JPH069080U - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】デザイン的に優れしかも安価な外部スロット付
きの電子機器を提供する。 【構成】ストレートアングル形状のＩＣカード用のコネ
クタ２，３を搭載したサブボード１とメインボード５を
直交させて接続している。サブボード１のメインボード
接続用のコネクタ１はライトアングル形状でＩＣカード
用コネクタ２，３と略直列位置に搭載されている。メイ
ンボード５の端部はＩＣカード用コネクタ２，３の幅以
上に切り欠かれており、残された部分にサブボード接続
用のストレートアングル形状のコネクタ６が搭載されて
いる。メインボード５の切り欠き部にはサブボード１の
ＩＣカード用コネクタ２，３の実装部とサブボード補強
プレート１０が位置し、両ボードを接続するためのコネ
クタ４，６は、ＩＣカード用コネクタ２，３の並び方向
とはオフセットされている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はＩＣカードやカートリッジなどの外部スロットを有するプリンタやス キャナなどの電子機器の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の外部スロットを有する電子機器に於いては、図３に示したように、外部 スロット用のコネクタを搭載したサブボード１とメインボード５を直交させて接 続させる場合、メインボード５を接続するためのコネクタ４が外部スロット用コ ネクタ２，３と略並列位置の反対面に実装されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし前述の従来技術は、メインボード５を接続するためのコネクタ４が外部 スロット用コネクタ２，３と略並列位置に実装されていたため、外部スロット用 コネクタ２，３の取り付け位置が、両ボード接続用のコネクタ４，６を逃げた位 置に限定されるというデザイン上の問題点を有していた。また、メインボード５ を接続するためのコネクタ４が外部スロット用コネクタ２，３と反対面に実装さ れていたため、コネクタ４の実装が手ハンダ付けとなってしまい、サブアッセン ブリコストが高くなってしまうというコスト上の問題点も有していた。

【０００４】 本考案は以上に述べた課題を解決するもので、その目的とするところは、デザ イン的に優れ、しかも安価な外部スロット付きの電子機器を提供することにある 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前述の課題を解決するために、本考案の電子機器は、ストレートアングル形状 の外部スロット用のコネクタを搭載したサブボードとメインボードを直交させて 接続し、前記サブボードの外部スロット用コネクタと略直列位置にメインボード 接続用のライトアングル形状のコネクタを搭載し、前記メインボードの端部を前 記外部スロット用コネクタの幅以上に切り欠くとともに切り欠き残された部分に サブボード接続用のストレートアングル形状のコネクタを搭載している。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例である実装部の分解図を図１に示す。以下、図１の各構成部 品について説明する。

【０００７】 １はコントローラのサブボードであり、ライトアングル形状のメインボード接 続用コネクタ４，ストレートアングル形状のＩＣカード用コネクタ２，３が搭載 されている。

【０００８】 ５はコントローラのメインボードであり、ストレートアングル形状のサブボー ド接続用コネクタ６，ホストコンピュータ用のインターフェースコネクタ７，８ のほかに、図示してないが、印字制御を行うためのＣＰＵ，ＲＯＭ，ゲートアレ イＩＣ、印字情報を記憶するためのＤＲＡＭなどが実装されており、ベースプレ ート９の切り起こし部９ａにネジ止めにより固定される。

【０００９】 ９はベースプレートであり、メイン基板５の固定と接地を兼ねた切り起こし部 ９ａを備えている。

【００１０】 １０はサブボード補強プレートであり、サブボード１をネジ止めする４個の切 り起こし１０ａを備えており、ベースプレート９に２箇所、バックプレート１１ に１箇所、シールドケース１２に１箇所ネジ止めにより固定される。

【００１１】 １１はバックプレートであり、インターフェース用コネクタ７および８の付属 ネジ７ａおよび８ａによりメインボード５に取り付けられるとともに、ベースプ レート９に３箇所、シールドケース１２に３箇所ネジ止めにより固定される。

【００１２】 １２はサブボード１とメインボード５を覆うシールドケースであり、ベースプ レート９に７箇所でネジ止めされる。

【００１３】 １３，１４はプリンタの文字書体や記述言語などを拡張するためのＩＣメモリ カードであり、図示してない外装カバーとシールドケース１２の穴１２ａを通し てＩＣカード用コネクタ２，３に挿入される。

【００１４】 以上で図１の構成部品の説明を終わる。

【００１５】 本実施例では、図１に示したようにストレートアングル形状のＩＣカード用の コネクタ２，３を搭載したサブボード１とメインボード５を直交させて接続し、 サブボード１のＩＣカード用コネクタ２，３と略直列位置にメインボード接続用 のライトアングル形状のコネクタ４を搭載し、メインボード５の端部をＩＣカー ド用コネクタ２，３の幅以上に切り欠くとともに切り欠き残された部分にサブボ ード接続用のストレートアングル形状のコネクタ６を搭載している。

【００１６】 従って、サブボード１とメインボード５を接続した際には、メインボード５の 切り欠き部にサブボード１のＩＣカード用コネクタ２，３の実装部とサブボード 補強プレート１０が位置し、サブボード１とメインボード５を接続するためのコ ネクタ４，６は、ＩＣカード用コネクタ２，３の並び方向とはオフセットされる 。このため、ＩＣカード用コネクタ２，３の実装位置をメインボード５に対して 上下方向に自由に設定でき、デザイン上の自由度が増す。

【００１７】 また、サブボード１に搭載されるコネクタ２，３，４はすべて部品面より挿入 できるため、ハンダ槽を通すことで同時にハンダ付けできるため、サブアッセン ブリコストを下げることができる。

【００１８】 また、メインボード５の切り欠き幅がＩＣメモリカード用コネクタ２，３の長 さ以上になっているため、図２に示したように、サブボード１とメインボード５ を効率良く１枚のボードとして面付けすることができ、ボード自体のコストと、 サブアッセンブリコストを下げることができる。

【００１９】 また、サブボード１がサブボード補強プレート１０の切り起こし部１０ａにネ ジ止めにより接地されサブボード１のグランドが強化されるため、ＥＭＩノイズ およびＥＭＣノイズに対して強くなっている。

【００２０】

【考案の効果】

以上実施例で詳細に説明したように、本考案の構成によれば、サブボードとメ インボードを接続した際に、メインボードの切り欠き部にサブボードの外部スロ ット用コネクタの実装部が位置し、外部スロット用コネクタがサブボードとメイ ンボードを接続するためのコネクタと略直列位置にオフセットされるため、外部 スロット用コネクタの実装位置をメインボードに対して上下方向に自由に設定で きデザイン上の自由度が増すという効果が得られる。実施例のように外部スロッ トが複数あり上下方向に大きなスペースが必要になる場合には、本考案はメイン ボードよりも下に外部スロットを設けられるため、特に大きな効果が得られる。 また、本考案の構成によれば、サブボードに搭載されるコネクタをすべて部品 面より挿入できるため、ハンダ槽を通すことですべてのコネクタを同時にハンダ 付けでき、サブアッセンブリコストを下げることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電子機器のコントローラ実装部の一実
施例を示す組立分解図。

【図２】図１のサブボード１とメインボード５の基板面
付け図。

【図３】従来の電子機器のコントローラ実装部の一実施
例を示す側面視図。

【符号の説明】

１・・・サブボード ２，３・・・ＩＣカード用コネクタ ４・・・メインボード接続用コネクタ ５・・・メインボード ６・・・サブボード接続用コネクタ ７，８・・・インターフェースコネクタ ９・・・ベースプレート １０・・・サブボード補強プレート １１・・・バックプレート １２・・・シールドケース １３、１４・・・ＩＣメモリカード

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｈ０５Ｋ 1/14 Ｅ 7047−4Ｅ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ストレートアングル形状の外部スロット
   用のコネクタを搭載したサブボードとメインボードを直
   交させて接続した電子機器に於いて、前記サブボードの
   外部スロット用コネクタと略直列位置にメインボード接
   続用のライトアングル形状のコネクタを搭載し、前記メ
   インボードの端部を前記外部スロット用コネクタの幅以
   上切り欠くとともに、切り欠き残された部分にサブボー
   ド接続用のストレートアングル形状のコネクタを搭載し
   たことを特徴とする電子機器。