JPH0689559B2 - 凍結防止帯および凍結防止帯用帯状体の製造方法 - Google Patents

凍結防止帯および凍結防止帯用帯状体の製造方法

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JPH0689559B2
JPH0689559B2 JP2320188A JP32018890A JPH0689559B2 JP H0689559 B2 JPH0689559 B2 JP H0689559B2 JP 2320188 A JP2320188 A JP 2320188A JP 32018890 A JP32018890 A JP 32018890A JP H0689559 B2 JPH0689559 B2 JP H0689559B2
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正行 牧田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は凍結防止帯および凍結防止帯用帯状体の製造方
法に関する。
(従来の技術) 従来の凍結防止帯は第3図、第4図に示すように、ガラ
ス繊維製またはポリエステル繊維製の芯材10にニクロム
線12を巻回した発熱体14を軟質塩化ビニルの外皮16で被
覆した構造のものとなっている。発熱体14は平行に配置
され、一端部においてサーモスタット18を介して接続さ
れている。2本の発熱体を被覆する外皮16は中間の薄肉
部20により連結され、全体が偏平な帯状をなす。
(発明が解決しようとする課題) 凍結防止帯は水道管外周上に適当なピッチで螺旋状に巻
回するなどし、その上に保温テープを巻き付けたり、発
泡スチロール等からなる保温筒で覆って保温し、通電す
ることにより水道水の凍結を防止するようにしている。
このように凍結防止帯は水道管外周に巻き付けて使用さ
れるが、水道管は直径が3cm程度の小径のものであるた
め、凍結防止帯の巻き付け径も必然的に小さくなる。こ
のため発熱体を覆う外皮16の特に外側部が伸長した状態
で巻回され、この外側部に何らかの外力によって傷が付
くと外皮16がこの傷を中心として割けてしまい、発熱体
が露出し、ショート不良などを起こしやすい問題点があ
る。
特にこの種の凍結防止帯は屋外にて使用される場合が多
く、また冬期間のみならず一年中水道管に巻き付けた状
態のままであるので、外皮が屋外の厳しい条件にさらさ
れること、また発熱体が常にオンオフされることから外
皮16は傷みやすく、耐用年数も少ない。
本発明は上記問題点を解消すべくなされたのもであり、
その目的とするところは特に耐久性に優れる凍結防止帯
および凍結防止帯用帯状体の効果的な製造方法を提供す
るにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的による本発明に係る凍結防止帯は、可撓性、耐
熱性を有する芯材上にニクロム線が螺旋状に巻回された
発熱体を柔軟な外皮で覆って形成された帯状体部を有す
る凍結防止帯において、前記発熱体を、可撓性を有し、
かつ電気絶縁性を有する樹脂皮膜で被覆し、この樹脂皮
膜上に前記外皮を被覆したことを特徴としている。
また本発明に係る製造方法では、可撓性、耐熱性を有す
る芯材上にニクロム線が螺旋状に巻回された発熱体が柔
軟な外皮で覆われた凍結防止帯用帯状体の製造方法にお
いて、前記発熱体を第1の成形機に送り込み、第1の成
形機の口金から発熱体上に溶融樹脂を押出して樹脂皮膜
を成形する第1の成形工程と、前記第1の成形工程で樹
脂皮膜が被覆された発熱体を第2の成形機に送り込み、
第2の成形機の口金から発熱体上に溶融樹脂を押出して
前記外皮を成形する第2の成形工程を含むことを特徴と
している。
(作用) 本発明に係る凍結防止帯では、発熱体をさらに樹脂皮膜
で覆うようにしたので、外皮に何らかの原因で割け目が
生じても発熱体が直接露出することがなく、ショート不
良等を回避でき、耐久性を格段に向上できる。
また外皮の他に、樹脂皮膜で発熱体を覆うようにしたの
で強度が増し、細い発熱線の使用が可能となり、低容量
発熱体(節電タイプ)の作成も容易となる。
(実施例) 以下では本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
第3図は本発明に係る凍結防止帯の帯状体22の部分を示
す一部破断図である。
10は芯材であり、ガラス繊維またはポリエステル繊維製
等の可撓性を有し、強度があり、また耐熱性を有する繊
維をより合わせたものからなる。この芯材10上にニクロ
ム線12が螺旋状に巻回されて発熱体14を構成する。
本実施例では上記発熱体14を樹脂皮膜24で覆ったものを
さらに外皮16で覆ったことを特徴としている。
外皮16はコスト等の面から従来と同様に軟質の塩化ビニ
ル樹脂製のものが好適であるがこれに限られることはな
く、柔軟性を有するその他の樹脂あるいはゴムを用いる
ことができる。2本の発熱体14a、14bの一端側は帯状体
22の一端においてサーモスタット(図示せず)を介して
接続され、他端側はプラグ(図示せず)に接続されて凍
結防止帯に形成される。なお温度センサを別途設けて、
この温度センサによって検出される温度に応じて、発熱
体14への給電をオンオフする制御回路を別個設けるとき
はサーモスタットは必要ない。この場合には2本の発熱
体14a、14bを帯状体22の一端において直接に接続する。
この接続部や前記サーモスタットは別途適宜な絶縁材料
で覆うようにすることはもちろんである。
本実施例によれば、発熱体14a、14bを樹脂皮膜24でさら
に覆うようにしたので、外皮16に何らかの原因で割け目
が生じても発熱体14a、14bが露出することがなく、ショ
ート不良等を回避でき、耐久性を格段に向上させること
ができた。また樹脂皮膜24が介在することによって絶縁
性、引張強度が増大した。さらに樹脂皮膜24に耐熱性を
有する素材を用いることによって耐熱性もさらに向上さ
せることができる。
第2図は製造工程の概略図を示す。
26は樹脂皮膜用の第1の成形機、28は水槽、30は外皮用
の第2の成形機である。
芯材10上にニクロム線12を巻回した発熱体14a、14bを第
1の成形機26に送り込む。第1の成形機26では口金26a
の押し出し穴から発熱体14a、14b上に溶融樹脂を押し出
し、樹脂皮膜24を発熱体14a、14b上に形成する(第1の
成形工程)。発熱体14は表面にニクロム線12が巻回され
て凹凸を有するから、樹脂皮膜24と発熱体14との密着は
良好である。
樹脂皮膜24が被覆された発熱体14a、14bは水槽28を経て
樹脂皮膜24が冷却されて後、第2の成形機30に送り込ま
れ、第2の成形機30では口金30aの押し出し穴から溶融
樹脂を樹脂皮膜24上に押し出し、外皮16および連結部20
を一体に成形する(第2の成形工程)。その後水槽で冷
却されて帯状体22を得る。この帯状体22は適当な長さに
接断され、接断された発熱体の一端側はサーモスタット
を介して、もしくは直接に接続されると共に適当な絶縁
材料で被覆され、発熱体の他端側はプラグに接続されて
凍結防止帯に完成される。
なお上記実施例では発熱体を2本平行に配置した例で説
明したが、1本の発熱体で両端側に端子部を形成したも
のでもよい。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来た
が、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、屋外等厳しい条件下に
使用される凍結防止帯おいて耐久性を格段に向上させる
ことができる。また本発明方法によれば凍結防止帯用帯
状体の連続的な生産が可能になるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は凍結防止帯の帯状体部の破断図、第2図はその
製造工程を示す概略図、第3図は従来の凍結防止帯を示
す平面図、第4図はその破断図を示す。 10……芯材、12……ニクロム線、 14、14a、14b……発熱体、 16……外皮、20……連結部、 22……帯状体、24……樹脂皮膜、 26……第1の成形機、30……第2の成形機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性、耐熱性を有する芯材上にニクロム
    線が螺旋状に巻回された発熱体を柔軟な外皮で覆って形
    成された帯状体部を有する凍結防止帯において、 前記発熱体を、可撓性を有し、かつ電気絶縁性を有する
    樹脂皮膜で被覆し、この樹脂皮膜上に前記外皮を被覆し
    たことを特徴とする凍結防止帯。
  2. 【請求項2】可撓性、耐熱性を有する芯材上にニクロム
    線が螺旋状に巻回された発熱体が柔軟な外皮で覆われた
    凍結防止帯用帯状体の製造方法において、 前記発熱体を第1の成形機に送り込み、第1の成形機の
    口金から発熱体上に溶融樹脂を押出して樹脂皮膜を成形
    する第1の成形工程と、 前記第1の成形工程で樹脂皮膜が被覆された発熱体を第
    2の成形機に送り込み、第2の成形機の口金から発熱体
    上に溶融樹脂を押出して前記外皮を成形する第2の成形
    工程を含むことを特徴とする凍結防止帯用帯状体の製造
    方法。
JP2320188A 1990-11-23 1990-11-23 凍結防止帯および凍結防止帯用帯状体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0689559B2 (ja)

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JPH04189927A JPH04189927A (ja) 1992-07-08
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