JPH0690163B2 - 路面凍結警報装置 - Google Patents

路面凍結警報装置

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JPH0690163B2
JPH0690163B2 JP60231598A JP23159885A JPH0690163B2 JP H0690163 B2 JPH0690163 B2 JP H0690163B2 JP 60231598 A JP60231598 A JP 60231598A JP 23159885 A JP23159885 A JP 23159885A JP H0690163 B2 JPH0690163 B2 JP H0690163B2
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JP
Japan
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road surface
temperature
outside air
air temperature
warning
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60231598A
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English (en)
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JPS6290590A (ja
Inventor
継治郎 森
孝 田中
衛 金子
徹 小野内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は路面の凍結状態を予知して警報を発する車輌に
利用可能な路面凍結警報装置に関するものである。特
に、車両で走行中に未到達地点に設置されている橋上な
ど路面凍結が発生しやすい路面での凍結の有無を、走行
中の車両から知ることのできる車両用の路面凍結警報装
置に関するものである。
従来の技術 従来の車輌に使用する路面凍結警報装置は特開昭59-188
545号公報に記載されているように、路面温度から路面
凍結の判断を行っていた。また、その判断機能の作動、
停止を外気温度で決定していた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の構成では、車輌下部に設けたセンサによ
り路面温度を検知するため車輌下方の路面の凍結状態し
か判断することができず、橋梁部など道路が一部凍結し
ている地点に到達する以前に凍結警報を出すことができ
なかった。また、外気温度で路面の凍結を検知する場合
では外気温度が−6℃まで下っても道路が凍結しないこ
ともあり、また大地からの熱補給がなく輻射冷却のはげ
しい橋上道路では、大気温度より約3℃低くなり、した
がって大気温度が0〜3℃でも凍ることがあることから
路面凍結警報への信頼性が乏しく、運転者に無視される
ことがあり事故の原因となると言う問題点を有してい
た。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、外気の温
度と露点温度を検知し、主として晴天夜間の路面凍結情
報の信頼度を飛躍的に向上させた路面凍結警報装置を提
供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、車輌部に各々設け
られた外気温度の検知手段および外気露点温度の検知手
段と、前記各検知手段からの外気温度信号と外気露点温
度信号とを受けて路面の凍結状態を判定する条件判定手
段と、前記条件判定手段は外気温度信号と所定温度とを
比較し凍結条件を判定する比較手段と前記外気温度信号
から導かれる路面温度の決定手段と前記路面温度と露天
温度信号とを比較し結露条件を判定する比較手段で構成
するとともに、前記条件判定手段の判定により、路面凍
結警報を発する警報出力手段を備えた構成である。
作用 本発明は上記構成により、外気温度より路面温度を、外
気温度と外気露点温度から路面の結露状態を判定し、路
面凍結の判定を行なうので、冬期の特に晴天夜間に信頼
度の高い路面凍結警報が可能となる。すなわち、第3図
に示すように放射冷却の作用で外気温度よりもさらに低
温となる橋上などの路面温度と外気温度との関係を実験
で求めると共に、この図から前記路面温度が0℃となり
凍結を開始する限界の外気温度を所定温度として前もっ
て評価し設定しておく。この所定温度と外気温度とを比
較することにより凍結状態の発生の可否の判定が可能と
なる。次に、車両走行地点と矯上路面道路の存在地点で
の露天温度とはあまり差異がないことに着目して、走行
中の車両上で測定した露点温度を橋上での露点温度と見
なすとともに、車両上で測定した大気温度から第3図の
関係で橋上路面温度を求めて、さらに、この橋上での露
点温度と橋上路面温度との比較により、結露の有無の判
定を行う。これらの判定の結果として、「結露あり」か
つ、「凍結あり」であれば、警報を発し、橋上では路面
凍結が発生している可能性があることを知らせることが
できる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第2図にもとずき説
明する。
第1図において、外気温度検知手段1はサーミスタなど
感温体からなり外気温度を検知し電気信号に変換する。
サーミスタなど感温体は車輌のバンパー部など外気温度
を正確に検出できる場所に設置してある。外気露点温度
検知手段2は、たとえば塩化リチウムの飽和蒸気圧が温
度により異なる性質を利用したものからなり、外気露点
温度を電気信号に変換する。これら各検知手段1,2の信
号を入力端子31,32より各々入力する条件判定手段3は
第2図に示す路面凍結警報の演算処理を実行し、出力端
子33より警報信号を出力する。この出力信号を入力する
警報出力手段4は、たとえばLEDなどの警報灯で構成し
ている。この警告灯は条件判定手段3からの指令により
点灯し路面凍結警報を表示する。
上記構成において、その動作を説明する。まず、運転時
に車輌のキースイッチを投入すると、車載バッテリより
路面凍結警報装置が動作状態になる。また、条件判定手
段3においては車載バッテリーより安定化電源回路を介
して電力の供給を受けて動作状態となり、第2図に示す
演算処理を実行する。
この演算処理は、ステップ101で外気温度検知手段1か
ら外気温度t0のデータを入力し、ステップ102に進ん
で、その外気温度t0の、データが所定温度A℃(すなわ
ち、路面温度に換算して0℃)以下であるか否かを判定
する。外気温度t0がA℃より高い場合は、ステップ106
に進んで表示灯など警報出力手段4への警報出力を解除
する。外気温度がA℃より低い(すなわち、路面温度が
0℃以下)場合はステップ103で外気露点温度tdのデー
タを入力し、さらにステップ104で、外気温度信号と外
気露点温度信号との差を計算して路面の結露状態を判定
する。路面温度が外気露点温度より低いとき結露が生ず
るのでステップ105では上記の計算による差と設定値A
℃とを比較し、外気温度t0と外気露点温度tdとの差が設
定値A℃より大の場合はステップ107に進み警報指令な
いしは表示灯指令を解除する。外気温度と外気露点温度
の差が設定値より少の場合はステップ106により警報発
令ないしは表示灯指令を出す。したがって、上記処理を
くり返し実行することにより、路面凍結の有無を表示灯
などで警報することができる。
次に所定温度A℃について述べる。
外気温度と晴天夜間における橋上路面温度Tとの関係の
測定値例を第3図に示す。実線は風速5m/secの場合の回
帰直線で風速が低くなると下方へ移動する。そして、橋
上路面温度Tと外気温度t0との関係を示す直線は、その
勾配が0.8〜1.4でほぼ1付近であるとともに、特に、橋
上温度軸を切る点は−であり、外気温度軸を切る点は+
であることが特徴的である。図中B点で示すように大気
温度が約3℃であっても橋上路面道路は0℃より下り凍
結することがわかる。測定では外気温度が0℃〜3℃で
路面温度Tが0℃となっており、ばらつきを考慮すれば
破線の直線を設定することが望ましい。よって、路面温
度Tが0℃以下となる外気温度t0、すなわち所定温度A
は約5℃である。また、路面温度Tは外気温度t0と比例
関係にあるため、外気温度t0と外気露点温度tdにより路
面温度の結露状態を判定できる。そして、路面温度Tが
0℃のとき外気温度t0はA℃のため、結露条件T−td
0はt0−td<Aとしてもよい。
なお、上記実施例では警報出力手段は表示灯としたが、
これに代えてブザーなど発音手段を用いてもよい。この
場合は表示を見ずに前方を注視している運転手にも警報
を通告することができる。
また、本実施例では所定温度A℃を5℃とした橋上の路
面の場合を示したが、この設定温度を、橋上、山陰の路
面など種々の道路状況における外気温度と路面温度との
関係に対応させて複数設定すれば種々の道路の状況に応
じて警報を発生させることもできる。なお、上記の外気
露点温度検知手段は、相対湿度、絶対湿度などのセンサ
ーで湿度を検知し、大気温度とから換算して求める手段
で代替できることは当然である。
発明の効果 以上述べてきたように本発明によると、外気温度と、外
気露点温度とから路面凍結条件を求めているので、自動
車など車輌が走行時に橋上道路など凍結地点に到達する
以前に路面凍結の可能性を運転手に報知し、スリップ事
故防止に役立てることができる。また、夜間の放射冷却
による橋上道路などの凍結を高い精度で警報することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による路面凍結警報装置を示
すブロック図、第2図は同装置における条件判定手段の
演算処理を示す流れ図、第3図は橋上道路における大気
温度と路面温度との関係を示す図である。 1……外気温度検知手段、2……外気露点温度検知手
段、3……条件判断手段、4……警報出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 衛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小野内 徹 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−188545(JP,A) 特公 昭57−51621(JP,B2)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌部に各々設けられた外気温度の検知手
    段および外気露点温度の検知手段と、前記各検知手段か
    らの外気温度信号と外気露点温度信号とを受けて路面の
    凍結状態を判定する条件判定手段と、前記条件判定手段
    は外気温度信号と所定温度とを比較し凍結条件を判定す
    る比較手段と前記外気温度信号から導かれる路面温度の
    決定手段と前記路面温度と露天温度信号とを比較し結露
    条件を判定する比較手段で構成するとともに、前記条件
    判定手段の判定により、路面凍結信号を発する警報出力
    手段とを備えた路面凍結警報装置。
  2. 【請求項2】条件判定手段の所定温度は3〜5℃の範囲
    とする特許請求の範囲第1項記載の路面凍結警報装置。
  3. 【請求項3】警報出力手段は警報灯である特許請求の範
    囲第1項記載の路面凍結警報装置。
  4. 【請求項4】警報出力手段は、発音装置である特許請求
    の範囲第1項記載の路面凍結警報装置。
  5. 【請求項5】警報出力手段は、複数の出力を有する特許
    請求の範囲第1項記載の路面凍結警報装置。
JP60231598A 1985-10-17 1985-10-17 路面凍結警報装置 Expired - Lifetime JPH0690163B2 (ja)

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JP60231598A JPH0690163B2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17 路面凍結警報装置

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JP60231598A JPH0690163B2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17 路面凍結警報装置

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JPS6290590A JPS6290590A (ja) 1987-04-25
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JP3653040B2 (ja) * 2001-12-13 2005-05-25 Necソフト株式会社 すべり情報収集・提供システム,サーバ,方法およびプログラム
JP5465132B2 (ja) * 2010-08-18 2014-04-09 アズビル株式会社 露点計測システム及び露点の計測方法
CN104730102A (zh) * 2015-03-25 2015-06-24 吉林大学 连续变温式多级梯度冻结仪
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JPS6290590A (ja) 1987-04-25

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