JPH0691976B2 - 塗布ロボットによる塗布方法 - Google Patents

塗布ロボットによる塗布方法

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JPH0691976B2
JPH0691976B2 JP60234699A JP23469985A JPH0691976B2 JP H0691976 B2 JPH0691976 B2 JP H0691976B2 JP 60234699 A JP60234699 A JP 60234699A JP 23469985 A JP23469985 A JP 23469985A JP H0691976 B2 JPH0691976 B2 JP H0691976B2
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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明はワークに塗料、接着剤等を塗布するために用い
られる塗布ロボットによる塗布方法に関する。
(2)従来の技術 従来、この種塗布ロボットは可動アーム先端の可動手首
に1個の塗布ガンを備えている(特開昭59−128061号公
報参照)。
(3)発明が解決しようとする問題点 ワークの被塗布面に塗布ガンにより塗布作業を行うに当
り、塗布ガンの噴霧方向を被塗布面に対して略直角に向
けた場合と、斜めに向けた場合とでは、前者の場合の塗
布厚が後者の場合の塗布厚よりも厚くなる。また後者の
場合、斜めの噴霧を行うと被塗布面における手前側と向
かい側とでは、手前側の塗布厚が向かい側の塗布厚より
も厚くなり、重ね塗りを行っても塗布厚が各部均一にな
らないという問題があるが、前者の場合のように略直角
の噴霧を行うと、このような問題は解決される。従って
塗布能率を向上させ、且つ塗布厚を全面に亘り均一にす
るためには塗布ガンの噴霧方向を被塗布面に対し略直角
に制御する必要がある。
そこで、前記従来のように可動アームに対し塗布ガンが
1個だけ設けられるロボットを使用して、ワーク表面の
複雑な凹凸部(即ち向きの異なる複数の被塗布面)を塗
布するような場合においては、塗布ガンの噴霧方向を複
数の被塗布面すべてに対し略直角となるように制御する
必要があるが、この場合には、塗布ガンが1つだけであ
るために、被塗布面の変更に伴い塗布ガンを移動させる
際の可動アーム及び可動手首の動きが非常に複雑となる
上、それらの動き量も多くなり、それだけ塗布能率が低
下する問題がある。
尚、可動アームに、噴霧方向の異なる複数の塗布ガンを
設けたロボットは、例えば実開昭58−119871号公報に開
示されるように従来公知ではあるが、このロボットは、
高速塗装を目的としたものであって、基本的には複数の
塗布ガンより同時に噴霧剤を噴出させて使用することを
前提としており、従ってその複数の塗布ガンの噴霧方向
を対応する複数の被塗布面に対し各々略直交させるよう
なことが困難である場合が多く、その場合には、塗布厚
が各部均一にはならない等の不都合がある。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、上記従来の問
題を解消しつつワーク表面の向きの異なる複数の被塗布
面に噴霧剤を能率よく塗布できるようにした、塗布ロボ
ットによる塗布方法を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、可動アーム先端の
可動手首に、噴霧方向を異にするように複数の塗布ガン
を相互間に所定の取付角度を以て固定してなる塗布ロボ
ットを使用し、向きの異なる複数の被塗布面を有するワ
ークに噴霧剤を塗布するようにした、噴霧剤の塗布方法
において、前記複数の被塗布面を1面ずつ順次に塗布す
るようにし、その何れの被塗布面を塗布する過程におい
ても、1つの被塗布面に対し前記複数の塗布ガンのうち
から何れか1つの塗布ガンだけを選択すると共に、その
選択された1つの塗布ガンだけを、前記可動アーム及び
可動手首の少なくとも一方を動かすことにより該1つの
被塗布面に対し噴霧方向が略直交するように指向させ
て、該1つの塗布ガンのみから噴霧剤を噴出させること
を特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、ワークの、向きの異なる何れの被塗
布面に対しても塗布ガンをその噴霧方向が被塗布面と略
直交するように指向させて噴霧剤を塗布することができ
るから、ワーク表面が凹凸のある複雑形状であっても、
各々の被塗布面の塗布厚は全体に亘り略均一になり、し
かも適正な厚みとなる。
またこのような塗布作業は、向きの異なる複数の被塗布
面に対し1面ずつ順次に行われる上、その何れの被塗布
面を塗布する過程においても、塗布ロボットの噴霧方向
を異にする複数個の塗布ガンのうちの何れか1個の塗布
ガンだけが選択使用されるため、1つの被塗布面から他
の被塗布面に塗布工程を移行する際のロボットの動き量
を最小量に留めることができるようになり、その際の制
御も容易となる。
(3)実施例 先ず、本発明方法の実施に使用される塗布ロボットの一
実施例の構造を第1図〜第4図を参照して説明する。第
1図において、塗布ロボット1は、床2に固定された固
定台3と、床2に垂直な軸線回りに回動自在に固定台3
に支持された回転台4と、その回転台4に枢軸5を介し
て連結され、前記軸線を含む平面内で揺動自在な可動ア
ーム6と、可動アーム6先端に設けられた可動手首7と
を備えている。
可動アーム6は回転台4側の上腕部61と可動手首7側の
前腕部62とよりなり、それら61,62は枢軸8を介して連
結され、前記平面内で屈伸し得るようになっている。
可動手首7は、第2図に示すように前腕部62の軸線回り
に回動可能に、また紙面に直交する軸線回りに揺動可能
に、さらに第3図に示すように第2図の紙面に直交する
平面内で揺動可能に構成され、人間の手首同様なフレキ
シビリテイを有する。
第2〜第3図に明示するように可動手首7の先端に複
数、図示例は2個の第1,第2塗布ガン91,92が通しボル
ト10およびナット11を介して取付角度を調節し得るよう
に取付けられる。図示例においては第1,第2塗布ガン
91,92の取付角度αは100〜110°に設定され、したがっ
て第1,第2塗布ガン91,92の噴霧方向は前記取付角度と
同じ角度だけ異なっている。
次に第5,第6図により前記塗布ロボット1を用いてワー
ク12に接着剤を塗布する作業について説明する。
塗布ロボット1の前方には支持台13が配設され、その支
持台13にワーク12が設置される。
ワーク12に対する接着剤塗布作業は、被塗布面としての
上面a→下面b→右側面c→左側面d→前面eの順に、
それら被塗布面に第1または第2塗布ガン91,92の噴霧
方向を略直角に向けて行われ、前面eの接着剤の塗布作
業はその凹凸部個々について行われる。
第5,第6図において、(I)状態で、第1塗布ガン91
よりワーク12の上面aに接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92をワーク12の下方
へ移動させて可動手首7を揺動し、(II)状態で第2塗
布ガン92によりワーク12の下面bに接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92をワーク12の右側
方へ移動させて可動手首7を揺動および回動し、(II
I)状態で第1塗布ガン91によりワーク12の右側面cに
接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92をワーク12の左側
方へ移動させて可動手首7を揺動および回動し、(IV)
状態で第1塗布ガン91によりワーク12の左側面dに接着
剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92をワーク12の前面
e上方へ移動させて可動手首7を揺動および回動し、第
6図(V)状態で第1塗布ガン91によりワーク12の前面
eにおける上部斜面e1に接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92を下方へ移動させ
て可動手首7を回動および揺動し、第6図(VI)状態で
第2塗布ガン92によりワーク12の前面eにおける中間部
斜面e2に接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92を下方へ移動させ
て可動手首7を揺動し、第6図(VII)状態で第1塗布
ガン91によりワーク12の前面eにおける溝gの下部内側
面e5に接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92を下方へ揺動させ
て可動手首7を揺動し、第6図(VIII)状態で第2塗布
ガン92によりワーク12の前面eにおける溝gの底面e4
接着剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92を下方へ移動させ
て可動手首7を揺動し、第6図(IX)状態で第2塗布ガ
ン92によりワーク12における溝gの上部内側面e3に接着
剤を塗布する。
可動アーム6により両塗布ガン91,92を下方へ移動させ
て可動手首7を揺動し、第6図(X)状態で第2塗布ガ
ン92によりワーク12における前面eの下部斜面e6に接着
剤を塗布する。
上記のように可動アーム6及び可動手首7を適宜動かす
ことにより、ワークの、向きの異なる何れの被塗布面a
〜d,e1〜e6に対しても何れかの塗布ガン91,92をその噴
霧方向が被塗布面と略直交するように指向させて接着剤
を塗布することができるため、図示例の如くワーク12の
表面が凹凸のある複雑形状であっても、各々の被塗布面
a〜d,e1〜e6の塗布厚を全体に亘り適正な厚みで略均一
にすることができる。
しかもこのような塗布作業は、向きの異なる複数の被塗
布面a〜d,e1〜e6に対し1面ずつ順次に行なわれる上、
その何れの被塗布面a〜d,e1〜e6を塗布する過程におい
ても、可動手首7上の噴霧方向を異にする第1,第2塗布
ガン91,92のうち何れか1つだけが選択使用されるた
め、塗布ガンをロボットに1個だけ設ける構造のものと
比べて、1つの被塗布面から他の被塗布面に塗布工程を
移行する際のロボットの動き量を最小量に留めることが
できるようになり、その際の制御も容易となる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、ワークの、向きの異なる
何れの被塗布面に対しても塗布ガンをその噴霧方向が被
塗布面と略直交するように指向させて噴霧剤を塗布する
ことができるので、ワーク表面が凹凸のある複雑形状で
あっても、各々の被塗布面の塗布厚を全体に亘り適正な
厚みで略均一にすることができる。
またこのような塗布作業は、向きの異なる複数の被塗布
面に対し1面ずつ順次に行われる上、その何れの被塗布
面を塗布する過程においても、塗布ロボットの噴霧方向
を異にする複数個の塗布ガンのうちの何れか1個の塗布
ガンだけが選択使用されるから、1つの被塗布面から他
の被塗布面に塗布工程を移行する際のロボットの動き量
を最小量に留めることができると共に、その制御も容易
となり、従って全体として塗布作業の能率向上を大いに
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図は塗布ガン
取付部の拡大側面図、第3図は第2図III矢視図、第4
図は第2図IV矢視図、第5,第6図はワークに対する塗布
作業の説明図である。 α……取付角度、a;b;c;d;e1;e2;e3;e4;e5;e6……
被塗布面としての上面;下面;右側面;左側面;上部斜
面;中間部斜面;上部内側面;底面;下部内側面;下部
斜面 1……塗布ロボット、6……可動アーム、7……可動手
首、91,92……第1,第2塗布ガン、12……ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動アーム(6)先端の可動手首(7)
    に、噴霧方向を異にするように複数の塗布ガン(91
    92)を相互間に所定の取付角度(α)を以て固定してな
    る塗布ロボット(1)を使用し、向きの異なる複数の被
    塗布面(a〜d,e1〜e6)を有するワーク(12)に噴霧剤
    を塗布するようにした、塗布ロボットによる塗布方法に
    おいて、前記複数の被塗布面(a〜d,e1〜e6)を1面ず
    つ順次に塗布するようにし、その何れの被塗布面(a〜
    d,e1〜e6)を塗布する過程においても、1つの被塗布面
    (a〜d,e1〜e6)に対し前記複数の塗布ガン(91,92
    のうちから何れか1つの塗布ガン(91,92)だけを選択
    すると共に、その選択された1つの塗布ガン(91,92
    だけを、前記可動アーム(6)及び可動手首(7)の少
    なくとも一方を動かすことにより該1つの被塗布面(a
    〜d,e1〜e6)に対し噴霧方向が略直交するように指向さ
    せて、該1つの塗布ガン(91,92)のみから噴霧剤を噴
    出させることを特徴とする、塗布ロボットによる塗布方
    法。
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