JPH0690722B2 - 画像処理方法 - Google Patents
画像処理方法Info
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- JPH0690722B2 JPH0690722B2 JP7821687A JP7821687A JPH0690722B2 JP H0690722 B2 JPH0690722 B2 JP H0690722B2 JP 7821687 A JP7821687 A JP 7821687A JP 7821687 A JP7821687 A JP 7821687A JP H0690722 B2 JPH0690722 B2 JP H0690722B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明は画像データを変換処理する画像処理方法に関す
る。
る。
従来、この種の画像処理方法の1つとして、印刷業界で
の電子製版技術,写真ラボ業界でのコンピユータ写真画
像処理を応用したプロラボ技術が知られている。
の電子製版技術,写真ラボ業界でのコンピユータ写真画
像処理を応用したプロラボ技術が知られている。
例えば画像原稿上をレイアウトスキヤナ,レーザカラー
プリンタ等の高精度スキヤナにより光電走査に再生画像
を得る場合、その工程の中間に信号処理部を設けて入力
濃度信号に対して濃度表現修正(γ補正),階調設定,
色修正,切り抜き合成等の処理を行い以下の様な効果を
得ている。
プリンタ等の高精度スキヤナにより光電走査に再生画像
を得る場合、その工程の中間に信号処理部を設けて入力
濃度信号に対して濃度表現修正(γ補正),階調設定,
色修正,切り抜き合成等の処理を行い以下の様な効果を
得ている。
カラーフイルムの退色復元。
ハイライト,シヤドウの階調を整え、色彩表現の誇
張。
張。
機器故障,撮影ミス,現像ミス等の救済。
クリエイテイブイメージを表現し、イメージ領域の拡
大,新しいデザインを創造する。
大,新しいデザインを創造する。
この様な特殊処理を実行する場合、フイルム原稿をカラ
ースキヤナの高精度スキヤナ又はカラー撮像管,カラー
撮像板(たとえばCCD)等により光電走査して得たフイ
ルム原稿の濃度信号又は輝度信号等のデジタル画像信号
を処理している。
ースキヤナの高精度スキヤナ又はカラー撮像管,カラー
撮像板(たとえばCCD)等により光電走査して得たフイ
ルム原稿の濃度信号又は輝度信号等のデジタル画像信号
を処理している。
従来この種の特殊効果は、規則正しく配列されたモザイ
ク処理やγ曲線を非現実的なものに変化させるポスタリ
ゼーシヨン処理やソラリゼーシヨン処理等がある。とこ
ろがこれだけの処理ではクリエイテイブイメージを表現
し、イメージ領域の拡大、新しいデザインを創造するた
めには数少ないという問題点がある。また別の方法とし
て、たとえばDPB7000(クウオンテル社),アートロン2
000(アートロニクス社),レスポンス300(サイテツク
ス社)等の切り抜き合成やペイント機能があるが、この
場合は作成者がタブレツトデジタイザー等の座標指示装
置を用いてオリジナル画像と描き加えていくというもの
でかなりの時間を必要とするばかりでなく、作成者のセ
ンスが再生画像に反映してしまうという欠点がある。
ク処理やγ曲線を非現実的なものに変化させるポスタリ
ゼーシヨン処理やソラリゼーシヨン処理等がある。とこ
ろがこれだけの処理ではクリエイテイブイメージを表現
し、イメージ領域の拡大、新しいデザインを創造するた
めには数少ないという問題点がある。また別の方法とし
て、たとえばDPB7000(クウオンテル社),アートロン2
000(アートロニクス社),レスポンス300(サイテツク
ス社)等の切り抜き合成やペイント機能があるが、この
場合は作成者がタブレツトデジタイザー等の座標指示装
置を用いてオリジナル画像と描き加えていくというもの
でかなりの時間を必要とするばかりでなく、作成者のセ
ンスが再生画像に反映してしまうという欠点がある。
以下にx方向5,y方向5の大きさの合計25画素の一つの
区分としてモザイク処理を行うものを例にとって説明す
る。デジタル画像の(m,n)番目の画素情報をa(m,n)
と表現する。ここで画素情報a(m,n)はフイルム原稿
の濃度信号又は輝度信号をA/D変換したデジタルカウン
ト値を示す。そして原画像の画素情報をa(m,n)とし
処理後の再生画像の画素情報をa′(m,n)とするとモ
ザイク処理では次の様な関係式になる。
区分としてモザイク処理を行うものを例にとって説明す
る。デジタル画像の(m,n)番目の画素情報をa(m,n)
と表現する。ここで画素情報a(m,n)はフイルム原稿
の濃度信号又は輝度信号をA/D変換したデジタルカウン
ト値を示す。そして原画像の画素情報をa(m,n)とし
処理後の再生画像の画素情報をa′(m,n)とするとモ
ザイク処理では次の様な関係式になる。
a′(5m−i,5n−j)=a(5m−3,5n−3) 但しi=0,1,2,3,4、j=0,1,2,3,4、m,nは自然数上関
係式では5×5の画素ブロツクの中心の値が代表値とな
りブロツク内の他の画素にもその値が代入されている
が、その代表値は5×5の画素ブロツクであればどの値
でもよく又平均値でも良い。
係式では5×5の画素ブロツクの中心の値が代表値とな
りブロツク内の他の画素にもその値が代入されている
が、その代表値は5×5の画素ブロツクであればどの値
でもよく又平均値でも良い。
この様に従来の規則正しく配列されたモザイク処理では
次の様な欠点があり、クリエイテイブイメージを表現す
るためにはそれを改良した処理方法が切望されている。
次の様な欠点があり、クリエイテイブイメージを表現す
るためにはそれを改良した処理方法が切望されている。
矩形のブロツクの配列が規則正しすぎる。
ブロツク内の画素がすべて同じ値であるため原画像が
細かい表現(高周波成分の多いところ)を必要としてい
るところの情報が欠落してしまう。
細かい表現(高周波成分の多いところ)を必要としてい
るところの情報が欠落してしまう。
本発明は上述従来例の欠点を除去し、従来の数少ない特
殊効果処理に新しい画像処理方法に提供し、作成者のセ
ンスに左右されることなくクリエイテイブイメージを表
現し、イメージ領域の拡大,新しいデザインを創造する
のに大いに役立つ画像処理方法の提供を目的としてい
る。
殊効果処理に新しい画像処理方法に提供し、作成者のセ
ンスに左右されることなくクリエイテイブイメージを表
現し、イメージ領域の拡大,新しいデザインを創造する
のに大いに役立つ画像処理方法の提供を目的としてい
る。
具体的に、本実施例で提案しようとしている処理方法
は、自然画像をフランスのスーラーに代表される新印象
派主義の画家が描く点描タツチの絵画風に変換させる画
像処理である。新印象派の点描絵画の特長とは、絵具を
パレツト上で混ぜ合わせないで原色のままキヤンバス上
にドツトを描き、混色が必要な時はそれらの色を並べ、
少し離れて見た時に人間の網膜上で混色させようとする
ものである。
は、自然画像をフランスのスーラーに代表される新印象
派主義の画家が描く点描タツチの絵画風に変換させる画
像処理である。新印象派の点描絵画の特長とは、絵具を
パレツト上で混ぜ合わせないで原色のままキヤンバス上
にドツトを描き、混色が必要な時はそれらの色を並べ、
少し離れて見た時に人間の網膜上で混色させようとする
ものである。
本実施例は、以上の様な高度な絵画手法を画像処理で簡
単に行うものであり、これによって絵画を描く能力のな
い人でも容易に新印象派の絵画が得られる様にするもの
である。
単に行うものであり、これによって絵画を描く能力のな
い人でも容易に新印象派の絵画が得られる様にするもの
である。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例である画像処理方法に用いら
れる装置の構成図を示したものである。
れる装置の構成図を示したものである。
1はTVカメラとかドラムスキヤナー等の画像入力装置で
あり、写真フイルムやプリント等の自然画像をセツトす
れば、ここでサンプリングA/D変換されてデジタル画像
が作られる。このデジタル画像は、中央処理装置2を介
して画像メモリー3に送られる。この画像メモリー3に
は、オリジナル画像や処理画像や処理途中で必要なワー
ク用の画像が収納される。4は画像処理コマンドを入力
する為のキーボードとかデイジタイザー等のコマンド入
力装置で、キーボードの場合は希望する処理コマンドを
キーでたたいて入力し、デイジタイザーの場合はデイジ
タイザー上面に描かれたメニユーの中から希望するコマ
ンドの上にスタイラスペンをもってきて押したり、後述
モニターTV5上にメニユーが表示されている場合はスタ
イラスペンの位置に合わせてモニターTV5上に表示され
ているカーソルを希望するメニユーの上に動かして、そ
の位置でスタイラスペンを押せば良い。5はモニターTV
で、画像メモリー3の画像(オリジナル画像,処理画
像,ワーク画像)や、コマンド入力装置4から入力され
た画像処理メニユーを必要に応じて表示することができ
る。中央処理装置2は各種装置を制御すると共に、指示
された処理コマンドに対してオリジナル画像データから
色情報を読み出し、処理画像を作成する。この結果、作
成された処理画像は、プリンター,フイルムレコーダー
等の出力装置6に送られて処理結果を出力する。
あり、写真フイルムやプリント等の自然画像をセツトす
れば、ここでサンプリングA/D変換されてデジタル画像
が作られる。このデジタル画像は、中央処理装置2を介
して画像メモリー3に送られる。この画像メモリー3に
は、オリジナル画像や処理画像や処理途中で必要なワー
ク用の画像が収納される。4は画像処理コマンドを入力
する為のキーボードとかデイジタイザー等のコマンド入
力装置で、キーボードの場合は希望する処理コマンドを
キーでたたいて入力し、デイジタイザーの場合はデイジ
タイザー上面に描かれたメニユーの中から希望するコマ
ンドの上にスタイラスペンをもってきて押したり、後述
モニターTV5上にメニユーが表示されている場合はスタ
イラスペンの位置に合わせてモニターTV5上に表示され
ているカーソルを希望するメニユーの上に動かして、そ
の位置でスタイラスペンを押せば良い。5はモニターTV
で、画像メモリー3の画像(オリジナル画像,処理画
像,ワーク画像)や、コマンド入力装置4から入力され
た画像処理メニユーを必要に応じて表示することができ
る。中央処理装置2は各種装置を制御すると共に、指示
された処理コマンドに対してオリジナル画像データから
色情報を読み出し、処理画像を作成する。この結果、作
成された処理画像は、プリンター,フイルムレコーダー
等の出力装置6に送られて処理結果を出力する。
ところで画家が絵を描く場合、三原色を全部混ぜるよう
なことが起こると濁った暗灰色になってしまうために、
特に印象派の画家たちはパレツトに数種類の絵具しか用
意せず、それを直接もしくは白を混ぜ合わせ、より飽和
色にしてキヤンバス上に絵筆を運ぶ。
なことが起こると濁った暗灰色になってしまうために、
特に印象派の画家たちはパレツトに数種類の絵具しか用
意せず、それを直接もしくは白を混ぜ合わせ、より飽和
色にしてキヤンバス上に絵筆を運ぶ。
そしてキヤンバス上に小さな原色の点を併置して、ある
距離から眺めたときに網膜の上で「混合色」として知覚
されるという手法をとった。このことから明らかなよう
に、キヤンバス上の筆のタツチ1つ1つは比較的原色に
近い色をしているため、従来のコンピユータ画像処理に
おける絵画処理では絵画風的な色再現が実現されていな
い。さらに絵画の筆のタツチは一様ではなく、画像のエ
ツジラインに沿った方向性を持つ筆のタツチによって描
かれている場合が多い。
距離から眺めたときに網膜の上で「混合色」として知覚
されるという手法をとった。このことから明らかなよう
に、キヤンバス上の筆のタツチ1つ1つは比較的原色に
近い色をしているため、従来のコンピユータ画像処理に
おける絵画処理では絵画風的な色再現が実現されていな
い。さらに絵画の筆のタツチは一様ではなく、画像のエ
ツジラインに沿った方向性を持つ筆のタツチによって描
かれている場合が多い。
したがって本実施例は (1)原画の方向性を抽出し、方向性画像データを作成
する“方向性抽出処理” (2)絵画風的な色再現を行う“絵画風色再現処理” (3)(1)の方向性画像データを用い、筆のタツチに
方向性を持たせる“方向性付ランダムモザイク処理” から成り、(1),(2),(3)の順で処理を行うこ
とにより、前記従来欠点を補った絵画処理を実現した。
する“方向性抽出処理” (2)絵画風的な色再現を行う“絵画風色再現処理” (3)(1)の方向性画像データを用い、筆のタツチに
方向性を持たせる“方向性付ランダムモザイク処理” から成り、(1),(2),(3)の順で処理を行うこ
とにより、前記従来欠点を補った絵画処理を実現した。
以下、順を追って処理実施例を記す。
(1)方向性抽出処理 一般に絵画の筆のタツチは一様ではなく、画像のエツジ
ラインに沿った方向性を持つ筆タツチによって描かれて
いる場合が多い。したがって方向性を持たせた筆タツチ
処理を行うためには、まずオリジナル画像の絵がらの方
向性を抽出しなければならない。よって本実施例におい
ては、まずオリジナル画像に対して差分処理を行い、エ
ツジの方向性を抽出し、方向画像データを前もって作成
しておきモザイク処理する際にこの方向画像データを用
い、方向性のあるモザイクパターンを発生させることに
より、筆タツチを表現したモザイク画像を実現した。
ラインに沿った方向性を持つ筆タツチによって描かれて
いる場合が多い。したがって方向性を持たせた筆タツチ
処理を行うためには、まずオリジナル画像の絵がらの方
向性を抽出しなければならない。よって本実施例におい
ては、まずオリジナル画像に対して差分処理を行い、エ
ツジの方向性を抽出し、方向画像データを前もって作成
しておきモザイク処理する際にこの方向画像データを用
い、方向性のあるモザイクパターンを発生させることに
より、筆タツチを表現したモザイク画像を実現した。
方向性抽出処理について第2−3図を基にその概略を説
明する。
明する。
step1の説明)入力されるオリジナル画像はカラー画像
であるが、方向性を抽出するためには必ずしもカラー画
像である必要はない。したがって入力のカラー画像を白
黒画像に変換する。
であるが、方向性を抽出するためには必ずしもカラー画
像である必要はない。したがって入力のカラー画像を白
黒画像に変換する。
step2の説明)step1で作成された白黒画像にウインドウ
サイズmxnの差分処理を行い、方向画像データを作成す
る。
サイズmxnの差分処理を行い、方向画像データを作成す
る。
次にstep1の白黒画像作成処理と、step2の方向画像デー
タ作成処理を詳細に説明する。
タ作成処理を詳細に説明する。
(白黒画像作成処理) 第2−4図を基に白黒画像作成処理について説明する。
step11の説明)オリジナル画像データをメモリーX
(xa,ya,za)にストアする。ここでza=1=R,za=2
=G,za=3=Bで夫々赤成分画像,緑成分画像,青成分
画像を示す。
(xa,ya,za)にストアする。ここでza=1=R,za=2
=G,za=3=Bで夫々赤成分画像,緑成分画像,青成分
画像を示す。
step12の説明)出力される白黒画像データ用メモリーXw
(xa,ya)のラインカウンタyを初期化するため1をセ
ツトする。
(xa,ya)のラインカウンタyを初期化するため1をセ
ツトする。
step13の説明)上記白黒画像データ用メモリのカラムカ
ウンタxを初期化するため1をセツトする。
ウンタxを初期化するため1をセツトする。
step14の説明)メモリーX(xa,ya,za)からオリジナ
ル画像データの赤,緑,青成分を入力し、次式に示すよ
うに平均化を行い白黒画像データを算出する。
ル画像データの赤,緑,青成分を入力し、次式に示すよ
うに平均化を行い白黒画像データを算出する。
W={X(x,y,1)+X(x,y,2)+X(x,y,3)}/3 step15の説明)step14により算出された白黒画像データ
Wを白黒画像メモリーXw(xa,ya)に入力する。
Wを白黒画像メモリーXw(xa,ya)に入力する。
step16,17の説明)カラムカウンタxをカウントアツプ
し、オリジナル画像のカラムサイズxaより大きくなるま
でstep14,15,16をくり返す。
し、オリジナル画像のカラムサイズxaより大きくなるま
でstep14,15,16をくり返す。
step18,19の説明)ラインカウンタyをカウントアツプ
し、オリジナル画像のラインサイズyaより大きくなるま
でstep13,14,15,16,17,18をくり返す。これによって白
黒画像データが作成される。
し、オリジナル画像のラインサイズyaより大きくなるま
でstep13,14,15,16,17,18をくり返す。これによって白
黒画像データが作成される。
(方向データ画像作成処理) 方向データ画像作成処理の概念について第2−1図,第
2−2図を基に説明する。前記白黒画像作成処理によっ
て出力された白黒画像Xw(xa,ya)に対してa×bのウ
インドウを走査し、ウインドウ内(例えば5×5)の差
分処理を行い方向を検知する。ウインドウ内の差分処理
とその時に検知される方向性を第2−1図に示す。この
差分処理によって右45°方向(O方向の差分が最大),
横方向(1方向の差分が最大),左45°方向(2方向の
差分が最大),縦方向(3方向の差分が最大)の4方向
の検知が可能である。
2−2図を基に説明する。前記白黒画像作成処理によっ
て出力された白黒画像Xw(xa,ya)に対してa×bのウ
インドウを走査し、ウインドウ内(例えば5×5)の差
分処理を行い方向を検知する。ウインドウ内の差分処理
とその時に検知される方向性を第2−1図に示す。この
差分処理によって右45°方向(O方向の差分が最大),
横方向(1方向の差分が最大),左45°方向(2方向の
差分が最大),縦方向(3方向の差分が最大)の4方向
の検知が可能である。
例として第2−2図のような絵がらの方向性検知の様子
を示す。第2−2図に示される5×5のウインドウ内の
差分処理を行うと、0の方向の差分値が最も大きいため
ウインドウの中心画素の方向性は右45°と検知され、方
向データとして0を出力する。次に方向データ画像作成
処理の処理内容を第2−5図を基に説明する。
を示す。第2−2図に示される5×5のウインドウ内の
差分処理を行うと、0の方向の差分値が最も大きいため
ウインドウの中心画素の方向性は右45°と検知され、方
向データとして0を出力する。次に方向データ画像作成
処理の処理内容を第2−5図を基に説明する。
step21の説明)白黒画像作成処理によって出力される白
黒画像データ用メモリXw(xa,ya)のラインカウンタy
を初期化するために をセツトする。
黒画像データ用メモリXw(xa,ya)のラインカウンタy
を初期化するために をセツトする。
step22の説明)上記メモリのカラムカウンタxを初期化
するため をセツトする。
するため をセツトする。
step23の説明)ウインドウサイズ,axb内の4方向の差分
を次式の演算により算出する。
を次式の演算により算出する。
step24の説明)step23で求めたからまでの差分値の
絶対値の最大値IDmaxを求める。
絶対値の最大値IDmaxを求める。
step25の説明)方向データを方向データ画像用メモリー
XD(x,y)に出力するが、1)差分値の絶対値の最大値
がの場合は方向データ画像用メモリーXDに0を出力
し、2)最大値がの場合は1、3)最大値がの場合
は2、4)最大値がの場合は3を出力する。
XD(x,y)に出力するが、1)差分値の絶対値の最大値
がの場合は方向データ画像用メモリーXDに0を出力
し、2)最大値がの場合は1、3)最大値がの場合
は2、4)最大値がの場合は3を出力する。
step26,27の説明)カラムカウンターxをカウントアツ
プし、カウンタが より大きくなるまでstep23,24,25,26をくり返す。カウ
ンタのストツプの値が なのは、a×bのウインドウで画像を走査するためであ
る。
プし、カウンタが より大きくなるまでstep23,24,25,26をくり返す。カウ
ンタのストツプの値が なのは、a×bのウインドウで画像を走査するためであ
る。
step28,29の説明)カラムカウンターyをカウントアツ
プし、カウンタが より大きくなるまでstep22,23,24,25,26,27,28をくり返
す。
プし、カウンタが より大きくなるまでstep22,23,24,25,26,27,28をくり返
す。
これによりオリジナル画像の各画素位置での方向性が決
定する。
定する。
(2)絵画風色再現処理 キヤンバス上の筆のタツチ1つ1つは比較的原色に近い
色をしていることは前にも述べたが、絵画的な色再現を
実現するために本実施例では使用するR,G,Bデータを限
定し、さらに限定されたR,G,Bデータを用いてオリジナ
ル画像データをなるべく正確に表現するようにした。
色をしていることは前にも述べたが、絵画的な色再現を
実現するために本実施例では使用するR,G,Bデータを限
定し、さらに限定されたR,G,Bデータを用いてオリジナ
ル画像データをなるべく正確に表現するようにした。
絵画風色再現処理について第3−1図,第3−2図,第
3−3図を基に説明する。第3−1図はこの処理の概略
フローチヤートである。
3−3図を基に説明する。第3−1図はこの処理の概略
フローチヤートである。
step31の説明)オリジナル画像データをメモリーX
(xa,ya,za)に入力する。ここでZ1=R,Z2=G,Z3=B
で順に赤成分画像,緑成分画像,青成分画像を示す。
(xa,ya,za)に入力する。ここでZ1=R,Z2=G,Z3=B
で順に赤成分画像,緑成分画像,青成分画像を示す。
step32の説明)使用する色数を決定する。
ここでオペレータはキーボード等の外部入力装置によっ
て色数iを入力する。例えばiが3と入力されればR,G,
Bはそれぞれ3色ずつとなり、R,G,Bの組み合せは27通り
である。ただしあまり色数iを大きくすると、除々にオ
リジナルの色再現に近づくからiは3〜4が適当であ
る。
て色数iを入力する。例えばiが3と入力されればR,G,
Bはそれぞれ3色ずつとなり、R,G,Bの組み合せは27通り
である。ただしあまり色数iを大きくすると、除々にオ
リジナルの色再現に近づくからiは3〜4が適当であ
る。
そして、選ばれたiの値に応じてあらかじめ用意された
フアイルからR(1),…,R(i),G(1),…,G
(i),B(1),…,B(i)の値が読み出され、3×i
色の色が決定する。なお、ここで用意されたフアイル内
の色の値は、新印象派の色の使い方の特長を生かす為
に、原色もしくは飽和色に近い色になる様に選んでお
く。
フアイルからR(1),…,R(i),G(1),…,G
(i),B(1),…,B(i)の値が読み出され、3×i
色の色が決定する。なお、ここで用意されたフアイル内
の色の値は、新印象派の色の使い方の特長を生かす為
に、原色もしくは飽和色に近い色になる様に選んでお
く。
step33の説明)オペレータによりキーボード等の外部入
力装置によって色分解画像出力画素ブロツクサイズm,n
を入力する。例えばm=3,n=3と入力すれば、オリジ
ナル画像の1画素がstep36の色分解処理により3×3の
画素ブロツクとして出力される。
力装置によって色分解画像出力画素ブロツクサイズm,n
を入力する。例えばm=3,n=3と入力すれば、オリジ
ナル画像の1画素がstep36の色分解処理により3×3の
画素ブロツクとして出力される。
step34の説明)メモリX(xa,ya,za)のラインカウン
タyに1を代入する。
タyに1を代入する。
step35の説明)メモリX(xa,ya,za)のカラムカウン
タxに1を代入する。
タxに1を代入する。
step36の説明)step12によって限定された色数によって
オリジナル画像データを表現するための処理であり、詳
細は後述する。
オリジナル画像データを表現するための処理であり、詳
細は後述する。
step37の説明)step36によって出力される画素ブロツク
データをそのまま出力すると、画素ブロツク単位が目立
ってしまうために、画素ブロツク単位内のならびをラン
ダムにすることにより、画素ブロツク単位ごとの目立ち
を軽減するための処理であり、詳細は後述する。
データをそのまま出力すると、画素ブロツク単位が目立
ってしまうために、画素ブロツク単位内のならびをラン
ダムにすることにより、画素ブロツク単位ごとの目立ち
を軽減するための処理であり、詳細は後述する。
step38の説明)カラムカウンタxをカウントアツプす
る。
る。
step39の説明)カラムカウンタがxaより大きくなるまで
step6,7,8をくり返す。
step6,7,8をくり返す。
step40の説明)ラインカウンタyをカウントアツプす
る。
る。
step41の説明)ラインカウンタyがyaより大きくなるま
でstep6,7,8,9,10をくり返す。
でstep6,7,8,9,10をくり返す。
次に色分解処理の原理について説明する。
色分解処理とは限定された色数で、なるべくオリジナル
画像のデータを正しく再現しようとするものであり、オ
リジナル画像の1画素を限定された色数を複数画素使用
することにより表現しようとするものである。
画像のデータを正しく再現しようとするものであり、オ
リジナル画像の1画素を限定された色数を複数画素使用
することにより表現しようとするものである。
例えばオリジナル画像1画素を色分解処理時に2×2画
素で出力した場合について説明する。
素で出力した場合について説明する。
オリジナル画像データのR,G,Bデータをそれぞれ X=(x,y,1)=70,X=(x,y,2)=140,X=(x,y,3)=
180(以下(70,140,180)の様に記す)とし、色数i=
3(50,100,200)とする。
180(以下(70,140,180)の様に記す)とし、色数i=
3(50,100,200)とする。
表1は、このX=(70,140,180)の1画素のデータを色
数i=3で2×2画素で出力した場合を示している。
数i=3で2×2画素で出力した場合を示している。
表1における演算内容は、出力データの1画素目はオリ
ジナル画像データ(70,140,180)に最も近い色数データ
は(50,100,200)であるから、この値に決定する。ここ
でオリジナル画像データとのエラー量は、Rは+20、G
は−40、Bは+20である。よって次の出力を求める時、
この誤差量を考慮する。つまりRは20不足したわけだか
らオリジナル画像データのRの70に20を加えておき、こ
の値に最も近い色数データを抽出する。G,Bについても
同様な処理を行う。そしてこの演算を2×2画素分くり
返す。
ジナル画像データ(70,140,180)に最も近い色数データ
は(50,100,200)であるから、この値に決定する。ここ
でオリジナル画像データとのエラー量は、Rは+20、G
は−40、Bは+20である。よって次の出力を求める時、
この誤差量を考慮する。つまりRは20不足したわけだか
らオリジナル画像データのRの70に20を加えておき、こ
の値に最も近い色数データを抽出する。G,Bについても
同様な処理を行う。そしてこの演算を2×2画素分くり
返す。
このようにして出力されたデータを色分解画像データと
呼ぶことにするが、オリジナル画像1画素が2×2画素
に出力されるため、出力画像サイズも2倍×2倍にな
る。もしオリジナル画像1画素を色分解処理時に1画素
で出力すると、オリジナル画像データに対する出力デー
タの出力エラーは、それぞれ表2に示すように である。しかし色分解処理時に2×2画素として処理し
た場合は、オリジナル画像データも1画素を2×2画素
に拡大して考えれば、その出力エラーは で、前者に比べはるかに小さくなっている。つまり色分
解処理時のオリジナル画像に対する出力画像を大きくと
ることによって、限定された色数でもオリジナル画像を
比較的少ないエラーで表現できるわけである。
呼ぶことにするが、オリジナル画像1画素が2×2画素
に出力されるため、出力画像サイズも2倍×2倍にな
る。もしオリジナル画像1画素を色分解処理時に1画素
で出力すると、オリジナル画像データに対する出力デー
タの出力エラーは、それぞれ表2に示すように である。しかし色分解処理時に2×2画素として処理し
た場合は、オリジナル画像データも1画素を2×2画素
に拡大して考えれば、その出力エラーは で、前者に比べはるかに小さくなっている。つまり色分
解処理時のオリジナル画像に対する出力画像を大きくと
ることによって、限定された色数でもオリジナル画像を
比較的少ないエラーで表現できるわけである。
次に第3−2図のフローチヤートを用いて前述色分解処
理を説明する。
理を説明する。
step61の説明)オリジナル画像データ累積値カウンタRs
um,Gsum,Bsum,出力データ累積値カウンタRout,Gout,Bou
tをクリアーする。
um,Gsum,Bsum,出力データ累積値カウンタRout,Gout,Bou
tをクリアーする。
step62の説明)出力画素ブロツクラインカウンタsyに1
を代入する。
を代入する。
step63の説明)出力画素ブロツクカラムカウンタsxに1
を代入する。
を代入する。
step64の説明)最初のループはstep67へジヤンプする。
step65,66の説明)オリジナル画像データ及び出力デー
タの累積値を求める。
タの累積値を求める。
step67の説明)前ピクセル(画素)分までのオリジナル
画像データと、出力データとの誤差量を計算し、この誤
差量とオリジナル画像データを加算し、出力データを決
定するための目標値とする。
画像データと、出力データとの誤差量を計算し、この誤
差量とオリジナル画像データを加算し、出力データを決
定するための目標値とする。
step68の説明)前記目標値に最も近い色数データをR,G,
Bの順に求め、出力データとする。
Bの順に求め、出力データとする。
step69の説明)step68で出力されたデータのR,G,B各デ
ータが等しい場合は無彩色として出力されてしまう。し
かし一般に絵画の色の使い方をみると無彩色部はほとん
ど存在せず、特に点描画はその最たるものであり、絵画
における無彩色部は濃い青えのぐを用いて表現するのが
一般的である。よって、より絵画風に近づけるためにst
ep68の出力データが無彩色と判断された場合、青成分を
少し強めることにより無彩色表現を行う。
ータが等しい場合は無彩色として出力されてしまう。し
かし一般に絵画の色の使い方をみると無彩色部はほとん
ど存在せず、特に点描画はその最たるものであり、絵画
における無彩色部は濃い青えのぐを用いて表現するのが
一般的である。よって、より絵画風に近づけるためにst
ep68の出力データが無彩色と判断された場合、青成分を
少し強めることにより無彩色表現を行う。
step610の説明)以上の手法により出力された色分解画
像データを色分解画像サブメモリmx(sx,sy,z)へ出力
する。
像データを色分解画像サブメモリmx(sx,sy,z)へ出力
する。
step611,612の説明)出力画素ブロツクカラムカウンタ
をカウントアツプし、カウンタがmより大きくなるまで
step64,65,66,67,68,69,610,611をくり返す。
をカウントアツプし、カウンタがmより大きくなるまで
step64,65,66,67,68,69,610,611をくり返す。
step613,614の説明)出力画素ブロツクラインをカウン
トアツプし、カウンタがnより大きくなるまでstep64,6
5,66,67,68,69,610,611,612,613をくり返す。
トアツプし、カウンタがnより大きくなるまでstep64,6
5,66,67,68,69,610,611,612,613をくり返す。
次に第3−1図step37のランダム座標変換処理について
第3−4図を用いて説明する。
第3−4図を用いて説明する。
絵画風色再現処理は出力をm×nの画素単位で出力する
ために、そのまま出力すると画素ブロツク単位が目立っ
てしまうために、画素ブロツク単位ごとにブロツク単位
内のならびをランダムにする必要がある。
ために、そのまま出力すると画素ブロツク単位が目立っ
てしまうために、画素ブロツク単位ごとにブロツク単位
内のならびをランダムにする必要がある。
step71,72の説明)出力画素ブロツクラインカウンタ,
カラムカウンタsy,sxに1を代入する。
カラムカウンタsy,sxに1を代入する。
step73の説明)乱数を発生させて、色分解画像サブメモ
リのランダム座標(IX,IY)を求める。この場合IX,IYが
出力画素ブロツクサイズm×nの範囲内に入るように次
式により制御を行う。
リのランダム座標(IX,IY)を求める。この場合IX,IYが
出力画素ブロツクサイズm×nの範囲内に入るように次
式により制御を行う。
Xadress=INT(RAN(1)・m・n)+1 IX=MOD(Xadress,m)+1 IY=INT(Xadress/n)+1 step74の説明)色分解画像サブメモリのランダム座標を
求める際に、同じランダム座標が算出されることがある
ため、同値のランダム座標が算出された場合は異なるラ
ンダム座標が出力されるまで乱数を発生させる。
求める際に、同じランダム座標が算出されることがある
ため、同値のランダム座標が算出された場合は異なるラ
ンダム座標が出力されるまで乱数を発生させる。
step75の説明)出力画素ブロツクサイズm,nが1より大
きい場合にはオリジナル画像の1画素がm×n画素に出
力されるため、オリジナル画像データのメモリーXのア
ドレスと出力画像のメモリXoutは1対1に対応しない。
よって、ここでは出力画像メモリXoutのアドレスを次式
の演算により求め、step73,74で算出されたランダム座
標(IX,IY)の色分解画像サブメモリの値を入力する。
きい場合にはオリジナル画像の1画素がm×n画素に出
力されるため、オリジナル画像データのメモリーXのア
ドレスと出力画像のメモリXoutは1対1に対応しない。
よって、ここでは出力画像メモリXoutのアドレスを次式
の演算により求め、step73,74で算出されたランダム座
標(IX,IY)の色分解画像サブメモリの値を入力する。
JX=m(x−1)+sx JY=n(y−1)+sy ただしJXは出力画像メモリカラムアドレス JYは出力画像メモリラインアドレス step76,77の説明)出力画素ブロツクカラムカウンタを
カウントアツプし、カラムカウンタが出力画素ブロツク
のカラムサイズmより大きくなるまでstep73,74,75,76
をくり返す。
カウントアツプし、カラムカウンタが出力画素ブロツク
のカラムサイズmより大きくなるまでstep73,74,75,76
をくり返す。
step78,79の説明)出力画素ブロツクラインカウンタを
カウントアツプし、ラインカウンタが出力画素ブロツク
のラインサイズnより大きくなるまでstep72,73,74,75,
76,77,78をくり返す。
カウントアツプし、ラインカウンタが出力画素ブロツク
のラインサイズnより大きくなるまでstep72,73,74,75,
76,77,78をくり返す。
(3)方向性付ランダムモザイク処理 まず画家が絵画を描く場合、これから描こうとする絵が
らの主たる色でまずキヤンバスを一様に塗り下地処理を
しておく場合が多い。したがって本実施例では、モザイ
ク処理をする前処理として以下に示す下地処理を行う。
らの主たる色でまずキヤンバスを一様に塗り下地処理を
しておく場合が多い。したがって本実施例では、モザイ
ク処理をする前処理として以下に示す下地処理を行う。
下地処理 (1)デジタイザ等によりオペレータがオリジナル画像
から主被写体を推定し、主被写体と指定されたところは
1、それ以外は0を出力することにより主被写体マツピ
ング画像データを作成する。
から主被写体を推定し、主被写体と指定されたところは
1、それ以外は0を出力することにより主被写体マツピ
ング画像データを作成する。
(2)オリジナル画像の(1)で主被写体以外とマツピ
ングされた場所、つまり背景のヒストグラムをとり、赤
成分,緑成分,青成分それぞれのヒストグラムのピーク
値を背景の代表値BR,BG,BBとする。
ングされた場所、つまり背景のヒストグラムをとり、赤
成分,緑成分,青成分それぞれのヒストグラムのピーク
値を背景の代表値BR,BG,BBとする。
以上の下地処理により、主被写体のマツピング画像デー
タと背景の代表値BR,BG,BBが得られる。これを利用して
次に説明する方向性付ランダムモザイク処理を行うと、
出力される背景部はモザイクとモザイクのすき間から背
景の代表値で一様に塗られた下地が見えるという効果が
生ずるため、よりリアルな絵画処理画像が得られる。
タと背景の代表値BR,BG,BBが得られる。これを利用して
次に説明する方向性付ランダムモザイク処理を行うと、
出力される背景部はモザイクとモザイクのすき間から背
景の代表値で一様に塗られた下地が見えるという効果が
生ずるため、よりリアルな絵画処理画像が得られる。
方向性付ランダムモザイク処理について第4−1図,第
4−2図,第4−3図を基に説明する。
4−2図,第4−3図を基に説明する。
step81の説明)前記絵画風色再現処理によって作成され
た色分解画像データをメモリXout(Jx,Jy,Jz)にストア
する。ただしJz=1は赤成分画像データ、Jz=2は緑成
分画像データ、Jz=3は青成分画像データを示す。尚、
メモリXout(Jx,Jy,Jz)にはオリジナル画像データX
(xa,ya,za)を処理したデータが格納されており、例
えば1画素3×3で処理した場合XoutにはXの9倍のデ
ータが格納されている。
た色分解画像データをメモリXout(Jx,Jy,Jz)にストア
する。ただしJz=1は赤成分画像データ、Jz=2は緑成
分画像データ、Jz=3は青成分画像データを示す。尚、
メモリXout(Jx,Jy,Jz)にはオリジナル画像データX
(xa,ya,za)を処理したデータが格納されており、例
えば1画素3×3で処理した場合XoutにはXの9倍のデ
ータが格納されている。
step82の説明)方向性抽出処理によって作成された方向
画像データをメモリXD(xa,ya)にストアする。
画像データをメモリXD(xa,ya)にストアする。
step83の説明)前述した主被写体マツピング画像データ
をメモリM(xa,ya)に入力する。
をメモリM(xa,ya)に入力する。
step84の説明)ここで演算に必要なパラメータの設定を
行う。
行う。
あらかじめパラメータメモリに格納しておいたモザイク
パターンの種別番号及びその画素ブロツクサイズm′,
n′を入力する。第4−2図に例としてモザイクパター
ンが比較的楕円な形をした画素ブロツクサイズm′,n′
が5×5の各方向の画素ブロツクを示す。尚、第4−2
図では5×5のブロツクサイズ内9画素が1となってい
るモザイクパターンを示しているがこの限りではない。
さらに画面内に占めるモザイクの面積率を入力する。例
えばオペレータがこの面積率を80%にしたければ、キー
ボード等のキー入力によって80と入力すれば次式よりモ
ザイクの画素ブロツク発生回数を決定する。
パターンの種別番号及びその画素ブロツクサイズm′,
n′を入力する。第4−2図に例としてモザイクパター
ンが比較的楕円な形をした画素ブロツクサイズm′,n′
が5×5の各方向の画素ブロツクを示す。尚、第4−2
図では5×5のブロツクサイズ内9画素が1となってい
るモザイクパターンを示しているがこの限りではない。
さらに画面内に占めるモザイクの面積率を入力する。例
えばオペレータがこの面積率を80%にしたければ、キー
ボード等のキー入力によって80と入力すれば次式よりモ
ザイクの画素ブロツク発生回数を決定する。
NSTOP=(JX/m′)×(JY/n′)×P/100 但しJX,JY:色分解画像サイズ m′,n′:モザイク画素ブロツクサイズ P:キー入力面積率(%) NSTOP:モザイク画素ブロツク発生数 step85の説明)モザイク画素ブロツク発生カウンタに1
を代入する。
を代入する。
step86の説明)乱数を発生させて、モザイクを重ねる際
の中心値(xR,yR)を求める。この場合、xR,yRの値が
画像の領域内に入るように乱数の範囲を設定する。本実
施例ではxR≦JX,YR≦JYとなる。
の中心値(xR,yR)を求める。この場合、xR,yRの値が
画像の領域内に入るように乱数の範囲を設定する。本実
施例ではxR≦JX,YR≦JYとなる。
step87の説明)ステツプ86で算出されたモザイクを重ね
る際の中心値(xR,yR)に対応する方向画像データのメ
モリーアドレスを計算する。
る際の中心値(xR,yR)に対応する方向画像データのメ
モリーアドレスを計算する。
絵画風色再現処理の際、オリジナル画像の1ピクセフレ
がm×nのブロツク単位ごとに出力される。もちろんm
=1,n=1の場合はオリジナル画像と色分解画像は1対
1に対応するから、方向画像データとも1対1に対応す
る。しかしm>1,n>1の場合は色分解画像は拡大され
て出力されるために方向画像データと1対1に対応しな
いために次式により中心値(xR,yR)に対応する方向画
像データメモリアドレスix,iyを計算する。
がm×nのブロツク単位ごとに出力される。もちろんm
=1,n=1の場合はオリジナル画像と色分解画像は1対
1に対応するから、方向画像データとも1対1に対応す
る。しかしm>1,n>1の場合は色分解画像は拡大され
て出力されるために方向画像データと1対1に対応しな
いために次式により中心値(xR,yR)に対応する方向画
像データメモリアドレスix,iyを計算する。
ix=xR/m,iy=yR/n step88の説明)step87より求めたアドレスix,iyの方向
画像データXD(ix,iy)をモザイクの中心値(xR,yR)
の方向データとする。
画像データXD(ix,iy)をモザイクの中心値(xR,yR)
の方向データとする。
step89の説明)方向データIdirectionに対応するモザイ
ク画素パターンをパラメータメモリから得る。第4−2
図に方向データとモザイク画素パターンを示す。
ク画素パターンをパラメータメモリから得る。第4−2
図に方向データとモザイク画素パターンを示す。
step810の説明)syep87より求めたアドレスix,iyの主被
写体マツピング画像データM(ix,iy)の内容が1なら
ばこの部位は主被写体部と判定し、主被写体部モザイク
処理を実行し、画像データM(ix,iy)の内容が0なら
ばこの部位は背景部と判定し、背景部モザイク処理を実
行する。
写体マツピング画像データM(ix,iy)の内容が1なら
ばこの部位は主被写体部と判定し、主被写体部モザイク
処理を実行し、画像データM(ix,iy)の内容が0なら
ばこの部位は背景部と判定し、背景部モザイク処理を実
行する。
step811の説明)step810で背景部と判定した場合、背景
部モザイク処理を実行する。これを第4−3図を基に説
明する。
部モザイク処理を実行する。これを第4−3図を基に説
明する。
第4−3図は方向データが0の場合の処理を示すもの
で、方向データ0に対応するモザイク画素パターンは
(b)に示すような右45°に傾く5×5のモザイク画素
パターンである。ここで画素パターン中の1のところは
演算を行い、座標(xR,yR)の色分解画像データを代入
しデータを書きかえ、0のところは前述下地処理で得ら
れた背景部の代表値BR,BG,BBを代入し、(d)に示す色
分解画像データを出力する。
で、方向データ0に対応するモザイク画素パターンは
(b)に示すような右45°に傾く5×5のモザイク画素
パターンである。ここで画素パターン中の1のところは
演算を行い、座標(xR,yR)の色分解画像データを代入
しデータを書きかえ、0のところは前述下地処理で得ら
れた背景部の代表値BR,BG,BBを代入し、(d)に示す色
分解画像データを出力する。
step812の説明)ステツプ810で主被写体と判定した場
合、主被写体部モザイク処理を実行する。これを第4−
3図を基に説明する。
合、主被写体部モザイク処理を実行する。これを第4−
3図を基に説明する。
画素パターン中の1のところは演算を行い、座標(xR,
yR)の色分解画像データを代入してデータを書きかえ、
0のところは元のイメージのままの値とし(c)に示す
色分解画像データを出力する。
yR)の色分解画像データを代入してデータを書きかえ、
0のところは元のイメージのままの値とし(c)に示す
色分解画像データを出力する。
step813,814の説明)モザイク画素発生カウンタに1を
加算し、モザイク画素発生回数分、処理を行ったなら
ば、方向性付ランダムモザイク処理を終了する。
加算し、モザイク画素発生回数分、処理を行ったなら
ば、方向性付ランダムモザイク処理を終了する。
この処理により、背景部ではモザイクとモザイクのすき
間から一様に塗られた下地が見え、よりリアルな絵画処
理を実現できる。
間から一様に塗られた下地が見え、よりリアルな絵画処
理を実現できる。
尚、領域の分割は2つに限る事なく、複数でも同様に処
理する事が可能である。
理する事が可能である。
このように本実施例を用いる事により以下の効果があ
る。
る。
モザイクに方向性を付加したことにより、従来の単一
な方向性のモザイクに比べ、絵がらの方向性を表現可能
となる。
な方向性のモザイクに比べ、絵がらの方向性を表現可能
となる。
画像を複数の領域に分割し、例えば背景部の領域で下
地処理を行うことにより絵画風な色再現が可能となる。
地処理を行うことにより絵画風な色再現が可能となる。
従来の画像処理に比べ、はるかにリアルな絵画処理が
可能となり、絵画を描く能力のない人でも容易に新印象
派風の絵画が得られるようになる。
可能となり、絵画を描く能力のない人でも容易に新印象
派風の絵画が得られるようになる。
従来の銀塩システムで行われていた「暗室処理」や印
刷システムの電子製版では無かった新しい画像を提供で
きるとともに作画の自由度を増すことができる。
刷システムの電子製版では無かった新しい画像を提供で
きるとともに作画の自由度を増すことができる。
画像処理のプロセスを無人化できるのでラボ的な普及
が望める。
が望める。
尚、本実施形では、フイルムより画像入力したがスチー
ルビデオカメラ,ビデオカメラ等から被写体から直接画
像データを取りこんでも、又磁気フロツピーデイスク,
磁気テープ,光デイスク,バブルメモリー等の記録媒体
を介して画像データを入力しても同様の効果は得られ
る。
ルビデオカメラ,ビデオカメラ等から被写体から直接画
像データを取りこんでも、又磁気フロツピーデイスク,
磁気テープ,光デイスク,バブルメモリー等の記録媒体
を介して画像データを入力しても同様の効果は得られ
る。
以上の如く、本発明に依れば従来の規則正しいモザイク
処理に比べクリエイテイブイメージを表現できると共
に、原画より絵画風な色再現を行うことが可能となる。
処理に比べクリエイテイブイメージを表現できると共
に、原画より絵画風な色再現を行うことが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2−1
図,第2−2図は方向性抽出処理原理図、第2−3図は
方向性抽出処理概略フローチヤート図、第2−4図は白
黒画像作成処理フローチヤート図、第2−5図は方向デ
ータ画像作成処理フローチヤート図、第3−1図は絵画
風色再現処理概略フローチヤート図、第3−2図は色分
解処理フローチヤート図、第3−3図はランダム座標変
換フローチヤート図、第4−1図は方向性付ランダムモ
ザイク処理フローチヤート図、第4−2図は各方向性の
画素ブロツク図、第4−3図はモザイク演算処理原理図
である。図中、1は画像入力装置、2は中央処理装置、
3はメモリ、4はキーボード,デジタイザ、5はモニタ
TV、6はプリンタである。
図,第2−2図は方向性抽出処理原理図、第2−3図は
方向性抽出処理概略フローチヤート図、第2−4図は白
黒画像作成処理フローチヤート図、第2−5図は方向デ
ータ画像作成処理フローチヤート図、第3−1図は絵画
風色再現処理概略フローチヤート図、第3−2図は色分
解処理フローチヤート図、第3−3図はランダム座標変
換フローチヤート図、第4−1図は方向性付ランダムモ
ザイク処理フローチヤート図、第4−2図は各方向性の
画素ブロツク図、第4−3図はモザイク演算処理原理図
である。図中、1は画像入力装置、2は中央処理装置、
3はメモリ、4はキーボード,デジタイザ、5はモニタ
TV、6はプリンタである。
Claims (1)
- 【請求項1】入力画像を複数画素から構成されるブロッ
クに分け、ブロック内の複数画素のデータをブロック内
の代表データに基づき変換処理する画像処理方法におい
て、 入力画像を第1,第2の領域に分割し、 前記第1の領域ではブロック内の所定の複数画素のデー
タを代表データに変換し、 前記第2の領域ではブロック内の所定の複数画素のデー
タを代表データに変換するとともに、代表データに変換
されなかった複数画素のデータを同一レベルのデータに
変換処理することを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7821687A JPH0690722B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 画像処理方法 |
US07/174,979 US5164825A (en) | 1987-03-30 | 1988-03-29 | Image processing method and apparatus for mosaic or similar processing therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7821687A JPH0690722B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 画像処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63244177A JPS63244177A (ja) | 1988-10-11 |
JPH0690722B2 true JPH0690722B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=13655852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7821687A Expired - Fee Related JPH0690722B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690722B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-30 JP JP7821687A patent/JPH0690722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63244177A (ja) | 1988-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |