JPH0691331A - バーリング加工型 - Google Patents

バーリング加工型

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JPH0691331A
JPH0691331A JP24490192A JP24490192A JPH0691331A JP H0691331 A JPH0691331 A JP H0691331A JP 24490192 A JP24490192 A JP 24490192A JP 24490192 A JP24490192 A JP 24490192A JP H0691331 A JPH0691331 A JP H0691331A
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JP
Japan
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burring
base end
hole
washer
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP24490192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nihei
正夫 二瓶
Takashi Motomiya
孝志 本宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量化を図り、有効ねじ部の形成を容易
にし、軸受として十分耐え得るバーリング部を加工す
る。 【構成】 雄型20の段部24でバーリング部Bの先端
B2を基端B1側に押して、バーリング部Bの基端B1
を雌型10に押し付けるようにしたので、加工前のバー
リング部Bの基端B1に存在する一定の曲率半径の曲が
り部がなくなり、バーリング部Bの穴にボルトを通して
ワッシャ30を介してナットで締め付ける際に、ワッシ
ャ30の周縁が曲がり部にかかっていて、ワッシャ30
が変形することなく、所望の締め付け力を得られ、また
バーリング部Bの直線的な部位が増え、有効ねじ部の形
成が容易になり、バーリング部Bを軸受として用いる際
に、軸側からの荷重がかかる面積が多くなり、当該荷重
に十分耐えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板に円筒形状のバー
リング部を形成するようにしたバーリング加工型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バーリング加工における最終過程
の型としては、例えば、図7〜図9にそれぞれ示すよう
なものがある。すなわち、図7に示す最終過程の型は、
雌型1にバーリング部の外径と同じ径の穴1aが穿設さ
れ、雄型2にパンチ部材3が設けられ、パンチ部材3は
平板を突き破る小径部3aと、小径部3aに連続する傾
面部3bと、斜面部3bに連続し、バーリング部の内径
と同じ径の大径部3cとを有している。また、平板を押
えるためのストリッパプレート4が設けられている。
【0003】図6に示すように、形成されたバーリング
部5は円筒形状をしており、基端5aは一定の曲率半径
の曲がり部になっている。
【0004】また、図8に示す中間過程の型は、バーリ
ング部の下穴を予め成形するピアス型6であり、図9に
示す最終過程の型は、前記下穴を押し広げてバーリング
部を成形するバーリング型7である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバーリング加工における最終過程の型では、
バーリング部5の基端5aが一定の曲率半径の曲がり部
になっているため、図10に示すように、バーリング部
5にボルトを通してワッシャ8を介してナットで締め付
ける際に、ワッシャ8の周縁が曲がり部にかかってい
て、ワッシャ8が変形して、所望の締め付け力に達し得
ない。一方、図11に示すように、ワッシャ8を大きく
してワッシャ8の周縁が曲がり部にかからないようにす
ると、小型軽量化の支障になる。また、基端5aが曲が
り部になっている関係で、バーリング部5の直線的な部
位が減少し、有効ねじ部の形成が困難になったり、バー
リング部5を軸受として用いる際に、軸側からの荷重が
かかる面積が少なくなり、当該荷重に耐えることができ
ないという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、バーリング部の基端の曲率半径を
少なくして、直線的な部位を増やし、ボルト、ナットで
締め付ける際にワッシャの変形をなくし、有効ねじ部の
形成を容易にし、軸受として十分使用できるようにした
バーリング加工型を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、平板に円筒形状のバ
ーリング部(B)を形成するようにしたバーリング加工
型において、前記バーリング部(B)の穴径と同じ径の
嵌合孔(12)が穿設された雌型(10)と、前記バー
リング部(B)の穴および前記嵌合孔(12)に貫通す
る貫通部(22)と、該貫通部(22)の径より大径に
形成され、前記貫通部(22)が前記バーリング部
(B)の穴および前記嵌合孔(12)に貫通した際に、
バーリング部(B)の先端(B2)にその基端(B1)
へ向かって当接し、バーリング部(B)の基端(B1)
が前記嵌合孔(12)の周縁部に押し付けられて、バー
リング部(B)の基端(B1)部の曲率半径を小さくす
る段部(24)とが設けられた雄型(20)とを備えた
ことを特徴とするバーリング加工型に存する。
【0008】
【作用】雌型上にバーリング部(B)を載せ、バーリン
グ部(B)の穴と雌型(10)の嵌合孔(12)とを合
せるようにする。
【0009】次に、雄型(20)の貫通部(22)をバ
ーリング部(B)の穴および嵌合孔(12)に貫通す
る。貫通していくと、段部(24)がバーリング部
(B)の先端(B2)にその基端(B1)へ向かって当
接し、それにより、バーリング部(B)の基端(B1)
が前記嵌合孔(12)の周縁部に押し付けられて、バー
リング部(B)の基端(B1)部の曲率半径が小さくな
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図1に示
すように、本バーリング加工型10aにより、加工され
る前のバーリング部Bは、基端B1が一定の曲率半径の
曲がり部になっている。また、基端B1から先端B2ま
での寸法はC1である。
【0011】本バーリング加工型10aは雌型10と雄
型20とからなり、雌型10には、バーリング部Bの穴
径と同じ径の嵌合孔12が穿設されている。
【0012】雄型20は、小径の貫通部22と、貫通部
22の径より大径に形成された段部24とが一体的に形
成されている。
【0013】貫通部22はバーリング部Bの穴および嵌
合孔12に貫通するように嵌合孔12の径と同じ径で形
成されている。段部24は、貫通部22が前記バーリン
グ部Bの穴および嵌合孔12に貫通した際に、バーリン
グ部Bの先端B2にその基端B1部へ向かって当接し、
バーリング部Bの基端B1部が前記嵌合孔12の周縁部
に押し付けられて、バーリング部Bの基端B1部の曲率
半径を小さくすべく、貫通部22に連続して形成されて
いる。
【0014】次に作用を説明する。雌型上にバーリング
部Bを載せ、バーリング部Bの穴と雌型の嵌合孔12と
を合せるようにする。
【0015】次に、雄型20の貫通部22をバーリング
部Bの穴および嵌合孔12に貫通する。貫通していく
と、段部24がバーリング部Bの先端B2にその基端B
1へ向かって当接し、それにより、バーリング部Bの基
端B1部が前記嵌合孔12の周縁部に押し付けられるよ
うになり、基端B1から先端B2までの寸法はC2とな
る。
【0016】すなわち、図1および図2に示すように、
先端B2がC(C1−C2)だけ押し下げられ、押し下
げられた部位の材料が、基端B1の曲がり部側に移った
ともの考えられる。その結果、バーリング部Bの基端B
1部の曲率半径が極めて小さくなり、バーリング部Bの
基端B1から先端B2まで全部がほぼ直線部となり、そ
の寸法はほぼC2と等しくなる。
【0017】バーリング加工後においては、図3に示す
ように、バーリング部Bの穴にボルト32を通し、ボル
ト32とナット34により、比較的小径のワッシャ30
を介して締め付けた場合であっても、ワッシャ30の周
縁部が先端B2の曲がり部にかからないで、締め付けて
いってもワッシャ30の周縁部が変形せず、所望の締め
付け力が得られる。
【0018】また、図4に示すように、バーリング部B
の基端B1から先端B2まで全部がほぼ直線部であるた
め、基端B1から先端B2まで全部にねじを形成するこ
とができ、有効ねじ部を容易に確保することができる。
【0019】同じく、図5に示すように、バーリング部
Bの基端B1から先端B2まで全部がほぼ直線部である
ため、バーリング部Bを軸受部として使用した場合に、
基端B1から先端B2まで全部に渡り、軸側からの荷重
を受けることができ、同じバーリング部Bの大きさに対
して、比較的大きな荷重に耐えることができる。
【0020】前記実施例においては、雄型20の貫通部
22と段部24とを一体的に形成したものを示したが、
例えば、貫通部22と段部24とを別体にし、段部24
にストリッパプレートの機能をもたせてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかるバーリング加工型によれ
ば、雄型の段部でバーリング部の先端を基端側に押し
て、バーリング部の基端を雌型に押し付けるようにした
ので、加工前のバーリング部の基端に存在する一定の曲
率半径の曲がり部がなくなり、バーリング部の穴にボル
トを通してワッシャを介してナットで締め付ける際に、
ワッシャの周縁が曲がり部にかかっていて、ワッシャが
変形することなく、所望の締め付け力を得られ、ワッシ
ャを大きくする必要がなく小型軽量にすることができ、
また、バーリング部の直線的な部位が増え、有効ねじ部
の形成が容易になり、バーリング部を軸受として用いる
際に、軸側からの荷重がかかる面積が多くなり、当該荷
重に十分耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すバーリング加工型の雌
型を破断して表わした正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すバーリング加工型によ
り加工された後のバーリング部の断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す作用説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示す作用説明図である。
【図5】本発明の一実施例を示す作用説明図である。
【図6】本発明の一実施例を示すバーリング加工型によ
り加工される前のバーリング部の断面図である。
【図7】従来例を示すバーリング加工における最終過程
の型の説明図である。
【図8】従来例を示すバーリング加工における中間過程
の型の説明図である。
【図9】従来例のを示すバーリング加工における最終過
程の型の説明図である。
【図10】従来例を示すバーリング部の説明図である。
【図11】従来例を示すバーリング部の説明図である。
【符号の説明】
B…バーリング部 B1…バーリング部の基端 B2…バーリング部の先端 10a…バーリング加工型 10…雌型 12…嵌合孔 20…雄型 22…貫通部 24…段部 30…ワッシャ 32…ボルト 34…ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板に円筒形状のバーリング部を形成する
    ようにしたバーリング加工型において、 前記バーリング部の穴径と同じ径の嵌合孔が穿設された
    雌型と、 前記バーリング部の穴および前記嵌合孔に貫通する貫通
    部と、該貫通部の径より大径に形成され、前記貫通部が
    前記バーリング部の穴および前記嵌合孔に貫通した際
    に、バーリング部の先端にその基端へ向かって当接し、
    バーリング部の基端が前記嵌合孔の周縁部に押し付けら
    れて、バーリング部の基端部の曲率半径を小さくする段
    部とが設けられた雄型とを備えたことを特徴とするバー
    リング加工型。
JP24490192A 1992-09-14 1992-09-14 バーリング加工型 Pending JPH0691331A (ja)

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JP24490192A JPH0691331A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 バーリング加工型

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09291928A (ja) * 1996-02-29 1997-11-11 Ntn Corp 鋼板製連接棒
JP2002239643A (ja) * 2001-02-21 2002-08-27 Bl Engineering:Kk 密封型電池用封口蓋の加工方法
JP2004321584A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Koyo Giken Kk ラチェット用ハウジングとその製法
CN114472700A (zh) * 2022-02-14 2022-05-13 重庆晋川精密五金有限公司 一种提高翻孔底面粗糙度工艺

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