JPH0690756A - 2段サーモサイクルpcr法 - Google Patents

2段サーモサイクルpcr法

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JPH0690756A
JPH0690756A JP4241798A JP24179892A JPH0690756A JP H0690756 A JPH0690756 A JP H0690756A JP 4241798 A JP4241798 A JP 4241798A JP 24179892 A JP24179892 A JP 24179892A JP H0690756 A JPH0690756 A JP H0690756A
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JP
Japan
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seq
dna
primer
sequence
reaction
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Application number
JP4241798A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kamiyama
浩 上山
Kanako Fukuda
加奈子 福田
Akio Matsuhisa
明生 松久
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Fuso Pharmaceutical Industries Ltd
Original Assignee
Fuso Pharmaceutical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来法より簡単、正確なPCR法を提供する
こと。 【構成】 第1段として、標的配列含有2本鎖DNAを
含む試料中の上記DNAの変性反応を、PCR法におい
てDNAの変性に通常用いられる温度で行い、第2段と
して、それぞれ35塩基以上の長さをもつ正方向および
逆方向プライマー、4種の塩基dGTP、dATP、d
TTP、dCTPおよびDNAポリメラーゼの存在下
に、上記標的配列を含む変性DNAに対する両プライマ
ーのアニーリング反応とDNAポリメラーゼによるプラ
イマー鎖の伸長反応を、PCR法においてプライマー鎖
の伸長反応に通常用いられる温度で行うことを特徴とす
る、2段サーモサイクルPCR法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリメラーゼ連鎖反
応(PCR)法の変則法による感染症の診断法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】PC
R法は、目的とするDNA領域(標的配列)を挾む2種
のプライマーを用いてDNAポリメラーゼによる鋳型特
異的なDNA合成反応をインビトロでくり返すことによ
って、特定のDNA断片を短時間で数十万倍に及ぶ数に
増幅する方法である。現在行われているPCR法は、標
的配列を含む2本鎖DNAを1本鎖に分離(変性)する
第1段、分離した1本鎖に正方向および逆方向のプライ
マーを結合(アニーリング)させる第2段、および結合
したプライマー標的配列に相補的な塩基をDNAポリメ
ラーゼの作用により順に結合(伸長)する第3段からな
っている。標準的なPCR法では、DNA試料、緩衝
液、20塩基程度のプライマー2種およびポリメラーゼ
を含む反応系を、DNAサーマルサイクラーを用いて、
94℃20秒間(第1段:変性)、55℃20秒間(第
2段:アニーリング)および72℃、30秒間(第3
段:伸長)の3段のサーモサイクルに30〜35回程度
さらすことにより行われる。この方法により増幅したD
NA断片を適当な手段により発色させると、僅かな数し
か存在しなかったDNAまたはそのDNAを含む微生物
の検出が可能となるので、この方法は、遺伝子工学、医
学、農学、法医学等の分野で広く応用されつつある。
【0003】この方法によってゲノムの少なくとも一部
について配列が判明している微生物の存在を証明しよう
とする場合、検体中に微生物のみを含む単純な系では検
出が成功するが、臨床検査検体(血液、尿、組織ホモジ
ネート等)のような種々雑多なDNAが共存する系で
は、多数のバンドによる広範な発色が見られ、検出困難
となることがわかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記の困
難を克服しようとして種々の検討を重ねた結果、プライ
マーとして従来の約2倍程度の長いものを用い、アニー
リング温度を従来より高くして伸長反応の温度と同程度
にし、それによってアニーリングと伸長反応を同時に行
うようにすると、臨床検査検体のような系でも微生物の
DNAを特異的に検出できることを見出し、この発明を
完成したのである。
【0005】すなわち、この発明は、第1段として、標
的配列含有2本鎖DNAを含む試料中の上記DNAの変
性反応を、PCR法においてDNAの変性に通常用いら
れる温度で行い、第2段として、それぞれ35塩基以上
の長さをもつ正方向および逆方向プライマー、4種の塩
基dGTP、dATP、dTTP、dCTPおよびDN
Aポリメラーゼの存在下に、上記標的配列を含む変性D
NAに対する両プライマーのアニーリング反応とDNA
ポリメラーゼによるプライマー鎖の伸長反応を、PCR
法においてプライマー鎖の伸長反応に通常用いられる温
度で行うことを特徴とする、2段サーモサイクルPCR
法、および上記方法を実施し、増幅生成物を検索するこ
とを特徴とする核酸検出法を提供するものである。
【0006】従来、プライマーの鎖長は広く見積もって
も15〜30塩基と考えられていたが、これは、鎖長が
それより短いとポリメラーゼによる伸長反応の温度で鋳
型とアニーリングしなくなること、および必要以上に長
くすると却ってミスアニールの確率が高くなると考えら
れていたからである(共立出版株式会社発行、「遺伝子
増幅PCR法−基礎と新しい展開」第207頁左欄末行
〜右欄3行)。すなわち、長鎖のプライマーでは特異性
が低くなると考えられていたにもかかわらず、この発明
において長鎖のプライマーを使用することにより、標準
的なプライマーでは検出不可能なDNAが検出可能にな
る程高い特異性が得られることは、意外なことである。
【0007】
【実施態様】この発明の方法は、まず、第1段として、
標的配列含有2本鎖DNAを含む試料中の上記DNAの
変性反応を、緩衝液のような媒体中において、PCR法
においてDNAの変性に通常用いられる温度で行うこと
により実施される。標的配列とは、増幅を意図する配列
を意味する。このような配列は、原核生物のDNAおよ
び真核生物の核内もしくは核外DNAの一部分または合
成核酸であり得、ウイルス、リケッチア、細菌、真菌、
藻類、高等植物、原虫、下等動物、軟体動物、節足動
物、脊椎動物から、または合成により得られる。2本鎖
DNAとは、互いに完全または実質的に相補的な一対の
DNAを意味し、これは通常相補的な塩基間の結合によ
りアニーリングしている。試料とは、2本鎖DNAを含
む限り任意のものであり得る。代表的なものは、臨床検
査検体、例えば血液およびそれに由来するフラクショ
ン、リンパ液、髄液、唾液、喀痰、器官または組織、毛
髪、精液、尿、その他の身体由来物、および細胞培養
物、汚染の疑がある物品の洗浄液等である。DNAの変
性に通常用いられる温度とは、2本鎖DNAを1本鎖D
NAに解離させるに足る温度であり、通常90〜95℃
程度である。この発明の反応は、通常温度と時間のプロ
グラム入力が可能な自動増幅装置を用いて行われるの
で、上記第1段の反応を行う際には、反応液にDNA試
料以外に第2段で用いるプライマー、塩基、DNAポリ
メラーゼ等も加えておくのが普通である。反応時間は2
0秒以上が好ましい。
【0008】第2段は、第1段から得た変性DNA、2
種のプライマー、4種の塩基およびDNAポリメラーゼ
存在下、アニーリング反応と伸長反応を、PCR法にお
いてプライマー鎖の伸長反応に通常用いられる温度で行
うことにより実施される。この発明の方法で使用する2
種(正方向および逆方向)のプライマーは、35塩基以
上の鎖長をもつものであり、通常45塩基以下、好まし
くは40±3または40±2、特に40塩基鎖長をも
つ。プライマーは、標的配列を挾む以外に、次のような
条件をできるだけ保有することが望ましい。(1)塩基
がランダムに配列する、(2)GC含量は増幅部分と同
程度または50%内外である、(3)3’末端で2次構
造をとらない、(4)2つのプライマーが互いに相補的
でない、(5)他の領域とのホモロジーが低い。プライ
マーは5’末端のラベル(FITC:フルオレスセイン
イソチオシアナート、ビオチン等)、DMTr(ジメト
キシトリチル)等が結合していてもよい。また、プライ
マーは少数(1、2個)の非相補塩基を含んでいてもよ
い。このようなプライマーは、例えばDNA自動合成機
を用いて合成することができる。自動合成機は通常固相
シアノエチルホスホアミダイト法に基づくもので、固相
担体としてCPG(コントロールポアグラス)が広く用
いられる。固相担体に、3’末端に相当する塩基をエス
テル結合させ、その5’保護基(例えばDMTr)を酸
で除去して次の塩基を結合させる。合成したフラグメン
トはアンモニアで担体から切り離す。精製は、例えば逆
相HPLCによる。塩基dNTPは、dGTP、dAT
P、dTTPおよびdCTPを含む。DNAポリメラー
ゼとしては、耐熱性のものが好ましく、例えばファルマ
シア社から販売されているTthDNAポリメラーゼや、
パーキン・エルマー・シータス社、ストラタジーン社、
ニュー・イングランド・バイオラブス社等から販売され
ているTaqDNAポリメラーゼ[テルムス・アクアチク
ス(Thermus aquaticus)から得たものまたはこれを大
腸菌で発現させたもの]が適当である。そのほか、反応
液には通常PCR反応に用いられる種々の成分を含ませ
ることができる。例えば、マグネシウムイオンはポリメ
ラーゼの活性およびプライマーのアニーリングを促進す
る。塩化カリウムもポリメラーゼ活性を促進するが、高
濃度では阻害的に作用する。そのほか、DMSO、ゼラ
チン、BSA、非イオン界面活性剤が加えられる場合も
ある。
【0009】鎖の伸長反応に通常用いられる温度とは、
DNAポリメラーゼによる塩基配列伸長反応が行われる
温度であるが、この発明の方法ではDNAに対するプラ
イマーのアニーリングもこの温度で行われる。このよう
な温度は通常70〜80℃であり、70〜75℃、特に
約72℃が好ましい。この発明の方法ではアニーリング
と伸長が同時に行われるので、アニーリングのための時
間を考慮する必要がなく、第2段は通常の伸長時間すな
わち約30秒以上が適当である。サイクル数は特に制限
されないが、30〜35サイクルが適当である。
【0010】上記第1段および第2段を含むこの発明の
方法は、通常、例えば自動増幅装置を用いて、例えば緩
衝液のような適当な媒質中で鋳型DNA、各塩基、プラ
イマーおよびDNAポリメラーゼを温度変換サイクルに
かける等の方法により行なうことができる。好ましい実
施方法の一例を示すと次の通りである。 (1)0.5mlの遠心管に下記組成の反応液を入れる。好
ましくは、ミネラル・オイル(例えばシグマ社M−35
16)で覆う。 (組成) 鋳型DNAを含む試料 0.3〜0.5μMの順方向プライマー 0.3〜0.5μMの逆方向プライマー 10mMトリス・HCl(pH8.3) 50mM KCl 1.5mM MgCl2 0.001%ゼラチン 25〜250μMの各dNTP 1.25−2.5単位DNAポリメラーゼ 上記組成は適宜変更することができる。例えばマグネシ
ウム濃度はdNTPの全濃度を0.5−2.5mM超える濃
度が好ましい。dNTP濃度は高すぎるとDNAポリメ
ラーゼが誤まったdNTPをとり込む可能性が増加す
る。DNAポリメラーゼが高すぎると非特異的な産物が
増えるが、低すぎると産物の収率が低下する。 (2)自動増幅装置に反応液をセットし、1:熱変性、
2:アニーリングおよび伸長からなるサイクルを20サ
イクル以上、好ましくは30サイクル以上行なう。自動
増幅装置は、例えばパーキン・エルマー・シータス社か
ら販売されている。
【0011】増幅生産物は、2種のプライマーにはさま
れた塩基配列およびそのアンチセンス鎖であり、これら
は例えばアガロースゲル電気泳動のような分離手段によ
り分離される。また、生産物はマーカーとの比較による
バンドの長さにより検出されるが、さらに標識プローブ
を用いるサザンハイブリダイゼーションにより確認する
ことができる。標識としては、32P、ビオチン、ジゴキ
シゲニン等が用いられる。これらを用いる実験方法は文
献に記載されている。増幅生産物の存在は、標的配列の
存在を示し、したがって標的配列が由来する細胞または
微生物存在の指標となる。上記の方法を実施するには、
実施に必要な試剤および器具をまとめてキットにしてお
くのが便利である。このようなキットは、下記のものの
中から選ばれたものを含むことができる。(1)順方向プ
ライマー、(2)逆方向プライマー、(3)緩衝液、(4)K
Cl、(5)MgCl2、(6)ゼラチン、(7)4種類のdNT
P、(8)DNAポリメラーゼ、(9)ミネラル・オイル、
(10)遠心管、(11)発色試薬(例えばエチジウムブロ
ミド)等。
【0012】
【効果】この発明のPCR法は、2段サーモサイクルで
行われるので、3段サーモサイクルで行う従来法に較べ
て簡単であり、短時間で完了する。また、プライマーが
長いことと、アニーリング温度が高いことにより、汚染
DNAの増幅がなく、特異性が向上する。その結果、従
来のプライマーでは非特異的生成物が多く検出不可能で
あった微生物も検出することが可能となった。このよう
に、この発明の方法は従来法に比較してすぐれたもので
あり、大きな利点をもたらすものである。
【0013】
〔スタフイロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)およびスタフイロコッカス・エピデルミディス(St.epdermidis)の検出〕
実施例1(プライマーの合成) アプライド・バイオシステムズ・ジャパン株式会社製モ
デル392DNA/RNAシンセサイザーを使用し、同
社のオペレーターズマニュアルに従って塩基の結合と脱
保護を行い、この発明で使用する下記プライマーを合成
した。
【化2】 (SA:スタフイロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)) [配列番号:1] 5'- ATTCTGTCGTCCGTGCCTCATGCCATGTGCAACAATGATA -3' [配列番号:2] 5'- GGCGATTTAGGTGTGATCATGCGCAAAGTATTGATACCCG -3' [配列番号:3] 5'- GGTTGGCCTAATATTGTTTCGTCAAAGCGCTCGGGTATCA -3' [配列番号:4] 5'- GGCAGTTACTTTAGGTACATCTGCAAGATTGCATCCGTGG -3' [配列番号:5] 5'- GGATTTGTCGCAAACCACCAGACAAAAGGATAGCCCGAAA -3' [配列番号:6] 5'- CATCTCTATGCAATTCAAAGGCGGCTTAACAAAGGCATTC -3' (SE:スタフイロコッカス・エピデルミディス(St.epdermidis)) [配列番号:7] 5'- TCATGGTGCAAATGGGATGGATGAGGCCACGCTTTCTGGT -3' [配列番号:8] 5'- GATCACGTTGCGGTAATTGAGGTACAGATGGGCTTTTCGA -3' [配列番号:9] 5'- TTAGAAAGCGGACCCATTTGGGGGTTTGACACATCTGTAC -3' [配列番号:10] 5'- GAGCCTTGACCTAGTAATGCAACAATTTCTGCACCACCCT -3' [配列番号:11] 5'- AGTGGTATTAGCGATGGGTATTGCAGCCCCTGTTGTTCTG -3 [配列番号:12] 5'- CTCGAGGCATCAAATGATACAACTCTATCAGCAGTAGTGG -3' また、比較のため、下記20塩基プライマーを合成し
た。
【化3】(SA:スタフイロコッカス・アウレウス(Sta
phylococcus aureus)) [配列番号:13] 5'- TGCCATGTGCAACAATGATA -3' [配列番号:14] 5'- GCGCAAAGTATTGATACCCG -3' [配列番号:15] 5'- GTCAAAGCGCTCGGGTATCA -3' [配列番号:16] 5'- CTGCAAGATTGCATCCGTGG -3' [配列番号:17] 5'- GACAAAAGGATAGCCCGAAA -3' [配列番号:18] 5'- GCGGCTTAACAAAGGCATTC -3' (SE:スタフイロコッカス・エピデルミディス(St.epd
ermidis)) [配列番号:19] 5'- ATGAGGCCACGCTTTCTGGT -3' [配列番号:20] 5'- GGTACAGATGGGCTTTTCGA -3' [配列番号:21] 5'- GGGGTTTGACACATCTGTAC -3' [配列番号:22] 5'- AACAATTTCTGCACCACCCT -3' [配列番号:23] 5'- TTGCAGCCCCTGTTGTTCTG -3' [配列番号:24] 5'- AACTCTATCAGCAGTAGTGG -3' なお、20塩基プライマー(配列番号:13〜24)
は、対応する40塩基プライマー(配列番号1〜12)
の後半部分と全く同一である。通常正方向プライマーの
5'末端をビオチン−ON−ホスホルアミダイドでラベル
し、逆方向プライマーの5'末端をアミノリンク−II
(ABI社)でリンカーのついた状態にして、下記方法
にしたがいジゴキシゲニンでラベルした。
【0014】ジゴキシゲニンラベル法:リンカーのつい
たプライマーをエタノールで沈殿させ、ほう酸ナトリウ
ムをpH9.5の緩衝液50μlで溶かす。ジゴキシゲ
ニン−NHS−エステルを1.3mg/50μlになるよ
うにジメチルホルムアミドで溶かし、上記プライマー溶
液に加え、Voltex処理して暗所中室温で一夜反応させ
る。NAP−10でゲル交換後濃縮し、HPLC(μ Bo
ndapac C18、Waters社、商標)で分離し、再濃縮する。 (鋳型DNAの抽出と精製)臨床菌株としてスタフィロ
コッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、スタ
フィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus ep
idermidis)、エシェリキア・コリ(Esherichia coli)お
よびクレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiellapneumoni
e)等の各菌株をBHI(Brain Heart Infusion)培地で一
晩培養し、培養菌株を遠心等によって集菌し、基本的に
は、サイトウ-ミウラ法バイオケミカル・アンド・バイ
オフィジカル・アクタ(Biochem.Biophys.Acta)、72
巻、619−629頁(1963年))に従ってゲノムD
NAを抽出する。ただし、この方法では、エシェリキア
・コリ(E.coli)、クレブシエラ・ニューモニエ(klebsie
lla pneumonie)等のグラム陰性菌をベースにした溶菌酵
素として、リゾチーム(Sigma社、商標)を用いている
が、リゾチーム耐性菌に対しては、必要に応じリゾスタ
フィン(Sigma社、商標)、アクロモペプチダーゼ(和光純
薬、商標)、N−アセチルムラミダーゼ(生化学工業)等
にかえ、使い分け、溶菌させてからフェノール処理を行
う。
【0015】(PCR反応)PCR混合液としては、10
mM トリス・HCl(pH8.3)、50mM KCl;
1.5mM MgCl2;0.001%(w/v)ゼラチン;
2.5単位のTaq DNAポリメラーゼまたはTth DN
Aポリメラーゼ;200μMずつのdNTP類;0.3
μMのブライマー類および適当な鋳型DNA約1μgを含
ませ全量を100μlとした。PCR温度条件は、2段
サーモサイクルの場合、94℃で15秒間変性させた
後、72℃でアニーリングおよび伸長反応を行い、30
サイクル繰り返した。すべての反応は、DNAサーマル
・サイクラー(パーキン−エルマー・シータス)で行い最
初の変成および最後の伸長はそれぞれ5分および7分で
行った。また、対照の3段サーモサイクルの温度条件
は、94℃で1分間変性し、58℃で1分間アニーリン
グを行い、72℃で2分間伸長反応をさせた。これを3
0サイクル繰り返した。PCR産物を3:1ヌシーブ/
シーケム(Nusieve/Seakem)アガロース(FMC バイオプロ
ダクツ社)により電気泳動を行った。
【0016】(プレートアッセイ)10μg/mlのストレ
プトアビジン(ベゼスダ・リサーチ・ラボラトリー社)を
100μl/ウェルの割合で96穴プレートに入れ、4℃
で一晩放置する。洗浄緩衝液(100mM トリス・HC
l(pH7.4)、150mM NaCl、1mM EDT
A、0.1%ツイン20)300μlで1回洗浄する。次
に、ブロックエース(雪印)を300μl/ウェル加え、室
温で2時間または4℃で一晩放置する。上記洗浄緩衝液
300μlで1回洗浄した。続いて、洗浄緩衝液で20
00倍に希釈したアンチ−ジゴキシゲニン−ペルオキシ
ダーゼ(ベーリンガーマンハイム−山之内社)を90μ
l、PCR産物を10μlをウェルに入れ(全量100μ
l)、室温で30分放置する。そして洗浄緩衝液300μ
lで3回洗浄しo−フェニレンジアミン/H22で発色
させる。
【0017】実施例2 実施例1記載のSA:スタフイロコッカス・アウレウス
(Staphylococcus aureus)およびSE:スタフイロコッ
カス・エピデルミディス(St.epdermidis)、を用いて、
以下の実験を行った。 a)20塩基プライマー[配列番号:15−24]を用
い、3段サイクルPCR法(従来法)を行った。結果を
図1に示す。両端は分子量マーカー、Nは陰性対照、P
は標的DNA含有試料、HはヒトDNAである。 b)20塩基プライマー[配列番号:15−24]を用
い、2階サイクルPCR法(比較例)を行った。結果を
図2に示す。試料中のDNAは検出されないことがわか
る。 c)40塩基プライマー[配列番号:3、4]および2
0塩基プライマー[配列番号:15、16]を用い、c
h−DNAスクリーニングの2段サイクルPCR法を比
較した。結果を図3に示す。左側が20塩基、右側が4
0塩基の場合である。両端は分子量マーカー、Nは陰性
対照、SA、SE、EC、KPはそれぞれスタフィロコ
ッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、スタフ
ィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epid
ermidis)、エシェリキア・コリ(Esherichia coli)、ク
レブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumonie)の鋳
型DNAを示す。標的DNA(SA)は40塩基では検
出されるが20塩基では検出されないことがわかる。 d)40塩基プライマー[配列番号:5、6]および2
0塩基プライマー[配列番号:17、18]を用い、c
h−DNAスクリーニングの2段サイクルPCR法を比
較した。結果を図4に示す。標的DNA(SA)は40
塩基では検出されるが20塩基では検出されないことが
わかる。
【0018】実施例3 40塩基プライマー[配列番号:1,2,9,10]お
よび27種の菌およびヒトのDNAを鋳型として用い、
2段サイクルPCR反応を行った。結果を図5,6,7
および8に示す。左側が20塩基、右側が40塩基の場
合である。標的DNA(SAまたはSE)が検出される
ことがわかる。
【0019】実施例4 40塩基プライマー[配列番号:3,4,7,8,9,
10,11,12]およびSA、SE、EC、KN、H
u(ヒト)のDNAを鋳型として用い2段サイクルPC
Rを行った。結果を図9および図10に示す。それぞれ
標的DNAが検出されることがわかった。
【0020】実施例5 40塩基プライマー[配列番号:1,2]および実施例
3と同じ27菌種およびヒトの鋳型DNAを用いて2段
サイクルPCRを行い、その産物をプレートアッセイに
より調べた。結果を図11に示す。図11において、実
験はデュプリケート(左右に並ぶ)で行い、左上から対
照、バチルス・サブチリス(B.subtilis)、シトロバクタ
ー・アマロナティクス(C.amalonatics)、シトロバクタ
ー・ジベルサス(C.diversus)、エシェリキア・コリ(E.c
oli)、エンテロバクター・アグロメランズ(E.agglomera
ns)、エンテロコッカス・デュランズ(E.durans)、エン
テロコッカス・ファカリス(E.faecalis)、エンテロバク
ター・エスピー(E.sp)、ヘモフィリス・インフルエンザ
(H.influenzae)、ヘモフィリス・パラインフルエンザ
(H.parainfluenzae)、クレブシエラ・オキシトカ(K.oxy
toca)、クレブシエラ・ニューモニエ(K.pneumonie)、ミ
クロコッカス・ルテウス(M.luteus)、シュードモナス・
アエルギノーザ(P.aeruginosa)、シュードモナス・アル
カリジェネス(P.alkaligenes)、シュードモナス・フルオ
レッセンス(P.fluorescens)、セラチア・マルセッセン
ス(S.marcescens)、スタフィロコッカス・アウレウス
(S.aureus)、スタフィロコッカス・エピデルミディス
(S.epidermidis)、ストンプトロコッカス・ヒクス(S.hy
icus)、ストレプトロコッカス・ボビス(S.bovis)、スト
レプトコッカス・ラクティス(S.lactis)、ストレプトコ
ッカス・ミティス(S.mitis)、ストレプトコッカス・ピ
オゲネス(S.pyogenes)、ストレプトコッカス・サリバリ
ウス(S.salivarius)、ストレプトコッカス・サンギス
(S.sanguis)、エルシェニア・エンテロコリチカ(Y.ente
rocolitica)、ヒト鋳型DNAの順であり、発色してい
るのはスタフィロコッカス・アウレウス(S.aureus)の
みである。したがって、標準DNAが検出されることが
わかった。
【0021】実施例6 エシェリキア・コリ(E.coli)、クレブシエラ・ニューモ
ネア(Klebsiella pneumonea)、スタフィロコッカス・ア
ウレウス(Staphylococcus aureus)、スタフィロコッカ
ス・エピデルミディス(S.epidermidis)を培養し、集
菌、洗浄後2mlのヒト正常血に1×108細胞/mlになる
ように加え、37℃、60分インキュベートした。M−
PRM試薬(フロー・ラボラトリー社)1.5mlに反応血
液1.75mlを重層し、2000rpm、30分、室温で
遠心分離後、定法に従いPMN(白色好中球:Polymorph
onuclear Neutrophil)の画分を分取しPBSで洗浄後、
再懸濁した。バクテリアル・ライシス・エンザイム(Bac
terial Lysis Enzyme)〔N−アセチルムラミダーゼSG
(生化学)、リゾスタフィン(Sigma社)、リゾチーム(Sigm
a社)〕等を1mgまたは1ml溶解した変性用緩衝液(50m
M KCl、10mM トリス・HCl(pH8.3)、
2.5mM MgCl2、0.45%NP−40、0.1m
g/mlゼラチン、0.45%ツイン−20)250μlを加
えた。37℃、30分インキュベート後、プロテイナー
ゼK(メルク社)(1mg/ml)1.5μlを加え、55℃、1
時間反応させた。100℃、5分間で反応を止め、各サ
ンプルから50μlをとり、PCR(反応)に供した。 条件:94℃、5分(94℃、15秒、75℃、30秒
×30サイクル)72℃、7分。プライマー:[配列番
号:1,2,9,10] 結果を図12および図13に示す。それぞれ標的SAお
よびSEのDNAが検出され、この結果からこの発明の
方法ではヒトのゲノムDNA存在下でも標的DNAが検
出できることがわかる。
【0022】
【配列表】
【0023】配列番号:1 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 ATTCTGTCGT CCGTGCCTCA TGCCATGTGC AACAATGATA 40
【0024】配列番号:2 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GGCGATTTAG GTGTGATCAT GCGCAAAGTA TTGATACCCG 40
【0025】配列番号:3 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 GGTTGGCCTA ATATTGTTTC GTCAAAGCGC TCGGGTATCA 40
【0026】配列番号:4 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GGCAGTTACT TTAGGTACAT CTGCAAGATT GCATCCGTGG 40
【0027】配列番号:5 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 GGATTTGTCG CAAACCACCA GACAAAAGGA TAGCCCGAAA 40
【0028】配列番号:6 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 CATCTCTATG CAATTCAAAG GCGGCTTAAC AAAGGCATTC 40
【0029】配列番号:7 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 TCATGGTGCA AATGGGATGG ATGAGGCCAC GCTTTCTGGT 40
【0030】配列番号:8 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GATCACGTTG CGGTAATTGA GGTACAGATG GGCTTTTCGA 40
【0031】配列番号:9 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 TTAGAAAGCG GACCCATTTG GGGGTTTGAC ACATCTGTAC 40
【0032】配列番号:10 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GAGCCTTGAC CTAGTAATGC AACAATTTCT GCACCACCCT 40
【0033】配列番号:11 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 AGTGGTATTA GCGATGGGTA TTGCAGCCCC TGTTGTTCTG 40
【0034】配列番号:12 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 CTCGAGGCAT CAAATGATAC AACTCTATCA GCAGTAGTGG 40
【0035】配列番号:13 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 TGCCATGTGC AACAATGATA 20
【0036】配列番号:14 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GCGCAAAGTA TTGATACCCG 20
【0037】配列番号:15 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 GTCAAAGCGC TCGGGTATCA 20
【0038】配列番号:16 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 CTGCAAGATT GCATCCGTGG 20
【0039】配列番号:17 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 GACAAAAGGA TAGCCCGAAA 20
【0040】配列番号:18 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GCGGCTTAAC AAAGGCATTC 20
【0041】配列番号:19 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 ATGAGGCCAC GCTTTCTGGT 20
【0042】配列番号:20 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 GGTACAGATG GGCTTTTCGA 20
【0043】配列番号:21 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 GGGGTTTGAC ACATCTGTAC 20
【0044】配列番号:22 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 AACAATTTCT GCACCACCCT 20
【0045】配列番号:23 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:No 配列 TTGCAGCCCC TGTTGTTCTG 20
【0046】配列番号:24 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル:No アンチセンス:Yes 配列 AACTCTATCA GCAGTAGTGG 20
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2において20塩基プライマーを用いた
場合の電気泳動の写真である。
【図2】実施例2において40塩基プライマーを用いた
場合の電気泳動の写真である。
【図3】実施例2において40塩基プライマーおよび2
0塩基プライマーを用いて比較した電気泳動の写真であ
る。
【図4】実施例2において別の40塩基プライマーおよ
び20塩基プライマーを用いて比較した電気泳動の写真
である。
【図5】実施例3において種々の鋳型と40塩基プライ
マーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図6】実施例3において種々の鋳型と40塩基プライ
マーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図7】実施例3において種々の鋳型と別の40塩基プ
ライマーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図8】実施例3において種々の鋳型と40塩基プライ
マーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図9】実施例4において種々の鋳型と40塩基プライ
マーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図10】実施例4において種々の鋳型と40塩基プラ
イマーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図11】実施例5のプレートアッセイの結果を示す図
である。
【図12】実施例6において種々の鋳型と40塩基プラ
イマーを用いた場合の電気泳動の写真である。
【図13】実施例6において種々の鋳型と40塩基プラ
イマーを用いた場合の電気泳動の写真である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1段として、標的配列含有2本鎖DN
    Aを含む試料中の上記DNAの変性反応を、PCR法に
    おいてDNAの変性に通常用いられる温度で行い、第2
    段として、それぞれ35塩基以上の長さをもつ正方向お
    よび逆方向プライマー、4種の塩基dGTP、dAT
    P、dTTP、dCTPおよびDNAポリメラーゼの存
    在下に、上記標的配列を含む変性DNAに対する両プラ
    イマーのアニーリング反応とDNAポリメラーゼによる
    プライマー鎖の伸長反応を、PCR法においてプライマ
    ー鎖の伸長反応に通常用いられる温度で行うことを特徴
    とする、2段サーモサイクルPCR法。
  2. 【請求項2】 下記配列から選ばれた塩基配列を有する
    化合物。 【化1】 [配列番号:1] 5'- ATTCTGTCGTCCGTGCCTCATGCCATGTGCAACAATGATA -3' [配列番号:2] 5'- GGCGATTTAGGTGTGATCATGCGCAAAGTATTGATACCCG -3' [配列番号:3] 5'- GGTTGGCCTAATATTGTTTCGTCAAAGCGCTCGGGTATCA -3' [配列番号:4] 5'- GGCAGTTACTTTAGGTACATCTGCAAGATTGCATCCGTGG -3' [配列番号:5] 5'- GGATTTGTCGCAAACCACCAGACAAAAGGATAGCCCGAAA -3' [配列番号:6] 5'- CATCTCTATGCAATTCAAAGGCGGCTTAACAAAGGCATTC -3' [配列番号:7] 5'- TCATGGTGCAAATGGGATGGATGAGGCCACGCTTTCTGGT -3' [配列番号:8] 5'- GATCACGTTGCGGTAATTGAGGTACAGATGGGCTTTTCGA -3' [配列番号:9] 5'- TTAGAAAGCGGACCCATTTGGGGGTTTGACACATCTGTAC -3' [配列番号:10] 5'- GAGCCTTGACCTAGTAATGCAACAATTTCTGCACCACCCT -3' [配列番号:11] 5'- AGTGGTATTAGCGATGGGTATTGCAGCCCCTGTTGTTCTG -3' [配列番号:12] 5'- CTCGAGGCATCAAATGATACAACTCTATCAGCAGTAGTGG -3'
  3. 【請求項3】 請求項2記載の化合物からなるプライマ
    ー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプライマーを用いたPC
    R反応で得られる増幅生産物であるヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のPCR反応を実施し、増
    幅生産物を検索することを特徴とする、核酸検出法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005005594A1 (ja) * 2003-07-11 2005-01-20 Taiyo Yuden Co., Ltd. 核酸増幅装置及び核酸増幅方法
US7214485B2 (en) 2000-08-25 2007-05-08 Lovelace Respiratory Research Institute Nested methylation-specific polymerase chain reaction cancer detection method

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