JPH068941B2 - 露出情報表示装置 - Google Patents

露出情報表示装置

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JPH068941B2
JPH068941B2 JP60085290A JP8529085A JPH068941B2 JP H068941 B2 JPH068941 B2 JP H068941B2 JP 60085290 A JP60085290 A JP 60085290A JP 8529085 A JP8529085 A JP 8529085A JP H068941 B2 JPH068941 B2 JP H068941B2
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一彦 鳴瀬
良男 湯浅
政仁 稲葉
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は表示装置に関し、特に複数の露出データをド
ット状の表示素子によって同時的に表示する表示装置に
関する。
従来の技術 例えば、測光装置に用いられる従来の表示装置におい
て、水平方向のスケール上に各Ev値に対応する目盛り
を施し、このスケールに対応させてドット状の表示素子
を表示状態にすることにより、所要のEv値や測光値な
どを表示するようにしたものが提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の表示装置では、限られた数のドット
とそれに対応する規定のスケールによって露出データを
表示しようとするので、スケール上の1Ev値に対応す
るドット数が限られてくる。つまり、設定値や測光結果
を表示する際の分解精度や表示範囲は常に一定になって
いた。
このため、ある程度の広い範囲での表示を確保すると表
示の分解精度が粗くなってしまうので、さらに細かい精
度でデータを読み取りたい場合にそれが不可能であった
り、また一方、細かい分解精度で表示したために表示範
囲が狭くなってしまい、読み取りたいデータが表示範囲
から外れてしまうということがあった。
さらに、上記従来の表示装置で、例えば被写体の複数部
分の測光値を同時に表示しようとする際に、それらが近
似した値になった場合には、データ間の関係(偏差)が
把握し辛かったり、また、複数のデータが1つのドット
で表示されてしまうというような不都合が生じていた。
本発明は上記問題点に鑑み、複数の露出データを表示す
る表示装置において、限られた数のドット表示を有効に
使い、使用者の意図に応じて、露出データを所望の分解
精度及び表示範囲で表示できる構成を得ることを目的と
する。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明においては、定めら
れた複数個のドット表示を所定の間隔で配列したドット
表示手段と、上記ドット表示の配列に沿って設けられ、
各ドット表示を各露出データに対応させるためのスケー
ルを表示する手段であって、第1スケールと、上記第1
スケールよりも単位露出値に対応する長さが長い第2ス
ケールとを有するスケール表示手段と、複数の露出デー
タを表示するために、表示すべき複数の露出データに対
応するドット表示を表示状態にするよう上記ドット表示
手段を駆動する表示駆動手段と、上記スケール表示手段
の第1スケールを表示する第1表示モード、及び、上記
スケール表示手段の第2スケールを表示する第2表示モ
ードのうちの1つを選択する表示モード選択手段と、上
記表示モード選択手段によって、第1表示モードが選択
されているときには、上記第1スケールを基準にドット
表示を表示状態にするよう上記表示駆動手段を制御し、
第2表示モードが選択されているときには、上記第2ス
ケールを基準にドット表示を表示状態にするよう上記表
示駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
る。
作用 第1表示モードが選択されているときには、単位露出値
に対応する長さが比較的短いスケールを基準に表示すべ
き露出データに対応するドット表示が表示状態になるの
で、ある程度広い範囲においてデータを表示することが
できる。
第2表示モードが選択されているときには、単位露出値
に対応する長さが第1スケールよりも長いスケールを基
準に表示すべき露出データに対応するドット表示が表示
状態になるので、第1スケールが選択されているときよ
りも細かい精度でデータを表示することができる。ま
た、複数の露出データを表示した場合、データ同士の間
隔は第1表示モードが選ばれているときよりも広くな
る。この場合、データの表示範囲としては第1表示モー
ドが選ばれているときよりも狭い範囲となる。
実施例 以下、本発明の一実施例を説明する。
第1A図は本発明の測光装置の概略構成を示しており、
第2図(a),(b),(c)は第1A図に示す測光装置を用い
て被写体光を測光したときの測光量を図式的に示す。測
光は被写体の3箇所で行ない、第3図に示すように、位
置は主被写体の比較的暗い部分、位置は主被写体の
比較的明るい部分、位置は比較的明るい背景である。
第2図(a)は位置の測光量、第2図(b)は位置の測光
量、第2図(c)は位置の測光量をそれぞれ示す。
第1A図において、受光部(イ)は被写体光の入射光式測
光を行なうもので、図示しない拡散透過性の入射窓の背
後に置かれた光電変換素子より成る。そして、被写体の
測光点が例えば位置であると、この受光部(イ)を被写
体の位置に配置して測定を行なう。積分演算部(ロ)
は、フラッシュ発光が行なわれる時間tだけ受光部
(イ)からの測光信号を積分し、この時間tの間のフラ
ッシュ光量と定常光量との和Fを求める。積分演算部
(ロ)は、続いて、フラッシュ発光が行なわれない時間t
だけ受光部(イ)の出力を積分し、時間tの間の定常
光量Aを求める。そして、この定常光量Aのデータ
は定常光メモリI(ハ)に記憶される。一方、積分演算部
(ロ)でF−A×t1/t2の演算が行なわれてフラッシュ
光量F′が求められ、このフラッシュ光量F′のデ
ータはフラッシュ光量メモリI(ニ)に記憶される。
露出時間設定部(ホ)は露出時間Tを設定する。露光量演
算部I(ヘ)は、この露出時間Tと定常光メモリI(ハ)から
の定常光量A及び時間tとからA×T/t2の演算に
より定常光による露光量Eを求め、さらに、フラッシ
ュ光量メモリI(ニ)からのフラッシュ光量F′とこの
露光量EとからF′+Eの演算により、フラッシ
ュを発光させて露出時間Tで撮影を行なうときに被写体
の位置において適正となる露光量を算出する。
次に、受光部(イ)を被写体の第2の位置に配置して測
定を行なうと、上述と同様の方法で、積分演算部(ロ)
は、時間tの間のフラッシュ光量と定常光量との和F
を求め、続いて、時間tの間の定常光量Aを求め
る。この定常光量Aのデータは定常光メモリII(ト)に
記憶される。また、積分演算部(ロ)でF−A×t1/t2
の演算によりフラッシュ光量F′が求められ、このフ
ラッシュ光量F′のデータがフラッシュ光量メモリII
(チ)に記憶される。そして、露光量演算部II(リ)は、露出
時間設定部(ホ)からの露出時間Tと定常光メモリII(ト)か
らの定常光量A及び時間tとからA×T/t2の演算
により定常光による露光量Eを求め、さらに、フラッ
シュ光量メモリII(チ)からのフラッシュ光量F′とこ
の露光量EとからF′+Eの演算により、フラッ
シュを発光させて露出時間Tで撮影を行なうときに被写
体の位置において適正となる露光量を算出する。
被写体の第3の位置における被写体光の測光も上述と
同様の方法で行なわれる。定常光メモリIII(ヌ)に定常光
量Aのデータが記憶され、フラッシュ光量メモリIII
(ル)にフラッシュ光量F′のデータが記憶される。そ
して、露光量演算部III(ヲ)は定常光による露光量E
求め、フラッシュ光量メモリIII(ル)からのフラッシュ光
量F′とこの露光量EとからF′+Eの演算に
より、フラッシュを発光させて露出時間Tで撮影を行な
うときに被写体の位置において適正となる露光量を算
出する。
なお、上述の例では被写体の第1の位置は近い主被写体
の比較的暗い部分で、第2図に示すように、フラッシュ
光量F′が大きく定常光量Aが小さい。また、第2
の位置は、近い主被写体の比較的明るい部分で、フラ
ッシュ光量F′と定常光量Aがともに大きい。さら
に、第3の位置は遠くて明るい背景であり、フラッシ
ュ光量F′が小さく定常光量Aが大きい。
(ワ)は表示部であり、露光量演算部I,II,III(ヘ),
(リ),(ヲ)からの第1の位置の露光量F′+E、第
2の位置の露光量F′+E及び第3の位置の露
光量F′+Eのデータにもとづいてこれらの値を同
一の露光量スケール上の位置情報としてアナログ表示す
る。第4図はこの表示部(ワ)における表示の一例を示し
ており、被写体の第2の位置を基準として第1の位置
と第3の位置のそれぞれの第2の位置に対する適
正露光量の差すなわちコントラストをアナログ表示す
る。指標(S)は位置、指標(S)は基準となる
位置及び指標(S)は位置にそれぞれ対応し、指
標(S),(S)の位置と指標(S)の位置との
間の距離がそれぞれ位置と位置,及び、位置と位
置との間のコントラストを表示する。この表示方法に
よれば、被写体の位置,,の相互のコントラスト
が直視できる。
第5図(a),(b),(c)は上述と同じ被写体において露出
時間を上述のTより短いT′に変更したときの位置,
,におけるそれぞれの適正露光量を図式的に示す。
定常光の露出への寄与は定常光の明るさと露出時間の積
で定まるので、露出時間が短かくなると、定常光の寄与
がフラッシュ光の寄与に対して相対的に小さくなる。そ
の結果、被写体の位置と位置の適正露光量が、上述
の露出時間がTであるときの位置,の適正露光量に
対して変化する。そして、この場合の表示部(ワ)におけ
る表示は、第6図に示すように、位置,の適正露光
量を表わす指標(S),(S)の位置が第4図の場
合から変わり、位置と位置との間のコントラストが
露出時間がTであるときより大きくなったことが定量的
に直視できる。
上述の例では、フラッシュの発光量を一定として露出時
間を変更することにより、コントラストが変化すること
を見たが、コントラストに対するフラッシュ光の寄与と
定常光の寄与との関係は相対的なものであるので、露出
時間Tをそのままにしてフラッシュ発光量を増加して
も、第4図に示す表示内容から第6図に示す表示内容へ
の変化と同様のコントラストの変化が得られる。この場
合、第1A図に破線で示すように、発光量変更部(カ)を
設け、予定される撮影におけるフラッシュ発光量の変更
に応じてフラッシュ光量メモリI,II,III(ニ),(チ),
(ル)の情報を一率に変更するようにすればよい。
このように、本発明においては、フラッシュ発光による
補助照明を用いて撮影を行なう際に、同一被写体につい
ては、被写体の各部分について一度測定を行ない、フラ
ッシュ光量メモリI,II,III及び定常光メモリI,I
I,IIIに情報を記憶したあとは、露出時間(及び/又は
フラッシュ発光量)の変更によりコントラストがどのよ
うに変化するかを表示部により一目で且つ定量的に判断
することができる。そして、コントラストを適切に設定
したあとは、被写体の所望位置に対する適正絞り値を決
定することにより所望の撮影を行なうことができる。こ
の適正絞り値は、コントラストが例えば第4図に示す状
態で良いときは、位置,,におけるそれぞれの露
光量F′+E,F′+E,F′+Eのいず
れかにフィルム感度データを加味して演算することによ
り自動的に求められる。
なお、上述の実施例では受光部(イ)は入射光式の測光を
行なうものであるが、この受光部(イ)を結像光学系とそ
の焦点面の特定部分に配された光電変換素子の組み合わ
せとして構成すれば、反射光式の測定も可能である。ま
た、反射光式の測定の場合、焦点面の各部に複数の光電
変換素子を配すれば、被写体各部の測定を一度に行うよ
うにすることもできる。
さらに、上述の例では、例えばフラッシュ光量F′を
求めるのに、F−A×t/tの演算によった
が、時間t内の測定において受光部(イ)からの出力を
ハイパスフィルタを介して積分するようにすれば、フラ
ッシュ光量F′が直接求まる。また、定常光の情報は
上記では定常光量A等として得ているが、本質的に必
要なのは、定常光の明るさの情報であるから、時間t
における積分を行わず、受光部(イ)の信号の強度そのも
のを求めてもよい。この場合、定常光の明るさ(すなわ
ちフラッシュ非発光時の受光部(イ)の信号の強度)をB
とすると、露光量EはT×Bの演算で求まる。B=A1
/t2であることは言うまでもない。また、上述の例にお
いては、フラッシュ発光時の積分時間として一定時間t
を採用しているが、この時間として露出時間の設定値
Tを採用してもよい。
第7図は測光装置の外観の一例を示しており、1は受光
窓、2は絞り値の表示部で被写体の複数点の測光値に応
じた適正絞り値を後述する方法でアナログスケール上に
液晶のドット点灯により表示する。3は絞り値のディジ
タル表示部である。4は測光を開始するための測光スタ
ートキー、5は測光データをCPU中のRAMに記憶さ
せるためのメモリーキー、6は一度記憶した測光データ
を表示部3に表示させるためのメモリーリコールキー、
7は記憶データをクリアするためのメモリークリアキ
ー、8はシンクロ接点、9は露出時間設定ダイヤル、1
0は測光時のフラッシュ発光量と撮影時のフラッシュ発
光量との比を設定するフラッシュ光量比設定ダイヤル、
11はフィルム感度設定ダイヤルである。12は表示部
2における絶対スケール表示と相対スケール表示とを切
換えるための絶対スケール表示/相対スケール表示切換
スタティックキー、13は表示部2におけるノーマル表
示/セパレート表示を切換えるノーマル表示/セパレー
ト表示切換スタティックキーである。
ここで、絶対スケール・ノーマル表示とは、設定露出時
間でのフラッシュ撮影時に露光に寄与する光量とフィル
ム感度とから求められた適正絞り値を被写体の複数部分
についてそれぞれ絞り値の絶対スケール上に同時的に表
示する表示方法である。また、相対スケール・ノーマル
表示とは、設定露出時間でのフラッシュ撮影時に露光に
寄与する光量を被写体の複数部分についてそのうちの一
つの部分についての光量を基準値として、それぞれ相対
スケール上に同時的に表示する表示方法である。一方、
セパレート表示とは、被写体の複数部分のうちの一つに
ついて行われるもので、この被写体部分についてトータ
ル光による露光の際の適正絞り値、フラッシュ光のみに
よる露光の際の適正絞り値、定常光のみによる露光の際
の適正絞り値のそれぞれを同時に表示する表示方法であ
る。このセパレート表示においても、適正絞り値目盛に
よる絶対スケール表示、及び、露光に寄与する光量の相
対目盛による相対スケール表示が可能である。
第8図(a)〜(d)はそれぞれ絶対スケールと相対スケール
におけるノーマル表示とセパレート表示の表示例を示し
ており、この例では第8図(a)の絶対スケール・ノーマ
ル表示におけるスケールF5.6の位置及び第8図(b)
の相対スケール・ノーマル表示のスケールOEvの位置
マークが現在測定中の測光値に応じた適正絞り値を示
し、ディジタル表示部3はこの絞り値F5.6をディジ
タル表示する。また、第8図(c)の絶対スケール・セパ
レート表示と第8図(d)の絶対スケール・セパレート表
示における マークは、フラッシュ光に応じた適正絞り値を示し、点
滅することによって他の定常光及びトータル光のそれぞ
れに応じた適正絞り値の表示と区別される。
第8図(e)は、アナログスケール表示装置の液晶表示部
を全て表示状態にした状態を示している。アナログスケ
ール表示装置は、ドット表示部1011、第1スケール表示
部として作動する相対スケール表示部1012および第2ス
ケール表示部として作動する絶対スケール表示部1013を
有しており、相対スケール表示においては、相対スケー
ル表示部1012と、ドット表示部1011のドットのうち、相
対スケール上に表示すべき露出値に対応付けられたドッ
トとが表示状態にされる一方、絶対スケール表示におい
ては、絶対スケール表示部1013と、絶対スケール上で表
示すべき絞り値に対応付けられたドットとが表示状態に
される。相対スケールにおいて1Evに相当する長さ
は、絶対スケールにおいて1Evに相当する長さの2.
5倍に設定されている。
また、セパレート表示においてマークの重なりに対して
は、フラッシュ光に応じた適正絞り値の表示を優先する
ことにより表示マークとその表示マークの内容との判別
を容易たらしめる。つまり、絶対スケール時において、
ディジタル表示部3の表示値と一致したマークが点滅
し、他に点滅していないマークが1点しかない場合は、
フラッシュ光に応じた適正絞り値がトータル光に応じた
適正絞り値とほぼ等しく、この2点が重複していること
を表わす。ディジタル表示値と一致したマークは点滅し
ていなくて、そのマークより−1Evの位置のマークが
点滅している場合は、フラッシュ光に応じた適正絞り値
と定常光に応じた適正絞り値がほぼ等しく、この2点が
重複していることを表わす。また、他の場合は必ず3点
がすべて表示されることは明らかである。相対スケール
時にはOEvのマークが点滅し、他に1点しか表示され
ていなければ、フラッシュ光に応じた適正絞り値とトー
タル光に応じた適正絞り値がほぼ等しく、マークの重複
が生じていることを表わし、−1Evのマークが点滅
し、他に1点しか表示されていなければ、フラッシュ光
に応じた適正絞り値と定常光に応じた適正絞り値がほぼ
等しく、マークの重複が生じていることを表わす。
表示部2のアナログスケールでは絶対スケールにおける
絞り段数のピツチは0.5Evであり、相対スケールに
おける絞り段数のピツチは0.2Evである。測光デー
タからこの表示部2へ表示するためのデータへの変換
は、次のようにして行なわれる。例えば、絶対スケール
ノーマル表示の場合には、第9図に示すように、基準と
なる測光量に応じた絞り値Av(c)に対して、1回目の測
光値に応じた絞り値がAv(0)であると、(Av(0)−Av(c))
/0.5Evだけ絞り値Av(c)に対応する値からずらし
てこの絞り値Av(0)を マークM0で表示する。そして2回目の測光値に応じた
絞り値Av(1)は、Av(1)とAv(0)との差をSP1と
すると、SP1/0.5Evだけピツチをずらして絞り
値Av(1)を マークM1で表示し、3回目の測光値に応じた絞り値A
v(2)は、Av(2)とAv(0)との差をSP2とすると、
SP2/0.5Evだけ絞り値Av(c)に対応する値か
らずらして絞り値Av(2)を マークM2で表示する。
表示部2は絶対スケールまたは相対スケールのピツチ毎
に1個のLCDが設けられ、第10図に示すように、こ
のLCDの数に対応したビットをもって2個のレジスタ
REG1,REG2が設けられる。そして、表示部2の
LCDの中の点灯するLCDに対応したレジスタREG
1,REG2のビツトに1が立てられる。そして、セパ
レート表示の際のフラッシュ光に応じた絞り値を表示す
るマークの点滅は、レジスタREG1の対応するビツト
に1を立て、レジスタREG2の対応するビツトには0
を立て、例えば周波数2HzでレジスタREG1とレジス
タREG2とを交互に切換えることにより行う。
第11図は測光装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
CPU100の各端子と他の回路との関係について説明
する。端子ST1は絶対スケール表示/相対スケール表
示切換スタティックスイッチ12に相当する切換スイッ
チSW7とノーマル表示/セパレート表示切換スタティ
ックスイッチ13に相当する切換スイッチSW8のスト
ローブ信号を出力する。この端子ST1は“Low”レベ
ルで信号出力となる。端子ST2,ST3は測光スター
トキー4に相当するキーSW3、メモリーキー5に相当
するキーSW4、メモリークリヤーキー7に相当するキ
ーSW5並びにメモリーリコールキー6に相当するキー
SW6のストローブ信号を出力する。この端子ST2,
ST3は“Low”レベルで信号出力となる。端子I2,
I3は、端子ST1,ST2,ST3からキーストロー
ブ信号が出力され、そして、キーSW3〜SW8のいず
れかが押されると、その押されたキーを示すデータが入
力される。この端子I2,I3は、いずれのキーも押さ
れないとき“High”レベルであり、キーSW3,SW
5,SW7のいずれかが押されると端子I2が“Low”
レベルになり、キーSW4,SW6,SW8のいずれか
が押されると端子I3が“Low”レベルになる。キー割
込み端子INT1は、キーSW3,SW4,SW5,S
W6のいずれかが押されると“Low”レベルを入力し、
CPU100はこの時から後述するキー割込み処理プロ
グラムを実行する。なお、後述するようにCPU100
のリセット時には、ST1にHighが出力されるから、切
換スイッチSW7,SW8の切換時にINT1にLowが
入力されることがない。このキー割込み処理プログラム
の実行中は他のキー割込みは禁止される。端子CLOは
CPU100と他の回路との同期化用のクロックパルス
を出力する。データ端子DSPは表示部3の表示用デー
タを出力する。このデータ端子DSPは、データバスD
B1を介してLCDドライバ200のラッチ201,2
02,203に接続される。このデータ端子DSPの各
ビツトは表示部3のLCDセグメントの夫々と1対1で
対応する。端子DSPCは、データ端子DSPからのデ
ータをラッチ201,202,203,にラッチするた
めのコントロール信号をLCDドライバ200のデコー
ダ204に出力する。端子DSPCはデータバスDB2
を介してデコーダ204に接続される。例えば、端子D
SPCから(01)(( )は2進数)のデータが
出力されると、端子DSPのデータはラッチ201にラ
ッチされる。なお、この実施例において1はHigh信号,
0はLow信号に対応する。同様に、端子DSPCから
(10)のデータが出力されると、ラッチ202に端
子DSPのデータがラッチされ、端子DSPCから(1
1)のデータが出力されると、ラッチ203に端子D
SPのデータがラッチされる。端子RESETは抵抗R
とコンデンサCよりなるパワーオンリセット回路からの
信号を入力し、CPU100をリセットする。
端子BUS1は測光回路300とデータバスDB3を介
して接続され、測光回路300からの測光値のディジタ
ルデータをCPU100に取り込む。測光回路300は
受光素子301からの測光値のアナログデータをディジ
タルデータに変換する。端子I1は測光回路300にお
いてA/D変換が終了したことを示す信号を入力する。
A/D変換が終了した時、端子I1は“High”レベルに
なる。端子O4は測光回路300にA/D変換の開始を
指令するパルスを出力する。端子O4が“High”レベル
になると、測光回路300はA/D変換を開始する。端
子O3は測光回路300に対してフラッシュ光のA/D
変換と定常光のA/D変換のそれぞれのタイミングを切
換える信号を出力する。端子O3が“High”レベルで測
光回路300はフラッシュ光のA/D変換を行ない、端
子O3が“Low”レベルで測光回路300は定常光のA
/D変換を行なう。端子O2は測光回路300の積分コ
ンデンサを放電するタイミングを与える信号を出力す
る。端子O2は“High”レベルで信号出力となる。端子
O1は測光回路300に積分の開始と終了を指令する信
号を出力する。端子O1の立上りから立下りまでの時間
が積分時間となる。端子BUS2は上述の露出時間設定
ダイヤル9の操作により外部設定された露出時間のデー
タを露出時間設定回路401からデータバスDB4を介
して入力する。端子BUS3は上述のフィルム感度設定
ダイヤル11の操作により外部設定されたフィルム感度
のデータをフィルム感度設定回路402からデータバス
DB5を介して入力する。端子BUS4は上述のフラッ
シュ光量比設定ダイヤル10の操作により外部設定され
たフラッシュ光量比のデータをフラッシュ光量比設定回
路403からデータバスDB6を介して入力する。
端子INT2は上述の外部設定のデータが変更された時
に発生する割込み信号を入力する。この割込みは測光及
び測光データの演算の実行中は禁止されるが、上記プロ
グラムの実行中に発生した割込みはフラッグの設定によ
り保持され、上記プログラムの処理が終了すると、続い
てこの割込み処理が実行される。ラッチ404,40
5,406,排他的論理和回路407,408,409
並びに論理和回路410より構成される回路は上述の外
部設定データが変更されたときに端子INT2に割込み
信号を入力する。ラッチ404と排他的論理和回路40
7の入力端子にデータバスDB4がそれぞれ接続され、
また、ラッチ404の出力端子は排他的論理和回路40
7の他方の入力端子に接続され、排他的論理和回路40
7の出力端子は論理和回路410の第1の入力端子に接
続される。この論理和回路410の出力端子はCPU1
00の端子INT2に接続される。また、論理和回路4
10の出力端子はラッチ404のクロック端子に接続さ
れる。排他的論理和回路407は、データバスDB4と
ラッチ404の出力端子のデータを比較する。そして、
1ビツトでも異なっていると、露出時間の設定値が変更
されたので、排他的論理和回路407の出力端子は“Hi
gh”レベルになり、この信号は論理和回路410を介し
てCPU100の端子INT2に与えられ、割込みがか
けられる。同時に、論理和回路410の出力信号はラッ
チ404のクロック端子に与えられ、ラッチ404はデ
ータバスDB4から変更されたデータを取り込み、この
データを排他的論理和回路407へ入力する。このと
き、排他的論理和回路407の2つの入力データは一致
するので、排他的論理和回路407の出力は“Low”レ
ベルにもどり、CPU100の端子INT2は“Low”
レベルにもどる。このようにして、露出時間設定値が変
更されると、CPU100に割込みがかけられる。な
お、パワーオンスタート時にラッチ404のデータが不
定であっても、露出時間の設定データとラッチ404の
データが異なるので、排他的論理和回路407は必ず1
度割込み信号を発生し、ラッチ404にラッチングパル
スを出力するため、最終的には排他的論理和回路407
の出力は“Low”レベルとなり、CPU100は割込み
待ちの状態となる。また、パワーオンスタート時にラッ
チ404の出力がデータバスDB4のデータと一致して
いたなら、排他的論理和回路407の出力は“Low”レ
ベルとなり、CPU100への割込み出力はなく、CP
U100は割込み待ちの状態となる。
ラッチ405と排他的論理和回路408は、上述と同様
の方法で、フィルム感度の設定データが変更されたこと
を検出し、CPU100の割込み信号を発生する。
さらに、ラッチ406と排他的論理和回路409はフラ
ッシュ光量比の設定データが変更されたことを検出し、
CPU100の割込み信号を発生する。
端子X1,X2は水晶発振子を備えたクロック発振回路
500からのクロックパルスを入力する。
液晶表示装置(以下、LCDという)601は上述のデ
ィジタル表示部3の表示を行ない、LCD602は上述
のアナログスケール表示部2の表示を行なう。LCD6
01は測光値から算出された適正絞り値をディジタル表
示し、LCD602は上述の絶対スケール表示と相対ス
ケール表示におけるノーマル表示とセパレート表示のそ
れぞれの方法でと測光値に応じた適正絞り値をアナログ
表示する。
LCDドライバ200では、LCD601を動作させる
ための回路は、表示データを保持するラッチ201、セ
グメントデータを記憶するRAM205及びセグメント
ドライバ208で構成され、ラッチ201,RAM20
5,セグメントドライバ208を接続するデータバスの
各ビツトはLCD601の表示セグメントに対応する。
またLCD602を動作させるための回路は、ラッチ2
02,RAM206及びラッチ203,RAM207の
2組の回路と、データセレクタ209並びにセグメント
ドライバ210で構成され、データセレクタ209にお
いて2Hzの周期でRAM206とRAM207のデータ
を交互にセグメントドライバ210に選択出力を行な
い、LCD602の特定のセグメントの点滅を行なう。
特定セグメントの点滅を行なっている場合、特定セグメ
ントに対応したRAM206とRAM207の各々の対
応するビツトは一方は0,他方は1にセットされてい
る。デコーダ204はCPU100の端子DSPCの出
力データを入力としてラッチ201,202,203の
クロックを発生する。カウンタ211はRAM205,
206,207の読出し/書込みパルスφ,LCDド
ライブ用クロックφ,表示点滅用クロックφを発生
する。
第12図は測光回路300の構成を示す。SPDは受光
センサーであり、受光した光の強度に応じた信号を出力
する。演算増幅器AMPと対数圧縮ダイオードD1より
なる回路は受光センサーSPDの出力を対数圧縮し、こ
の対数圧縮された信号はアナログスイッチSW1を介し
て対数伸長トランジスタQ1とミラー回路Q2よりなる
回路で対数伸長され、さらに、対数圧縮ダイオードD
2、ダイオードD3及び積分コンデンサCよりなる対数
圧縮積分回路により積分される。この対数圧縮積分回路
からは受光センサーSPDの出力電流の対数値の積分値
が出力される。上述のアナログスイッチSW1は、CP
U100の端子O1が“High”であるとき導通し、この
アナログスイッチSW1が導通する期間が積分コンデン
サCによる積分時間になる。また積分コンデンサCと並
列のアナログスイッチSW2は、CPU100の端子O
2が“High”であると導通し、積分コンデンサCを放電
する。アナログデータセレクタ302は、CPU100
の端子O3が“High”であると積分コンデンサCの電圧
レベル信号を出力し、CPU100の端子O3が“Lo
w”であると演算増幅器AMPの出力信号を出力する。
A/D変換器303は、CPU100の端子O4が“Hi
gh”になると、アナログデータセレクタ302からのア
ナログデータをディジタルデータに変換する。そして、
A/D変換が終了すると、A/D変換が終了したことを
示す信号をCPU100の端子I1に与えるとともに、
データバスDB3にA/D変換後のディジタルデータを
出力する。この測光回路からは、第2図に示す時間t1
のあいだの測光においてはフラッシュ光と定常光のそれ
ぞれの対数値の積分値の和Q′vtが出力され、その後の
時間t2のあいだの測光においては定常光の対数値Bv
が出力される。第13図は上述の測光回路300とCP
U100との間の入出力信号の波形を示す。
第14図(a)〜(h)は上述の測光装置における動作を示す
フローチャートである。また、第1表はCPU100に
おけるレジスタの用途を示す。
第14図(a)において、パワーオンリセットによりCP
U100はリセットされ、キーストローブ端子ST1,
ST2,ST3にはそれぞれ“1”,“0”,“0”が
出力され、同時に割込み端子INT1,INT2が割込
み許可状態になる。また、CPU100の各レジスタ及
びRAMはすべてクリヤされる。そして、測光スタート
キーSW3,メモリーキーSW4,メモリークリヤキー
SW5並びにメモリーリコールキーSW6のいずれかが
押されると、端子INT1に割込み信号が入力され、割
込み処理プログラムINT1のステップ#1からの処理
が開始する。また、露出時間設定ダイヤル9、フラッシ
ュ光量比設定ダイヤル10及びフィルム感度設定ダイヤ
ル11のいずれかの操作によって露出時間,フラッシュ
光量比及びフィルム感度のいずれかの外部設定データが
変更されると、端子INT2に割込み信号が入力され、
第14図(b)の割込み処理プログラムINT2の処理が
開始する。
ステップ#1でキー割込みが発生すると、ステップ#2
で、測光及び演算中に割込みが発生し、この測光及び演
算の処理途中から再びプログラムの先頭に帰ることや、
外部設定データの変更に対する割込処理プログラムにと
ぶことを禁止するために割込端子INT1とINT2に
おいて演算終了まで割込み信号の受付を禁止する。ステ
ップ#3では、CPU100はストローブ端子ST1を
“High”とし、ストローブ端子ST2,ST3に順に
“Low”レベルの信号を出力する。このとき、キーSW
3〜SW6のうちの押されたキーに従って、キー入力端
子I2,I3のいずれかに“Low”レベルの信号が入力
される。ストローブ端子ST2が“Low”のとき、キー
入力データが(I2,I3)=(0,1)のときはメ
モリークリヤキーSW5が押され、キー入力データが
(I2,I3)=(1,0)のときはメモリーリコー
ルキーS66が押されている。ストローブ端子ST3が
“Low”でキー入力データが(I2,I3)=(0,
1)のときは、測光スタートキーSWが押され、キ
ー入力データが(I2,I3)=(1,0)のときはメ
モリーキーSW4が押されている。ステップ#3のキー
判別で押されているキーが測光スタートキーSW3の場
合は、ステップ#4の測光ルーチンへ進む。押されてい
るキーがメモリークリヤキーSW5の場合、ステップ#
25のメモリークリヤールーチンへ進む。押されたキー
がメモリーキーSW4の場合はステップ#26のメモリ
ー表示ルーチンへ進む。押されたキーがメモリーリコー
ルキーSW6の場合は、ステップ#103のメモリー値
の表示を行なうメモリーリコール処理ルーチンへ進む。
ステップ#3のキー判別により測光スタートキーSW3
が押されたことを判別するとステップ#4〜#14の測
光を行なう。この時、同時に端子O1が“High”になる
ことでバッファBAを介してサイリスタSCRが導通
し、端子t,tから発光開始信号が出力してフラッ
シュ発光装置700がフラッシュ発光を開始する。ステ
ップ#4に進むと、CPU100は端子O1を“High”
にして積分開始信号を出力するとともに端子O2を“Lo
w”にして、フラッシュ光の積分を開始する。同時にア
ナログデータセレクタ302(第10図)には“High”
の選択信号が端子O3から入力され、積分コンデンサC
の積分電圧が、A/D変換器303の入力端子に出力さ
れる。ステップ#5のWAIT1ではフラッシュ光の測
光値の積分時間が経過する。積分時間の終了でステップ
#6に進み、端子O1の積分開始信号は“Low”とな
り、アナログスイッチSW1はOFFして、積分コンデ
ンサCの電圧はサンプルホールドされる。同時に、A/
D変換器303に端子O4からA/D変換の開始信号が
“High”レベルで入力され、積分コンデンサCの充電電
圧のA/D変換を開始する。A/D変換器303はA/
D変換の終了と同時にCPU100の端子I1へA/D
変換終了信号を“High”レベルで出力する。ステップ#
7は前記のA/D変換終了信号が“High”になるまで、
くり返しA/D変換終了信号I1のチェックを行なう。
A/D変換終了信号I1が“High”になるとステップ#
8に進み、A/D変換器303からデータバスDB3を
介してフラッシュ光の対数積分値Q′vtを入力する。ス
テップ#9では端子O4のA/D変換開始信号を“Lo
w”としてA/D変換器303をリセットし、端子O2
の積分リセット信号を“High”として、アナログスイッ
チSW2をONし、積分コンデンサCの放電を行なう。
ステップ#10のWAIT2はA/D変換器303のリ
セットのための時間である。ステップ#11〜#14で
は定常光の測定を行なう。ステップ#11において端子
O3のアナログデータセレクタ302の選択信号を“Lo
w”にし、演算増幅器AMPの出力をA/D変換器30
3に入力する。ステップ#12〜#14の処理はスイッ
チ#7〜#9のフラッシュ光の測定時と同一であるため
説明を省略する。定常光の測定値は被写体輝度B′vと
してA/D変換器303でA/D変換され、データバス
DB3を介してCPU100に入力される。ステップ#
4〜#10のフラッシュ光の測定及びステップ#11〜
#14の定常光の測定を終了すると、ステップ#15〜
#20の外部設定キーによる設定データの読込みを行な
う。ステップ#16では端子BUS2より露出時間Tvs
を読み込む。ステップ#18では端子BUS3よりフィ
ルム感度Svを読み込む。ステップ#20では端子BU
S4よりフラッシュ光量比Gvを読み込む。このGv値
はフラッシュ光の測定値をOEvとして、±1Ev,±
2Ev,…の様に設定できるものとする。ステップ#2
0を終了した時点で表示のために必要なデータの取込み
がすべて完了する。この時点でCPU100の持つデー
タを以下にまとめて示す。
Q′vt:定常光とフラッシュ光の対数積分光量、添字t
は定常光とフラッシュ光の合計を示す。′(ダッシュ)
は測定値を表わす。
B′v:被写体輝度の測定値。
Tvs:露出時間の設定値,添字sは設定値を表わす。
Sv:フィルム感度の設定値。
Gv:フラッシュ光量比の設定値。
Tvc:積分時間の対数値。
ステップ#21〜#24は、定常光を含むフラッシュ光
の対数積分光量Q′vtを定常光光量Q′vaとフラッシュ
光量Q′vfに分離する計算ルーチンである。
この計算ルーチンでの計算内容は次のとおりである。定
常光とフラッシュ光との和の対数積分光量Q′vt、フラ
ッシュ光の対数積分光量Q′vf及び定常光の対数積分光
量Q′vaとの関係は次式となる。
Q′vt=2Q′vf+2Q′va …(1) なお、この(1)式はリニアー値での関係式である。定
常光の対数積分光量は、フラッシュ光量の積分時間2
−Tvc(=WAIT1)と定常光の明るさBvより次式
により求める。
Q′va=2Bv・2−Tvc 両辺のをlog2の対数をとると、 Q′va=Bv−Tvc …(2) と求まる。
さて(1)式より、 2Q′vf=2Q′vt−2Q′va
=2Q′va(2Q′vt−Q′va−1) 両辺をlog2の対数をとると、 Q′vf=Q′va+log2(2Q′vt−Q′va−1)…
(3) となる。ここで、まずd=Q′vt−Q′vaを求め、 なる値を求めて(3)式に代入する。また、Q′vaは前
述の(2)式の値を代入する。以上により、フラッシュ
光の対数積分光量が得られる。上記のような演算を実行
するのがステップ#21からステップ#24である。
ステップ#21では、測光値B′vと積分時間の対数値
との差より定常光光量Q′vaを得る。ステップ#24に
おいてフラッシュ光量Q′vfを求める。
の値は前もってステップ#22においてdを求め、ス
テップ#23でそのdの値に対応した の値をCPU100内のROM中につくった対数表より
求める。
第14図(c)のステップ#30〜#37は測光データと
メモリーデータを表示データに変換する計算処理であ
る。ここで、Qva(0),Qvf(0),Bv(0),A
va(0),Avf(0)は測光データあるいは測光データ
より得た計算値を示すものとする。つまり、Qva(0)
=Q′va,Qvf(0)=Q′vf,Bv(0)=B′vで
ある。その他はメモリー値、あるいはメモリー値より得
た計算値を示す。レジスタREG4はメモリーRAMの
アドレスを指定するためのレジスタとして用いる。ステ
ップ#30でレジスタREG4を0にセットし、ステッ
プ#31〜#36で定常光のみに応じた適正絞り値Ava
(0),フラッシュ光のみに応じた適正絞り値Avf
(0),トータル光に応じた適正絞り値Avt(0)を求
め、ステップ#37に進む。log2(2d2+1)の値
は、ステップ#35において対数表より求める。ステッ
プ#37では測定値とメモリー値の表示データへの変換
がすべて終了したかどうかをレジスターREG4の内容
とメモリー個数MNの比較で判断し、一致しない場合は
ステップ#38へ進みレジスタREG4に1を加え、再
びステップ#31〜#37をくり返す。レジスタREG
4の内容とメモリー個数MNが一致するとステップ#3
9へ進む。ステップ#3でキー判別され、押されたキー
がメモリークリヤキーの場合、メモリー個数MN=0で
あるため、ステップ#37では、1度目でREG4=M
N=0となり、ステップ#38に分岐することなくステ
ップ#39−1へ進む。
ステップ#39−1では、表示データの番号を示すレジ
スタREG0に測定値データの番号0をセットする。以
後、測光スタート処理ルーチンの説明中においては、レ
ジスタ(REG0)には0を代入して表示する。ステッ
プ#39−2はノーマル表示/セパレート表示切換スタ
ティックキーSW8の状態を判別する。CPU100は
キーストローブ端子ST1のみに“Low”レベルの信号
を出力し、キー入力端子I3の“Low”または“High”
によってノーマル表示かセパレート表示かを判別する。
キー入力端子I3が“Low”のときノーマル表示でステ
ップ#40へ進む。キー入力端子I3が“High”のとき
セパレート表示でステップ#45へ進む。
ステップ#39−2のキー判別において、キー入力端子
I3の入力信号が“Low”のとき、ノーマル表示ルーチ
ンであるステップ#40〜#44へ進む。ステップ#4
0に進むとノーマル表示かそれともセパレート表示かを
区別するためにフラッグSPFに0をセットする。SP
F=0ならばノーマル表示、SPF=1ならばセパレー
ト表示である。ステップ#41〜#44に進むとトータ
ル光のメモリー値に応じた適正絞り値Avt(MN):M
N=1〜10を測定値Avt(0)に対する相対値SP
(MN):MN=1〜10に置き換える。以上の処理は
メモリー個数分だけくり返し行なう。プログラムは、次
にステップ#48以降の表示データを表示セグメントに
対応したデータに変換するデータデコードルーチンへ進
む。
ステップ#39−2のキー判別において、キー入力端子
I3の入力信号が“High”のとき、セパレート表示ルー
チンであるステップ#45〜#47に進む。ステップ#
45はノーマル表示かセパレート表示かを区別するフラ
ッグSPFに1をセットする。ここで、SPF=1でセ
パレート表示である。レジスタREG0=0であるから
ステップ#46のSP(1)はトータル光の測定値に応
じた適正絞り値Avt(0)に対するフラッシュ光の測定
値に応じた適正絞り値Avf(0)の相対値であり、ステ
ップ#47のSP(2)はトータル光の測定値に応じた
適正絞り値Avt(0)に対する定常光の測定値に応じた
適正絞り値Ava(0)の相対値である。プログラムは、
次にステップ#48以降のルーチンへ進む。
第14図(d)のステップ#48のキー判別では絶対スケ
ール表示/相対スケール表示切換スタティックキーSW
7の状態を判別する。CPU100はキーストローブ端
子ST1のみに“Low”レベルの信号を出力し、キー入
力端子I3の“Low”又は“High”によって絶対スケー
ル表示か相対スケール表示かを判別する。キー入力端子
I3が“Low”のときは相対スケール表示であり、ステ
ップ#49へ進む。キー入力端子I3が“High”のとき
は絶対スケール表示であり、ステップ#66へ進む。
絶対スケール表示/相対スケール表示切換スタティック
キーSW7が相対スケール表示に切換えられているとき
はステップ#49へ進み、アナログ表示用レジスタRE
G1,REG2にアナログ表示セグメントデータ(00
…1…00)を納める。レジスタREG1,REG2
の各ビツトはアナログ表示液晶の各ドットセグメントと
1対1に対応する。また、MSBとLSBとの中央に位
置するビツトはアナログ表示液晶の中央のドットに対応
し、アナログ表示セグメントデータ(00…1…00)
の1が立つビツトに一致する。レジスタREG1はL
CDドライバ200のラッチ202にラッチされる表示
セグメントデータが納まる。レジスタREG2にはラッ
チ203にラッチされる表示セグメントデータが納ま
る。レジスタREG1とレジスタREG2とは、絶対ス
ケール表示時には同一内容であるが、セパレート表示時
にはフラッシュ光に応じた適正絞り値を示すビツトのみ
に互いに異なった値0と1が立つ。ステップ#50に進
むと、ノーマル表示とセパレート表示の判別用のフラッ
グSPFをチェックする。SPF=1のときはステップ
#51の相対スケールセパレート表示のルーチンへ進
み、SPF=0のときはステップ#60の相対スケール
ノーマル表示のルーチンへ進む。
相対スケールセパレート表示はトータル光に応じた適正
絞り値を中心にドットとして表示し、定常光に応じた適
正絞り値,フラッシュ光に応じた適正絞り値をそれぞれ
中心ドットからの相対位置で表示する。同時に、フラッ
シュ光に応じた適正絞り値と定常光に応じた適正絞り値
とを区別するために、定常光に応じた適正絞り値を示す
ドットは定時点灯させ、フラッシュ光に応じた適正絞り
値を示すドットは2Hzで点滅させる。ステップ#51〜
#59は相対スケールセパレート表示へのデータ変換ル
ーチンである。ステップ#51ではステップ#46で求
めたフラッシュ光に応じた適正絞り値のトータル光に応
じた適正絞り値との相対値SP(1)をセグメント対応
のデコーダデータSP(1)デコードIに変換して表示
用ワーキングレジスタREG3に納める。
第14図(g)は上述のステップ#51の具体的なフロー
を示す。ステップ#111ではステップ#49の表示レ
ジスタREG1の内容をワーキングレジスタREG3へ
納める。ステップ112ではステップ#46で求めた測
定値REG0=0のトータル光に応じた適正絞り値に対
するフラッシュ光に応じた適正絞り値の相対値SP
(1)の正負を判別する。SP(1)>0であれば、ワ
ーキングレジスタREG3を左方へ(MSB側へ)ビツ
トシフトするステップ#113〜#115のルーチンへ
進み、SP(1)>0でなければ、ワーキングレジスタ
REG3を右方へ(LSB側へ)ビツトシフトするステ
ップ#119〜#121のルーチンへ進む。SP(1)
>0によりステップ#113〜#115へ進むと、ステ
ップ#113ではドットの最小分解能0.2Ev(仮り
にドットピツチをセパレート表示0.2Ev,ノーマル
表示0.5Evとして説明する)を相対値SP(1)よ
り減じ、ステップ#114では相対値SP(1)の正負
の判別を行ない、正であればステップ#115へ進み、
ワーキングレジスタREG3を左方へビツトシフトを行
ない、再びステップ#113へもどる。ここで、左方へ
のビツトシフトを行なうとLSBには(0)が順次セ
ットされるものとする。ステップ#114で相対値SP
(1)が負であれば、ステップ#116のオーバースケ
ール処理へ進む。したがって、ステップ#115をN回
通過した後にステップ#116に進んだ時点でのワーキ
ングレジスタREG3にはステップ#113の状態から
1が立ったビツトが左方へNビツト移動した位置に1が
セットされている。ステップ#116では、左方へのビ
ツトシフトによるオーバーフローを判別する。ビツトシ
フトによりオーバーフローが生じると、ワーキングレジ
スタREG3の値は0となることを用いて判別する。オ
ーバーフローが生じた場合、ステップ#117へ進み、
ワーキングレジスタREG3のMSBに1をセットし、
表示時に左端のドットを表示することによりオーバーレ
ンジ表示とする。オーバーフローが生じていない場合は
ステップ#118でそのまま本ルーチンを終了する。ス
テップ#112で相対値SP(1)が正でない場合はス
テップ#119〜#121へ進み、相対値SP(1)に
最小分解能0.2Evを相対値SP(1)が正になるま
で加算し、この加算回数だけワーキングレジスタREG
3を右方へビツトシフトする。ステップ#122,#1
23では、右方へのビツトシフトによりオーバーフロー
が生じたか否かをワーキングレジスタREG3が0か否
かで判別し、オーバーフローが生じていたなら、ワーキ
ングレジスタREG3のLSBに1をセットし、オーバ
ーフローが生じていないならそのまま本ルーチンを終了
する。
第14図(d)において、ステップ#52で、中央のビツ
トが1にセットされたレジスタREG1の内容と表示ワ
ーキングレジスタREG3の内容との論理積をとり、こ
の論理積が0か0でないかを判別する。論理積が0でな
いとき、つまりトータル光に応じた適正絞り値とフラッ
シュ光に応じた適正絞り値がほぼ等しく、フラッシュ光
に応じた適正絞り値を示すドットが中央のドットと重な
る場合にはステップ#53へ進み、レジスタREG2の
み中央ビツトを0にセットし、中央のドットが点滅を行
なう様にデータセットされる。ステップ#52で論理積
が0のとき、トータル光に応じた適正絞り値のドットと
フラッシュ光に応じた適正絞り値のドットの重なりは生
じていないので、そのままステップ#54へ進む。ステ
ップ#54に進むと、レジスタREG1の内容とレジス
タREG3の内容との論理和をとり、その結果をレジス
タREG1に納める。レジスタREG1はトータル光に
応じた適正絞り値を示す中央の表示ドットに対応した中
央のビツトと、フラッシュ光に応じた適正絞り値を示す
ビツト位置に(1)がセットされたことになる。ステ
ップ#55ではステップ#47で求めた定常光に応じた
適正絞り値とトータル光に応じた適正絞り値との相対値
SP(2)を、セグメント対応のデコードデータSP
(2)デコードIに変換して表示用ワーキングレジスタ
REG3に納める。変換方法はSP(1)の場合と同じ
であるので、説明は省く。ステップ#56ではレジスタ
REG1とレジスタREG2のコンプリメントなデータ
との論理積をとり、その結果をワーキングレジスタRE
G5に納める。この結果、ワーキングレジスタREG5
はフラッシュ光に応じた適正絞り値を示すビツト位置の
みに(1)がセットされている。ステップ#57では
ワーキングレジスタREG5と定常光に応じた適正絞り
値のデコードデータSP(2)デコードIを納めたワー
キングレジスタREG3との論理積をとり、その結果が
0か0でないかによって、定常光に応じた適正絞り値と
フラッシュ光に応じた適正絞り値とが等しく、表示ドッ
ト位置が重複するか否かを判別する。論理積の結果が0
のときには重複しないので、ステップ#58,#59へ
進み、ステップ#58では表示レジスタREG1の内容
とワーキングレジスタREG3の内容との論理和のデー
タを表示レジスタREG1に納め、ステップ#59では
表示レジスタREG2の内容とワーキングレジスタRE
G3の内容との倫理和のデータを表示レジスタREG2
に納める。したがって、表示レジスタREG1はトータ
ル光に応じた適正絞り値と定常光に応じた適正絞り値と
フラッシュ光に応じた適正絞り値に対応した3ビツトに
(1)が立つか、あるいは、トータル光に応じた適正
絞り値と定常光に応じた適正絞り値が一致する場合とト
ータル光に応じた適正絞り値とフラッシュ光に応じた適
正絞り値が一致する場合には、2ビツトに(1)が立
つ。ただし、3つの適正絞り値がすべて一致することは
あり得ない。一方、表示レジスタREG2は表示レジス
タREG1に対して、フラッシュ光に応じた適正絞り値
に対応したビツトが(0)にセットされている。ステ
ップ#57において論理積の結果が0でない場合、ドッ
トが重複する。このとき、トータル光に応じた適正絞り
値とフラッシュ光に応じた適正絞り値と定常光に応じた
適正絞り値の3点が重複することはないので、トータル
光に応じた適正絞り値とフラッシュ光に応じた適正絞り
値の表示ドット位置をもつ表示レジスタREG1に対し
て、表示レジスタREG2はトータル光に応じた適正絞
り値を示す中央のビツトのみセットされていればよい。
したがって、ステップ#57において論理積の結果が0
でない場合は、表示レジスタREG1,REG2を操作
する必要はなく、そのままステップ#83以降の表示ル
ーチンへ進む。
ステップ#50においてノーマル表示かセパレート表示
かを判別するフラッグSPF=0の場合、ステップ#6
0〜#65の相対スケールノーマル表示へのデータ変換
ルーチンへ進む。ワーキングレジスタREG4はメモリ
ー値の番号を納めるレジスタとなる。ステップ#60で
はワーキングレジスタREG4に1をセットする。ステ
ップ#61ではレジスタREG4の番号のトータル光に
応じた適正絞り値の相対メモリー値のドット表示にデコ
ードされた表示データSP(REG4)デコードIをレ
ジスタREG3に納める。ステップ#62では、表示デ
ータSP(REG4)デコードIが納まっているレジス
タREG3と表示レジスタREG1の論理和をとり、ス
テップ#63ではレジスタREG3と表示レジスタRE
G2との論理和をとり、表示レジスタREG1,REG
2の両方にレジスタREG4が示すメモリー値の表示ド
ット位置に対応したビツトに1をたてる。ステップ#6
4ではメモリ値の個数を納めたレジスタMNの内容とレ
ジスタREG4の内容とを比較し、すべてのメモリー値
についてステップ#61〜#63の処理を終えたか否か
を判別している。レジスタREG4の内容がメモリー個
数MNに達していない場合にはステップ#65に進み、
レジスタREG4に1を加算し、ステップ#61〜#6
4をくり返す。ステップ#64でレジスタREG4とメ
モリー個数のはいったレジスタMNが一致した場合に
は、すべてのメモリー値の表示は終了し、ステップ#8
3以降の表示ルーチンへ進む。
ステップ#48でのキー判別において絶対スケール表示
/相対スケール表示切換スタティックキーが絶対スケー
ル表示に切換えられているとき(キー入力端子I2が
“Low”のとき)にはステップ#66へ進み、ステップ
#36で得たトータル光の測定値に応じた適正絞り値を
アナログ表示セグメントデータに変換した値Avt(RE
G0)デコードIIをアナログ表示レジスタREG1,R
EG2に納める。ここで、トータル光の測定値に応じた
適正絞り値をアナログ表示セグメントデータに変換した
値Avt(REG0)デコードIIは、アナログ表示スケー
ル上のトータル光に応じた適正絞り値Avt(REG0)
を示すドット位置に1対1に対応したビツトが1にセッ
トされ、他のドット位置に対応したビツトはすべて0に
セットされている。
第14図(h)はトータル光の測定値に応じた適正絞り値
をアナログ表示セグメントデータに変換する処理の具体
例を示す。ステップ#120ではトータル光の測定値に
応じた適正絞り値Avt(REG0)からアナログ表示ド
ットの中で最小値のドットの絞り値を減じ、その差SP
(0)を求める。ステップ#121では、アナログ表示
レジスタREG1の最小値の表示ドットに対応するMS
Bに1をセットし、他を0にリセットした値(10…
0)をセットする。ステップ#122〜#124では
絶対スケール表示時のドットの分解能0.5Evずつ減
ずる毎にレジスタREG1を右方(MSBに向って)は
ビツトシフトし、SP(0)の値が0または負になると
このループをぬけ出す。ステップ#125では対のアナ
ログ表示レジスタREG2にレジスタREG1の内容を
転送する。アナログ表示レジスタREG1,REG2共
にトータル光の測定値に応じた適正絞り値Avt(REG
0)をアナログ表示セグメントデータに変換した値Avt
(REG0)デコードIIが納まったことになる。
ステップ#119〜#124のみの処理では、データの
アナログスケールオーバの処理は行なっていないが、本
発明に関する処理ではないので、オーバースケール処理
は省略し、本プログラム中ではスケールオーバーが生じ
ないものとして以後説明する。
第14図(e)のステップ#67〜#82は相対スケール
表示における表示データ処理ルーチンであるステップ#
50〜#65と同一の処理を行なう。つまり、ステップ
#67では、フラッグSPFの判別により、セパレート
表示(SPF=1の場合)の場合はステップ#68〜#
76のセパレート表示のための表示データ変換処理を行
ない、ノーマル表示(SPF=0の場合)の場合はステ
ップ#77〜#82のノーマル表示のための表示データ
変換処理を行なう。この処理はステップ#50〜#65
と同一処理のため、重複する説明は省く。ステップ#6
8のSP(1)デコードIIはトータル光に応じた適正絞
り値Avtとフラッシュ光に応じた適正絞り値Avfとの相
対値SP(1)より求めたフラッシュ光に応じた適正絞
り値の表示セグメントデータを示し、フラッシュ光に応
じた適正絞り値の絶対値を示す表示ドットに対応したビ
ツトに1がセットされている。ステップ#69〜#71
はトータル光に応じた適正絞り値の表示ドットとフラッ
シュ光に応じた適正絞り値の表示ドットとの重なりを処
理するルーチンである。ステップ#72のSP(2)デ
コードIIはトータル光に応じた適正絞り値Avtと定常光
に応じた適正絞り値Avaとの相対値SP(2)より求め
た定常光に応じた適正絞り値の表示セグメントデータを
示し、定常光に応じタ適正絞り値の絶対値を示す表示ド
ットに対応したビツトが1にセットされている。ステッ
プ#74〜#76は定常光に応じた適正絞り値の表示ド
ットとフラッシュ光に応じた適正絞り値の表示ドットと
の重なりを処理するルーチンである。ステップ#77〜
#82はメモリー値の表示データ変換を行なう。ステッ
プ#78のSP(REG4)デコードIIはワーキングレ
ジスタREG4が示すメモリー値Avt(REG4)と測
定値Avt(0)との相対値SP(REG4)より求めた
メモリー値の表示セグメントデータを示す。ステップ#
68〜#76のセパレート表示ルーチン、あるいは、ス
テップ#77〜#82のノーマル表示ルーチンを終了す
ると、共にステップ#83以降の表示データ出力ルーチ
ンへ進む。
以上の測定値とメモリー値のアナログ表示データへの変
換が終了するとステップ#83へ進み、トータル光の測
定値に応じた適正絞り値AvtをF値のセグメントデコー
ド値に変換したデータをディジタル表示用レジスタRE
G6に納め、ステップ#84以降の表示データをLCD
ドライバ200へ出力するルーチンへと進む。
ステップ#84に進むと、ディジタル表示用データを納
めたレジスタREG6のデータをディスプレイデータバ
スDSP BUSからLCDドライバ200のラッチ2
01〜203のデータ入力に出力し、ステップ#86で
ディスプレイコントロール出力DSPから(01)
出力し、ラッチ201にクロック信号を送り、ラッチ2
01の出力を新たなディジタル表示用データに変換す
る。同様にステップ#86,#87はラッチ202、ス
テップ#88,#89はラッチ203の出力データをそ
れぞれ新たなアナログ表示用データに変更する。ステッ
プ#90ではキーストローブ端子ST2,ST3に順次
“Low”レベルの信号を出力し、キー入力端子I2,I
3のデータがそれぞれ0か否かによってキーが押された
状態であるか否かを判別し、キーが押されていなければ
((I2,I3)=(1,1)ならば)、ステップ
#92へ進む。キーが押されたままであるならば((I
2,I3)≠(1,1)ならば)、キーが離される
までステップ#90の判別ループをくり返す。これは、
メモリーリコール処理ルーチン時には、キーが押されて
いる間のみリコールされたメモリー値が表示されるよう
にするためである。また、1度のキー操作中に複数回の
キー処理が行なわれることも防ぐ効果がある。ステップ
#90で何もキーが押されていなければ、ステップ#9
1に進み、メモリーリコール処理フラッグRCFの判別
を行なう。メモリーリコールキー以外が押されて処理す
る場合フラッグRCFは0である。RCF=0ならば、
LCD601,602の表示は最終の測定データを表示
しているので、そのままステップ#92へ進み、CPU
100の割込み許可を行ない、ステップ#93の停止状
態となりCPU100は割込入力待ちとなる。
第14図(a)のステップ#3のキー判別で、押されたキ
ーがメモリーキーである場合、プログラムはステップ#
26へ進む。ステップ#26では、すでにメモリーされ
たメモリーデータの個数が、メモリー可能な最大個数を
越えるか否かを判別する。メモリー可能な最大個数を1
0個とすると、ステップ#26において、すでに(1
0)個(( )は10進数)のメモリーデータが存
在すれば、ステップ#73のメモリー個数が最大個数を
越えたことを示すエラーメッセージのデータをディジタ
ル表示用レジスタREG6に納め、ステップ#74以降
の表示ループへ進む。ステップ#26においてメモリー
個数が最大個数(10個)に満たない場合は、ステップ
#27へ進み、メモリー個数のレジスタMNに1を加算
し、ステップ#28,#29ではレジスタMNに対応し
たRAM Qvf(MN)に測定値Q′vfを、RAM B
v(MN)に測定値Bvを納める。その後、プログラム
はステップ#30へ進み、再び測光データ、メモリーデ
ータの表示処理を行なう。ステップ#30以降は測光ス
タートキー処理により説明済であるので省略する。
ステップ#3のキー判別において、押されたキーがメモ
リークリヤキーであった場合、プログラムはステップ#
25へ進み、メモリーデータ個数をストアーしているレ
ジスタ(MN)を0にリセットし、メモリーキー処理と
同様にステップ#30へと進む。このとき、表示方法が
ノーマル表示を選択されていたなら、ステップ#42,
#64,#81において、1度目に(REG4)=(M
N)が成立つ。したがって、ステップ#90に進んだ時
点でのLCDに表示されているデータは測定値だけとな
る。
ステップ#3のキー判別において、押されたキーがメモ
リーリコールキーである場合、プログラムはステップ#
103へ進む。ステップ#103では、メモリーリコー
ル処理中であることを示すフラッグRCFに1をセット
する。レジスタREG7には、メモリーリコールキーが
押された時に表示すべきメモリーデータの番号が納めら
れている。レジスタREG7はメモリーデータが存在す
るときには1からメモリー数MNの間のいずれかの値を
もつが、メモリー値が存在していないときには0とな
り、表示は最終測定値の表示を行ない、見かけ上は表示
内容に変化は生じない。また、レジスタREG7はメモ
リーリコール処理は1度行なう毎に1ずつ減算され、処
理終了時には、次回のメモリーリコールキーが押された
時に表示すべきメモリーデータの番号が納まる。ステッ
プ#104ではレジスタREG7が測定値を示す番号0
になっているか否かを判別し、0であればステップ#1
05へ進み、レジスタREG7にはメモリーデータ番号
の最大値(メモリーデータの個数:MN)を納め、ステ
ップ#106へと進む。メモリー値がない場合には、レ
ジスタREG7には再び0がセットされる。ステップ#
104でレジスタREG7が0でないならば、そのまま
ステップ#106へ進む。ステップ#106ではレジス
タREG7の内容を表示するデータの番号を納めるレジ
スタREG0に転送する。ステップ#107はノーマル
表示/セパレート表示切換スタティックキーのキー判別
を行なう。ノーマル表示の場合はステップ#83へ進
み、ディジタル表示データをレジスタREG0の示すメ
モリー値Avt(REG0)のF値セグメントデコード値
に置き換え、ステップ#84〜#87の表示データ出力
処理へ進む。したがって、ノーマル表示の場合は、アナ
ログ表示液晶LCD602の表示内容は変化しないが、
ディジタル表示液晶LCD601はレジスタREG0の
示す番号のメモリー値Avt(REG0)をF値に変換さ
れた値が表示される。ただし、メモリー値が存在しなか
った場合には、測定値が表示されるため、LCD60
2,601は共に変化しない。ステップ#107のキー
判別でセパレート表示の場合は、ステップ#45〜#5
9,#83〜#89へ進みLCD602,601は共に
レジスタREG0の示す番号のメモリー値をF値に変化
した値が表示される。メモリー値が存在しない場合はR
EG0=0となっているので、ノーマル表示と同様に測
定値を表示し、液晶は見かけ上変化しない。ステップ#
90ではキーが離されるのを検出し、次へ進む。したが
って、メモリーリコールキーを押している間は、液晶は
リコールされたメモリーデータを表示し続ける。メモリ
ーリコールキーが離されるとステップ#91へ進み、表
示をもとの測定値データの表示にもどすための処理ルー
チンへ移る。そのためにステップ#91では、それまで
の処理がメモリーリコールの処理であったかどうかをフ
ラッグRCFによって判別する。メモリーリコールキー
により処理を開始し、ステップ#91に至った場合、フ
ラッグRCFはステップ#103で1にセットされた状
態を保っているので、必ずステップ#108へ分岐す
る。ステップ#108は次回のメモリーリコールキーが
押された時に表示するメモリーデータの番号(REG
7)−1をレジスタREG7に納める。ステップ#10
9ではメモリーリコール処理の終了したことを示すた
め、フラッグRCFを0にリセットし、ステップ#39
−1へ進む。ステップ#39−1では、メモリーデータ
の番号が納められていたレジスタREG0を測定値の番
号0に置き換え、再びステップ#39−2〜#90のル
ーチンを通すことにより、液晶の表示内容を測定値の表
示にもどしている。この後ステップ#91に至ると、フ
ラッグRCFは0であるから、ステップ#92〜#93
へ進み、プログラムは停止し、割込み待ちとなる。
露出時間設定ダイヤル、フラッシュ光量比設定ダイヤル
あるいはフィルム感度設定ダイヤルのいずれかのデータ
変更がなされたとき、CPU100の割込端子INT2
に割込み信号が入力され、CPU100の割込フラッグ
がセットされる。CPU100が停止状態であれば、直
ちにステップ#95以降の設定データ変更処理ルーチン
へ進むが、CPU100が何らかの処理の実行中で割込
禁止状態であると、処理の終了後に割込フラッグがチェ
ックされ、ステップ#95以降の設定データの変更処理
を行なう。ステップ#96は処理作業中の割込信号によ
り、処理が中断されることを禁止する。ステップ#97
〜#102では設定変更されたデータを読み込む。その
後は測定スタートキー処理ルーチンのステップ#30へ
進む。ステップ#30〜#38により、測定値は変更さ
れた設定データを用いて計算をやり直し、ステップ#3
9−1〜#83の表示データへの変換、ステップ#84
〜#89の表示データ出力、ステップ#90のキーOF
F待ち、ステップ#91のフラッグ判別、ステップ#9
2の割込許可を行ないプログラム停止へ移る。
第14図(d)のステップ#49〜#59の処理である相
対スケールセパレート表示において表示ドットの重複が
生じた場合のデータ処理の具体例を以下に示す。ここ
で、便宜上表示ドット数を5ビツトとして説明する。ま
た、ドットのピツチを0.5Evとする。
SP(1)<0.5Evの場合(トータル光に応じた
適正絞り値とフラッシュ光に応じた適正絞り値がほぼ等
しい) 以上の処理の結果、レジスタREG1の内容は(101
00)、レジスタREG2の内容は(10000)とな
り、レジスタREG1,2の第1ビツト目が定常光に応
じた適正絞り値の表示ドットに相当し、レジスタREG
1,2がともに1で、LCD602においてこの表示ド
ットは点灯を保持して点滅しない。また、レジスタRE
G1,2の3ビツト目がトータル光に応じた適正絞り値
とフラッシュ光に応じた適正絞り値とが重複した表示ド
ットに相当し、レジスタREG1が1でレジスタREG
2が0であり、LCD602においてこの表示ドットは
点滅する。
SP(2)<0.5Evの場合(トータル光に応じた
適正絞り値と定常光に応じた適正絞り値がほぼ等しい) 以上の処理の結果、レジスタREG1の内容は(101
00)、レジスタREG2の内容は(00100)とな
り、レジスタREG1,2の第1ビツト目がフラッシュ
光に応じた適正絞り値の表示ドットに相当し、レジスタ
REG1が1でレジスタREG2が0であり、LCD6
02において表示ドットは点滅する。また、レジスタR
EG1,2の3ビツト目がトータル光に応じた適正絞り
値と定常光に応じた適正絞り値とが重複した表示ドット
に相当し、レジスタREG1,2がともに1で、LCD
602においてこの表示ドットは点灯を保持して点滅し
ない。
SP(1)≒SP(2)の場合(フラッシュ光に応じ
た適正絞り値と定常光に応じた適正絞り値がほぼ等し
い) 以上の処理の結果、レジスタREG1の内容は(011
00)、レジスタREG2の内容は(00100)とな
り、レジスタREG1,2の第2ビツト目がフラッシュ
光に応じた適正絞り値と定常光に応じた適正絞り値とが
重複した表示ドットに相当し、レジスタREG1が1で
レジスタREG2が0であり、LCD602においてこ
の表示ドットは点滅する。また、レジスタREG1,2
の3ビツト目がトータル光に応じた適正絞り値の表示ド
ットに相当し、レジスタ1,2がともに1で、LCD6
02においてこの表示ドットは点灯を保持して点滅しな
い。
第15図は、本発明の第2の実施例に関するフローチャ
ートである。第2の実施例では上述の第1の実施例にお
けるフラッシュ光測光及び定常光測光の処理のみが変更
されているので、変更部分のみ図示した。第2の実施例
全体としては、第14図(a)のステップ#4から第14
図(b)のステップ#24までを第15図のステップ#2
01からステップ#217に置換して理解すればよい。
測光スタートキーが押されたことを判断すると、CPU
は外部設定された露出時間Tvs,フィルム感度Sv及び
フラッシュ光量比Gvを読み込む。ステップ#206で
出力ポートO1,O2,O3を制御し、フラッシュ光測
光を開始する。ステップ#207のWAIT3は、ステ
ップ#200の露出時間設定で設定された時間だけ、時
間待ちを行なう。これにより、第2の実施例は露出時間
設定された時間で、フラッシュ光測光を行なうことにな
る。ステップ#208から#216までは、第1の実施
例のステップ#6からステップ#14までと同じ処理を
示しているため、ここでは説明を省く。また、ステップ
#201〜#205で露出時間、フィルム感度及びフラ
ッシュ光量比の各設定を行なっているので、第1の実施
例のステップ#16〜#20に対応するステップはな
い。ステップ#217からステップ#220は、定常光
を含むフラッシュ光の対数積分光量Q′vtから定常光光
量Q′vaとフラッシュ光量Q′vfに分離する計算ルーチ
ンである。Q′vtは露出時間設定で設定された時間で測
定しているため、ステップ#217では、フラッシュ光
を測定した時間と同一時間で得られるべき定常光光量
Q′vaを算出している。ステップ#218以下の計算は
第1の実施例のステップ#22〜#24で説明している
ので省く。
第1の実施例でのフラッシュ光の測定時間は2−Tvc
一定時間である。この時間は、フラッシュ光が発光を開
始してから発光しなくなるまでの時間よりも長い時間に
設定されている。そのため、フラッシュ光がまだ発光し
続けているような高速のシャッター速度に設定すると誤
差を生じることになる。一方、第2の実施例は、設定時
間による実時間測定であるため、フラッシュ光がまだ発
光し続けているような高速シャッター速度におけるフラ
ッシュ光の測定に際し、第1の実施例と異なり、測定誤
差を含まない測定が可能である。
第16図は、フラッシュ光測光及び定常光測光の処理の
第3の実施例に関するものであり、第2実施例と同様に
して変更部分のみのフローチャートを示す。この実施例
は露出時間設定が一定時間2−Tvcよりも高速側に設定
されている場合には、設定時間により、フラッシュ光を
実時間測光し、時間2−Tvcよりも低速側では2−Tvc
なる一定時間でフラッシュ光測光を行なうものである。
この実施例では、フラッシュ光が発光し続けているよう
な高速シャッター速度を設定した場合、測定誤差を生じ
ることがなく、しかも低速シャッター速度を設定した場
合においては第2の実施例と同様にして不要な長時間測
定を行わないために、瞬時測定が可能となる。第16図
中、ステップ#307よりステップ#309では、露出
時間設定が2−Tvcよりも高速側か低速側かを判定し
て、2−Tvcより露出時間設定が高速側、つまりTvs≧
Tvcの場合には、露出時間設定に従った時間だけ、WA
IT3により時間待ちを行う。これにより、露出時間設
定された時間でフラッシュ光測光が行われる。2−Tvc
より露出時間設定が低速側、つまりTvs<Tvcの場合に
は、WAIT1により、2−Tvcなる時間だけ時間待ち
する。これにより、2−Tvcの時間でフラッシュ光測光
が行われるステップ#319からステップ#321で
は、フラッシュ光測光を行った時間での定常光光量Q′
vaを算出している。その他の処理は、第2の実施例と同
じであるので省略する。
第1B図は、本発明の測光装置の別の実施例を示してい
る。
測光回路1001、露出時間設定装置102、ISO設定装置1
03、相対Gナンバ設定装置104からの入力が演算回路105
に印加され、第1A図に示したものと同様の動作で露出
情報を示す8ビツトのディジタルデータを演算する。
相対Gナンバ設定装置104は、設定情報を記憶する8ビ
ツトのパルスカウンタと、パルス発振器106と、Gナン
バ操作に応じて閉じるGNO設定スイッチSW20と、そ
のスイッチSW20の閉成によりパルス発振器106のパル
スをカウンタ107へ入力させるゲートG1およびゲート
G2と、設定ピツチ選択スイッチSW21とを備えてい
る。スイッチSW21が開いているときゲートG1が閉じ
るとともにゲートG2が開き、スイッチSW21が閉じて
いるときゲートG1が開くとともにゲートG2が閉じ
る。ゲートG1の出力端子はカウンタ107の最下位桁の
ビツトに接続され、一方、ゲートG2の出力端子はそれ
より1つ上位の第2桁のビツトに接続されており、ゲー
トG2からパルスが入力されたときは、ゲートG1から
同数のパルスが入力されたときに比べて、たとえば2倍
のピツチでカウンタの設定相対Gナンバが変更される。
このような設定装置においては、1/2Ev毎のピツチの
大きい(大まかな)設定値でも良いから素早く設定した
いときは、スイッチSW21を開いた状態でスイッチS
W20を操作し、1/4Ev毎のピツチの細かい設定を行な
いたいときは、スイッチSW21を閉じた状態でスイッチ
SW20を操作すればよい。
表示装置2は、1Ev単位の絞り値および1/10Ev単位
の端数を表示するディジタル表示部1010と、ドット表示
部1011、第1スケール表示部1012および第2スケール表
示部1013を有するアナログスケール表示部とを備えてい
る。第1および第2スケール表示部は、ともに、絞り値
を示すスケールを有し、第2スケールにおいて1Evに
相当する長さは、第1スケールにおいて1Evに相当す
る長さの2倍に形成されている。
スイッチSW21の閉成時、切換装置1015は第1スケール
表示部1012を表示状態にし、デコーダ1014は第1スケー
ルにより表示すべき絞り値に対応付けらろたドットを表
示状態にする。スイッチSW21の開放時、切換装置1015
は第2スケール表示部を表示状態にし、切換装置1015は
第2スケールにより表示すべき絞り値に対応付けられた
ドットを表示状態にする。
この表示装置において、スイッチSW20とSW21とをO
N,OFFすると、第1スケール1012を用いたレンジの
広い表示および第2スケール1013を用いた細かい絞り値
の表示可能となり、特に第2スケール1013の使用でピツ
チの細かい設定を行なうときにも、アナログスケール上
でピツチ毎の設定値の変化を確認できる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、同一の表示装置におい
て限られた数のドット表示を有効に利用することで、大
まかなデータでよいから広い範囲でデータを表示したい
場合や、狭い範囲でよいから細かい精度でデータを読み
取りたい場合などの異なる使用目的に応じて、使用者が
表示の分解精度及び表示範囲を選択することができるの
で、極めて使い勝手のよい表示装置を提供することがで
きる。
従って、例えば、第2表示モード選択時に確認したいデ
ータが表示範囲から外れてしまう場合には、第1表示モ
ードを選択すればより広い表示範囲でデータを表示でき
るから、読み取りたいデータが表示されていないといっ
た不都合をかなり軽減することができる。
また、第1表示モード選択時に近似した複数の露出デー
タを同時に表示して、複数のデータ間の厳密な関係(偏
差)が把握できない場合や、その表示分解精度では複数
のデータが1つのデータとして表示されてしまうような
場合には、第2表示モードを選択することによってより
正確にデータを読み取ることができる可能性が高くな
り、所望の情報を使用者が的確に把握することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明の概略構成を示すブロック図、第1
B図は本発明の他の実施例の概略構成を示すブロック
図、第2図(a),(b)、(c)と第5図(a),(b),(c)は被写
体光の測光量を示すグラフ、第3図は被写体の測光位置
を示す図、第4図と第6図は表示部における表示の例を
示す図、第7図は測光装置の外観の一例を示す正面図、
第8図(a),(b),(c),(d),(e)は表示部2の表示の例
を示す図、第9図は測光データから表示データへの変換
の方法を示す図、第10図は表示部2とレジスタとの関
傾を示す図、第11図は本発明の全体構成を示すブロッ
ク図、第12図は測光回路の構成を示す回路図、第13
図は測光回路とCPUとの間の入出力信号の波形を示す
図、第14図(a)〜(h)は本発明の第1実施例の処理手順
を示すフローチャート、第15図は本発明の第2実施例
の処理手順を示すフローチャート、第16図は本発明の
第3実施例の処理手順を示すフローチャートである。 イ……受光部、ロ……積分演算部、ハ,ト,ヌ……定常
光メモリ、ニ,チ,ル,……フラッシュ光量メモリ、ホ
……露出時間設定部、ヘ,リ,ヲ……露出量演算部、ワ
……表示部、1012……第1スケール表示部、1013……第
2スケール表示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定められた複数個のドット表示を所定の間
    隔で配列したドット表示手段と、 上記ドット表示の配列に沿って設けられ、各ドット表示
    を各露出データに対応させるためのスケールを表示する
    手段であって、第1スケールと、上記第1スケールより
    も単位露出値に対応する長さが長い第2スケールとを有
    するスケール表示手段と、複数の露出データを表示する
    ために、表示すべき複数の露出データに対応するドット
    表示を表示状態にするよう上記ドット表示手段を駆動す
    る表示駆動手段と、 上記スケール表示手段の第1スケールを表示する第1表
    示モード、及び、上記スケール表示手段の第2スケール
    を表示する第2表示モードのうちの1つを選択する表示
    モード選択手段と、 上記表示モード選択手段によって、第1表示モードが選
    択されているときには、上記第1スケールを基準にドッ
    ト表示を表示状態にするよう上記表示駆動手段を制御
    し、第2表示モードが選択されているときには、上記第
    2スケールを基準にドット表示を表示状態にするよう上
    記表示駆動手段を制御する制御手段 を備えたことを特徴とする露出情報表示装置。
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