JPH0691858A - キーレスインキング装置 - Google Patents
キーレスインキング装置Info
- Publication number
- JPH0691858A JPH0691858A JP24807892A JP24807892A JPH0691858A JP H0691858 A JPH0691858 A JP H0691858A JP 24807892 A JP24807892 A JP 24807892A JP 24807892 A JP24807892 A JP 24807892A JP H0691858 A JPH0691858 A JP H0691858A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- roller
- doctor
- history
- doctor blade
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- Granted
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、印刷ユニットのアーチ内でドクタ
ブレードを取扱う必要がなく、且つすじむらも発生しに
くいキーレスインキング装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 ドクタブレードを備えた履歴解消用ドクタロ
ーラを、インキ着ローラと当接するインキ往復ローラ、
あるいはこのインキ往復ローラの上流側に配設されたイ
ンキローラに当接させ印刷ユニットの全ての履歴解消用
ドクタローラを解放通路側に設け、さらにドクタブレー
ドを履歴解消用ドクタローラに対し解放通路側に設けた
キーレスインキング装置。
ブレードを取扱う必要がなく、且つすじむらも発生しに
くいキーレスインキング装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 ドクタブレードを備えた履歴解消用ドクタロ
ーラを、インキ着ローラと当接するインキ往復ローラ、
あるいはこのインキ往復ローラの上流側に配設されたイ
ンキローラに当接させ印刷ユニットの全ての履歴解消用
ドクタローラを解放通路側に設け、さらにドクタブレー
ドを履歴解消用ドクタローラに対し解放通路側に設けた
キーレスインキング装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新聞用オフセット輪転機
のキーレスインキング装置に関するものである。
のキーレスインキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の4色刷り共通圧胴形オフセ
ット輪転印刷機の上部印刷ユニット19及び下部印刷ユ
ニット20に設置されたキーレスインキング装置を示
す。図4で、下部印刷ユニット20のインキノズル1か
らインキをインキ元ローラ4へ噴射し、同インキ元ロー
ラ4に付着したインキのうち、余分のインキをインキ供
給ドクタ2により掻き取って、所定の厚さのフィルム状
にし、これを受け渡しローラ5→インキローラ6→イン
キローラ7(左のインキング装置)又は7a , 7b (右
のインキング装置)→ドクタブレード14を有するドク
タローラ21→インキ着ローラ9,10を経て版胴16
上の版の画線部へ供給する。(このインキ供給経路を供
給側と称し単矢印にて示す。)またインキ供給ドクタ2
により掻き取ったインキをインキタンク3へ落下させて
回収した後、インキポンプ(図示せず)によりインキノ
ズル1から再度噴射して循環使用する。
ット輪転印刷機の上部印刷ユニット19及び下部印刷ユ
ニット20に設置されたキーレスインキング装置を示
す。図4で、下部印刷ユニット20のインキノズル1か
らインキをインキ元ローラ4へ噴射し、同インキ元ロー
ラ4に付着したインキのうち、余分のインキをインキ供
給ドクタ2により掻き取って、所定の厚さのフィルム状
にし、これを受け渡しローラ5→インキローラ6→イン
キローラ7(左のインキング装置)又は7a , 7b (右
のインキング装置)→ドクタブレード14を有するドク
タローラ21→インキ着ローラ9,10を経て版胴16
上の版の画線部へ供給する。(このインキ供給経路を供
給側と称し単矢印にて示す。)またインキ供給ドクタ2
により掻き取ったインキをインキタンク3へ落下させて
回収した後、インキポンプ(図示せず)によりインキノ
ズル1から再度噴射して循環使用する。
【0003】また、湿し装置11の給水装置11a から
水往復ローラへ湿し水を噴射し、同水往復ローラ12に
付着した湿し水を、水着ローラ13を経て版胴16上の
版の非画線部へ供給する。また、インキ着ローラ9,1
0から版胴16上の版の画線部へ供給されなかったイン
キ着ローラ9,10上の膜厚不均一な(履歴を有する)
余剰インキと、湿し装置11から版胴16上の版に供給
された湿し水とが、ドクタローラ21へ転移し(この転
移方向の経路を履歴側と称し二重矢印にて示す)、この
履歴を持つ含水インキをドクタローラ21に当接するド
クタブレード14により掻き取り、インキタンク3へ落
下させて回収する。
水往復ローラへ湿し水を噴射し、同水往復ローラ12に
付着した湿し水を、水着ローラ13を経て版胴16上の
版の非画線部へ供給する。また、インキ着ローラ9,1
0から版胴16上の版の画線部へ供給されなかったイン
キ着ローラ9,10上の膜厚不均一な(履歴を有する)
余剰インキと、湿し装置11から版胴16上の版に供給
された湿し水とが、ドクタローラ21へ転移し(この転
移方向の経路を履歴側と称し二重矢印にて示す)、この
履歴を持つ含水インキをドクタローラ21に当接するド
クタブレード14により掻き取り、インキタンク3へ落
下させて回収する。
【0004】一方、上部印刷ユニット19のインキング
装置もほぼ同一であるが、インキ着ローラ9,10に当
接する大径のインキ往復ローラ25の履歴側にドクタブ
レード14を備えた履歴解消用ローラ24を当接させた
点が異なり、この履歴解消用ローラ24に転移した履歴
を持つ含水インキをドクタブレード14にて掻き取りイ
ンキタンク3に落下させる。
装置もほぼ同一であるが、インキ着ローラ9,10に当
接する大径のインキ往復ローラ25の履歴側にドクタブ
レード14を備えた履歴解消用ローラ24を当接させた
点が異なり、この履歴解消用ローラ24に転移した履歴
を持つ含水インキをドクタブレード14にて掻き取りイ
ンキタンク3に落下させる。
【0005】尚、図2で、17はブランケット胴、18
は共通圧胴、28は走行紙である。
は共通圧胴、28は走行紙である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。図4に示す下部印刷ユニット2
0におけるキーレスインキング装置の構成ではこの下部
印刷ユニットの左側のインキング装置のドクタブレード
14の当接圧の調整点検およびドクタブレード14の交
換等を行う時、ローラ郡等で囲まれた内側のスペース
(以降アーチと呼ぶ)26内に入らねばならないので狭
くて暗いため作業性が悪く、保守に手間がかかる。
のような問題点がある。図4に示す下部印刷ユニット2
0におけるキーレスインキング装置の構成ではこの下部
印刷ユニットの左側のインキング装置のドクタブレード
14の当接圧の調整点検およびドクタブレード14の交
換等を行う時、ローラ郡等で囲まれた内側のスペース
(以降アーチと呼ぶ)26内に入らねばならないので狭
くて暗いため作業性が悪く、保守に手間がかかる。
【0007】上部印刷ユニット19におけるキーレスイ
ンキング装置の構成では、この印刷ユニットの右側のイ
ンキング装置のドクタブレード14の前記当接圧の調整
等のために、狭くて暗いローラ群等で囲まれた内側のス
ペース(以降、上部印刷ユニットの場合もアーチと呼
ぶ。)27内に入らねばならないので作業性が悪く、保
守に手間がかかる。
ンキング装置の構成では、この印刷ユニットの右側のイ
ンキング装置のドクタブレード14の前記当接圧の調整
等のために、狭くて暗いローラ群等で囲まれた内側のス
ペース(以降、上部印刷ユニットの場合もアーチと呼
ぶ。)27内に入らねばならないので作業性が悪く、保
守に手間がかかる。
【0008】また上記ドクタブレード14で掻取ったイ
ンキを回収するインキタンク3も、アーチ27の内部に
設置されているため、インキタンク3の保守作業が困難
なうえ、インキが圧胴18等へ落下し、汚すことがあ
る。また下部印刷ユニット20はドクタローラ21がイ
ンキ着ローラ9,10と当接しているので、ドクタブレ
ードによる履歴を持つ含水インキの掻き取りが不十分だ
と、ドクタローラ上に残った掻き取りむらのある含水イ
ンキが、インキ着ローラの供給側より版胴16上の版に
再転移し、印刷面上にすじむらが発生することがある。
ンキを回収するインキタンク3も、アーチ27の内部に
設置されているため、インキタンク3の保守作業が困難
なうえ、インキが圧胴18等へ落下し、汚すことがあ
る。また下部印刷ユニット20はドクタローラ21がイ
ンキ着ローラ9,10と当接しているので、ドクタブレ
ードによる履歴を持つ含水インキの掻き取りが不十分だ
と、ドクタローラ上に残った掻き取りむらのある含水イ
ンキが、インキ着ローラの供給側より版胴16上の版に
再転移し、印刷面上にすじむらが発生することがある。
【0009】本発明は、印刷ユニットのアーチ内でドク
タブレードを取扱う必要がなく、且つすじむらも発生し
にくいキーレスインキング装置を提供することを目的と
するものである。
タブレードを取扱う必要がなく、且つすじむらも発生し
にくいキーレスインキング装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
(1) 下部印刷ユニットの場合、インキ着ローラと当
接するインキ往復ローラ、あるいは、このインキ往復ロ
ーラの上流側に配設されたインキローラのインキ供給側
で、かつアーチ部の外側(以降開放通路側と呼ぶ)で当
接する位置に、ドクタブレードを備えた履歴解消用ドク
タローラを設け、さらにドクタブレードは履歴解消用ド
クタローラに対し、開放通路側に配置する。 (2) 上部印刷ユニットの場合、インキ着ローラと当
接するインキ往復ローラ、あるいは、このインキ往復ロ
ーラの上流側に配設されたインキローラの履歴側で、か
つ、アーチ部の外側で、(以降上部印刷ユニットの場合
も開放通路側と呼ぶ。)当接する位置に、ドクタブレー
ドを備えた履歴解消用ドクタローラを設け、さらにドク
タブレードは履歴解消用ドクタローラに対し解放通路側
に配置する。
接するインキ往復ローラ、あるいは、このインキ往復ロ
ーラの上流側に配設されたインキローラのインキ供給側
で、かつアーチ部の外側(以降開放通路側と呼ぶ)で当
接する位置に、ドクタブレードを備えた履歴解消用ドク
タローラを設け、さらにドクタブレードは履歴解消用ド
クタローラに対し、開放通路側に配置する。 (2) 上部印刷ユニットの場合、インキ着ローラと当
接するインキ往復ローラ、あるいは、このインキ往復ロ
ーラの上流側に配設されたインキローラの履歴側で、か
つ、アーチ部の外側で、(以降上部印刷ユニットの場合
も開放通路側と呼ぶ。)当接する位置に、ドクタブレー
ドを備えた履歴解消用ドクタローラを設け、さらにドク
タブレードは履歴解消用ドクタローラに対し解放通路側
に配置する。
【0011】
【作用】インキ往復ローラ、あるいはこのインキ往復ロ
ーラの上流側に順次配設されたインキローラの、下部印
刷ユニットにおいては、インキ供給側でかつ開放通路側
に、また上部印刷ユニットにおいては、履歴側でかつ開
放通路側に、ドクタブレードを有する履歴解消用ドクタ
ローラを設け、さらにドクタブレードは履歴解消用ドク
タローラに対し、開放通路側に配置したことにより、次
の作用を生ずる。 (1) 従来方式に比べ、ドクタブレードで履歴解消を
行なう位置が、版胴から遠ざかるため、ブレードによる
掻き取りむらの発生が緩和される。 (2) 開放通路側から、すべてのインキング装置のド
クタブレードと履歴解消用ドクタローラとの当り調整お
よびブレードの交換が可能となる。 (3) 上部印刷ユニットでは、ドクタブレードで掻取
られたインキを回収するインキタンクを、すべて開放通
路側に配置し、インキタンクの保守作業を容易にするこ
とができる。
ーラの上流側に順次配設されたインキローラの、下部印
刷ユニットにおいては、インキ供給側でかつ開放通路側
に、また上部印刷ユニットにおいては、履歴側でかつ開
放通路側に、ドクタブレードを有する履歴解消用ドクタ
ローラを設け、さらにドクタブレードは履歴解消用ドク
タローラに対し、開放通路側に配置したことにより、次
の作用を生ずる。 (1) 従来方式に比べ、ドクタブレードで履歴解消を
行なう位置が、版胴から遠ざかるため、ブレードによる
掻き取りむらの発生が緩和される。 (2) 開放通路側から、すべてのインキング装置のド
クタブレードと履歴解消用ドクタローラとの当り調整お
よびブレードの交換が可能となる。 (3) 上部印刷ユニットでは、ドクタブレードで掻取
られたインキを回収するインキタンクを、すべて開放通
路側に配置し、インキタンクの保守作業を容易にするこ
とができる。
【0012】
【実施例】1ケの共通圧胴を有する4色刷り印刷ユニッ
トにおける本発明の実施例を図1について説明する。図
1において図4と同一記号の部材は同一のものを示し、
説明の重複をさける。
トにおける本発明の実施例を図1について説明する。図
1において図4と同一記号の部材は同一のものを示し、
説明の重複をさける。
【0013】図1の下部印刷ユニット20では、インキ
元ロール4にて均一のフィルム状となったインキは、受
け渡しローラ5→インキローラ6→インキローラ7(左
のインキング装置)又は7a ,7b (右のインキング装
置)→インキ往復ローラ8→インキ着ローラ9,10を
経て、版胴16上の版の画線部にインキを供給する。こ
のインキ供給経路のインキローラ6(左のインキング装
置)又はインキ往復ローラ8の上流側に配設されたイン
キローラ7b (右のインキング装置)のインキング供給
側で、かつ開放通路側で当接する履歴解消用ドクタロー
ラ31が設けられている。
元ロール4にて均一のフィルム状となったインキは、受
け渡しローラ5→インキローラ6→インキローラ7(左
のインキング装置)又は7a ,7b (右のインキング装
置)→インキ往復ローラ8→インキ着ローラ9,10を
経て、版胴16上の版の画線部にインキを供給する。こ
のインキ供給経路のインキローラ6(左のインキング装
置)又はインキ往復ローラ8の上流側に配設されたイン
キローラ7b (右のインキング装置)のインキング供給
側で、かつ開放通路側で当接する履歴解消用ドクタロー
ラ31が設けられている。
【0014】さらにドクタブレード14は履歴解消用ド
クタローラに対し開放通路側に配置されている。インキ
着ローラ9,10上の履歴を有するインキは、前記各ロ
ーラ間を転移し、上流側に移動し、一方、新しくインキ
元ローラ4に供給されたインキは、前記各ローラ間を転
移し、下流側に移動し、これら履歴を有するインキと新
しく供給されたインキは共にドクタローラ31に転移す
る。ドクタローラ31に転移したインキは、ドクタロー
ラ31に押し付けられたドクタブレード14で掻き落さ
れ、インキタンク3に落下する。掻き落されたあとのイ
ンキは、均一な膜厚となり、インキ往復ローラ8を経
て、インキ着ローラ9,10より版胴16の版の画線部
に供給される。
クタローラに対し開放通路側に配置されている。インキ
着ローラ9,10上の履歴を有するインキは、前記各ロ
ーラ間を転移し、上流側に移動し、一方、新しくインキ
元ローラ4に供給されたインキは、前記各ローラ間を転
移し、下流側に移動し、これら履歴を有するインキと新
しく供給されたインキは共にドクタローラ31に転移す
る。ドクタローラ31に転移したインキは、ドクタロー
ラ31に押し付けられたドクタブレード14で掻き落さ
れ、インキタンク3に落下する。掻き落されたあとのイ
ンキは、均一な膜厚となり、インキ往復ローラ8を経
て、インキ着ローラ9,10より版胴16の版の画線部
に供給される。
【0015】図1の上部印刷ユニット19では、インキ
元ローラ4にて均一のフィルム状になったインキは、受
渡しローラ5→インキローラ22→インキローラ7(左
のインキング装置)又は直接に(右のインキング装置)
→インキ往復ローラ8→インキ着ローラ9,10を経
て、版胴16上の版の画線部にインキを供給する。この
ようにして版の画線部にインキを供給したのち、インキ
着ローラ9,10に残った履歴を有するインキは、前記
インキ供給経路(単矢印)と逆の履歴経路(二重矢印)
を上流側に移動する。この履歴経路のインキローラ22
の履歴側で、かつ開放通路側で当接する履歴解消用ドク
タローラ23が設けられている。上述のようにインキ元
ローラ4に新しく供給されたインキは、前記供給経路を
経由して下流側に移動し、これらの履歴を有するインキ
と新しく供給されたインキは、共にドクタローラ23に
転移する。ドクタローラ23に転移したインキは、ドク
タローラ23に押付けられたドクタブレード14で掻き
落され、インキタンク3に落下する。掻き落されたあと
のインキは、均一な膜厚となり、インキ往復ローラ8を
経てインキ着ローラ9,10より版胴16に供給され
る。
元ローラ4にて均一のフィルム状になったインキは、受
渡しローラ5→インキローラ22→インキローラ7(左
のインキング装置)又は直接に(右のインキング装置)
→インキ往復ローラ8→インキ着ローラ9,10を経
て、版胴16上の版の画線部にインキを供給する。この
ようにして版の画線部にインキを供給したのち、インキ
着ローラ9,10に残った履歴を有するインキは、前記
インキ供給経路(単矢印)と逆の履歴経路(二重矢印)
を上流側に移動する。この履歴経路のインキローラ22
の履歴側で、かつ開放通路側で当接する履歴解消用ドク
タローラ23が設けられている。上述のようにインキ元
ローラ4に新しく供給されたインキは、前記供給経路を
経由して下流側に移動し、これらの履歴を有するインキ
と新しく供給されたインキは、共にドクタローラ23に
転移する。ドクタローラ23に転移したインキは、ドク
タローラ23に押付けられたドクタブレード14で掻き
落され、インキタンク3に落下する。掻き落されたあと
のインキは、均一な膜厚となり、インキ往復ローラ8を
経てインキ着ローラ9,10より版胴16に供給され
る。
【0016】図2は2ケの共通圧胴を有する4色刷り印
刷ユニットにおける実施例であり、図2で、図1と異な
る点は、図1の1ケの共通圧胴18が、2ケの圧胴18
a と18b になっている点と、下部印刷ユニット20に
おける履歴解消用ドクタローラ31がインキ往復ローラ
8(左のインキング装置)に、またインキ往復ローラ8
の上流側で、当接するインキローラ7b (右のインキン
グ装置)に、供給側でかつ開放通路側で、当接している
点であるが、図1のようにインキローラ6(左のインキ
ング装置)に履歴解消用ドクタローラ31を当接させる
こともある。また図1に図2のようにインキ往復ローラ
8(左のインキング装置)に履歴解消用ドクタローラ3
1を当接させることもある。
刷ユニットにおける実施例であり、図2で、図1と異な
る点は、図1の1ケの共通圧胴18が、2ケの圧胴18
a と18b になっている点と、下部印刷ユニット20に
おける履歴解消用ドクタローラ31がインキ往復ローラ
8(左のインキング装置)に、またインキ往復ローラ8
の上流側で、当接するインキローラ7b (右のインキン
グ装置)に、供給側でかつ開放通路側で、当接している
点であるが、図1のようにインキローラ6(左のインキ
ング装置)に履歴解消用ドクタローラ31を当接させる
こともある。また図1に図2のようにインキ往復ローラ
8(左のインキング装置)に履歴解消用ドクタローラ3
1を当接させることもある。
【0017】図4は両面刷り印刷ユニットにおける実施
例であり、図4では、インキ元ローラ4で均一のフィル
ム状となったインキは、受け渡しローラ5→インキ往復
ローラ8→インキ着ローラ9,10を経て、版胴16上
の版に供給される。このインキ供給経路は、図1および
図2のインキ供給経路より短かくなっている。この短い
インキ供給経路のインキ往復ローラ8の供給側でかつ開
放通路側に履歴解消用ドクタローラ31が当接している
(左,右のインキング装置は機中心線に関し対称配
置)。
例であり、図4では、インキ元ローラ4で均一のフィル
ム状となったインキは、受け渡しローラ5→インキ往復
ローラ8→インキ着ローラ9,10を経て、版胴16上
の版に供給される。このインキ供給経路は、図1および
図2のインキ供給経路より短かくなっている。この短い
インキ供給経路のインキ往復ローラ8の供給側でかつ開
放通路側に履歴解消用ドクタローラ31が当接している
(左,右のインキング装置は機中心線に関し対称配
置)。
【0018】
【発明の効果】本発明によるキーレスインキング装置
は、下部印刷ユニットには、インキ往復ローラ又はこの
インキ往復ローラの上流側に配設されたインキローラの
供給側で、かつ開放通路側で当接するように、履歴解消
用ドクタローラを設け、上部印刷ユニットには、インキ
往復ローラ又はこのインキ往復ローラの上流側に配設さ
れたインキローラの履歴側で、かつ開放通路側で当接す
るように、履歴解消用ドクタローラを設け、さらにドク
タブレードは履歴解消用ドクタローラに対し、開放通路
側に配置したことにより、次の効果を有する。 (1) ドクタブレードで履歴解消用を行う位置が、版
胴から遠ざかるため、ブレードによる掻取りむらの発生
が緩和される。 (2) すべてのドクタブレードがアーチ部の外側に配
置されるので、ドクターローラとドクタブレードの当り
調整およびドクタブレードの交換が容易に行え、作業性
が良好になる。 (3) 上部印刷ユニットでは、ドクタブレードで掻取
られたインキを回収するインキタンクを、すべて開放通
路側に配置することが出来、インキタンクの保守が容易
となる。
は、下部印刷ユニットには、インキ往復ローラ又はこの
インキ往復ローラの上流側に配設されたインキローラの
供給側で、かつ開放通路側で当接するように、履歴解消
用ドクタローラを設け、上部印刷ユニットには、インキ
往復ローラ又はこのインキ往復ローラの上流側に配設さ
れたインキローラの履歴側で、かつ開放通路側で当接す
るように、履歴解消用ドクタローラを設け、さらにドク
タブレードは履歴解消用ドクタローラに対し、開放通路
側に配置したことにより、次の効果を有する。 (1) ドクタブレードで履歴解消用を行う位置が、版
胴から遠ざかるため、ブレードによる掻取りむらの発生
が緩和される。 (2) すべてのドクタブレードがアーチ部の外側に配
置されるので、ドクターローラとドクタブレードの当り
調整およびドクタブレードの交換が容易に行え、作業性
が良好になる。 (3) 上部印刷ユニットでは、ドクタブレードで掻取
られたインキを回収するインキタンクを、すべて開放通
路側に配置することが出来、インキタンクの保守が容易
となる。
【0019】また前記インキタンクから万一インキが洩
れるようなことがあっても印刷紙面が汚れることはな
い。
れるようなことがあっても印刷紙面が汚れることはな
い。
【図1】1ケの共通圧胴を有する4色刷り印刷ユニット
における本発明の実施例のローラ配置図である。
における本発明の実施例のローラ配置図である。
【図2】2ケの共通圧胴を有する4色刷り印刷ユニット
における本発明の実施例のローラ配置図である。
における本発明の実施例のローラ配置図である。
【図3】両面刷り印刷ユニットにおける本発明の実施例
のローラ配置図である。
のローラ配置図である。
【図4】従来の1ケの共通圧胴を有する4色刷り印刷ユ
ニットにおけるキーレスインキング装置のローラ配置図
である。
ニットにおけるキーレスインキング装置のローラ配置図
である。
6 インキローラ 8 インキ往復ローラ 14 ドクタブレード 22 インキローラ 23 履歴解消用ドクタローラ(履歴側設置) 31 履歴解消用ドクタローラ(供給側設置)
Claims (1)
- 【請求項1】 ドクタブレードを備えた履歴解消用ドク
タローラを、インキ着ローラと当接するインキ往復ロー
ラ、あるいはこのインキ往復ローラの上流側に配設され
たインキローラに当接させ、印刷ユニットの全ての履歴
解消用ドクタローラを解放通路側にに設け、さらにドク
タブレードを履歴解消用ドクタローラに対し解放通路側
に設けたことを特徴とするキーレスインキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24807892A JP2999076B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | キーレスインキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24807892A JP2999076B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | キーレスインキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0691858A true JPH0691858A (ja) | 1994-04-05 |
JP2999076B2 JP2999076B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17172886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24807892A Expired - Fee Related JP2999076B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | キーレスインキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2999076B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015097754A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 印刷機及びインキ供給方法 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP24807892A patent/JP2999076B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015097754A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 印刷機及びインキ供給方法 |
JPWO2015097754A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2017-03-23 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 印刷機及びインキ供給方法 |
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JP2999076B2 (ja) | 2000-01-17 |
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