JPH0689759B2 - 液化ガス貯槽から蒸発ガスを供給する設備における液化ガス貯槽の圧力制御方法 - Google Patents

液化ガス貯槽から蒸発ガスを供給する設備における液化ガス貯槽の圧力制御方法

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JPH0689759B2
JPH0689759B2 JP60262696A JP26269685A JPH0689759B2 JP H0689759 B2 JPH0689759 B2 JP H0689759B2 JP 60262696 A JP60262696 A JP 60262696A JP 26269685 A JP26269685 A JP 26269685A JP H0689759 B2 JPH0689759 B2 JP H0689759B2
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鉄雄 渥美
政人 吉田
昭 豊島
章 内野
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Ebara Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Ebara Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液化ガス貯槽から蒸発ガスを供給する設備に
おける液化ガス貯槽の圧力制御方法に関するものであ
る。
〔従来技術〕
遠心圧縮機の特性は、入口圧力を一定制御して入口温度
を変えることによって風量制御する場合では、第5図の
如く示される。
即ち、入口温度の変化をT1,T2,T3,T4(T1>T2>T3
T4)とし、入口ガス(取扱いガス)の比重の変化をM1
M2(M1<M2)とすれば、入口温度の変化によって出口温
度T及び軸動力Lが大幅に変化する。また、この場合一
般に出口圧力Pは一定にされているところから、その運
転点は図中の,,,(出口圧力Aのとき)又は
′,′,′,′(出口圧力Bのとき)等とな
る。このときの及び′は、入口ガスの比重が最大の
場合を示す。
図中、S1はサージング限界線を示す。
ところで、遠心圧縮機の設計点は、通常最も運転頻度の
高い点であるであって、,,′,′等におけ
る運転は極めて希である。
しかしながら、この場合、 (a)駆動機の定格動力は、最大比重の入口ガス、最高
入口圧力、最低入口温度の条件での最大軸動力L、例え
ば′の動力を基に選定され、 (b)出口配管・機器類は、低温圧縮機の場合、最高入
口圧力、最低出口圧力、最低入口温度の条件での出口温
度T、例えば′の温度を基に材料が選定され、 (c)さらに出口配管・機器類は、最大比重の入口ガ
ス、最高入口圧力、最低入口温度の条件での最高出口圧
力、例えばの圧力を基に選定されていた。
一例として、LNG基地(プロパン、エチレン等の低温ガ
ス基地も含む)で使用される低温遠心圧縮機は、例えば
第6図示例のように、液化ガス貯槽10よりの蒸発ガス
(ボイル・オフ・ガス)11は、液化ガス12がスプレーさ
れるサクションドラム13を経て入口ガス流路14から遠心
圧縮機15に入り、出口ガス流路16から圧送されている。
ところで、液化ガス貯槽10の液位は、液化ガスの受入
れ、蒸発ガス11の圧送によって上下するから液化ガス貯
槽10内の圧力も上下する。遠心圧縮機15は、液化ガス貯
槽10に内圧を通常450〜750mmH2Oにすべくガス量調節を
行うためのいわば圧力調節器ともいえ、液化ガス貯槽10
の内部圧力を制御するには、 (1)遠心圧縮機15からの送ガス量を変化させ、液化ガ
ス貯槽10からの蒸発ガス11の量と平衡させて液化ガス貯
槽10の内部圧力を制御する、 (2)出口ガス流路16と液化ガス貯槽10とを連結する連
通路17中に設けられたサージング防止制御弁18を、液化
ガス貯槽10内の圧力により圧力調節計PCを介して流量調
節計FC1にて、また出口ガス流路16のガス量により流量
調節計FC1にて、あるいは入口ガス流路14を流過する入
口ガス温度により温度調節計TC1にて制御し、出口ガス
流路16からの戻りガス量と蒸発ガス11の量と平衡させて
液化ガス貯槽10の内部圧力を制御する、 方法が、それぞれ単独に又は併用して行われている。
これらの制御方法において、前者の方法では制御範囲に
限度があって密なる制御は困難であるため、後者の方法
を主とする場合が多い。
後者の方法を行うためには、サクションドラム13におい
て液化ガス12のスプレー量を変えることにより遠心圧縮
機15の入口温度即ち出口温度を変えて圧送ガス量を制御
(第5図参照)することも行われている。
しかしながら、液化ガス貯槽10内の蒸発ガス11の温度は
液位の上下によって変動し、この温度の調節は、サクシ
ョンドラム13から入口ガス流路14を流過する入口ガス温
度により温度調節計TC1を介して液化ガスのスプレー量
を調節することによって行うことができるが、その調節
範囲は通常−130〜−150℃程度であって、液化ガス受入
時(貯槽内液位が上昇し温度は−156℃程度迄下がる)
等の場合にはサクションドラム13の能力範囲外になり、
このサクションドラム13による温度調節のできない運転
は全体の50%にも達することが多い。
一方、このような場合においても、液化ガス貯槽10の内
部圧力の制御は行わねばならず、その場合の遠心圧縮機
15の運転は、第5図中でを定格点とすれば、例えば、 (a)′の動力はの約40%増しで、 (b)の圧力はの約70%増し、 (c)の温度は常温であるが、′は低温となり、
と′,との違いが非常に大きくなり、これに加えて
′及びの値の正確な推定は非常に難しい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように従来では、液化ガス貯槽の内部圧力の制
御が不充分であった上に、過大な駆動機が選定され、過
剰品質の配管材料が選定され、駆動機の定格出力、配管
・機器類の設計温度が常用運転点に対して非常に大きな
余裕度を持たざるを得なくなり、建設費の増大を伴い、
さらに駆動機効率は′の点を基に決定された定格動力
では、の点では悪くなって、運転費も増大する。
また、遠心圧縮機を複数台設置してその運転台数によっ
て全体の送ガス量を制御することも考えられるが、当然
のことながら建設費の増大を伴う。
本発明は、極めて簡単な方法によって、液化ガス貯槽の
内部圧力を広い範囲で密に制御するとともに配管・機器
類や駆動機の過剰選定を不必要にし、建設費及び運転費
の軽減を図ろうとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、液化ガスを貯留する液化ガス貯槽と、吸込側
が前記液化ガス貯槽の上部に連通された遠心圧縮機と、
該圧縮機の出口ガスの一部を制御弁を介して前記液化ガ
ス貯槽の上部にバイパス返送するための連通路と、前記
圧縮機の出口ガスの一部を制御弁を介して圧縮機の入口
ガス中にバイパス返送するためのバイパス経路とを備
え、前記連通路における制御弁を制御するとともに前記
バイパス経路におけるバイパス返送量を操作することに
よって前記液化ガス貯槽の内部圧力を制御することを特
徴とする液化ガス貯槽から蒸発ガスを供給する設備にお
ける液化ガス貯槽の圧力制御方法である。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面を参照しながら説明すれば、第
1図において、電動機その他の駆動機20で駆動される遠
心圧縮機15の入口ガス流路14と出口ガス流路16とはホッ
トガスバイパス制御弁19を介して連通され、出口ガス流
路16を流過するホットガスが入口ガス流路14中に適宜量
バイパスされ返送されるようになっている。しかして、
遠心圧縮機15の出口ガス流路16を流過するホットガスの
圧力及び温度は、それぞれ圧力変換器PT、温度変換器TT
を経て出力され、また駆動機20の動力が動力変換器LTを
経て出力され、これらがセレクタORにて判別されて流量
調節計FC2に出力される。一方、入口ガス温度の変化に
よって、前述した第5図示のように最高出口圧力、出口
温度及び駆動機動力が変化するが、入口ガス温度を高め
ることによって最高出口出力を低くし、出口温度を高
め、駆動機動力を低くすることができるから、セレクタ
ORからの出力が流量調節計FC2に入り、設定値の比較に
よってホットガスバイパス制御弁19を作動させ、出口ガ
ス流路16を流過するホットガスの入口ガス流路14中への
返送量を操作し、出口ガス温度を所定の温度にまで高め
る。
即ち、従来のように出口ガス流路16を流過するホットガ
スを入口ガス中へ返送しないときは、出口圧力P、出口
温度T及び駆動機軸動力Lは第4図の実線に示す状態に
あるが、ホットガスを入口ガス中へ適当量返送すること
によって、入口ガスの温度が高まり、出口温度を所定温
度まで高めることができ、風量も変化させることがで
き、さらに第4図の破線に示すように、出口温度Tが高
まると同時に出口圧力P及び駆動機の軸動力Lをて低減
させることができる。第4図中、S2はサージング防止線
を示す。
なお、遠心圧縮機15の出口温度を制御すべく、出口ガス
流路16から入口ガス流路14中へ返送されるホットガス量
は、前述したような出口ガス流路16中の温度(遠心圧縮
機15の出口温度)によって調節する以外に、入口ガス流
路14を流過するガス温度(遠心圧縮機15の入口温度)の
設定値によっても調節することができる。
さらに第2図示例は、第6図示例のようなLNG基地で使
用される低温遠心圧縮機15に本発明を適用した例であっ
て、その要部は第1図示例と変わるところはなく、本例
ではサクションドラム13の温度調節範囲外での圧縮機入
口温度条件でも、入口温度、出口温度、負荷、風量等を
ホットガスバイパス返送量によって制御することが可能
となり、液化ガス貯槽10の内部圧力を制御することがで
きる。
また、第3図示例は、第2図示例と同様にLNG基地に本
発明を適用した例であるが、圧縮機入口温度、出口温
度、若しくは液化ガス貯槽10の内部圧力の制御に応じた
適当量のホットガスが温度調節計TC2で調節され、バイ
パス返送されるようになっているものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、遠心圧縮機の出口ガスの
一部を入口ガス中にバイパス返送することによって遠心
圧縮機の出口温度を制御し、ひいてはその出口圧力、圧
縮機負荷及び風量を制御するものであるから、 (a)出口配管・機器類や駆動機の過剰選定を不必要に
し、遠心圧縮機の使用台数をも極小たらしめ、建設費及
び運転費を軽減することができ、 (b)LNG基地等におけるサクションドラムの温度調節
範囲外での圧縮機入口温度条件下でも、その出口温度、
負荷及び風量を制御することが可能になり、液化ガス貯
槽の内部圧力を従来より増して密に制御することができ
る、 という極めて有益なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ本発明の実施例を示す系統説
明図、第4図は従来法と本発明による遠心圧縮機の特性
を示す線図、第5図は遠心圧縮機の一般的特性を示す線
図、第6図は一従来例を示す系統説明図である。 10…液化ガス貯槽、11…蒸発ガス、12…液化ガス、13…
サクションドラム、14…入口ガス流路、15…遠心圧縮
機、16…出口ガス流路、17…連通路、18…サージング防
止制御弁、19…ホットガスバイパス制御弁、20…駆動
機、PC…圧力調節計、FC1,FC2…流量調節計、TC1,TC2
…温度調節計、LT…動力変換器、PT…圧力変換器、TT…
温度変換器、OR…セレクタ、T1,T2,T3,T4…入口温
度、M1,M2…入口ガスの比重、S1…サージング限界線、
S2…サージング防止線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊島 昭 神奈川県横須賀市大矢部4−18―11 (72)発明者 内野 章 神奈川県川崎市高津区上作延139―6 (56)参考文献 特開 昭58−197498(JP,A) 特公 昭33−8244(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液化ガスを貯留する液化ガス貯槽と、吸込
    側が前記液化ガス貯槽の上部に連通された遠心圧縮機
    と、該圧縮機の出口ガスの一部を制御弁を介して前記液
    化ガス貯槽の上部にバイパス返送するための連通路と、
    前記圧縮機の出口ガスの一部を制御弁を介して圧縮機の
    入口ガス中にバイパス返送するためのバイパス経路とを
    備え、前記連通路における制御弁を制御するとともに前
    記バイパス経路におけるバイパス返送量を操作すること
    によって前記液化ガス貯槽の内部圧力を制御することを
    特徴とする液化ガス貯槽から蒸発ガスを供給する設備に
    おける液化ガス貯槽の圧力制御方法。
JP60262696A 1985-11-25 1985-11-25 液化ガス貯槽から蒸発ガスを供給する設備における液化ガス貯槽の圧力制御方法 Expired - Lifetime JPH0689759B2 (ja)

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