51に保
持されたセグメントAを既設のセグメントAに沿つて配
置する。次に、連結用のボルトDおよびナツトEをそれ
ぞれの保持具76,77に磁力により保持させた状態で、第
1シリンダー装置60により、第1移動体56を第1ストツ
パー79がセグメントAに当接するまでセグメントA側に
移動させる。
次に、各第3シリンダー装置65により、第3移動体63を
第3ストツパー83が凹部Bの内側壁面に当接するまで左
右方向に沿つて移動させる。この動作により、ボルトD
およびナツトEがセグメントAの内周側の一方のボルト
穴Cの中心に移動した状態となる。この状態で、第4お
よび第5シリンダー装置74,75を作動させてボルトDを
ボルト穴C内に挿通させるとともに電動機78によりナツ
トEを回転させれば、このボルト穴Cでのボルト・ナツ
トの締結作業が正確に行われる。次に、第4および第5
移動体70,72を、元の位置に戻し(元の位置に戻るの
に、例えば近接センサー84が使用される)、再びボルト
D、ナツトEを保持させた状態で、内周側の他方のボル
ト穴Cに移動され、そして両者の締結が行われる。さら
に、この後上記同様に、再びボルトD、ナツトEを保持
し、第1移動体56を第1ストツパー79により位置決めし
た後、さらに第2移動体58を第2ストツパー80の移動量
だけ移動させ、その後第3移動体63を移動させて、ボル
トD、ナツトEを外周側のボルト穴Cに案内させ、そし
て両者の締結を行なえばよい。
ところで、上記各実施例においては、ボルト・ナツト締
結装置を、セグメントの支持フレームの内周側に複数個
並置したものとして説明したが、例えばセグメント自動
組立装置側にボルト・ナツト締結装置専用の支持フレー
ムを設けるとともに、この支持フレームの外周側または
内周側のいずれかに配置してもよく、さらにはボルト・
ナツト締結装置を1個だけ設けて、トンネルの内周方向
に沿つて各ボルト穴の位置に順次移動させるようにして
もよい。
発明の効果 以上のように、本発明の構成によれば、ボルトおよびナ
ツトの保持具が設けられた各移動体を、各シリンダー装
置および各ストツパーを使用して、セグメントの端面お
よびセグメントのボルト穴が形成された凹部内壁面を基
準として位置決めを行うことができ、したがつて支持フ
レーム側に複数個のボルト・ナツト締結装置を配置した
場合、その配置ピツチに誤差があつても、セグメント同
士の締結を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は一部切欠正面図、第2図は左側面図、第3図は一部
切欠平面図、第4図は第1図のI−I断面図、第5図は
第4図のII−II矢視図、第6図は全体配置図、第7図〜
第10図は他の実施例を示すもので、第7図は一部切欠正
面図、第8図は左側面図、第9図は第7図のIII−III断
面図、第10図は一部切欠平面図、第11図は従来例の全体
正面図である。1…支持フレーム、2…ボルト・ナツト
締結装置、4…第1ガイドレール、5…第1移動体、7
…第1シリンダー装置、8…第2ガイドレール、9…第
2移動体、11…第2シリンダー装置、14…第3ガイドレ
ール、15…第4ガイドレール、16…第3移動体、18…第
4移動体、20…第3シリンダー装置、21…第4シリンダ
ー装置、22…ボルト保持具、23…ナツト保持具、24…電
動機、25…第1ストツパー、26…第2ストツパー、51…
支持フレーム、52…ボルト・ナツト締結装置、54…第1
ガイドレール、55…第2ガイドレール、56…第1移動
体、58…第2移動体、60…第1シリンダー装置、61…第
2シリンダー装置、62…第3ガイドレール、63…第3移
動体、65…第3シリンダー装置、68…第4ガイドレー
ル、69…第5ガイドレール、70…第4移動体、72…第5
移動体、74…第4シリンダー装置、75…第5シリンダー
装置、76…ボルト保持具、77…ナツト保持具、78…電動
機、79…第1ストツパー、80…第2ストツパー、83…第
3ストツパー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セグメントをトンネルの内周壁面に沿つて
    移動配置させるセグメント自動組立装置側に支持フレー
    ムを設け、この支持フレームの内周側または外周側に、
    第1ガイド部材を垂設し、この第1ガイド部材に第1移
    動体をトンネルの半径方向で移動自在に案内するととも
    に、この第1移動体を移動させる第1シリンダー装置を
    設け、上記第1移動体に第2ガイド部材を介してセグメ
    ントの旋回面内でかつ上記第1移動体の移動方向と直角
    方向で第2移動体を移動自在に設けるとともに、この第
    2移動体を移動させる第2シリンダー装置を設け、上記
    第2移動体に第3および第4ガイド部材を介してトンネ
    ルの軸心方向で第3および第4移動体をそれぞれ移動自
    在に設けるとともに、これら第3および第4移動体を移
    動させる第3および第4シリンダー装置を設け、上記第
    3および第4移動体の一方に、ボルト保持具を設けると
    ともに、他方にナツト保持具およびこのナツト保持具の
    回転装置を設け、上記第1移動体にセグメントの内端面
    位置を検出する第1ストツパーを設け、上記第3移動体
    または第4移動体にセグメントの連結用凹部の左右側壁
    の一方を検出する第2ストツパーを設けたことを特徴と
    するボルト・ナツト締結装置。
  2. 【請求項2】セグメントをトンネルの内周壁面に沿つて
    移動配置させるセグメント自動組立装置側に支持フレー
    ムを設け、この支持フレームの内周側または外周側に、
    第1および第2ガイド部材を垂設し、これら第1および
    第2ガイド部材に第1および第2移動体をそれぞれトン
    ネルの半径方向で移動自在に案内させ、上記第1移動体
    を移動させる第1シリンダー装置を設けるとともに、第
    2移動体を第1移動体に対して移動させる第2シリンダ
    ー装置を設け、上記第2移動体に第3ガイド部材を介し
    てセグメントの旋回面内でかつ上記第2移動体の移動方
    向と直角方向で第3移動体を移動自在に設けるととも
    に、この第3移動体を移動させる第3シリンダー装置を
    設け、上記第3移動体に第4および第5ガイド部材を介
    してトンネルの軸心方向で第4および第5移動体をそれ
    ぞれ移動自在に設けるとともに、これら第4および第5
    移動体を移動させる第4および第5シリンダー装置を設
    け、上記第4および第5移動体の一方に、ボルト保持具
    を設けるとともに、他方にナツト保持具およびこのナツ
    ト保持具の回転装置を設け、上記第1移動体にセグメン
    トの内端面位置を検出する第1ストツパーを設け、第1
    移動体に対する第2移動体の移動量を規制する第3スト
    ツパーを設け、上記第4移動体または第5移動体にセグ
    メントの連結用凹部の左右側壁面を検出する第3ストツ
    パーを設けたことを特徴とするボルト・ナツト締結装
    置。
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