JPH0689826A - 異方性磁石の製造における粉末磁性材料の磁界中成形のための前処理方法及び処理装置 - Google Patents

異方性磁石の製造における粉末磁性材料の磁界中成形のための前処理方法及び処理装置

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JPH0689826A
JPH0689826A JP35259691A JP35259691A JPH0689826A JP H0689826 A JPH0689826 A JP H0689826A JP 35259691 A JP35259691 A JP 35259691A JP 35259691 A JP35259691 A JP 35259691A JP H0689826 A JPH0689826 A JP H0689826A
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JP
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magnetic field
magnetic material
powder
formation
powder magnetic
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JP35259691A
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Tadao Karaki
忠雄 唐木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末磁性材料の磁界中成形を行う際に、微粉
砕され乾燥した粉末は金型えの充填に流動性が悪く磁界
中成形の効率に難点があった、これを解決するために、
粉末磁性材料の磁界中成形を行う前処理として磁化処理
及び一定範囲の大きさ直径0.3〜1.2mmの球状凝
集粉体とし、金型えの充填を円滑かつ安定させ、磁界中
成形の効率向上と磁石の品質安定を計る。 【構成】 ホッパー1に投入された粉末磁性材料はコイ
ル3を通過時に直流パルス磁界によって磁化処理されシ
ュート5を介して回転円筒6に送り込まれ、回転円筒の
駆動装置7によって制御された回転作用によって一定範
囲の大きさの直径0.3〜1.2mmの球状凝集粉体と
なり排出部8より自動的に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライト磁石等の異
方性磁石を製造するために、原料の粉末磁性材料を金型
に充填し磁界中成形を行う際の粉末磁性材料の流動性を
向上させるための前処理方法及び処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の粉末磁性材料を基材とした永久磁
石、例えばフェライト磁石はハードフェライト粉末を主
体とし、これにバインダー等を添加して所定形状に加圧
成形し、次いでこれを焼結する粉末冶金的手法で得られ
る。これらの結晶粒子はC軸の方向が自発磁化軸となっ
ているため、磁界中で加圧成形を行えば磁界の方向に結
晶粒子の向きが揃った異方性磁石となり、無磁界中で加
圧成形を行った等方性磁石に比較して3〜4倍の磁気エ
ネルギー積を有している。周知のように異方性フェライ
ト磁石を乾式で磁界中成形を行って製造するためには、
平均粒子の大きさが直径0.0007〜0.0012m
mに微粉砕され乾燥した粉末磁性材料を金型中に充填し
磁界中で加圧成形する方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】等方性フェライト磁石
の場合は粉末磁性材料の金型中えの充填を円滑かつ安定
させて行うために、微粉砕された粉末磁性材料にバイン
ダー等を添加して粒子の大きさが直径0.3〜1.0m
mの造粒処理を行い流動性の改善を計っている。一方異
方性フェライト磁石を製造する場合に造粒処理を行った
粉末磁性材料では、磁界中で加圧成形を行う際に、個々
の結晶粒子に分解せず磁界の方向に配向しない問題があ
った。
【0004】ところで、磁界中成形を乾式成形法で行う
場合に、結晶粒子のC軸が磁界方向に配向しやすくする
ために、粉末磁性材料の粒子が個々に分解された状態で
なければならずこのため粉体の状態での流動性が悪く金
型えの充填に難点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題及び難点を解
決するために、粉末磁性材料を乾式で磁界中成形するに
当たり、従来のように微粉砕及び乾燥された粉末磁性材
料をそのまま金型に充填して使用するものでなく、例え
ばハードフェライトの場合はその粉末磁性材料を600
〜800kA/mの磁界中にて一旦磁化処理を行い、そ
れによって発生する粉末磁性材料の残留磁気による凝集
性を利用し一定範囲の大きさ、その直径が0.3〜1.
2mmの球状凝集体を作り出し、造粒処理された粉末磁
性材料と同等に流動性を向上させ、金型えの充填を円滑
かつ安定させ磁界中成形の効率を上げるものである。
【0006】
【作用】前記のように処理された材料は、粉末磁性材料
の持つ残留磁気を利用した凝集体であるため、流動性が
向上するとともに、磁界中成形の際には励磁々界を発生
させた瞬間に個々の粒子に分解し磁界の方向に配向す
る。
【0007】
【実施例】この発明における装置の実施例を図面によっ
て説明すると、図1(a)において、ホッパー1に粉末
磁性材料を投入し、空圧駆動による定量供給装置2にて
磁界発生用コイル3の内部に送り込み磁化処理を行う。
コイル3に磁界を発生させる直流パルス発生用電源4は
定量供給装置2と連動させる。
【0008】磁界処理を行った粉末磁性材料はシュート
5を介して回転円筒6に送り込まれ図1(b)のよう
に、円筒の回転作用により移動運動を起こし、その運動
により一定のの大きさの球状凝集体となり排出部8より
排出される。又、回転円筒の駆動装置7は、凝集体の寸
法及び排出量の制御が出来るように回転速度、円筒の傾
斜角度Aの調整が可能なものとする。さらに回転円筒の
内側にリング状の堰板9を設け、粉末磁性材料の回転円
筒内での滞留時間を一定にさせる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上の説明のように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を発揮する。
【0010】粉末磁性材料の磁界中成形を行う前段階の
処理として、磁化処理と一定の大きさの球状凝集体にす
ることにより、金型えの充填を円滑かつ安定させ、特に
小型で複雑な形状をした磁石の、磁界中成形の効率向上
と品質の安定に利点がある。
【0011】そして、この磁化処理をされた粉末磁性材
料の球状凝集体は、磁界中成形を行う際に励磁々界を発
生させた瞬間に個々の粒子に分解し磁界の方向に配向す
るとともに、磁化処理を行ったものは図2のように磁石
材料としての磁化曲線が、磁化処理を行わないものに比
べて低い磁界で磁化が進行するため、配向に必要な励磁
々界が低い磁界で済む効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a,b)この発明における装置を示す断面説
明図である。
【図2】フェライト磁石材料における、磁化処理後の磁
化曲線と磁化処理前の磁化曲線の差を説明するための略
図。
【符号の説明】
1 材料投入ホッパー 2 空圧駆動による定量供給装置 3 磁界発生用コイル 4 直流パルス発生用電源 5 シュート 6 回転円筒 7 回転円筒の駆動装置 8 排出部 9 堰板 A 傾斜角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界中成形を行う行うために原料の粉末
    磁性材料を金型に充填し、磁界中で上下パンチを介して
    加圧成形するに当たり、粉末磁性材料の金型えの充填を
    円滑かつ安定して行うために、粉末磁性材料を磁界中に
    て一旦磁化処理を行い、それにより発生する残留磁化に
    よる凝集性を利用し、一定の大きさの球状凝集体を作り
    出し、粉末磁性材料の流動性を向上させ金型中えの充填
    を円滑かつ安定させる磁界中成形のための前処理方法。
  2. 【請求項2】 磁界を発生させるコイルの内部に、粉末
    磁性材料を定量的に供給する装置と、コイル内部にて磁
    化及び凝集した粉末磁性材料を送り込み、その回転作用
    によって粉末磁性材料を一定の大きさの球状凝集体にす
    るための回転円筒とからなる粉末磁性材料の磁気凝集処
    理装置。
JP35259691A 1991-11-14 1991-11-14 異方性磁石の製造における粉末磁性材料の磁界中成形のための前処理方法及び処理装置 Pending JPH0689826A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2483380C2 (ru) * 2011-04-07 2013-05-27 Олег Фёдорович Меньших Способ производства постоянных магнитов
CN103854843A (zh) * 2012-12-06 2014-06-11 宁波科宁达工业有限公司 生产烧结永磁体的预充磁设备、压制设备和方法
CN113560574A (zh) * 2021-06-10 2021-10-29 广东工业大学 3d打印缺陷修复方法

Cited By (4)

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RU2483380C2 (ru) * 2011-04-07 2013-05-27 Олег Фёдорович Меньших Способ производства постоянных магнитов
CN103854843A (zh) * 2012-12-06 2014-06-11 宁波科宁达工业有限公司 生产烧结永磁体的预充磁设备、压制设备和方法
CN103854843B (zh) * 2012-12-06 2017-08-15 宁波科宁达工业有限公司 生产烧结永磁体的预充磁设备、压制设备和方法
CN113560574A (zh) * 2021-06-10 2021-10-29 广东工业大学 3d打印缺陷修复方法

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