JPH0690672A - 反すう動物用組成物の製造法 - Google Patents
反すう動物用組成物の製造法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大量の有機溶剤を使用しない作業環境で行な
える反すう動物用組成物の製造法を提供する。 【構成】 生理活性物質を含有する核を、pH 5.5以上の
水に難溶性の疎水性物質およびpH 5.0以下の水に溶解す
る高分子を水にけん濁させた被覆剤で、被覆することを
特徴とする反すう動物用組成物の製造法。
える反すう動物用組成物の製造法を提供する。 【構成】 生理活性物質を含有する核を、pH 5.5以上の
水に難溶性の疎水性物質およびpH 5.0以下の水に溶解す
る高分子を水にけん濁させた被覆剤で、被覆することを
特徴とする反すう動物用組成物の製造法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飼料および動物薬等に
有用な反すう動物用組成物の製造法に関する。
有用な反すう動物用組成物の製造法に関する。
【0002】
【0003】反すう動物に投与した経口投与物質は、pH
5.5の第1胃に貯留した後、pH 3.0の第4胃から吸収さ
れる。第4胃での吸収を効率よく行うために第1胃にお
ける生理活性物質の分解を抑制するが、第4胃での消化
管における吸収を妨げない被覆剤を用いた反すう動物用
組成物が開発されている。
5.5の第1胃に貯留した後、pH 3.0の第4胃から吸収さ
れる。第4胃での吸収を効率よく行うために第1胃にお
ける生理活性物質の分解を抑制するが、第4胃での消化
管における吸収を妨げない被覆剤を用いた反すう動物用
組成物が開発されている。
【0004】その中でpH 5.5以上の水に難溶性の疎水性
物質およびpH 5.0以下の水に溶解する高分子を被覆剤と
する組成物が特開昭61-88843号公報、特開昭61-88844号
公報および特開平2-23835 号公報に開示されているが、
これらの組成物は造粒した生理活性物質の核に、有機溶
剤に溶解させたpH5.5 以上の水に難溶性の疎水物質およ
びpH 5.0以下の水に溶解する高分子を含む被覆剤を、ス
プレーにより被覆させる方法により製造されている。
物質およびpH 5.0以下の水に溶解する高分子を被覆剤と
する組成物が特開昭61-88843号公報、特開昭61-88844号
公報および特開平2-23835 号公報に開示されているが、
これらの組成物は造粒した生理活性物質の核に、有機溶
剤に溶解させたpH5.5 以上の水に難溶性の疎水物質およ
びpH 5.0以下の水に溶解する高分子を含む被覆剤を、ス
プレーにより被覆させる方法により製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】公知の反すう動物の経
口投与組成物の製造法は、大量の有機溶剤を使用するた
め、製造作業時において衛生上および防災上の危険性が
あり、かつ製造現場の環境保全が問題となる。
口投与組成物の製造法は、大量の有機溶剤を使用するた
め、製造作業時において衛生上および防災上の危険性が
あり、かつ製造現場の環境保全が問題となる。
【0006】本発明の目的は、有機溶剤を大量に用いな
い反すう動物用組成物の製造法を提供することにある。
い反すう動物用組成物の製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、生理活性物質
を含有する核を、pH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物質
およびpH 5.0以下の水に溶解する高分子を水にけん濁さ
せた被覆剤で、被覆することを特徴とする反すう動物用
組成物の製造法に関する。
を含有する核を、pH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物質
およびpH 5.0以下の水に溶解する高分子を水にけん濁さ
せた被覆剤で、被覆することを特徴とする反すう動物用
組成物の製造法に関する。
【0008】以下に本発明の詳細を説明する。本発明で
用いられる被覆剤はpH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物
質及びpH 5.0以下で水に溶解する高分子が水にけん濁さ
れたけん濁液であればいかなる方法で製造されていても
よい。
用いられる被覆剤はpH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物
質及びpH 5.0以下で水に溶解する高分子が水にけん濁さ
れたけん濁液であればいかなる方法で製造されていても
よい。
【0009】例えば、該被覆剤は、少なくとも一種のpH
5.5以上の水に難溶性の疎水性物質および水からなるエ
マルジョンと少なくとも一種のpH 5.0以下で水に溶解す
る高分子を含有するスラリーとを必要により充てん剤の
存在下、水にけん濁することにより調製される。
5.5以上の水に難溶性の疎水性物質および水からなるエ
マルジョンと少なくとも一種のpH 5.0以下で水に溶解す
る高分子を含有するスラリーとを必要により充てん剤の
存在下、水にけん濁することにより調製される。
【0010】pH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物質およ
び水からなるエマルジョンは、該疎水性物質を乳化剤と
共に適量の有機溶剤に溶解させ水層中へ滴下するか、ま
たは適量の有機溶剤に溶解させた疎水性物質を乳化剤を
含む水層に滴下して、分散させた後、常圧または減圧下
に40〜100 ℃に加熱して脱溶剤化を行って製造すること
ができる。
び水からなるエマルジョンは、該疎水性物質を乳化剤と
共に適量の有機溶剤に溶解させ水層中へ滴下するか、ま
たは適量の有機溶剤に溶解させた疎水性物質を乳化剤を
含む水層に滴下して、分散させた後、常圧または減圧下
に40〜100 ℃に加熱して脱溶剤化を行って製造すること
ができる。
【0011】pH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物質とし
ては、例えば炭素数14以上の飽和脂肪酸またはその金属
塩、炭素数12以上の高級脂肪族アルコール、動物性また
は植物性の硬化油、天然高分子または合成高分子を用い
ることができる。
ては、例えば炭素数14以上の飽和脂肪酸またはその金属
塩、炭素数12以上の高級脂肪族アルコール、動物性また
は植物性の硬化油、天然高分子または合成高分子を用い
ることができる。
【0012】炭素数14以上の飽和脂肪酸としては例えば
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の直鎖又
は分岐状のモノカルボン酸があげられ、その金属塩とし
ては、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム
塩、鉄塩等があげられる。炭素数12以上の高級脂肪族ア
ルコールとしては例えば、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール等があげられる。動物性または植物性の硬化油とし
ては例えば、牛脂硬化油、硬化ヒマシ油等があげられ
る。天然高分子としては例えばセラック等があげられ
る。合成高分子としては、例えばスチレン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、酢酸ビニル等の共重合型樹脂、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ナイロン、ポリアセタール等の樹
脂、セルロースアセテート、エチルセルロース、プロピ
ルセルロース等の天然高分子の誘導体があげられる。
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の直鎖又
は分岐状のモノカルボン酸があげられ、その金属塩とし
ては、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム
塩、鉄塩等があげられる。炭素数12以上の高級脂肪族ア
ルコールとしては例えば、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール等があげられる。動物性または植物性の硬化油とし
ては例えば、牛脂硬化油、硬化ヒマシ油等があげられ
る。天然高分子としては例えばセラック等があげられ
る。合成高分子としては、例えばスチレン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、酢酸ビニル等の共重合型樹脂、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ナイロン、ポリアセタール等の樹
脂、セルロースアセテート、エチルセルロース、プロピ
ルセルロース等の天然高分子の誘導体があげられる。
【0013】有機溶剤としては、例えばトルエン、キシ
レン、アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルケト
ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、クロロホルム等があげら
れ、溶剤は溶剤中の該疎水性物質に対して 140〜700 重
量%の量を用いる。
レン、アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルケト
ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、クロロホルム等があげら
れ、溶剤は溶剤中の該疎水性物質に対して 140〜700 重
量%の量を用いる。
【0014】乳化剤としては、例えばポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ノールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアシルエステル、ポリオキシエチレンオキシプロピ
レンブロックコポリマー、脂肪酸モノグリセライド等の
ノニオン型乳化剤、脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフ
タレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ア
ルキルフォスフェート塩、ポリオキシエチレンサルフェ
ート塩等のアニオン型乳化剤およびアルキルアミン塩、
第4級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン等のカチオン型乳化剤があげられる。乳化剤の使用
量は、該疎水性物質100重量部に対し1〜30重量部、
好ましくは 2〜20重量部である。
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ノールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアシルエステル、ポリオキシエチレンオキシプロピ
レンブロックコポリマー、脂肪酸モノグリセライド等の
ノニオン型乳化剤、脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフ
タレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ア
ルキルフォスフェート塩、ポリオキシエチレンサルフェ
ート塩等のアニオン型乳化剤およびアルキルアミン塩、
第4級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン等のカチオン型乳化剤があげられる。乳化剤の使用
量は、該疎水性物質100重量部に対し1〜30重量部、
好ましくは 2〜20重量部である。
【0015】得られたエマルジョン中の疎水性物質の割
合は全エマルジョンに対し1〜50重量%である。
合は全エマルジョンに対し1〜50重量%である。
【0016】pH 5.5以上の水に難溶性の疎水性物質が共
重合型樹脂の合成高分子の場合、公知の方法 (室井宗一
著、“高分子ラテックスの化学”、高分子刊行会刊, 19
70年) によりエマルジョンを得ることもできる。またpH
5.5以上の水に難溶性の疎水性物質および水のエマルジ
ョンはエチルセルロースエマルジョン(FMC社製) 等市販
品を用いても良い。
重合型樹脂の合成高分子の場合、公知の方法 (室井宗一
著、“高分子ラテックスの化学”、高分子刊行会刊, 19
70年) によりエマルジョンを得ることもできる。またpH
5.5以上の水に難溶性の疎水性物質および水のエマルジ
ョンはエチルセルロースエマルジョン(FMC社製) 等市販
品を用いても良い。
【0017】pH 5.0以下の水に溶解する高分子のスラリ
ーに用いるpH 5.0以下で水に溶解する高分子化合物とし
ては、例えば、ベンジルアミノメチルセルロース、ジメ
チルアミノメチルセルロース、ピぺリジルエチルヒドロ
キシエチルセルロース、セルロースアセテートジメチル
アミノアセテート、セルロースアセテートジエチルアミ
ノアセテート、セルロースアセテートジブチルアミノヒ
ドロキシプロピルエーテル等のセルロース誘導体。ビニ
ルジエチルアミン−ビニルアセテートコポリマー、ビニ
ルベンジルアミン−ビニルアセテートコポリマー、ポリ
ビニルジエチルアミノアセトアセタール、ビニルピペリ
ジルアセトアセタール−ビニルアセテートコポリマー、
ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ポリ
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリジエチルア
ミノメチルスチレン、ポリビニルエチルピリジン、ビニ
ルエチルピリジン−スチレンコポリマー、ビニルエチル
ピリジン−アクリロニトリルコポリマー、メチルビニル
ピリジン−アクリロニトリルコポリマー、メチルビニル
ピリジン−スチレンコポリマー等のポリビニル誘導体。
ジメチルアミノエチルメタクリレートとメタクリル酸ア
ルキルエステル及びアクリル酸アルキルエステルの1種
以上とからなるコポリマー、キトサン、キチン等の含チ
ッ素多糖類およびアルギン酸カルシウム等の多糖類の金
属塩を単独または組み合わせて用いることができる。
ーに用いるpH 5.0以下で水に溶解する高分子化合物とし
ては、例えば、ベンジルアミノメチルセルロース、ジメ
チルアミノメチルセルロース、ピぺリジルエチルヒドロ
キシエチルセルロース、セルロースアセテートジメチル
アミノアセテート、セルロースアセテートジエチルアミ
ノアセテート、セルロースアセテートジブチルアミノヒ
ドロキシプロピルエーテル等のセルロース誘導体。ビニ
ルジエチルアミン−ビニルアセテートコポリマー、ビニ
ルベンジルアミン−ビニルアセテートコポリマー、ポリ
ビニルジエチルアミノアセトアセタール、ビニルピペリ
ジルアセトアセタール−ビニルアセテートコポリマー、
ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ポリ
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリジエチルア
ミノメチルスチレン、ポリビニルエチルピリジン、ビニ
ルエチルピリジン−スチレンコポリマー、ビニルエチル
ピリジン−アクリロニトリルコポリマー、メチルビニル
ピリジン−アクリロニトリルコポリマー、メチルビニル
ピリジン−スチレンコポリマー等のポリビニル誘導体。
ジメチルアミノエチルメタクリレートとメタクリル酸ア
ルキルエステル及びアクリル酸アルキルエステルの1種
以上とからなるコポリマー、キトサン、キチン等の含チ
ッ素多糖類およびアルギン酸カルシウム等の多糖類の金
属塩を単独または組み合わせて用いることができる。
【0018】pH 5.0以下の水に溶解する高分子をジェッ
トミル、ボールミル、コロイドミル等により粒子径100
μm以下まで微粒子化し、好ましくは前述の乳化剤の存
在下、必要により添加剤としてのタルク等の固結防止剤
等を加え水中に分散させることによりスラリーを得るこ
とができる。安定なスラリーを得るためには、該高分子
100 重量部に対し、乳化剤を 1〜10重量部加えることが
好ましく、pH 5.0以下の水に溶解する高分子のスラリー
中の濃度は10〜30重量%が好適である。またpH5.0以下
の水に溶解する高分子としてAEA (登録商標名) 〔ポリ
ビニルアセタールジエチルアミノアセート〕(三共社
製)、オイドラギットE100 (登録商標名)〔ジメチルア
ミノエチルアクリレートとメタクリル酸アルキルエステ
ルおよびアクリル酸アルキルエステルの1種以上からな
るコポリマー〕(ロームファーマ社製)等の市販品を用
いることも可能である。
トミル、ボールミル、コロイドミル等により粒子径100
μm以下まで微粒子化し、好ましくは前述の乳化剤の存
在下、必要により添加剤としてのタルク等の固結防止剤
等を加え水中に分散させることによりスラリーを得るこ
とができる。安定なスラリーを得るためには、該高分子
100 重量部に対し、乳化剤を 1〜10重量部加えることが
好ましく、pH 5.0以下の水に溶解する高分子のスラリー
中の濃度は10〜30重量%が好適である。またpH5.0以下
の水に溶解する高分子としてAEA (登録商標名) 〔ポリ
ビニルアセタールジエチルアミノアセート〕(三共社
製)、オイドラギットE100 (登録商標名)〔ジメチルア
ミノエチルアクリレートとメタクリル酸アルキルエステ
ルおよびアクリル酸アルキルエステルの1種以上からな
るコポリマー〕(ロームファーマ社製)等の市販品を用
いることも可能である。
【0019】充てん剤としては、例えばタルク、カオリ
ン、マイカ、シリカ、炭酸カルシウム、珪ソウ土、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム等の無機物、パルミチン酸、
ステアリン酸またはミリスチン酸の炭素数12以上の水不
溶性脂肪酸のカルシウム、バリウムまたは鉄等の金属
塩、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステ
アリルアルコール等のアルコール、エポキシ樹脂酸無水
物硬化物粉砕粒子、フェノール樹脂硬化物粉砕粒子等の
熱硬化性高分子の硬化物等を単独または併用して用いる
ことができる。
ン、マイカ、シリカ、炭酸カルシウム、珪ソウ土、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム等の無機物、パルミチン酸、
ステアリン酸またはミリスチン酸の炭素数12以上の水不
溶性脂肪酸のカルシウム、バリウムまたは鉄等の金属
塩、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステ
アリルアルコール等のアルコール、エポキシ樹脂酸無水
物硬化物粉砕粒子、フェノール樹脂硬化物粉砕粒子等の
熱硬化性高分子の硬化物等を単独または併用して用いる
ことができる。
【0020】充てん剤は、無機物の場合は予め微粉化さ
れたものを用いることが好ましく、無機物以外の充てん
剤は予め 100μm以下に粉砕したものを水中に分散して
スラリーとして用いることが好ましい。
れたものを用いることが好ましく、無機物以外の充てん
剤は予め 100μm以下に粉砕したものを水中に分散して
スラリーとして用いることが好ましい。
【0021】pH5.5 以上の水に難溶性の疎水性物質(B)
、pH 5.0以下の水に溶解する高分子(C) および充填剤
(D) は以下に示す配合比
、pH 5.0以下の水に溶解する高分子(C) および充填剤
(D) は以下に示す配合比
【0022】
【数1】
【0023】で配合し、最終的に被覆剤中の水の量が
(B+C+D)の 1.5倍〜18倍になるような容量の水に
けん濁して、被覆剤を製造することができる。
(B+C+D)の 1.5倍〜18倍になるような容量の水に
けん濁して、被覆剤を製造することができる。
【0024】本発明における生理活性物質としては、例
えばメチオニン、リジン、トリプトファン、スレオニ
ン、グルタミン酸、グルタミンまたはアスパラギン酸等
のアミノ酸類、ビタミンA等のビタミン類、酸性プロテ
アーゼ等のプロテアーゼ、ブドウ糖等の糖類、ペニシリ
ン等の抗生物質、レバミゾール等の駆虫剤があげられ
る。
えばメチオニン、リジン、トリプトファン、スレオニ
ン、グルタミン酸、グルタミンまたはアスパラギン酸等
のアミノ酸類、ビタミンA等のビタミン類、酸性プロテ
アーゼ等のプロテアーゼ、ブドウ糖等の糖類、ペニシリ
ン等の抗生物質、レバミゾール等の駆虫剤があげられ
る。
【0025】生理活性物質の核は、例えば前述の生理活
性物質、賦形剤およびバインダーの混合物に必要により
無機物質等を添加し、押し出し造粒装置を用いてペレッ
ト化し、ついで球形化装置を用いて球形化することによ
り製造することができる。
性物質、賦形剤およびバインダーの混合物に必要により
無機物質等を添加し、押し出し造粒装置を用いてペレッ
ト化し、ついで球形化装置を用いて球形化することによ
り製造することができる。
【0026】バインダーとしては、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の
ビニル誘導体、澱粉、脂肪酸、硬化植物油、硬化動物油
等を使用することができる。賦形剤として、澱粉、微結
晶セルロース等が用いられる。また、無機物質として
は、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、タルク等が使
用される。
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の
ビニル誘導体、澱粉、脂肪酸、硬化植物油、硬化動物油
等を使用することができる。賦形剤として、澱粉、微結
晶セルロース等が用いられる。また、無機物質として
は、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、タルク等が使
用される。
【0027】得られる核は粒径 0.4〜2.5mm の粒状また
は球状の顆粒として製造することが好ましい。
は球状の顆粒として製造することが好ましい。
【0028】被覆剤の核への塗布(コーティング)は、
被覆剤 5〜50重量部を生理活性物質からなる核 100重量
部に、40〜120 ℃でスプレー等を用いて噴霧しながら行
うことができる。コーティングの方法としては、例えば
パンコーティグ法、流動コーティング法、遠心流動コー
ティング法等の一般的なコーティング法を何れも適用す
ることができる。
被覆剤 5〜50重量部を生理活性物質からなる核 100重量
部に、40〜120 ℃でスプレー等を用いて噴霧しながら行
うことができる。コーティングの方法としては、例えば
パンコーティグ法、流動コーティング法、遠心流動コー
ティング法等の一般的なコーティング法を何れも適用す
ることができる。
【0029】以上の製造方法により得られた組成物は反
すう動物の飼料添加物、動物薬等に用いることができ
る。
すう動物の飼料添加物、動物薬等に用いることができ
る。
【0030】以下に本発明方法により得られた組成物の
溶出効果を示す。
溶出効果を示す。
【0031】試験例 本発明方法で得られたメチオニン経口投与用組成物1〜
3、リジン経口投与用組成物4〜6、有機溶剤を用いた
公知方法(参考例1および2)で得られたメチオニン経
口投与用組成物aおよびリジン経口投与用組成物bの溶
出について試験した。溶出試験は第1表に示す条件で行
った。
3、リジン経口投与用組成物4〜6、有機溶剤を用いた
公知方法(参考例1および2)で得られたメチオニン経
口投与用組成物aおよびリジン経口投与用組成物bの溶
出について試験した。溶出試験は第1表に示す条件で行
った。
【0032】
【表1】
【0033】pH 3.0およびpH 6.0における各組成物の溶
出率を第2表に示した。
出率を第2表に示した。
【0034】
【表2】
【0035】第2表によれば、本発明方法により得られ
た組成物はpH 6.0(第1胃)で溶出されず、pH3.0 (第
4胃)で溶出された。
た組成物はpH 6.0(第1胃)で溶出されず、pH3.0 (第
4胃)で溶出された。
【0036】以下に実施例および参考例を示す。
【0037】
実施例1
【0038】(1)メチオニン顆粒の製造 DL−メチオニン 2,000gに結合剤として20%(w/w) ポ
リビニールアルコール水溶液 400gを加えて結合した。
材料を、2.0mm 径のスクリーンを有する円筒顆粒機を用
いて押し出し、さらにマルメライザー〔不二パウダル
(株)製〕で球形化し、8〜10メッシュで篩分した後、
60℃で1時間熱風乾燥して、粒径 1.7〜2.4mm の顆粒を
得た。
リビニールアルコール水溶液 400gを加えて結合した。
材料を、2.0mm 径のスクリーンを有する円筒顆粒機を用
いて押し出し、さらにマルメライザー〔不二パウダル
(株)製〕で球形化し、8〜10メッシュで篩分した後、
60℃で1時間熱風乾燥して、粒径 1.7〜2.4mm の顆粒を
得た。
【0039】(2)AEAスラリーの製造 AEA(三共社製)をボールミルで粉砕した後、200 メ
ッシュで篩分し、AEA粒子を得た。得られたAEA粒
子 290g、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(エマ
ルゲン106:花王社製)10gおよび水 700gを攪拌混
合した後サンドミルで分散し、AEAスラリーを得た。
ッシュで篩分し、AEA粒子を得た。得られたAEA粒
子 290g、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(エマ
ルゲン106:花王社製)10gおよび水 700gを攪拌混
合した後サンドミルで分散し、AEAスラリーを得た。
【0040】(3)ポリ酢酸ビニルスラリーの製造 ポリ酢酸ビニルを冷却下ボールミルで粉砕した後、200
メッシュで篩別した。これに固結防止のためタルクをポ
リ酢酸ビニル100 重量部に対して10重量部加えポリ酢酸
ビニル粒子を得た。得られたポリ酢酸ビニル粒子 285
g、エマルゲン106 15gおよび水700gを攪拌混合した
後、サンドミルで分散しポリ酢酸ビニルスラリーを得
た。
メッシュで篩別した。これに固結防止のためタルクをポ
リ酢酸ビニル100 重量部に対して10重量部加えポリ酢酸
ビニル粒子を得た。得られたポリ酢酸ビニル粒子 285
g、エマルゲン106 15gおよび水700gを攪拌混合した
後、サンドミルで分散しポリ酢酸ビニルスラリーを得
た。
【0041】(4)メチオニン経口投与用組成物の製造 市販のエチルセルロースエマルジョン〔(FMC社製)
組成:水分70%、固型分30%(エチルセルロース87%、
セチルアルコール 9%、ラウリル硫酸 4%)〕200 g、
AEAスラリー80gおよびポリ酢酸ビニルスラリー 120
gを水 200gに加えけん濁させて被覆液を得た。メチオ
ニン顆粒 1,000gに対し被覆液 600gを流動層装置を用
いてスプレーコーティングしメチオニン経口投与用組成
物を得た。
組成:水分70%、固型分30%(エチルセルロース87%、
セチルアルコール 9%、ラウリル硫酸 4%)〕200 g、
AEAスラリー80gおよびポリ酢酸ビニルスラリー 120
gを水 200gに加えけん濁させて被覆液を得た。メチオ
ニン顆粒 1,000gに対し被覆液 600gを流動層装置を用
いてスプレーコーティングしメチオニン経口投与用組成
物を得た。
【0042】実施例2
【0043】(1)ステアリン酸エマルジョンの製造 ステアリン酸 200gおよびラウリル硫酸アンモニウム12
gをトルエン 200gおよび酢酸エチル 200gの混合溶媒
に溶解した。この溶液を、水 2リットル中へ攪拌下滴下
分散したのち、80℃減圧下(50torr)で脱溶剤濃縮をし、
固型分30%のステアリン酸エマルジョンを得た。
gをトルエン 200gおよび酢酸エチル 200gの混合溶媒
に溶解した。この溶液を、水 2リットル中へ攪拌下滴下
分散したのち、80℃減圧下(50torr)で脱溶剤濃縮をし、
固型分30%のステアリン酸エマルジョンを得た。
【0044】(2)オイドラギッドE100スラリーの製造 ポリ酢酸ビニルの代わりにオイドラギッドE100を用いる
以外は、実施例1のポリ酢酸ビニルスラリーの製造法に
準じてオイドラギッドE100スラリーを得た。
以外は、実施例1のポリ酢酸ビニルスラリーの製造法に
準じてオイドラギッドE100スラリーを得た。
【0045】(3)タルクスラリーの製造 タルク 277.5g、エマルゲン106 22.5gおよび水 700
gを攪拌混合した後、サンドミルで分散し、タルクスラ
リーを得た。
gを攪拌混合した後、サンドミルで分散し、タルクスラ
リーを得た。
【0046】(4)メチオニン経口投与用組成物2の製
造 実施例1で用いたエチルセルロースエマルジョン 270
g、ステアリン酸エマルジョン60g、オイドラギッドE1
00スラリー 160gおよびタルクスラリー110gを水300
gに加えけん濁させて得た被覆液を用いる以外は、実施
例1と同様の方法にてメチオニン経口投与組成物2を得
た。
造 実施例1で用いたエチルセルロースエマルジョン 270
g、ステアリン酸エマルジョン60g、オイドラギッドE1
00スラリー 160gおよびタルクスラリー110gを水300
gに加えけん濁させて得た被覆液を用いる以外は、実施
例1と同様の方法にてメチオニン経口投与組成物2を得
た。
【0047】実施例3 (1)セルロースアセテートエマルジョンの製造 酢酸価52% の酢酸セルロース 200g、ラウリル硫酸ソー
ダ 12gおよびポリオキシエチレンラウリルエーテル
(エマルゲン120 花王社製) 12gをアセトン800 gへ
溶解した。この溶液を、水 6リットル中へ攪拌化滴下分
散したのち、80℃減圧下 (50torr) で脱アセトン濃縮を
し、固型分30% のセルロースアセテートエマルジョンを
得た。
ダ 12gおよびポリオキシエチレンラウリルエーテル
(エマルゲン120 花王社製) 12gをアセトン800 gへ
溶解した。この溶液を、水 6リットル中へ攪拌化滴下分
散したのち、80℃減圧下 (50torr) で脱アセトン濃縮を
し、固型分30% のセルロースアセテートエマルジョンを
得た。
【0048】(2)キトサンスラリーの製造 AEAの代わりにキトサンを用いる以外は、実施例1に
示したAEAスラリーの製造法に準じてキトサンスラリ
ーを得た。
示したAEAスラリーの製造法に準じてキトサンスラリ
ーを得た。
【0049】(3)メチオニン経口投与用組成物3の製
造 セルロースアセテートエマルジョン 400g、キトサンス
ラリー160gおよび実施例1で得られたポリ酢酸ビニル
スラリー 240gを水 400gに加えけん濁させて得た被覆
液を用いる以外は実施例1と同様の方法にてメチオニン
経口投与用組成物3を得た。
造 セルロースアセテートエマルジョン 400g、キトサンス
ラリー160gおよび実施例1で得られたポリ酢酸ビニル
スラリー 240gを水 400gに加えけん濁させて得た被覆
液を用いる以外は実施例1と同様の方法にてメチオニン
経口投与用組成物3を得た。
【0050】実施例4 (1)リジン顆粒の製造 塩酸リジン 2,000gに結合剤とし6%(w/w) ヒドロキシプ
ロピルセルロース・水・エタノール (水:エタノール=
1:1v/v)混液 700gを加えて結合した。練合物を円筒
顆粒機で径2.0mm のスクリーンを用いて押出し、さらに
マルメライザーで球形化し、 8〜10メッシュで篩分し、
ついで60℃で1時間熱風乾燥して、粒径1.7 〜2.4mm の
顆粒を得た。 (2)リジン経口投与用組成物4の製造
ロピルセルロース・水・エタノール (水:エタノール=
1:1v/v)混液 700gを加えて結合した。練合物を円筒
顆粒機で径2.0mm のスクリーンを用いて押出し、さらに
マルメライザーで球形化し、 8〜10メッシュで篩分し、
ついで60℃で1時間熱風乾燥して、粒径1.7 〜2.4mm の
顆粒を得た。 (2)リジン経口投与用組成物4の製造
【0051】実施例1で用いたエチルセルロースエマル
ジョン 360g、実施例3で得られたキトサンスラリー 1
20gおよび実施例1で得られたポリ酢酸ビニルスラリー
120gを水 300gにけん濁させて被覆液を調製した。リ
ジン顆粒 1,000gに対し被覆液 900gを流動層装置を用
いてスプレーコーティングし、リジン経口投与用組成物
4を得た。
ジョン 360g、実施例3で得られたキトサンスラリー 1
20gおよび実施例1で得られたポリ酢酸ビニルスラリー
120gを水 300gにけん濁させて被覆液を調製した。リ
ジン顆粒 1,000gに対し被覆液 900gを流動層装置を用
いてスプレーコーティングし、リジン経口投与用組成物
4を得た。
【0052】実施例5 リジン経口投与用組成物5の製造 実施例3で得られたセルロースアセテートエマルジョン
600g、実施例2で得られたステアリン酸エマルジョン
60g、実施例3で得られたキトサンスラリー120 gおよ
び実施例2で得られるタルクスラリー60gを水 400gに
けん濁して得た被覆液を用いる以外は実施例4と同様の
方法によりリジン経口投与用組成物5を得た。
600g、実施例2で得られたステアリン酸エマルジョン
60g、実施例3で得られたキトサンスラリー120 gおよ
び実施例2で得られるタルクスラリー60gを水 400gに
けん濁して得た被覆液を用いる以外は実施例4と同様の
方法によりリジン経口投与用組成物5を得た。
【0053】実施例6 リジン経口投与用組成物6 実施例1で用いたエチルセルロースエマルジョン 720
g、実施例1で得られたAEAスラリー 140g、実施例
1で得られたポリ酢酸ビニルスラリー70gおよび実施例
2で得られたタルクスラリー70gの混合物 1000gを水
500gにけん濁して調製した被覆液を用いる以外は実施
例4と同様の方法によりリジン経口投与用組成物6を得
た。
g、実施例1で得られたAEAスラリー 140g、実施例
1で得られたポリ酢酸ビニルスラリー70gおよび実施例
2で得られたタルクスラリー70gの混合物 1000gを水
500gにけん濁して調製した被覆液を用いる以外は実施
例4と同様の方法によりリジン経口投与用組成物6を得
た。
【0054】参考例1 溶媒を用いたメチオニン経口投与用組成物aの製造 エチルセルロース66.7g、ステアリン酸33.3g、AEA
100gおよびグリセリン脂肪酸エステル30gをイソプロ
パノール:アセトン(2:1v/v) 3,000gに溶解し、凝
集防止剤としてステアリン酸マグネシウム25gを添加し
て被覆剤液を調製した。これを、流動層装置を用いて、
実施例1で用いたメチオニン顆粒1,000gにスプレーコ
ーティングした。顆粒 1,000gに対し被覆剤 100g (固
形分として) コーティングされメチオニン経口投与組成
物aが得られた。
100gおよびグリセリン脂肪酸エステル30gをイソプロ
パノール:アセトン(2:1v/v) 3,000gに溶解し、凝
集防止剤としてステアリン酸マグネシウム25gを添加し
て被覆剤液を調製した。これを、流動層装置を用いて、
実施例1で用いたメチオニン顆粒1,000gにスプレーコ
ーティングした。顆粒 1,000gに対し被覆剤 100g (固
形分として) コーティングされメチオニン経口投与組成
物aが得られた。
【0055】参考例2 溶媒を用いたメチオニン経口投与用組成物bの製造 エチルセルロース83.3g、ステアリン酸16.7gおよびエ
タノール50gをジクロロメタン:エタノール(3:3v/
v) 3,000gに溶解して調製した被覆剤液を実施例4で用
いたリジン顆粒1,0000gに対し、固形分として 100gを
スプレーコーティングし、リジン経口投与組成物bが得
られた。
タノール50gをジクロロメタン:エタノール(3:3v/
v) 3,000gに溶解して調製した被覆剤液を実施例4で用
いたリジン顆粒1,0000gに対し、固形分として 100gを
スプレーコーティングし、リジン経口投与組成物bが得
られた。
【0056】
【発明の効果】本発明により、有機溶剤を大量に使用し
ない作業環境で反すう動物用組成物を製造することがで
きる。
ない作業環境で反すう動物用組成物を製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弓場 善雄 山口県防府市協和町1−2
Claims (1)
- 【請求項1】 生理活性物質を含有する核を、pH 5.5以
上の水に難溶性の疎水性物質およびpH 5.0以下の水に溶
解する高分子を水にけん濁させた被覆剤で、被覆するこ
とを特徴とする反すう動物用組成物の製造法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24315792A JP3188767B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 反すう動物用組成物の製造法 |
NZ248599A NZ248599A (en) | 1992-09-11 | 1993-09-07 | Coated composition for ruminants: physiologically active substance coated with a hydrophobic substance and a polymer |
CA002105793A CA2105793C (en) | 1992-09-11 | 1993-09-09 | Process for producing compositions for ruminants |
DE69327279T DE69327279T2 (de) | 1992-09-11 | 1993-09-10 | Verfahren zur Herstellung von Zusammensetzungen für Wiederkäuer |
EP93114582A EP0587182B1 (en) | 1992-09-11 | 1993-09-10 | Process for producing compositions for ruminants |
AU46294/93A AU666035B2 (en) | 1992-09-11 | 1993-09-10 | Process for producing compositions for ruminants |
US08/405,458 US5565212A (en) | 1992-09-11 | 1995-03-16 | Process for producing compositions for ruminants |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690672A true JPH0690672A (ja) | 1994-04-05 |
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ID=17099658
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JP24315792A Expired - Fee Related JP3188767B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 反すう動物用組成物の製造法 |
Country Status (7)
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---|---|
US (1) | US5565212A (ja) |
EP (1) | EP0587182B1 (ja) |
JP (1) | JP3188767B2 (ja) |
AU (1) | AU666035B2 (ja) |
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DE (1) | DE69327279T2 (ja) |
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DE10211289A1 (de) | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Basf Ag | Kombination von Polyvinylacetat von wasserunlöslichen, säureunlöslichen oder alkaliunlöslichen Polymeren zur Hestellung von Filmüberzügen mit sehr kontrollierter Freisetzung und hoher Stabilität |
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FR2678145B1 (fr) * | 1991-06-28 | 1993-09-03 | Rhone Poulenc Nutrition Animal | Compositions sous forme de pellets contenant des principes actifs non proteges vis a vis de la panse des ruminants associes a des principes actifs proteges contre la degradation dans la panse des ruminants. |
FR2659230A1 (fr) * | 1990-03-08 | 1991-09-13 | Rhone Poulenc Sante | Procede d'enrobage par un polymere ph sensible de principes actifs. |
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JPH0479844A (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-13 | Ajinomoto Co Inc | 反芻動物用飼料添加剤 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP24315792A patent/JP3188767B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-09-07 NZ NZ248599A patent/NZ248599A/en unknown
- 1993-09-09 CA CA002105793A patent/CA2105793C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-10 EP EP93114582A patent/EP0587182B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-10 DE DE69327279T patent/DE69327279T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-10 AU AU46294/93A patent/AU666035B2/en not_active Ceased
-
1995
- 1995-03-16 US US08/405,458 patent/US5565212A/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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US5565212A (en) | 1996-10-15 |
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