JPH06902A - 積層パネルの構造 - Google Patents
積層パネルの構造Info
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- JPH06902A JPH06902A JP16252292A JP16252292A JPH06902A JP H06902 A JPH06902 A JP H06902A JP 16252292 A JP16252292 A JP 16252292A JP 16252292 A JP16252292 A JP 16252292A JP H06902 A JPH06902 A JP H06902A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】積層パネルのセル内の水を円滑に排出すること
ができる構造を提供することにある。 【構成】コア材1のセル内上下部に連通口4を空け、そ
の連通口4が上下方向に連なるように外枠部材5を配置
して構成する。そして、前記外枠部材5に排水口8を形
成した構造となっている。
ができる構造を提供することにある。 【構成】コア材1のセル内上下部に連通口4を空け、そ
の連通口4が上下方向に連なるように外枠部材5を配置
して構成する。そして、前記外枠部材5に排水口8を形
成した構造となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層パネルの構造に係
り、特に二枚の板部材と該板部材の間に設置されるコア
材とを互いに接合して構成されるものに好敵な積層パネ
ルの構造に関するものである。
り、特に二枚の板部材と該板部材の間に設置されるコア
材とを互いに接合して構成されるものに好敵な積層パネ
ルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層パネルとして知られているハ
ニカムパネルの構造は、ハニカムコアの各セル側壁及び
縁材に通気孔を設け、各セルがハニカムパネル外部と通
気性を備える構造であった。また、コアに明いている穴
は、通常該コアをなす各板材の接合部ではなく該接合部
に隣接した非接合部分に形成されている。これらの穴
は、ろう付時の空気抜きとコア内の温度管理を行なうた
めに設置されている。
ニカムパネルの構造は、ハニカムコアの各セル側壁及び
縁材に通気孔を設け、各セルがハニカムパネル外部と通
気性を備える構造であった。また、コアに明いている穴
は、通常該コアをなす各板材の接合部ではなく該接合部
に隣接した非接合部分に形成されている。これらの穴
は、ろう付時の空気抜きとコア内の温度管理を行なうた
めに設置されている。
【0003】また、ハニカムパネルのセル内空間を流体
貯蔵スペースとして利用するため、ハニカムコアの板材
すなわち面板との接合部分に切欠きを設け、各セル間を
流体が容易に流動することができる構成としたものなど
が考えられている。
貯蔵スペースとして利用するため、ハニカムコアの板材
すなわち面板との接合部分に切欠きを設け、各セル間を
流体が容易に流動することができる構成としたものなど
が考えられている。
【0004】これらの構造に関するものとしては、特開
昭62−214839、実開昭62−174935等が
挙げられる。
昭62−214839、実開昭62−174935等が
挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ハニカムコアをな
す複数の板材の接触面は、板材単体について見ると、非
接触面と交互に形成されることになる。したがって、該
非接触面にセル内を外部に連通するための穴を形成して
おけば、パネル全体について各セルが外部に連通した構
造に形成することができる。また、前記非接触面は単体
でセル間に存在することから、接触面に穴を形成する場
合のように位置合わせの必要もなく、製作時の作業が比
較的簡単に行なえる。ところで、前記非接触部に設置さ
れている穴は、通常該非接触面のほぼ中央部分に設置さ
れている。したがって、このようなハニカムコアを有し
た積層パネルを建屋あるいは各種の塀、構造物の壁など
に用いた場合、前記通気孔から水分が進入し、かつ、セ
ルの最下部より前記通気口が上部に位置することからパ
ネルの設置方向を変えても前記水が内部に溜ってコアを
なす金属あるいは樹脂の腐食,劣化を促進させる恐れが
あった。なお、前述のように非接触部中央位置に通気孔
を設けているため、パネルの設置方向を考慮しても、溜
った液体が自然に排出されることは期待できない状況に
ある。
す複数の板材の接触面は、板材単体について見ると、非
接触面と交互に形成されることになる。したがって、該
非接触面にセル内を外部に連通するための穴を形成して
おけば、パネル全体について各セルが外部に連通した構
造に形成することができる。また、前記非接触面は単体
でセル間に存在することから、接触面に穴を形成する場
合のように位置合わせの必要もなく、製作時の作業が比
較的簡単に行なえる。ところで、前記非接触部に設置さ
れている穴は、通常該非接触面のほぼ中央部分に設置さ
れている。したがって、このようなハニカムコアを有し
た積層パネルを建屋あるいは各種の塀、構造物の壁など
に用いた場合、前記通気孔から水分が進入し、かつ、セ
ルの最下部より前記通気口が上部に位置することからパ
ネルの設置方向を変えても前記水が内部に溜ってコアを
なす金属あるいは樹脂の腐食,劣化を促進させる恐れが
あった。なお、前述のように非接触部中央位置に通気孔
を設けているため、パネルの設置方向を考慮しても、溜
った液体が自然に排出されることは期待できない状況に
ある。
【0006】また、前記従来の構造では車両の車体外壁
として用いた場合、ハニカムコア内へは空気が容易に流
通できる構造であるため、コア内の空気と面板の外の空
気の温度差が大きいことにより、コア内で結露が生じて
腐食が起こる等の不具合が予想される。
として用いた場合、ハニカムコア内へは空気が容易に流
通できる構造であるため、コア内の空気と面板の外の空
気の温度差が大きいことにより、コア内で結露が生じて
腐食が起こる等の不具合が予想される。
【0007】本発明の目的とするところは、コア材内の
液体を円滑に排出することができる積層パネルの構造を
提供することにある。
液体を円滑に排出することができる積層パネルの構造を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、内部に多数
のハニカム状の空間が形成されたハニカムコア材と、該
コア材の両面に配置される面板と、該各面板の間に位置
し前記コア材の外周を取り囲むように配置された外枠部
材とを接合してなる矩形をなした積層パネルの構造にお
いて、前記ハニカムコアは台形状に折り曲げた複数の板
材を順次並べて配置し、かつ、互いの突出面を接合して
構成され、該ハニカムコアの各板材のL方向を一方向に
伸びた前記外枠部材に平行に配置し、前記複数の板材接
合部に隣接したセル間を連通する連通口を設け、前記板
材のL方向に平行な外枠部材に前記ハニカムコアのセル
内と外部とを連通する排出口を設けたことにより、達成
される。
のハニカム状の空間が形成されたハニカムコア材と、該
コア材の両面に配置される面板と、該各面板の間に位置
し前記コア材の外周を取り囲むように配置された外枠部
材とを接合してなる矩形をなした積層パネルの構造にお
いて、前記ハニカムコアは台形状に折り曲げた複数の板
材を順次並べて配置し、かつ、互いの突出面を接合して
構成され、該ハニカムコアの各板材のL方向を一方向に
伸びた前記外枠部材に平行に配置し、前記複数の板材接
合部に隣接したセル間を連通する連通口を設け、前記板
材のL方向に平行な外枠部材に前記ハニカムコアのセル
内と外部とを連通する排出口を設けたことにより、達成
される。
【0009】また、前記目的は、内部に多数のハニカム
状の空間が形成されたハニカムコア材と、該コア材の両
面に配置される面板と、該各面板の間に位置し前記コア
材の外周を取り囲むように配置された外枠部材とを接合
してなる矩形をなした積層パネルの構造において、前記
ハニカムコアは台形状に折り曲げた複数の板材を順次逆
並べて配置し、かつ、互いの突出面を接合して構成さ
れ、該板材のL方向を一方向に伸びた前記外枠部材に対
して60度の角度をなして配置し、前記各板材の非接合
面に隣接したセル間を連通する連通口を設け、外枠部材
に前記ハニカムコアのセル内と外部とを連通する排出口
を設けたことにより、達成される。
状の空間が形成されたハニカムコア材と、該コア材の両
面に配置される面板と、該各面板の間に位置し前記コア
材の外周を取り囲むように配置された外枠部材とを接合
してなる矩形をなした積層パネルの構造において、前記
ハニカムコアは台形状に折り曲げた複数の板材を順次逆
並べて配置し、かつ、互いの突出面を接合して構成さ
れ、該板材のL方向を一方向に伸びた前記外枠部材に対
して60度の角度をなして配置し、前記各板材の非接合
面に隣接したセル間を連通する連通口を設け、外枠部材
に前記ハニカムコアのセル内と外部とを連通する排出口
を設けたことにより、達成される。
【0010】
【作用】ハニカムコアをなす板材の接合部は、板材のL
方向に伸びた外枠部材に対して平行であり、各セル内で
上下部分に位置している。したがって、該接合部に各セ
ルを連通する連通行を設けることにより、セル内の流体
を下方へ流すことが出来る。また、最下部のセルは前記
外枠部材に形成される排出口によって外部と連通されて
いるため、該排出口を介して流体は外部へ排出される。
方向に伸びた外枠部材に対して平行であり、各セル内で
上下部分に位置している。したがって、該接合部に各セ
ルを連通する連通行を設けることにより、セル内の流体
を下方へ流すことが出来る。また、最下部のセルは前記
外枠部材に形成される排出口によって外部と連通されて
いるため、該排出口を介して流体は外部へ排出される。
【0011】また、ハニカムコアをなす板材の非接触部
は、該板材のL方向を外枠部材に対して60度の角度を
なして配置することにより、各セルの上下部分に位置
し、該非接触部にセルの連通孔を設置することで該セル
内の液体を下方へ流すことができる。したがって、外枠
部材に排水口を設けておけば、液体をパネル外に排出さ
せることができる。
は、該板材のL方向を外枠部材に対して60度の角度を
なして配置することにより、各セルの上下部分に位置
し、該非接触部にセルの連通孔を設置することで該セル
内の液体を下方へ流すことができる。したがって、外枠
部材に排水口を設けておけば、液体をパネル外に排出さ
せることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
よって説明する。同図において、コア材1はアルミ合金
製の薄板であって、該コア材1の厚さに相当する幅を有
した板材を台形状に折り曲げ、該台形状の上辺すなわち
突出面を互いに接触させるように並べて接合することに
より、図1に示すハニカム状の空間すなわちセル2,3
を形成して全体が構成されている。この突出面の接合は
ろう付けによって行なわれ、該接合面11には各板材に
形成された孔が一致することにより連通孔4が設けられ
ている。すなわち、図2に示すように前記板材には予め
接合面が形成されるピッチに合わせて孔が空けられてお
り、この孔が各板材の組合せ時に一致して連通孔4が形
成される。各板材の位置決め作業は、図3に示すように
一方の面板9の上に多数の前記板材を並べると共に前記
連通孔用とは別の支持孔6を接合面11の隣の面すなわ
ち非接合面に設けた板材を所定の間隔で設置しておき、
この支持孔6に芯棒Sを引き通して板材を直線状に保持
すると共に矢印方向に該芯棒Sを動かし押し付け力を与
えることによって、各板材の接合面11を確実に接触さ
せる。外枠部材5は前記各板材の外周を取り囲むように
配置され、構成される矩形のパネルの少なくとも二辺を
なす外枠部材5は板材の長手方向すなわちL方向に平行
となるように配置される。このように位置決めができた
状態で面板9を乗せ、真空炉内で加圧しながら加熱して
前記各部材をろう付けする。
よって説明する。同図において、コア材1はアルミ合金
製の薄板であって、該コア材1の厚さに相当する幅を有
した板材を台形状に折り曲げ、該台形状の上辺すなわち
突出面を互いに接触させるように並べて接合することに
より、図1に示すハニカム状の空間すなわちセル2,3
を形成して全体が構成されている。この突出面の接合は
ろう付けによって行なわれ、該接合面11には各板材に
形成された孔が一致することにより連通孔4が設けられ
ている。すなわち、図2に示すように前記板材には予め
接合面が形成されるピッチに合わせて孔が空けられてお
り、この孔が各板材の組合せ時に一致して連通孔4が形
成される。各板材の位置決め作業は、図3に示すように
一方の面板9の上に多数の前記板材を並べると共に前記
連通孔用とは別の支持孔6を接合面11の隣の面すなわ
ち非接合面に設けた板材を所定の間隔で設置しておき、
この支持孔6に芯棒Sを引き通して板材を直線状に保持
すると共に矢印方向に該芯棒Sを動かし押し付け力を与
えることによって、各板材の接合面11を確実に接触さ
せる。外枠部材5は前記各板材の外周を取り囲むように
配置され、構成される矩形のパネルの少なくとも二辺を
なす外枠部材5は板材の長手方向すなわちL方向に平行
となるように配置される。このように位置決めができた
状態で面板9を乗せ、真空炉内で加圧しながら加熱して
前記各部材をろう付けする。
【0013】前記板材のL方向に平行に配置された外枠
部材5のウエブには、セル内を流れてきた液体例えば水
をパネル外に排出するための排出口8が設けられてい
る。ところで、前記コア材1の各セルは、L方向に直角
な方向すなわちW方向にのみ連通孔4によって連通され
ているため、前記L方向に配置されている外枠部材5の
排出口8は各セルに対応して設ける必要が有るが、本実
施例の場合には該外枠部材5に接した板材にL方向のセ
ルを連通する連通孔10を外枠部材5に近接して設け該
排出口8の設置数を少なくしている。また、前記連通口
10を設けることにより外枠部材5の部分で水を集め
て、所定の位置で水を排出することも可能である。とこ
ろで、面板9の外枠部材5に接して形成されたセルに対
応させて排出口12,13を設けることによっても水を
パネル外へ排出することができる。
部材5のウエブには、セル内を流れてきた液体例えば水
をパネル外に排出するための排出口8が設けられてい
る。ところで、前記コア材1の各セルは、L方向に直角
な方向すなわちW方向にのみ連通孔4によって連通され
ているため、前記L方向に配置されている外枠部材5の
排出口8は各セルに対応して設ける必要が有るが、本実
施例の場合には該外枠部材5に接した板材にL方向のセ
ルを連通する連通孔10を外枠部材5に近接して設け該
排出口8の設置数を少なくしている。また、前記連通口
10を設けることにより外枠部材5の部分で水を集め
て、所定の位置で水を排出することも可能である。とこ
ろで、面板9の外枠部材5に接して形成されたセルに対
応させて排出口12,13を設けることによっても水を
パネル外へ排出することができる。
【0014】なお、前記板材に連通孔10を形成するか
わりに、外枠部材の板材に接触するウエブにその長手方
向に溝を形成しておいても良い。そして、該溝に一致さ
せて排水口を配置すれば、板材に連通孔10を形成しな
くても、複数のセル内の水を集めることができる。
わりに、外枠部材の板材に接触するウエブにその長手方
向に溝を形成しておいても良い。そして、該溝に一致さ
せて排水口を配置すれば、板材に連通孔10を形成しな
くても、複数のセル内の水を集めることができる。
【0015】このような構成によれば、コア材1のセル
内に結露あるいはその他の原因によって進入した水を、
セル内の最も低い位置となる接合面11に連通孔4を設
けることにより、該連通行4を介して順次流すことがで
き、かつ、外枠部材5あるいは面板9に設けた排出口8
あるいは12からパネル外へ排出することができる。し
たがって、パネル内に水が溜ることがなく、コア材1あ
るいは外枠部材5の腐食,経年劣化を抑制することがで
きる。このことにより、前記積層パネルを建屋あるいは
車両等の外壁部材として用いることができると共に、遮
音,断熱,吸音等の機能を生かして屋外に設置される塀
の材料としても用いることができる。
内に結露あるいはその他の原因によって進入した水を、
セル内の最も低い位置となる接合面11に連通孔4を設
けることにより、該連通行4を介して順次流すことがで
き、かつ、外枠部材5あるいは面板9に設けた排出口8
あるいは12からパネル外へ排出することができる。し
たがって、パネル内に水が溜ることがなく、コア材1あ
るいは外枠部材5の腐食,経年劣化を抑制することがで
きる。このことにより、前記積層パネルを建屋あるいは
車両等の外壁部材として用いることができると共に、遮
音,断熱,吸音等の機能を生かして屋外に設置される塀
の材料としても用いることができる。
【0016】次に、本発明の他の実施例を図6によって
説明する。同図において、前記一実施例と同一符号は同
一部材を示すものである。本実施例の前記一実施例との
相違点は、コア材20を構成する板材の非接合面21に
連通孔24を設置しており、該コア材20のL方向を外
枠部材5に対して60度の角度をなして配置した点にあ
る。該コア材20を構成する板材としては、前記一実施
例で説明した位置決め用支持孔を設けたものを用いるこ
とになり、板材として一種類で構成することができる。
説明する。同図において、前記一実施例と同一符号は同
一部材を示すものである。本実施例の前記一実施例との
相違点は、コア材20を構成する板材の非接合面21に
連通孔24を設置しており、該コア材20のL方向を外
枠部材5に対して60度の角度をなして配置した点にあ
る。該コア材20を構成する板材としては、前記一実施
例で説明した位置決め用支持孔を設けたものを用いるこ
とになり、板材として一種類で構成することができる。
【0017】このような構成において、セル内に進入し
た水は、セル内の上下部に位置する非接触面21に連通
孔24を設置することにより、順次下方に流れ、下部の
外枠部材5からパネル外へ排出される。
た水は、セル内の上下部に位置する非接触面21に連通
孔24を設置することにより、順次下方に流れ、下部の
外枠部材5からパネル外へ排出される。
【0018】このような構成によれば、板部材として一
種類のものを用意すれば良く、部品の種類を少なくする
ことができる。また、所定の間隔で種類の異なる板材を
配置する前記一実施例に比べて板材の組込作業を単純化
することができ、作業能率の向上が図れる。
種類のものを用意すれば良く、部品の種類を少なくする
ことができる。また、所定の間隔で種類の異なる板材を
配置する前記一実施例に比べて板材の組込作業を単純化
することができ、作業能率の向上が図れる。
【0019】ところで、前記外枠部材5に穴を空けてお
いて、これを一端真空引きした後にN2ガスを充填した
炉の中でろう付することによりパネル内10にN2ガス
を充填し、前記穴に連通したセル内に樹脂剤を充填する
ことによって塞いで封入してしまえば、パネルの内部の
劣化を完全に防止することもできる。また、封入するガ
スは、N2ガス以外では揮発性が少なく、爆発性のない
ガスを用いれば良い。
いて、これを一端真空引きした後にN2ガスを充填した
炉の中でろう付することによりパネル内10にN2ガス
を充填し、前記穴に連通したセル内に樹脂剤を充填する
ことによって塞いで封入してしまえば、パネルの内部の
劣化を完全に防止することもできる。また、封入するガ
スは、N2ガス以外では揮発性が少なく、爆発性のない
ガスを用いれば良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ア材のセル内上下部に相当する位置に各セルを連通する
連通孔を形成することおよび外枠部材に排出口を設ける
ことにより、セル内の液体を円滑に排出することができ
る。
ア材のセル内上下部に相当する位置に各セルを連通する
連通孔を形成することおよび外枠部材に排出口を設ける
ことにより、セル内の液体を円滑に排出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層パネルの構造の一実施例のコ
ア材を示した斜視図である。
ア材を示した斜視図である。
【図2】図1におけるX方向からコア材を見た平面図で
ある。
ある。
【図3】コア材を製作する際の板材の位置決め状況を示
した平面図である。
した平面図である。
【図4】本発明による積層パネルの一実施例の正面図で
ある。
ある。
【図5】図4のA−A部断面である。
【図6】本発明による積層パネルの他の実施例を示した
平面図である。
平面図である。
1…コア材、4…連通口、5…外枠部材、6…支持穴、
7…非接合面、8…排水口、9…面板、11…接合面。
7…非接合面、8…排水口、9…面板、11…接合面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 寛二 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (3)
- 【請求項1】内部に多数のハニカム状の空間が形成され
たハニカムコア材と、該コア材の両面に配置される面板
と、該各面板の間に位置し前記コア材の外周を取り囲む
ように配置された外枠部材とを接合してなる矩形をなし
た積層パネルの構造において、前記ハニカムコアは台形
状に折り曲げた複数の板材を順次並べて配置し、かつ、
互いの突出面を接合して構成され、該ハニカムコアの各
板材のL方向を一方向に伸びた前記外枠部材に平行に配
置し、前記複数の板材接合部に隣接したセル間を連通す
る連通口を設け、前記板材のL方向に平行な外枠部材に
前記ハニカムコアのセル内と外部とを連通する排出口を
設けたことを特徴とする積層パネルの構造。 - 【請求項2】請求項1記載の積層パネルの構造におい
て、前記L方向に配置された外枠部材に接したハニカム
コアをなす前記板材の該外枠部材に近接した位置に、該
板材によって構成されるセル間を連通する連通穴を設け
たことを特徴とする積層パネルの構造。 - 【請求項3】内部に多数のハニカム状の空間が形成され
たハニカムコア材と、該コア材の両面に配置される面板
と、該各面板の間に位置し前記コア材の外周を取り囲む
ように配置された外枠部材とを接合してなる矩形をなし
た積層パネルの構造において、前記ハニカムコアは台形
状に折り曲げた複数の板材を順次逆並べて配置し、か
つ、互いの突出面を接合して構成され、該板材のL方向
を一方向に伸びた前記外枠部材に対して60度の角度を
なして配置し、前記各板材の非接合面に隣接したセル間
を連通する連通口を設け、外枠部材に前記ハニカムコア
のセル内と外部とを連通する排出口を設けたことを特徴
とする積層パネルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16252292A JP3156372B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 積層パネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16252292A JP3156372B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 積層パネルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06902A true JPH06902A (ja) | 1994-01-11 |
JP3156372B2 JP3156372B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=15756225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16252292A Expired - Fee Related JP3156372B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 積層パネルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156372B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003226238A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-08-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両用床板の構造 |
JP2010270787A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Aisin Seiki Co Ltd | 複合パネルおよびその複合パネルによって形成した駆動装置の支持構造体 |
JP2014043080A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Mitsubishi Electric Corp | 構造材及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP16252292A patent/JP3156372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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