JPH0690381A - 階調補正装置 - Google Patents

階調補正装置

Info

Publication number
JPH0690381A
JPH0690381A JP26537192A JP26537192A JPH0690381A JP H0690381 A JPH0690381 A JP H0690381A JP 26537192 A JP26537192 A JP 26537192A JP 26537192 A JP26537192 A JP 26537192A JP H0690381 A JPH0690381 A JP H0690381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
histogram
correction
signal
circuit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26537192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Nakahigashi
秀人 中東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26537192A priority Critical patent/JPH0690381A/ja
Publication of JPH0690381A publication Critical patent/JPH0690381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色信号を階調補正のパラメータとして含める
ことにより、視覚特性をより効果的な行うこと。 【構成】 輝度信号をパラメータとした輝度ヒストグラ
ムによる階調補正に加え、特定の色情報について補正の
重み付けをするための色パラメータ算出回路21を設け
る。又、そのパラメータに応じて補正係数を決める色パ
ラメータ補正テーブル22を設ける。A/D変換器20
から色信号が入力されると、補正画素の色が視覚感度の
高い色であった場合には補正演算回路23で階調補正の
補正量を大きくする。こうすると色信号の視覚特性に合
わせて輝度信号のダイナミックレンジが拡がり、より効
果的な階調補正を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機,
ビデオテープレコーダ,ビデオカメラ,ビデオディスク
等の映像機器において、映像信号の階調を補正する階調
補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機の大型
化、高画質化にともない、画像をより鮮明に見せるため
階調補正装置が要求されている。階調補正装置は映像信
号を非線形な増幅器に通すことによって、映像信号の階
調を補正し、CRT上の映像のダイナミックレンジを拡
大するものが多い。
【0003】従来の階調補正装置の一例について説明す
る。図2は従来の階調補正装置の構成例を示すブロック
図である。本図において、A/D変換器1は入力輝度信
号をデジタル値に変換する回路である。ヒストグラムメ
モリ2は、A/D変換器1より出力される輝度信号から
輝度ヒストグラムのデータを作成し、このデータを保持
するメモリである。ヒストグラムメモリ2は、入力信号
の輝度レベルをメモリのアドレスに対応させ、輝度信号
の輝度分布の度数をそのデータとしている。
【0004】ヒストグラム演算回路3は、ヒストグラム
メモリ2のデータから輝度信号の平均値,モード値,最
小値,最大値,偏差係数,白面積,黒面積等を算出し、
これらの演算データからリミッタレベル,一定加算値,
累積スタート輝度レベル,累積ストップ輝度レベル,最
大輝度レベル等の各制御値を計算して出力する回路であ
る。ヒストグラム演算回路3の出力は、リミッタ・加算
回路4,累積コントロールレジスタ回路5,正規化コン
トロールレジスタ回路6に夫々出力される。
【0005】リミッタ・加算回路4は、ヒストグラムメ
モリ2のデータを再処理するものであり、ヒストグラム
演算回路3から与えられるリミッタレベルにより、輝度
ヒストグラムの度数があるレベル以上にならないように
制限を加えたり、一定加算値を加算して輝度ヒストグラ
ムのレベルを補正する回路である。リミッタ・加算回路
4で処理された補正のヒストグラムデータは、再びヒス
トグラムメモリ2に格納される。
【0006】ヒストグラム累積コントロールレジスタ回
路5は、累積ヒストグラムを求める際に、ヒストグラム
演算回路3の出力する累積スタート輝度レベルと、累積
ストップ輝度レベルとをヒストグラム累積加算回路7に
与える回路である。ヒストグラム累積加算回路7は、累
積コントロールレジスタ回路5に保持された累積スター
ト輝度レベルと累積ストップ輝度レベルにより、ヒスト
グラムメモリ2の格納された再処理データの累積を行
い、累積ヒストグラムを算出する回路である。
【0007】累積ヒストグラムメモリ8は、ヒストグラ
ム累積加算回路7の累積演算の結果を記憶するメモリで
ある。このメモリ8もアドレスに輝度レベルを入力し、
データに度数を入力するものである。正規化コントロー
ルレジスタ回路6は、累積ヒストグラムメモリ8に格納
された累積ヒストグラムのデータを正規化してルックア
ップテーブルを作成する際に、その必要なデータをルッ
クアップテーブル演算回路9に出力するものである。即
ち正規化コントロールレジスタ回路6は、ヒストグラム
演算回路3より正規化後の輝度信号の最大輝度レベルが
与えられると、その値に応じた正規化係数を出力する。
【0008】ルックアップテーブル演算回路9は、正規
化コントロールレジスタ回路6の出力信号に基づいて累
積ヒストグラムメモリ8のデータを正規化する回路であ
る。ルックアップテーブル10は、ルックアップテーブ
ル演算回路9で正規化されたデータを記憶するメモリで
あり、輝度レベルをアドレスとし、そのデータとして度
数を格納する。タイミング制御回路11は、各回路部の
動作に必要なクロック信号やタイミング信号を与える回
路であり、各回路部の演算の順序や各メモリの制御等を
行う。
【0009】さて補正演算回路13は、各画素の輝度レ
ベルをアドレスとして、ルックアップテーブル10より
読み出された補正信号と、A/D変換器1より出力され
る映像信号を入力し、階調補正演算を行う回路である。
D/A変換器14は補正演算回路13からのデジタル信
号をアナログの輝度信号に変換する回路である。
【0010】以上のように構成された階調補正回路の動
作について説明する。図3,図4は階調補正回路の各回
路部の動作特性を示す説明図である。先ず、テレビジョ
ンの映像輝度信号を1フレーム単位でサンプリングす
る。サンプリング点は画面を均一にサンプリングするた
め多数の点とし、その輝度信号aをA/D変換器1に入
力する。A/D変換器1はアナログの輝度信号をデジタ
ルの輝度信号bに変換する。
【0011】ヒストグラムメモリ2は、この輝度信号b
の輝度レベルをアドレスとし、そのアドレスのデータ入
力回数をリミッタ・加算回路4で加算計数し、その計数
結果を保持する。このような動作を一垂直走査期間行う
ことによって、入力輝度信号aの輝度ヒストグラムを作
成することができる。図3(a)は輝度ヒストグラムを
例示したものである。ここでは入力輝度信号の輝度レベ
ルがYa〜Ybの範囲で分布し、Ya以下の黒レベル及
びYb以上の白レベルの成分は存在せず、ダイナックレ
ンジの狭い信号とする。更に輝度レベルYmを有する明
るい画像部分が多く、次いでこれより暗い輝度レベルY
nの画像部分が多いものとする。
【0012】次に、この輝度ヒストグラムの格納された
ヒストグラムメモリ2のデータをヒストグラム演算回路
3が読み出し、入力輝度信号aの平均値,モード値,最
小値,最大値,偏差係数,白面積,黒面積等を計算す
る。そしてヒストグラム演算回路3は、これらの計算結
果からリミッタレベル,一定加算値,累積計算のスター
ト輝度レベル及びストップ輝度レベル,正規化後の最大
輝度レベル等の各制御値を求め、これらの制御値eをリ
ミッタ・加算回路4,累積コントロールレジスタ回路
5,正規化コントロールレジスタ回路6に夫々与える。
【0013】次にリミッタ・加算回路4は、ヒストグラ
ムメモリ2から図3(a)に示すデータを読み出し、ヒ
ストグラム演算回路3の出力するリミッタレベルでヒス
トグラムの度数の高い部分をスライスし、図3(b)に
示す状態に補正する。この補正は同一輝度成分を有する
画像では、各画素に明暗の相違がなく、画像の特徴が掴
みにくいので、特定部分の輝度変化を強調して画像の特
徴を掴みやすくするものである。更にリミッタ・加算回
路4は、図3(b)に示すヒストグラムに一定加算値を
加え、図3(c)に示すヒストグラムに再度補正する。
この補正は輝度のダイナミックレンジの狭い画像を、黒
レベル側から白レベル側にかけて全体にダイナミックレ
ンジを拡げるものである。
【0014】このようにヒストグラムの補正されたデー
タは再びヒストグラムメモリ2に格納される。尚、ヒス
トグラムメモリ2への補正データ書き込みタイミング
は、映像信号の垂直帰線期間内に行い、映像信号の階調
補正期間に補正データの更新が行われないようにする。
この結果を補正ヒストグラムデータcとしてヒストグラ
ム累積加算回路7に出力する。ヒストグラム累積加算回
路7は、入力されたデータの累積加算を行い、累積ヒス
トグラムデータを作成する。ここで累積ヒストグラム
は、リミッタ・加算回路4で加算する一定加算値が大き
いほど、累積ヒストグラムは直線状になり、又一定加算
値が小さいほど元のヒストグラムの影響の大きい累積ヒ
ストグラムが出力される。
【0015】次にヒストグラム累積加算回路7は、図3
(c)に示すように、累積コントロールレジスタ回路5
より与えられる累積スタート輝度レベルYpと累積スト
ップ輝度レベルYqの範囲内についての補正ヒストグラ
ムデータcの累積ヒストグラムデータfを計算し、この
結果を累積ヒストグラムメモリ8に格納する。このデー
タは図4(d)に示すものとなる。
【0016】ルックアップテーブル演算回路9は、累積
ヒストグラムメモリ8からデータを読出し、その累積ヒ
ストグラムデータの最大値が正規化コントロールレジス
タ回路6より与えられる最大出力輝度レベルh(=Y
q)となるような正規化係数を求める。この係数をもと
にルックアップテーブル演算回路9は、累積ヒストグラ
ムのデータgに対して演算を行い、その結果iをルック
アップテーブル10に格納する。このとき、最大出力輝
度レベルhを制御することにより、自動コントラストコ
ントロール(ACL)や、自動ブライトコントロール
(ABL)のような動作ができる。この関係を図4
(e)に示す。即ち入力輝度レベルに対して、その出力
輝度レベルは実線を中心とし、点線で示す範囲内で特性
が補正されて変化する。
【0017】次に補正演算回路13は、入力輝度信号b
をアドレスとしてそのデータjをルックアップテーブル
10から読出し、そのデータjと入力輝度信号bを用い
て図4(e)に示す階調補正演算を行い、補正出力輝度
信号kを得る。図4(f)は、補正後の輝度信号のヒス
トグラムを示す。図4(f)において、補正後の輝度ヒ
ストグラムは黒レベルYc〜白レベルYdの範囲にダイ
ナミックレンジが拡大されていることが分かる。更に白
のピークレベルYmを中心とする分布が図3(a)に比
較し、左右に広がり、このような輝度を有する画像部分
のダイナミックレンジも拡大されることが分かる。又、
黒のピークレベルYnを中心とする分布も図3(a)に
比較し、左右に広がることとなる。
【0018】さてD/A変換器14は、この補正出力輝
度信号kをアナログ信号lに変換して図示しない映像装
置の表示部に出力する。尚、タイミング制御回路11
は、以上述べたような順序で信号処理の動作が行われる
ように各回路の動作を制御する。(参考:特願平1−2
65393号「階調補正装置」)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の階調
補正装置では、階調補正のパラメータとして輝度信号の
みが用いられてきた。しかしながらカラーディスプレー
に映し出された画像には輝度情報と色情報が含まれ、ま
たこの色情報は色相により人間の視覚特性が異なるとい
う特徴がある。このように色情報は、画質を決定する1
つの大きな階調補正のパラメータとなっている。
【0020】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、映像信号の色情報を階調補正の
パラメータとして含めることにより、より効果的な階調
補正を行うことを可能にする階調補正装置を提供するこ
とを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の階調補正装置は、入力映像信号をサンプリン
グし、その信号に含まれる輝度信号をデジタル変換する
第1のA/D変換器と、第1のA/D変換器の出力する
デジタル輝度信号の輝度レベルをアドレスとし、各輝度
レベルの信号出力頻度をデータとして入力し、輝度ヒス
トグラムを作成して記憶するヒストグラムメモリと、ヒ
ストグラムメモリのデータを読出し、このデータから輝
度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出し、制御
値を出力するヒストグラム演算回路と、ヒストグラム演
算回路の出力するリミッタレベルと一定加算値をヒスト
グラムメモリに与え、ヒストグラムメモリに格納された
ヒストグラムの形状を補正し、再度この補正ヒストグラ
ムデータをヒストグラムメモリに記憶させるリミッタ・
加算回路と、ヒストグラム演算回路の出力から、累積ス
タート輝度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を
抽出して出力する累積コントロールレジスタ回路と、ヒ
ストグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル抽出し
て出力する正規化コントロールレジスタ回路と、ヒスト
グラムメモリの出力信号と累積コントロールレジスタ回
路の出力信号を入力し、ヒストグラムメモリの補正ヒス
トグラムデータを読出し、累積加算して累積ヒストグラ
ムを算出するヒストグラム累積加算回路と、ヒストグラ
ム累積加算回路の算出結果を記憶する累積ヒストグラム
メモリと、累積ヒストグラムメモリのデータを読出し、
正規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用いて、
累積ヒストグラムメモリのデータを正規化するルックア
ップテーブル演算回路と、ルックアップテーブル演算回
路の出力するデータを記憶するルックアップテーブル
と、入力映像信号に含まれる色信号をデジタル変換する
第2のA/D変換器と、第1及び第2のA/D変換器の
出力信号を夫々入力し、特定の色信号に対する色補正パ
ラメータを算出する色パラメータ算出回路と、色パラメ
ータ算出回路より得られた色補正パラメータを入力し、
輝度階調補正の補正係数を出力する色パラメータ補正テ
ーブルと、第1のA/D変換器の出力信号をアドレスと
してルックアップテーブルから得られた補正信号と、及
び色パラメータ補正テーブルから得られた補正係数とに
基づいて第1のA/D変換器の出力する輝度信号に補正
演算を行う補正演算回路と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0022】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、第1
のA/D変換器は入力映像信号を特定周期でサンプリン
グし、その信号に含まれる輝度信号をデジタル変換す
る。ヒストグラムメモリは第1のA/D変換器の出力す
るデジタル輝度信号の輝度レベルをアドレスとし、各輝
度レベルの信号出力頻度をデータとして入力し、輝度ヒ
ストグラムを作成して記憶する。ヒストグラム演算回路
はヒストグラムメモリのデータを読出し、このデータか
ら輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出し、
制御値を出力する。リミッタ・加算回路は、ヒストグラ
ム演算回路の出力するリミッタレベルや一定加算値をヒ
ストグラムメモリに与え、ヒストグラムメモリに格納さ
れたヒストグラムの形状を補正し、再度この補正ヒスト
グラムデータをヒストグラムメモリに記憶させる。累積
コントロールレジスタ回路はヒストグラム演算回路の出
力から、累積スタート輝度レベル及び累積ストップ輝度
レベルの信号を抽出して出力する。正規化コントロール
レジスタ回路はヒストグラム演算回路の出力から、最大
輝度レベル抽出して出力する。ヒストグラム累積加算回
路は、ヒストグラムメモリの出力信号と累積コントロー
ルレジスタ回路の出力信号を入力し、ヒストグラムメモ
リの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算して累
積ヒストグラムを算出する。累積ヒストグラムメモリは
ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶する。ルッ
クアップテーブル演算回路は累積ヒストグラムメモリの
データを読出し、正規化コントロールレジスタ回路の出
力信号を用いて、累積ヒストグラムメモリのデータを正
規化する。ルックアップテーブルはルックアップテーブ
ル演算回路の出力するデータを記憶する。一方、第2の
A/D変換器は入力映像信号に含まれる色信号をデジタ
ル変換する。そして色パラメータ算出回路は、第1及び
第2のA/D変換器出力信号を夫々入力し、特定の色信
号に対する色補正パラメータを算出する。色パラメータ
補正テーブルは色パラメータ算出回路より得られた色補
正パラメータを入力し、輝度階調補正の補正係数を出力
する。そうすると補正演算回路は、第1のA/D変換器
の出力信号をアドレスとして、ルックアップテーブルか
ら得られた補正信号、及び色パラメータ補正テーブルか
ら得られた補正係数を用いて、第1のA/D変換器の出
力する輝度信号に補正演算を行う。このように輝度及び
色信号を処理すると、補正画素の色が視覚感度の高い色
の場合には階調補正の補正量を大きくして、より効果的
な階調補正が行なえる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例における階調補正装置につ
いて、図1を参照しながら説明する。図1は本実施例の
階調補正装置の構成を示すブロック図を示すものであ
る。本図において、第1のA/D変換器1,ヒストグラ
ムメモリ2,ヒストグラム演算回路3,リミッタ・加算
回路4,累積コントロールレジスタ回路5,正規化コン
トロールレジスタ回路6,ヒストグラム累積加算回路
7,累積ヒストグラムメモリ8,ルックアップテーブル
演算回路9,ルックアップテーブル10,タイミング制
御回路11,D/A変換器14が夫々設けられているこ
とは従来例と同一であり、その説明は省略する。
【0024】第2のA/D変換器20は、アナログの入
力映像信号のうち色信号をデジタル値に変換する回路で
ある。色パラメータ算出回路21は、A/D変換器20
の出力色信号と、A/D変換器1の出力する輝度信号を
入力し、特定の色情報について補正の重み付けをする回
路である。色パラメータ補正テーブル22は、色パラメ
ータ算出回路21の出力する色補正パラメータを用い
て、実際の補正係数を出力する補正テーブルである。補
正演算回路23は、ルックアップテーブル10から得ら
れた補正データ、A/D変換器1の出力信号の輝度レベ
ル、色パラメータ補正テーブル22の出力する補正係数
を夫々入力し、輝度の階調補正演算を行う回路である。
補正演算回路23は例えば図1に示すように乗算器23
aと加算器23bを有している。乗算器23aはルック
アップテーブル10の信号と色パラメータ補正テーブル
22の信号との乗算を行う回路である。加算器23bは
乗算器23aの出力とA/D変換器1の信号を加算する
回路である。D/A変換器14は補正演算回路23で補
正されたデジタル出力をアナログ信号に変換する回路で
ある。
【0025】このように構成された本実施例の階調補正
装置について、従来例に付加された部分の動作について
のみ説明を行う。まず、第1のA/D変換器1によりデ
ジタル変換された入力輝度信号と第2のA/D変換器2
0によりデジタル変換された入力色信号を色パラメータ
算出回路21に入力する。色信号が例えば肌色であれ
ば、人間の眼の解像度は一般にこの色に関して高く、こ
の色相及び明度のダイナミックレンジが狭ければ画像が
不自然に見える。このためある輝度レベル以上の特定色
相を有する信号が入力された場合、この信号を特定のア
ルゴリズムに従ってアクティブにし、この信号を補正テ
ーブル22に入力する。そうすると、この補正テーブル
22からその色に対する輝度の補正係数が出力される。
【0026】一方、ルックアップテーブル10からはA
/D変換器1の出力をアドレスとして、その輝度レベル
に応じた補正データが読出される。次に補正演算回路2
3の乗算器23aは、補正テーブル22より得られた補
正係数をルックアップテーブル10の出力データに乗算
し、その信号を加算器23bに与える。そして加算器2
3bはA/D変換器1の出力する輝度信号に乗算器23
aの出力する補正信号を加算し、補正出力信号を生成す
る。D/A変換器14は補正出力輝度信号をアナログ信
号に変換して、階調補正されたアナログの輝度信号を表
示部に与える。
【0027】このように本実施例によれば、輝度信号だ
けでなく、色信号をも階調補正のパラメータとして含め
ることにより、色相の視覚特性を応用したより効果的な
映像信号の階調補正を行うことが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、その補正画素の
色が視覚感度の高い色であった場合には階調補正の補正
量を大きくする等、カラー信号のIQ軸と人間の視覚特
性を応用し、色信号を階調補正のパラメータとして加え
ることにより、より効果的な階調補正を行うことが可能
となる。補正画素の色が視覚感度の高い色の場合には階
調補正の補正量を大きくする等、視覚特性を利用した、
より効果的な階調補正を行うことを可能とする階調補正
装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における階調補正装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】従来の階調補正装置の構成例を示すブロック図
である。
【図3】階調補正装置の動作時における信号処理の説明
図(その1)である。
【図4】階調補正装置の動作時における信号処理の説明
図(その2)である。
【符号の説明】
1,20 A/D変換器 2 ヒストグラムメモリ 3 ヒストグラム演算回路 4 リミッタ・加算回路 5 累積コントロールレジスタ回路 6 正規コントロールレジスタ回路 7 ヒストグラム累積加算回路 8 累積ヒストグラムメモリ 9 ルックアップテーブル演算回路 10 ルックアップテーブル 11 タイミング制御回路 14 D/A変換器 21 色パラメータ算出回路 22 色パラメータ補正テーブル 23 補正演算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号をサンプリングし、その信
    号に含まれる輝度信号をデジタル変換する第1のA/D
    変換器と、 前記第1のA/D変換器の出力するデジタル輝度信号の
    輝度レベルをアドレスとし、各輝度レベルの信号出力頻
    度をデータとして入力し、輝度ヒストグラムを作成して
    記憶するヒストグラムメモリと、 前記ヒストグラムメモリのデータを読出し、このデータ
    から輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出
    し、制御値を出力するヒストグラム演算回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力するリミッタレベルと
    一定加算値を前記ヒストグラムメモリに与え、前記ヒス
    トグラムメモリに格納されたヒストグラムの形状を補正
    し、再度この補正ヒストグラムデータを前記ヒストグラ
    ムメモリに記憶させるリミッタ・加算回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力から、累積スタート輝
    度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を抽出して
    出力する累積コントロールレジスタ回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル
    抽出して出力する正規化コントロールレジスタ回路と、 前記ヒストグラムメモリの出力信号と累積コントロール
    レジスタ回路の出力信号を入力し、前記ヒストグラムメ
    モリの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算して
    累積ヒストグラムを算出するヒストグラム累積加算回路
    と、 前記ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶する累
    積ヒストグラムメモリと、 前記累積ヒストグラムメモリのデータを読出し、前記正
    規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用いて、前
    記累積ヒストグラムメモリのデータを正規化するルック
    アップテーブル演算回路と、 前記ルックアップテーブル演算回路の出力するデータを
    記憶するルックアップテーブルと、 入力映像信号に含まれる色信号をデジタル変換する第2
    のA/D変換器と、 前記第1及び第2のA/D変換器の出力信号を夫々入力
    し、特定の色信号に対する色補正パラメータを算出する
    色パラメータ算出回路と、 前記色パラメータ算出回路より得られた色補正パラメー
    タを入力し、輝度階調補正の補正係数を出力する色パラ
    メータ補正テーブルと、 前記第1のA/D変換器の出力信号をアドレスとして前
    記ルックアップテーブルから得られた補正信号と、及び
    色パラメータ補正テーブルから得られた補正係数とに基
    づいて前記第1のA/D変換器の出力する輝度信号に補
    正演算を行う補正演算回路と、を具備することを特徴と
    する階調補正装置。
  2. 【請求項2】 前記補正演算回路は、 前記ルックアップテーブルの出力するデータに、前記色
    パラメータ補正テーブルの出力する補正係数を乗算する
    乗算器と、 前記乗算器の出力に前記第1のA/D変換器の出力を加
    算する加算器と、を含むものであることを特徴とする請
    求項1記載の階調補正装置。
JP26537192A 1992-09-07 1992-09-07 階調補正装置 Pending JPH0690381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26537192A JPH0690381A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 階調補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26537192A JPH0690381A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 階調補正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0690381A true JPH0690381A (ja) 1994-03-29

Family

ID=17416255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26537192A Pending JPH0690381A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 階調補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0690381A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000046983A1 (en) * 1999-02-05 2000-08-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Histogram equalization

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000046983A1 (en) * 1999-02-05 2000-08-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Histogram equalization
US6741736B1 (en) 1999-02-05 2004-05-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Histogram equalization

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7006692B2 (en) Method, apparatus and computer program product for processing image data
US7023580B2 (en) System and method for digital image tone mapping using an adaptive sigmoidal function based on perceptual preference guidelines
US7986355B2 (en) Picture displaying method, picture displaying apparatus, and imaging apparatus
US6421083B1 (en) Color imaging device and method
EP0442369B1 (en) Gradation correcting apparatus
JPH0355078B2 (ja)
JPH11331596A (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0799862B2 (ja) 階調補正装置
JP2006115444A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、および電子カメラ
JP4758999B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理方法、画像処理装置
KR20050094213A (ko) 영상 처리 장치 및 이를 이용한 역광 보정 방법
JPH0630330A (ja) 階調補正回路及び撮像装置
JP3779927B2 (ja) 電子的に取得した画像の色彩度を修正する方法及び装置
JP2002359754A (ja) 階調補正装置及び方法
JPH089197A (ja) 画像表示装置
JP5142833B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH0690381A (ja) 階調補正装置
JPH0690382A (ja) 階調補正装置
JP2001061075A (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
JPH11164190A (ja) 自動露出制御方法
JP2000209437A (ja) 画像補正方法および画像補正プログラムを格納した記録媒体
KR100727837B1 (ko) 카메라의 영상신호 처리장치
US5689311A (en) After image reducer
JP2843912B2 (ja) 画像処理方法
JPH1042191A (ja) 画像の逆光補正方法及び装置