JPH0691858B2 - 無人商品案内装置 - Google Patents

無人商品案内装置

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JPH0691858B2
JPH0691858B2 JP27974385A JP27974385A JPH0691858B2 JP H0691858 B2 JPH0691858 B2 JP H0691858B2 JP 27974385 A JP27974385 A JP 27974385A JP 27974385 A JP27974385 A JP 27974385A JP H0691858 B2 JPH0691858 B2 JP H0691858B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、あらかじめ記憶された音声データにより商品
の説明、案内を自動的に行なう無人商品案内装置に関す
る。
[従来の技術] 従来のこの種の装置としては、あらかじめ商品棚を商品
種類ごとに分類し、その各領域ごとにビームセンサを埋
込みあるいはねじ止め等の固定式にて設置し、顧客が関
心のもった商品に手を差しのべた際にこれを上記ビーム
センサで検知し、ICソケット上に実装された音声データ
EPROMに記憶してある商品に対する比較的長時間にわた
る音声を上記検知出力にもとづき取り出して合成し、対
応する外部スピーカに選択出力する構成であった。
上述の従来装置において、同一種類の商品に関するビー
ムセンサと音声データEPROMとは一対一の固定した対応
付けがなされており、また、音声データと出力すべきス
ピーカとはディップスイッチ等により択一式に選択して
対応付けがなされていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来の無人商品案内装置では、顧客の接近を検
知するのにビームセンサを用いているため、商品の配置
領域の間口が広い場合、多数のセンサを配置,配線する
必要があった。また、商品配置のずれによりビームセン
サからの光線が遮断されている場合の誤動作防止対策と
して、複雑な判定回路を必要としていた。これらの事情
は装置の高価格化という問題点につながるものであった
た。
また、商品の配置変更に関係しても次のような種々の問
題があった。
すなわち、先の製作の時点での配置予定のない領域にビ
ームセンサを設置しなかった場合は、商品変更の度にビ
ームセンサを取りはずし、かつ配線を組み直さなければ
ならず作業性が悪かった。逆に、先の製作の時点で全領
域にビームセンサをあらかじめ設置しておいた場合は、
装置の高価格化につながっていた。
また、ビームセンサと音声データとの対応付けが固定で
あり、音声データと出力スピーカとの間の対応付けがデ
ィップスイッチ等による択一式の半固定であるため、配
線の組み替えに手間がかかり、特に商品が商品棚の両面
に配置される場合等では作業に困難性を伴うのが実情で
あった。
音声データの変更に関しても、単文節合成方式では商品
種の大幅な変更には対応できず、全文節合成方式の場合
でも、ICソケット上に実装された音声データEPROMを各
々交換しなければならないなど一般ユーザでは対応でき
ず、メンテナンス要員による対応が必要であった。
本発明は、上述した問題点にかんがみてなされたもの
で、装置の低価格化を実現し得るとともに、商品の配置
変更に迅速かつ容易に対応できる無人商品案内装置の提
供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の無人商品案内装置
は、あらかじめ定めた配置空間に任意に配置される商品
種類に対応して着脱可能に設けられ、その商品に対する
状態変化を検知する検知手段と、前記各種商品に対する
案内,説明のための音声データを記憶している交換可能
な各種音声バンクカートリッジと、同一種類の商品に関
する前記検知手段と音声データとを対応付け、かつその
対応状態を表示する選択設定手段と、この選択設定手段
による対応付けにしたがい前記検知手段の出力に対応す
る商品の音声データを前記音声バンクカートリッジから
選択して読み出す選択読出手段と、この選択読出手段か
らの音声データを受け、対応する商品の案内,説明を音
声合成により再生する音声再生手段とを備えた構成にな
っている。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本実施例に係る無人商品案内装置のブロック
図、第2図(a)は同装置を実装した商品棚の外観を示
す斜視図、第2図(b)は同図(a)におけるA部拡大
図、第3図(a)は焦電センサの取付け状態を示す側断
面図、第3図(b)は同図(a)におけるB部を拡大し
て示す断面斜視図、第4図は音声バンクカートリッジの
実装状態を示す斜視図である。
図面において、10は商品に対する状態変化を検知する検
知手段としての焦電センサである。この焦電センサ10は
人体等の発熱体から発散する熱を検知するものであり、
第2図に示すように商品棚100の間口上縁にアタッチメ
ント11を介して取り付けられる。
アタッチメント11は、商品棚100の間口上縁に、所定の
間隔をおいて、複数固着されており、第3図に示すよう
にスライド式にて容易に焦電センサ10を着脱できるよう
になっている。これらアタッチメント11は、後述する入
力部に電気的に接続されている。
第1図において、12は入力部、13は音声バンクカートリ
ッジ、14,15は選択設定手段としての設定キーボード,
設定表示部である。入力部12は焦電センサ10の設置状態
および音声バンクカートリッジ13の挿入状態をチェック
するとともに、設定キーボード14のキー入力を読み込
み、設定表示部15に設定表示出力を行なう。
音声バンクカートリッジ13は、第4図に示したようにカ
セット式で簡単かつ容易に交換可能な構成となってお
り、各種商品に対する案内,説明のための音声データを
あらかじめ記憶しているものである。
16は制御CPU部、17は設定記憶部、18はホストインター
フェースである。設定記憶部17は、バッテリーによるバ
ックアップを行なったRAMか、または不揮発性メモリに
より構成されており、設定キーボード14でなされた同一
種類商品に関する焦電センサ10と音声バンクカートリッ
ジ13との間の対応付けを記憶する。制御CPU部16は、こ
の記憶された対応付けにしたがい焦電センサ10の出力に
対応する商品の音声データを音声バンクカートリッジ13
から選択して読み出す選択読出手段としての機能を有す
るとともに、後述する音声合成部21の動作状態の確認等
の処理を行なう。ホストインターフェース18は、ホスト
コンピュータ(図示せず)との所定の通信を行なう。
20は音声再生手段である。この音声再生手段20は、音声
バンクカートリッジ13からの音声データを合成する音声
合成部21、合成された音声を増幅するとともに所要のス
ピーカ22に出力するコントロールアンプ部23とから構成
されている。前記設定キーボード14では、焦電センサ10
とスピーカ22との間の同一商品種類に関する対応付けも
行なわれ、その対応付けは設定記憶部17に記憶される。
そして、制御CPU部16がこの対応付けにしたがって焦電
センサ10の出力に対応するスピーカ22から音声が出力さ
れるように所要の切替えを行なう。
なお、焦電センサ10,アタッチメント11,スピーカ22を除
く各部は、第4図に示すようにシャーシ30に実装されて
おり、第2図(a)に示すストッカ部101に収納され
る。
次に、通常の音声再生のための動作を説明する。第1図
において焦電センサ10で検出された検知信号がアタッチ
メント11でマトリックス化されることにより配線数を低
減されて入力部12を介し、制御CPU部16へ送られる。
制御CPU部16では、音声合成部21が現在音声合成中であ
るか否かを判定し、音声合成中である場合はこれ以降の
処理を行なわない。
音声合成中で無い場合には、検知信号の同着による優先
順位の判定を行なった後に、設定記憶部17に書き込まれ
た焦電センサ10と音声バンクカートリッジ13の対応テー
ブルおよび別途入力部12で入力済みの音声バンクカート
リッジ挿入状態にしたがい、現在接続されている音声バ
ンクカートリッジ13のうちから、出力センサに対応した
ものを選択し、音声合成部21に音声合成を開始させる。
また、同時に設定記憶部17に書き込まれた焦電センサ13
とスピーカ22の対応テーブルにしたがい、コントロール
アンプ部23に対してスピーカ22の選択を行なわせる。か
くして、音声合成された商品の説明、案内が顧客に最も
近いスピーカ22から出力される。
商品棚100の商品配置を変更した場合は、次の作業を行
なう。
まず、商品の配置変更に対応して焦電センサ10の取付け
位置の変更を行なう。この作業は、第3図に示したよう
にアタッチメント11上をスライドさせて取りはずし、新
たな所定のアタッチメント11に取り付けるだけで簡単に
行ない得る。
焦電センサ10の位置を変更した場合は、設定キーボード
14および設定表示部15により、設定記憶部17に記憶され
た焦電センサ10と音声バンクカートリッジ13の対応付け
および焦電センサ10とスピーカ22の対応付けを変更する
必要がある。キー入力は設定キーボード14から入力部12
を介して制御CPU部16に入力され、設定表示部15で表示
されるとともに、各々対応した設定記憶部17のテーブル
を変更する。また、この時、同時に焦電センサ10および
音声バンクカートリッジ13の挿入状態もチェックされ、
対応した焦電センサ10あるいは音声バンクカートリッジ
13が無い場合は、設定表示部15にエラー表示がされる。
音声データの交換は、ICソケット上に実装されたEPROM
チップの交換ではなく、第4図に示すように、商品に対
応した音声バンクカートリッジ13の交換方式とすること
により、一般ユーザでも簡単に交換が行なえる。
本実施例では、センザ入力部での複雑な論理回路を排除
し、制御CPU部16にマイクロプロセッサを採用すること
により、ソフトウェアロジックを追加して、焦電センサ
10,スピーカ22,音声バンクカートリッジ13の各セルフチ
ェック機能が強化されている。
すなわち、焦電センサ10のセルフチェックは、設定キー
ボード14からのキー入力により起動され、センサ挿入状
態と検知信号の比較を行なうことにより、異常な焦電セ
ンサ10を検出し、設定表示部15に表示して行なわれる。
スピーカ22のセルフチェックは、後述する音声バンクカ
ートリッジ13のセルフチェックを行なう前に、音声を出
力するスピーカ22を決定することにより、任意のスピー
カ22をチェックして行なわれる。
音声バンクカートリッジ13のセルフチェックは、音声バ
ンクカートリッジ13をセットしたスロットの商品番号を
設定キーボード14から入力することにより、対応する音
声データを音声合成出力して行なわれ、音声バンクカー
トリッジ13を交換した際およびスピーカ22の音声レベル
チェックを行なう場合になされる。
また、本実施例では、焦電センサ10の検知度数を計数演
算し、各商品ごとに計数演算結果を記憶しておき、任意
の時点で検知度数を表示する構成がとられている。すな
わち、焦電センサ10の検出条件が温度状態の正および負
方向への急激な変化をとらえていることから、計数値が
倍以上の値となってしまうので、実際の計数では焦電セ
ンサ10の検出信号を入力部12を介して制御CPU部16で入
力,判定しおよび演算し、各音声バンクの商品ごとに対
応させ、設定記憶部17に書き込んでおき、常時あるいは
ホストコンピュータ(図示せず)からホストインターフ
ェース18を介して受信されるデータ要求に対応して、設
定表示部15に検知度数を表示する。また、計数演算され
た検知度数をホストインターフェース18を介してホスト
コンピュータへ送信することもできる。
上述したように本実施例に係る無人商品案内装置は、焦
電センサ10を用いることにより、ビームセンサの場合に
起こる商品によるビーム遮断の検知動作がなく、よって
誤動作を防止でき、さらに広い範囲を一個の焦電センサ
10で検知することができるという特徴がある。また、ア
タッチメント11を使用することにより、商品の配置変更
に伴う焦電センサ10の取付け位置の変更が容易に行ない
得、かつ焦電センサ10への配線数を低減できるとともに
実質的なセンサ数を低減させることが可能となってい
る。一般の小売店でも専用の商品棚を購入することな
く、既設の商品棚へ簡易に取り付けることができるよう
になっている。
また、音声データをEPROMベースではなく、音声バンク
カートリッジ13としたため、カセットテープ並みの気軽
さで音声データの交換ができるようになり、ライブラリ
化も簡単にできる。
さらにまた、CPU内臓のインテリジェント化とすること
により、ハードウェア論理による複雑な回路構成を排除
し、セルフチェック機能の強化、セッティングの誤りや
接続および動作状態を確認できるようになっている。さ
らに、従来複雑なディップスイッチで行なわれていた各
設定をキーボード入力とし、音声データおよびスピーカ
との対応を全てセンサとの対応付けとしたので、同一商
品が商品棚内の複数個所に配置されるような場合でも対
応付けが出来る等、よりフレキシブルな対応付けの設定
が可能となった。加えて、焦電センサ10の検知度数、す
なわち、人体の接近度数の計数機能により、顧客の潜在
的な購買欲求を数値化することができ、商品棚内での配
置,装飾等の視覚的な要素や効果および価格の設定等も
検討できるようになっている。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、あらかじめ定めた配置空
間に任意に配置される商品種類に対応して着脱可能に設
けられ、その商品に対する状態変化を検知する検知手段
と、前記各種商品に対する案内,説明のための音声デー
タを記憶している交換可能な各種音声バンクカートリッ
ジと、同一種類の商品に関する前記検知手段と音声デー
タとを対応付け、かつその対応状態を表示する選択設定
手段と、この選択設定手段による対応付けにしたがい前
記検知手段の出力に対応する商品の音声データを前記音
声バンクカートリッジから選択して読み出す選択読出手
段と、この選択読出手段からの音声データを受け、対応
する商品の案内,説明を音声合成により再生する音声再
生手段とを備えた構成としたので、装置の低価格化を実
現し得るととともに、商品の配置変更に迅速かつ容易に
対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は無
人商品案内装置のブロック図、第2図(a)は同装置を
実装した商品棚の外観を示す斜視図、第2図(b)は同
図(a)におけるA部拡大図、第3図(a)は焦電セン
サの取付け状態を示す側断面図、第3図(b)は同図
(a)におけるB部を拡大して示す断面斜視図、第4図
は音声バンクカートリッジの実装状態を示す斜視図であ
る。 10:焦電センサ、11:アタッチメント 12:入力部 13:音声バンクカートリッジ 14:設定キーボード、15:設定表示部 16:制御CPU部、17:設定記憶部 18:ホストインターフェース 20:音声再生手段、21:音声合成部 22:スピーカ 23:コントロールアンプ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ定めた配置空間に任意に配置さ
    れる商品種類に対応して着脱可能に設けられ、その商品
    に対する状態変化を検知する検知手段と、前記各種商品
    に対する案内,説明のための音声データを記憶している
    交換可能な各種音声バンクカートリッジと、同一種類の
    商品に関する前記検知手段と音声データとを対応付け、
    かつその対応状態を表示する選択設定手段と、この選択
    設定手段による対応付けにしたがい前記検知手段の出力
    に対応する商品の音声データを前記音声バンクカートリ
    ッジから選択して読み出す選択読出手段と、この選択読
    出手段からの音声データを受け、対応する商品の案内,
    説明を音声合成により再生する音声再生手段とを備えて
    なることを特徴とする無人商品案内装置。
  2. 【請求項2】前記検知手段は、焦電型センサであること
    を特徴とする請求の範囲第1項記載の無人商品案内装
    置。
  3. 【請求項3】前記選択設定手段は、キーボード操作によ
    り所要の対応付けを行なうものであることを特徴とする
    請求の範囲第1項または第2項記載の無人商品案内装
    置。
  4. 【請求項4】前記検知手段の検知度数を計数演算し、前
    記選択設定手段による対応付けにしたがい各商品ごとに
    上記計数演算結果を記憶する演算記憶手段を備え、か
    つ、任意の時点で前記選択設定手段により検知度数を表
    示することを特徴とする請求の範囲第1項,第2項また
    は第3項記載の無人商品案内装置。
  5. 【請求項5】前記演算記憶手段に記憶された検知度数
    を、上位の演算処理装置に送信するための通信手段を備
    えていることを特徴とする請求の範囲第4項記載の無人
    商品案内装置。
JP27974385A 1985-12-11 1985-12-11 無人商品案内装置 Expired - Fee Related JPH0691858B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01244492A (ja) * 1987-12-09 1989-09-28 Nobuhiko Igarashi ディスプレイ装置
JPH077243B2 (ja) * 1988-09-30 1995-01-30 株式会社タカラ 展示システム

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JPS62137018A (ja) 1987-06-19

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