JPH069087A - 原稿自動搬送装置 - Google Patents

原稿自動搬送装置

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JPH069087A
JPH069087A JP4191563A JP19156392A JPH069087A JP H069087 A JPH069087 A JP H069087A JP 4191563 A JP4191563 A JP 4191563A JP 19156392 A JP19156392 A JP 19156392A JP H069087 A JPH069087 A JP H069087A
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oil
roller
separation
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JP4191563A
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Tetsuya Nagase
哲也 永瀬
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分離手段の給紙回転体の摩擦係数が原稿から付
着するオイルで低下しないようにする。 【構成】分離部6の給紙ローラ9の表面に付着したオイ
ルを除去するためのオイル吸収ローラ32を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に備えられる原稿自動搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面原稿自動搬送装置には、図1
6に示すように構成されているものがある。この装置に
おいては、分離部(分離手段)101で1枚ずつ分離さ
れた原稿は、レジストローラ対102のニップに先端が
突き当てれらて斜行矯正のためのループを形成した後、
画像形成装置100のプラテンガラス103上の所定位
置へ搬送装置される。片面原稿時にはこの状態で画像形
成が行われる。
【0003】また、両面原稿時には、この状態から給紙
された方向とは逆の方向に搬送され、反転ローラ105
の周囲を回った後、再びレジストローラ対102のニッ
プに先端を突き当ててループを形成して、斜行矯正後、
プラテンガラス103上の所定位置へ搬送されて第2面
の画像形成が行われる。
【0004】ここで、分離部101を詳しく説明する。
給紙ローラ(給紙回転体)106と分離ベルト107が
ローラ長手方向(軸方向)に交互に複数配置され、給紙
ローラ106は原稿を装置内側へ送る方向に回転し、分
離ベルト107は原稿を戻す方向に回転し、給紙ローラ
106の方が分離ベルト107よりも原稿送り力を高め
るていることで原稿を重送することなく、最後の1枚の
原稿までも確実に送っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の原稿自動搬送装置のように、分離部101に給紙
ローラ106を有しているものでは、搬送すべき原稿に
オイルが付着していると、分離部101で原稿を分離し
て装置内へ原稿を送るときに、オイルが給紙ローラ10
6に付着する。そして、次第に給紙ローラ106の摩擦
係数が低下してしまい、分離部101における原稿の搬
送能力が劣化し、原稿給紙不良に陥ってしまう。
【0006】また、上記従来例の原稿自動搬送装置のよ
うに、分離部101に分離ベルト107を有しているも
のでは、搬送すべき原稿にオイル付着していると、分離
部101で原稿を分離するとき、オイルが分離ベルト1
07に付着する。そして、次第に分離ベルト107の摩
擦係数が低下してしまい、分離部101における分離性
能が劣化し、原稿重送に陥ってしまう。
【0007】特にフルカラーコピーによって作成された
コピー紙を原稿にして読み取る場合は、一般に原稿上に
離型用のシリコンオイル等が多くのっており、また原稿
全域にもトナー像がある。ここで、定着オイルがトナー
像上にのっている場合、転写材にしみ込みにくので他の
ものに転移し易く、この点でカラーコピー紙は給紙ロー
ラ106や分離ベルト107に対して厳しい条件にあ
る。
【0008】また、原稿自動搬送装置では一般に原稿の
表側、すなわち少なくとも画像がある側が分離ベルト1
07となるような構成であるので、フルカラーコピー紙
を原稿自動搬送装置で連続して搬送すると、分離ベルト
107の表面の摩擦係数が著しく低下する。
【0009】また、給紙ローラ106の搬送力は分離ベ
ルト107の分離力に対して、少なくとも一定量以上高
くなければ装置内への原稿の給送は行えない。
【0010】そこで第1の発明は、分離手段の給紙回転
体の摩擦係数が原稿に付着しているオイルによって低下
せず、分離手段における所定の原稿搬送能力を保持する
ことのでくる原稿自動搬送装置を提供することを目的と
する。
【0011】また、第2の発明は、分離手段の分離ベル
トの摩擦係数が原稿に付着しているオイルによって低下
せず、分離手段における所定の分離性能を保持すること
のできる原稿自動搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉第1の発明は、給紙回転体(9)
を有する分離手段(6)によって積載されている原稿
(S)を1枚ずつ分離して画像形成装置(20)の所定
位置へ搬送する原稿自動搬送装置に係る。
【0013】そして、第1の発明は、上記目的を達成す
るために、前記分離手段(6)の給紙回転体(9)の表
面に付着したオイルを除去するためのオイル除去手段
(32)を設けたことを特徴とする。 〈第2の発明の手段〉第2の発明は、分離ベルト(1
2)を有する分離手段(6)によって積載されている原
稿(S)を1枚ずつ分離して画像形成装置(20)の所
定の位置へ搬送する原稿自動搬送装置に係る。
【0014】そして、第2の発明は、上記目的を達成す
るため、前記分離手段(6)の分離ベルト(12)の表
面に付着したオイルを除去するためのオイル除去手段
(70)を設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】
〈第1の発明の作用〉上記構成とされた第1の発明によ
れば、分離手段(6)の給紙回転体(9)に原稿(S)
に付着しているオイルが付着すると、オイル除去手段
(32)がこれを除去する。
【0016】これにより給紙回転体(9)の摩擦係数
は、原稿(S)からのオイルの付着があっても低下する
ことはなく、分離手段(6)における所定の原稿搬送能
力が保持できる。 〈第2の発明の作用〉上記構成とされた第2の発明によ
れば、分離手段(6)の分離ベルト(12)に原稿
(S)に付着しているオイルが付着すると、オイル除去
手段(70)がこれを除去する。
【0017】これにより、分離ベルト(12)の摩擦係
数は原稿(S)からのオイルの付着があっても低下する
ことはなく、分離手段(6)における所定の分離性能が
保持できる。
【0018】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、発明の構成を何等限定するも
のではない。
【0019】
【実施例】以下、第1の発明及び第2の発明の実施例を
図面に基づいて説明する。 〈第1の発明の実施例〉図1は第1の発明の実施例1に
係る両面原稿自動搬送の全体構成を示す。図2は同原稿
自動搬送装置の分離部の詳細構成を示す。
【0020】図1において、符号1は、原稿トレイで操
作者が原稿Sを積載する。符号2は原稿ストッパで原稿
Sの先端が突き当てられる。符号3は半月ローラで原稿
Sの先端捌きを行うと共に原稿Sの最下紙を搬送する。
符号5はウェイトで、原稿Sが分離部6に進入しにくい
場合に落下して半月ローラ3を上方より加圧し、原稿S
の搬送を補助する。符号7は分離規制板で、原稿Sの束
のつっこみを防止している。
【0021】符号9は分離部6の給紙ローラで、分離ロ
ーラ10,11に巻き掛けられた分離部6の分離ベルト
12と共同して原稿束より最下の原稿Sを分離する。上
ガイド13の先端はレジストローラ15と反転ローラ1
6によって形成されるレジストニップに原稿Sが入り込
み易いようにガイドしている。
【0022】符号17,19は内ガイド板及び中ガイド
で、いずれも原稿Sの搬送路を形成し、原稿Sを不図示
の画像形成装置のプラテンガラス20上に導く。駆動ロ
ーラ21及びターンローラ22に巻き掛けられた搬送ベ
ルト23とその背面から加圧する複数のコロ25とによ
り原稿Sはプラテンガラス20上の所定位置搬送され
る。
【0023】コピー終了後、搬送ベルト23が逆転す
る。これによって原稿Sはジャンプ台26にすくいとら
れて下ガイド27と中ガイド19とで形成されたパスを
通り、さらに開閉ガイド29と反転ローラ16間、フラ
ッパ30の上部、上ガイド13の上部を通って排出ロー
ラ対31によってトレイ1上に再積載される。
【0024】なお、両面時はフラッパ30が偏向して原
稿Sはフラッパ30の下部を通り、レジストローラ15
は反転ローラ16によって再びプラテンガラス20上に
搬送される。
【0025】ここで、符号32は分離部6の給紙ローラ
9の表面に付着したオイルを除去するためのオイル除去
手段としてのオイル吸収ローラである。このオイル吸収
ローラ32は、例えばシリコンゴム等のような、電子写
真の定着時の離型材として使われるシリコンオイル等を
吸収する材質とされている。このオイル吸収ローラ32
は、給紙ローラ9に対して一定の当接幅をもち、かつ、
当接点で給紙ローラ9に対してカウンタ側に回転する。
また、このオイル吸収ローラ32の駆動は、分離ローラ
11によりアイドラギヤ33を介して得ている。 〈第1の発明の実施例2〉上記第1の発明の実施例1で
は、給紙ローラ9の表面のオイル除去を、ローラ部材で
行ったが、本実施例においては、図3に示すように、シ
リコンオイルを吸収し易いフェルト、またはスポンジ状
部材を用いたオイル吸収パッド35を給紙ローラ9の下
側にあてて、給紙ローラ9の表面に付着したオイル除去
を行っている。
【0026】オイル吸収パッド35はパッド支持部材3
6に取り付けられた、自動スライド装置(プランジャ
等)によりパッド35と給紙ローラ9の接離が自動的に
行われる。遮蔽板37とフォトインタラプタ39が給紙
ローラ9より原稿搬送経路下流にあって、原稿ジャム検
知センサとして機能している。
【0027】オイル吸収パッド35のon/offは、
原稿ジャム検知手段において給紙ローラ9及び分離ベル
ト12が分離給紙動作を始めてから、スリップのために
原稿Sが一定時間以上遅れて遮蔽板37の位置を通過し
た場合(上記原稿ジャム検知手段により検知)、給紙ロ
ーラ9のオイル除去が必要であると判定して、以後規定
回数分毎の給紙操作時にオイル吸収パッド35が給紙ロ
ーラ9に押し当てられる。
【0028】また、オイル吸収パッド35のon/of
fは、画像形成装置の操作部よりマニュアル操作で切り
換えることもできる。
【0029】オイル吸収パッド35は原稿自動搬送装置
を取り付けた画像形成装置の一定使用回数(例えばコピ
ー枚数)に従い簡単に交換できる。
【0030】図4は、オイル吸収パッド35を給紙ロー
ラ9に押し当てている状態で、7%画像のカラーコピー
を連続搬送した場合の、搬送枚数に対する給紙ローラ9
の摩擦係数の変化を示したグラフである。給紙ローラ9
の表面に付着したオイルをオイル吸収パッド35で吸収
すると、給紙ローラ9の摩擦係数は、搬送枚数が多くな
っても低下しないで安定している。これに対して、オイ
ル吸収パッド35を用いない場合は、給紙ローラ9の摩
擦係数は搬送枚数に略比例して低下する。 〈第1の発明の実施例3〉本実施例では、図5に示すよ
うに、給紙ローラ9の表面に付着したオイルの除去を、
巻き取り式のオイル吸収ウェブ40により行っている。
オイル吸収ウェブ40の材質には、オイルを吸収し易い
繊維を用いている。
【0031】このように、給紙ローラ9のオイル除去手
段をオイル吸収ウェブ40にすることで、オイル除去手
段と給紙ローラ9との当接面積が大きく取れるので、給
紙ローラ9の表面に付着したオイルを除去することが確
実となる。
【0032】ここにおいて、オイル吸収ウェブ40はウ
ェブローラ41及び42に巻かれている。ウェブローラ
41,42は低速、或いは断続的に回転し、給紙ローラ
9に当たっている面を自動的に変えていくことで、安定
した給紙ローラ9のオイル除去を行う。 〈第1の発明の実施例4〉本実施例では、図6に示すよ
うに、給紙ローラ9の表面に付着したオイルの除去を、
ブレード43により行っている。ブレード43は給紙ロ
ーラ9の下側に配置し、給紙ローラ9から除去したオイ
ルがオイル受け45に溜り、スポンジ46に滲みこむ構
成になっている。この構成により、オイル量が多くのっ
ている原稿Sに対しても対応できる。 〈第1の発明の実施例5〉図7は第2の発明の実施例5
に係る片面原稿自動搬送装置の全体構成を示す。
【0033】本原稿自動搬送装置において、原稿トレイ
50上の原稿は半月ローラ51及び分離部52の給紙ロ
ーラ53、分離ベルト55により最下の原稿を原稿束よ
り分離する。分離された原稿はレジストローラ対56の
ニップに先端が突き当てられ、斜行矯正のためのループ
を形成した後、搬送ベルト57で不図示の画像形成装置
のプラテンガラス59上の所定位置へ搬送される。この
位置で画像形成が行われた後、原稿Sは搬送ベルト57
により更に駆動ローラ60側から従動ローラ61側へ運
ばれ、ジャンプ台62にすくいとられ、排紙ローラ63
を経て排紙スペース65へ排出される。
【0034】ここで、符号66は給紙ローラ53の表面
に付着したオイルを除去するためのオイル吸収ローラ
で、給紙ローラ53に加圧され、回転自由に取り付けら
れている。このオイル吸収ローラ66は給紙ローラ53
に従動して回転し、給紙ローラ53の半径をR、給紙ロ
ーラ53とオイル吸収ローラ66中心との間の距離をN
とすると、 R ≠ nN (n=1,2,3・・・) となるようtの値を設定している。
【0035】オイル吸収ローラ66の材質は、電子写真
装置の定着オイルの主成分であるシリコンオイル等の吸
収性が良い材質、例えばシリコンスポンジ等を用いてい
る。
【0036】なお、上記実施例1〜5では、給紙ローラ
9,53のオイル除去手段として、ローラ、パッド、ウ
ェブ、ブレード等を用いたが、オイル除去手段はこれら
に限るものではない。 〈第2の発明の実施例1〉図8は第2の発明の実施例1
に係る両面原稿自動搬送装置の全体構成を示す。図9は
同両面原稿自動搬送装置の分離部の詳細構成を示す。
【0037】なお、本両面原稿自動搬送装置の基本的構
成は、上記第1の発明の実施例1で示した両面原稿自動
搬送装置の構成と変わらない。
【0038】従って、ここでは異なる構成部分について
のみ説明し、他の部分の説明は省略する。また、同一の
部材には同一符号を付す。
【0039】本原稿自動搬送装置においては、分離部6
の分離ベルト12の表面に付着したオイルを除去するた
めのオイル吸収ローラ70を、分離ローラ10,11の
間に設置している。
【0040】このように、オイル吸収ローラ70を分離
ローラ10,11の間に設けることで、分離ベルト12
との当接範囲が広くでき、また、オイル吸収ローラ70
を原稿自動搬送装置に加えることにより必要となるスペ
ースを小さくすることができる。このオイル吸収ローラ
70には、分離ベルト12の材質よりも離型材用シリコ
ンオイル吸収性に富むシリコン系ゴムを用いている。
【0041】オイル吸収ローラ70は分離ベルト12と
の摩擦により従動して回転する。そのため、分離ベルト
12とオイル吸収ローラ70の当接位置が同じにならな
いように、分離ベルト12の外側表面の長さLと、オイ
ル吸収ローラ70の直径Dの関係は、 L ≠ nπD (n=1,2,3・・・) の条件に満たすようにしている。 〈第2の発明の実施例2〉上記第2の発明の実施例1で
は、分離ベルト12の表面のオイル除去を、ローラ部材
で行ったが、本実施例においては図10に示すように、
オイル吸収パッド71を分離ローラ10,11の間で分
離ベルト12に当てて分離ベルト12の表面に付着した
オイルの除去を行っている。
【0042】オイル吸収パッド71はパッド支持部材7
2に取り付けられている。また、オイル吸収パッド71
は原稿自動搬送装置を取り付けた画像形成装置の一定使
用回数(例えばコピー枚数)に従って、定期的に簡単に
交換できる。オイル吸収パッド71には、電子写真装置
の定着オイルの主成分であるシリコンオイルの吸収性が
良い材質、例えばシリコンスポンジ等を用いている。
【0043】図11は、オイル吸収パッド71を分離ベ
ルト12に押し当てている状態で、7%画像のカラーコ
ピーを連続搬送した場合の、搬送枚数に対する分離ベル
ト12の摩擦係数の変化を示したグラフである。分離ベ
ルト12の表面に付着したオイルをオイル吸収パッド7
1で吸収すると、分離ベルト12の摩擦係数は、搬送枚
数が多くなっても低下しないで安定している。これに対
し、オイル吸収パッド71を用いない場合は、分離ベル
ト12の摩擦係数は搬送枚数に略比例して低下する。 〈第2の発明の実施例3〉本実施例では、図12に示す
ように、分離ベルト12の表面に付着したオイルの除去
を、巻き取り式のオイル吸収ウェブ73によって行って
いる。
【0044】オイル吸収ウェブ73はウェブローラ7
5,76に巻かれている。オイル吸収ウェブ73はオイ
ルを吸収し易い繊維であり、更にオイル吸収ウェブ73
にはオイルを分離ベルト12の表面から吸収し易いよう
に、オイルの性質を変える物質をしみ込ませている。
【0045】ウェブローラ75,76は低速または、断
続的に回転して常に分離ベルト12に当たっている面を
変えていくことで安定して分離ベルト12上のオイル除
去を行う。 〈第2の発明の実施例4〉本実施例では、図13に示す
ように、分離ベルト12の表面に付着したオイルの除去
を、分離ローラ11の外周部に配置されたブレード77
によって行っている。ブレード77の下側にはフェルト
79が張り付けられ、ブレード77で除去したオイルを
吸収する構成になっている。
【0046】ここにおいて、ブレード77は不図示のブ
レード自動接離切り換え装置により、断続的に分離ベル
ト12のオイル除去を行うようにすることでブレードの
摩耗を抑えている。 〈第2の発明の実施例5〉図14は第2の発明の実施例
51に係る片面原稿自動搬送装置の全体構成を示す。図
15は同片面原稿自動搬送装置の分離部の詳細構成を示
す。
【0047】なお、本片面原稿自動搬送装置の基本的構
成は、上記第1の発明の実施例5で示した片面原稿自動
搬送装置の構成と変わらない。
【0048】従って、ここでは異なる構成部分について
のみ説明し、他の部分についての説明は省略する。ま
た、同一の部材には同一符号を付す。
【0049】本原稿自動搬送装置においては、分離部5
2の分離ベルト55の表面に付着したオイルを除去する
ためのオイル吸収ローラ80を、分離ベルト55を巻き
掛けている分離ローラ81,82のうちの一方のローラ
81に外周部に配置している。
【0050】オイル吸収ローラ80は、分離ベルト55
に加圧され一定のニップを持って取り付けられている。
また、オイル吸収ローラ80は分離ベルト55に反する
方向に回転する。オイル吸収ローラ80の駆動は、タイ
ミングベルト83により分離ローラ81から得ている。
【0051】この構成の場合、分離ベルト55とオイル
吸収ローラ80の当接面は小さいが、分離ベルト55に
対してオイル吸収ローラ80をカウンタに回転させるこ
とで、分離ベルト55の表面に付着するオイル等を確実
に除去する。
【0052】なお、上記実施例1〜5では、分離ベルト
12,55のオイル除去手段として、ローラ、パッド、
ウェブ、ブレード等を用いたが、オイル除去手段はこれ
らに限るものではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の原稿
自動搬送装置においては、分離手段の給紙回転体の表面
に付着したオイルを除去するオイル除去手段を設けたの
で、給紙回転体に原稿等からオイルが付着してもそのオ
イル除去手段によって除去される。
【0054】このため、給紙回転体の摩擦係数が分離手
段の原稿搬送能力に影響を及ぼす程度に低下するような
ことがない。
【0055】また、第2の発明の原稿自動搬送装置にお
いては、分離手段の分離ベルトに付着したオイルを除去
するオイル除去手段を設けたので、分離ベルトに原稿等
からオイルが付着してもそのオイル除去手段によって除
去される。
【0056】このため、分離ベルトの摩擦係数が分離手
段の分離性能に影響を及ぼす程度に低下するようなこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例1に係る両面原稿自動搬送
装置の全体構成を示す縦断側面図。
【図2】同両面原稿自動搬送装置の分離部の詳細構成を
示す縦断側面図。
【図3】第1の発明の実施例2の分離部の構成を示す縦
断側面図。
【図4】同分離部の給紙ローラに備えられたオイル吸収
パッドの特性を示す図。
【図5】第1の発明の実施例3の分離部の構成を示す縦
断側面図。
【図6】第1の発明の実施例4の分離部の構成を示す縦
断側面図。
【図7】第1の発明の実施例5に係る片面原稿自動搬送
装置の全体構成を示す縦断側面図。
【図8】第2の発明の実施例1に係る両面原稿自動搬送
装置の全体構成を示す縦断側面図。
【図9】同両面原稿自動搬送装置の分離部の詳細構成を
示す縦断側面図。
【図10】第2の発明の実施例2の分離部の構成を示す
縦断側面図。
【図11】同分離部の分離ベルトに備えられたオイル吸
収パッドの特性を示す図。
【図12】第2の発明の実施例3の分離部の構成を示す
縦断側面図。
【図13】第2の発明の実施例4の分離部の構成を示す
縦断側面図。
【図14】第2の発明の実施例5に係る片面原稿自動搬
送装置の全体構成を示す縦断側面図。
【図15】同片面原稿自動搬送装置の分離部の詳細構成
を示す縦断側面図。
【図16】従来例の両面原稿自動搬送装置の全体構成を
示す縦断側面図。
【符号の説明】
6,52 分離部(分離手段) 9,53 給紙ローラ(給紙回転体) 12,55 分離ベルト 32,66,70,80 オイル吸収ローラ(オイル
除去手段) 35,71 オイル吸収パッド(オイル除去手段) 40,73 オイル吸収ウェブ(オイル除去手段) 43,77 ブレード(オイル除去手段) 45 オイル受け(オイル収容部) 46 スポンジ(オイル吸収部) S シート材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙回転体を有する分離手段によって積
    載されている原稿を1枚ずつ分離して所定の位置へ搬送
    する原稿自動搬送装置において、 前記分離手段の給紙回転体の表面に付着したオイルを除
    去するためのオイル除去手段を有することを特徴とする
    原稿自動搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記オイル除去が、前記給紙回転体に接
    触して回転するオイル吸収ローラであることを特徴とす
    る請求項1記載の原稿自動搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記オイル除去手段が、前記給紙回転体
    に接触するオイル吸収ウェブであることを特徴とする請
    求項1記載の原稿自動搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記オイル除去手段が、前記給紙回転体
    に接触するオイル吸収パッドであることを特徴とする請
    求項1記載の原稿自動搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記オイル除去手段が、オイル吸収部又
    はオイル収容部を有している分離パッドであることを特
    徴とする請求項1記載の原稿自動搬送装置。
  6. 【請求項6】 分離ベルトを有する分離手段によって積
    載されている原稿を1枚ずつ分離して所定の位置へ搬送
    する原稿自動搬送装置おいて、 前記分離手段の分離ベルトの表面に付着したオイルを除
    去するためのオイル除去手段を設けたことを特徴とする
    原稿自動搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記オイル除去手段が、前記分離ベルト
    に接触して回転するオイル吸収ローラであることを特徴
    とする請求項6記載の原稿自動搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記オイル除去手段が、前記分離ベルト
    に接触するオイル吸収ウェブであることを特徴とする請
    求項6記載の原稿自動搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記オイル除去手段が、前記分離ベルト
    に接触するオイル吸収パッドであることを特徴とする請
    求項6記載の原稿自動搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記オイル除去手段が、オイル吸収部
    又はオイル収容部を有している分離パッドであることを
    特徴とする請求項6記載の原稿自動搬送装置。
JP4191563A 1992-06-25 1992-06-25 原稿自動搬送装置 Pending JPH069087A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4191563A JPH069087A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 原稿自動搬送装置

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JP4191563A JPH069087A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 原稿自動搬送装置

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JPH069087A true JPH069087A (ja) 1994-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102556699A (zh) * 2010-12-10 2012-07-11 施乐公司 延迟进给器

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